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新書・文庫

アイテム一覧
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1日1行!英字新聞リーディング (学研M文庫―知の法則シリーズ) ベスト・パートナーになるために―男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール 男は火星から、女は金星からやってきた (知的生きかた文庫) ビジネス・ゲーム―誰も教えてくれなかった女性の働き方 (光文社知恵の森文庫) 三国志〈5〉 (吉川英治歴史時代文庫) ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書) アスラクライン〈12〉世界崩壊カウントダウン (電撃文庫) 人は死ぬから生きられる―脳科学者と禅僧の問答 (新潮新書) 人にはちょっと教えたくない「儲け」のネタ帳  (青春文庫 い- 19) 「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3)) オモチャになりたい (ダリア文庫)
1日1行!英字新聞リーディング.. ベスト・パートナーになるために.. ビジネス・ゲーム―誰も教えてく.. 三国志〈5〉 (吉川英治歴史時.. ルポ 貧困大国アメリカ (岩波.. アスラクライン〈12〉世界崩壊.. 人は死ぬから生きられる―脳科学.. 人にはちょっと教えたくない「儲.. 「空気」の研究 (文春文庫 (.. オモチャになりたい (ダリア文..

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1日1行!英字新聞リーディング (学研M文庫―知の法則シリーズ)

[ 文庫 ]
1日1行!英字新聞リーディング (学研M文庫―知の法則シリーズ)

・マックス石田
【学習研究社】
発売日: 2009-03-17
参考価格: 650 円(税込)
販売価格: 650 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 590円〜
1日1行!英字新聞リーディング (学研M文庫―知の法則シリーズ)
マックス石田
カスタマー平均評価:  5
英字新聞を読むのが苦手なへ
英語で新聞を読むのが苦手な方が、まず始めるのに良い本だと思います。
やれそうな気がする
すぐそばのページに単語の日本語訳があるので、 とても読みやすいと思います。 受験英語しか知らない自分でも 何とかなりそうな気がしました。
文庫本を読む感覚で英語が学習できます。
この本は、文庫本を読む感覚で、英語の学習ができます。 たくさんの事を詰め込んでないところがいいですね。 本のタイトル通り、たった一行の英字新聞の記事を毎日学習するだけです。 その時間はたったの5分。 文庫本サイズなので、カバンの中にいれても邪魔にならす、電車の待ち時間とかにヒョイと取り出して気軽に学習できます。 ちゃんと復習日もついていて、よく出来ていると思います。 また、マイケル・ボルダックのコーチングの手法が随所に散りばめられており、違った切り口から英語学習をサポートしているところもいいと思います。 第二弾とか期待したいところですね。
英字新聞リーディングを一回5分で学習
一日ごとのレッスンがステップ1とステップ2で構成されています。 やり方を書いてあるだけではなく、ステップ2のカプセルリーディングのページがあることが嬉しいです。 これは気軽に電車やバスの中でも取り組めますね。
頑張らないで、英語が勉強できます
本の題名通り、一日一行の英字新聞記事を読むことによって、 気づいたら英語の記事が読めるようになっていた!となってしまう本です。 私も長年英語と向かい合ってきましたが、「英語を勉強しよう!しなきゃ!」と 気合いを入れれば入れるほど、英語の教材本に手が伸びなくなる自分がいます(笑) 皆さんはそんな経験ありませんか? この本はそんな人の強い味方です。 この本は文庫本なので、持ち歩いてもバッグの中で場所をとらず、 しかも一行ずつの学習なので、頑張らなくても気軽に英語が読めてしまいます。 単語を知らなくても、すべて解説が付いています。辞書は不要です。 肩ひじ張らずに、毎日10分程度の読書時間があれば、気づいたら英文記事を 読み終わっています。頑張らなくても、気づいたら英語を勉強してしまっている 自分を発見します。 語学上達の秘訣はコツコツ、ちりも積もれば山となるです。 この本はそんな学習に最適だな、と思いました。

ベスト・パートナーになるために―男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール 男は火星から、女は金星からやってきた (知的生きかた文庫)

[ 文庫 ]
ベスト・パートナーになるために―男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール 男は火星から、女は金星からやってきた (知的生きかた文庫)

・ジョン グレイ
【三笠書房】
発売日: 2001-05
参考価格: 560 円(税込)
販売価格: 560 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 219円〜
ベスト・パートナーになるために―男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール 男は火星から、女は金星からやってきた (知的生きかた文庫)
ジョン グレイ
John Gray
カスタマー平均評価:  4
例示的な説明が多い
 男と女が違う生き物であることを前提に、その間で繰り広げられるディスコミュニケーションの原因を解き明かしていく。パートナーとしてよりよい関係を築いていくための具体的な事例が豊富に提示されていておもしろい。ただ、瑣末な情報と感じられる記述も多かったので、もう少しシンプルに言ってくれるとさらに良い。
男女の思考回路の違いをわかりやすく書いた本です
男性・女性、独身・既婚かかわらずおすすめします。なぜなら、多くの男女関係には、この本はとても役に立つと思うからです。 ただ、「男だからこうする、女だからこうする」という話は、一般論としてはとても役に立つけど、そんな単純に行くのだろうかと思うことがあります。 私は女ですが、この本でいう男の考えを結構もっていますので。
この本で救われました
何人かの女性とお付き合いしましたが、最後は結局同じ理由で別れることの繰り返しでした。 この本を偶然見つけて購入し読んでみて目から鱗が取れた気分になりました。 同じ理由で別れたのは私が女性のことを全然理解していないことが大きな理由でした。 この本を読むまで男女の考え方の違いなんて深く考えたこともありませんでした。 この本はお互い好き同士なのに喧嘩している女性から男性にプレゼントで贈ってあげる本になると思います。
全然ピンとこないね
この本特に問題意識もなく買ったからかも知れませんが、全然ピンとこないし、はじめのほうで読むのやめてしまいました。少なくとも本書で書かれている男性像は平均的な男性なの?と疑います。「男性が最も恐れているのは、自分は力量不足で彼女にはふさわしくないのではないかということである」。←そんなこと最も恐れてないけどね。うまく説明できませんが本書がためになる人もいると思うのですが、ピンとこない方が多いんじゃないでしょうか??
まちがいなく、恋愛&結婚問題におけるもっとも有用な特効薬。
この手の本はもともと毛嫌いするたちなのですが、 パートナーに薦められ仕方なく 「読んだ」という事実を作るためだけに読み始めました。 どうせ「ほんの少しの優しさが二人の愛の潤滑油になる」みたいな その場しのぎの偽善的なメッセージで満ちているんだろ、と思っていました。 が、全然違いました。 「どうして男は女の話を聞かないのか」 「男が不機嫌そうに黙り込んでいる時なぜ女は話しかけてはいけないのか」 「女がやたらと男の世話を焼きたがり、それを男が嫌うのはなぜか」 「どうして女は自分ばかりが損な役回りをしていると感じるのか」 こういった男女問題に非常に明快な解説を加え、 誰でも即実践可能な具体的アドバイスも丁寧に書かれていて、 実際に試してみたらあっけないほどスムーズに問題が解決したのには驚きでした。 他にも 「男が女に対して心がけるべき100ヶ条」や 「非協力的な旦那にすすんで家事の手伝いをさせる裏技」(笑) なんかも具体的かつ実践的でためになります。 誰もが当てはまる訳ではもちろんないでしょうけれど、 これほど「読むだけですぐ役立つ」本も他にないと思います。 とにかく読んで損はないです。

ビジネス・ゲーム―誰も教えてくれなかった女性の働き方 (光文社知恵の森文庫)

[ 文庫 ]
ビジネス・ゲーム―誰も教えてくれなかった女性の働き方 (光文社知恵の森文庫)

・ベティ・L. ハラガン
【光文社】
発売日: 2009-01-08
参考価格: 680 円(税込)
販売価格: 680 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 629円〜
ビジネス・ゲーム―誰も教えてくれなかった女性の働き方 (光文社知恵の森文庫)
ベティ・L. ハラガン
Betty Lehan Harragan
カスタマー平均評価:  4.5
どうしてこの本に早く出会わなかったのか
すごく悔やまれます。男性だったら、簡単すぎてあえて教える必要がないと思えるルールも、女性にとっては新鮮でなによりです。 勝間氏は24歳で読んだとのこと。いい出会いを重ねていて羨ましい限りです。 私は38歳の子供がいる既婚者ですが、自分の行動に確信がもてたことが一番嬉しかったです。 30年前のアメリカの企業状況と現在の日本の企業状況って、まったく一緒なのですね。 振舞い方(対処方法)まで書かれていてとても参考になりました。
非常にオーソドックスなビジネス・ウーマンの振るまい方の勧め
・一通り読みました。 ・私が男性でターゲット外であるということは割り引くとしても  あまり得るモノはありませんでした。  以下、本書の内容を要約しますが以下を読んで面白そうだ  と思えば、特に女性であれば一読の価値があるかもしれませんし  「凡庸だ」と思えば、立ち読み程度で避けるのが懸命でしょう。  私は後者でした。 ・要約  ?会社は軍隊だ。命令系統は明確で、直属の上司に逆らってはいけない。  ?仕事は必要以上に手を広げてはいけない。   (寧ろ、上から降りてきたミッションに忠実であれ。    それ以外の仕事に手を広げて疲弊するのは愚の骨頂。)  ?会社は男性社会だ。女性は外人のようなもの。  ?会社はチームで戦う、スポーツのようなものだ。   チームの論理を最優先に考え、個人の要望は二の次に押さえよ。  ?身なり、立ち居振る舞いに気をつけ、特に、女性にありがちな   感情的になることを戒めなければならない。 (※勝間さんの推薦されている本は何冊か目を通していますが   内容が薄いものが多い気がします。今回のその例に当てはまると思います。)
単刀直入な本
「誰も教えてくれなかった女性の働き方」というサブタイトルと 「勝間和代絶賛」の帯が目にとまり購入。 ・あなたがまず身に着けなくてはならないのは 「組織の中では権威に向かって口答えすることなく 従順に行動しなくてはならないということです。 ・軍隊においては上官の命令や権威に逆らうことは 罰則の対象となります。命令の鎖の秩序を無視することは ある役職が持っている権威を重要性を否定することを意味します。 ・自分に与えられた仕事以外のことをすれば もっとすばらしい仕事にありつけるかもしれないと夢想して 目の前の仕事をきちんとこなさないのは ビジネスゲームにおいては「劣ったプレーヤー」とみなされる。 ・特権を使わないのが奥ゆかしいという考えは ビジネス社会では通用しません。 会社の組織を軍隊とたとえ、その縦社会で勘違いすることなく いかに賢く演技をしながら生き残っていくか、というハウツー本。 その詳細はダークなパンツスーツの服装指導から、 社内恋愛指導まで網羅。 いままであまり公に唱えられていなかったことを 単刀直入に伝えている点は非常に説得力があった。 勝間さんが絶賛なのも納得。。。 が、、、本気で女性がこの本の考えを全うし トップに登りつめても自分も周りも疲れそう。。。
組織で働く女性は読んだほうが楽に仕事ができると思います。
勝間和代さんが推薦しているからといって、バリキャリの人のための本ではないと思います。 大きくても小さくても、組織で働く人は誰でも読んだほうがいいと思います。 キャリアアップするにしても、細く長く働くにしても、組織のルールって知ってた方が楽だと思います。
男性が読んでも損はない!
サブタイトルに女性の働き方とありますが、男性が読んでも面白いです。 もちろん、女性が読んでも役に立つと思います。 男性のコミュニティは多かれ少なかれ軍隊というイメージは、男性である私からも納得できます。 それは体育会系のクラブだけでなく、友達関係、趣味の集まりなどでも暗黙的に「群れの中での順列」のようなものがあります。 著者はおそらく女性だと思いますが、男性の行動や生態系を観察できた著者の洞察力には感服しました。 男性としてここまで観察されていると、ちょっと怖いです。 値段も安く分量も少ないので、買って後悔ということはまずないと思います。 おすすめの1冊です。

三国志〈5〉 (吉川英治歴史時代文庫)

[ 文庫 ]
三国志〈5〉 (吉川英治歴史時代文庫)

・吉川 英治
【講談社】
発売日: 1989-04
参考価格: 798 円(税込)
販売価格: 798 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 400円〜
三国志〈5〉 (吉川英治歴史時代文庫)
吉川 英治
カスタマー平均評価:  5
喬公の二名花と『レッド・クリフ』
1989年4月11日リリース。『赤壁の巻(後半)』と『望蜀の巻(前半)』からなる。映画『レッド・クリフ』のPart2にあたる部分がこの巻だ。 なんと言っても読み応えがあるのは諸葛孔明が単身呉に乗り込み、三寸不爛の舌で孫権を説き伏せ、魏の曹操と戦わせるシーンだ。実にスゴイ。それ以外にも最終巻ラストで謀反を起こす魏延の謀反を既に予知するなど全編に渡り、諸葛孔明とはいかになる人物であったか、を堪能できる。 また、『レッド・クリフ』では編集変更された感のある『喬公の二名花』も登場。そして三国志史上最大の決戦『赤壁の戦い』の結末シーンと驚くばかりの濃密な内容に圧倒される。
曹操軍粉砕!赤壁の戦い
強大になった魏の曹操軍が呉をうちにゆく赤壁の戦いの巻。 孔明の弁により魏と全面対決することとなった呉の周瑜は火計を用いて魏軍を粉砕するもののその後孔明の才を恐れて多くの策を弄します。 ギリギリまで追いつめられた状況で全力をもってこれを克服した呉ではありますが、大勝ののちは余計なことをして空回りの連続です。 結局空回りする周瑜は孔明に翻弄されるのみで最後はこの世を去るはめに。 実生活に照らし合わせてみると、呉の行動には多く学ぶべきところがあるような気がしました。
吉川三国志のハイライト
世に名高い「赤壁の戦い」が最大の見所。若き二人の知将、孔明と周瑜が、曹操のお株を奪う見事な計略をもって大勝利を飾り、魏一強時代の終焉を高らかに世に示します。ただ、この戦いを見るにあたって、戦術面だけに着眼するのは、もったいない。戦いの裏で進行する「政治的な戦い」もまた、さながら戦場のごとき熱を帯び、注目に値します。 魏と対峙して、がっちり手を結んでいるかに見える劉備と孫権。が、それぞれの看板軍師、孔明と周瑜は、お互いの大義と実利を絡ませあいながら、早くも「赤壁後」まで見据えて、丁々発止の「知の戦い」を水面下に繰り広げます。敵か味方か定かならぬ、なんという外交の奥深さ。多くのビジネスマンが部下に読ませたい本として推すのも、まさにこのあたりの「交渉事の深淵」を体感してほしいからでしょう。 軍師が前面に出た「赤壁」の一方で、猛将の胸躍る見せ場「長坂坡の戦い」もあります。ここでの主役は、関羽の陰に隠れがちであった張飛と趙雲。魏の大軍の中からただ一騎で劉備の子を救出してみせる「趙雲の一騎駆け」。たった一人で、長坂橋の上に立ちふさがり、彼らしからぬ思わせぶりな演出と、実に彼らしい豪胆な一喝で曹操を退けてみせる、「張飛の仁王立ち」。彼らの名声を不動のものとした、あまりに有名なこの大活躍をもって、劉備は滅亡を免れ、形勢逆転の足がかりを掴みます。 超人的な知略と武勇、そして、盛者必衰のダイナミズム。戦国の世を彩るあらゆる要素が凝縮されて、読者を飲み込む、恐らくシリーズ八巻中で最も華やかな一冊です。
描かれる赤壁の戦い
赤壁の戦いが描かれる。三国志最大の戦いとあって、その様は凄まじい。単なる兵力より、兵法や戦の流れ、環境の正確な分析が大きくものを言うことがよくわかる。栄華を気づいた魏が傾いていく。これにより、三国志の行く末が面白くなる。
落ちつつある曹操、孔明との攻防
 いよいよ赤壁の戦いが始まります。しかし、こう裏ばかりかかれるとなんだか曹操が気の毒に。孔明ファンですが曹操も好きなので、ここまで自信満々にされると何だか憎たらしくなります。  一時とはいえ世話になった曹操を討つに忍びなく、見逃してしまう関羽の真情を読んでいながら、関羽の訴えを受け入れて一網打尽にできる場所へ関羽を派遣する孔明。関羽・曹操・孔明3人の立場と心情が見もの。  周瑜がとうとう消えてしまうのも、何だか寂しい。  赤壁の戦い自体はあれよあれよという間に曹操方が追い詰められ、結末を知っているせいか思ったよりも臨場感がない感じがしてしまいました。両陣営の登場人物の描写の方が面白いです。

ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)

[ 新書 ]
ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)

・堤 未果
【岩波書店】
発売日: 2008-01
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 340円〜
ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)
堤 未果
カスタマー平均評価:  4.5
“アメリカンドリーム”の現実を知る?
サブプライム問題を引き金に、“アメリカンドリーム”という言葉の魔法も、 日本でも随分と解けてきたような気がします。 アメリカを見本として夢見てきた普通の日本人を、現実に引き戻す本だと思います。 小泉政権下で市民権を得た“民営化”というキーワードが、この本の中で徹底的に叩かれます。  「人災だったハリケーン・カトリーナ」  「世界一高い医療費で破産する中間層」  「カード地獄に陥る学生たち」  「民営化された戦争」 背筋の寒くなるような、“民営化”の行き着く先を、これでもかと描写しています。 “民営化”のプラスマイナスを問う論調ではなく、ともかく悪い面の強調ですので、 意見を異にする読者も出てくるとは思います。 ここは、負の側面をともかく見せたいという作者の意図がきっちり出てると理解できます。 ただ、ちょっとだけ違和感を覚えたのは、第五章後半から、エピローグにかけててです。 日本国憲法やメディアの中立性といった、非常に大きいテーマを、 『貧困大国アメリカ』の結びに持ってきて良かったのか? 著者、堤氏の思いは感じられますが、ここは“警鐘”だけにとどめておいたほうが良かったのでは。 いずれにせよ“アメリカンドリーム”の国で起きている課題を知るには、お勧めの一冊です。
アメリカで失敗した人の談話集
アメリカで人生に挫折した人や負け組のインタビューを集めた本。そりやあ、悲惨な話でいっぱいになるでしょう。失敗談ばっかなんだから。勝ち組の話を集めたら、こんな内容にはなっていない。たんなる偏向報道にすぎない。ねつぞう記事にちかい。岩波書店もこんな本まで出さないとやっていけないのか。たいへんな時代ですね。
日本の未来が危ぶまれます
世界第一位の経済力をもつアメリカの実態は、 一部の富裕層と、その他大勢の貧困層とからなる、 とんでもない格差社会。 富裕層と貧困層との格差は広がる一方。 それまで中間層だった人たちも急速に貧困層に追いやられていく。 そして、貧困層の人たちは一所懸命に働いても困窮し、 一度でも病気をすると医療費が支払えなくて破産してしまう。 これでは、生存権などまさに絵に描いた餅です。 そんな貧困層の人たちにとって、 生活苦から抜けだすための最後の砦となるが軍隊。 パンのために人を殺すのだそうです…。 こんな悲惨な状況を、 政府は「規制緩和」や「民営化」などの言葉を盾に取り、 野放しにしている。 これでは、奴隷制度が続いているのと同じだ…。 いまのようにアメリカ一辺倒の政治を続けたところで、 日本の行く末はみえています。 日本人はもう少し政治に関心を持つべきだと思います。
すごい本。必読
めちゃくちゃだなあ、アメリカ……。著者が圧倒的な取材力をもって描き出したアメリカは、まったく救いがないように思える。この出口のない貧困者たちをいったいどうするつもりなのか、アメリカは。社会保障もめちゃくちゃで、子供がつくった国みたいだ。しかし、こんなひどい大統領が二期務めたことが驚きである。どうして通ったのか。アメリカのすさまじい惨状がわかる本。おすすめ。
明日は我が身
合衆国政府あるいは大資本が率先して貧困を作り出し、それをダシにして富める者がさらに富を増やしていく社会になってしまっている。新自由主義が行き着く先が今のアメリカである。 翻って、日本でも貧困層の厚みが増しており、セーフティネットはどんどん穴だらけになっている。 小泉・竹中路線の延長で流れている今の日本の社会も同じところに行き着くのだろうか。 日本は戦争をしないという、期待あるいは幻想は、今のマスコミの報道姿勢を見ていると、世論という形で容易に変えられる気もするし。

アスラクライン〈12〉世界崩壊カウントダウン (電撃文庫)

[ 文庫 ]
アスラクライン〈12〉世界崩壊カウントダウン (電撃文庫)

・三雲 岳斗
【アスキーメディアワークス】
発売日: 2009-04-10
参考価格: 578 円(税込)
販売価格: 578 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 300円〜
アスラクライン〈12〉世界崩壊カウントダウン (電撃文庫)
三雲 岳斗
カスタマー平均評価:  4.5
利益相反する命題とブレークスルー
 二巡目の世界の夏目智春は、一巡目の世界でこれまで出会ってきた人々に巡り会う。元の世界では悪魔だったり、副葬処女だったり、敵対していた人々も、自分の知っている姿とは少し違っていたけれど、本来あるべき姿で生きていた。そして、世界が滅びゆく形も知る。  Aを生かそうとすればBは死ぬ。Bを救おうとすればAは滅ぶ。そんな利益相反する命題に対して過去に出されてきた解答は、無情だけれど現実的で、どちらかを見捨ててでもどちらかを救おうという行動だった。そのために作られた機巧魔神であったし、行動の結果が二巡目の世界という疎開場所の様な、同一軸線上の別世界を生み出した。  今回智春が目指そうとするのは、出会った人たちがみんなハッピーになれるような世界。彼の試みが上手くいくかは、覚悟と武器を携えて戻る二巡目の世界での行動次第だろう。  世界滅亡の原因や、操緒の行方や、嵩月の奇妙な行動の影にある理由とか、意外な人の意外な能力とかが明らかになり、そして本物の夏目直貴が登場する。
Spiral
えー、凄いです。読み終わったばかりですが、あまりにも内容が大容量だったので、興奮しています。タイトルから何か凄そうな感じの12巻ですが、内容も凄いです。序盤は、あんなキャラやこんなキャラが登場し、何か微笑ましい感じでしたが、中盤以降は、息を呑む怒濤の展開でした。伏兵(?)や黒幕も分かり、後はクライマックスに向けて一直線です。もう続きが待てません。忘れてはいけないのは、この作品もイメージは、『螺旋』だという事です。まぁ、個人的な事をひとつ言わせていただくと、アニアがこんなに可愛い子だとは思ってませんでしたw

人は死ぬから生きられる―脳科学者と禅僧の問答 (新潮新書)

[ 新書 ]
人は死ぬから生きられる―脳科学者と禅僧の問答 (新潮新書)

・茂木 健一郎 ・南 直哉
【新潮社】
発売日: 2009-04
参考価格: 714 円(税込)
販売価格: 714 円(税込)
( 通常2〜5週間以内に発送 )
中古価格: 713円〜
人は死ぬから生きられる―脳科学者と禅僧の問答 (新潮新書)
茂木 健一郎
南 直哉
カスタマー平均評価:  5
考える
脳ブームやスピリチュアルブームに乗っかった本とは違います。 脳科学と仏教を媒体に、「生きる」ことに関して、徹底して考える。 安易な結論はありません。 おそらくあなたの悩みが解決することもないでしょう。 ですが今の自己、今の生活に不全感を感じているのであれば是非読むことをお勧めします。
頭と心が気持ちよくなる
読後感想第一声:わーい。気持ちよかった。  良い頭=良い心から出てきた良いことばのオンパレード。 どのような職種においても、仕事の質を追求していくと、こういうところに行き着くかなという対談。気持ちがいいです。知性とはこういうふうに使うものだとすなおに拍手。ちょっとシニカルに聞こえる表現も知的な笑いとユーモアがお好きな人にはお勧め。追記:まじめなトピックです。死生感とか。ただ、視点が面白かった。かなり見切ってる。 実のところかなりピンポイントかも。 あとがき。「この透明な孤独こそ、生を快楽する知の代償である。」 こんなことがさらりと言えてしまうところに日ごろ、感じていながら、ことばで表現できなかったことを代弁してもらったようで、読んでいて楽しかったです。リアリティについてや、ことばのトリックで生じるファンタジー。どこを基調として生きていくか。どのレベルでの理解を自分にゆるしていくか、等々。わたしにとっては、ニューエイジのふわふわや、小難しくてわけのわからない宗教書よりも、より現実的に人生や社会に応用できる智慧のつまったお話に思えました。

人にはちょっと教えたくない「儲け」のネタ帳  (青春文庫 い- 19)

[ 文庫 ]
人にはちょっと教えたくない「儲け」のネタ帳 (青春文庫 い- 19)

・岩波 貴士
【青春出版社】
発売日: 2008-07-09
参考価格: 550 円(税込)
販売価格: 550 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 499円〜
人にはちょっと教えたくない「儲け」のネタ帳  (青春文庫 い- 19)
岩波 貴士
カスタマー平均評価:  5
素晴らしいです。
500円ぐらいでこれだけのネタが手に入るのは驚異的です。 ビジネスマンを始め、全ての人にオススメ出来ます。 正に“人にはちょっと教えたくない”ですが…買って損はないと思います。
各章が指摘の凝縮
コンパクトな本ですが、どの章も指摘の凝縮であり、戦略戦術、販売心理、営業、情報源とも得るところが多く極めて完成度の高い1冊です。
分かっているようで分かってなかった
私自身何となくわかっていた内容が、文章にまとめてありバイブルとしていつも持ち歩くようにしています。
サービス精神の塊のような本です
アンダーラインがたくさん引けるアイデア指南書です。「ものはいいよう考えよう、それに加えて商売人は“考えさせよう”」という言葉が印象的でした。かなりテンポよく、言われないと気づかない仕事の工夫やポイント集客の知恵などが書かれています。今日的なネットビジネスについて触れれれた部分は少ないですが、他業種の知恵は大変参考になります。また著者のホームページから追加情報として提供されている情報も利用価値大です(個人的には小規模通販で利用できるビジネスアイテムやサービスが良かったです)。
持ち歩きたい
他の方のレビューを読んで購入してみましたが、本当に期待通りでした! 王道ネタ、マル秘ネタ、企画ネタなどに分かれていますが、 どれも簡潔で的を射ており、まったく飽きません。 ただ、あまりにもサラッと読めてしまうので 実際に活用するためにも、持ち歩いていつでも開けるようにしておきたいなと思いました。 この文庫サイズも、持ち歩くにはありがたいです!

「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))

[ 文庫 ]
「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))

・山本 七平
【文芸春秋】
発売日: 1983-01
参考価格: 460 円(税込)
販売価格: 460 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 290円〜
「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))
山本 七平
カスタマー平均評価:  4.5
遅れてしまった出会い
イダヤ・ベンダサンの『日本人とユダヤ人』(山本書店)は、1970年の大ベストセラーだった。しかし、わたしは読んでない。手にも取らなかった。なぜなら、私は「反ベストセラー主義者」だからだ。  ベンダサンはユダヤ人で、ユダヤ人の立場から日本人を論じた本がこれだった。ところが、何年かしてベンダサンは実在の人物ではないらしい、どうもこの書を訳した「山本七平こそがベンダサンではないのか」、「偽ユダヤ人だ」という噂が広がり、雑誌などでも書かれたりした。今日では、ベンダサン=山本七平は、広く知られている。  ベンダサン名義の『日本人とユダヤ人』も、その他の山本七平の本も、「どうせつまらない、価値のないことしか書いてない本だ」と、私は小馬鹿にしていた。しかし、ごく最近になって、私はこの認識を改める必要があるかもしれないと思い始めている。  その理由は、ひとつには、尊敬する宗教社会学のS先生が、「山本七平はなかなかのものだ」とおっしゃったからだ。これはキリスト教やユダヤ教、そしてイスラム教についての知識についてのことである。  それからもう一つは、山本七平が日本人と日本文化の独特の、それもその負の部分を鋭く批判し、分析していることに気付いたからだ。たとえば、ずばり「空気」である。人びとを動かし、支配する、眼に見えない力。それが「空気」である。日本の家族、村、会社、組合、そして国家……それらを左右し、規定するものが「空気」だ。そしてこの「空気」には誰も逆らうことができない。  昭和16年の日本。権力の中枢部において、対米戦争に批判的なひと、反対の人、躊躇する人は、少なくなかった。いや、多かった。しかし、戦争へと向かう「空気」に誰もが逆らえない様な状態になってきた。昭和天皇も、木戸内大臣も、山本五十六提督も反対だった。しかし、説明しようのない「空気」が、宮中、政府、陸軍、海軍を支配していた。  山本七平の本に『「空気」の研究』(文春文庫)がある。 この本が、かかる「空気」について正面から取り組んだ書である。難しくはないのだが、しかし、なんかややこしいところがある本だ。 『「あたりまえ」の研究』(文春文庫)という本もある。 『日本人とユダヤ人』をふくめて、山本七平の本をていねいに読む必要があると最近では思っている。  まあ、1970年の段階で山本七平を読んでおれば、こんな遠回りをしなくてすんだのだが、「反ベストセラー主義」のせいでちょっと損をしたなと思っている。  わたしは「空気」は日本人の間だけにあるのではないと思う。グラムシの「コンフォーミズム」、ヴェーバーの「諒解」の概念にも関係すると思う。この点を勉強したい。
「空気」読め!
この本に出会えたことは嬉しい。日本人として、社会人として。 「空気」はどこにでもあり、いつでも作られ、その呪いを解くことは難しい。 この状況じゃ仕方がない、そんなこと言ってもしょうがない、 そういう言葉は蔓延していて、それと戦うことなど「無駄」に等しい、 自分もある年齢からそう思っていました。 なによりも、自分の心の中に「空気」が生まれ、それに支配されていることに気がつかせてくれた本です。 この本には、空気を打破する具体的対策は提示されていません。 それでも、著者はそれを「信念」であると結論づけています。 考えながら、戦いながら書いているようにも思えます。だから、著者が使う言葉は難解です。
日本人を呪縛する最高法規「空気」に科学的・論理的光を当てる良作
他の山本七平氏の著作同様、読んでいて日本人の一員である自分自身を覆う壁を一枚一枚、冷撤な論理によって剥がされつつ、反論の余地なくその正体を暴かれていくような複雑な気持ちになった。 日本人論の大家と言われる氏の著作からは、常に何らかの貴重な知恵を与えられる。 読んで得こそあれ損はないだろう。 特に日本の各界のトップや経営者、中間管理職にとって自分自身の思考・行動を決定さす正体不明の呪縛(正体がわからない規範だからこそ、まさに「空気」支配は「呪縛」と言いうるであろう)、その妖怪の存在とその輪郭を把握さえできれば、将来の危機的状況から自分自身の所属する集団を救うことができるかもしれない。 また、日本の企業・学校その他の組織に加わる外国人の方々にとっても、日本で暮らし、働く上で思いがけない災厄を避けるため非常に有益な示唆を与えてくれるだろう。 日本では、一旦「空気」という言葉が意思決定の根拠に使われれば、たとえそれがいかに合理的根拠に欠けたものであると感じても、それに唯唯諾諾と従わなければ著者のいうように「抗空気罪」という不文律の極刑に処され、下手をすれば組織の中で抹殺・軽くて村八分にされる危険があるという事実を、よくも悪くも知っておいて損はない。日本企業による外国人の入社研修プログラムなどにそのことを組み込むべき様に思える。 そうでなければその従業員が可哀そうだ。 逆に、日本で幼年期?青年期を暮らした日本人にとっても欧米等の企業・組織に加わる前に読んでおいても損はないと思う。 なぜなら、今まで日本の風土の中で断片的に叩きこまれ、その規範に束縛されていることすら意識できない程に身に染まっている「空気」支配の価値観を外国に持ち込めば、「簡単に“ムード”(空気)に流される使えない奴」というスティグマを押されて場合によっては職を失うか思いがけない冷遇を受けるかもしれない。 それを回避するための多くの示唆を本書が与えてくれると思われるからだ。 本書は、日本人独特の「空気支配」(ただ、多くの日本人はそれがあたかも「人類普遍の原理」のように錯覚しているように思える)というタブーに初めて科学的・論理的分析の光を当てた傑作であると思う。 著者はその支配からの具体的な脱却方法までは示してくれず(示唆はあたえてくれている)、じゃあ日々の現場で対応している小生含めた庶民がどのようすればよいのか、というう課題は残る。しかし、脱却の前に呪縛の正体を自覚ことがまずは先決であろう。 本書が発表されたのが戦後30年、そして更にそこから30年を経た今、氏が指摘する空気支配は弱まったのか、強まったのか?KYなどという言葉に代表されるように寧ろ強まっているのではないか。 「空気支配」発動の要件の一つとして著者が上げる“物体への臨在的把握”等がなくても、空気支配は簡単な善玉・悪玉よりわけの論法だけで日本人から相対的思考を奪い、絶対的空気支配を発動させ得るようになっているように思える(著者が30年前に底が浅いだけに危険性が低いと語った人為的醸成による空気でも、容易に強固な空気支配が完成しうるように思える)。 小生は、必ずしも日本人の特徴の全てを自虐的に否定する必要はなく、誇れる部分はどんどん世界に誇るべきであると思う。 ただ、この空気支配は日本人の弱点の一つとして、脱却・克服されるべきように思う。 簡単に達成できることではないであろう。 しかし将来いつの日か、日本人が「空気」に警戒の姿勢を見せる風習を身に着け、本書を見て「何で山本氏は空気の危険性なんてあたり前のことを、こんなに全力投球で一生懸命語っているんだろう」と言えるようになる日が来ることを望む。 何よりそのことは、故山本七平氏が一番望んでいるのではいだろうか。
■日本人による日本人論の最高傑作!
・”空気”それは、絶対権力のように驚くべき力で、あらゆる論理や主張を超えて人々を拘束するものである。 ・その日本人が支配される”空気”のメカニズムについて分析されています。 結構古い本なのですが今読んでも全く古さを感じさせず、本質をえぐっていると感じました。この一冊で山本七平さんの深さをまざまざと見せつけられました。他の著書も読まなければと思っています。 ・本書の中では”太平洋戦争”や”公害=イタイタイ病”が取り上げられています。 ・太平洋戦争はまことにお粗末な、特に軍指導部はどうしようもない無能者だったと思います。しかし、あの時も著書の中で分析されているように小学生でもわかる論理が通用せず、空気に支配され、玉砕してしまった。つまり、それから50年たった今もこの空気というものに支配される日本という国は何も変わっていない、わけなんですよね。 ・最近でいえば、”地球温暖化”問題などが良いではないか、と個人的には思っています。例えば学者に言わせれば、現在は地球の長い歴史からみれば準氷河期である。いくつも例が挙げられますが、一例を。IPCC(気候変動に関する政府間専門家パネル)の報告書では南極の氷が溶けることによって海面は下がると書かれているのに、それを日本の不勉強なマスコミが大騒ぎ、既得権益を増したい環境官僚が意図的にデマを流し、多くの日本人は”空気”支配されている。そのあたりは中国問題についても、従軍慰安婦問題についてもいえかもしれない。 ■空気に支配されてないようにするにはどうすれば良いか?それは対象を相対化することに尽きる、と書かれている。
個人感情の集積により「空気」が形成され絶対化する
それに対抗する、方策を日本人は近代で失ってきた。 著者のこの視点は、極めて独創的で名著として長く残るのも当然である。 ただ、「日本では真実を口にすると嫌われる」あるいは「殺される」ため、著者も当時は言及できなかったことがある。 戦艦大和特攻は、レイテ海戦で突入成功寸前に日本艦隊が反転撤退をしたタメである。 温存した最後の主力をかきあつめ、武蔵をはじめその半数近くを米軍の猛攻で失いながら、決戦の最後に逃げた日本海軍の不名誉を消すため、旗艦大和を物神化してツメ腹切らせたのが大和特攻である。大和は生き恥をさらしてはならなかったのだ。 著者はフィリピンで地獄の体験をした。なのにレイテ海戦のことは奇妙にも書かれていない。 空気の支配がどれほど恐ろしいかの一つの例と思われる。

オモチャになりたい (ダリア文庫)

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オモチャになりたい (ダリア文庫)
崎谷 はるひ
カスタマー平均評価:  2.5
破れ鍋に綴じ蓋・・・
ドSとドМという感じですね(笑)どうも私個人としてはゲイということで卑屈になってしまっている受もやたらツンツンしている攻めも好きではないんですが、ここまでウジウジウダウダしているといっそのこと攻のツンツンさが気持ちいいというか・・・。でも自分に自信がないタイプの方は読んでいるとキツイと思います。一話目の「オモチャになりたい」だけではなんともモヤモヤして放り投げたかもしれませんが二話目攻視点で描かれた「オモチャにしてたい」を読めばなんとなく納得できるかな。なーんだ愛されちゃってるんじゃない、とわかります。(っつーかちょっとストーカー入って怖いかも・・・)
痛いです。
どうにも入り込めずに痛いまま終わりました。 両思いなのに、どうしてあんなに冷たくて、あんなにいじけているのか。 「おもちゃになりたい」っていうタイトルも、読んでみると痛いだけな感じです。 受けが落ちるのを分かっていてバッサリ切って、落ち切ったところで最後のフォローで拾う攻めもどうなんでしょう。 それでいいっていう受けも、あまりに痛いです。 本当におもちゃにしているようで、いい感じはしなかったです。
ズキュンとくるエロでした
崎谷作品の深さ、せつなさは無いけれど娯楽作品としての精度は高い!ストーカー被害に密に悩む世都を助けた、初恋の後輩、杜和。クールなヒーローが、実はツンデレ(Sだから、デレがないけど)な二匹目のストーカーだった、というのがツボでした。腹黒い執着を抱える攻めに囲い込まれて、グダグダに甘く駄目にされていく受けというのは「少年人形」「恋は乱反射する」などにも見られる崎谷作品の特色の一つですが、割とBLに有りがちな、実は彼は?、なストーリーを飽きさせずに、お色気たっぷりに楽しませてくれる一冊でした。杜和にクラクラしちゃいました。
執着タイプのS
主人公の天然な世都(セツ)を、冷たいながらも守っている杜和(とわ)。 かなり世都に執着しているにもかかわらず、それをほぼださず、世都に対しては甘い言葉を言わないが為に天然な世都は気づかないまま・・・ただ、言動では小出しに出してるんですけどね、執着っぷりを。素直じゃないSな杜和だから、そこは仕方ないか、みたいな。 だってなんだかんだいって、かなり世都に対しては色々動いてるんですよ、この人。普通そこまでやらんだろう!ってくらい、世都のアレコレを豆にフォローしてます。おばかな世都にはこれくらいしっかりしてるくらいの人があってますよ。 まあ、恋する過程の物語と言うより、お互い好きな者同士のなれそめとイチャイチャ物語って気がします。 だからドキワクが少ない分で、星3つ。気持ち的には星3.5です。
痛い
とにかく最初から最後まで冷たい攻めです。 一緒に暮らしたり、世話を焼いたりと攻めの愛情はあるのは 分かるものの、あそこまで冷たいときついです。 ずっーと胸が痛かったです。でも受けはそれでもいいらしいのです。 ・・何回胸が痛んだか・・という本でした。

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 更新日 2009年5月10日(日)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク

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