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[ DVD ]
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余命 [DVD]
・松雪泰子 ・椎名桔平 ・奥貫薫 ・市川実和子 ・林遣都
【SDP】
発売日: 2009-06-26
参考価格: 5,040 円(税込)
販売価格: 3,694 円(税込)
( 近日発売 予約可 )
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・松雪泰子 ・椎名桔平 ・奥貫薫 ・市川実和子 ・林遣都
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カスタマー平均評価: 5
心と記憶に刻みつけたい作品 生と死を見つめた、テーマとしては重い作品なのかもしれません。
何か特別のことが起こるわけでもなく、淡々と日常生活を描いている作品です。
前評判に比べ、興行成績が伸びなかった原因のひとつにはそんなことがあるのでしょうか?
ただ、個人的にはとてもメッセージ性の強い作品だと思いますので、日本でもこのような奥深い作品が受け入れられる土壌が育ってくれることを願っています。
主人公夫婦である百田家のセットも、良い意味での生活感があり、インテリアの小物使いのセンスも良かったと思います。セットでは、春の桜・緑の生い茂る夏・落葉のころ・白く降り積もった雪と季節感の描き方も素晴らしかったです。これは、主人公滴の体調の変化とリンクしていたように感じました。
映画の予告編をご覧になればわかるとおり、結末も予測できるものですが、15回私はこの映画を観ました。今まで同じ作品をこれほど何度も観たいと思ったことはありません。どうしてそんなに何度も観たのか、という理由は自分でもはっきりとしないのですが、じわじわと込み上げるものがありました。観た後、心が温かくなる作品です。そして、健康であること、家族と一緒にいられることの日常など、一見当たり前と思えることに対する尊さを再認識させられます。
特に、滴が一人病室で涙しながら、赤ちゃんを抱き、授乳しているシーンは、感動的です。
3回目に観たころから、このシーンの松雪泰子さんのお顔がマリア様に見えてきたのは私だけでしょうか?神々しささえ感じました。
一日も早い、DVDの発売が待たれます。私は、これから自分自身の人生を考えるたびに、この作品を思い出すと思います。
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[ Blu-ray ]
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昭和ガメラ Blu-ray BOX I
・船越英二 ・本郷功次郎 ・江波杏子 ・笠原玲子 ・八重垣路子
【角川エンタテインメント】
発売日: 2009-07-24
参考価格: 16,800 円(税込)
販売価格: 12,314 円(税込)
( 近日発売 予約可 )
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・船越英二 ・本郷功次郎 ・江波杏子 ・笠原玲子 ・八重垣路子
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カスタマー平均評価: 0
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[ DVD ]
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ジャージの二人 [DVD]
・堺雅人 ・鮎川誠
【メディアファクトリー】
発売日: 2009-03-06
参考価格: 4,935 円(税込)
販売価格: 4,242 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 3,280円〜
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・堺雅人 ・鮎川誠
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カスタマー平均評価: 4.5
ジャージとトマトと携帯の電波 境雅人の父親役にSheena & The Rokketsのギタリストである鮎川誠を起用した時点で、個人的には☆3つは確定でした。
ちょっと変わった親子の、ちょっと変わった避暑地での休息。
なにも起きないのに、どこかおかしくて、どこか切なくて、どこかホッとする作品です。
水野美紀、田中あさみ、ダンカン、大楠道代など、登場人物たちも主演の2人に負けず劣らず変わった役柄で、それぞれのやりとりが妙に面白くて、ダラダラしているようで、気づいたら引き込まれてしまっています。
台詞や間、風景を大事にした、意外と凝った映画だと思います。
俺もジャージを引っ張りだしたくなりました。 なさそうでありそうな親子の時間と生き様が楽しい 独特の雰囲気が面白い作品。浮世ばなれした父親と息子にまつわる物語である。この浮世離れの具合が意地悪く言えばどことなく現実感ぎりぎりを感じさせもする。しかし、彼等二人の生き方が心根にある潔癖さ所以であることに気づけば、物語がまったくの虚構であると突き放してしまえる人は少ないだろう。都会から田舎へ、普通の服装からジャージへ、食事は毎日トマト漬けといった極端な世界に抗うことなく二人が生きる緩いペースが、がむしゃらに走ってきた現代人の心の隙間に沁みる。親子を演じた鮎川誠氏と堺雅人氏がうまくはまっていて、茫洋とした生き様をうかがわせる、会話の「間」もいい。天然という言葉がマイナスのイメージをもって捉えられる現代、あえて人誰しもが持つ天然さ、いわば人としての懐の広さに光をあて、その大切さを静かに訴えかけてくる。もっと言えばその心ばえをして彼等のような時間を自分も生きてみたいと思わせる作品だ。 「クスッ」 ゆる?い映画なんだろうな、と想像していましたが、予想通りオフビートな空気感の「ゆる?い感じ」でした。文字通り、力を抜くことが出来る脱力系映画の秀作ですね。
でも、映画の構成自体はスタイリッシュ(なのかな?)で、1年前の山荘と1年後の山荘、前後編のかたちでスケッチされます。父と息子の事情の変化を映し出すが、1年後はジャージの二人が、息子の妻(水野美紀)や父の娘が入りわかり、三人になって、やがて息子一人になるという感じです。
主人公の二人の親子は、なにか飄々としているように見えますが、実はそれぞれに悩み事を抱えています。父親は仕事のことや娘のこと、息子は妻の浮気。それぞれ悩みは深いように見えますが、その別荘ではホントに淡々と何もなく時間が過ぎていきます。(笑) でも、大きな出来事は起こりませんが、「クスッ」という笑いが随所にあり、細かい出来事
が次々と起こるので眠くはないですよ。
タイトルにあるように、その別荘では親子二人は小学校や中学校で着ていたようなジャージ姿で過ごしています。ジャージ姿というのは、だらしない格好の代名詞のようにも思えます。けれど、考えてみるとそれはとても自由で開けっぴろげな格好なのかもしれません。
「アフタースクール」「クライマーズ・ハイ」そして「篤姫」と、最近活躍している堺雅人が、ここでもいい味だしていました。「なんか、その」と曖昧モコとした口ぶりで、「チョコみたいなものが食べたい」とか、ひょうひょうと演じている鮎川誠の脱世俗ぶりが良かった。
ラストで明かされるジャージの校章名“かのうしょう”の謎も「クスッ」と笑えた。 ワールド アヒルと鴨のコインロッカーから中村監督作品はチェックしています。
ジャージを見に行った時は疲れていて、もしかしたらゆるすぎて眠ってしまうかな?と思っていたのですが、見始めたら確かにゆるいんですがあっという間にエンドロールでした。
東京から離れてゆっくりする二人、何も起こってなさそうで何か起こっている、堺雅人、鮎川誠またダンカンや水野美紀など俳優陣の絶妙の会話が作り出す独特な雰囲気や間、日常と非日常が交差しながら物語は進んでいき、気付いたらジャージワールドにつかっていました。
やみつきです。
ジャージ、借りました ちょうど堺雅人が篤姫で騒がれているときに、堺さんにキャッキャ言ってる母親と映画館に行きました。
独特の間を監督をはじめとしたスタッフ・キャスト陣がとにかく楽しんでいるようでした。
笑っていいのか、泣いていいのか…内容はユルユルなのに、常に心躍ります。
ジャージへの執念を感じる作品で、ブランケットの代わりにジャージを貸していました。
中村監督は大作も多く撮っていますが、他のニュージェネレーションと呼ばれる、日本映画の新鋭監督よりも突き抜けている気がします。
これまではそんなこと思いませんでしたが、振り返ると過去作どれも真面目で神経質かも?
という演出をしている、とっても前向きに鬱屈した感性を見せています。
堺雅人で見るのもよいが、それよりも中村監督の代表作、そして鮎川誠(なぜ!?)がたまらないのでそこ、注目です。
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[ DVD ]
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ホテル ビーナス [DVD]
・草ナギ剛 ・中谷美紀 ・パク・ジョンウ
【ビクターエンタテインメント】
発売日: 2004-09-10
参考価格: 6,200 円(税込)
販売価格: 5,305 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 427円〜
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・草ナギ剛 ・中谷美紀 ・パク・ジョンウ ・麻生哲朗
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カスタマー平均評価: 4.5
抑制の効いた愛 静かで悲しくて、優しくて美しい。孤独と適度な距離感の中にあたたかさが生まれる魅力的な場所を描き出している。
すごく抑制が効いているけど、この作品には愛を感じるな。クサナギさんはもちろん、香川照之さんの好演もあって、期待以上の作品でした。 深い大人の映画 青山真治監督の「ユリイカ」を感じさせましたセピア調の映像に最後だけカラーになるところ
そしてあの喋らない少女自体が「ユリイカ」のときの宮崎あおいそっくりでかなりオマージュをかけていると思います
良作です「放置された大人が 放置された子供を救う」という感じがしました
この映画で描かれているのは現代社会そのものだ「無責任な大人や阻害された子供」
素直になれない人々の再生や赦しまでの物語なんだと思います
ラストも実に素晴らしく久しぶりに深く感動しました 僕の2004年の映画ナンバー1です
是非もう一度見たい映画です 何度も見たい。 この映画を初めて見たときはレンタルでした。映画を見終り、布団に入っても頭から離れない。気が付くとずっと映画の事を思い出し色んな事を考え込んでいました。そして一度見た映画を何度も見たいと思ったのは初めてでした。他のレビューにもありますが、映画の入りはゆっくりと進んで行き、後半に一気に話が進んでいきます。最初からちゃんと見ていれば本当に引き込まれます。画面に釘付けです。この映画はBGMが本当にいい効果を出していると思います。(まぁこれは私がラブサイケデリコのファンだからかも知れませんが。)言語に関して“流行りの韓国語”と仰る方もいますが、流行っていてもいなくてもこの映画は韓国語で正解の様な気がします。韓国語とラブサイケデリコと洋風の街が何処とも、いつの時代とも言えない異国感を出していて、なおかつ色褪せた映像がなんだか美しい。そのせいか、映像や設定にリアリティーはあまり無いかもしれません。しかし人々の心はとてもリアリティーがあり、思わず考え込んでしまう人もいるのではないでしょうか?結局最後まで詳細があまり分からないホテルビーナスの住人達もこの映画のいいところかと思います。「あなたはどの部屋で泣きますか?」というコピーですが、私は、どの部屋というよりは全体を通して最後に泣けたという感じでした。少し残念だと思ったのが、せっかく異国感がでていてその世界に入り込んでいたのに、後半に一部現代風の音楽が使われていた事でちょっと場違いな感じがしました。あと、つんくや慎吾くんはアリだと思います。監督のご愛嬌でしょうから(^-^)総合して★4コで。でもこれは買いです!! 心に染み入る映画 果てしなくかっこよく、限りなく悲しく美しい映画だ。何度も何度も見たくてDVDを買った。全編韓国語も、モノトーン映像もこれがベストとしか言いようがない。悔やむべきは、劇場の大スクリーンで見なかったこと。しっとりと心に染み入る作品だ。 そして時は動き出す CMなどで見て、ずっと気になってた作品でした。
草薙くんも韓国語も韓国俳優もラブサイケデリコもタップダンスも
好きではないけどこの作品は結構好きです。モノクロームな世界で
淡々と描かれる物語が次第に色を取り戻していく、色を取り戻した
世界がとてもキレイで印象に残ります。カット割りやミュートなど
小技も効いててこじゃれた感じです。ラストの慎吾ちゃんとつんく
は余計ですね。
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[ DVD ]
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まぼろしの邪馬台国 [DVD]
・吉永小百合 ・竹中直人 ・窪塚洋介 ・風間トオル ・平田満
【TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)】
発売日: 2009-05-21
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 2,925 円(税込)
( 近日発売 予約可 )
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・吉永小百合 ・竹中直人 ・窪塚洋介 ・風間トオル ・平田満
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カスタマー平均評価: 4
夫婦の愛と絆 宮崎康平は邪馬台国のあった場所について九州説を唱えるわけですが、その根拠とかが詳しく描かれるのかと思っていたら、道程に関して「古代の海岸線は現代とは異なることを想起しなければならない」との指摘し、当時の学会に一石を投じたとかの場面はあるものの、ほとんど描かれません。このあたりは、少々肩透かしでした。
目のハンデを抱えながら邪馬台国探しに執念を燃やす康平と彼を献身的に支える和子の夫婦の愛と絆を描く。
書き上げた本は、宮崎康平が口述し、妻の和子が文字化し、編集するという共同作業の成果だが、その作業だけでも、感動する。宮崎康平の伝記的な映画というよりも、一つのラブストーリーとして見れば、面白い。
盲目で、自己中心で、天衣無縫で、猛烈な男である宮崎康平を竹中直人が演じるのは、キャスティングとしてぴったり。竹中にありがちなわざとらしさが、ここではうまく活かされています。
吉永小百合も、「名優」ぶった感じが消え、宮崎康平と出会う若い時代のシーンでは、ふと1960年代の面影さえ漂う。
面白いのは、宮崎の経歴だ。彼は、早稲田大学時代に森繁久彌と演劇活動をし、卒業後、東宝に入社していそうだ。その関係で、彼の葬儀には森繁の花輪があった。
あと、バスガール役の柳原可奈子が、お笑い芸人を脱皮した演技を見せていたのが印象的でした。 この作品の吉永小百合はいいです。 優等生的な役柄が多い吉永小百合が、この映画ではお茶目で明るい面を見せ、奇人の夫を気丈に支え、おおらかに包み込むように愛し、最後には幻想シーンで卑弥呼の役を演じる。久しぶりに彼女の魅力を堪能できた作品だ。その夫を演じる竹中直人は奇人ぶりを誇張しすぎているように感じる部分も若干あるが、ハンディを抱えつつもアクティブに動き回る異能の事業家・邪馬台国研究家は、適役と言っていいだろう。駅のホームで求愛する場面、妻の手を借りて妻の手作りの九州の立体地図をなぞった後、妻の顔に触れるシーンはしっかり決めてくれる。吉永小百合と竹中直人、息の合ったいいコンビだ。
その夫婦が旅して回る九州の自然美が見事にフィルムに捉えられている。特に金色に輝く宇土半島の干潟の美しさは比類ない。最後の幻想シーンも決して唐突ではないと私は思う。しかし、セリーヌ・ディオンが日本語で卑弥呼のテーマを歌い上げるのには驚いた。
結論として、本作も最近の邦画の好調さを実感できる佳作である。
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[ DVD ]
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秋深き [DVD]
・八嶋智人 ・佐藤江梨子
【東宝】
発売日: 2009-05-22
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 2,925 円(税込)
( 近日発売 予約可 )
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・八嶋智人 ・佐藤江梨子
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カスタマー平均評価: 4
古きよき時代のコメディを現代劇に 物語前半、ホステスに入れ込み、えっ、そのタイミングでプロポーズか、という展開でグイッと話に引き込まれました。結婚後は夫の独占欲丸出しかつ、子供じみた嫉妬心がくど過ぎずコミカルに描かれていて、苦笑しつつ楽しませてくれる。そして、妻が乳がんに...。
切なく、悲しい話ではあるのだが、「悲劇」を見せて観客を泣かせるというのでもないところが、面白い。
やたら、やきもち焼きで、しかも一途、さらに、勧められる物には何の疑いもなく信じてしまいだまされる。この寺田という人物設定に八嶋智人という役者はピッタリ。
一方のサトエリもこれまた、キャバクラの女だから、色々過去もあるだろうに、のほほんとしていて、そういうことを感じさせない。ある意味で宇宙人的で、これまたサトエリにピッタリの役柄というのもあります。しかし、上手いです。「腑抜けども悲しみの愛を見せろ」で一皮むけたなと思ってたら、本作ではついに殻を脱ぎ捨てたね。蝉みたい短い命でなければいいんですがね。(笑) ただ、一言苦言を。おっぱいの話なんだから、やっぱり美乳を披露しなきゃイカンでしょ。
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[ DVD ]
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ザ・マジックアワー スペシャル・エディション
・佐藤浩市 ・妻夫木聡 ・深津絵里 ・綾瀬はるか ・西田敏行
【ポニーキャニオン】
発売日: 2008-12-03
参考価格: 5,985 円(税込)
販売価格: 4,551 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 3,800円〜
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・佐藤浩市 ・妻夫木聡 ・深津絵里 ・綾瀬はるか ・西田敏行
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カスタマー平均評価: 4.5
三谷幸喜は演劇界が一番
誰も死なない、誰も悲しまない、そして家族で楽しく見る事ができる。
いま、この手の喜劇戯曲を書かせたら右に出る者はいない三谷作品。
ラヂオの時間…、みんなのいえ…、有頂天ホテル…
おそらく、撮影範囲100m内で全てを完結させる天才です。
フィクションという大前提をあらかじめ腹に据えておけば爆笑映画。
どこか現実味がなければと思う人には今ひとつの映画。
笑いは溢れんばかりにこぼれます。
個人的には前2/3は完璧で終わりの終わりにスカされた印象ですが。
三谷作品は舞台脚本をそのまま映画に持って行っても成立します。
監督は違いますが「12人の優しい日本人」や「笑いの大学」のように
舞台で同じようにやっても好評を博すと思います。
むしろ、こういった題材でこそ舞台でやって欲しかった。
ザ・三谷ワールド 脚本家は好きなネタを使い回すものだけど、
これは、基本的にはHRのチェッキーさんです。
S.E.T.(スーパーエキセントリックシアター)の
YMOのCDに入っていたネタもありますね。
同じネタでも設定の変更でガラッと変わるし、
ルーツがわかるとこの映画もより楽しめると思います。 チャンスはまた来る 勝手な誤解で話がどんどん進むシーンは、仕事でも意思疎通はしてないんだけど表面上
会話している状態が実際に起きたりして面白いんだけど、笑うに笑えない苦笑するしか
ないです。世の中にはあえてこういうふうにしている人もいるなあと感じました。
本気の側と芝居の側をうまく融合させています。
ストーリーは映画のメイキング的要素を本編に編み込んで活用した感じです。
「映画って楽しいでしょ」ってのが前面に出過ぎてる感もあります。
期待したほど笑わなかったですが、微笑ましい感じはします。これが三谷ワールドなん
ですね。なかなか味はあるので、何回も噛みしめて見たいと思います。
また「マジックアワー」の意味を教えてもらえたのは一番価値があったと思います。 最後までドキドキしながら家族と楽しめた ギャング世界の現実離れした中を映画撮影と称して、話がズレているのにズレていない絶妙な喜劇シナリオと俳優たちの演技力に、最後までドキドキしながら楽しめた。とくに佐藤浩市は、シリアスからギャグまで普通にこなすスゴイ役者ですね、ファンになりました(伊吹吾郎もイイ)。オープニングでは”新撰組!(大河ドラマ)”のファン向けかと思いましたが、見終わった後はこの作品そのものが大好きになった。また映画オタクの三谷作品らしく、オーディオコメンタリーも面白くって、特典ディスク付きを購入して良かったと大満足。今回の年末年始、末永く家族と楽しめそうです。 面白いです! 三谷さんはつくづくエンターテイナーな方なぁと今更ながら感じました。映画本編は言わずもがな出来ですが特典映像では誰よりも前に出てる。地上波メイキングやスポット集やコメンタリーとか。コメンタリーは本編2本と未公開映像にもコメンタリーがあります。佐藤さんと一緒のコメンタリーは程よいグダグダ感で楽しかったです。もう一本の方は堅くなるのかと思ってましたがお相手の佐々木アナのおとぼけのおかげでゆるいです。声だけ聴くと吾郎ちゃんに似てないか?月イチゴローみたい(笑)三谷監督マジック披露でのキャストの反応が薄すぎ。深津さんに至っては愛想笑いすら見せないドン引きっぷり。 …でも三谷さんはめげない(笑)あとふかっちゃんは歌が上手い。未公開シーンですがヤッホーの歌?を少しアドリブ気味に歌ってます。残念なのが新規のメイキング(役者中心の)がほとんどなかったところでしょうか。
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[ DVD ]
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ALWAYS 続・三丁目の夕日[DVD通常版]
・吉岡秀隆 ・堤真一 ・小雪 ・堀北真希 ・須賀健太
【バップ】
発売日: 2008-05-21
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 3,012 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 972円〜
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・吉岡秀隆 ・堤真一 ・小雪 ・堀北真希 ・須賀健太
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カスタマー平均評価: 4
作る側の進歩なのか、あるいは見る側の慣れなのか・・・? 一作目のときは、「原作のレトロ感だけを安易に拝借した低い志の超駄作!」なんて
酷評をした私ですが、今回の続編はそんな憤りをあまり感じないまま見終えることが
できました。(だからといって多くの方が褒めちぎっているような、大感動をもらった
わけでもないのですが・・・)
貧乏作家の文学賞受賞をめぐるエピソード(&前回別れた踊り子とのロマンス)や、
悪ガキと親戚の少女との確執と和解・・・等々、紋きり型の展開は前作と大差ないですが、
余計なおふざけがや学芸会チックな演出がやや抑えられていたせいなのかなと思いますが、
単に、続編ということで多少の慣れというか心の準備ができていたからなのかもしれません(笑)。
そして、ストーリーはともかくとして、CGは相変わらずなかなかの出来で、この時代より
若干あとの人間である私も郷愁をさそわれたというか、「ああ、こんな時代に生きて
みたかったなぁ」なんて思わせるくらい自然に描かれておりなかなかよかったです。
(映像ギミックに関して言えば些細なことですが、冒頭のワンカットのショットには
ちょっと感心しました。カメラが少年の動きを追って移動を続け、屋外に出るとクレーンアップした
俯瞰の画になるくだりです。ハリウッド映画などではよくある手法かもしれませんが、
どんな機材で撮影を、あるいは編集時の加工であればどんな処理をしたのか興味がわきました。)
人生 金じゃ 恒産なくして恒心なし アンチ資本主義的極楽楽観顛末に違和感。
あの時代、日本は、ダイナミックに全力で、
資本主義の世界で闘ったはず。
時代の息吹が否定された愚作。
庶民が命懸で働いた結果が今の繁栄した日本。
時代を正しく伝えて欲しい。
鈴木オート繁盛記のダイナミックストーリーが欲しかった。
昭和30年代の光と影 当初は続編の予定などなかったのですがあまりのヒットに作らざるをえない状況になって作った危うい作品でした。今までこうした作品でコケたのは数え切れない程あったので不安はありましたが何とか面目躍如でした。特撮は相変わらず良く出来ていました。やはりこれからは多かれ少なかれこういった知識が映画作りに必要になってきてます。
今回は茶川龍之介のドラマと鈴木モータースにお世話になるはとこの話が縦糸横糸でうまく構成されていたと思います。今回は小雪の出番が少ないなと思っていたら後半の一番良い場面で登場してくれて見ていて嬉しかったです。
鈴木モータースにお世話になることになった事業に失敗したおじさん。睦子と共に上京して馴染めず悪い道にそれて行ってしまった同級生。昭和30年代の影の部分も見たような気がしました。 良い映画です、哀しいくらいに。 良い映画だと思います。原作を上手くつなぎ合わせて、面白い物語にしてます。登場人物も少し変えて、映画に馴染むような設定にしています。CGも素晴らしいですね。正編でも感じましたが、何といっても主役は昭和30年代の下町だと思われますし、情景を見ているだけで揺さぶらるものがあります。この映画をみて、昭和30年代に憧れをもたれる方もおられるかもしれませんが、こんな良い話ばかりではないことも申し上げておきたいと思います。余計かもしれませんが・・・。この頃、みんなが描いていた夢は、今暮らしている場所なのではないかと思います。まだ日本の企業も小さくて、アメリカが偉大に見えて、アメリカの生活を夢見ていた時代でもありました。それに追いつこうと、ここから工場が立ち並び、高層ビルや高速道路が建設されてゆき、便利さが追求されていきました。一方で公害が発生し、遂には地球環境問題に到りました。この映画に何を見出すか人それぞれでしょうけど、ノスタルジーに浸るだけという感じにはなれませんでした。 昭和の時代ってこんな感じだったのか 前作終了時点から4ヶ月後の東京下町を舞台に、夕日町三丁目に暮らす面々の人間模様をノスタルジックに描く。昭和34年の春、日本は東京オリンピックの開催が決定し、高度経済成長時代を迎えようとしていた。そんな中、東京下町の夕日町三丁目では、茶川が黙って去って行ったヒロミを想い続けながら淳之介と暮らしていた。そこへある日、淳之介の実父である川渕が再び息子を連れ戻しにやって来る。そして、人並みの暮らしをさせることを条件に改めて淳之介を預かった茶川は、安定した生活と共にヒロミへ一人前の自分を見せられるよう、一度はあきらめていた“芥川賞受賞”の夢に向かって執筆を始めるのだった。一方、経営が軌道に乗り始めていた鈴木オートでは、事業に失敗してしまった親戚の娘・美加をしばらく預かることになるのだが…。
この作品では、前作での続きのため芥川とヒロミのその後や淳之介とのとの生活、六子と鈴木オートの家族との様子を描いています。
やはり、前作ほどは感動はしませんでしたが昭和の頃の風景、下町の温かさ、そして
いつの時代も変わらないでいたい人間の心情などが映像にあふれていました。
見終わって幸せな気持ちになる作品です。
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[ DVD ]
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クライマーズ・ハイ デラックス・コレクターズ・エディション [DVD]
・堤真一 ・堺雅人 ・遠藤憲一 ・堀部圭亮 ・田口トモロヲ
【ソニー・ピクチャーズエンタテインメント】
発売日: 2009-01-01
参考価格: 4,980 円(税込)
販売価格: 4,281 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 2,383円〜
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・堤真一 ・堺雅人 ・遠藤憲一 ・堀部圭亮 ・田口トモロヲ
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カスタマー平均評価: 3.5
気負いすぎて 空回り・・・ かな ^^ 思いが強すぎて・・・というか・・・
1985年 御巣鷹山日航機墜落事故を地方紙の記者からみた視点で描いている。
緊迫した状況と、記者魂がぶつかり合い、時々刻々と変化する状況の中、頭に抜擢された主人公が、記者としての意地をかけて
真実を追いかける。
そんな姿に 本編のだいご味が感じられる。
けど、子どもとの確執や、記者どおしの ちょっとわざとらしいくらいの、ぶつかり合い。
そんな ちょっとしたエピソードが
わかりにくかったり、感情移入しづらかったり。
わたしには、 気負いしすぎて 空回りした映画に思えました。
ニュージーランドもいらないしーー
わたしは 堺雅人のちょっと ころした演技がすきでした。
山崎努やでんでん よかった ^^ なぁ
情報源の信憑性とは… ジャーナリズムの世界において情報源の確かな信憑性は最重要事項ですが、それらの確証を得ずに記事にしてしまう場合もなきにしもあらずで、その辺りにジャーナリストとしてのプライドや信念が問われるのでしょう。真実を一点の曇り無く明らかに報道する事の難しさや、ヤマを張るかどうか瀬戸際の決断力の恐さなど報道機関のリスクの高さを山登りの危険と照らし合わせて描かれた人間ドラマです。物語の核となる日航機墜落事故の現場事態はあまり登場せず、どちらかと言えばスクープをものにするかどうかの新聞社内での激動を追ったドキュメンタリー映画です。主役は堤真一さんですが、社内の人材すべてが最高の演技者たちによってリアリティある躍動感あふれた現場を創り出していて圧巻でした。特に轟部長最高!ジャーナリストを目指す人には興味深い内容だと思います。 ただ、ラストのニュージーランドで息子と再会する場面は必要なかったのでは?山登りの挿入はストーリーを暗愉していて必然性を認めますが、親子の絆を描くほどのエピソードも無いし返って焦点がブレてしまった気がします。 インサイダーのアル・パチーノを彷彿とさせる骨太な男性たちの熱き闘いを堪能しました。 比べなければ、楽しめると思います。 先にNHK版を鑑賞し、原作本を見た後に、映画を観た者です。
「結論から言うと、それぞれのバージョンはそれぞれで楽しめる」と思います。
比べるのも、いささかヤボに感じるかな?
△
原作の世界観は確かにNHK同様、この映画版でも感じることが出来ます。他の方のレビューにもありますが、やはり最後の海外のシーンは蛇足に感じますし、もし表現するのであれば、ナレーション程度で良かったと思っています。「悠木の心の声」のナレーションがあったので、キャスト紹介についてはNHK版の方が分かりやすかったですね。
原作を意識しすぎたか、サブストーリーが盛り過ぎで分かり難かったと感じます。原作を知っているので理解出来ますが、何も知らない人がこの映画を見て、全て理解出来るとは思えません。
【キャスト】
堤さんはじめ、堺さん(最高の役者!)、エンケンさんなどの味のある俳優さんの醸し出すカラーで、この作品は作品以上の輝きを見せています。
ただ、NHK版の佐藤浩市さん、松重さん、光石さんの同期組、佐山役の大森さん、販売局長の綿引さんや追村役の塩見さんも同様にいい味を出していたので、それを考えると、タイなのかなぁとも思っています。
キャスト面での不満は、好きな人物ですがマギーと猿時は軽すぎたかな…。あと原田映画だから仕方ないんですが、遊人を出すのはいい加減止めてもらいたい。「あさま山荘」の時は悪くなかったが、ここまで子供を使ってると、少しヒきます。オーディオコメンタリーも楽しみにしていたんだけど、まさか親子対談だったとは…。
△
原田映画は、君塚映画のように、画面の奥での細かな演技など、詳細に渡って楽しめる部分にあると思います。そういった楽しみはこの作品には確かにあるでしょう。
人間が裸にされる荘厳なる戦場 社会的な男の泥臭さを描かせたら日本では右に出る監督はいないだろう原田眞人。『金融腐食列島』以上の登場人物の多さでまず群像映画であることが際だち、とりわけそれゆえのカット割りの緻密さがスピード感を出す。登場人物が多いにもかかわらず、観客はいつのまにか人物と人物の関わりの線をひくことができるようになるから、スクリーンいっぱいに恨み、嫉妬、憧れ、欲望が蠢く綿密な人物描写と関連を描く技をもってる原田監督ゆえだろう。
そして、『突撃!あさま山荘事件』と同じように日本史に残る衝撃事件を題材にしたわけだが、映像の迫力とドラマ性は以前にも増して強くなっており、エンタータイメント性の高い上質な映画となっている。
恋愛的な描写抜きの徹底した男臭い映画。マイケル・マン監督のような原田監督のこだわりを堪能できる作品であるだろう。是非、スコッチをロックで一人で観てほしいような、そんな見方もこだわらなければいけないんじゃないかと思わせてしまう。
境雅人はすごくよかった! 役者がすばらしい そもそも「映画」と「小説」は違う土俵のモノなので、比較してどうのこうの言うのはいかがかと。
「映画」としてこの作品を見る限りでは、★×5の満点。
とにもかくにも、役者さんたちの”熱さ”がガンガン見ている者に響く。
堺雅人さんのあのズタボロで汗臭そうなYシャツがかっこいいし、遠藤さんの後ろ姿はどの作品を見ても色気を感じる(もちろんこの作品も)。主演の堤さんの低い声で怒鳴られたらシビれます。
でんでんさん、マギーさん、堀部さんなんかも一癖も二癖もあっていいですねぇ。
男性陣の中にあって、唯一女性の尾野真千子さんも「男性に負けない!」という役どころの意気込みが十二分に伝わってきました。
良質な作品(映画や小説など)を作るのに大事なのは「味のある脇役」と誰か有名な人が言ってましたけど、全くその通りだと思います。
映画はやっぱりこうでなきゃ。
「映画」ですからねぇ。小説で悠木さんって言われても妄想しにくいですが、映画の中だったら目に見える分良く分かる。
そういう意味でも「役者」ってのは大事。
アルパチーノやアンディガルシアやモーガンフリーマン、日本で言えば、豊川悦司さんや堤真一さん、いかりや長介さんなどなど。数えあげたらキリがないけど。
演技の上手い下手ではなく「味のある」っていうか、「雰囲気のある」っていうか、言い方は悪いけど、「所詮、映画は作り物(ニセモノ)」なんだから、本物の新聞記者に堺さんが「新聞記者としての点数を比較」っていっても勝てるわけがない。だから上手い下手じゃないと思う。
もちろん原作を壊さないように尊重していく事は言うに及ばずだが、それに関わる人の”熱”が熱ければ熱いほど、面白い映画ができると思う。
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[ DVD ]
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超高層のあけぼの [完全版] [DVD]
・池部良 ・木村功 ・佐久間良子 ・新珠三千代 ・丹波哲郎
【ジェネオン エンタテインメント】
発売日: 2009-03-25
参考価格: 4,935 円(税込)
販売価格: 3,861 円(税込)
( 在庫あり。 )
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・池部良 ・木村功 ・佐久間良子 ・新珠三千代 ・丹波哲郎
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カスタマー平均評価: 3
超高層のあけぼの(完全版) 私がこの作品を見たのはテレビで中学生の頃だったもので、懐かしさもあって、つい買ってしまった。内容は日本初の
超高層ビル、霞ヶ関ビルができるまでのドキュメンタリータッチの作品だが、今の若い人達にはピンとこないだろうが
出演者たちが当時の大物スターの品評会のように、これでもかと出てくる。作品が地味なのでキャストで格をだそうと
の狙いがあったのかもしれない。それはともかく不況の厳しい今の時代、若い人達にこの国は最先端技術を強みとして
なりたっていることと、それを根底で支えているのは最後は普通の人間でしかないことを、この作品を見て感じてほし
い。楽して儲かることって所詮ないのです。
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