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[ 単行本 ]
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この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)
・西原 理恵子
【理論社】
発売日: 2008-12-11
参考価格: 1,365 円(税込)
販売価格: 1,365 円(税込)
Amazonポイント: 13 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 607円〜
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・西原 理恵子
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カスタマー平均評価: 4.5
直球の表現がよかった
文字通り、お金の話が書かれています。内容は主に筆者の体験談(幼少期から大学受験、社会人になってから)と海外取材で知ったことが中心。
この方のマンガや文章はまさに直球ですね。ずばっと言い切るだけに感じ入る人もいれば、拒絶する人もいるかも知れません。私は気に入りました。
自分で「カネ」を稼ぐということは、自由を手に入れるということだった。
プライドで飯は食えません。
人が喜んでくれる仕事っていうのは長持ちするんだよ。
彼女が大学に行く前後の出来事は私自身も似たような経験をしたことなので、かなり感じ入りました。 働ける場所とおカネは、もの凄く大切なんだと再確認させてくれました 「人間はお金がすべてじゃない」、「幸せはお金なんかじゃ
買えない」 さらには 「お金じゃない。人の心の豊かさだ」 と
いった、ぱっと見完全無欠で隙の無い 『正論』 に対して、本能
的に 「それって何か根っこのところで間違ってるんじゃない?!
おカネはもの凄く大事だよ」 とアレルギー反応が起こって身中
が違和感と不快感でいっぱいになっていましたが、本書を読んで
「そうそう、自分がコトバで表現したかったのはこのことなん
だ!」 という爽快感で満たされました。
子供にも大きくなる過程のどこかで聞かせておきたいことがら
が満載。
「自分探しの迷路は『カネ』という視点を持てば、ぶっちぎれる」
「働けることのしあわせ、働く場所のあることのありがたさ」
「働くことも、お金も、みんな、家族のしあわせのためにある」
親の口から発せられても一顧だにされないだろうことが、
本書で西原女史の力を借りれば子供の心の奥深くに届きそうです。
その知恵が本当に必要になった時にムクムクと力になってくれる
ことでしょう。
カネの話というよりも人生の話 西原理恵子さんの「この世でいちばん大事なカネの話」を購入しました。西原理恵子さん+金ということで
|д゚) ギャンブル系のえげつない話でしょうか?
と思ったんですが、想像と異なりとても真面目な内容。真面目な内容と言っても、学者などの専門家が述べるような経済的な話ではなくて、貧困が子どもの成長や家庭環境にどのような影響を及ぼすかについて体験を元に考察を述べています。
西原理恵子さんが幼少?学生?社会人期に体験したことをもとに語るので自叙伝としての要素も含んでいるんですが、「友人との金の貸し借りでどのようなものを失ってしまうのか」などの直接的なもののほかに、「子ども時代に親に暴力を振るわれた人間がなぜ自分が大人になった時に親同様に暴力をふるってしまうのか」、「不良やヤンキーがなぜそうなってしまったのか」などについてもカネという視点から分析しています。
一言で言うなら、貧困による負の連鎖というものでしょうか。金のない家庭に育った子どもはそれなりの教育しか受けられず、現代の社会の仕組みではいつまでも抜け出せない。また、貧困に起因する家庭内での衝突、暴力、精神的な荒廃からも抜け出せず、気がつけば自分が嫌っていた親と全く同じ状況になっていると…。世代が変わろうが何をしようが、いつまでたっても負のスパイラル。一方、恵まれた家庭の子どもは、良き家庭、良い教育と上昇気流といったところですか。
経済力の違いによる格差や社会的差別。知っていても誰も口にしない(またはタブー視し口を閉ざしている)社会の現実というものをバシッと書いているわけです。
お金の話といいつつも、お金の話にとどまらないんですね。生き方、価値観、育つ環境、働くということなど、どちらかというと人生に関するお話。
本のタイトルや表紙のデザイン、帯の説明文にとらわれずに、多くの人に読んで欲しいなと感じた本。西原理恵子さんの作品としては珍しく99%が文章ですが、わかりやすく、そして読みやすく書かれているため普段本を読まないような人でも、とっつきやすいと思います。 あまりに下らなくて・・・ 立ち読み5分で読み終えたwww
ってか、FXで1000マン溶かしたとかマジでアホ。
こんな本だして恥ずかしくないの?
不思議なパワーを感じる本 想像していた内容とは違っていたが、働いてお金を得ることの必要性がとてもわかりやすく書かれている。西原女史はお金に苦労した時もあったので、彼女の体験を通したお金の話は非常に教訓に満ちていた。読めば困難を突破するための勇気がわいてくるだろう。
しかしこの本は中学生や高校生向けの本だと思う。中学生や高校生にどんな風に伝わるのかはわからないが、大人が読んでもなにか不思議なパワーを感じる本だった。
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[ 文庫 ]
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冬桜ノ雀―居眠り磐音江戸双紙 (双葉文庫)
・佐伯 泰英
【双葉社】
発売日: 2009-04-16
参考価格: 680 円(税込)
販売価格: 680 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 210円〜
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・佐伯 泰英
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カスタマー平均評価: 4
まさか夢の中での戦いとは! 居眠り磐音江戸双紙シリーズの最新刊で、29冊目となる一冊です。
山本耕史と中越典子でドラマ化もされていて、着実に国民的人気作に近づいているシリーズですが、今回はかなりまたぶっとんだところに路線が進みます。今までも、一介の元浪人が江戸一の剣法道場の師範になったり、幕閣と知り合ったり、次期将軍の家基と昵懇の間柄になったりとどんどんスケールアップするところがややもすれば揶揄されてきましたが、今作では、伝説の剣士であるとともにまるで妖術使いのようなタイ捨流の剣術遣いまでが登場! 話がさらに無茶な方向に触れています。タイ捨流といえば、この磐音シリーズではたびたび悪役が遣う流派として出てきては、その遣い手が次々と斬り斃されてきたまさに噛ませ犬的な流派なわけですが(例えていえば「北斗の拳」の泰山流の拳法家のような)、ここまできちゃうかとのけぞってしまいました。
でも、剣術活劇小説として考えれば、敵方にわけのわからない超人的な能力者や忍者が出てくるのは山田風太郎先生からのある意味由緒正しい物語展開ともいえるわけで、そう思えばこういう無茶も結構楽しいかも知れません。なんてったって、そういう妖術遣いのような剣術家に対して、主人公の磐音は夢の中に潜り込んで戦うというような事までやっちゃいますから、おおらかな気持ちで今回の戦いは読むのがいいでしょうね。
さて。そうした冒険活劇風の話の中でちょっとしんみりというか伏線かな? と気になったのが、今小町のおこんさんが赤ちゃんが欲しいと言った話。まぁ、当然といえば当然な話で、磐音に家族が増えるのはファンとしても嬉しいところですから、このままいくとあと何巻かで二人の赤ちゃんが登場するかも知れませんね。
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[ 文庫 ]
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納棺夫日記 (文春文庫)
・青木 新門
【文藝春秋】
発売日: 1996-07
参考価格: 490 円(税込)
販売価格: 490 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 175円〜
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・青木 新門
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カスタマー平均評価: 4.5
日日是好日 映画「おくりびと」を鑑賞して、改めて原作を読みたくなりました。通常、葬儀の一出席者である私は、数多くの葬儀に出席させて頂き、その目線で体感していました。何時も出席者として蓮如上人の「白骨の御文章」の中にある、凡そはかなきものは、この世の始中終、幻の如くなる一期なりを聞いたものです。筆者は、おくりびととして親鸞聖人の「教行信証」他の教義に触れています。人間として必要とされていない職業はなく、日々大切に生きよと背中を押された感じがしました。 この道も興味深いですね
映画が話題になってから、是非読んでみたいと思い手に取った。
それぞれの職業の奥深さにも興味があるので、こういった本は
大抵読んでしまう。
わたしが最初に、納棺夫?に興味を持ったのは、映画 ナニーマクフィーの魔法の
ステッキ、これに出て来る、遺体にお化粧をしているところが、印象的だった。
その本があるといえば、飛び付くだろう。
人から少し引かれてしまう仕事、それを克服してしまうところなど、
印象的である。
また、悟り という部分でも考えさせられるところもあり、死 という根本部分に
ついても、著者の思いと平行して考えさせられる。
こういった仕事に従事される人は、大抵、幼少時に死と向き合われた経験が
あるようにも思えたが、どうだろう。
これも必読書の1つでしょう。
世界のおくりびと この本が「おくりびと」の原作になったと聞いて読んでみました。死というものに対する人びとの偏見が映画よりも強く伝わる一方、その中で「死者は静かで美しく見えてくる」ほどに仕事を重ねた著者の姿に感動しました。 人の死というものを改めて見直す機会に 映画「おくりびと」がアカデミー賞を受賞後、この本がなかなか手に入らず、ようやく購入が出来たので読んでみたが映画の原作と考えてみるとかなりの違いが感じられ、最初はあまり面白みを感じなかったが、読んでいく内に徐々に作者の死生観や宗教観が感じられ、最後には人の死というものを改めて見直す事が出来る内容となっています。同様な「死」をテーマとした本が多数出版されている現在、映画の一時的なブームに終わらせず社会的に認知された分野として確立する事が著者の考えなのではないかと思われる一冊です。 硬質の光に満ちた作品 これほどに、心に沁みた作品があったであろうか。今にしてその事実を知ったという不覚を、今、しみじみとかみしめている。仏教を、今日の時点で、この作品ほどに真摯に語った書物を、知らない。それは、けっして観念論ではない。人びとの、生と死にかかわるきわめて、今日的課題ではないだろうか。社会と何の接点ももたず、孤立した人生を日々送らざるをえない、そういう人びとが圧倒的に増えている現代にあって、これほどに、親鸞や良寛、そして宮澤賢治の哲学と、宗教を今日的に語った、作品に出合えたことを、幸せだと思う。
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[ 単行本 ]
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にょろーん ちゅるやさん めがっさ限定版
・えれっと ・谷川 流
【角川グループパブリッシング】
発売日: 2009-09-10
参考価格: 1,890 円(税込)
販売価格: 1,890 円(税込)
Amazonポイント: 18 pt
( 近日発売 予約可 )
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・えれっと ・谷川 流
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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ひとりぐらしも9年め
・たかぎなおこ
【メディアファクトリー】
発売日: 2009-04-22
参考価格: 1,029 円(税込)
販売価格: 1,029 円(税込)
Amazonポイント: 10 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,028円〜
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・たかぎなおこ
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カスタマー平均評価: 5
バージョンアップした一人暮らし フリーのイラストレーターという仕事から、この著者が家にいれる時間が多くて羨ましい(笑)1Rから2Kに引っ越しした様ですが、仕事場兼住居ですから1Rでは狭かったんでしょうね。でも広い部屋になっても居る場所(定位置)ってだいたい同じなんですよね。『?5年目』の時の悪戦苦闘してる感じはナリをひそめたけど、慣れてきた生活の中のドタバタ劇が楽しかった。著者が一人暮らしを続けていく限り、このシリーズも続いていったら嬉しいです。 待ってました! の続編です 前回の『ひとりぐらしも5年め』がとっても好きだったので、正式な続編であるこの『9年め』の発売を、とっても楽しみにしていました。『5年め』のときよりも少し生活が豊か?になって、一層ひとりぐらしを楽しんでいる様子がわかります。たかぎさんの「ささやかな日常をめでる心」の真骨頂です。この春から、ひとりぐらしをはじめた友達に送りましたが、大好評。おくりものにも最適です。
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[ 単行本 ]
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トワイライト〈13〉 永遠に抱かれて
・ステファニー メイヤー
【ヴィレッジブックス】
発売日: 2009-03-10
参考価格: 1,050 円(税込)
販売価格: 1,050 円(税込)
Amazonポイント: 10 pt
( 在庫あり。 )
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・ステファニー メイヤー ・ゴツボ×リュウジ
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カスタマー平均評価: 5
あなどりがたいストーリィ・テイラ シリーズものの最終巻。しかもこれだけキャラクター作りに力を注いだ作品である以上、ここまでくれば読者はもう自分の好きな登場人物に感情移入しまくっている状態。最後のクライマックス、凡百の作家ならば単なる格闘シーンの連続になるところ、このひとは決してそうは描かない。にもかかわらず、あの緊迫感を持続させるちからワザは大したもの。正直、感服です(ギャレットの演説、相当かっこよかった!!!)。
ひさびさに、純粋な読書の楽しみを味あわせてくれた作品。日頃、小難しい文学ばかり読んでいるひとたちにこそ、こんな幸福感あふれる物語を読んでもらいたい。ティーン向けのロマンス小説などと決め付けてはいけない。あなどるなかれ、このひとは凄い!!! 終わってしまいました? 大好きな作品の一つ とうとう最終巻です。
思えば1期の3冊を書店で表紙買いしてから
日本語版が待ちきれずに原書を購入し、毎回必死で読んでおりました。
ほぼ英語力がないのにがんばってなんとかこれだけ読みきれたのは愛のおかげですね(笑)
11巻発売後、ジェイコブの行く末は予想できたのですが
ヴォルトーリやレネズミ、そしてベラはどうなっちゃうの!?と
どんどん悪い方向に流れ、問題続出の物語にハラハラしましたが、
ここまでうまく納まるとは・・・ホント最高のまとまりでよかったです。
個人的にはチャーリーのオチがスキです。いいのか?そんなんで!?w
しかし、すっかり親バカになっている皆々様がほほえましいですネ。
映画もとても楽しみですが、是非いろいろと続けて欲しい作品です。
ジェイコブ&レネズミ版とか・・いや、やはりエドワード話も必須?
勝手に期待しつつ、何度も読み返したいと思います。 最終巻。。。 人間の女の子ベラと吸血鬼エドワードのロマンス、
シリーズ第四期4巻にして最終巻。
ベラとエドワードの子どもが、掟破りの不滅の子だと
御旗をかかげ、カレン一家に対するヴォルトゥーリ。
カレン一家は、友人たちとともに平和裏に解決しようとするが。。
一転、戦闘モードの緊迫の巻です。
ヴォルトゥーリの前に、無力感を感じるベラ。
けれどベラもまた吸血鬼の一人として、戦うために修行を始めます。
吸血鬼のベラって、もっと違和感があると思ったけど
体力的・能力的にはあがっていても、考え方なんかはベラのままで
すんなり馴染みました。
あとエドワードとベラの絆が、これまで以上に感じられて。。
悲壮な場面でも、どきどきしました。
訳者あとがきでは、しっかり完結と書かれていますが
まだまだお話が続いても不思議はないフリ(ヴォルトゥーリはあきらめない、とか)もあり、続いてほしい!
せめて外伝だけでも! ハッピーエンドとは思ってましたが。 ここまできてハッピーエンドでなかったら泣くぞ、と思いつつ、最終巻。予想は裏切られましたが、期待はうらぎられなかった・・・。と思う。
カレン一家みたいな家族の絆ってうらやましいですね。血のつながりではなく、愛情によってつながれている一家。
そして、ネッシーことレネズミとジェイコブ。よかったね、ジェイコブ。今までで一番すっきりしている様子。犬向きになりましたね。
最後にベラとエドワード。最後の10ページが一番よかったかな。
また、最初から読もうかな。
その前に、映画か!!ちゃんと最後まで作って欲しいと思います。
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[ 単行本 ]
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トワイライト〈10〉 ヴァンパイアの花嫁
・ステファニー メイヤー
【ヴィレッジブックス】
発売日: 2008-11-20
参考価格: 945 円(税込)
販売価格: 945 円(税込)
Amazonポイント: 9 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 849円〜
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・ステファニー メイヤー ・ゴツボ×リュウジ
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カスタマー平均評価: 5
幸せの絶頂!! 待ちに待った結婚式!!ベラ、エドワード、アリス……みんなが楽しみにしてた結婚式!(もちろん私も♪笑 ジェイコブにはハラハラしてしまったけど、それでもやっぱり素敵でした…。私もこんな結婚式がしたいと本気で思いました!!ハネムーンも素敵だったし…ベラを喜ばせるために企むエドワードにキュンキュンでした(*'ω`*)どこまでもラブラブでいて欲しい2人に待ち受けるこれからのことに、興奮が抑え切れません!!! いやあ、めでたい ご結婚おめでとうっ。ワタシも待ってました。
相変わらずイベント好きアリスが大活躍な結婚式、そして、新婚旅行。南国でもクーラーは要らないのかあ。いいなあ。
二人も、思う存分いちゃいちゃして・・・、いいなあ。
と、思ってたらやはり「来た!!」トラブルメーカーベラちゃん本領発揮。
でえええええっ。そうきたか!!!
まあ、普通の夫婦ならそうなっても不思議ないんだけど・・・。
しかし、ふつう、つわりでタマゴは食べたくならないぞ。普通じゃないからいいのか・・・?
幸せになって! 大好きなシリーズの最新刊!
ラブラブな二人のアリスプロデュースによる結婚式はかなり見ものですよ。
そして、ベラに対するエドワードのプレゼントの高額度もさらにましてます(笑)
そんな二人に突きつけられた次なる試練!
個人的に、これまでで最も手ごわい相手なのではないかと思います。
続きが楽しみですw 大好き! ふふっ、ベラのウエディング姿素敵でした。髪はアップにして首まであるクラシックなドレス!幸せそうでしたよ??そして、意外なサプライズもあって展開的にも満足です。 スタートは、結婚式から♪ 人間の女の子・ベラと、吸血鬼・エドワードのロマンス。
シリーズ第4期の第1巻です。
カバーイラストどおり、ベラとエドワードの結婚式から
お話ははじまります。
エドワードの姉、アリスが腕をふるった結婚式は
目立つのが苦手なベラを困らせるほどロマンティック。
そして二人は「本物の」ハネムーンへ!
ベラが吸血鬼になるのを嫌がるジェイコブのことは気がかりながら、
この巻は、ベラとエドワードのあまあまらぶらぶのお話でした。
二人が結婚するって報告したときのチャーリーの反応や
バチュラーパーティに連れ出そうとするエメットたちの冷やかしも楽しい♪
ハネムーンも。。素敵です。。。
けれど新婚旅行先で起こるベラの体の変化のために、
事態は一気に緊迫して、次の巻へと続きます。
第4シーズン(原作:Breaking dawn)は4巻に分けられるそうです。
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[ 単行本 ]
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トワイライト〈12〉 不滅の子
・ステファニー メイヤー
【ヴィレッジブックス】
発売日: 2009-03-10
参考価格: 1,050 円(税込)
販売価格: 1,050 円(税込)
Amazonポイント: 10 pt
( 在庫あり。 )
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・ステファニー メイヤー ・ゴツボ×リュウジ
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カスタマー平均評価: 5
新生ベラ 人間の女の子ベラと吸血鬼エドワードのロマンス、シリーズ第四期の3巻。吸血鬼に変化するベラ、そして生まれる二人の娘レネズミ。。ベラに語り手が戻っての、3巻。灼熱の苦しみから幕は開きますが、吸血鬼として、そして娘を得ての新しい生活の幸せな時間がメインです。ベラとエドワード、そしてカレン一家たちのこういう幸せな「普通の時間」を読むのが大好きなのでうっとりしていると。。。レネズミの存在を嗅ぎつけたヴォルトゥーリたちが総力をあげてやってくる、ということで。。。(泣)生まれたばかりの娘を前に、すでに花嫁の両親状態の二人と掠奪者ジェイコブのやりとりが、なんかかわいくて好きでした♪それにしてもレネズミの愛称は。。かわいいけど笑えます♪ ベラのヴァンパイアデビューおめでとう?? 待ちくたびれましたが、最終巻ラス2です。
映画にあわせたのか、2巻同時発売でしたね。
いっき読みしましたよ。例のごとく。
前巻で、すぷらったベラちゃんがヴァンパイアとして復活!!どうやらヴァンパイアの生活はなかなか快適のようですね。
ワタシとしては、割とベラのコンプレックスいっぱいのところが大好きだったんですけど、突然スーパーウーマンになってちょっと寂しいです。
エドワードは「手加減」される感覚にウキウキでしたね。(前から思ってたけどエドワードって「M」っぽい・・・。)
二人の愛の結晶は文字通りすくすくだし、いいことずくめ・・・。なんて終わらしてくれるはずも無く、ヴォルトーリが来るのはお約束?
それに「家族の結束」を持ってカレン一家が立ち上がる!!
正直2巻連続だと、一気に読み通して仕舞いましたね。さ。次。
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[ 単行本 ]
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さよなら、愛しい人
・レイモンド・チャンドラー
【早川書房】
発売日: 2009-04-15
参考価格: 1,785 円(税込)
販売価格: 1,785 円(税込)
Amazonポイント: 17 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,200円〜
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・レイモンド・チャンドラー
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カスタマー平均評価: 4.5
清水訳『さらば愛しき女よ』の良さを再認識させられました 文庫の清水版とハードカバーの本書がほぼ同じページ数。『ロング・グッドバイ』の時も驚いたけど、『さよなら、愛しい人』でも、前は省略されていたのを読んで感動していたんだ…という気持ちになりましたけど、今回はどちらかというと「清水さんが省略したくなるのもわかるわな」と思いました。
というのも、マーロウが行動を起こすたびに、細かな人物、風景描写が必ず付くんです。それによって物語の流れがプッツン、プッツン途切れてしまう。
どっちの読書体験の方が、より物語に入り込めるかといわれれば、清水訳の『さらば愛しき女よ』でしょうかね(タイトルもさすが映画屋さんだけあって清水さんの方がいいし…というか日本の翻訳小説全体の中でも『さらば愛しき女よ』は素晴らしいタイトルに入るでしょ)。
村上さんも役者あとがきで《「ここまでややこしく書かなくてもいいだろうに」とついつい愚痴も言いたくなる》と書いていますが、とにかく村上訳で初めて全貌が見えたチャンドラーの作品の細かな描写には驚かされます。 チャンドラーの春樹翻訳二作目。期待は裏切りません。 この作品は、レイモンド・チャンドラーのフィリップ・マーロウシリーズを村上春樹が訳した二つ目の作品である(一作目は『ロング・グッドバイ』)。
あらすじは、序幕で(最愛の恋人ヴェルマを探す元服役囚)マロイが咄嗟に殺人を犯して逃亡し、現場に居合わせたマーロウはマロイとヴェルマを探そうとする。だが、(新たな別件の殺人等の)厄介な事件に巻き込まれて展開はマロイとヴェルマからそれていく。複雑で酷い目をみながらもマーロウは、ラストでその真価を発揮し、一連の出来事をまとめあげてマロイとヴェルマの再会を実現しようとする。だが・・・(それは読んでからのお楽しみ)。
序盤は解かり易く派手な展開で読み手を惹きこみ、中盤で推理しようとする読み手を複雑な展開で煙に巻き、ラストで全てをあるべき場所に収めるストーリーは流石と言えます。
そして、読み終えた後に感じる「哀愁」と「妙な納得」は『ロング・グッドバイ』同様に感動の域に達しています。男と女の間に流れる一つの真実を描いた作品として印象的でした。
『ロング・グッドバイ』では「ギムレットを飲むには早すぎるね」と言うセリフが有名で印象的ですが、この作品では「私に近づくんじゃない。このうすのろが」が私にとって印象的でした。もちろんどの場面で誰によって話されるかは本作を読まなければわかりません。 また、何度も読み返すのだろう。
数々の映画的、映像的な印象深いシーン。
魅力的な登場人物たち。
マーロウはもちろん、
なんと言っても「大鹿」マロイ。
ただでさえ、すばらしい小説が
村上春樹訳で、さらに魅力をました。
そう思いました。
あとがきには、次の予告めいた一文も。
村上春樹によるチャンドラー。
これからも、楽しみでしょうがない。 ロンググッドバイに続く村上春樹新訳のマーロウ 「ロング・グッドバイ」に続く、村上春樹によるレイモンド・チャンドラーのフィリップ・マーロウものの新訳です。「さらば、愛しき女よ」というタイトルが秀逸すぎるだけに、ちょっとこのタイトルは微妙なものかなぁと思いますが、新訳になって若いマーロウが世の中に誕生いたしました。
ただ、ただなんですが、、、改めて今作を読んだのですが、村上春樹さんの訳がどうこうという話ではなく、作品としてちょっと違和感がありました。
昔読んだときには、巨漢のマロイのあまりにも純情な恋心と、マーロウの殴られても殴られても事件解決のためにはトコトン捜査を続ける男っぷりだけが教列なイメージとして残って、全体的にはかっこいいハードボイルドという風な認識をしていました。それが今回新訳で読んでみると、、、マーロウ、どちらかというとどんくさいです。
確かに昔からマーロウはよく殴られて気絶したり失神したりするタイプの私立探偵ではあるのですが、この作品では結構殴り倒されたり失神させられたり監禁されたりと、ひとつ間違えたらそのまま殺されてしまうようなケースが多過ぎです。マーロウってこんなにどんくさかったっけ? と過去のイメージとのギャップがありました。「ロング・グッドバイ」を読んだときはそんな違和感はなくてマーロウはマーロウで格好良かったのですが、どうしてこの作品だとそんな事を思ったのかは自分でもわかりませんが、少し違和感がありました。
あとがきにあるように、チャンドラーの、フィリップ・マーロウシリーズに出てくる女性への描写は本当に平板で「美女」「セレブ」「奔放」(そしてちょっと「愚か」)の象徴としてしか出てこないだけに、それに輪をかけて主人公のチャンドラーがどんくさいとなると、ちょっとしまらないなぁという風に思いました。ひょっとしたらこれは、本作がいくつかの短篇をベースに長篇にバージョンアップしたものだからかも知れませんが、マーロウの推理というのがほとんどあてずっぽうに近かったり、外部から与えられた情報に頼りすぎるところも大いに関係するのかも知れません。ハードボイルドというのはそういうものだという意見ももろちんあるでしょう。←このあたりの流れは、そのままロバート・パーカーのスペンサー・シリーズやローレンス・ブロックのマット・スカダーシリーズにも引き継がれていて、スペンサーやスカダーがときどき「何をやっているかわからないけれど、全員にあっていればそのうちそれを嫌がる人間が動き出すんだ」という事を言い出す所に見事に引き継がれています。
ただ個人的にはマーロウに深い思い入れがありすぎるからか、もっとマーロウって知的な部分は知的でやせ我慢して、どんな相手にも屈せず事件を解決する、卑しい街をいく騎士みたいなイメージがあったのでちょっとそのあたりがひっかかりました。
もちろん、それは村上春樹さんの新訳とはまったく関係のないプロットやストーリーの話ですので、前に「ロング・グッドバイ」のときにやったように、今度は旧版の「さらば、愛しき女よ」とこの「さよなら、愛しい人」の役を読み比べてみたいと思います。そうしたら、また新しい発見があるかも知れません。
村上春樹さん、フィリップ・マーロウ、どちらのファンでもあるのでそういうのもまた楽しい読書です。 翻訳の妙 いかにも現代的というか,読みやすい翻訳のおかげであっという間に読むことができる。
チャンドラーの言い回しの妙がしっかりと伝わってくる作品になっている。
原書で読もうという気は起こらないけれども,次の作品に期待してしまう。
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[ 文庫 ]
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鴨川ホルモー (角川文庫)
・万城目 学
【角川グループパブリッシング】
発売日: 2009-02-25
参考価格: 540 円(税込)
販売価格: 540 円(税込)
( 一時的に在庫切れですが、商品が入荷次第配送します。配送予定日がわかり次第Eメールにてお知らせします。商品の代金は発送時に請求いたします。 )
中古価格: 300円〜
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・万城目 学
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カスタマー平均評価: 4.5
原作はおもしろくない この作品が最近映画化された、例のテレビドラマ『鹿男あをによし』もこの人の原作だ、どの書評サイトにも絶賛する評がならんでいる、というわけで、試しに借りて読んでみた。買わなくてよかった。
まず、語り口がすべっていて、おもしろくない。笑わせよう笑わせようとして汗をかいている下手な漫才師のようで、読むに耐えない。
ストーリーも単に小鬼を兵隊とした対戦型オンラインゲーム風を京都の大学生たちがやるというだけで、それに陰陽道のフレーバーを添えただけ。ここから京大生活うんぬんを引いたら何が残るだろう。この程度で商売が成り立つ現在の文学マートのレベルの低さを感じる。 後味スッキリ!! 万城目ファンの方々にあやまりたい。今まで食わず嫌いですみませんでした。
これは面白い。万城目ファンになった。
鹿男?のドラマを見て、いまいち理解できなかったので、万城目作品は食わず嫌いだった。
読みたい本がなくなり、あまり期待せずに購入。
内容は、青春スポーツ小説(だと私は思う)。スポーツが野球とかサッカーではなくて、『ホルモー』という競技(?)、10人対10人で1人につき100匹の小さい式神を操り戦う。ちなみに肉のホルモンとは全く関係ない。
ホルモーは万城目先生が作り上げた架空の競技だが、すんなりとその世界に入り込める文章力、構成力にはまり、ぐいぐい読んでしまった。ネタバレになるので詳細は言えないが、後味がよい作品だ。吉田の諸葛孔明最高!!
話はそれるが、映画は前半は原作の世界観そのままでよかったが、後半、メインのホルモーの部分が原作と違いとても残念だった。
原作ホルモーファンの方には映画はおすすめできない。
映画ホルモーファンの方にはぜひこの原作を読んでもらいたい。 読んでいて楽しい 単純に、楽しく読める本です。
ホルモー・・?
ホルモン・・・?
とりあえず焼肉ともホルモン焼きとも一切関係ありません。
京都で繰り広げられる学生のイベント。
ある意味バカバカしくも必死で、必死だからこそ面白い。
「京大モノ」ということで、
「夜は短しあるけよ乙女」と似た雰囲気と言う話については、
まさにその通り。・・乙女を楽しく読んだ方は、こちらも楽しく読めます。
2時間くらいの爆笑劇場、電車の中で読む時は注意です。 実は青春恋愛物語である。 映画を観る前に原作を読んでおこうと思ってワンクリックしてみた。
京都を舞台にした学生たちの一風変わったサークルにおける恋と青春の物語とでも言えば良いのだろうか?
ホルモォ?の意味は物語の初頭ですぐに明かされるが、ホルモーの歴史などが物語の進行と同時に徐々に明かされていく。
どのように映画も観てみようと思いました。
ついでに舞台化もされているのでそちらも観てみようかと。
■読んで欲しい人
・何かのフェチがあって困っている人
・片思いの相手が居るが行動に移せない人
・昔、若者だった人 京都という独特の舞台装置がリアリティを与えている。 大学にはいって、入部したサークルは「ホルモー」なる謎の競技をおこなうサークルだった。この「ホルモー」なる競技は式神を使ったバトルゲーム。まったく非現実的なストーリーも、京都という古都の舞台装置のおかげでリアリティがうまれる。おはなしは、いわゆる恋愛、友情の青春小説だが、この独特の世界観がうまく話を盛り上げている.ドラマ化された「鹿男あをによし」や、「プリンセス・トヨトミ」など、この独特な万城目ワールドを堪能しよう。
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