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[ DVD ]
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やじきた道中 てれすこ [DVD]
・小泉今日子 ・柄本明 ・中村勘三郎
【バンダイビジュアル】
発売日: 2008-05-23
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 3,416 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,480円〜
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・小泉今日子 ・柄本明 ・中村勘三郎
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カスタマー平均評価: 4.5
能天気なお話 最近こんな映画がなくって、ちょっと新鮮な気がしました。
能天気な江戸時代のお話。
今の時代、この能天気さを求めるのは難しいのでしょうか。 若い人たちにこそ見て欲しい人情喜劇 平山監督の前作「しゃべれども しゃべれども」は、現代の落語界を舞台にした秀作でしたが、本作は十返舎一九の「東海道中膝栗毛(やじきた道中記)」に古典落語のエッセンスを加えた時代劇。落語の「てれすこ」「淀五郎」「狸賽(たぬさい)」「浮世床」「野ざらし」などのネタが、ストーリーの中に巧みに織り込まれています。
古典落語をベースにした時代劇と言えば、川島雄三の傑作「幕末太陽傳」がまず思い浮びます。本作も、「幕末太陽傳」をずいぶん意識していますね。「幕末太陽傳」は、主演のフランキー堺が伝法な江戸弁を駆使して鮮やかな印象を残しましたが、本作の中村勘三郎(弥次郎兵衛)も、それに劣らぬ快演。亡き妻の幽霊へのセリフなんて巧すぎますよ。もちろん、喜多八を演じる柄本明も負けていません。悪酔いして暴れるシーンなんて演技を超えています。
特に山あり谷ありではなく、のんびり、ほのぼのした映画でした。でも、小泉今日子演じる「足抜け」した花魁を旅の仲間に加えることでラブストーリーとしての色合いを加味したり、喜多八を売れない歌舞伎役者に設定することで物語にふくらみを持たせることにも成功しています。「コメディ」というよりは、あえて「人情喜劇」と呼びたい感じの仕上がり。ベタなギャグも多いのだけれど、そのベタさ加減も含めて『なつかしい』古き佳き日本映画の味わいがあります。
一方で、小粋な洒落っ気も全編に横溢。たとえば、オープニングに主演の3人をキャラクターにしたアニメが用いられ、そのバックにガーシュインの「ラプソディー・イン・ブルー」を邦楽にアレンジして使うあたり、遊びごころと言うか粋と言うかスタイリッシュだよね。若い人に観て欲しい映画です。
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[ DVD ]
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河内山宗俊 [DVD]
・河原崎長十郎 ・中村翫右衛門 ・原節子 ・市川扇升
【日活】
発売日: 2005-01-01
参考価格: 4,935 円(税込)
販売価格: 4,935 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 3,700円〜
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・河原崎長十郎 ・中村翫右衛門 ・原節子 ・市川扇升 ・山中貞雄 ・三村伸太郎
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カスタマー平均評価: 4
男に生まれたからにゃ、やる時ゃ やるよ 純情可憐、純白無垢な娘さんが困ってるんだ、
このまま 見過ごすわけにゃ いかねぇ。
ここは、ひとつ 男の心意気を見せにゃなるめぇ。
「余計な事だがあいつは俺の女房だ、河内山の女房だ!」
こんな粋で、泣かせる、素晴らしいセリフは今まで聞いたことがない!!!
山中監督の映画作りのセンスにゃ、ホント 頭が下がりやす。
カッコイイ男達 今作の山中貞雄の人物描写は齢三十を前にして悟りをひらいたかのよう。落ち着いた演出で魅せる魅せる。裏の世界で生きている二人の男が、原節子演じる可憐な少女と、業深きその弟を助けるため、自らの命を懸ける。河原崎長十郎演じる河内山宗俊と中村翫右衛門演じる金子市乃丞。この二人の主人公がとにかく素晴らしい。容姿と仕草が、そのまま漫画や小説になりそうな程ハマッてる。やるときゃやるというカッコよさ。最後の二人の生き様には胸が熱くなる。相変わらず山中貞雄監督の作品は、話のテンポが良く無駄がない。「わしはな、これで人間になったような気がするよ」「人のために喜んで死ねるようなら、人間、一人前じゃないかな」「余計な事だがあいつは俺の女房だ、河内山の女房だ!」「ここらがわしの潮時だ。人間、潮時に取り残されると、恥が多いというからな」。数々の名台詞が、名場面とともに心に残る傑作。商品としては、多少値が張るものの、字幕が付いていて映像特典のある正規版のこちらをお勧め。天才山中貞雄の他の作品も是非観たいっ!どこかに無傷でフィルム残ってないかなぁ。国宝もんだよ。 もうすこし音が良けりゃな・・・・ 夭逝の天才、山中貞雄の作品、初見でした。
非常に音質が悪いVHSを見て台詞が聴き取れないことが多かったので、今回のDVDの字幕付きというのに期待。
河原崎長十郎は、「意地悪ばあさん」などで小市民的な気の弱そうなパパを演じているイメージのある長一郎氏のお父上で、稀代の悪坊主という役どころに、ふと、息子さんの面影が垣間見えたのが可笑しかった。
市之丞を演じたほうの俳優は、西村雅彦にちょっと似てるかな?
脚本も絵作りもタイトという言葉がピッタリです。台詞が聴き取れなくても、自然に状況がつかめてくる。
この「河内山」という題材、「天衣紛上野初花」という黙阿弥・脚本の歌舞伎にもなっていて、山中の最高傑作と言われる「人情紙風船」も黙阿弥の「梅雨小袖昔八丈?髪結新三」という芝居が原作になってるそうです。「人情?」はまだ未見ですが是非とも観たい。
ちょうど、黙阿弥の「鳩の平右衛門」という脚本を読んだばかりなので、これを機に歌舞伎に関心を持ってもいいかなあと、思いました。「髪結?」は、歌丸師匠の落語版もあるようなので、落語も聴いてみようかなあ、と。 俳優の演技力を堪能する作品 新人の原節子を含め、どの役者も上手い、上手過ぎる。
「百万両の壺」みたいに、安易にリメイクしないでもらいたい。
俳優の層は戦前より遙かに厚くとも、これほど上手な役者はもう揃わないだろうから。
ラストは圧巻だった。
河内山の表現し難い笑顔がいつまでも記憶に残る。
保存されていたことに快哉を叫びたい日本の傑作。 日本語字幕が本当に助かります 10年ほど前に初めてこの映画を見たとき、台詞を聞き取ることができず、十分に話を理解することが出来ませんでした。そのため、「映画史の傑作」と言われるこの作品の面白さも(恥ずかしいことですが)今ひとつピンと来なかったのです。今回のDVD化に際して、製作者の方々が、日本語の字幕をつけてくださったのには感謝します。ようやく喋っていることも理解でき、この映画の素晴らしさ、美しさが分かりました。それから特典としてスチールやスタッフとキャストのプロフィールが分かるほか、一部分ではありますが、今は失われてしまったという山中貞雄の幻の傑作『抱寝の長脇差』と『怪盗白頭巾』の断片が見られるのも嬉しいことでした。どちらもサイレント作品で再生時は無音ですが、これがもうとてつもない迫力のチャンバラ・シーン。ますます「どうして、山中の他の作品が見られないのだ!」と思ってしまいました。 ただし、DVDをセットしたあとにメニュー画面が出てくるまでのオープニング映像に時間がかかり、ちょっとイライラさせられるのが残念でした。
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RED SHADOW 赤影 [DVD]
・安藤政信 ・奥菜恵 ・麻生久美子 ・村上淳 ・竹中直人
【東映ビデオ】
発売日: 2002-04-21
参考価格: 6,090 円(税込)
販売価格: 5,231 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 628円〜
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・安藤政信 ・奥菜恵 ・麻生久美子 ・村上淳 ・竹中直人
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カスタマー平均評価: 2.5
飛鳥のHN貰っちゃいましたもん・・・ 何気無く通りかかった映画館で前彼が「観たい!」って言ったのがコレ。
あんまり気乗りしなかったんですけど、ま・・いっかと思って。
邦画にしては、ギャグ・アクションが有って、私的には「面白かった」ですよ。
ただ飛鳥が死んじゃうのが早くないかなぁとも・・・・
DVDも早くに買って観てます。
堪能して欲しいですね・・邦画も。 だいじょ?ぶ。じゃねぇ 『仮面の忍者赤影』の劇場映画化。東映50周年記念作品。メガホンは『SF(サムライ・フィクション)』の中野監督。斬られ役の福本清三先生の出演。麻生久美子嬢出演。その他豪華出演陣…。これは観ずにはいられなかったが…。結論から言うとこの忍者映画、赤影である必要性がないのである。白影役に見事にハマった竹中直人は良しとしよう。赤い仮面を付けないのも許せるだろう。当時の赤影役は視聴者に顔を憶えてもらえない、と言う役者にとっての致命傷を被っていたのだから…。しかし、『仮面の忍者赤影』の影すら感じえない別モノになってしまっている。東映サイドからの御指名とは言え、中野監督に赤影に対する思い入れがあったのか、疑問だ。望みの飛鳥は早々に旅立つし、斬られ役が本懐の先生に至っては…。アクションや映像は悪くないだけに勿体無い気がしてしまう。やはり脚本か…。 もともとTVの赤影を思い出せば かつての赤影は、怪獣は出てくるは、空飛ぶ円盤は出てくるは、ドリルのついた地底をつきぬける要塞があるは、荒唐無稽な、しかしとても面白いコメディでした。
だから、ありえない!とか、忍者が「エッチ」というのはおかしい!とか、時代劇じゃない!とか、そういう評価は赤影という世界では野暮な話なのです。
かつての赤影の荒唐無稽な世界を現在において創ろうとすると、どうしてもこうなるのではないかと思います。
じゃあ、何がこの映画がダメなのかと言えば、赤影が仮面をつけていないこと。
それに赤影が無敵じゃないこと。
麻生久美子がよすぎる。
時代劇ファンは見る価値もないです 本当に、なにこれ?って感じの映画です。時代劇が好きで見たのにBGMはHipHop風だし演技はヘタだし女忍者の格好はおかしいし。時代劇ファンから見るとがっかりする作品です。こういう映画を作るから「忍者」のイメージが誤解されてしまうのです。 作品評価の星ではないです。 赤影と言うキャラを知らないので昔の作品と比べられないですがこの作品は面白くないです。 ピースな忍者ってやっぱり無理があると思います。サムライフィクションのピースな侍はいいと思います。侍だからと言って人を切らなきゃいけないわけじゃないし…。忍者については詳しくないけど忍者はやっぱり刺客とかにもなるだろうから設定に無理があるんじゃないかな。…で星三つは麻生久美子ちゃんのミニスカ網タイツのくのいちファッションにです。
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ひとごろし [DVD]
・松田優作
【角川エンタテインメント】
発売日: 2009-04-24
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 2,944 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 3,579円〜
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・松田優作
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カスタマー平均評価: 0
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[ DVD ]
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隠し砦の三悪人 [DVD]
・三船敏郎 ・上原美佐 ・志村喬 ・千秋実 ・黒澤明
【東宝】
発売日: 2003-03-21
参考価格: 6,300 円(税込)
販売価格: 5,304 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 2,970円〜
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・三船敏郎 ・上原美佐 ・志村喬 ・千秋実 ・黒澤明
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カスタマー平均評価: 5
これを観ずして映画を語るなかれ・・・というくらいの名作。 恥ずかしながら
実は黒澤明監督の数ある名作の中で
最近までこの『隠し砦の三悪人』はまだ観たことがなかったのだ。
ほかにも観ていない黒澤作品もたくさんあるのだけれど
とりわけ『スターウォーズ』をはじめ
世界中の映画に大きな影響を与えたとされる
この作品を観ていないままで
映画をアレコレ語るというのは
やっぱり拙いよね。
というわけで
じっくりゆっくりと楽しんだ。
何しろスゴイ迫力。
画面の構成とか背景の奥行きとか
とても50年前のモノクロ映画とは思えない。
でもこれは
劇場の大スクリーンで観るべき映画だったなぁとつくづく思った。
雪姫役の上原美佐さんはこれがデビュー作。
素人くさいセリフの棒読みがむしろ
お姫様の凛とした気品に見えてくるのだから不思議なものだ。
これが黒澤マジックと言うことか。
今年公開された
樋口真嗣監督版『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』
はどうなんだろう?。
コワイモノ見たさでちょっと観てみたい気もする。
21世紀の雪姫様もセリフの棒読み加減では負けないかな?。 不滅の金字塔 ユング心理学で分析すると真壁六朗太が父性原型、雪姫が母性原型、二人の農民がトリックスターで真壁六朗太の旧敵が老賢者になります。
自己実現を目指す主人公が黒澤明監督です。 影響力を持った、世界の傑作。 黒澤映画では羅生門、七人の侍、隠し砦の三悪人が大好きです。
姫役の上原美佐は、文化女子短期大学在学中にこの映画に大抜擢されて、でもわずか二年で、自ら「私には才能がない。」と映画界から去っています。
そのエピソードは、ビスコンティの「ベニスに死す」にヨーロッパ中のオーディションで採用された、美少年、ビヨン・ヨーハン・アンドレセンを思い出します、、彼も「映画には興味がない。」と言って去っていきましたね。。
上原さん、この映画を残してくれて、本当にありがとうございました。
男勝りで、エキゾチックで、凛とした声と背筋がぴんとした佇まい、この映画での存在感は素晴らしく、特に村祭りで踊るシーンが好きでした。
この村祭りは、北野監督の座頭市でも、参考にされましたね。
そして、スターウォーズでは、「隠し砦の三悪人の雪姫のような人。」という設定でルーカスはレイヤ姫を設定したそうです。
内容ですが、
一発千金を狙って、戦に参加した百姓の太平と又七は、ひょんなことから金を発見、同時に秋月家の雪姫をかくまいながら、味方の援軍を待っていた六太郎(三船敏郎)は、彼らと出会い、彼らの口からでた出まかせにヒントを得て、欲の突っ張った彼ら二人を、うまく使いながら、関所を通過する作戦を練る、、けっこう、、手に汗を握る展開で、、まさに八方塞りな絶体絶命の状況からの脱出と、次々と迫る追っ手、、、そして立ちふさがる、かつての盟友の田所兵衛(藤田進)。。スリリングな展開はとってもステキです。
この八方塞りな絶体絶命の状況からの脱出、次々と訪れる危機をすり抜けるスリルは、シナリオ作成時に、「山中での八方塞りな絶体絶命の状況」を最初に設定し、4人のシナリオライターが、別々にそして一緒に寝食を共にして解決策を見つけていくという、文字どうりリアルに脱出する方法を考えた賜物だそうです。。。
そして、信頼や同じ夢を共有して、困難を乗り越えていくという武士道に根ざした心温まるラストシーン、、黒澤映画の好きな点でもあります。
観てない人は、是非、平成版 「隠し砦の三悪人」を観る前に、黒沢版「隠し砦の三悪人」を観てみてください! 観ればわかる 文句なしに面白い。
黒澤映画の凄さは今更いうまでもないだろう。
千秋実と藤原釜足のやりとり、三船敏郎の殺陣(特に馬に乗っての)、上原美佐の姫、横長のスクリーンを活かしたカット割、迫力…細かくあげればキリがない。
とにかく観ればわかる。
個人的には黒澤作品の中で1番好きな作品です。 鳥肌が立つシーン必見、娯楽作品に必要な要素とは何か 故黒澤明監督作品。戦乱で破れた国の姫を友好国に脱出させるために、家臣が放浪していた百姓2人を道連れに金二百貫をもって敵国突破を試みる冒険活劇。
特典映像で監督が話すように、解りやすくて面白い映画がいい映画だ、の言葉がぴったりの映画。主人公が機転と技量で数々の困難を突破するRPGの先駆けのような内容に、欲に目がくらんで懲りない失敗を繰り返す人間の性がユーモラスに描かれており、見所は尽きない。本作品で強調したい点は、エキストラを含めたすべての配役が危険を顧みないアクションを演じていることである。冒頭の数百人の奴隷が暴徒と化して石段を駆け下りる危険な映像には鳥肌が立った(危ないって)。CGに頼る現在では絶対に撮れないように思うし、『パフューム』のラストなど比べものにならない。三船敏郎が疾走する馬上で戦うシーンも危険なアクションを本人が演じている。
冒頭の落ち武者が空に手を伸ばしたまま息絶えるシーン(死後硬直がはじまる前にこのような姿勢で死亡することはあり得ない)や、槍での決闘シーン、ラストの城内シーンなどやや芝居がかりがすぎる感もするが、時代考証やリアリティーを度外視した娯楽ものの演出と見るべきだと好意的に解釈したい。付録の冊子にある上原美佐(雪姫)の普段着のスナップ写真は、劇中の雪姫よりも美しい。
伝えたい映像を表現するために、現在はCGを多用しているが(それ自体は否定しないが)、そのようなもの抜きに娯楽作品に必要な要素は何かを考えさせられる作品として勧められる。このシリーズはとにかく値段が高いのが難点であることと、個人的には『赤ひげ』や『七人の侍』の方が好きなので、これと比較する意味で敢えて星4つとしたが、星5つとする他のレビューにも異論はない。
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[ DVD ]
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珍説忠臣蔵 [DVD]
・古川緑波・金語楼・アチャコ・田端義夫・川田晴夫・エンタツ
【ビデオメーカー】
発売日: 2008-01-11
参考価格: 1,029 円(税込)
販売価格: 1,029 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 850円〜
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・古川緑波・金語楼・アチャコ・田端義夫・川田晴夫・エンタツ
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カスタマー平均評価: 5
「玄麦(げんばく)を喰わせてやれ」と言う吉良に、原爆{メガトン}級の討ち入りを! 怒りに燃える47(+3)人の刺客、決死の殴りこみだぁ?!! 元禄14年2月4日(1701年3月3日)から元禄15年12月14日(1703年1月30日)まで続いた、忠臣蔵事件。
松の廊下の事件以後も吉良上野介は、ケチなくせに抜け荷・高利貸し・人身売買・米の買い占めと悪の限りを尽くしていた。
江戸では浅野内匠頭が起こした「松の廊下」の芝居をかけたり、瓦版売りや講釈師は吉良の悪事を訴え続けている。京では大石内蔵助は、「愚」を装いながらも「機」を待っていた。
数ある「忠臣蔵映画」の中でも、異彩を放つ新東宝作品の本作。
全体的にも、喜劇性が強い作風になっている。
古川緑波氏・柳家金語楼氏・花菱アチャコ氏・横山エンタツ氏・堺 駿二氏等、名うての喜劇役者が揃っている。
中でも、吉良の伴 淳三郎氏は絶品。意外な要職もさる事ながら、神宮寺大佐(=『海底軍艦』)ばりの田崎 潤氏とのやりとりは爆笑もの。重要な部分も含まれているので、心して観てほしい。
脚本は『駅前』シリーズの八住利雄氏と、戦前からの喜劇映画の名手・斎藤寅次郎監督が撮りあげた。映像も、逆再生や鏡を使ったトリック撮影を駆使している(特撮も『スーパージャイアンツ』シリーズの「新東宝特殊技術」も参加)。
一部悲壮な部分もあるが、現在の目で観ても出来た映画は完全に『8時だよ!全員集合』か『オレたち ひょうきん族』のコント!「おいおい」ときてしまう小道具や効果音には、注意してほしい。
お気楽に、笑い飛ばして観てほしい。
えっ?!47人なのに、なぜ「+3」なのかって・・・?それは、映画を観てのお楽しみ。
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[ DVD ]
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眠狂四郎 勝負 [DVD]
・市川雷蔵 ・加藤嘉 ・藤村志保 ・高田美和 ・久保菜穂子
【角川エンタテインメント】
発売日: 2008-09-26
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 3,557 円(税込)
( 在庫あり。 )
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・市川雷蔵 ・加藤嘉 ・藤村志保 ・高田美和 ・久保菜穂子
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カスタマー平均評価: 3
それほどの傑作なのだろうか? 冒頭の少年を助けるシーンから始まって、物語が一気に展開する様は見事であり十分に楽しめたが、私個人としては、子供や老人、女性を明るく助ける眠狂四郎の姿に一抹の物足りなさを感じたのも正直いって事実。加藤嘉や高田美和の演技も、今日的な視点からはやや過剰な印象といっては失礼か。
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[ DVD ]
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新諸国物語 「笛吹童子」 [DVD]
・中村錦之助 ・東千代之介 ・萩原遼 ・大友柳太朗 ・月形龍之介
【東映ビデオ】
発売日: 2004-10-21
参考価格: 4,725 円(税込)
販売価格: 4,053 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 3,800円〜
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・中村錦之助 ・東千代之介 ・萩原遼 ・大友柳太朗 ・月形龍之介
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カスタマー平均評価: 0
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[ DVD ]
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大奥 スペシャル・エディション [DVD]
・仲間由紀恵 ・西島秀俊 ・井川遥 ・及川光博 ・杉田かおる
【ポニーキャニオン】
発売日: 2007-06-08
参考価格: 6,090 円(税込)
販売価格: 4,981 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 581円〜
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・仲間由紀恵 ・西島秀俊 ・井川遥 ・及川光博 ・杉田かおる ・浅野妙子
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カスタマー平均評価: 3
どうせなら・・・。 ?あれ?生島って遠島だったはずですが。生きながらえるよりも死んだ方が話も盛り上がるから、でしょうか。どうせ話を変えてしまうならば、絵島を殺した方が絵になったでしょうに。そこまで話を変える勇気はなかったのかな。 絢爛豪華な映像美 ストーリーの中心は大奥の歴史上最大のスキャンダル「絵島生島事件」をドラマチックに脚色したものでした。絢爛豪華な衣装はさすがに目を見張るようでした。
またキャスティングやプロットも豪華多彩で、ロケや舞台、エキストラなどのスケールも大きく、ドロドロとした女の情念渦巻く世界が、TVドラマとは比べ物にならないほどの圧倒的迫力をもって描かれていました。 たしかに 皆さんおっしゃるように大物が「特別出演」してるねってかんじでした。ほんとに金かけてるなあと。惜しいと言われればそのようにも思えますが、個人的には絵島と生島の二人で充分満足できたのであまり気になりませんでした。私はドラマの大奥をほぼ見てなかったし、前述の二人の役者が好きだから満足したのかも知れません。伝えられている史実というのにも精通してませんし。一番印象に残ったのが船上での生島が絵島を見つめる時の表情の変化です!巻き戻して何度も見返しました。この表情を見るだけで生島の心の動きが全て分かるような…。西島秀俊さんはすごい役者だと改めて思いました。仲間由紀恵さん、西島秀俊さんがお好きな方は見て損はないと思いますよ! 引き込まれました。 テレビでドラマとして放映されていた時は全く観ていなかった大奥シリーズですが、偶然映画のTV放映を観て、画面の色彩の美しさやストーリーに引き込まれました。 ミスキャスト の一言に尽きます。
絢爛華麗の大奥の総取締役絵島、仲間由紀絵は地味過ぎました。大奥きっての大スキャンダルなのに、二人の恋の描き方も納得行かなかった。
私にとってはフジテレビ版の大奥の印象が強過ぎたかもしれません。生島生五郎役をやった西島秀俊は「まあ、まあ・・・」かなと思ったけど同じ歌舞伎役者にテレビシリーズで上様役をやった北村一輝が出てきたときは笑ってしまった!浅野ゆう子の存在感が全く活かされてないのにもガッカリ。けっこう贅沢な俳優さん女優さんを使ってる割りにはなんだか変なかみ合わなさが残りました。故に☆1個。
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[ DVD ]
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大殺陣 雄呂血 [DVD]
・市川雷蔵 ・八千草薫 ・藤村志保
【角川映画】
発売日: 2005-11-25
参考価格: 4,725 円(税込)
販売価格: 4,725 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 3,600円〜
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・市川雷蔵 ・八千草薫 ・藤村志保 ・寿々喜多呂九平 ・星川清司
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カスタマー平均評価: 5
殺陣だけでなくストーリーにも注目の傑作 阪東妻三郎の有名なサイレントの傑作のリメイクという事で題名でもある殺陣に目が行きがちだがストーリー自体もいい。一年後の帰参を信じて無実の罪を被る主人公。
結局、約束は反故にされ元の同輩からも追われる身となってしまう。
放浪の旅の中で様々な不幸が身にふりかかってくる。武家社会の無情、非常に段々と表情を失って虚無的になってく主人公像は雷蔵にぴったっと嵌る。
死闘を生き残った主人公と娼婦にまで身を堕とした許嫁は果たしてこの後、どうなるんだろうか。ラストまで悲壮感あふれた傑作です。 大殺陣は、凄い、、、 大殺陣 雄呂血 [DVD]さすが、スーパースター雷蔵ラストの大殺陣は凄いに尽きる!百人以上斬ってしまうのって、、、あの、広々としたオープンセットは、既存のものを使用してるのか映画のために作ったのか画像を見ながら、、、黒澤の用心棒の時はセットをわざわざ作ったそうです。何処で撮影したのかな?色々その当時のことを思い浮かべながら見てましたが、一箇所だけ気になる部分が有りました。かなり最後になりますが、雷蔵が民家の壁を背に徒手と斬り合うシーンで、倒れたら広場の真ん中で囲まれていたシーンが何故か気になりました。何度見ても編集が変だなと、場面の繋がりがおかしいと思います。後、映像特典などを充実してほしいです。邦画は、価格が非常に高すぎるので、もつと企業努力で安く提供してくれると雷蔵ファンとしては沢山のまだ見ていない映画が見れるのにね?。5星あげます!! ラストの大殺陣は必見 雄呂血といえば坂妻さんのサイレント時代の傑作時代劇でドラマを変えたとまで言われる作品。で、本作は昨今はやりのリメイクではなくその精神を受け継いだとでも言うべき作品。不幸のどん底にまで落とされる主人公に救いはないが、最後に怒りを爆発させた大殺陣は凄いの一言。雷蔵様だから格好良く立ち回るかと思えば大違い。百人以上斬り倒す事にリアリティはないが、テレビ時代劇を思えば十分リアリティのある殺陣です。薄幸の生い立ちの雷蔵様と何処か重なる憂、悲壮感が何とも言えません。
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