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大誘拐 RAINBOW KIDS [DVD]
・風間トオル ・北林谷栄 ・樹木希林 ・内田勝康 ・西川弘志
【東宝】
発売日: 2006-02-24
参考価格: 4,725 円(税込)
販売価格: 4,053 円(税込)
( 在庫あり。 )
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・風間トオル ・北林谷栄 ・樹木希林 ・内田勝康 ・西川弘志 ・天藤真 ・岡本喜八
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カスタマー平均評価: 5
良作 いかり警部が登場する時のこの独特な雰囲気 古き日本の推理小説系を彷彿とさせます なぜかこの作品を皮切りに怪人二十面相系の映画はめっきりと消え失せてしまいますそういう意味でも貴重 また日本の風土山が舞台となっておりアジア独特の文化が入り混じっております これもまた貴重 いろんな意味でレアなこの作品はおすすめです 良くできた作品です 2005年に逝去された岡本喜八監督の晩年の名作です。
晩年といっても1991年作品なので、60代の作品なのですが。
コメディとして、風刺作品として非常に良い出来だと思います。
脚本の面白さと、主演女優北林谷栄さんの個性と演技力が、この作品の面白さを高いレベルに引き上げていると思います。
こんなシニカルで男気のある山林王(山林女王というべきか)がいたらおもしろいなあと思ってしまいました。
北林谷栄さん演じる柳川とし子刀自+誘拐犯v.s.緒形拳率いる警察のだましあい。
本来誘拐の被害者であるはずのばあちゃんがなぜ?
なかなかひねったストーリーなのですが、こねくり回しすぎず、難解でもなく、ほど良い緊張感とハラハラ感を与えてくれます。もちろん適度な笑いも。
娯楽作品監督としての岡本喜八監督の真骨頂を見る思いです。 面白い! 単純に「面白い!」と言うことのできる映画を、私は最近観ていなかったのだが、これは本当に面白い!
もちろん出演者の演技力と監督の技量との結晶なのだが、これほど幸せに心から楽しむことができた映画は、本当に久しぶりだ。
内容については他の方々が記述されているので、私がここで述べるようなことはない。
出演者も豪華。個人的には嶋田久作氏の出演が嬉しい。帝都物語や帝都大戦での加藤保憲役のインパクトが強烈だったので、こういう役柄での出演には嶋田氏の演技力の幅が感じられて実に嬉しい。
ナレーションも担当しているが、どうしても加藤のイメージと重なってしまって、「霊力を操るのか?」とか「この俺に勝てると思っているのか!」とか「出よ・・・将門」とかの台詞をつい思いだしてしまう。
嶋田氏にとっては迷惑千万な思い込みだろうけれど。
他にも山藤章二氏や今は亡き影山民夫氏などもちょっとだけ出演している。
ラストシーンは日本の映画史に残る名シーンではないだろうか。 岡本喜八監督の晩年の名作の一つで 奇想天外な誘拐物語。刑務所を出所したばかりの健二(風間トオル)は誘拐を企て紀州一の地主でお金持ちでもある柳川家を狙う。
ここで面白いのは、誘拐された柳川とし(北林谷栄)が身代金5000万円として、見くびっては困ると、健二らに怒り、100億円もの要求をするように指示することだ。誘拐犯ととしがいわば仲間になり、警察を相手に勝負を挑む。スリリングでもありが独特のユーモラスもあり最後まで飽きない。
奇才、岡本喜八監督の晩年の名作の一つであろう。 いつみても楽しい 日本映画は主役の人がいかによくても
脇役、エキストラに近い役者が下手だと
セリフが耳に残ってしまい映画に没頭できないので
得意ではない私ですがこの作品は大好き。
コメディだということで、最後まで納得して見れます。
さらっと、重いテーマを盛り込んでたり
作品からあふれる「おもしろい映画を作りきろう!」というエネルギーが
さわやかな気分にさせてくれます。
何度も見直しすぎて、樹木希林さん演じるクラさんのセリフ
物まねができるようになりました。
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トリック -劇場版2 [DVD]
・仲間由紀恵 ・阿部寛 ・生瀬勝久 ・堀北真希 ・平岡祐太
【東宝】
発売日: 2006-12-15
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 3,416 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 140円〜
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・仲間由紀恵 ・阿部寛 ・生瀬勝久 ・堀北真希 ・平岡祐太
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カスタマー平均評価: 3.5
コミカルなのはいいが… ドラマは全く観ていなかったが、劇場版を観てファンになった。
とても楽しみに観賞を始めたものの、あまりにもコミカルな部分に力が入り過ぎて見所となる場面までも掻き消している印象であった。
トリックを解明する仲間由紀恵が個人的にはファンであったがこの作品では、そうした魅力も半減。
今一度、シリアスな場面とコミカルな場面のバランスを考えながら続編が作られることを期待したい。 もうトリックはやめて ほんとうにつまらなくなってしまった。悲しい。星一つすら与えたくありません。
深夜枠のときはすばらしかったのに。それにいいかげん気づいてほしいと思いました。 一つ一つのトリックはさすが。でも全体としては? TVドラマや劇場版1作目の完成度の高さから
劇場版2作目に対して過剰なほどの期待感を私は持っていた。
本作品では、一つ一つの小技のトリックには種明かしの後に
へぇ?、と納得させられるが、
作品全体の物語としては、前にどこかで見たり聞いたりした内容で
新鮮味がない。
それに加えて、主人公の山田奈緒子と上田次郎の関係に大きな進展はなく、
また、カツラの警部は相変わらずハゲのままなので、
ハッピーエンドを期待していた私は、
トリックシリーズって本当にこれで終わりなの?
と思ってしまう。
これだけ視聴者に期待させてしまう堤監督には
大変だと思うが視聴者に納得できるかたちでの
真のトリック完結版を是非とも作ってほしい。
主題歌は復活した鬼束ちひろでよろしくね。 シリーズの中ではいまひとつでした 「トリック」シリーズは全て大好きで見ました。
しかしながら、この作品に関してだけは今ひとつ面白みを感じませんでした。
さりげなく笑わせてくれる今までの作品とは異なり、無理に笑いを誘おうとしている感じを受け、正直「ネタ切れかな」と思います。
謎の解明にしても、今までのように難問を解決するという内容ではなく、誰でもわかるようなトリック程度であり、全く意外性を感じませんでした。
途中にたびたび出てくる、小さなマジックの種明かしも好きだったのですが、今回の作品にはわずかしかありませんでした。
ファンとしては少々残念です。 続編もヨロシクね! 私はトリックのファンである!なんで今回が完結編なのかトリックが解けない?…このジャンルはネタがあればコンスタントに映画化してもイイと思う…寅さんみたいにとは言わないが?…あと主演の二人とくに阿部寛は役者としてスゴく磨きがかかっている!コチラを主人公にしても面白いのではないか?…トリック?劇場版3 上田と桑野どちらが結婚できない男?なんてどう?
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僕らの方程式~初回限定BOX~ [DVD]
・中村優一 ・中別府葵 ・相葉弘樹 ・兼子舜 ・桐山漣
【ポニーキャニオン】
発売日: 2009-02-18
参考価格: 8,190 円(税込)
販売価格: 7,021 円(税込)
( 在庫あり。 )
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・中村優一 ・中別府葵 ・相葉弘樹 ・兼子舜 ・桐山漣
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カスタマー平均評価: 5
誰かのファンなら初回BOX! 初回限定BOXの特典は、〇20080918日本青年館一夜限りのライブ〇一夜限りのライブ ビハインド・ザ・シーン〇20081116北海道特別上映会〇名古屋上映前コメント(NG付)〇神戸コレクション・ドキュメンタリー〇ミニフォトブックです。特典DISKだけで66分あります。そしてフォトブックは68ページもあります。豪華です。本編は、あらゆる誤解が誤解を生み、なんだか誤解だらけなのにつじつまが合っちゃった……!?という物語が展開していき、ラストはものすごくきれいにまとまります。スーッと心に染みてくるような。爆笑はしませんが、ぷっ…と吹き出すくらいの笑いがちりばめられていて、娯楽映画としてかなりいいランクじゃないかと。 おもしろいよ!! 役柄はさておき、漣くんと三浦くんがカッコイイ。
本編は笑いあり・切なさあり・ドキドキあり・ほほえましい部分あり。
特典映像はとにかく笑える!!
ボクシキメンバー、最高だわ?。
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DEATH NOTE dead or alive ~映画「デスノート」をアシストする特別DVD~
・藤原竜也 ・松山ケンイチ ・戸田恵梨香
【バップ】
発売日: 2006-11-22
参考価格: 1,500 円(税込)
販売価格: 1,500 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 750円〜
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・藤原竜也 ・松山ケンイチ ・戸田恵梨香
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カスタマー平均評価: 4
ファンなら絶対買って☆ 出演者がどういう人かがちょっとだけわかります(^_^*)♪松山ケンイチさんは素もちょっとLっぽいかなと思うのは私だけでしょうか・・。値段も手頃だし、デスノートや出演者の方のファンなら絶対買って損ないです!!松山さん&戸田さんがファンな私にとっては最高な物です!!これを見て松山さん&戸田さんのさらにファンになりました☆ 絶対買うな 本編が入っていないのに何故金をとるのか?消費者をなめてるのか?とにかく買う物じゃないです。こんなん complete set DVDの特典に満足していない人へ このDVDは後編である「the Last name」の公開前にTVで放映された特別番組に未公開映像をプラスた映画のメイキングDVDである。
「complete set」やレンタル版メイキングDVD(隠し映像含め)でも見られない出演者たちのオフショットを見ることができる。
特に、出演者らの香港来日時の映像や劇場初日挨拶など「DEATH NOTE」がこれだけ盛り上がっている、という感じを味わうには、このDVDが一番だと思った。
気分を高揚させるのにもってこいなのである。
千円ちょっとであるという格安設定も良心的。
しかし単体メイキングものとしては少々時間が短いので星1つマイナスとした。 役でなく本人が好きな方 デスノートを見て松山ケンイチさんのファンになりました♪Lが好き!と言うより松山ケンイチが好き!と言う方にオススメです☆私はどっちも好きなので楽しめました☆L以外のファンの方なら容姿の変わりがないので楽しめると思います!マツケンカッコイイです☆ コレクターズ・アイテム DEATH NOTE前編、後編のダイジェストがあり、前編をご覧になられていない方でも、わかりやすく説明されている。出演している三人からのインタビューがあり、それぞれ自分の演じた役について詳しく語っています。香港ワールドプレミア映像や、特典で初日舞台挨拶ドキュメントがあり、ファンにはとてもオススメです!
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容疑者 室井慎次 [DVD]
・柳葉敏郎 ・田中麗奈 ・哀川翔 ・八嶋智人 ・吹越満
【ポニーキャニオン】
発売日: 2006-04-19
参考価格: 4,725 円(税込)
販売価格: 4,053 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 50円〜
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・柳葉敏郎 ・田中麗奈 ・哀川翔 ・八嶋智人 ・吹越満
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カスタマー平均評価: 2.5
八嶋智人ムカツク 何だあの弁護士軍団。全員ムカツク。
灰島でドラマスピンオフ出たみたいだけど見る気しねぇ
しばらくしての2回目視聴です。最初見たときはつまんなかったけど、今回はまあ話も分かってたし2回見ないと分かんないってのもどうかと思うけど、まあややこしい話に違いない。
その他の部分、室井さん周り、過去話とか、田中麗奈とか、新宿警察?会川翔とかまあ許容範囲。
最後に灰島をグーパンで誰か殴って欲しかった。そんだけ。
織田裕二出てないので、それはそれで見ないとね。 「踊る」ファンとして残念の一言 踊る大捜査線のスピンオフ第二弾。
「踊る」ファンとして、そして室井ファンとして期待していた分、余計に
がっかりした。
一言、つまらなかった。
たしかに、組織人として少し問題のある室井ではあるが、何もここまで無理
して問題を起こさせずとも、視聴者の望みどおり早く出世させて次回作へと
繋げても良かったのではと、お節介ながら思わずには観れなかった。
ファンとしてお金のためにこれ以上「踊る」を汚さないでほしい、そう願う
ばかりです。
非常に素晴らし作品だと思う。 セルピコのような非常に硬派な刑事ドラマの傑作です。(ちょっと褒め過ぎかな…)もっとも主役が他の人だったらの話ですが。柳葉敏郎の大根っぷりがすべてを台無しにしています。この際ハッキリ言います。柳葉敏郎は役者として三流です。 とりあえず ストーリーうんぬんが薄いとか無理があるとか、そういった話は他のレビュアーさん達と同意見なので省きます。
個人的に一番気になったのがやはり演出力の無さ。
音楽は重厚でとても雰囲気が出てるのに、映像が追いついてない。
ここでワンカット入れば…というシーンばかりで映画に入り込めない。
他のシリーズの演出は凄く良いのに…演出家さん変わってしまったんでしょうか?と思うくらいのセンスの無さ。
そして室井さんの過去話ですが…正直今まであった室井像を全て壊された気分でした。あの過去話が入ったが為に、室井さんという人間がとても薄くなってしまったようにも感じます。
ああいうキャラクターは過去など中途半端に出さない方がよっぽどカッコイイと思うのですが…。 スピンオフ作品ではなく、単独で観ても良作 本作は「踊る大捜査線」の延長線上にあることは間違いがない。しかし「交渉人」のような親作品への高い依頼度やTV感がなく、これ単独で観ても十分面白い佳作となっている。本作を映画たらしめているのは、柳葉敏郎と田中麗奈の演技力が大きい。脇の筧利夫や哀川翔も含めて、舞台や映画に軸足を置いている役者たちはやはり一味も二味も違う。「静」の柳葉、「動」の田中の芝居は映画に真実味を持たせた。田中麗奈はそのイメージは崩さないままで、様々な役柄が板につくようになった。これからも楽しみな女優である。そんな中、木内晶子はいろいろな意味でミスキャストだった。ここが締まればもっと良くなっていたのに、と思う。セリフでしか感情表現ができない俳優は、あのキーとなる役にはつらいだろう。木内も雰囲気は悪くないが、もう少し進化しないとホラー映画専門になってしまう。本作は警察対警視の局面が核となるが、実はデジタル対アナログっぽい感じが観客をそそるのだと思う。映画俳優はどこかアナログっぽい。対してTVを軸に出演している俳優たちはデジタルっぽいのだ。君塚監督もこのあたりを意識してのキャスティングだったのだろう。何となく本欄の評価が低めだが、エンターテインメントとしては一級である。
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クワイエットルームにようこそ 特別版 (初回限定生産2枚組) [DVD]
・りょう ・内田有紀 ・蒼井優 ・宮藤官九郎 ・大竹しのぶ
【角川エンタテインメント】
発売日: 2008-03-19
参考価格: 4,935 円(税込)
販売価格: 4,242 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 3,470円〜
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・りょう ・内田有紀 ・蒼井優 ・宮藤官九郎 ・大竹しのぶ
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カスタマー平均評価: 4
かなり残念な映画 余計な場面が多く場面転換が今ひとつ垢抜けないという
気がして全般にテンポが悪く見てるのがきつかったです。
何と言うか、病院の待合室で呼ばれるのを待っているかの
ような退屈な気分になってきて、つまんない部分を早送り
してしまいたかった、シリアスならそれなりに、軽くなら
またそれなりにともっと緩急効かした映像にして欲しかった
(無駄にチャラチャラしすぎ)。
どうせならもっとコミカルにしてしまうか、主人公の内面
に深く迫る内容にしてくれたら良かったのにとも思います。
ただラストの1/4位は演技もシーンの雰囲気も良くて
救われました、このラストだけ残してあと全部作り直して
欲しい。
星無しでもいいけど、システム上そうは出来ないため付く
星1つは思いのほか上手かった内田有紀の演技と蒼井優の
演技に対してということで妥協、この2人の直に絡む場面は
別格で空気が違うという気がしました(逆に言うと他はorz
この2人無しでは星ゼロです)。
これはヒドい この映画が高評価なことに驚き、落胆しました。正直、実際の精神科で、あのような閉鎖病棟を使っている病院は30年も遅れているんです。それを堂々と(コメディとはいえ)よくあんな差別的に描けたものだ、と憤りを感じます。精神病への偏見を拡大するような作品作りは控えて欲しいです。良い監督なだけに、尚更です。この映画を支持する人もまた、無知なのだと思います。 スズキ先生はスバラシイ! まず、内田有紀がこんなにできる子だとは思いませんでした。素晴らしかった。脱帽です。蒼井優ちゃんも最高によかった。猟奇的というか背筋が凍るような怖さがあって、悲しく美しかった。官九郎さん、りょうさん、平岩紙さん、妻夫木くん他誰一人として不自然な人物はおらず、全員が役にピタッとハマりきっていて、お見事!の一言。大竹しのぶはうますぎるのか、本当に心底憎さが沸いてきて相当嫌な気分になりました。 皆、本当は誰もがどこかしら病んでいて、もがき苦しんでいる。正常と異常なんて紙一重で、誰もがそちら側に行ってしまう可能性はゼロではない。重いテーマでありながら、笑いと希望に満ちあふれていました。ラスト主人公が、ちゃんと再生への光が見えたので、救われました。やっぱり松尾スズキ先生は天才!心が満たされた作品でした。 吹っ切れた内田有紀の演技が最高 「大人計画」の面々の映画などは何度か目にしていましたが、
本家本元の松尾スズキ氏監督のこの映画は本当に面白かった。
素直にそう感じました。
冒頭からのテンションを保ったまま、中盤の周辺描写、そしてラストへと、
起承転結も見事。
そして意表をつく配役。
りょうも最高ですが、
映画監督同士が出演したり、一つで何度もおいしい映画。
その中でも、とりわけやはり内田有紀、大竹しのぶ、蒼井優、この三人の病棟内の演技がよかったですね。
宮藤官九郎はいつものテンションですが、やはり3人の女優が揃うと画面が締まる。
物語も一見ドタバタコメディ、っぽくみせていつつも、
実は20代、30代の男女が感じる葛藤や不安を描いている。
なかなか秀逸な作品に仕上げた松尾監督は素晴らしい。
満点です。 オススメ 小説で読んだときはなんとなく小品という感じがしたのだが、それがこれだけのふくらみがある大きな作品になるとは。主人公の内田有紀はまさしくはまり役で、原作でイメージしたのとまるで同じ。ふつうっぽい感じだけどちょっと躁っぽいところもあって、よくよくみていくと、精神科病院に入る必然性もみえてきて、病院に入る人もまったく異質な人たちというわけではないと思わせるに足るリアリティを出す役割としてじつに自然に思えた。それでいて、ちょっと漫画っぽいキャラクターで、過度に深刻にならない感じもよい。精神科病院の先生たちのキャラクターを誇張している部分もあるので、一見、彼らを「モンスター」として描いたステレオタイプな映画のようにも見えるのだが、本質的なところでは精神科病院(と医者)を誠実にとらえていると思った。
また、クドカンが天性の「面白い世界の住人」で、内田有紀のほうは、根はそうじゃないというのも、なんとなくうなずける。エンディングも、ただのハッピーエンディングではなく、あえてこうした題材を扱った映画だけあり、一筋縄でいかないこの病気の問題を示してすばらしく思った。他には蒼井優がすばらしかったが、例によって大竹しのぶの怪演もさすが。一見の価値ある映画かと思います。
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[ DVD ]
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L change the WorLd [通常版]
・松山ケンイチ ・工藤夕貴 ・福田麻由子 ・南原清隆 ・福田響志
【VAP,INC(VAP)(D)】
発売日: 2008-06-25
参考価格: 3,675 円(税込)
販売価格: 2,815 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 339円〜
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・松山ケンイチ ・工藤夕貴 ・福田麻由子 ・南原清隆 ・福田響志
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カスタマー平均評価: 2
なんだか・・・ 監督も脚本も変えてはいけないと思います。
クールでテンポよくてカッコいい都会的な世界観が完全に失ってしまいました。
ナンちゃんのお芝居もくさすぎました。 超駄作 こんなつまらん映画は久しぶりに見た。
時間のムダ。
役者さんが可愛そう。 つまらない デスノートが楽しかっただけに期待はずれ。話の筋も甘い。なんかショック(T_T) 俳優は一流、監督は三流 悪役の設定に無理がありすぎた上、Lの最後の敵としてはあんまりな相手だった。
これでもかと見せつけるグロいシーン、「リング」で当てたからって、監督は2匹目の
ドジョウを狙ってるのか?
ナンちゃんがFBI? 何かのギャグのつもりですか?
Lの猫背をさらにひどくしたり、運動神経がないみたいな描き方は「DEATH NOTE」本編に
対する侮辱だと思う。
松山ケンイチが、この作品で描かれるLに納得いかず、監督と何度も話し合ったという
のもうなずける(でも、たとえ主役でも映画全体を変えることは出来なかったんだろうなあ)。
唯一、前半で難事件を数ヶ国語を操りながら次々解決していくLがかっこよかったのと、
俳優たちががんばっていたので星三つ。
期待していたが... DEATH NOTEの続編。
DEATH NOTEを持った天才"キラ"こと夜神月と死闘を演じたインターポールの"L"が、新種のウィルスによって、人類の浄化を行おうとする"K"との闘いを描いている。
DEATH NOTEは、印象的で、良くできていると感心したため、本編も期待して見たのであるが、ストーリーが単純でいまいちでした。
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[ DVD ]
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CURE キュア [DVD]
・役所広司 ・萩原聖人 ・うじきつよし ・中川安奈 ・洞口依子
【角川映画】
発売日: 2007-07-27
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 3,416 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 2,599円〜
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・役所広司 ・萩原聖人 ・うじきつよし ・中川安奈 ・洞口依子 ・黒沢清
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カスタマー平均評価: 4.5
サイコサスペンスの最高傑作 いや?面白かった? 間違いなく黒沢の最高峰 セブンを超えるサイコサスペンスです
低俗な日本映画やサスペンス映画が増えていく一方 このようなサスペンス映画は今時貴重だと言えます
元FBI心理分析官であるロバート・K・レスラーが「これは私の経験や知識にない前代未聞の恐るべき犯罪だ」
と絶賛しているように暗示だけで人を殺せる恐ろしき恐怖を描いています
役所広司の演技も素晴らしい DVDも是非欲しいです 間違いなくサイコサスペンスの最高峰 神経を逆なでする静かな狂気に満ちた映像と音 どうして彼が間接的に人を殺せるのか、最後までよく分からない・・・不明の謎として最後まで残しておくことがこの映画の主題であるかのように。
当たり前の日常の光景が突然、異常殺人の現場となり、賢明すぎるくらい良識ある人物が徐々に変質していく有り様など、動機の見えない奇怪な死の連続とその謎解きの興味で最後まで見てしまい、自分まで少しおかしくなる感覚に襲われる・・・じっと何かを凝視するようなカメラワークの画面に、自然音と人の声以外に、時おり何か奇怪なうねりや音響が紛れ込むことで、静かに発狂していく感覚とでも言うべきか・・・。
まさに適役というべき、萩原聖人の好演にも支えられているが、やはり一番恐かったのは、廃屋で目にする催眠療法の記録である! この古い画像と音声から幽かに何かが聞こえてくるような錯覚こそ、最も戦慄すべき恐怖だった。
ジャパン・サイコの最高峰。
美しい海岸の砂丘のシーンからこのサイコ・サスペンスは始まる。
自分の名前も思い出せない男・間宮(萩原聖人)は、そこで一つ目の殺人教唆を犯す。
それは、医大の精神科の学生だった間宮が、催眠術を使って人々の心の奥に潜む狂気を呼び覚まし、
潜在的願望を開放して<CURE/癒し>するという行為だった。
その猟奇殺人犯を追う刑事の高部(役所広司)は、事件を追っていくうちに、自らが抱える不満を表出していき、
皮肉にも癒されていく。高部には、精神を病んだ妻がいたのだ。
もちろん高部は妻を愛していたが、心の底では、疎ましくも感じていたのだ・・・。
誰にでもある潜在的不満。現代のストレス社会にあって、それは否定できない事実である。
誰もが心に満たされぬ思い、癒されぬ自分を抱えている。
そんな心の隙間にスルリと入り込み、眠らせていた怒りや黒々とした得体の知れぬ怒りを解き放つ。
観る者をぐいぐい引き込んでいく緊張感のあるストーリー展開に、いつの間にか魅せられて行く。
やがて高部の妻が空っぽの洗濯機を回す音が耳から離れなくなる。そして、追い討ちをかけるように間宮は、
『あんた、誰?』『おぼえてないよ』『あんての話し、聞かせてよ・・・』と、不気味に人を駆り立てる。
やがて高部は、間宮を拘留し尋問を続ける。
しかし間宮は、今まで癒した誰よりも、刑事の高部に救済者としての資質があることを見抜いた。
そして、逆に高部を不安と苛立ちの極致へと追い込んでいくのだった・・・。
黒沢清監督は、アントン・メスメル(メスマー)の催眠療法や動物磁気をモチーフに、異色のサイコ・サスペンスの世界観を作り上げている。
何気ないクリーニング店の会話、ファミレスでのウエイトレスとのやり取り、そして路線バス。
何れも同様のシーンが二度出てくるのだが、一度目と二度目では、その意味する所は全く違うものに成っている。
特に、ラストのファミレスのシーンの引き画は怖い。接客で高部に接したウエイトレスの片手には・・・。
あ?、怖いですねぇ怖いですねぇ。
このレビュー・タイトルのコピーが、『サイコの最高峰』。
あー怖いですねぇ。
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[ DVD ]
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姑獲鳥の夏 プレミアム・エディション [DVD]
・堤真一 ・永瀬正敏 ・阿部寛 ・宮迫博之 ・原田知世
【ジェネオン エンタテインメント】
発売日: 2005-11-25
参考価格: 4,935 円(税込)
販売価格: 4,242 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 644円〜
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・堤真一 ・永瀬正敏 ・阿部寛 ・宮迫博之 ・原田知世 ・京極夏彦 ・猪爪慎一
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カスタマー平均評価: 2
まずは原作を 原作ファンですが、期待して見なかっただけ、思っていたよりは良かったと思います。
賛否両論のキャストですが、あってると思える方も何名かいました。
特に関口役の永瀬さんはビジュアルから喋り方まで、上手く表現されてたと思います。
ストーリーは、あれだけの量を二時間弱にまとめるのだから、ある意味予想通り、といった具合です。
原作を読まれた方は、小説のイメージを映像に重ねる楽しみがあると思いますが、未読の方には、正直おススメできません。
一本の映画としてみると、どうしても評価が下がってしまいますね。 確かにつまらない。 みなさんの評価と同じです。
実相寺アングルのみケレン味があり
展開が平板。早々に駄作と気づいてしまう。
仕方なく最後まで観るが小さめのミニチュアの炎上は過去のものにも及ばず。
田中麗奈と知世のアップだけでは引っ張れず。
京極も自身をタレントとして売り込み過ぎ。 そこまででは… 個人的に映画『魍魎の匣』が気に入ったので、前作も見てみたいと思い、レンタルで見ました。
原作も読んでいますが、皆さんが言うほどそこまで悪くはないような…
確かに大げさな演出(雷やスポットライト)はちょっと残念な気もしましたが。
でも、長い原作をすっきりとまとめていると思いますよ。
怪しげな雰囲気は原作に忠実だったかと。
個人的にはキャストも好きですが… 原作ファン、映画好きとして 脚本に関していいます。小説(特に長編)を脚色するやり方大きく分けて二つ方法があります。
A)原作の流れに沿って話を展開さし、省略可能な部分は省略する方法。
B)原作の構成、テーマを踏まえつつもオリジナル性を高め、映画と原作をある程度切り離す方法。
本作の脚本は、Aの方法を用いています。原作ファンとしては、Aの方法を好む人が多いのは無理ありませんが、やはりそれでは、映画として厚みのある作品にはならない。原作の複雑な構成、長さを考えて、Bの方法をとるべきだったのでは?と思います。本作のラスト(本格ミスれリー界に賛否両論を巻き起こした)死体はどこにいったのか?というトリックは、第一章で長々と語られる京極論があって成り立つもの、映画は確かに要点は押さえていますが、あれで原作を読んでない人が納得するとは思えない。「こんなのありか?」と思われるのがオチです。久遠寺家の過去も簡略化されては、久遠寺涼子の悲劇が伝わらない。
監督の映像的アプローチがよかっただけになんとも惜しい作品です。
よって、星の1つは監督に、もう1つは素晴しい俳優陣(個人的には木場を演じた宮迫博之氏中禅寺敦子を演じた田中麗奈氏がよかった)に捧げたいと思います。 原作を知らない堤ファンにはおすすめ 私は原作を読んでないので、原作との比較といったものはできないのですが、単純に映画として楽しめました。話している人物にスポットライトを当てたりする演劇のような手法も、演劇好きの私にとっては「おおっ」という感じで新鮮で、見終わった時には「ああ、面白い舞台を見たなぁ」という感覚に近い満足感がありました。物事に対して一歩退いた感じのキャラクターも、堤真一さんによく合っていると思います。実はもっと突飛な映像を期待していたので、それが割と普通だったので星一つ減点といったところでしょうか。とにかく、原作を知らない堤真一ファンにはお勧めできる映画です。あと、演劇が好きな人にも。
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[ DVD ]
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交渉人 真下正義 プレミアム・エディション (初回限定生産) [DVD]
・ユースケ・サンタマリア ・寺島進 ・小泉孝太郎 ・高杉亘 ・松重豊
【ポニーキャニオン】
発売日: 2005-12-17
参考価格: 12,075 円(税込)
販売価格: 9,427 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 2,680円〜
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・ユースケ・サンタマリア ・寺島進 ・小泉孝太郎 ・高杉亘 ・松重豊 ・甲本雅裕 ・十川誠志
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カスタマー平均評価: 4
スピンオフの方が多くなるかも 確か『あの車両』をコントロールするのに、携帯電話を使用していたと思うんだけど、
地下鉄って、駅の周辺以外は、圏外じゃなかったっけ?
コントロール出来ないじゃん。
観てない人は、その点にもツッコミ入れながら楽しんでください。
『プレミアム・エディション』には、
特典ディスク『逃亡者木島丈一郎』が付いています。
こちらは、CXで放送されたサイドストーリーで、一見ヤ○ザの現場主義の刑事と今どきの少年の
ロードムービーといった感じで、ホロリとさせます。
個人的には、こちらの方が好きかも。 「踊る」の中でも屈指の作品 劇場でやってる時から見たいな?とは思っていましたが結局見に行かずテレビで見ました。でもテレビで見てハマりました。脚本が素晴らしい。後半の伏線とか。キャストもよかった。アリtoキリギリスの石井さんと寺島進さんが特に。犯人の最期や行動にはいろいろな意見があるようですが、wikipediaを見ると続編があるようなことが書いてあるので本当にやるなら今作の疑問を解いてくれるよう期待です。 よく考えて作ってありますが 単にエンタテインメントとして観るならこれ以上の作品はないでしょう。最高だと思います。
ただ、細かい部分に目を向けたらいろいろ疑問な部分が残ります。犯人の最期については僕は否定的です(あの程度で済むはずがないだろう、という意味)。
ネタバレになっちゃうので詳しく書けないのが何なんですが。
上記の点から★1個減らしましたが、とにかくオススメ。
木島さんの暖かさやTTRスタッフの次第に変わっていく様子には観ていて涙が出てきます。
おもしろいが さすが踊るシリーズだけあって最後までテンポよく見れた。ちょっと古畑任三郎の江口洋介の事件っぽい。謎の人物から交渉人への挑戦があったという展開。あっと驚くことは少なく割りとわかりやすい展開だがおもしろかった。ただ、おもしろかったという印象は残るが、肝心なところがイマイチ。まず踊る本編のように感情が入っていかない。序盤はよかったのに、結局交渉術の凄さみたいなものも伝わってこず、ほとんどデータに頼ってる感じ(現実もそうだろうけど)。爆破止めようってシーンは真下自身は蚊帳の外だし。あと犯人の最終目的もよくわからず、しかもあのオチ。テロ組織じゃなく一般人が犯人なのは現代劇っぽくていいが、犯人がはっきりしないなんてのは正直ガッカリだ。「世にも奇妙な物語」じゃないんだからせめて物理的に説明のつく結論がほしかった。クライマックスより司令室でのやりとりのほうがおもしろかった。ユースケはじめ役者が個性派で粒揃いだし、空気を楽しめる密室劇だった。そういう良さがこの映画を支えている。細かいセリフや役者陣の素晴らしさに満点、ストーリーの欠陥を引いて4つってトコ。 傑作 ハリウッドを超えた 何となく、暇つぶしに、期待もせずに見たが。
ビックリの面白さ。
斬新なストーリー展開。
職人とオタクの素晴しいボレロ。
現代社会の見えざる恐怖。
予知不能の巨大システムダウン。
意図不明のテロ。
見事に描いている。
スピード感、登場人物の存在感、リアリティ。
ついに、ハリウッドを超えた。
見事の一言。
西村雅彦 がラストの沈黙の中で、拍手する場面は、
映画史上に残る凄さ。必見。
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