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[ DVD ]
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丑三つの村 [DVD]
・古尾谷雅人 ・田中美佐子 ・池波志乃 ・夏木勲 ・原泉
【松竹】
発売日: 2009-02-25
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 3,416 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 3,579円〜
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・古尾谷雅人 ・田中美佐子 ・池波志乃 ・夏木勲 ・原泉
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カスタマー平均評価: 4
悲しい負のエネルギー こういう映画を評価してると軒並み「いいえ」がつくのは覚悟の上で
映画としてはいい作品と思います。
もちろん見る人を選ぶし、道徳上どうかなどという意識での評価ではないですが。
当時の村八分という疎外感、戦争に貢献できない人間への迫害、病気への偏見
それに耐えられずにマイナスの方向へどんどんひた走ってしまう歪んで暴発するエネルギーなどよく表現されていると思います。
危ないのはこの映画を見てヒロイックに思ってしまう観客側の問題であって
この映画自体は落ちて行く男のやり場のない追いつめられた感情を描いていると思うし
一人テロリズムの描写はあまりに悲しい彼の断末魔という感じ
日本の風土、地域の閉鎖的考え方などもよく出ています。
これが誰かのためのエネルギーなら感動話だけど救いのようなものがほとんど無い
ある意味で「タクシードライバー」よりもさらに逃げ道の無い題材をよく映画化したものだと思う。
やっと自分が光る役を得た古尾谷さんの鬼神のごとき渾身の演技と
唯一の救いである田中美佐子さんの良さも光ります。 ラストは、不思議な開放感…。 私が子どもの頃に、テレビなどで色気ムンムンの女優として活躍していた、池波志乃さんが、本作品でその魅力的なな肉体と迫力の濡れ場のシーンをやっていらして、懐かしさとあいまって感動しました。オオーイエ?ス♪。田中美佐子さんのまだ初々しい肢体にも感動しました。日本犯罪史上、最も猟奇的連続殺人「津山三十人殺し事件」を、犯人の内面的苦悩と狭い村の閉塞感に焦点を当てた傑作だと思います。主人公の犯人を演じた、古尾谷雅人さんの若き頃の独特の存在感や台詞が、とても光っています。 ラストに、彼の鬱積した怒りが計画的に爆発!混沌とした世界の村人たちを殺害していく様は、不思議な開放感さえ感じました。 あの「コメットさん」の大場久美子さんが役柄で、古尾谷雅人さんの結核のことを知り、感染したくないから自らの口を塞いで見せる仕草には、かなりショックを受けました。 家族とは一緒に見れない、エロチック度の高い作品です。 残念なことに、音楽の使い方が雑で、緊張感を削ぐような効果を平気で行うため、星4つ止まりです。 待った甲斐あり、画質もよし♪ 懐かしさもあり見始めるとすぐ物語に没頭できました。やや冗長に感じるところはご愛敬ですが
十分楽しめると思います。
そして何より田中美佐子がやはりすばらしい、演技といい脱ぎっぷりといい超一級品です。
彼女はデビュー作「ダイヤモンドは傷つかない」でも惜しみなくヌードを披露してくれていますが
本作の方が露出も過激さもずっと上です。
なにより「ダイヤモンドは傷つかない」のDVDは画質が悪く大画面テレビの視聴に耐えれませんが
本作はなかなかの高画質で60インチのプラズマテレビで視聴してもさほど粗さが気になりません。
この画質で若い頃のフレッシュな田中美佐子のヌードを拝めるなんてホント、いい時代です。
待った甲斐がありました♪
今、田中美佐子のヌードをもっともきれいな画質で拝める作品は本作でしょう。 1度見れば十分でした 予告の「危険な映画がやってくる」や、なかなかDVD化されない奥山作品として、
興味があったので、DVDで、初めて見ました。アクション・バイオレンスの好きな
私ですが、(好みの価値観もありますが)、私は受け付けませんでした。 田中登は
にっかつでロマンポルノを監督していたので、ある程度予想はしていましたが、
ラスト20分の大量殺人事件を描くまで、まるでロマンポルノのような作品です。
ラストの殺人事件も20年以上の前ではありますが、とても描き方が残酷で、
アクションバイオレンスというより、エロティックホラーのような印象でした。
その手の作品の苦手な人はあまりお勧めできませんね。私も、1度みて、もう2度と
見たいという気持ちになりませんでした。 このご時世、よくこの作品をDVD化実現できたとは思いますが、好みの真っ二つに分かれる作品だと思いますので、鑑賞の際は注意が
必要かと思います。
なお、この作品、劇場公開時は全編にわたり残虐・不適切ということで、「成人映画」として、公開されたそうですが、DVDのジャケには上映の際、映画倫理委員会より一般映画制限付(R)の指定を受けました。と記載されています。20年以上経ち、現代の規定が変わったのかどうかしりませんが、若干指定が甘くなっていますが、「成人指定」クラスの衝撃は
今でもあるかと思います。 松竹の失敗作品ばかり 昨年から出し始めた「北斎漫画」「凶弾」「カポネ大いに泣く」「陰獣」そして本作品も、興行的にも失敗し、作品的にも余り面白くないものばかりだ。新藤兼人、田中登、村川透、鈴木清順、加藤泰と素晴らしい監督の作品群の中では、片隅に追いやられたC級映画ばかり。「カポネ大いに泣く」等は松竹からも発売してもらえない有様。今更出されても、昔見たから、もう二度と見ないだろう。
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[ DVD ]
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(仮)ビートロック☆ラブ (特別版) [DVD]
・荒木宏文 ・武瑠(SuG) ・桐山漣 ・大河元気 ・小野健斗
【ポニーキャニオン】
発売日: 2009-06-17
参考価格: 5,985 円(税込)
販売価格: 4,387 円(税込)
( 近日発売 予約可 )
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・荒木宏文 ・武瑠(SuG) ・桐山漣 ・大河元気 ・小野健斗
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カスタマー平均評価: 0
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[ DVD ]
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ブタがいた教室 (2枚組初回限定版) [DVD]
・妻夫木聡 ・原田美枝子 ・大杉漣
【NIKKATSU CORPORATION(NK)(D)】
発売日: 2009-04-10
参考価格: 6,090 円(税込)
販売価格: 4,512 円(税込)
( 在庫あり。 )
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・妻夫木聡 ・原田美枝子 ・大杉漣
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カスタマー平均評価: 4
それなりの映画 個人的には最終的に生かすか食べるかは教師が最初から決めておいて、そのルールをぶらしてはいけないと思った。大人でも難しい判断を子供にさせてもあまり意味はないし、学校教育の一環としては他のクラスにまかせるなどして継続するのは難しすぎる。
とりあえず、それなりの映画だったし子役達がよく演じきっていたと思う。ただ、それほど心動かされる内容でもなかった。 一部ネタバレあり いい作品でしたが、星先生が育てて食べると言って連れてきたくせに、最初から最後まで一貫した『食べる』という意見でない態度は無責任に感じて気になりました。それと、みんなで肉として食べているシーンがなかったのが物足りなかった。個人的に、食べるシーンは必須なんじゃないかと思うんですが…★3,5 迫真のクライマックス 子供だけでなく誰にとっても「食」の問題は無関心ではいられない時代。実話の映画化だから奇想天外な事件は起こらないけれど、家庭環境の違う子どもたち一人一人の表情が生き生きしています。
本作にキャスティングされた子供たちは「個性を持っている」「自分の言葉を持っている」「自分の考えを持っている」「感情を出せる」などで選ばれたといいます。
教育映画的なうさん臭さを感じないのは「命の大切さ」や「食」についての考え方を押しつけないで、子どもたちの本音を引き出しているからでしょう。
主役の子どもたちをサポートする担任役の妻夫木聡が自然体なのがいい。彼は、撮影外でも星先生と呼ばせたそうで、リーダーシップあふれる役作りが功を奏した感じですね。
そして、この映画の卒業式を控えた子どもたちがPちゃんを「食べるか、食べないか」で大激論するクライマックス。
子ども達は、本気で議論し本気で涙を流す。真に迫った議論が展開しますが、子どもたちにセリフ部分や結末が白紙のままの脚本を渡したそうで、厳密な台本にこだわらず、子ども達には自分の言葉でセリフを言うよう演出したという。
ドキュメンタリーに近い即興演出は、ヘタをするとドラマをぶち壊しかねないとも思えるのですが、周到な準備のおかげで奇跡的に成功しています。さて、ブタの運命はいかに...。
Pちゃんと名付けた豚を殺したくないと主張する子供の氣持ちは解る。「三本木農業高校、馬術部」の中でも、馬術部顧問役で柳葉敏郎が「馬はペットでねえ」と怒鳴るシーンがありましたが、そもそもブタにPちゃんと名前を付けてしまったのがいけませんでしたね。『食べるつもりの豚をペットとして飼ってはいけない』ということです。
なにはともあれ、この映画で殺生と「いただきます」の意味を再認識しました。 問題作といえば問題作だが。。。 “ホントの問題”は、ドキュメント風に事実を綴った映画自体ではなく、実在した新米教師の行動そのものではないか。ブタを教室に入れる。若気の至り、怖い物知らずの冒険。生徒たちは感情移入しはじめ、やがて食べるか否かの決断を迫られる。この教師、自分で始めておいて生徒に選択を委ねたとは無責任におもえるが、妻夫木聡についてはこの不安定な若者役を体当たりで熱演していて好感を覚えた。
子供たちは大人が思うよりも真剣だ。「食べる、食べない」の正解がない議論。生命に向き合い、彼らなりの責任の考え方をぶつけ合い、悩み、苦しむ彼らの涙は本物にみえる。なので、子供たちの成長のものがたりのようにもみれる。映画作品としての評価は星3つだが、がんばった彼らと、妻夫木氏の好演に、星4つをあげたいと感じる。
それにしても!ブタのほうは子供たちになにを感じていたのか?終盤、子供たちそっちのけで無心にトマトを食べるブタがモノ悲しく見える。。。ところで「いただきます」って本来「お命いただきます」の意味で、生命を継承させてもらう宣言だそうな。生徒たちと一緒に観客も考えさせられるつくり。ひとによっては生き物は安易に飼うものでないと感じるかも。そして食物を残すおこさんには一度みせてあげたい気がした。
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[ Blu-ray ]
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252 生存者あり(Blu-ray)
・伊藤英明 ・内野聖陽 ・山田孝之 ・香椎由宇 ・木村祐一
【VAP,INC(VAP)(D)】
発売日: 2009-05-22
参考価格: 6,090 円(税込)
販売価格: 4,464 円(税込)
( 近日発売 予約可 )
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・伊藤英明 ・内野聖陽 ・山田孝之 ・香椎由宇 ・木村祐一
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カスタマー平均評価: 5
252 自分はこの映画は劇場まで見に行きました。この映画は巨大台風が東京を直撃するというもので本当に起こってもおかしくない自然災害が描かれておりとてもリアルで役者の演技力も素晴らしく久々に良い映画だと思いました。まだこの映画を見てない人は是非このブルーレイを買うことをお勧めします。中にはDVDでもいいという人もいるでしょうが台風の迫力などは高音質、高画質の方がより一層伝わると思います。以上長くなりましたが皆さんがこの商品を買う時の参考になれば幸いです。
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[ DVD ]
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人のセックスを笑うな [DVD]
・永作博美 ・松山ケンイチ ・蒼井優 ・忍成修吾
【Happinet(SB)(D)】
発売日: 2008-07-25
参考価格: 4,935 円(税込)
販売価格: 3,909 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 3,216円〜
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・永作博美 ・松山ケンイチ ・蒼井優 ・忍成修吾
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カスタマー平均評価: 3.5
原作は未読です 出演している俳優陣が好きな方ばかりだったので観ました。それでも途中かなり退屈に感じたくらいなので、特に好きな俳優が居ないという方が観るのは少々辛いかも知れません。レンタルで充分です。ユリとみるめとえんちゃんの関係をずっと映し出している訳ですが、最後の最後で堂本に持って行かれました。みんな報われないのに、切なくなるどころか、寧ろ温かい気持ちになるのは何故なのでしょうか。 時間に余裕がある時に 「ハチミツとクローバー」の青春スーツに穴が空いて、ほんのちょっと大人の世界が浸入してしまったら 、「人のセックスを笑うな」になりました。とさ。
「青春とは費用対効果を考えないこと」と 誰かが言っていたけれど、 この映画の時間軸は正にその言葉を地で行く。 余裕がある時に見ることをオススメ。 3連休の初日の午後とか。 フィクションならいいけれど…。 原作は読んでいないので、映画だけで語りますが、ユリは何ものにも束縛されることを嫌う自分の気持ちに正直な子供のような女で、単純にみるめを気に入ったからセックスしたんだと思う。ユリにとっては、結婚していても、気に入った男性がいれば年齢問わずセックスするのではないでしょうか?彼女に夢中になってしまう男たちも、現実から逸脱しているような不思議な魅力をもったユリに惹かれるのだと思います。
気に入ったら歳なんか関係ない。ユリは39歳で、みるめは19歳と20歳も離れていても平気。なぜなら、ユリはみるめの事が好きだから。いつまで好きかは分からないけど、とりあえずみるめが束縛しようとしない限りは別れないでしょう。でも、現実問題としては、39歳の肉体をさらして19歳の男の子とセックスできるのは、すごいと思いました(シーンなし)
ユリも変わっていますが、その夫である猪熊(あがた森魚)もかなりなもので、わたしは、親子ほど歳の離れた猪熊は、今までユリがセックスをしてきた男たちを全員知っていると思います。夫婦の形も色々なので、猪熊にとって、ユリは妻ではなく、子供なのではないでしょうか?恋愛というものは時には傷つけあうものでもあります。そんな時は、その男と別れて、猪熊に慰めてもらうのでは?と思いました。
印象的だったのは、ユリに夫がいた事にショックを受けて、ユリが使用しているリトグラフ室に、みるめが乱暴にユリを引っぱりこむところでした。ショックを受けて怒っていても、抱き合っているうちに、うちとけてしまう2人。松山ケンイチが、スレていなくって、ウブで可愛いです☆ちょうど21歳頃だったそうで、演技をする必要もなかったかのように自然にみえます。
2人がつきあっていることを知ってショックをうけるえんちゃん(蒼井優)がせつなかったです。恋愛の必勝法なんてないものね。可愛かったり美人はモテの有利な条件となりますが、かといって、肝心の好きな相手が、可愛いコや美人を選ぶとも限らないのが人の心の不思議なところ。単純、タイプじゃないっていう言葉もあるし。
あと、役者たちが小声で話すシーンがいくつかあるのですが、聴き取れなかったのはわたしだけでしょうか?ユリが製作していたリトグラフは、裏だけしか映らないので、どんな作品なのか、ちゃんと見せてほしかったです。
創作ならいいですが、現実では、実際、こういう自由奔放な女性は、恋愛沙汰でトラブルにまきこまれたり、刃傷沙汰にもなったりする可能性が高いので、人間というものをみくびってみていると、とんでもないことになります。 かったるい・・・・ まず第一に聴覚障害者用の字幕がない。健常者にも音声が聞き取り辛くマイナス要素で残念。聞こえなければ面白みは半減する。一度スタッフは音声なしで鑑賞して頂きたい。
感覚だけで撮っている感じがして、それを斬新と捉えるか、その辺に掃いて捨てる程ころがっているよくある風景として捉えるかは、見る側の経験によるだけの話。
20才の年齢差と夫がいた事でどうなのか?という、この映画の一番のポイントが全くたっていない。未公開映像としてカットされているのもどうなのか????
レンタルで充分。松ケンファンとして再度見たいと思えなかった珍しい作品。 おもしろくない けだるい映画ですね。タイトルに引かれてレンタルしてみましたが心地よくお昼寝できましたよ。このけだるさが狙いなのか否かは判りませんが面白い映画でないことはたしかです。日本映画は昔のもののほうがずっと面白いです。
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[ DVD ]
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休暇 [DVD]
・小林薫 ・西島秀俊 ・大塚寧々 ・大杉漣 ・柏原収史
【ポニーキャニオン】
発売日: 2009-05-20
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 2,925 円(税込)
( 近日発売 予約可 )
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・小林薫 ・西島秀俊 ・大塚寧々 ・大杉漣 ・柏原収史
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カスタマー平均評価: 4.5
淡々と・・・重い 私はこの映画を見るまでは死刑については賛成だったものの、見終わってからは、賛成・反対どちらかきかれても即答できなくなりました。
もちろん罪は償わないといけませんが、必ずしも死刑は必要なのだろうか、と。
命を断ち切られることで罪を償ったことになるのだろうか、と。
小林薫さん、大杉漣さんのキャラのせいかもしれませんが、お話は比較的淡々と過ぎていきます。刑務所の日常はリアリティがありました(本物を見たことはありませんが・・・)。
死刑囚を演じた西島秀俊さんが諦めを漂わせつつも静かで透明感のある美しさで、その姿に心を打たれました。
ただ、やはりテーマがテーマだけに重かったです。
淡々と重い感じでした。
劇場に見に行ったのですが、その直後に幼女連続殺人事件の犯人だった人の死刑が執行されたこともあり、死刑制度そのものや、死刑の意味についていろいろと考えるところがあり、見終わってからしばらくは重い気持ちですごしました。
死刑執行の担当といっても1名ではなく、死刑囚の体を押さえておく人(2名)のほかに、スイッチを押す人(3名)やその他の仕事の担当の人も必要で、一度の死刑であんなにたくさんの係の人が必要だということは映画を見るまで知りませんでした。
今までは新聞やニュース等で死刑があった旨が報じられても、刑務官の人のことなどは全く意識していませんでしたが、これからは「死刑執行」のニュースを見るたびに、この映画のことを思い出すことになると思います。
裁判員制度の導入を控え、この映画は死刑の意味や制度そのものについて考える機会になるのではないでしょうか?
見終わった後、気分的にしんどくなったので☆3にしようかと思いましたが、西島さんがとてもよかったので☆4にしました。
命の重さ テーマの抱える重みとともに本当に、静かな映画でした。
子連れの女性と結婚することになったベテラン刑務官が、新婚旅行のための休暇を得ようと、死刑執行の支え役を買って出たことからわき起こる様々な葛藤が、刑務官と死刑囚のリアルな日常描写とともに静かな緊迫感の中で綴られます。
静かに話が進んで行き、処刑のシーンも静かに同じテンポで進むんですが、その分衝撃が大きい。普通の一般人には想像を越えた死刑が執行されるまでの裏側。小林薫、大杉漣、西島秀俊など芸達者キャスト揃いで、セリフがなくても スクリーンに 映ってるだけで、いろんなものが伝わって来たり見えてきたりします。そして、判断や 印象・感想は、観た人それぞれにゆだねています。
私個人的には、死刑制度に関しては廃止論者ではありません。ただ、仕事とは言え、彼らにこんな重い傷を負わせていいのかと思う。本作のコピー『生きることにした。人の命とひきかえに。』がズシリと重い。せめてもの救いは、主人公と再婚相手とその子供の幸せそうな姿。
仕事をしっかりやっただけのことなのに、この傷を背負いながら幸せであって欲しいと願わずにはいられません。
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[ DVD ]
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ザ・マジックアワー スタンダード・エディション [DVD]
・佐藤浩市 ・妻夫木聡 ・深津絵里 ・綾瀬はるか ・西田敏行
【ポニーキャニオン】
発売日: 2008-12-03
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 2,952 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 2,170円〜
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・佐藤浩市 ・妻夫木聡 ・深津絵里 ・綾瀬はるか ・西田敏行
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カスタマー平均評価: 3.5
う?ん 笑えたけれど、あまり意味がよくわかりませんでした。独特の三谷ワールドと言う感じがしました。劇場と映画との違い、訴えたかったことはイマイチ何なのかわからませんでした。疲れない映画です。 一生懸命だからこそ可笑しくてジンとくる 現代なのに妙にノスタルジックで時代錯誤的な街、という設定の時点ですでに現実離れしたコメディだと覚悟しなくてはイケマセン。
「有頂天ホテル」が老舗ホテルマンの悲哀なら、今作は売れない一俳優の悲哀。
同じ悲哀でも、主人公の映画に捧げる一途な情熱は熱くなるほどに滑稽さが増し、ばかばかしく感じながらもだんだん好感が持てるようになりました。 特に、仮面をはいでしゃべる佐藤浩市さんの大げさな大根役者ぶりは従来のイメージを破るあり得ない可笑しさ。 そして小さな夢がかなって涙するシーンと憧れの俳優さんに出会って励まされるシーンには、素直にジンときました。
騒動を巻き起こしておきながら、ちゃっかり心変わりをする深津絵理さんが一番悪女かもしれない程度で悪人無し、流血・暴力もほとんど皆無。 西田敏行さん演じる冷静なヤクザのボスが佐藤さんの奇行にドギマギしたり、感化されていく子分たちの言動も笑えます。
いい大人になっても少年のような純粋さを忘れず、夢に向かっていい仲間と共に明日も頑張ろうヨという、ちょっと気恥ずかしいけれど素直なメッセージが感じられ、ほのぼのとした気持ちになりました。 まァまぁ 設定が面白いし気軽に見れる映画で楽しめます 三谷作品はそんなに好きじゃなかったん
ですけどこれは全然見れる作品になってると思います。 家族で笑える作品 ありえない設定に、無駄に(?)豪華な出演者たちなんだけど、ともかく佐藤浩市演じる時代錯誤の演技の濃い売れない役者、デラ富樫が笑えます。
途中の小ネタがツボにはまり、家族でひーひー笑っていました。
古い映画を知らない者にもウケていたので、それなりに楽しめると思います。
何にも考えないで気楽に笑いたいお疲れの方の週末息抜き用にはちょうどいいかと。 場違いの空気感 『ラヂオの時間』や『みんなのいえ』で
三谷幸喜さんが表現していた、
個人利益の衝突は、ほとんど無い。
物作りをしている人が、「あるある!」と共感できる
部分が少なめだったのは残念。
じゃあ、どこが面白いのか? ってゆーと。
場違いなヤツが登場した時の、
"微妙な空気感"が上手く演出されているところ。
真面目な者同士が、認識のズレを感じながらも、
事態は尚進行中という状況は、仕事でも注意したい。
些細な確認事項も、疎かにするとどうなるか、
そんなコトを再認識できるだろう。
舞台裏の舞台裏からの視点で
描いている点は、色々と考えさせられてしまう。
どの業界にもありながら、
あまり注目されず、注力して取り上げられない、
嫉妬や裏方の部分。
あなたが今の業界で脚光を浴びていたり、
組織内でスター扱いされているなら、
他の人がどのような目で、あなたを眺めているか、
その視線や気持ちを体感できるはずだ。
「忙しい人のための楽習塾」 利益を上げる読書術とは?
http://johnjohn.jp/blog/jb/mkt/
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[ DVD ]
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その日のまえに 【初回限定生産2枚組】 [DVD]
・南原清隆 ・永作博美 ・筧利夫 ・今井雅之 ・勝野雅奈恵
【角川エンタテインメント】
発売日: 2009-06-05
参考価格: 4,935 円(税込)
販売価格: 3,617 円(税込)
( 近日発売 予約可 )
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・南原清隆 ・永作博美 ・筧利夫 ・今井雅之 ・勝野雅奈恵
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カスタマー平均評価: 5
大林監督、新たな傑作 過去へのノスタルジー、思い出が時空を越えて夫婦の目の前を交錯していくファンタジー。まさにまさに大林ワールド全開の作品と言えます。
大林監督自身が『70歳の新人監督』のつもりで撮ったという本作。合成などの画像処理、台詞回しなどが、いかにもチープな作り事めいているのは、これまでの大林監督らしい。ただし、カットの繋ぎが少ないし、据え置きのカメラでの長廻しも多く、なによりテクニックで撮っていないです。
物語は、余命を宣告された妻が、“その日のまえに”後悔しないよう、ひとつひとつ人生の片付け物をしていく、といった趣でしょうか。
そう、これは夫婦の物語。大林監督が少女を描かないなんて、おそらく、初でしょう。(笑)
夫婦メインでどちらが主人公という訳でもないけれど、やはり永作博美あっての作品。物語は悲劇に突き進むことが分かっているから永作博美の笑顔がたまらない。南原清隆は、演技というより彼の中にある温かさ、誠実さが役にぴったり。
宮澤賢治がテーマとして取り上げられています。『あめゆじゆ、とてちてけんじゃ』、賢治が死に行く妹に向けて書いた「永訣の朝」の詩。あの美しくも哀しい詩。そこに歌われた、若くして死んでしまった賢治の妹と同じ名前のとし子。それを劇中、チェロを弾きながら歌う『クラムボンさん』と宮澤とし子の登場。
この二役を演じているのが原田夏希。少女の替わりにこの作品に君臨しているのは、この原田夏希だったかもしれないです。目深にかぶった帽子の中に豊かな長い黒髪を隠しているってこと自体中性的な少女ぽいし、彼女の風貌にも、石田ひかりの趣を感じます。
決してお涙頂戴の映画ではありませんが、クライマックス近くの手紙の言葉にはやられましたよ。そして、最高に辛くなったところで画面が丸くなり「実はカメラで覗いていたんだよ」と、その雰囲気がなんとも御伽噺っぽい。楽しさの裏には必ず悲しみがある。生きている裏側には、必ず死がある。でも、辛くても救われる大人の御伽噺です。
さまざまな出会いを過去と現代に交錯させながら、次第に一本に結びついてゆきます。懐かしい過去の思い出が、お盆の花火とともに帰ってくるラストの素晴らしさ!!
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しあわせのかおり [DVD]
・中谷美紀 ・藤竜也 ・田中圭 ・八千草薫
【VAP,INC(VAP)(D)】
発売日: 2009-04-10
参考価格: 5,040 円(税込)
販売価格: 3,932 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 4,525円〜
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・中谷美紀 ・藤竜也 ・田中圭 ・八千草薫
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カスタマー平均評価: 5
しあわせの定義 この作品を見て、おいしい料理とやわらかな笑顔、この2つは「しあわせ」の条件の中に入っているような気がしました。
当たり前のことをあたりまえにやってのける日々、平凡な日々っていうのは簡単そうで実は難しく、何気ない毎日をみんないろんな葛藤の中で過ごしているんだなぁ、と感じました。
そんな難しい日々の中の、ふとしたやわらかな時間が「しあわせ」なのかも、と感じた作品でした。 永久保存版とは 素敵な映画でした。料理は真心の味。いつもそれを食べる人のことを思って一生懸命作る。食べられること,美味しさを味わえることの幸せ。
永久保存版とは,時々観て,その世界の中に浸っていたい,観ていると爽やかな気持ちになれる,そして,「人間ていいな」「生きててよかったな」「また元気が出てきたな」と思える映画。だから,自分だけでなく,子供にも,孫にも,もっとたくさんの人に観てもらいたい。だから,買っておきたい。そう思える映画でした。
いい映画は,よりたくさんの人たちに観てもらえるように,もう少し安くしてくれるといいな。と,邦画を観るたび思ってはいますが・・・。 おいしい映画 『村の写真集』の監督作品ということで映画館に足を運びました。
『村の写真集』同様、“やさしさ”へのまなざしあふれた素晴らしい映画でした。が、今回は持ち味の“やさしさ”だけではなく、料理の美味しさも十二分に表現されておりかなり良かったです。人と人とのちょっとしたやりとり(例えば王さんのお店を手伝うおばあさんとお客さんのくだりなど)に、往年の日本映画をみるようでした。おススメ!! ハート・ウォーミングドラマの王道 冒頭から、満腹な人も再びお腹が空いてしまいそうなシーンの連続。トマトと卵の炒め物から始まり、蟹シュウマイ、炒飯、スープ等々、料理の映像が素晴らしい。音と映像だけで、卵のふんわり感、味とかおり、湯気までが伝わってくる。シンプルでありながら撮影角度や音響効果だけで魅せてくれます。
ワンさんが中谷の依頼を一言のもとに退けるのは、予想できるし、彼女がそれに懲りず、何度も通い、願いを達成しようとするであろうことも予想どおり。そして、そのうち、中谷にとって、営業の仕事はどうでもよくなってしまうであろうことも想定内。(笑)
そして、彼女のいまは亡き父親が料理人であったことが、部屋に飾られている写真で暗示されるので、彼女がいずれはワンさんの弟子になるであろうことも予想できます。
ことほど左様に、本作には、予想を裏切るドラマはほとんどありません。それでいて面白いのは、中谷美紀と藤竜也の演技と、貴子が王の心を徐々に開いていくところを丁寧に描いていること、ディテール表現のきめの細やかさのおかげでしょう。
店に野菜を納める農家の息子(田中圭)との間に、ほのかな恋が芽ばえそうな暗示もあるりますが、さらりいう感じ。また、ワンさんを何十年にわたってサポートしている加賀友禅の工房主という設定の八千草薫が登場しますが、彼女ともある種の「健全さ」があります。
あえて言えば、そのあたりが弱さであり、また強さであると言えないこともないですかね。(笑)
中谷美紀は、「鍋振り」にチャレンジし、最後には、2キロの鍋をプロっぽく操るまでになったそうで、本作でも女優根性を見せた格好ですね。
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[ DVD ]
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西の魔女が死んだ [DVD]
・サチ・パーカー ・高橋真悠 ・りょう ・大森南朋 ・高橋克実
【角川エンタテインメント】
発売日: 2008-11-21
参考価格: 4,935 円(税込)
販売価格: 4,242 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 4,430円〜
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・サチ・パーカー ・高橋真悠 ・りょう ・大森南朋 ・高橋克実
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カスタマー平均評価: 3.5
宝物です。 原作がとても好きなので、公開を楽しみにしていました。
映画館に2度足を運びました。
まるで贈り物のようなとても素晴らしい作品だと思います。
おばあちゃんの穏やかな日々とそこに隠れている驚きや歓びは、
まいが、まいのママが、そして私達が普段見失いがちなもの。
本当は、あって当たり前の、そして、とても大切なもの。
生きる歓び、幸せになる知恵、生きるとは、そして死とは何なのか。
そんなことを優しく諭すように教えてくれます。
物語の最後にまいに贈られる、西の魔女の最後の魔法。
かわらない絆、そして、永遠に消えることのない愛に、涙が溢れました。
手嶌葵の歌うエンディングテーマも素晴らしかった。
この作品に出会えたことを、幸せに思います。
おばあちゃんと孫娘の素敵なファンタジー。心に残る作品です。 本作には「余韻」がある。これは素晴らしいことだ。監督自ら手掛けたホンの力もあるだろうが、やはり俳優陣の卓越した演技力が「口当たりのよいワイン」のような効果を生み出したといえよう。まずもって、主演のサチ・パーカーが凄い。母親の作品はたくさん観ているが、娘はハリウッドでもそんなに「映画女優」というイメージではなく、出演作も少ない。それがこの名演技である。やはりこれは遺伝なのだろうか。ロケ地の効果も大きいが、おばあちゃんは本当に魔女だったのでは?と思えるくらいの芝居で魅せる。日本語も堪能なのは小学校まで学習院だったからだろう。できれば特別出演でS・マクレーンにも登場してほしかったな(笑)。また孫娘役の高橋真悠も素晴らしい演技を見せた。ひとりの登校拒否生徒が、心の平安を取り戻す過程は本当に見事だった。映画はほとんどこのふたりのシーンで占められているが、決して退屈にならず、それどころかもっと観ていたい感情を抱いた。ゆえに、ラストシーンは涙が溢れるのだろう。どこか日本映画っぽくないのも緑豊かなロケーションの為せる技か。「オズの魔法使い」にも通ずる感じもするし。子供たちにも観てもらいたいココロに響く名作です。 魔女修行 この映画を観て感動したのですが、最後は少しさみしさが残る映画でした。
監督は「生きていることの残酷さ」とコメントして・・あるシーンをカットしていらっしゃるのですが、自分にはそのシーンはカットしてほしくなかった。
でもそれを差し引いても魔女修行が私達、現代人が忘れてしまいそうな大切なものが沢山つまっています。
メイキングのDVDもみんなが仲良く心温まる作品にしようとしている感じが伝わってきて購入して良かったと思いました。
さちパーカーさんのおばあちゃん役は、とても美しい日本語で心地よく耳に残ります。
此処の評価の低さには唖然 何気なくこの作品を検索してみて、評価の平均値が随分と低いことに驚きました。
やはり人気俳優主演の大手作品ではない点が、この作品の評価を下げているのではないかと
思います。
私は原作を読まず、そしてこの作品に特段の期待をすることもなく、DVDを視聴しましたが、
サチ・パーカーさん演じる"おばあちゃん"と高橋真悠さん演じる"まいちゃん"の素晴らしい演技に
引き込まれました。脚本、構成、演出、風景の美しさ、すべてがパーフェクトな出来であり、
08年の邦画ではダントツの傑作だと断言できます。
子供さんが見ても、大人が見ても、非常に教えられることが多い作品です。
人としての生きる道、死生観、それらは案外ありふれた内容かもしれませんが、普段の生活の中で
私たちが忘れてしまっているものを眼前に提示されたような感じで、台詞の一つひとつがたいへん
意味深く、感動的です。
倒叙で始まるこの物語が、また現在の時間に戻るところの前後の演出は見事で、この仕掛けが
ラストシーンの感動をより深くしています。
このように素晴らしい作品が、ただの一つの映画賞も受賞していないことも驚きで、
メジャー作品でないと正当な評価を受けない日本の映画界とマスコミには失望を禁じ得ません。 何回も見直しました… この作品は古風な生き方と現代の生き方の裂け目を感じさせてくれました。 おばあちゃんとの生活を終えたまいは、おばあちゃんとの別れ際大好きとは言えませんでした。それはとてもよく分かります。おばあちゃんもまいとの別れ際に言葉はありませんでした。お互いに違う時代を生き、積んでいく経験も違う訳ですから、すれ違う部分が出てくるのは仕方のない事です。ただいつもお互いが通じ合っているという事は変わりません。それは最後の二人のやり取りを見れば分かります。魔女修行は西の魔女も東の魔女も、同じように続きます。たましいは永遠だからです。 梨本香歩さんの他の作品も見たくなりました。
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