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腑抜けども、悲しみの愛を見せろ [DVD]
・佐藤江梨子 ・佐津川愛美 ・永作博美 ・永瀬正敏 ・土佐信道
【アミューズソフトエンタテインメント】
発売日: 2008-02-22
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 3,416 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 2,285円〜
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・佐藤江梨子 ・佐津川愛美 ・永作博美 ・永瀬正敏 ・土佐信道
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カスタマー平均評価: 4
タイトルがまず、いい クライマックスの流れがちょっとグダグダなのが残念でしたが、
(個人的には清深が最後で姉を切り捨てる終わり方でもいいのではと思った。
もう姉がいなくとも、世の中のグロテスクを描き出せる勇気と目を持っているのだから・・・。
この先の姉の存在は退屈なものに思えてしまうのである。)
それぞれの役者の演技が本当に良かった。ちょっと驚き。
全てのキャラが立っていた。
佐藤江梨子さんの抜群のスタイルが絵的にも何とも説得力がある。
劇中の呪みちるさんによる漫画がとにかく素晴らしいです。 パワーバランスに変化なし 永瀬君演じるお兄ちゃんが、大火傷してでも生き延びていたら、この映画は名作になったことでしょう。が、ただひたすら家族が減っていくのみ、では、単にTVの昼メロのダイジェストを映画化しただけ、のように見えてしまう。今時、東京に行って大成功するぞーなんて。そんな話はバブル崩壊前に映画化してほしい。今の東京にト―キョウズ・ドリームなんて、あるようには思えないんだけど?
妹の方、マンガを描く才能はあるらしいが、今後も身内のことしか題材にできないようなら、早晩行き詰まって、姉と同じような経過をたどるのは、目に見えていますねえ。でももう、逃げ込める家はなくなった。だから、結局は姉の後ろを追いかけるしかないんですね。妹は姉を描いて原稿料をもらい、姉はずうーっと、その原稿料を妹にせびり続けるんでしょうねえ。
これもひとつの共存共栄のカタチ、ですか。なるほどぉ。
気分悪い映画、に同意 映画としては申し分なく、素晴らしい作品だと思う。各俳優陣の演技も良かった。ただ、観ている最中は苦しかった。勘違いではあるが女優になる夢を信じて突き進もうとする姉、妹に頭の上がらない兄、虐げられてなおいい人であろうとする兄嫁、陰湿に苛め抜かれる妹。ブラックコメディとわかっていても笑えない、自分までも追い詰められる心境になるのは誰の立場に立っているのだろう。映画って地雷のようだと思う。観ない事にはそれが自分に合っているかいないかわからない。多分私がひ弱なんだろう、楽しんで観れる作品ではない。姉と二人で視なくて良かった。ずっと昔の姉との確執をありありと思い出してしまったのも苦しくなった原因だな。あくまで個人的な事だが。 どうとも言えない 平均高い評価を受けるこの映画。『面白いと思うのは人それぞれ』である事を普通の2、3倍は感じさせる映画だと思いました。演じる役者全員体当たりを感じさせてくれますね。「生傷作ろうが関係ない」って具合に。ただね?この映画は「人間関係」を題材にした群像映画を意識するのではなく、どんな人も持つ心理の闇を、これでもかっ!とオーバーに表面化させた「ブラックユーモア」な映画として観た方が良いと思います。この映画のタイトルになっている「腑抜け」とは、恐らく登場人物全員に当てはまっていると思います。所詮は自分が可愛い集まり、それでいて誰かが居ないとほぼ何も出来ない「ろくでなし」…自分以外の人間に依存しなければ生きていけない皮肉さ…。それは「家族」「恋人同士」「仲間」「友達」「知人」…人が集まり織り成すあらゆる人間関係にも言える事、この映画はその辺を指摘して下さいますね?。理論的に感想述べればこんなものです。個人的には、気分悪い映画だった。カンヌで受けたからって、その映画が全日本人に受ける訳無いのは、当然じゃありませんか?。カンヌで受けたから観る…直接的にも間接的にも、つくづく日本人は「海外ブランド」が好きだし、「海外の評価」にすぐにでも乗るのが好きなんですから(汗/苦笑) 壮絶な姉妹ゲンカを描いたブラックコメディ 2007年度キネマ旬報のベストテンの第10位だったし、最近何かと話題の元ribbonのあの人が怪演しているということで、興味を持ち観てみた。元々、この作品は戯曲のために書かれたという。これが舞台ってどんな舞台だっ、と突っ込みたくなるような、壮絶な姉妹ゲンカを描いたブラックコメディ。
自称女優の和合澄伽。自意識過剰でプライドが高く、高飛車。自分が魅力あると疑わない人物である。その妹、和合清深。両親の死をきっかけに東京から戻ってきた澄伽だったが、執拗に清深をいじめるのである。実はこの二人の間には、過去に因縁があったのだ。そしてはじまる周囲を巻き込んだ壮絶なる姉妹ゲンカ。その先にあるものは。。といった、まぁ、ひと言で言えば姉妹ゲンカを観る映画だ。
和合澄伽を演じる佐藤江梨子はまさにはまり役。そこそこ体当たりな演技も評価できる。和合清深を演じる佐津川愛美もなかなかのはまり役で、それでいてカワイイので佐藤江梨子がちょっと引き立て役にになっちゃってた。やっぱ、若さってのは怖いね。。また、永作博美の怪演もみものである。どこかずれている人を見事に演じていた。永瀬正敏もよかったし、どの人をとっても、一癖も二癖もあるキャラクターを見事に演じきった。谷川昭一朗のヤクザなおっさんっぷりも笑えた。
ブラックコメディとして観ないと笑えないという、秀作である。
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[ DVD ]
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嫌われ松子の一生 通常版 [DVD]
・中谷美紀 ・瑛太 ・伊勢谷友介 ・香川照之 ・市川実日子
【アミューズソフトエンタテインメント】
発売日: 2006-11-17
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 3,178 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 780円〜
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・中谷美紀 ・瑛太 ・伊勢谷友介 ・香川照之 ・市川実日子 ・山田宗樹 ・中島哲也
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カスタマー平均評価: 4
深い深い作品 中谷美紀の体当たりの演技もさることながら、映像・演出テクニック共にさえていて、とても考えさせられる作品でした。一見おちゃらけた作品にも見えるが、人生の深い深いところが描かれた深い作品だと思いました。 素晴らしい!が、見る人を選ぶ映画でもある。 個人的には満点。
これほど迫力のある映画は久しぶり。
映画の力、というものを改めて実感した。
しかも、ミュージカル、と思わせない構成力。
キャストと脚本と音楽と、構成、全てがバランスよくつなぎ合せられて、この傑作が誕生したのでしょう。
しかし、撮影は大変だったろうな、と観てもわかるほど。
特に主演の中谷美紀。
最初のクドカンからして暴力受けまくり。
血は流すわ体は売るわ、でもとにかく人生が前向きに見えるから
不思議。
下妻物語ほど単純ではないものの、
根底にあるのは同じ「女の一生」
それをさまざまと見せ付けられる2時間でした。
それにしても脇役を豪華に使ってましたねぇ。
それを見つける楽しさもありましたけど。
しかし、他のレビューでもあるように、受け付けない人はまったく受け付けられないと思う。
ある意味、見る人を選ぶ映画。
しかし数年にあるかないか、というほどの傑作です。 よくわからなかったし、DVは吐き気がします。 中谷さんは凄い女優さんだと思いました。しかし、お話の内容が私にはピンと来ず、人生を語るなら何もこんな話でなくてもいいと思いました。松子が殴られるDVシーンは吐き気がしました。この映画を良いというと、DVがいいみたいに思われそうなので私はダメです。日本は暴力シーンに無関心すぎで恐ろしい。 不快な映画 テレビの再放送を見たのですが。
主人公の松子は「生きる意味や価値」を人知れずに垣間見て
死んでいくような、最後になんらかの「救い」あると思ったら、全くなんにもない。
これは反面教師映像なのだろうか、にしては途中途中でこざかしい編集や演出で現実(シビア)から逃げてる。
本人の行動で不運を招いているならば。そこから逃げ出す術を知恵をしぼればいいのに、思考停止&自暴自棄になる、典型的なダメ人間を死後美化させるようなあきれた作品 悲しみ世根治には 人の不幸はとても美味しいと感じる人にはぴったりではないでしょうか。
純粋に自由に生きて、どんどん道を踏み外していく様は、なんとかわいそうなんだろうか。
ネガティブな自分は、これをひと事だとは思えなく、心が締め付けられるようでした。
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[ DVD ]
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ファンシイダンス [DVD]
・本木雅弘 ・鈴木保奈美 ・大沢健 ・田口浩正
【角川エンタテインメント】
発売日: 2005-04-08
参考価格: 4,935 円(税込)
販売価格: 4,242 円(税込)
( 在庫あり。 )
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・本木雅弘 ・鈴木保奈美 ・大沢健 ・田口浩正 ・岡野玲子 ・周防正行
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カスタマー平均評価: 4
面白い。 なかなか知ることのないお坊さんの修行という興味深い内容。この宗の修行は、非常に厳しいらしいがこの作品では面白おかしくコミカルに描かれていて終始笑って見てしまった。 筋肉少女帯の大槻ケンヂが出ている 周防正行監督の一般映画デビュー作、彼の作品の中では一番好きです。 この監督は、以降、HOWTOものの作品を多く作りましたが 私は、『ファンシーダンス』が一番好きです。登場人物もかなり 変わった人が出ていて、たとえば、坊さん修行にでる主人公陽平 (本木雅弘)と筋肉少女帯の大槻ケンヂのからみで、 大槻ケンヂがわけのわからない造語を喋るあたりも好きです。 主人公と仲間達がお寺での厳しい修行の中で人間として成長し 浮ついた青年から大人へと変貌していく過程をコミカル に描かれていて、文句なしに楽しい作品です。 修行の成果をためされる問答の時、婚約者にキスされ 醜態をさらしてしまいますが、修行とはなったと思った ときが始まりなのかもしれません。 一般の人には知りえないお寺の生活にとても興味が 引かれる作品です。 もっくん 周防監督作品で、Shall We Dance? がヒットするまでの実績の一つでしょう。 高校のときに深夜枠のテレビ放映で観たと思うが、きちんと観たことが無いのでツタヤで調達。脚本や監督の腕に関しては教養の無い小職には評価対象になりませんが、モックンがカッコ良くもお茶目なキャラクターなので、はまります。 最初はやる気の無いモックンもお寺のイベントの主役の一人に選ばれて、本格的な修行僧となり、ほかの修行僧のリーダー的な存在になってゆく展開は、「ちゃらんぽらんに生きるのではなく、どこかで気合を入れてふんばる時期が必ず来るんだ」というような戒めを感じました。 マニアック マニアックなB級映画。 出演者の皆さんのファッションや、音楽のセンスの田舎臭さに、笑いを通り越して愕然とさせられる。 でも、当時はあれが最先端のかっこいいファッションだったのだろうか? だとすれば、いまだに古さを感じさせないお坊さんの格好って、すごい。伝統を馬鹿にするべからず。 ということを考えさせられた。 『シコふんじゃった。』も観れば☆+a 山深い寺で修行する若者達の織り成す「お坊さんコメディー」。 本来のお寺のイメージといえば「厳格な修行の場」という感じでしたが、 この作品を観ると、お寺って本当は面白い所なんだな〜 なんて思わされてしまう。 修行のために寺に行くのにウォークマンを持っていく若者を演ずる、 本木雅弘のシュールでばかばかしい演技がとてもよかった。 このレビューのタイトルにある『シコふんじゃった。』は同じく周防監督の作品で、 主要人物を演ずる俳優がほとんどそのまま受け継がれている。 そちらの方も観ると、より一層周防監督のノリにひたれるので、 余裕があれば両方共に購入することをおすすめします。
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[ DVD ]
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伊丹十三DVDコレクション お葬式
・山崎努 ・宮本信子 ・菅井きん ・大滝秀治 ・津川雅彦
【ジェネオン エンタテインメント】
発売日: 2005-08-24
参考価格: 4,935 円(税込)
販売価格: 4,242 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 2,300円〜
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・山崎努 ・宮本信子 ・菅井きん ・大滝秀治 ・津川雅彦 ・伊丹十三
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カスタマー平均評価: 4.5
伊丹監督は天才です。 面白い。ただひたすらに面白いですよ。
これが伊丹監督のデビュー作だと言うんだから驚きですね。もうすでに、あのくどくてナンセンスでシュールな伊丹演出が完成しています。最近の邦画やドラマしか知らない若い世代の人や外国の人に大いに観てもらいたいですね! これが天才伊丹の『お葬式』ですよ。生きていてほしかったのに‥ 伊丹十三、51歳で監督デビュー作品。1984年のことだった。まことに斬新であった。
デビュー作を「お葬式」にしたというのは、天才ならではのこと。おのれの人生において体験したことを一気にまとめ上げ、映画の脚本に昇華してしまうとはすごい。
「お葬式」ほど、面白い場は無いと言っていい。故人をとりまく「ただ今 生きている人間たち」の人間模様が露骨に見える場である。
伊丹の「お葬式」は、あれやこれや入り乱れ。しかし、大人達。チャンとつじつまを最後は合わせている。
登場人物は、まさしく新鮮。山崎努、宮本信子は当然若かった。故人となった江戸屋猫八、笠知衆も出てくる。懐かしい。
しずしずと時間軸にそって話しは進んでいくのだが。時には思い切った話しも挿入。夫と愛人のあられもない場面や、したたかな葬儀屋と坊主を揶揄したり。長い御経に参列者のしびれる足の動きをしっかりと描写したり、御経がスピーカーで外に流れる仕組みをしつこく追ったりとなかなか芸が細かい。
これだけ様々な角度からとらえる伊丹の目は、彼自身の体験してきた「お葬式」の集大成なのだ。観る方も大変。
伊丹十三は大島渚監督『日本春歌考』(1967年)で60年安保世代の高校教師役を演じた。
「あの男は既に死んでいたのだ」と、愛人に言わせたりした大島の映画は、伊丹は『60年世代』のインテリの象徴としてとらえるようになった。60年安保のとき、彼は27歳。
その彼が、突如 映画監督になった。
新しい時代の到来を予感させたが、その期待通りになった。
以後、彼のつくる作品は常に新鮮であった。
天才伊丹の監督デビュー作として最高。
今、私は自らの問題として「お葬式」を観るようになっている。
「お葬式」はヤッパリ人生において出会う大きな問題なのだ。
伊丹は64歳で死去。今、生きていてもまだ75歳。伊丹十三は現役でいてほしかった。
あらためて、この作品を観て、そう思った。 本当の日本のお葬式の風景 お葬式でのスピーチを練習している風景、葬儀屋さんとの打ち合わせ、数珠の購入、など、日本のお葬式の風景を醒めた視点から描いている。特に好きなシーンは、参加者が撮影したという設定の白黒のところです。式の準備が一通り終わって、しばらくぶりに再会した親戚の女性たちが楽しそうに屋根に登る。亡くなった老人の奥さんまで子供みたいにはしゃいでいる。確かに、葬式では久しぶりの親戚との再会が妙になつかしくもあり楽しくもあるものです。ただ、音としてはバッハの音楽だけが流れていて、なんとも物悲しい。こんなに楽しくて悲しい映像が他にあるだろうか。 高瀬春奈の下半身ヌードにぶっ飛ぶ 「お葬式」というテーマだけで、飽くことなく2時間強ももたせてしまう素晴らしい映画です。
香典が風で飛ばされてしまうのは、やり過ぎのような気はしましたが、随所に見られる大人の
反応や行動は、どれもありがちで思わず笑ってしまいます。
大人の社会を知らない子供たちには、面白くないかもしれません。
しかし、この映画の一番のハイライトになってしまった高瀬春奈の下半身ヌードはいろいろな
意味で衝撃的でした。
土壇場での人間の本質を鋭くついた内容! この映画で最初に驚いたのが『お葬式』というタイトル! 殆ど映画そのものの題材にはしなかったであろう葬式を見事に伊丹監督は描いている。舞台となった住宅も自分の家で撮影。それにしても雨の中、棺桶を数人がかりで階段から降ろす場面や風で香典が舞い上がる場面。正座して足のシビれをひたすら我慢の滑稽さ!人間の本質や本音を鋭く描いた秀作だと思います。
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[ Blu-ray ]
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ザ・マジックアワー [Blu-ray]
・佐藤浩市 ・妻夫木聡 ・深津絵里 ・綾瀬はるか ・西田敏行
【ポニーキャニオン】
発売日: 2008-12-03
参考価格: 7,035 円(税込)
販売価格: 5,226 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 3,938円〜
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・佐藤浩市 ・妻夫木聡 ・深津絵里 ・綾瀬はるか ・西田敏行
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カスタマー平均評価: 4
映画は文句無しの名作なのだが・・・・ この映画は最高に面白い!!
三谷幸喜の作品で1,2を争うレベルなのは間違いない。
そして、超大物俳優を湯水の如く投入出来るのも三谷幸喜の人徳の成せる技なのでしょうか。
映像もブルーレイだけあって、非常に鮮やかで綺麗。この映画がブルーレイで発売されて本当に良かったと思いましたね。
しかし、腹が立ったこともあります。
なぜブルーレイは特典ディスク付きの割高なバージョンしか売っていないのか!?
自分は毎回、基本的に本篇しか見ないので特典ディスクはマジで要らない。
更に腹が立ったのは、特典ディスクがブルーレイではなく、普通のDVDだったこと。
なんか、ブルーレイに関しては悪質な抱き合わせ商法がまかり通っているような気がして仕方がない。
これさえ無ければ、星5つを付けたのですがね?・・・。 映画の楽しさ・懐かしさにあふれた三谷監督の傑作 メイキングで中井貴一が「セットを見て、間違いなくいま一番裕福な組だなと思う」と言っていたが、確かに東宝スタジオにあれだけの街・守加護を作り(美術は種田陽平!)、豪華絢爛な俳優たちを集められる監督は少ない。自虐的なまでにメディア露出を続ける三谷監督は、自身を「もういいよ」と言われるまでさらけ出してでも映画を守る。こういう姿勢に俳優・スタッフたちも信頼を寄せるのだろう。三丁目の夕日のようなセットを作っているが、それも時代へのノスタルジーではなく、あくまで「三船/鶴田の暗黒街シリーズ」へのオマージュであり、いかに監督が映画好きであるかがわかる。だから市川崑監督も喜んで出演したのだろう。佐藤浩市や香川照之は、普段は重厚な演技で魅せる名優だが、香川が佐藤の芝居を見て「今まで積み上げてきたキャリアが、音を立てて崩れ落ちていく・・・」と笑い転げているのをメイキングで観ると、現場の雰囲気も非常に良さそうだ。三谷監督はスタジオ出身ではない。舞台からのキャリアを映画に転化させて、いまや日本最大の映画会社の一番大きなスタジオを借りきれる監督になった。前作まではどことなく芝居がかった場面も多かったが、今回は大満足の仕上がりであり、これからの邦画界のメインストリームに乗ったかな、と思う。誰にでもおススメしたい傑作です。ちなみにブルーレイの画質は圧倒的なので、プレイヤー所有の方には絶対BDバージョンを推します! もう少し頑張れたと… 作品内容は大変良い、一分に三回は笑いますよ!BD仕様の文句です。特典がDVDってどーゆうこと?つまりDVDスペシャルエディションの特典ディスクをそのまんま持ってきたって事じゃないですか!こんなふざけた商法ってありますか?期待を裏切るにも程がある!もっとBD限定特典とか付けい!仕様内容・2008年作品/136分/2層ディスク・1080/24p vc-1・日本語LPCM5.1chsurrounddts-HDMasterAudio6.1ch・音声解説2バージョン収録・日本語、英語字幕収録・特典DVD封入(仕様は「スペシャルエディションと同一」) 2008年 最も笑った映画 観客からは笑い声と拍手喝采。
ギャング物の体をなしているが、その実は「映画」を舞台にしたメタ構造の映画だ。その内容は、陳腐な言い回しになるが、映画への愛に溢れている。
シーンの構成ひとつひとつが、三谷監督からの映画を作るスタッフへ愛情、そして映画俳優とは何かという答えを提示している(元ネタを知っていると楽しめるオマージュのシーンも多い)。最後のスタッフロールの流れ方まで注目して見るべし。
脚本の上手さは三谷作品として十分満足のいくクオリティなのはもちろん、終盤は観客のさらにナナメ上を行く展開。舞台出身らしくシットコムの積み重ねが最後に生きてきて感情を爆発させる。
喜劇王・三谷と同時代に生きていられたことを感謝したい。また、本作では最後の出演作となった市川崑(映画監督役)の姿を見ることができる。 特典映像が生命線‥ ハイビジョン放送をハードディスクにハイビジョン録画できる今となってはブルーレイディスク(特に邦画)の購入の決め手となるのはTV放送では手に入らない「特典映像」だろう。
本品の映像特典はDVDスペシャルエディションと同じであるが、TV地上波で放送されたメイキングや舞台挨拶など特典映像としては弱い気がする。
本作の感想としては‥
映画の醍醐味は観客に「夢」を見させてくれるところ。
現実にはありえない世界や設定をさも「ありえそう」に見せてくれるからのめり込めるのだ。
そうした意味において本作は「つまらなかった‥」の一言に尽きる。
リアリティの欠如は映画としての面白さを失わさせる。
例えばスーパーマンがバスを持ち上げても、それは「スーパーマンだから可能なのだ」と納得できるが、人間が生身でビルの6階から飛び降りて着地したら「あり得ない。つまらない‥」となるだろう。
ザ・マジックアワーにはそんな「あり得なさ」の連発だ。
一例をあげれば道を挟んだ至近距離から狙撃用ライフルで銃撃して薄いドロップ缶の1層だけしか貫通しない銃などない。簡単に人体まで貫通する。
会計係の野戦病院よりも異常に広く、相部屋なのに他に患者がいない病室の不自然さ、フィリピンマフィアが激しい銃撃戦の後でパンチ1つで済ます奇行、ボスの事務所の隣のビルで平然と行われる命がけの不倫、誰にも顔を知られない「伝説の殺し屋」が雇い主やその子分達と普通の店で平然と中華を食べていること。店内で雇い主が「伝説の殺し屋」と店員の前で素性をばらしているし‥。ゴルゴだったら雇い主は殺されていることだろう。
裏切り者を海へ沈める為にアジトの地下でコンクリ詰めをする変なギャング(あんな重量どうやって海まで運ぶのか?)。
このような不自然さは本作にはその他数十はある。
鑑賞中もウンザリ気味だが、キャストの熱演だけが楽しめた。
「ああこれは舞台の演出なんだ‥」と思った。
舞台をそのまま映画にした感じだ。
次回作に期待しています!!!
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[ DVD ]
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チキン・ハート [DVD]
・池内博之 ・忌野清志郎 ・松尾スズキ ・馬渕英里何 ・春木みさよ
【バンダイビジュアル】
発売日: 2003-02-25
参考価格: 5,250 円(税込)
販売価格: 4,680 円(税込)
( 一時的に在庫切れですが、商品が入荷次第配送します。配送予定日がわかり次第Eメールにてお知らせします。商品の代金は発送時に請求いたします。 )
中古価格: 1,300円〜
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・池内博之 ・忌野清志郎 ・松尾スズキ ・馬渕英里何 ・春木みさよ ・清水浩
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カスタマー平均評価: 4.5
ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、何かが起こる。 ダメ人間が、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、ダメじゃなくなるお話。
ダメ人間な僕は、その「ほんのちょっとだけ」感に強く惹かれる。
「ダメ」とは、
「やっちゃいけませんよ」という禁止だったり、
「やめてください」という拒否だったりと様々な形を取る。
登場人物3人はそうやって社会から「ダメ」と言われた人たちだ。
でも彼らが決して醜く見えず、むしろ純粋にすら思えるのは、
その行動をぼんやりと受け止め、そしてただただ一生懸命に行動するからである。
臆病で、過剰に謙虚な彼らのチキン・ハートは、
OLがELTを聴いて共感するかのごとく、
サブカル系人間がCoccoを聞いて安堵するかのように、
僕らダメ男子(だめんずうぉ?か?的な意味でなく)達を癒してくれる。
深夜にだら?っと寝転んで、何度も見たい映画。
ダメ男たちの選ぶ道 なんだか切ないのだけど、ホッとしてしまう作品。 同じアパートに住む、イワ、サダ、マル。 夜は元ボクサーのイワが殴られ屋と扮し、サダとマルは 料金を徴収したりタイムキーパーとして、ダラダラ。 昼間はもっとダラダラ。 そんな3人がなんとなく転機を向かえ、 ダメなりに乗り越えようとするお話。 イワ=池内博之、サダ=忌野清志郎、マル=松尾スズキ。 この3人に加え、アラーキー、岸部一徳だから、 それだけで観たくなるし観る価値がある。 リアルで好きで好きでしょうがない清志郎が 清志郎の良さそのまんまで出てるのがたまらん。 ウソつき、借金まみれ。な自由人。 なのに、言うことに重みがある。 「なんもやってないのに、怒られるんすよ」 「なんもやってないから、怒られるんだよ」 「死んだら星になるって母親が言うから、怖くて星が見れなくなった。 でも、そうなったらいいな、って思う。」 清志郎節、炸裂! (セリフはだいたいなので間違ってるかもだけどだいたい) 音楽がムーンライダーズの鈴木慶一氏で、 とってもよござんした。 静かな感動に包まれました。そして希望がふつふつと・・・。 清志郎、松尾スズキ、宮内というキャスト で面白くないわけがないというメンツ。松 尾スズキが、気弱な営業マンを好演してい たし、清志郎も例によって不思議な男を好 演してる。宮内くんも鬱屈した青年をうま く演じていた。いい映画だ。チキンハー トって、弱気なやつって意味なんだね。 哀しく笑える落ちこぼれの生活 死語のよーな気もするが、全編ペーソスに溢れてる。主人公3人のダメダメぶりが笑える。ダメ人間の再生がモチーフなんだけど、 人生そう簡単にはリターンマッチなんてないんだよ、ってゆー、ほろ苦さも マル。 主人公の配役が秀逸。全員、地そのままじゃないのと疑いたくなる。 社会人失格の3人が合コンに臨むエピソードなんて滑稽と悲惨さにわが身を 振り返って身がすくむ思いがした、のは私だけ? このストーリーに鈴木慶一の音楽。嵌まりすぎだよねー。 話自身もムーンライダースのファンには受けるかも。 人生の負け組みに見えるけど間違ってはないだろう 監督は北野組の一人だった男なのでなんとなく似た雰囲気が出てるかなって感じです。でもこちらのほうが若さと言うか発想の現代っぽさを感じます。出演者も(特にサブの方々)面白い人たちばかりで楽しめます。アラーキーが出てくるとは。殴られ家で日銭を稼ぐ三人が新しい生活を見つけるまでの話。主人公三人のどれかに当てはまる人も多いと思う。もしそれで暗くなっているのなら、景気ずけにこの作品を見てみるのもいいのでは。おススメします。
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[ DVD ]
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亀は意外と速く泳ぐ デラックス版 [DVD]
・上野樹里 ・蒼井優 ・岩松了 ・ふせえり ・要潤
【ジェネオン エンタテインメント】
発売日: 2006-01-25
参考価格: 4,935 円(税込)
販売価格:
中古価格: 3,500円〜
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・上野樹里 ・蒼井優 ・岩松了 ・ふせえり ・要潤 ・三木聡
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カスタマー平均評価: 4
シティボーイズ公演の演出をしていた三木聡監督らしい内容 ゆるい。とにかくゆるい。
大体、町中の階段の手すりの下の方という
転んで見るか、子供目線じゃないと気づかない場所に
「スパイ募集広告」が貼ってあるというイントロで既に観客の心を鷲づかみである。
まさか公園の下があんな風になっていようとは
前半の展開でさっぱり想像できず、このままゆるいまま終了だと思っていた。
「のだめ」で大ブレイクする前の上野樹里が、イイ味出してます。
そして、三木監督と組むいつもの俳優たち(時効警察チーム)も
イイ味を出しまくってます。
シティーボーイズの何とも言えない芝居が好きな人には絶対オススメ!
メイキング・・・というか予告編が
作品内容が全く出てこなくて
亀が池の中を意外と早く泳いでいる映像だけというのがイカしてます!
ふざけすぎです、いい大人がwwww
うらやましいw かめはやばんざい☆ もう何度見たかわかりません。
この映画を見ると、つまらなかった人生がものすごく面白いものになります★
だってスパイ活動なんですから!!! なーんにも起こらないのに、不思議な出来事ばかりの映画 監督がTV出身だけあって、
撮り方、というか、物語の構成がテレビドラマをみてるような感覚でした。
だから、ちょっと私の好みとは違うかなー、と思いつつ、
最後までじっくり楽しんでみてしまいました。
何にも起こらないのに、不思議な出来事ばかりの映画。
一体何???
という本当に表現に苦しむ映画。
もう一つ「ダメジン」でもみてあらためて評価してみたい作品ですね。 最高の脱力系映画です 脱力系の映画です、思いっきり楽しめました。あまり笑ってない方、この映画でリキを入れず笑って下さい。 少し世の中の見方が変わりますよ! 私って存在薄い?私って、何をやってもそこそこ・・・。
そんな風に落ち込んだことのある人に、おすすめ!
・・・私も、そうでした。(笑)
この映画を観て、少し見方が変わりました。
あーあ。。。。。まったく、私は・・・・・。
と、愚痴ってないで見方を変えて、やるだけやってみようと、思えます。
変な世界。
でも、気分爽快。
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[ DVD ]
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人情紙風船 [DVD] COS-031
・中村翫右衛門 ・河原崎長十郎 ・助高屋助蔵 ・市川笑太郎 ・中村鶴蔵
【Cosmo Contents】
発売日: 2007-11-20
参考価格: 1,000 円(税込)
販売価格: 1,000 円(税込)
( 一時的に在庫切れですが、商品が入荷次第配送します。配送予定日がわかり次第Eメールにてお知らせします。商品の代金は発送時に請求いたします。 )
中古価格: 3,500円〜
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・中村翫右衛門 ・河原崎長十郎 ・助高屋助蔵 ・市川笑太郎 ・中村鶴蔵
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カスタマー平均評価: 5
男心に男が惚れるとは、このこと あたしゃ 遊び人の新三(中村翫右衛門)兄ぃに惚れました。
あの心意気、面倒見のよさ、そして潔さ、
今の世の中、あんな男は、もういませんよ。
それにしても、お侍は、つれぇーだろうなぁー、
それに お侍のかみさんも つれぇーだろうなぁー。
切ない傑作 志ん生の落語に出てくるような長屋の住人と、無鉄砲で権力に一泡吹かせるのが好きな髪結いと、亡父の伝手を頼りに権力に取り入って糊膏の道を探そうとする浪人の対比が巧みで、さらに心底分かり合えない夫と妻(男と女)の関係や狡賢く生きる輩も入り混じって、切なく哀しい心を打つ傑作になっていると思います。
監督の山中貞雄が若くして戦死してしまったのは何とも惜しいことですが、この作品を残しただけでも立派です。86分の短めの作品ですが脚本が良く練れていて演出も見事で見ごたえ充分です。 日本映画の最高傑作 傑作です。暗い作品ですが、時代を反映した名作ですね。役者が素晴らしいのと、脚本がよく出来ているのと、演出が見事なのと三拍子揃っています。仕官しようとしている浪人の哀れさ、その奥さんの姿等、現代にも通ずるものがあると思います。時代劇でありながら現代劇のような感動を覚えました。江湖にお薦めします。
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[ DVD ]
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ピーナッツ プレミアム・エディション [DVD]
・内村光良 ・三村マサカズ ・大竹一樹 ・ゴルゴ松本 ・レッド吉田
【ジェネオン エンタテインメント】
発売日: 2006-08-04
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格:
中古価格: 800円〜
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・内村光良 ・三村マサカズ ・大竹一樹 ・ゴルゴ松本 ・レッド吉田 ・内村光良
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カスタマー平均評価: 4.5
内村光良初監督作品。以外にも演技が上手い芸人達に拍手! ウッチャンナンチャンの内村光良初監督作品。期待せずに見たが、以外な掘り出し物。初監督作品にしてはよく出来た作品だ。草野球チーム・ピーナッツで"伝説のサード"と呼ばれた秋吉(内村光良)が地元に帰ってきた。しかし、今のピーナッツは部員もままならない、もはや解散寸前の状態だった。そんな時、街の再開発のためにピーナッツが練習で使っていたグラウンドが取り壊される計画を知ってしまう。秋吉達ピーナッツは、グラウンドの取り壊しを賭けて野球の試合をすることになるのであった。登場人物のほとんどは皆お笑い芸人。さまぁ?ず、ふかわりょう、レッド吉田、ゴルゴなどのお笑い芸人の中でも特に個性的なメンバーがそろっている。演技は駄目だと思っていたが、以外にもみんなうまい(特にさまぁ?ずの大竹)。野球シーンも出演者のほとんどが野球経験者のため、しっかりとした作りになっている。試合の展開は、皆簡単に打ちすぎだと思うが、草野球なので大目に見よう。物語そのものはこれといって目新しいモノはないが、登場人物達の和やかな雰囲気、以外にも演技力がある芸人達のおかげで見応えのある作品に仕上がっている。騙されたと思って見てみたら、以外にも楽しめるそんな作品。エンドロールで流れる出演者達による歌も、オヤジ臭くていい味出してるぞ。 敢えて苦言 なかなか面白かったのですが、みんな絶賛しているので敢えて苦言を。第一に内Pを見ていないと何故こんな配役なのか分かりません。(要するに仲良しの集まり)演技が下手とは言いませんが芸人と役者の差が際立ってしまいました。(メインキャラは芸人)ストーリーもありきたりで途中から展開と結末が予想どおりでした。でも普通に面白く好きな映画なんですけどね。 意外と お笑い番組の延長だろう、程度の期待で見ましたが、とても素直な気取ったところのない映画だと思います。王道を踏みつつ、小さなところでちょっとしたこだわりを見せる、意外と最後まで退屈することなく見れました。厳しい映画ファンには向かないと思います。 愛あればこそ 奇想天外なストーリーではなく、大きな笑いもなく大感動もせず。
ツッコミ入れたい箇所もチラホラ。
演者たちは「演技は下手かも?」ってやつです(笑)
それでも全編通して感じるのは優しさと睦まじさ。
内村さんは人が好きなのだなぁ、と思いました。
内P好きなら購入して損はないかと。映像特典は必見です。
終盤の秋吉と相良のとあるシーンは、三村さんが言っていたように、
内Pと重ね合わせて感じ入ってしまいました。
蛇足ですが、秋吉名義で出版された本を合わせて読むと、
もう少し登場人物たちの感情の流れが読め、無理なく(?)観れるかもしれません。
ゴルゴとレッドとふかわと大竹は良かった いくら軟式球だからとは言え、都市対抗の優勝チームとロートル揃いの急造チームが接戦できるものでしょうか。
笑いも感動も中途半端で、設定だけが奇天烈すぎます。
ウッチャンのコントは好きですが、本作のセンスにはついて行けません。
ふかわりょう氏が作った音楽はいずれも素晴らしいものでした。
演技も上手でした。
事実上の主役とも言うべき三村マサカズ氏は演技の出来にムラがありすぎました。
売れっ子揃いだから無理なのでしょうけれど、良い映画を作りたいのならば
撮影中は他の仕事をすべきではありません。
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[ DVD ]
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茶の味 グッドテイスト・エディション [DVD]
・坂野真弥 ・佐藤貴広 ・浅野忠信 ・手塚理美 ・我修院達也
【レントラックジャパン】
発売日: 2005-02-25
参考価格: 4,935 円(税込)
販売価格: 4,242 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,778円〜
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・坂野真弥 ・佐藤貴広 ・浅野忠信 ・手塚理美 ・我修院達也 ・石井克人 ・石井克人
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カスタマー平均評価: 4.5
春野家の人々 家族模様がおもしろいです。
春野家の人々はそれぞれおもしろいのですが、その家族のつながりがとてもいい。親父のおかしな兄弟たち、で祖父ちゃんはというと、ああなるほど。そんな家族のほのぼのとおもしろい空気が、この映画全体に漂っています。
まさに春の映画ですね。春のふわふわした感じと、個性的な登場人物が奏でる愉快な物語が、みょうに溶け合います。お茶を飲みながらのんびりどうぞ。 … レビューの高さの割には、私にはいっこも面白くありませんでした。冒頭からちょくちょく出て来るCGが目障りだし、なんか、笑わせようというウケ狙いが目について冷めてしまう。(寺島進が立ってるシーンだけ唯一笑えたけど)何より暴力シーンがあまりに酷くて途中で止めました。私が多分この映画の良さをわかってないんでしょうね、この世界に入って行けないし理解もできませんでした。縁側とか古い家屋が出て来る映画は好きなんですが、想像してたような穏やかさとは全然違いましたね。誠に残念です。 石井監督の会心作 「鮫肌?」のポップ感覚を残しつつも、
どこか日本でありながら日本っぽくない、
それでも見た後にほ、っとする、
そんな素晴らしい作品です。
いやー、いい映画みたなぁ、って感じですね。
キャストもみんな自然だし。
確かにどの解説にも「シュール」とありますけど、それほど極端にシュールなわけじゃない。
むしろ、それらが伏線となって、ラストへ収束してゆく。
これは上手い!と思いました。
桜の花びらが舞うシーンから、もう心を鷲づかみ。
この監督、もう完全に私の感性にぴったりです。
ちなみに手塚聡美扮する女性の創った(MADHOUSEの)アニメーション、あれ、大好きです(笑) ほんわか(^^;) 石井監督作品は、鮫肌が最高傑作であることには異論ないはず。あんなに面白い展開はちょとやそっとでは真似できない。パーティ7は、テンション高くてかなり参りました。今度の『茶の味』は、丁度塩梅が良かった。まるで『夢』や『八月の狂詩曲』をかなりモダンに仕掛なおしたような味わいとでも言いましょうか。それにしても、役者の皆さんがドンぴしゃのはまりで何が始まるかと待ちかまえながら観ました。とても、ほのぼのとなりました。とっても大好きな作品です。GOOD_(._.)_ 凄く面白いと思って作ってるんだろうけど。 くすくす、うちわだけで盛り上がりながら作ったんであろう感にうんざり。
CM上りの映画監督共通の弱点である、仲間内だけわかりゃあいい感覚が映画には向かないんでしょうね。とんねるずの番組内でよく聞く、あのスタッフの笑い声がまさに聞こえてきそうです。何をありがたがれというのでしょうね。
長く、ひたすらに長いだけの映画。
暴力を笑いにもっていくのにはパワーだけでなく、伏線、インテリジェンスが必要なはず。
そういう努力が全く無い。何の為にそういうシーンを入れているのか解りません。
本筋に関係ないところでちょくちょく出てくる痛みを伴うシーンがなんか妙に長いのも気分悪いです。
でも高評価なんですね。見てて久しぶりにむかむかした映画でした。
主役の女の子(ナースのお仕事で松下由樹の子供役をしていた)は可愛かったです。
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