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[ 新書 ]
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新・都市論TOKYO (集英社新書 426B)
・隈 研吾 ・清野 由美
【集英社】
発売日: 2008-01-17
参考価格: 756 円(税込)
販売価格: 756 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 300円〜
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・隈 研吾 ・清野 由美
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カスタマー平均評価: 4
本書の位置づけって? 集英社新書のウェブで全文が読めます(ウェブは図版がカラーで見やすい)。
というか、このウェブでの連載をまとめたのが本書というわけです。
内容は抜群に面白いのですが、身銭を切って買った書籍の内容が
無料で読めるというのは、やはりガッカリしてしまいます…。 題名通り「都市論」を語りつくす良著 建築界の巨匠と「建築マニア」とでも言うべきジャーナリストの対談を中心に、再開発が行われた都市などについて語られた書籍。
私は建築がなんとなくとは言え大好きな人間であり、「都市論」という所に興味を持って購入したが、
対談本というと何かを二人してこき降ろしているような書籍が多いから、少し不安を感じながら読み進めた。
ところが、本書で語られている内容は、建築家・一般人から見た、客観的な、まさに都市論そのものだ。
再開発された都市はどのような経緯で現在のカタチ・環境となったのか、そこに隠された芸術的な背景、金銭的な背景とは何か、
その結果、都市はTOKYOの中でどのような存在となっているのか。
そうした都市論が、余計な主張や近視眼的な批判など無しに、シンプルに語られている。
建築に興味のある方はもちろん、汐留や丸の内・六本木などにオフィスを構える方。なんとなくビルを好きな方。
そうした、建築に造形の無い方でも様々な楽しみ方が出来る良著である。
ただ、減点すべきは他の方もレビューされている、「地図や写真が無い」点。
ビル名と章末の脚注だけではどのビル・地域の話なのか良く分からない点が不便でした。 明快にして軽快 円熟の域に達した建築家と、「普通の市民」代表のジャーナリストが掛け合うようにテンポよく会話するという本です。
東京の話題の再開発スポットを順次取り上げながら、それらの差異を分かりやすく解説し、その背景にある日本的な、あるいはグローバル資本主義の問題をとりあげています。汐留はリスク管理が極端に重視された結果、個別のビルのデザインは優れていても全体計画が機能しなかったこと、六本木ヒルズでは逆に新興の森ビルが道路建設まで手がけたために統一感が出たこと、など、するすると頭に入ってきます。
それにしても、隈研吾氏がこれほど落ち着いた正論家だとは思いませんでした。冷めているのでも、煽るわけでもなく、ただ淡々と分析している。清野さんとの対照もあってか、だいぶ大人な感じです。うまく書けませんが。
その隈氏が最も喜んで語るのが、一つだけとりあげられた異色の町田という展開も良かったです。清野氏がそれを突っ込んで、最先端の建築家の絶望と希望が入り混じったシニシズムだと指摘するのが、この本の結論といえば結論でしょうか。 紹介されたまちに行ってみたくなる 汐留,丸ノ内,六本木ヒルズ,代官山,町田,おまけに北京といったまちを著者 2 人が実際にあるきながら会話した内容を中心として,それに 2 人が文章を足して構成している.文章だけでも 200 ページをこえるボリュームがあり,新書にするには写真を十分にいれるスペースがとれなかったのだとおもうが,会話の文章から情景を想像するのはむずかしい.だからますます,あまりいったことのない場所にはいきたくなる.
丸ノ内や六本木ヒルズは目にうかぶが,東京に住んでいながら汐留や代官山にはほとんどいっていない.うしなわれた同潤会アパートはもはやサンプルしかのこっていないが,ヒルサイドテラスにはまだみるべきものがあるらしい.汐留も反面教師としてみておく価値があるのだろう.今度,時間をつくって,いってみようとおもう.
シャープに、アイロニカルに、東京論
汐留、六本木、代官山・・・
東京の大規模再開発から、東京、都市、社会を鋭く読み解いていく論考。
といっても決して堅苦しいものではなく、
それぞれの町を歩きながらの対談形式が取り入れられており、
その中で、隈研吾の鋭くもアイロニカルな物言いがうまく引き出されており非常に楽しく読める。
汐留、六本木、代官山とホットなスポットから、町田へ。
そして最後は北京へ。
その中で繰り広げられる、隈の都市論、社会論は、知的発見が多く、
これから東京の様々なスポットに対する視点が変わりそう。
エキサイティングな一冊でした。
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[ 単行本 ]
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都市のイメージ
・ケヴィン リンチ
【岩波書店】
発売日: 2007-05
参考価格: 3,780 円(税込)
販売価格: 3,780 円(税込)
Amazonポイント: 37 pt
( 在庫あり。 )
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・ケヴィン リンチ ・Kevin Lynch
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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10+1 No.50 特集=Tokyo Metabolism 2010/50 Years After 1960
・八束 はじめ ・豊川 斎赫 ・菊地 誠 ・中島 直人 ・金子 祐介 ・唯島 友亮 ・レム ・コールハース ・上原 雄史 ・今村 創平
【INAX出版】
発売日: 2008-03-30
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 1,575 円(税込)
Amazonポイント: 15 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 3,000円〜
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・八束 はじめ ・豊川 斎赫 ・菊地 誠 ・中島 直人 ・金子 祐介 ・唯島 友亮 ・レム ・コールハース ・上原 雄史 ・今村 創平
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カスタマー平均評価: 5
建築界の「現代思想」最終号 10+1をもじって、テンプラという親称で呼ばれた建築界の「現代思想」というべき本誌の最終号。
建築から見れば周縁的なテーマの重要性を硬派な論文で問い続けた。建築学と他の諸学の学際性と総合性を余すことなく追求し続けた編集方針は他誌の追従を許さなかった。編集陣の豊かさを裏付ける。教養としての<建築>をも、知的遊戯として書き込んだ。現代建築を代表する海外の建築家も多数参加する同時代性も貴重である。時期が着たら、是非帰ってきて欲しい雑誌である。WEB版は健在。
最終号を飾るに相応しい東京がテーマ。巻末に全50号の目次を付す、これだけを手許において価値がある。部数は限られている、お求めはお早めに。
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[ 雑誌 ]
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Casa BRUTUS (カーサ・ブルータス) 2005年 09月号
【マガジンハウス】
発売日: 2005-08-10
参考価格: 980 円(税込)
販売価格:
中古価格: 590円〜
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カスタマー平均評価: 3.5
全く堅苦しくないです 自分は丹下という建築家について全く知らなかったのですが、パラパラとめくっているだけでいくつも興味深い記事や写真が出てきて何度も立ち止まり、読みふけってしまいました。内容としては全頁にわたって彼が作った建築物や都市計画についての記事が載っているのですが、ページの合間合間に彼と関わり合いのあった人物や、建築家等のコメントや、村上隆等のクリエイターの、彼の偉業をたたえて作った作品が載っていたりして、読んでいて飽きなかったです。
読み終えて、日本にも素晴らしい建築家がいたのだという事がはっきりと感じられました。ひとりの建築家の偉業を多くの人に伝える事は、実際の建築物を見て回ることはもとより、テレビや専門書でも難しいと思います。しかしこのカーサブルータスではわかりやすく、しかも堅苦しくなりがちな内容をおしゃれに仕上げているので、誰にでも楽しめられると思います。 どうでしょう 入門編としてはもちろん5星。 いつもながらカーサさん、やってくれます。 内容については少々の浅さは否めませんが 時折驚くような掘り下げがあります。 だから、専門の人も一度眺めてみる価値はあります。 しかし、何よりも残念なのは、丹下を扱っているにもかかわらず 磯崎の影がまったく感じられないこと。 おそらく本人に拒否されたのでしょうが、 彼の言葉なくして、丹下を語ることはできません。 よって、星2
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[ 単行本 ]
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丹下健三 (現代の建築家)
・丹下 健三
【鹿島出版会】
発売日: 1980-01
参考価格: 4,200 円(税込)
販売価格:
中古価格: 1,750円〜
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・丹下 健三
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カスタマー平均評価: 0
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[ − ]
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伊勢―日本建築の原形 (1962年)
・丹下 健三 ・川添 登 ・渡辺 義雄
【朝日新聞社】
発売日: 1962
参考価格: オープン価格
販売価格:
中古価格: 14,996円〜
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・丹下 健三 ・川添 登 ・渡辺 義雄
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カスタマー平均評価: 0
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[ − ]
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人間と建築―デザインおぼえがき (1970年)
・丹下 健三
【彰国社】
発売日: 1970
参考価格: 924 円(税込)
販売価格:
中古価格: 1,000円〜
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・丹下 健三
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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丹下健三
・丹下 健三 ・藤森 照信
【新建築社】
発売日: 2002-11
参考価格: 29,925 円(税込)
販売価格: 29,925 円(税込)
Amazonポイント: 299 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 43,276円〜
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・丹下 健三 ・藤森 照信
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カスタマー平均評価: 4.5
丹下の集大成 丹下健三の学生時代の設計課題や卒業設計に始まり、戦時下でのデビュー作となったコンペ案、海外での都市計画や東京新都庁舎など近年の作品に至るまでを幅広く紹介。藤森氏による丹下氏からの資料提供やインタビュー、その他かつて丹下事務所に在籍していた著名建築家からの当時の回想インタビューなど、今までに触れることのできなかった内容溢れるまさに丹下健三の集大成。特に広島ピースセンターや東京オリンピックプール、東京計画1960に関してはそれだけで1章使う充実振り。高額ではあるが丹下健三に関する最も充実した著作。 近代建築史の解説として良書 丹下の生い立ちから新都庁舎までの足跡を、藤森が丹下を含めた様々な人々へのインタビューを交えて、丹念に辿って行く。よくありがちな、ただの作品解説書になっておらず、丹下を通してみた近代建築の通史として読んでも差し支えないだけの内容を持っている。ただ、最後に出てくる新都庁舎の章で藤森が、都庁舎を無理に最後の傑作として祭り上げようとしているように読み取れ、その点が鼻につく。卒業制作や戦中の作品、丹下邸など貴重な資料が多く、もっていて損はない一冊。
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[ 大型本 ]
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ペーパー建築模型 東京都庁舎 (ペーパー建築模型)
・丹下健三・都市建築設計研究所 ・光武 利将
【集文社】
発売日: 2002-12
参考価格: 3,045 円(税込)
販売価格: 3,045 円(税込)
Amazonポイント: 30 pt
( 在庫あり。 )
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・丹下健三・都市建築設計研究所 ・光武 利将
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カスタマー平均評価: 0
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[ 大型本 ]
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丹下健三―時代を映した“多面体の巨人”
・日経アーキテクチュア
【日経BP社】
発売日: 2005-05
参考価格: 2,625 円(税込)
販売価格:
中古価格: 3,900円〜
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・日経アーキテクチュア
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カスタマー平均評価: 0
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