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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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華鬼3 (Regalo)
・梨沙
【イースト・プレス】
発売日: 2009-04-16
参考価格: 1,155 円(税込)
販売価格: 1,155 円(税込)
Amazonポイント: 11 pt
( 在庫あり。 )
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・梨沙 ・カズキヨネ
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カスタマー平均評価: 5
4巻が早く欲しくなる^^ この巻はサイトでUPされている小説との違いが顕著で読んでいてドキドキしました^^
国一がサイトでの小説だと後半でまったく出てこなくなってましたがこの巻では美味しいとこ持ってった感があります♪
華鬼視点の短編が最後に載っていてそれが短いながらも神無とラブな感じで良かったです^^
私としては「うし」さんのビジュアルがカズキヨネさんの絵で見てみたいんですが・・・4巻で描かれないですかね?笑
4巻が待ち遠しくなる1冊♪ より深く鮮やかに。 元々サイトで読んでいた小説がタダで読むには申し訳ない程面白かったので、1巻発売時はおひねり気分で購入しました。
ですがかなりの加筆があり新鮮で、読み返しているという印象はなく、買ってよかったなあと思わせられます。
特にこの3巻で感じましたが、キャラクター全員の描写が一段階深くなっていて、より文章にのめり込めるようになっていると思います。
12色の色鉛筆で描かれていた作品が、24色で描き直されたような。
そんな印象を受ける丁寧で鮮やかな書籍化だと思います。
何より、サイトで最後まで読んでいるにも関わらず、最終4巻が待ち遠しいんです。クオリティの高さの証明ですよね! 感激! 華鬼3最高です(*^□^*)華鬼が凄くカッコよかった!4が楽しみでしょうがありません(≧▼≦) 続きが楽しみ! ネット小説を読んだので内容は知っていたのですが、この3巻は1・2巻と比べても追加されている場面が多く感じました。文化祭やハロウィンなど学園生活の楽しい様子も垣間見え、華鬼の天然な可愛らしさや国一の登場場面もかなりUPしているのでとても楽しめました。
巻末にある書き下ろし小説も、短めながら華鬼目線だったので良かったです!
期間限定の番外編はほのぼのとしていて、肩の力を抜いて楽しめました。
ネット小説では荒さも目立ちましたが、丁寧に加筆・修正されていて、人物や世界観などより深く描かれているという印象を受けました。カズキヨネさんの挿絵ともマッチしているし、主人公や華鬼以外の登場人物もみんな魅力的です。
第4巻は“厚め”になるとのことなので、今からすごく楽しみです!
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[ 文庫 ]
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とらドラ10! (10) (電撃文庫)
・竹宮 ゆゆこ
【アスキーメディアワークス】
発売日: 2009-03-10
参考価格: 536 円(税込)
販売価格: 536 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 346円〜
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・竹宮 ゆゆこ
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カスタマー平均評価: 4
一気に読みましたとも ラノベってどうよ、
なんて思いながら何気にもってかれました!。
まぁ多分 人それぞれ好みはあると思いますが、多分低い評価をしてるのは最初にアニメ→ラノベの順に進んだ人だと思います。
私はラノベを全巻読んでからアニメを見ましたがどちらも楽しめました。
最後にまとめきれなかった 読み終わって、アニメ版とどちらがスッキリしていたかといえば、アニメ版だったんじゃないかなと。
それぞれキャラクターの心理を推理した面白味が売りであったのなら、最後の結末はそれぞれきちんと付けてもらいたかった。内容が最終巻だけ薄く感じるのは自分だけではなく他のレビュアー意見でも見て取れたが、あと二巻程度あれば上手くまとめられたのではないかと思う。残念。 イワのぶ! なんということだ・・4巻だ。4巻までは面白かった。しかし5巻から微妙に感じハジメテ、アニメで有名になったが・・・ ゆゆぽさんよ、何があったんだ!? たらスパと間違ってイカすみを食ったのかい? キャラが崩壊したように感じる。やはり、売れると市場原理主義をドブエボリューションしてしまうのか!こんなんじゃ感動しないし、本を読み、物語の結末を向かえきった時のドブエボリューション的な、魂が開放されない。 残念だよ 厨二病の竜児と、高二病のボク…てか? なんて言うか…終始、主人公である竜児のキャラクター性が痛いんですよね、この作品。 他の人物はまあラブコメとして良いとしても。竜児の喋る言葉一つ一つがとにかく芝居かかって気持ち悪い。てか絶対言いながら自分に酔ってるだろ!?と、ツッコミたくなるw個人的に一番怒りが最高潮に達したのは、大河の親父を巡ってみのりと言い合いになった場面。…あれは酷すぎるだろ、jk…。知り合ってまだ数ヶ月のしかも異性が、長い付き合いの同性以上に何を知ってるのかと。何故そこまで強気で発言出来るのか、??な状態でした。まさしく「俺だけが理解してやってる」状態、しかも「俺は悪くねぇ」って…酷すぎる…。第一、親父の居ない人も様々なやつがいる。まともに生きれるやつ、駄目になるやつ、色々いる。その辺が竜児には全く蚊帳の外の思考だったようだ。まあ、大体は20歳過ぎたり仕事に就いたりして気付くようなので、高校生の竜児のそれに苛々するのは駄目なのかもしれないが…あまりにも酷かった。ラストの名行動(苦笑)にはただただ呆れて物も言えません。仮に友人がそんな馬鹿言ってきたなら、頭を冷まさせる努力はしろ!と他のメンバーには言いたい。まあ、主人公らしく頑張ったシーンもあったとは思うんだけど、あまりに愚行が多すぎて思い出せない。「うはっwこの竜児の存在自体が釣りなんだよwww高二病乙www」っとでも言いたいのか??と、思わず釣りかと勘ぐってしまうほどだった。信じられないのはこの竜児を見て「とても感動した。これからの人生の参考にしたい」という感想を見た……え?えっ?つ、釣りだよね?釣りだよねっ!?頼むぞ、少年!こ、こんな訳の解らん価値観の高校生にはならんでくれ!!
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[ 文庫 ]
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世界一やさしい成功法則の本―今日にでも、別人になれる言葉 (知的生きかた文庫)
・山崎 拓巳
【三笠書房】
発売日: 2009-04-20
参考価格: 670 円(税込)
販売価格: 670 円(税込)
( 通常2〜5週間以内に発送 )
中古価格: 980円〜
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・山崎 拓巳
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カスタマー平均評価: 5
お得感 いままで山崎氏が書いてきた本の重要部分のダイジェスト版の様な感じです。文庫本で安いし構成も読みやすい。とてもお得感がありますね。
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[ 文庫 ]
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交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい (角川スニーカー文庫)
・杉原 智則
【角川グループパブリッシング】
発売日: 2009-05-01
参考価格: 680 円(税込)
販売価格: 680 円(税込)
( 通常3〜5日以内に発送 )
中古価格: 611円〜
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・杉原 智則
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カスタマー平均評価: 0
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[ 新書 ]
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理科系の作文技術 (中公新書 (624))
・木下 是雄
【中央公論新社】
発売日: 1981-01
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 111円〜
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・木下 是雄
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カスタマー平均評価: 4.5
準備から校正まで 文章を書く準備段階の作業から、本になる際の校正の作業まで、はばひろい技術を記述している。
理科系であると日本語ばかりでなく、英語の作文も必要になるため、英語での例もある。
参考文献も多く、古典的な名著だといえる。 読んで損はない 読んで損はない本だと思う。
仕事柄、報告書やその概要版を書く機会が多いため、以前人に薦められたのを思い出して読んでみた。
特に印象深かったのは、「思われる」「考えられる」などの受動的な表現に関する記述だ。
何気なく使っていた表現ではあるが、再考させられるものとなった。
若干古臭い記述も多いが、比較的短い文章を書く人には特にお勧めの本ではないだろうか。
これから技術士2次試験を受験する若年技術者にも最適な本だろう。 素晴らしい出来の理系向き日本流パラグラフ・ライティング入門 なかなか見事な一冊です。古い本ですが、私が知る限り、理系向けの作文入門としては、日本でこれを超える本はちょっと無いと思います。一度改訂されているようですが、結局あまりいじらなかったそうです。
私は洋書のパラグラフ・ライティングの本を何冊か読んでいます。特にアメリカでは、作文の技術を小さい頃から授業で教えており、日本人の想像を絶する量の多種多様なパラグラフ・ライティングの本が出版され続けています。この本の著者は、明らかにそれらの本を何冊か読んで自分のものにしています。
例えば、パラグラフやトピックセンテンスなどの説明は、標準的なパラグラフライティングの本そのままです。日本語での起承転結の良さは素直に認めつつも、なぜそうすることが必要なのかということを隋所できちんと説明した上で、基本的に欧米流に沿った作文技法の説明が行われています。テーマの絞り方なども同様です。ただし、本書がそれだけの本なのであれば、多少英語が読める人は洋書をそのまま読めばいいということで終わってしまいます。
本書のもっとも優れた点は、日本語の特徴や、日本語のふくよかな表現方法を熟慮した上で、欧米流のパラグラフライティングの良いところとうまく折り合いをつけ、理系の分野においてこれを日本語で適用する場合はどのようにすればよいかということを示していることです。
日本人は、古くから海外のよいものを自分達の元々持っている文化を生かす形でうまく取り込んできました。本書は、作文技法においてもそれを試みて一定の成果を挙げた本だといえます。 正しくは「学術論文および英文翻訳するための下書きとしての日本文の作文術」 理科系・文科系というと、人を2分できる価値観の有名どころだ。
そして理科系というと情に流されないインテリジェンスな響きがある。
論理的で正確で。。
実態はそんなことはないのだが。
たちの悪いことに、理科系の先生で「文章が??」という人は、これまでのぼくの体験ではすべて英語かぶれである。
この木下是雄さんもそうである。
英語は論理文。日本語は情緒に流された非論理文。という思い込みがあるようだ。
確かに、非論理的な構文も日本文として成立するので、間違いとはいえないが、木下是雄さんの主張も行き過ぎている。
「学術論文および英文翻訳するための下書きとしての日本文の作文術」と題すれば、実に的確な本なのだけれど。
「学術論文および英文翻訳するための下書きとしての日本文の作文術」はそのまま理科系の仕事用の作文、わかりやすい作文の技術として通用すると思ってしまうところが、この類の人たちの欠点だ。
また、この類の人たちの欠点はほかにもある。
「○○しなければいけない」が口癖なのだ。
なぜ、そのしてはいけないことをついついしてしまうかを解明し、予防策を提示しなくては意味ないだろうに。
欠点を指摘すれば、人は欠点を改善するだろうか?
そんな楽で脳天気な指導はないだろうと思うのだった。 希有の名著、実は理系文系両用 一昔前の代表的な推薦図書。しかしこれを凌ぐ著作は未だに現れない。レビュアはあるきっかけで本著に出会い、人生が変わったといっても過言でない。本著の要所が理解できればサラリーマンは、ちょっとした報告やプレゼンが見違える。そのエッセンスをあえてひとことでいうならば、結論先行の表現と事実と意見の区別。しかしそこに欧米との比較文化論や情報化社会におけるリテラシーや発進力につながる実に深い意味が潜んでいる。弟分のちくま文庫のほうがバランスはとれているが、本著は著者の勢いが捨てがたい。チャーチルの戦時での言葉から始める冒頭は印象が深い。著者は本著を理系用、弟を文系用としたが、今となっては全く関係ない。本著の後半が、学会のためのスライド作りを内容にしているためだろう。スライドは時代遅れだが、そこにある基本はパワーポイントでも同じこと。ただし、ここの実用性はやはり少し古びてしまった。しかしこの希有な著作の価値は、悲しい事に変わっていない。多くの職場や学校や役所で、ますます凡長な日本語が跋扈しているのだ。
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[ 文庫 ]
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ミスマルカ興国物語 IV (角川スニーカー文庫)
・林 トモアキ
【角川グループパブリッシング】
発売日: 2009-05-01
参考価格: 580 円(税込)
販売価格: 580 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 400円〜
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・林 トモアキ
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カスタマー平均評価: 4
面白いと思う あんまり深読みすることはなく読めば、かなり面白いと思う。
興国物語にリアル路線を求めるなら、それこそ林トモアキ自身も言っている通りロードス島戦記などの秀逸な作品が今までに出ている。
マヒロのボケは、この作品だからこそなしうるものであり、ロードス島戦記でそんなノリは通用し得ない。
動いている人物がすごく魅力的で、イスルギのような人物に打ち震えることもあれば、ルナスを微笑ましく思うこともある。
最近の本の中では、群を抜いて面白いと思う。 どんでん返しがありゃいいってもんじゃないです 今度の舞台は共和国。
米国がモデルと思しき大国です。
基本的に政治家は古狸で、それぞれに正義を持ち、
事件の裏に裏があり、その裏にまた裏がある、という構成。
道中のドタバタも相変わらずですね。
しかし、相変わらずアンバランスです。
ずいぶん語り合う割に、やってる事は人格破綻者のそれで、
陰謀をめぐらす割に隙だらけの穴だらけで、ご都合主義が行き過ぎ、
本来よほど骨太でなければまともに描けるわけがない政治を、
恐ろしく脆い骨格で描いてます。
今回出てきた大統領や国防長官もそうですが、
こんな子供だましの奇手奇策を弄する者がトップにつける時点で、
そんな国家は終わってます。
それで万事上手くいってめでたしめでたしってあなた、
どれだけチョロい世界でしょうか。
チョロいならチョロいで構いませんが、
どうしようもなく甘甘路線のくせに、下手にシリアス路線も維持しようとするから、
これほどバランスが崩れるんです。
しかも、戦争や国家的陰謀を、発生から解決まで薄めの一冊で片付けるし。
私はこの作品に関してはどうしても点が辛くなるのですが、
この異様なアンバランスさはどうにかならないんでしょうか。
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[ 文庫 ]
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ゼロの使い魔外伝 タバサの冒険3 (MF文庫J)
・ヤマグチノボル
【メディアファクトリー】
発売日: 2009-03-25
参考価格: 609 円(税込)
販売価格: 609 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 520円〜
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・ヤマグチノボル ・兎塚エイジ
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カスタマー平均評価: 3.5
可もなく不可もなく 「タバサとシルフィード」…タバサとシルフィの出会い
「タバサと老戦士」…タバサの花壇騎士としての仕事
「タバサと初恋」…そのまま
「タバサの誕生」…タバサという人格の誕生
この4つの短編が収録されている。
シルフィとの出会いではタバサの優しさ、器の広さが描かれている。
花壇騎士の仕事はキノのような後味のする話。
タバサの初恋では、本編であったシーンがタバサの視点から描かれている。
ここではシルフィと他の使い魔との会話や一夜限りのタバサの本心を垣間見ることができる。
タバサという人格の誕生では、意外なタバサの過去が明らかになる。
プロローグを読んだ時は、いったい誰の話かと思ったほど。 危なげなくパーセーブ という感じで、安定したクォリティの巻。
タバサの始まりの話と、タバサとイルククゥの出会いの話があり、
本編時間軸上のタバサの行動はほぼ補完された感があります。
しかし、あとがきを読む限りでは、これで終わりという感じでもないので、
まだ続刊するかもしれません。 シャルロットからタバサへ ゼロの使い魔の外伝となる「タバサの冒険」第3弾です。
今回は本編をタバサの視点から見たエピソードや彼女の
使い魔「シルフィード」との出会いのシーン、そして
「シャルロット」から「タバサ」へと変っていく物語が
描かれています。
この1冊だけでも彼女の変化と成長が伺えます。
またシルフィードのちょっとずれた献身も楽しめます。
本編も佳境を迎えるなかキーパーソンの一人でもある
タバサの活躍が楽しめました。
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[ 文庫 ]
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三国志〈1〉 (吉川英治歴史時代文庫)
・吉川 英治
【講談社】
発売日: 1989-04
参考価格: 798 円(税込)
販売価格: 798 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 342円〜
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・吉川 英治
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カスタマー平均評価: 4.5
諸葛孔明 三国志 一度読んでみたいと思っていましたが映画 レッドクリフのコマーシャルを見て決断し購入し一気に読み終えました。歴史の時間に習った知識も薄れていたのですが
劉備?確か教科書にでてたな曹操も聞いたことあるな 張飛?知らないな といった知識で読み始めたので本当にワクワク興奮しました。唯一知っていたのは諸葛孔明だけでした。諸葛孔明の事をもっと知りたいと思い三国志を読み始めたのでしたが諸葛孔明が出てくるのは全編8巻の後半でした。前半は曹操にあこがれながら読んでいましたが、後半の孔明を知り本当に感動しました。今まで持っていた孔明に対する思いは非常に賢い人間というイメージでしたがこの本を読んで孔明の頭の良さに感銘する以上に彼の人間性の素晴らしさに感動しました。本当に孔明のような人は過去未来世界中探しても中々でてこないでしょう。もちろん三国志が浪花節の要素を踏まえており史実に必ずしも後付けされていない部分も多いことを考えてもです。
八巻の最後、吉川英治さんの孔明に対する評価偉大なる凡人のところにでてくる老人の孔明にたいする言 孔明は普通の人となんにも変るような事はありませんでした でも彼が死んだ今になって考えると あのような人はこれからもう二度と現れないのじゃないかと思うのです という 言葉は本当に孔明の人物像を表しているように思いました。 今の世の中にも孔明のような政治家が出てきてくれるとよいのですが。 三国志には詩がある 1989年4月11日リリース。『桃園の巻』と『群星の巻(前半)』からなる。吉川三国志は劉備・関羽・張飛の桃園の義盟で始まる。時は日本では卑弥呼が邪馬台国を統治していた頃、中国では後漢末期にあたる。
まず苦言を呈したいのは新装五巻分冊となった今の文庫はその始まりたる『序』を無下無謀にもカットしてしまった。最終巻では『篇外余録』をカットしてしまった。これは吉川三国志を単に理解していないだけでなく、作者の意図というものに対する出版社の使命というものも無視した愚行だ。故に真の吉川三国志を理解するには作者の意図の通り編した旧八巻分冊のものしかありえない。
『序』で吉川英治はこう言っている。
『三国志には、詩がある。単に膨大な治乱興亡を記述した戦記軍談の類でない所に、東洋人の血を大きく搏つ一種の諧調と音楽と色彩とがある』
正にこの『序』にこそ吉川英治の三国志に対する私信が集約している。この『序』なくして吉川三国志にあらず、だ。 入門書はこれだろう 高校生のときに読んで、ハマッた。三国志ものはいろいろ出回っているが、余計な先入観を持たずに済む入門書としては、これが最適だと思う。文章は言うことなし、一応どこにも偏らずに書かれているとも思う。個人的には「この作品の」曹操のファンである。文句なしにカッコいい。
この後に、何だったかもう忘れたが、とんでもない三国志ものに当たってしまい、辟易して以来、他に手を出すのをやめた。やっぱり正統派から入るにこしたことはないと思う。これを読んでざっと人間関係を把握して、それから他の作品を回るのが正解なんじゃないかな。 三国志。 若い頃は、三国志などを読んでもあまり興味が湧かなかったり、
世の中が十分に理解できていなかったこともあり、それほど面白いとも思わず、
1巻の桃園の巻まで読み切ったところで止まっていたが、
大人になって世の中がよく理解できてきた今読めば、とても理解できるし面白い。
劉備が世の苦しむ民衆を救わんと、義兄弟の契りを結び、張飛と関羽を従え兵を起こす。
ところが、戦功を上げても愚かな人々の前に地位もろくに与えられず、ただ戦場を放浪するのみで、2巻の初めにやっと平原の相(しょう)という地位を得る。
その後、曹操、孫権、と並び、三国(魏、呉、蜀)のトップにまで上り詰める彼と三国の運命とは・・? 読みだすととまりません! 父が持っていたい旧かなづかいの同書を2回読んでから30年近くがたち、今回現代かなづかいのものを購入して読み出しました。
劉備が黄河の流れをみつめているシーンやせっかく母のために手に入れた茶を母が川に投げ捨てるシーンなどは明確に覚えていましたが、都が混乱に陥るストーリーなどはすっかり忘れてしまっていました。
以前読んだのが旧かなづかいのものであったこともあり、今回購入したものが非常に読みやすく感じ、あっという間に1巻を読み終えてしまいました。
とにかく物語の長さを感じさせない最高傑作です!
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[ 文庫 ]
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言ノ葉は呪縛する―破妖の剣外伝 (コバルト文庫)
・前田 珠子
【集英社】
発売日: 2009-05-28
参考価格: 490 円(税込)
販売価格: 490 円(税込)
( 近日発売 予約可 )
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・前田 珠子
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カスタマー平均評価: 2.5
読者もリハビリ…ならいいかな? レビューを見てあまり期待はしていなかったのですが、一応、という感じで買ってみました。
で、感想なのですが、皆様のレビューどおり、リハビリですね。
でもまあ、読むほうの自分もかなりリハビリだったので、ちょうど良いと言うか。(最終章に入っておいての「破妖」執筆中断で切れて、全巻処分してしまったので)
私みたいにやさぐれてしまった読者がリハビリ的に「ああ、こんな話だったっけ…」と読むにはいいんじゃないかと思います。
あと、前田さんの最近の著作は読んでるけれど、「破妖」は知らない、というような方がお試し的に読むにも良いと……ていうか、それを狙ってる?
内容は二編です。
「言ノ葉ノ呪縛 夢ノ扉」こちらがメインの小説。内容的には、まあ今までの破妖で繰り返し語られてきたテーマの再提示です。それほど目新しい感はないですが、前述の通りリハビリとしてはまあいいか、と。ただ言の葉の力は破妖の世界観に合わない気がしました。
「アイの言ノ葉」軽い短編です。やさぐれた私しては、こちらの方が笑って楽しめた。
どちらも、おそらく「翡翠」と「鬱金」の間くらいの時期の話と思われます。本編のストーリーとはほぼ関係ない、本当に番外編。
「破妖」は外伝もレベルの高いものが多かったので、それと比べるとかなり落ちるとは思います。でも、いったんあれほどテンションが下がってしまった作品なので、最高水位に満たないのは仕方ないかな…と思っています。イラストレーターさんの交代も残念ですが、無理もないですね。
本編も近々再開予定とのことですので、少しでも高水準で、「無事完結」することだけを祈っています。 表紙から、拒絶反応が・・・ 今か今かと待ち続け、ようやく出たら外伝・・・初期から読んできた人間として、今までのイラストレーターの厦門潤さんにも愛着がありました、その上題名が何だかゴテゴテしてて、しっくりこないです。もしかして、出版社はアニメ化を狙っての事かもしれませんが(昔ビデオも出してたような?!あの時も絵が違ったのでスルーした記憶が・・・違ったらスミマセン)従来のファンとしてはつらいです。内容も外伝だしなぁ?って感じです。 伝説のOVAの悪夢、再来 破妖のOVAを当時上下で一万円近くで購入してあまりにも原作のイラストとは別物で驚愕しショックで立ち直れず未だにトラウマになってそれ一度きりしかみる気になれず特典のポストカードと家のどこかに隠した程、自分にとってイラストは大事なものです。破妖の剣の世界観にマッチしたイラストでここまで人気がでなかったと思います。それなのにあとがきでも長年のイラストの降板について全く触れず読者をなめてるのかと思いました。買う前にいろいろ評判を聞いてましたが半ば惰性で買いました。肝心の内容は行数も少なく本も薄い。番外編もヒロインが片思いをされて最後まで鈍感で気付かずヒーローはキャラが軽くなっていて違和感を感じました。最初から最後まで予想通りというか内容がどこかで見聞きした内容で薄く前田先生の作品とも思えない。本当に長年のファンじゃなきゃ買わない内容でした。キャラの性格も長年書かないうちに書き方を忘れてしまったみたいにかるーく触られてる程度でリハビリ本という言葉がピッタリです。何年もかけて出すようなものかと思います。 いつ完結することやら('A`;)近々、本編執筆らしいですが生きてるうちに完結して欲しい これまた微妙な… イラストが変更になった経緯はネットのアーカイブ等で理解しました。そりゃ、そんなことばかりしてたら怒られるし呆れられますよ、前田さん。ファンは好意のフィルターかけて我慢してますが、相手はお仕事なのですし(この作品を漫画化して下さったのだから思い入れはあるにしても、それでもお仕事であり趣味ではあり得ません)。
表紙の二人は「この人たちが主役ですよー」というアピールであって、内容には殆どかかわりないですね。さすがに、イラストを変えての再始動と銘打った作品で、内容にも表紙にも主役二人がいないんじゃ売れないと思ったのかもしれませんが。
で、この破妖シリーズより遥かに長大だというカル・ランシィの女王シリーズはどうなってんでしょうか。瓦礫の下に埋もれたままのヒーローは、既に20年以上埋もれたままですが…。
個人的には、あれやこれやと新しいシリーズに手を出す前に、旧作品を完結させてほしい作家ナンバー1ですね(二位は若木未生さん、三位は田中芳樹さん)。旧作に愛がなくて書く気がないならそう明言してほしいです。 再開は嬉しいけれど…… 待ちに待った「破妖シリーズ」の再開!
でも、イラストが厦門潤さんじゃないとは……正直ショックの一言。
内容ですが、以前よりも世界観が軽くなっているように感じました。
何より、某赤男が違う人(?)みたい!! これは許せませんっ。
シリーズが始まってから早20年。
その間で私自身の感覚が変わったからなのかもしれませんが、
残念な気持ちがあります。
これから、またすぐに次回作が出るかどうか……ファンの一人として待ち続けます。
長期ブランクながら再開して下さったことと、次回作に期待を込めて、星3つです。
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[ 文庫 ]
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オオカミさんととっても乙女な分福茶釜 (電撃文庫 お 8-14)
・沖田 雅
【アスキー・メディアワークス】
発売日: 2009-05-10
参考価格: 557 円(税込)
販売価格: 557 円(税込)
( 在庫あり。 )
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・沖田 雅
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カスタマー平均評価: 0
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