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アメリカ大都市の死と生 (SD選書 118)
・ジェーン・ジェコブス
【鹿島出版会】
発売日: 1977-01
参考価格: 2,310 円(税込)
販売価格: 2,310 円(税込)
Amazonポイント: 23 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,278円〜
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・ジェーン・ジェコブス
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カスタマー平均評価: 3
稀代の悪訳、わかりにくさが魅力? 大規模再開発に反対するようなまちづくりの文脈で必ず引用される、都市計画の古典をようやく読んでみる。原書は1961年にロックフェラー財団の研究費を得て発行された。それを当時、メタボリズムの旗手の1人として名声を挙げつつあった故・黒川紀章氏が、エール大学の建築科の学生から話を聞いて手に入れのめり込む。1:都市の特性、2:都市の多様性の条件、3:衰化と退化の原因、4:種々の異なる戦術、の4部構成のうち、1部と2部を7年がかりで翻訳したものが本書だ。
この氏の訳が非常に直訳チックでなかなか頭に入ってこない。しかも話題は米国。残念ながら土地勘がないので、議論の趣旨が肯定的なのか否定的なのか、一読した限りではわからない箇所が多数あった。たとえばこんな具合。「フィラデルフィアのワシントン・スクエアをここ数十年というもの完全に引きついできた変態者たちこそ、この小宇宙だけについていえば、この都市のふるまいの一つの顕著なあらわれである」。わかりにくさ故に、都合の良い解釈を許す幅の広さがあり、それが長きにわたり引用され語り継がれてきたという一面もあるのではないだろうか。 騙されるな。原書は良いが、翻訳書は最悪。 原書の素晴らしさは言うまでもありませんが、翻訳書はその前半部分しか訳しておらず、
また日本語として読めるような文章になっていません。活字も小さく、読みにくいこと
この上なしです。本書を買った方は皆、騙されたと思うでしょう。ケビン・リンチの「都市の
イメージ」は最近改定されたようですが、本書ももう一度翻訳してもらうべきです。
ジェイコブスも黒川紀章も大好きなだけに、出版社には是非お願いしたいと思います。 面白さに、まいりました。 この本は、要塞として都市を考える、あるいは都市を壁で囲うような考え方に対する、最大の批判になっていると思います。「管理社会批判」のようなキーワードで都市を論じたい人には、面白いのではないか。「公」と「私」の関係についても興味深い論点が出ています。もっと様々な論点がそこかしこに散らばっていますし、キーワードだけでは言い尽くせない魅力もあります。現実の多面性を最大限浮き彫りにしようとする文章の中に、ピッタリ表現されるアイデアと、豊富な具体例。これは買いです。 街を見る目が変わります アメリカの大都市(ニューヨークなど)を事例に挙げ、都市のあり方を説く本。 従来のトップダウン型の都市計画、また「田園都市」やコルビュジエの「輝く都市」に対する考え方が示されている。著者は歩道でのコミュニティの重要性を説いたうえで、都市には<多様性>が必要だと主張する。また本書では、都市の街路や地区に多様性を生み出す条件として、1.用途の混合 2.小規模ブロック 3.年代と状態の異なる建物の調和 4.人々の集中 の四つを挙げている。例えば<2.小規模ブロックの必要性>は、『大きなブロック(ブロック=街路により分けられたまとまり)は、決まった人にしか使われない通りを生み、隣の通りの人々と分離し単調になる』といった具合だ(それはつまり多様性を生むためには小さなブロックが有用であるということだ)。著者の主張は明快で説得力がある。 著者の主張は<市民参加のまちづくり>といったボトムアップ型の都市政策と深く関わりをもつだろう。 ぶらぶらと街に出かけたとき、確実に街、街路、公園などが気になるようになる一冊である。
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[ 単行本 ]
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新 共生の思想―世界の新秩序
・黒川 紀章
【徳間書店】
発売日: 1996-03
参考価格: 3,885 円(税込)
販売価格: 3,885 円(税込)
Amazonポイント: 38 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,140円〜
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・黒川 紀章
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カスタマー平均評価: 5
共生の思想の壮大さ 黒川紀章氏による「共生の思想」の集大成。
実際「共生の思想」に関する著書は3種類あり、最初の著書「共生の思想(1987年)」に中間領域論や聖域論が補足され、「意味の生成へ」という新しい章が追加されたものが「改訂版 共生の思想(1991年)」。さらに全体の章の構成を再編成し、これまでの文章にも手を加え、「まえがき」「二十一世紀の世界新秩序としての共生」「機械の時代から生命の時代へ」「経済における共生」「共生の条件」「アブストラクト・シンボリズム」「アジアの共生」という章を新しく追加したのが「新・共生の思想」。
本書の要約は「共生の思想(1987年)」に譲ることにするが、昨年「共生新党」を設立して政界進出を目論んだだけあって、内容の是非は別として「政策」とも言えそうな内容にまで言及されている点は、射程の広さを感じさせる。現代の建築家でここまで広範囲に論じられる者はいないだろうと思わず感心してしまう。
ただ、その思想の壮大さが実際の作品にうまく反映されていないように思うのが誠に残念・・・
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メタボリズムの発想 (1972年)
・黒川 紀章
【白馬出版】
発売日: 1972
参考価格: 788 円(税込)
販売価格:
中古価格: 2,000円〜
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・黒川 紀章
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カスタマー平均評価: 0
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[ 新書 ]
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都市デザイン (1965年) (紀伊国屋新書)
・黒川 紀章
【紀伊国屋書店】
発売日: 1965
参考価格: オープン価格
販売価格:
中古価格: 1,200円〜
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・黒川 紀章
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カスタマー平均評価: 0
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共生の思想―未来を生きぬくライフスタイル
・黒川 紀章
【徳間書店】
発売日: 1987-09
参考価格: 1,529 円(税込)
販売価格:
中古価格: 100円〜
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・黒川 紀章
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カスタマー平均評価: 4
いずれでもないもの=中間領域 昨今、共生新党なる政党をつくり政界進出を目論んでいる?黒川紀章氏の著書。
黒川氏は「共生の思想」という言葉を1979年から使用していると述べており、まず手始めに本人の言葉を幾つか紹介する。
近代主義の合理主義的、二元論的建築に対して、このような(=いずれでもないもの)中間領域を取り込み、魅力と神秘性に満ちた建築を作っていくことが、共生の思想の一つの重要なテーマである。(抜粋)
共生の思想とは、対立を含んだままで両者の関係を作り出すものである。そしてその関係は常に変化する流動的なものでなくてはならない。(抜粋)
本書のテーマは建築的内容が中心となっているが、建築を通して社会全体を広く論じようとする姿勢がうかがえ、冒頭から「タモリ」「研ナオコ」「山田邦子」「明石家さんま」「ビートたけし」の顔写真が大きく取り上げられていることからも推察できる。
近代主義を如何にして超え得るかというテーマに基づいている。黒川氏は近代社会の「工業化による普遍主義」「機能にもとづく分離主義」を批判しつつ、江戸文化の「多義性」やドゥルーズ・ガタリの「リゾーム」、仏教の「唯識論」などを参照しつつ、近代主義を乗り越える思想として「共生の思想」を展開する。
唯識論は近代主義と二元論を乗り越えるための共生の思想のバイブルになりうる(抜粋)
具体的には、「東洋には広場がなく、西洋には道がない」と指摘し、中間領域としての「道」が都市において重要であることを指摘しているのも興味深い。また、渥美和彦氏が提唱する「バイオメーション」(人間の技術であるオートメーションと生物のバイオとの混血が新しい社会の技術になるとする考え)を引き合いに出し、日本社会を「農耕社会→工業化社会→情報化社会→バイオメーション」という流れで把握している点や、通時性(時間の相対化)・共時性(空間の相対化)の導入を提案する発想からは、「代謝建築論」を提唱する菊竹氏らと活動をともにしていた「メタボリズム」的発想を強く感じる。
ちなみに、日本の建築では、桂離宮と飛雲閣をバロック的として賞賛するとともに、世界の建築家ではアルド・ヴァン・アイク、ジェームズ・スターリング、ルイス・カーンらがもつ両義性を高く評価している。
本書はすでに20年前の著作であり、当時とは社会的状況もかなり変わってきているが、「共生の思想」は今なお有効であるように思う。個人的に最近、様々な関係性に興味を抱きつつ、大乗仏教における「縁起」やアアルトの言う「遊び」という概念に注目しているということもあり、「共生」というキーワードと比較しつつ読み進めることができた。
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[ 単行本 ]
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都市革命―公有から共有へ
・黒川 紀章
【中央公論新社】
発売日: 2006-03
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 1,680 円(税込)
Amazonポイント: 16 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 428円〜
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・黒川 紀章
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カスタマー平均評価: 5
「都市の時代」“創造性”こそパワ?の源泉 ■20年ほど前、まだ「共生」という言葉が耳慣れないとき、
この著者の考えにとても感銘を受けた記憶があります。
今またこの書に出会い、
「機械の時代」「経済性の時代」から「生命の時代」「創造性の時代」へと
パラダイム(理論的枠組)転換が進む中で、
都市論にとどまらず、いろいろ貴重な示唆をいただきました。
建築家としての思索の広さと深さを感じさせる一冊です。
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[ 単行本 ]
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都市の地球学
・石井 和紘 ・槇 文彦 ・原 広司 ・黒川 紀章
【ウェッジ】
発売日: 2003-09
参考価格: 2,730 円(税込)
販売価格: 2,730 円(税込)
Amazonポイント: 27 pt
( 通常5〜7日以内に発送 )
中古価格: 681円〜
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・石井 和紘 ・槇 文彦 ・原 広司 ・黒川 紀章
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カスタマー平均評価: 4
時代を担って。 原さんに興味があって読みました。
内容は石井和紘、槇文彦、原広司、黒川紀章の4人が都市観を語るというものです。
序文の「都市とは、人間圏そのものである。都市のありようを考えることは、
人間がたどった「二十世紀」を探るために重要な手段だといえる。
そしてその人間圏は地球圏の中にある」という部分はまさにこの本の
内容を表していると思います。
建築を通して都市というものを見てきた建築家たちの視点が書かれています。
それぞれの建築家たちの見てきたものやこれからを感じさせる部分もあり興味深かったです。
黒川さんは相変わらずの語り口で。。
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未来を創造する建築黒川紀章 (1969年)
・黒川 紀章
【ノーベル書房】
発売日: 1969
参考価格: 19 円(税込)
販売価格:
中古価格: 3,600円〜
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・黒川 紀章
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カスタマー平均評価: 0
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[ 新書 ]
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ホモ・モーベンス―都市と人間の未来 (1969年) (中公新書)
・黒川 紀章
【中央公論社】
発売日: 1969
参考価格: 210 円(税込)
販売価格:
中古価格: 480円〜
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・黒川 紀章
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カスタマー平均評価: 0
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[ 雑誌 ]
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『12 Architects, 12 Projects 2007』 DETAIL JAPAN (ディーテイル・ジャパン) 2007年 10月号 [雑誌]
【リード・ビジネス・インフォメーション】
発売日: 2007-09-28
参考価格: 2,310 円(税込)
販売価格: 2,310 円(税込)
( 在庫あり。 )
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カスタマー平均評価: 0
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