アート☆デザイン書専門

色彩がこんな値段で買える時代
芸術大学教授が書く色彩の本 内容は、色彩センスとは、から始まって、色彩センスアップの方法 色彩の基礎（明度など）から色彩を言葉にする方法など色彩の基本が書いています。 後半は実際の色彩についていろいろな例が載ってあり衣食住の色彩 色彩のストーリー化、システム化、日本人の色彩センスと 多くの例を元に色彩を語っています。 この本のすばらしいのは、1000円以下の本にも関わらず、色彩の 本だけに色に対する再現性は値段以上のものを感じます。 特に本文中の色は紙の色が白でないので、印刷で白を印刷している 丁寧さに好感が持てます。 専門家向けではないのですが、私の様な素人にはとても取っつきやすく しかも読みやすい本なのでおすすめです。
色彩学から色彩「楽」へ
色彩にかかわりを持たない人はいない。どんな人でも、色のついている衣服を身につけ、色のついている食器で食事をし、色のついている住環境に住まっている。 気に留めないでいるうちに、私たちは、いろんな色彩に囲まれている。 色彩環境はいろんな形で決定されているが、カラーイメージスケールなどで、分析されている部分もあるものの、まだまだ、奥が深いものだ。 人種や民族によっても色彩観は変わってくる。 騒色公害ぎみな今日に、色彩の楽しさを思い起こさせてくれる一冊です。
色を楽しむ角度と切り口が、すっきりしている
　心理学がらみだったり風水がらみだったりする、色にまつわる話が多い昨今だが、この本は違う。筆者は「もっと色彩を意識して、見て、選んで、作ってほしい。そうすれば毎日の生活はずっと楽しいものになるはずだ」という観点から、この本を作っている。 　そう、受身で物事と接していることが多い生活では、生活は楽しめないのである。「色彩の世界を再発見し、色を観る目を養うてがかり」として作られた本は、自分の生活を演出しようという前向きな姿勢を支えるための、コンパクトなデザイン入門書の様相を呈している。 　日本人の感性を生かした色彩学入門とでも言おうか、色の世界を知るための本、まさにアクティブ新書に相応しい1冊。
色の美しさ
著者の色彩に対する思い入れや哲学が込められていて、
色に対する感性を高める良書だと思います。

基本的な知識や心理効果、日本人の色の好みなどにも
触れられていて、幅広く「色」について知ることが出来ます。
挿入されている写真の色彩のセンスはさすがデザインのプロ。
とても美しいので、ぜひご覧ください。