売れている本をAmazon売上ランキングで紹介します!

売れてる本☆ランキング

1,500円以上で送料無料! ※一部大型商品を除く     カートをみる |  ヘルプ
新書・文庫
エンターテイメント
ノンフィクション
文学
タレント写真集 実用 暮らし・健康 人文・思想 社会・政治 歴史・地理 ビジネス・経済 コンピュータ


特集
   山本一力
   司馬遼太郎
   東野 圭吾

◇このサイトはAmazon.co.jpと連携しています。ショッピングカートはAmazonのものを利用しています。
◇販売事業者はAmazonとなりますが、商品選定等についてのお問い合わせがありましたら、フッターにありますメールリンクからご連絡下さい。



**お店のPR**
<相互リンク>
AmazonMall0
AmazonMall2
AmazonMall3
AmazonMall4
AmazonMall5
AmazonMall6
AmazonMall7
AmazonMall8
TomatoChips
MensWathch
LadysWatch
ShopResort
PremMarket
PremShop
SavePrice
限定ミッキー腕時計
オイルキャンドル
OMEGA格安
海外ブランド財布格安
グッチ格安
ブルガリ格安
プラダ格安
コーチ格安
お祝いに胡蝶蘭
逸品堂Mens支店
逸品道Ladys支店
羽根布団10点
羽根布団8点
AkiraZon
AmazonMall001
AmazonMall002
AmazonMall003
AyaZon
声優Zon
USBjunky
PC_LIFE
あかちゃんのおもちゃ
エレキギター
電車のおもちゃ
浄水器屋
何でも収納屋
電動工具屋
ラジコン屋
はんこ屋
防災防犯屋
サイエンス屋
ミニカー屋
ケース売り屋
G-SHOCK堂
kinsen.com
usb.kinsen.com
SavePrice

AmazonMall012
AmazonMall013
AmazonMall014
AmazonMall015
AmazonMall016
AmazonMall017
AmazonMall018
オススメ腕時計
オススメ羽根布団
オススメ!ミッキーマウス腕時計
オススメMP3プレーヤー
オススメ美容器具








 

山本一力

  アイテム一覧  
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
晋平の矢立 赤絵の桜―損料屋喜八郎始末控え (文春文庫) 道三堀のさくら (角川文庫) 損料屋喜八郎始末控え (文春文庫) だいこん (光文社文庫) 峠越え (PHP文庫 や 40-1) あかね空 (文春文庫) 蒼龍 (文春文庫) 欅しぐれ (朝日文庫) 山本一力の江戸の品格 (sasaeru文庫 ま 2-1)
晋平の矢立 赤絵の桜―損料屋喜八郎始末控え.. 道三堀のさくら (角川文庫) 損料屋喜八郎始末控え (文春文.. だいこん (光文社文庫) 峠越え (PHP文庫 や 40.. あかね空 (文春文庫) 蒼龍 (文春文庫) 欅しぐれ (朝日文庫) 山本一力の江戸の品格 (sas..


晋平の矢立

[ 単行本 ]
晋平の矢立

・山本一力
【徳間書店】
発売日: 2009-04-16
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 1,680 円(税込)
 Amazonポイント: 16 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 800円〜
晋平の矢立 ※一部大型商品を除く
山本一力
カスタマー平均評価:   0

赤絵の桜―損料屋喜八郎始末控え (文春文庫)

[ 文庫 ]
赤絵の桜―損料屋喜八郎始末控え (文春文庫)

・山本 一力
【文藝春秋】
発売日: 2008-06-10
参考価格: 530 円(税込)
販売価格: 530 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
赤絵の桜―損料屋喜八郎始末控え (文春文庫)
山本 一力
カスタマー平均評価:  5
まず文章が高い品位を保っている
デビュー作とは思えない質の高さを持った傑作、そのシリーズ第二巻。 引き続き読み手にとり難易度は上がるものの、 江戸の息吹を伝える用語を地の文にそのまま使用、 文章が高い品位を保っている。 前作の悪役が主人公の粋を認め、味方に回るなど 多面的な人物設定も物語に深みを与えている。 各々の短編には一幅の絵になる場面が用意されており それらはカラフルに、浮世絵のように、人の心を打つ。 無味乾燥な時代考証をしっかりやりつつ ここまでのエンターテイメント性は そうそう出せるものではない。やはり傑作である。
今回は脇役たちの活躍がメイン
表題作を含め短編5作の構成。 一作目と比べいささか主人公・喜八郎の活躍の場が少ないのが残念では ありますがその分、喜八郎の周囲の人物たちの心温まるストーリーが 全面に散りばめられています。 喜八郎の部下、町飛脚の俊作と元女房・おちずのひょんな再会から 幼い時に生き別れた俊作と17歳になった娘・おまきの再会の 場面はとても感動的でした。 その後物語は展開し俊作とおまきは共に暮らす様になります。 おまきが現代で云うところのハローワーク?に行きそこで知り合った おちょうという女性の口利きで働くことになった蕎麦屋の意地悪な経営者夫婦…。 若干17歳ながらのおまきの心の優しさにもホロッとさせられました。 最後の章は帯にも書かれている喜八郎と江戸屋の女将・秀弥の恋の顛末です。 二人とも30歳を過ぎている大人の恋ですがまるで始めて恋を知り染めた 少年少女みたいに恥じらうもどかしさに周囲の人間たちがヤキモキ…。 まさかの最後の展開に【そういうことだったのかぁ!】と感動! したたかな伊勢屋主人ですが心根は優しい好人物なのです。 一作目に続きお勧めです!
想像を遥かに凌駕する!!
続編の登場を首を長くして待ち臨んでいました。私の中では"喜八郎"の活躍はかなり印象深く、昨今多く思える軽い感じの時代小説とは一線を画す物語に思えたからです。アメリカ映画のような「終わりは全てハッピーエンド」というものではなく、どちらかと言えばフランス映画のように読後に考え込んでしまう部分が自分の中にはありました。続編である本書を読み終えた後の感想もやはり同じ思いです。 今回はどちらかと言えば"伊勢屋"をはじめとしたわき役が主人公です。特に最後の話、「初雪だるま」では、伊勢屋の粋な心遣いが光ります。前編から思えば意外な展開です。 最近アメリカ映画的なもの多く目にするせいか、そうした自分の予想を遥かに凌駕する筋書きの展開にどんどん引き込まれ、一気に読み切ってしまいました。それがもったいなく感じます。少し時間をおいて、もう一度読み返して見るつもりです。その時はきっと今と違った感想を抱いているに違いありません。 時間をおいて何度も楽しめる物語です。良書です!!

道三堀のさくら (角川文庫)

[ 文庫 ]
道三堀のさくら (角川文庫)

・山本 一力
【角川グループパブリッシング】
発売日: 2008-12-25
参考価格: 740 円(税込)
販売価格: 740 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 63円〜
道三堀のさくら (角川文庫)
山本 一力
カスタマー平均評価:   0

損料屋喜八郎始末控え (文春文庫)

[ 文庫 ]
損料屋喜八郎始末控え (文春文庫)

・山本 一力
【文藝春秋】
発売日: 2003-06
参考価格: 610 円(税込)
販売価格: 610 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
損料屋喜八郎始末控え (文春文庫)
山本 一力
カスタマー平均評価:  4.5
デビュー作とは思えない質の高さを持つ傑作。
デビュー作とは思えない質の高さを持つ傑作。 難易度は上がるものの、江戸の息吹を伝える用語を 地の文にそのまま使用、まず文章が高い品位を保っている。 そして文章にある程度硬度を保ちながらも うねりをもってスピーディーに展開する構成が 読者を掴んで離さない。時代物にありがちな 札差=金持ち=悪者という単純な図式を廃した 多面的な人物設定も物語に深みを与えている。 ラストに向け、各々の短編には一幅の絵になる場面が用意されており それらはカラフルに、浮世絵のように、人の心を打つ。 無味乾燥な時代考証をしっかりやりつつ ここまでのエンターテイメント性は そうそう出せるものではない。傑作である。
「すばらしい」のひと言・・・
 時代小説を読みたいと思い,何気なくこの「損料屋喜八郎始末控え」を購入しました。はじめは,難しい内容かなと思っていましたが,中盤以降は物語にのめり込んでしまいました。時代小説に興味のある人ならぜひおすすめする一冊です。  ちなみに,続編として「赤絵の桜」という文庫本が出ています。私はすでに購入済みですが,この「損料屋喜八郎始末控え」を読んで物語にのめり込んだ方は続編の購入をおすすめします。
江戸時代にして敵対的企業買収。面白い!
時代物だけに、職業・名前・場所すべてにおいて漢字がいっぱい!(笑) ふり仮名もふってないから、本を開いた途端に圧倒されるかもしれないけれど、 歴史時代モノが苦手な人も諦めずにぜひぜチャレンジしていただきたい。 なにせ話の展開が面白い!! 米を担保に金を貸す『札差』という職業が、この時代 武士(政治)の経済を握っていた。 株の世襲制なんて甘いことを言っていたら、とてもじゃないが生き残れない。 “敵対的企業買収”を仕掛けられた老舗札差「米屋」の生き残り大作戦。 御上(おかみ)まで巻き込んで繰り広げられる、札差同士の知恵比べ。 最高に面白い!! 義理人情話だけの時代劇だと思って読んでたら、足元すくわれますよ♪
もう1冊買っておきたい
あかね雲が賞を取った、ということは知ってました。が、この本、この作家のデビュー作とも知らずに読みました。面白い。鰯で祝言には泣かされた。お風呂で、ベッドでとところかまわず読んだので、ページがふやけてしまいました。周五郎で育った自分にとって、新しく、面白い時代小説の登場はこの上もない楽しみをくれる。
かっこ良すぎだなぁ
まず、損料屋という商いが、なるほど江戸の庶民の暮らしを伺わせます。所々に、ファンにはおなじみの料亭「江戸屋」&女将の秀弥さんも登場して楽しいですよ。

だいこん (光文社文庫)

[ 文庫 ]
だいこん (光文社文庫)

・山本 一力
【光文社】
発売日: 2008-01-10
参考価格: 960 円(税込)
販売価格: 960 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
だいこん (光文社文庫)
山本 一力
カスタマー平均評価:  5
やっぱり、上手い!
山本一力と浅田次郎の共通点と思うのは、一つの小説の中で、幾つもの時代が重層的に語られて行くところかも知れない。 浅田氏は、大胆かつ、細かく繰り返し、物語のアクセントに使うし、山本氏の場合、緩やかにエピソード的に差し込んでくる振りをして、実は展開そのものが大きく変わっていたりする。 この「だいこん」でも、主人公の子供時代、起業時代、現在と言った時代分けでストーリーが 展開している。 そして、主人公の父親、大工が何か、物凄く実在臭い、山本氏特有の体臭すら感じるぐらいに描かれている。まるで、山本氏の知人では無いかと思うのだが。。。 今回は、日本橋界隈を中心に描いているが、いつもながらの細かな描写、たとえば目黒行人坂の大火(多分、八百屋お七の付け火だと思うが)での半鐘を鳴らす様子や、様々な職業における特性の描き込みに感心しきり。 やっぱり、江戸庶民を書かせると、上手いなぁと思うのでした。
つばきの今後に期待
初めて山本さんの小説を読みましたが、江戸での生活をしっかりと丁寧に記述しています。 江戸が舞台になっている一膳飯屋「だいこん」の困難を乗り越えていく話しではありますが、女主人つばきは持ち前の観察力と鋭い勘、物腰の柔らかさそして一度決めたら即座に行動できる俊敏さを活かして次々とステップアップしていく姿に惚れてしまい、購入後2日間で読み上げてしまいました。 続編をとても期待したくなる小説でした。シリーズ化になって欲しいと思います。
人情気質がすばらしい
やっと文庫で出たという思いです。 作家買いで読んでいますが、テンポの良さと人間のおもしろさがあります。 山本一力氏の得意とするフィールルド 江戸・深川・職人・商人・家族ですが、一気に読み込める作品です。 もう一度、家族とは? 働くということは? 商い(商売)を考え、サービスとは何かを考えさせられた作品です。

峠越え (PHP文庫 や 40-1)

[ 文庫 ]
峠越え (PHP文庫 や 40-1)

・山本 一力
【PHP研究所】
発売日: 2008-04-01
参考価格: 760 円(税込)
販売価格: 760 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
峠越え (PHP文庫 や 40-1)
山本 一力
カスタマー平均評価:  5
ハラハラドキドキ。
これまで山本一力さんの作品は読むチャンスがなく初めて手にした本でしたが、読み始めると次から次へと試練や予期せぬ問題が起こり、すぐに壮快なテンポのストーリーに引き込まれまれ、ハラハラドキドキしながら読みました。大きな難問の連続にも怯まない強靭な心と持ち前の気転でスッキリ解決している物語はとても気分爽快でしたし、また、予定外の事柄にぶつかった時の問題解決のヒントも散りばめられていて、最後まで一気に読み終えてしまいました。江戸の風情と江戸っ子の心意気、それに下町の風景が手に取るように感じられる作品です。

あかね空 (文春文庫)

[ 文庫 ]
あかね空 (文春文庫)

・山本 一力
【文藝春秋】
発売日: 2004-09
参考価格: 660 円(税込)
販売価格: 660 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
あかね空 (文春文庫)
山本 一力
カスタマー平均評価:  4.5
時代家族小説、世話物ですね
直木賞受賞作。時代劇にもかかわらず大変読みやすく、あっという間に読了。 善人と悪人がはっきりしすぎなのでは? そのせいかするすると話は進んでいきます。 家族の物語りとして、大変面白く感じました。 しかし、二部は不要なのでは?
いい話
京風の豆腐をひっさげて、江戸で店を構えた永吉とその妻おふみとその家族の波乱万丈の物語(時間でいえば五十年ほどに渡る)。江戸とは違う京豆腐が受け入れられるまでの苦心と成功の話でもあるが、それだけではない。家庭内での行き違いやトラブルがありつつも、家族が一緒に協力してやっていく様子も作品の一つの柱となっている。前半は永吉一家の成功を祈りながら割と気分よく読めるのだが、家庭の問題が積み重なる後半はどうしてもやや沈鬱な気分になるわけだが、それはおもしろさを阻害するものではない。むしろ単純なハッピーエンドに終わらせない意気込みを感じる。描写においては、作中人物の目線やちょっとした仕草を、最近みたことないくらいに丁寧に(とはいえくどくならない程度に)書いており、かなり映像に近いものとして頭に浮かんでくる。個人的にはそれがちょっとした特徴として気に入った。
気持ちのいい読後感
安心していい小説が読みたくて、手に取った小説。 期待通りでスッキリと読めました。 中盤から、いろんな事がうまくいかない、 伝えたい事が伝わらないことで、 もどかしさを感じつつ、 最後は気持ちよくまとめるのは、さすがです。 残念だったのは、 永吉、おふみがもうちょっと浮かばれてほしかった。 時代物なので読みづらいと思いきや、 とても気持ちよく頭に入ってくる文体で、 あいかわらずいい読後感が味わえます。
後半は読む楽しさが半減した
前半と後半で評価を分けたい。前半が星5つ、後半は星3つかな。 まず前半。 京から江戸に上って来て豆腐屋を開業する永吉と、その妻となるおふみを中心に物語が展開するのだが、その展開が一本筋で、とても読みやすい。 くどくどした説明文がほとんどなく、実に刻々と素直な時間経過で、流れるように話が進んで行く。 だらだらした文体ではなく、エピソードの一つ一つが小気味よく語られるのも話の展開が速い理由だろう。 ふたりを取り巻く家族や近所の人間関係もさわやかで、ほのぼのとしたホームドラマを見ているように、気持ちよく読み進めることができる。 それから後半。 永吉とおふみに子供ができたあたりから、ちょっと展開が変わって来る。 話の展開を遮るように、夫婦や子供たちの個人の視点で回顧が繰り返され、これまでの出来事に対するそれぞれの視点からの事実が語られるのである。 明るくはきはきした娘だったおふみが、ゆがんだ性格の中年として描かれて行く(それは表面上でのことなのだが)ため、ゆったりとした気持ちで読み進めない。 できれば、周りの隠された好意や悪意が、当事者たちにすっきりと分かって大団円となれば読後感も良いのだけど、 それを知らないまま当時者が死んでしまい、小説の中だけで事実が語られてもなんだかなぁ、とも思う。 親子二代、30年間の物語だし、読む者だけがすべてを分かればそれでいいのでしょう。
泣いちゃいました☆
山本一力さんの本は初読でした^^ 凄くいい作品だと思います。 自分の店を守り繁栄させていくという事の裏にある家族の問題であったり絆であったり・・・ 他人の気持ちであったり、情であったり・・・ 小説のなかの登場人物たちが本の中で強く生きている作品だと思います。 家族同士の犯罪や殺人の報道が絶えない今の次代にこの小説に出会えた事を嬉しく思います。 感動と人情が沢山つまった粋な作品でした^^

蒼龍 (文春文庫)

[ 文庫 ]
蒼龍 (文春文庫)

・山本 一力
【文藝春秋】
発売日: 2005-04
参考価格: 610 円(税込)
販売価格: 610 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
蒼龍 (文春文庫)
山本 一力
カスタマー平均評価:  4.5
表題作より他の編に一読の価値あり
作者のメジャーデビュー作ともいえる「蒼龍」を含む、5編の短編集。 「蒼龍」はオール読物新人賞受賞作だが、文体がべらんめぇ調の話し言葉で書かれているため、ちょっと読みづらい。 『職人てえのは?』『茶碗てえのは?』といった言い回しがやたらと多くて、何か馴染めない印象。 話の筋は面白いのだけど、、、。 表題作よりも、面白いのは「節分かれ」と「長い串」。 特に「節分かれ」は絶品。 利よりも義、機よりも智をもって難局を乗り切ろうという、酒問屋の親子の奮戦ぶりが小気味よく、話の展開も痛快だ。 「長い串」は、山本一力氏としては異質な武士の世界を描いた作品。 大藩・小藩それぞれの江戸留守居役を結ぶ縁が物語のテーマなのだが、最後の最後までそのテーマに気付かせない。 結末を読んで、初めてタイトルの意味がわかる、なかなか構成がうまい作品だと思う。
表題作は、山本さんそのもの
大借金を抱えて、小説を投稿していた自分を投影してたんでしょうね。 すごい必死さが伝わってきます。なにせ山本さんの抱えていた借金は3億円くらい あったそうですから。
美しい人間の生き方
どれも読後に元気の出る短編。人間は、やっぱりいいなぁと思う。 一編ずつお風呂で読んだが、寝る前にとてもいい気持ちになれた。 “その時は理解できず不愉快に思っても、後になって事実が分かると、 その奥にある気持ちや思いの深さに心が打たれる”というパターンが 特に時代物では多い。昔の日本人の生き方からくるものだけれど、 こういう話は本当に美しい人間の生き方が、心に響く。
粒ぞろいの逸品
短編集で5作品が収められており、粒揃いで、これを短編にするのはもったいないような作品ばかり。どれも良いのだが、特に惹かれたのが「節分かれ」と「長い串」。前者は大きな酒問屋の店主と後継ぎの話。苦境のなかでも信義を重んじる、先を読んだ布石を打つなど、現代のビジネスにも通じる話。店主が死んだ後に残した短歌で、それぞれの局面で後継ぎが知らなかった店主の真意がわかる構成も素晴らしい。後者は武士の友情の話。藩主が国に帰る際の相撲の話と江戸留守居役と他藩の交情の話が交互に語られるが、最後で見事に一体となる。久々に読書のカタルシスを感じさせる逸品という感想でした。
おもしろかったです。
特に1話目は、この時期、就職・転職でがんばってる人たちに思えて。
「あかね雲」ほど重くなく、「損料屋〜」ほど軽くはないが、
作者の気持ちが伝わる一冊。

欅しぐれ (朝日文庫)

[ 文庫 ]
欅しぐれ (朝日文庫)

・山本 一力
【朝日新聞社】
発売日: 2007-02
参考価格: 630 円(税込)
販売価格: 630 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
欅しぐれ (朝日文庫)
山本 一力
カスタマー平均評価:  4
もちろん、おもしろいですけどね
あいかわらずの山本一力節です。 大店の主・太兵衛と賭場の貸元・霊巌寺の猪之吉の友情の物語。 桔梗屋が騙りにあったとき、後見人を任された猪之吉が桔梗屋の為に立ち上がる。 話の大筋はいいんですが、細かい筋で気になるところいくつか。 騙りで作らせた2000足が香典返しとなるくだりは読んでてとてもおもしろかったんですが、ちょっと騙りの仕組みと、その結末のつけ方は、複雑で分かりにくかった。 話をすっきりするために、贋金の話か、太兵衛の親族の話は省いても良かったんじゃないかなぁ。

山本一力の江戸の品格 (sasaeru文庫 ま 2-1)

[ 文庫 ]
山本一力の江戸の品格 (sasaeru文庫 ま 2-1)

・松枝 史明
【成美堂出版】
発売日: 2007-12-11
参考価格: 550 円(税込)
販売価格: 550 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 93円〜
山本一力の江戸の品格 (sasaeru文庫 ま 2-1)
松枝 史明
カスタマー平均評価:   0



Copyright © 2009 売れてる本☆ランキング. All rights reserved.    Program by 簡単アマゾンサイト作成ツール 4.1.2

 更新日 2009年5月10日(日)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク

inserted by FC2 system