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歴史・地理

アイテム一覧
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キャプテン・アメリカはなぜ死んだか 超大国の悪夢と夢 燃えよ剣〈上〉 (新潮文庫) 世界遺産検定公式過去問題集2008年9月 2級・3級編 (世界遺産検定) 深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海 (新潮文庫) 入門講座 2万5000分の1地図の読み方 (Be‐pal books) ナビゲーター世界史B―新課程用 (1) 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫) 深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫) 忘れてしまった高校の世界史を復習する本
キャプテン・アメリカはなぜ死ん.. 燃えよ剣〈上〉 (新潮文庫) 世界遺産検定公式過去問題集20.. 深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ.. 入門講座 2万5000分の1地.. ナビゲーター世界史B―新課程用.. 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3.. 深夜特急〈4〉シルクロード (.. 深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロ.. 忘れてしまった高校の世界史を復..

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キャプテン・アメリカはなぜ死んだか 超大国の悪夢と夢

[ 単行本 ]
キャプテン・アメリカはなぜ死んだか 超大国の悪夢と夢

・町山智浩
【太田出版】
発売日: 2008-12-18
参考価格: 1,197 円(税込)
販売価格: 1,197 円(税込)
 Amazonポイント: 11 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 743円〜
キャプテン・アメリカはなぜ死んだか 超大国の悪夢と夢
町山智浩
カスタマー平均評価:  4.5
僕がアメリカに住んでた時に周囲にここに出てくるようなアメリカ人はいませんでした
アメリカのゴシップ記事を日本に紹介する本 アメリカすげえってなるけど僕がアメリカに住んでた時に周囲にここに出てくるようなアメリカ人はいませんでした でもおもしろいです 単純に笑える
安い!
アメリカ在住コラムニスト、町山智浩氏の本がまた出ていたので買ってしまいました。 「日本のメディアが伝えない、アメリカの変な現実」(まえがき)が満載です。 大笑いしながら一気に読んでしまいました。 町山氏の変なものキャッチ・アンテナ、今回もさえています。 個人的にはやんちゃ坊主の「リル・ブッシュ」と、謎のミュージシャン、ジャンデックがとても気になるところです。 こういうC級ネタは、自分でもこまめにネットなど見ていればみつかるのでしょうが、なかなかそんな時間がない身には非常に重宝な本です。 そして、実はこのような周辺情報に、物事の本質は宿っていたりします。 単なるお笑い本ではなく、ちゃんと文明批評の本になっているところ、町山氏の選択眼(および時折挟まるつっこみ)の確かさが伺えます。 1140円という値段を考えれば、ものすごくお買い得な本だと思います。 お試しを。
アメリカの見方が変わるかも?
アメリカ在住者でなければ見えてこない 真のアメリカがここにはある!!と言うと 固い内容に思われますが、 そこは映画評論家である作者、 大体は映画やテレビから見えてくるアメリカを 鋭く、愛を込めて、時には怒りを込めて(あとがきを含む) 読ませてくれます。 最後に「ヤング@ハート」についてのコラムで締めているのが とても良いと思いました。
アメリカの根
映画評でも有名な町山さん。 アメリカ映画をからめたアメリカへメスを入れるコラムはとても興味深い。 アメリカの真実がここに見える。 TBSラジオ、コラムの花道を聴くとさらに立体的に...。
読み終わった後、友だちに話して聞かせたくなる話題が満載の書
 「USAカニバケツ」同様、アメリカの三面記事的ニュースを俎上にのせて、日本の通常メディアではなかなかお目にかかれないアメリカの顔を見せてくれるコラム集です。日本で言えば例えば、大声をあげて隣人を恫喝しつづけた騒音おばさんとか、「あるある大事典」のやらせ問題とか、そういった類いの世間の耳目を集めたイカレたお騒がせのあれやこれやがてんこ盛り。この著者の著作は出ればすぐに手にするようにしてきましたが、いつもながらの町山節にほれぼれします。  本書で取り上げられた事柄の多くは、便利なことに動画投稿サイトでも手軽に見ることができます。本書のコラムを1本ずつ読みながらわいてくる数々の疑問について---例えば、このテレビ番組って実際どんなものなの?とか この歌手の歌ってどんな感じなの?という疑問について、そうした動画投稿サイトでひとつひとつ答えを確認しながら楽しむこともできました。便利な時代です。  さて、私が特に心に残ったコラムは「『リトル・ミス・サンシャイン』と移民の国の夢」と題した一本。「リトル・ミス・サンシャイン」は私も好きな映画ですが、いわゆるロード・ムービーという映画ジャンルについて著者は、日本におけるロード・ムービーとアメリカのそれとの違いについてこう記します。  「アメリカン・ドリームを見失った時、アメリカ映画の登場人物たちは大陸を横断する旅に出る。そして何の保証もない未来をただ信じて果てしない荒野を進んでいた祖先たちに思いを馳せるのだ。」(355頁)  なるほど、ただ単に北海道から九州へと日本を縦断してもアメリカ人のいうロード・ムービーとは歴史的にも文化的にも異質のものになってしまうということですね。  今後、アメリカのロード・ムービーを見る目が変わった気がしました。

燃えよ剣〈上〉 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
燃えよ剣〈上〉 (新潮文庫)

・司馬 遼太郎
【新潮社】
発売日: 1972-05
参考価格: 780 円(税込)
販売価格: 780 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
燃えよ剣〈上〉 (新潮文庫)
司馬 遼太郎
カスタマー平均評価:  5
あこがれの人
読書嫌いの私が、読書を始めて間もない頃、何となく知っていた司馬遼太郎という名前、燃えよ剣という題名に惹かれ、手に取ったのが、20数年前。以来何百冊という本を読み継いできたが、この本以上に感銘を、影響を受けた本は無い。大局的に見たら、歴史にささやかな抵抗を試みたに過ぎない土方だが、世がどう流れようと、周りが寝返ろうともひたすらに己の筋を通す。筋金入りの生き方をしている人間が少ないなかで、時代が変わっても輝いている。
新撰組に興味のない方にもお勧めです
上下巻合わせて読みました。もともと新撰組にさして興味があるわけでもなく、たまたま知人に紹介され軽い気持ちで購入したのですが、いざ読み始めると、これが面白いのなんの。江戸時代の庶民の生活、男女の関係などディテールがしっかり描写されており、どきどきさせられることがあるかと思えば、一方で徳川慶喜の判断によっては薩長を中心とする新政府樹立が為されなかったであろうこと(今に続く歴史が大きく違っていたであろうこと)も、この小説で初めて知りました。何より土方歳三の軸がぶれない生きざまは、今後の人生の指針となるものであり、この本を読んだ後、人生観がブラッシュアップされたような気がします。
本を手にした瞬間から
先ほど宅配便が届き暇が出来たらゆっくり読破しよう! と、パラパラと捲っている内に既に物語の中へ・・。 気がついたら2時間強が(立ち尽くしたまま)過ぎていました。 さすが司馬ワールド! 自分が思い描いていたとおり、いやそれ以上に魅力的な土方さん、沖田さんにもう夢中です。 今晩は一睡も出来そうにありません♪ 土方ファンには陶酔モノの作品、傑作です!
土方歳三カッコいいホレちまった
司馬遼太郎はいままで手を出せずというか勝手に難しい印象をもっていましたが、これは面白い!幕末というか歴史に疎い人にも是非読んでみることをお勧めします!函館五稜郭に行く前に読んでおくべきだったと後悔しています。(ラッキーピエロのハンバーガーしか記憶にないなんて・・・) 今は「項羽と劉邦」を読んでいて気づいたのですが、この方の小説は登場人物を俯瞰していて一見突き放した印象を受けるのですが人物像の陰影がドラマチックに描写され物語の進行につれてグイグイ引きこまれてしまいます。
美学
その男の生き様を語るためには、その死に様を見よ。 自分の信念を貫き、その信念の為に死んでいく土方歳三。 ここに男の美学を見る。 「男の美学」と聞くと、すでにかなり陳腐で時代錯誤な印象を持たれる人もいるかもしれない。でも、日本人の男なら、いや女性も「美しく生きたい」、心の中ではそう思っているんじゃないだろうか。 世は平成となり、昭和以上に「男」が美しく生きにくい世の中になった気がするが、この作品を読むたびに今の自分を振り返ることができる。 人には「守りたいもの」と「守らなければならないもの」がある。 「守りたいもの」とは自分の外にある大切なもの。家族であったり、恋人であったり。とにかく身をていしても守りたいものである。 では「守らなければならないもの」とは何か? それは「信念」や「誇り」など自分の内に燃えるものだと思う。その「守らなければならないもの」の存在に気づきながらも素知らぬ振りをして、つい愛想笑いを浮かばせて誤摩化してしまうのが常なんだが、そこで「ちょっとまてよ」と、諭してくれる。「燃えよ剣」とはそういう作品なのだ。

世界遺産検定公式過去問題集2008年9月 2級・3級編 (世界遺産検定)

[ 単行本(ソフトカバー) ]
世界遺産検定公式過去問題集2008年9月 2級・3級編 (世界遺産検定)

・NPO法人 世界遺産アカデミー[編著] ・世界遺産検定事務局[編著]
【毎日コミュニケーションズ】
発売日: 2009-01-24
参考価格: 1,470 円(税込)
販売価格: 1,470 円(税込)
 Amazonポイント: 14 pt
( 在庫あり。 )
世界遺産検定公式過去問題集2008年9月 2級・3級編 (世界遺産検定)
NPO法人 世界遺産アカデミー[編著]
世界遺産検定事務局[編著]
カスタマー平均評価:   0

深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海 (新潮文庫)

・沢木 耕太郎
【新潮社】
発売日: 1994-05
参考価格: 460 円(税込)
販売価格: 460 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 52円〜
深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海 (新潮文庫)
沢木 耕太郎
カスタマー平均評価:  5
旅を内省的に少しずつ総括し始めた沢木耕太郎
巻末の高田宏さんと筆者の対談でも語られていますが、26歳の時に旅をして本書を書いたのが、その17年後ということです。エピソードは全て青年期のものですが、書き手の感性は壮年に突入しているわけで、そこのギャップが作品のトーンに微妙に影響を及ぼしています。 旅の始めに遭遇した香港やマカオでの熱を帯びた行動と感覚が少し穏やかになっています。数か月の旅の間に、異国での生活が慣れてきたという説明だけでは収まりのつかない変化だと感じました。歳月が経つにつれ、本来強烈だった印象も少し客観的に眺めることができますので、その要素も本書には含まれているのでしょう。 66ページに筆者の壮行会を建築家の磯崎新と彫刻家の宮脇愛子夫妻が催したと書かれています。この二人との交友も気になりますが、それ以上は書かれていませんでした。その愛子夫人から頼まれたトルコにいるゲンチャイさんへの届け物のシーンは、この旅の中でも異色であり、そこには目的がありました。放浪の旅もまた目的を帯びることがあるのです。 そのあたりから他者との係わりの記述が少しずつ増えています。 アメリカでの生活をおいて、ギリシャのスパルタへ移ってきた老人も人との関わりを求めているようでした。地中海のフェリー・ポセイドン号での亜麻色の髪の女性もまた孤独から逃れるように筆者との関わりを持とうとしています。夢か現かでの会話も人生を旅に置き換えた場合、象徴的なやり取りだと受け取りました。李賀の「飛光飛光 勧爾一杯酒」の言葉にも過ぎゆく時への惜別の情があるように感じました。 旅の終え方に少しずつ話が向かっていますが、人生の終着と同様ならば、旅の終わりは誰にも分からないと考えますが・・・。
旅と人生は似ている
旅にも幼年期、青年期、壮年期、老年期とあり、この巻では壮年期にあたる部分を描いている 確かにエネルギッシュに前へ、前へというよりは、何か心の隙間を埋めるように、それを 求めて前へ進んでいる印象を受けました。 個人的にはトルコ編はほのぼのとしていていいなぁ?と思います。香港のスターフェリーも いいですが、こちらのアジアとヨーロッパを往復するフェリーは本当に羨ましいなと、、、 朝起きて、朝食を食べ、散歩してから食料を買いフェリーで風に吹かれぼーっとして、また 帰ってくる、たったそれだけの事がものすごく贅沢に思えてくる。 ギリシャ編では、スパルタの廃墟で出会った老人の件が感慨深いですね。年をとって好奇心 が磨耗しても人とだけは関わりたいというのがやっぱり素直な所なんだろうなぁ、、、 散歩してたらいきなりバースデーパーティーに誘われる件も、読んでて癒されます。やっぱ 人と人との繋がりはいいなと。 地中海からの手紙の章では、今までの旅の事をなかば自棄になって顧みてたりしますが、ほ んと人生の壮年期と同じですよね(笑)。 最後にいったい何を得るのか、次の巻が楽しみです。
ヨーロッパへの旅
アジアからヨーロッパへと移動して行きます。 トルコとギリシャの旅ですが、アジアからヨーロッパへと街のようすが変わっていくのが分かります。 長旅で慣れてきたのか、現地の人たちとの触れ合いが多くなってきているように感じました。 この巻では特にトルコからギリシャへの国境を越える部分が面白かったです。
ヤース!
確かに彼にはテレビも新刊本も不必要だったろう。しかし、彼もまた人だけは必要としていたのではなかったか。 その時私は、自分が胸のうちで、彼もまた、と呟いていたことに気がついた。そう、彼もまた、と・・・。スパルタの町はずれで出会った老人を思い出して沢木さんはこう書いている。凄く、物凄く心に響く一文でした。   潔い滅び!とか、李賀の言葉とか終盤に差し掛かり、哲学的な哀愁漂う旅の中でTとCのチャイの違いに「なるほど!!」と納得してしまった私でした。
東洋と西洋の境目
この巻になると、旅の終わりを意識した著述が多くなり、 旅の向こう側に何があるのかを知りたくなってくる。 又この巻は東洋的な旅から西洋社会に入った事での 心境の変化も克明に描かれていて非常に興味がもてた。 ヨーロッパとアジアそれぞれ訪れたことがあり、その 違いは体感としてしっているつもりだったが、この 本を読むともっと泥臭いものを感じた。

入門講座 2万5000分の1地図の読み方 (Be‐pal books)

[ 単行本(ソフトカバー) ]
入門講座 2万5000分の1地図の読み方 (Be‐pal books)

・平塚 晶人
【小学館】
発売日: 1998-10
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 1,680 円(税込)
 Amazonポイント: 16 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,050円〜
入門講座 2万5000分の1地図の読み方 (Be‐pal books) ※一部大型商品を除く
平塚 晶人
カスタマー平均評価:  5
読み物としては面白いが
 25000/1の地形図を持って山に入るのは当然として、歩きながら頻繁に地図を確認するのは事実上困難だ。ルートファインディングでの地図とコンパスは、現在位置が正確に分かっていないと役に立たない。現在の位置を確認するのは標識の有る所が一番だが、そう都合良くは行かない。目印になる物、位置を特定できるもの(目立った地形や樹木)が有る場合はそれによって現在地を知ることができるが、初めての山で地形図だけで現在地を言い当てるのはほとんど無理だろうと思う。高度計などの助けが無ければ難しいと思う。初めての山で、薮で周りが何も見えない道、霧で目標になるピークや稜線が見えない時、実際には思ったようには行かない事が多いと思うのだが・・・。 知っている山を地図と照らし合わせて地形を思い描くのは簡単だから、筆者も現場で地図を見ろとしつこく言っているのだろうが。 筆者の地図読みの技術解説は的確で、とても良いのだが、仮にこの本のテクニックを総て覚えたとしても、読めない地形が幾らでも有る事をもう少し正直に書いてあれば、と思う。 GPSは今や絶大な威力を発揮するし、下手な地図読みよりは数段当てになる。そして、25000/1の登山道が実際と違っていたりする場合でも、新しい登山地図では指摘されている事も多く、普通に、普通の山に登る人には登山地図とコースガイドは地形図よりも有用な場合も多々ある、と思うのだが・・・素人の勘違いか?
読図のバイブルです。
著者の豊富な経験と、山と読図を愛する熱意の賜物です。 本体と地図帳の組み合わせによる読図演習が面白くて引き込まれます。 地図が段々立体に見えてくるほど。 方向音痴の私でもこれを読んで、地図と磁石で随分と症状が緩和されてきました。 ただのノウハウ本の域を超える、バイブルと呼んでもいい、完成度の高い本です。
地図を愛するすべての人へ
本書の優れているところは、なんといっても、豊富な演習問題がついていることだろう。これだけで、星五つ分の価値がある。この手の本は、解説一辺倒になりがちだが、ちゃんと読者に問題を解かせる形式にした意義は大きい。地図に興味を持つ人は、ぜひ本書の問題集に挑んでほしい。  本書にも、いろいろケチのつけどころはある。著者はあまりにも2万5千分の1地形図絶賛一辺倒であり、『エアリア』をはじめとする登山地図を軽視しすぎている。GPSについても、過小評価しすぎだろう。地図の読み方・コンパスワークの方法についても、ちょっと杓子定規にすぎるきらいがある。だが、本書に掲載された膨大な演習問題の価値は大きく、減点対象とするにあたらない。なお、本書の欠点をカバーするには、他の参考書も当たるほうがよい。   本書を手にする人は、すでに山歩きの経験があり、登山地図を使っている人がほとんどだろう。本書でしっかり机上訓練したあとは、実際に地図を持って山に繰り出したい。
想像してみよう。
本書は地図を見る上での注意する事や、コンパスの使い方などを解説しています。 しかもただ字だけで解説するのではなく、問いに対して実際の地図を見ながら考えるという小問題集のようになってるので解りやすく、地図を見て頭の中に山の形を組み立てていく作業は楽しいです。 唯一困ったのが、地図に触れた事がほとんどなかったため『沢があります』『登山道があります』という前提に対して慣れるまで戸惑った事でしょうか。 自分は仕事の休憩中などに少しずつ読んでるんですがボリュームがあるので読み応えもあります。 ただやはりこれ一つに偏る事なく登山地図なども読めるよう勉強したいです。
山を登る人なら是非とも買いましょう
 この本は 2 万 5000 分の 1 の地形図から地形などを読み取り、自分の現在位置、これから進むべき道を読み取るための本です。  この本のなかにも書かれていますが、登山用の地図では誤ったトレールを取ってしまうことがありますが、この本で机上トレーニングすれば 2 万 5000 分の 1 地形図を読むことで、そのような失敗が激減します。  実際の地形図の例と、実習用の地形図が別冊になっているので、机上トレーニングにも最適です。  後、やはりこの本にも書かれていますが、この本を読んだだけでは山の中で地形図を読むことができるようにはなりません。  実際にこの本に書かれている方法で、2 万 5000 分の 1 の地形図を持ち込み、頻繁に地図と実際の地形を見比べながら山の中を歩いてみてください。2 万 5000 分の 1 の地形図の情報量の多さが実感としてわかります。  でも実際の登山、ハイキングでは登山地図と 2 万 5000 分の 1 地形図を併用するのが現実的でしょう。2 万 5000 分の 1 地形図にはすべての登山道が載っているわけではありませんから。

ナビゲーター世界史B―新課程用 (1)

[ 単行本 ]
ナビゲーター世界史B―新課程用 (1)

【山川出版社】
発売日: 2005-05
参考価格: 980 円(税込)
販売価格: 980 円(税込)
 Amazonポイント: 9 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 599円〜
ナビゲーター世界史B―新課程用 (1)
 
カスタマー平均評価:  5
世界史未習学の方にも全然OK
大学受験で日本を専攻するなど、 世界史を本格的に勉強しなかった方にも 興味をそそられるだろう造りになっている。 入門編として十分に楽しめる
ナビゲーター1
Watch Video Here: http://www.amazon.jp/review/R3L7J0X3LFOMSC
世界史苦手な人は絶対買ったほうがいい!
受験時代にお世話になった参考書です。夏に覚える事が多すぎて嫌になり世界史→地理に変えようと迷ってるうちにこの参考書に出会いました。一か月でシリーズ4冊やり込み、模試で偏差値が50→70まで上がりました。正直これを超える世界史の参考書はないと思ってます(実際教科書より詳しい) 参考にしていただけると嬉しいんですが、自分は覚えたいところをゼブラの暗記ペンで塗りつぶして覚えるまで繰り返しやりました。必ず繰り返しやること!一回目は苦手な人は苦痛かもしれませんが二回目以降は案外サクサク進みます。必ず偏差値上がります。 繰り返し言いますが世界史苦手な人はこのナビゲーター世界史をお勧めします。四冊で4000円と受験生にはきついかもしれませんが一回の受験で人生が決まると思えばこの値段は決して損ではないです。自分も買うか迷ってましたが買ってよかったです!マジでお勧めです。 最後にこの場を持って言わせてください。 ナビゲーター世界史ありがとう!!!鈴木敏彦さんありがとうございました!!!
読みやすい!
世界史の勉強には、いま市販されている参考書類ではうってつけの本。文章が読みやすい。やや硬い印象であるが2時間で原始?中世ヨーロッパまで理解できる。歴史の因果関係や横のつながりも意識できる記述は○。歴史の流れをつかむための参考書であるから図版や地図が少ないのだが、傍らにおきながら読んでいくのよいと思う。
教科書の骨組み
山川に準拠した世界史の最高峰の参考書。 この本をマスターすれば、世界史に関しての基礎は完璧となるでしょう。 教科書は端的にまとめてあるため、いまいち文字の間にある物事がいまいちわかりにくいのですが、この本がその欠点を補います。 世界史の完全整理との併用で使っていくといいと思います。 とりあえずコンプリートしておきたい一品ですね。

銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎

[ 単行本 ]
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎

・ジャレド ダイアモンド
【草思社】
発売日: 2000-09
参考価格: 1,995 円(税込)
販売価格:
中古価格: 1,149円〜
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎
ジャレド ダイアモンド
Jared Diamond
カスタマー平均評価:  4.5
古ぼけた価値観を壊す鉄槌の一撃のような新しい史観
歴史はなぜ動くのか?その動因を求めて、人は様々な史観を考案してきた。英雄豪傑が歴史を動かしてきたとする大衆的な史観、人種間の優劣に原因を求める優生学的史観、経済構造がすべてと語るマルクス主義的唯物史観、社会構造や精神にその原因を探るアナール派史観、等等。生物学者が書いた本書は、これらに対し、動植物の分布環境がすべてを決定してきた、とする画期的な歴史の仮説を提唱してくれる。 本書の考察は旧大陸と新大陸の関係への疑問からはじまる。なぜスペインはアステカ帝国やインカ帝国を征服できたのか?なぜその逆のことがおきなかったのか?この疑問に対し、以前は白人文明の優位性、はては白人種の優位性による説明がされていた。これに本書は真っ向から反対する。いわくヨーロッパ人が優れていたわけではない、ただ旧大陸は新大陸より横長であるため、動植物の交流が多く、多くの動物を家畜化した結果ヨーロッパ人は伝染病に対する耐性を獲得していたにすぎない、と。反対に新大陸は東西の移動範囲が限られ、動植物の分布も貧弱であったため、先住民は伝染病に対する耐性を獲得できないままでいた。このため、スペイン人が上陸した後、あっという間に伝染病が広がり、文明が滅んでしまった、というのが本書の説く歴史である。それは人種間や文明間の優劣があったからではない、文明が育った自然環境という些細なことが全ての要因だったわけだ。 その他にも、世界の数多くの地域に取材しながら、なぜヨーロッパ人が世界の中で優位に立っていったのか、が、いかにも生物学者が書いた本らしく、極めて客観的・論理的に解説されていく。その論理構成たるや、見事の一言。世界の歴史を舞台にした壮大なフィールドワークとでもいうべき、きわめて実証主義的な視点が、本書の論理構成に鉄壁の信頼性を付与している。ヨーロッパ人は優れていたのではない、ただ動植物の自然環境に恵まれていただけなのである。従来の史観に対するこの強烈な鉄槌、痛快である。まさに唯物史観ならぬ、唯動植物史観の堂々たる登場、というところか。本書の読書にとって、これまでの自分の歴史観ががらりと変わること間違いなしの体験であろう。小さい現実の観察から論理を飛躍させ、壮大な歴史を構築するというこの壮大な仮説構成力は、感動的ですらある。歴史に興味のある人はもちろんのこと、優れたロジック展開や思考法を学びたいすべての人にすすめたい本と言えよう。 ピュリッツァー賞を受賞し世界的にも名高い本書は、間違いなく、自分の読書史上10冊の内にも入る名著である。このような本に出合えたことに感謝して5点満点献上。本書で感動を覚えた方には、同じ著者による続編「文明崩壊」もあわせておすすめしたい。
理系が書いた歴史書
文明の勃興や競争を地理的要素を重視して語るので、Geographical determinismだと揶揄されることもあるこの本ですが、極めて切れ味がいい理論です。雑多な出来事の流れに過ぎないようにも見える世界史の流れに、生物学や地理学という座標軸を設定すると、今までの人文科学てきな歴史観では得られなかったことが見えてきます。細部を捨象した大鉈をふるうような理論なので、色々批判は出来ますが、全体としては本質をかなりうまくとらえていると思います。 ピュリッツァー賞を受賞した本作ですが、英語自体は平易です。知的な体験を求めている方に是非お勧めです。
これからのスタンダードになりそうな予感、21世紀初頭のグッドジョブ
■テーマ「人類が誕生してから、何故、世界は今あるような姿になったのか?」  ヨーロッパ人は南北アメリカ大陸に入植したけれど、なぜアメリカインディアンがヨーロッパに入植してくることにはならなかったのか、かつて文明が萌芽した「肥沃な三日月地帯」は何故いまは肥沃でないのか、他民族にひどいことをするのは「先進国」の専売特許じゃなくて以外と普通(程度は別として)かも、などなど、ともすれば様々な批判を招きかねないテーマを堂々と科学として成り立たせています。  読んでいる途中で「そんなこと言っても○○じゃないの?」なーんてことを何度も思いましたが、彼は必ずどこかで返答を用意していて、自分の浅薄さを思い知らされることしきりでした。トホホ。  だからって訳じゃないけどジャレドさん、あんた偉いよ。マジで。 ■新時代到来か  それにしても「何故いまあるようになったか?」って言われてもねえというテーマなんですが、必然と偶然のあいだを軽々と行き来するスタンスの取り方はお見事。ジャンルを超えて手本になり得るものだと思います。  記述されている内容そのもの、議論のレベルの高さあるいは公正さ、そしてこれだけのしっかりした論考が単なる学術論文としてでなく一般に流通する書物として出版され(さらに日本語訳され)、こうして我々の手に入ること、どれをとってもこれからの本のあるべきスタンダードを示していると思います。  おおよそ、進化とか進歩とかいう話をする場合、本書を知らないでは「お話にならない」ことになると思います。
歴史は「善悪」で論じるものが多くて辟易している方にお勧めです。
日本の本屋に並んでいる歴史に関する本は「侵略戦争は悪いだとか」「自虐史観はけしからん」「歴史の英雄の伝記」だとか、純粋に知的好奇心を満たしたい人たちにとって「無価値」な議論をする本が多すぎます。 一方、学校では、この本で論じているような「なぜヨーロッパ文明が他の文明を凌駕したのか?」「隆盛する文明と消滅する文明の違いは何か?」といった歴史の本質的疑問に答えることなく、「時系列で起きた事象を淡々と述べる」、いかに自国が輝かしい歴史をたどってきたか(特に外国の教科書はそうらしい)」という視点で学ぶことがほとんど。 翻ってこの本は、「文明度の強い弱い(=進歩の度合い)」はなぜ起きたのか?を地理学的視点・生物学的視点・考古学的視点などを駆使して、素晴らしい説得力で論を展開していきます。 特に興味深いのは「農業(栽培作物)」「家畜」の問題。例えばアフリカの「しまうま」や「バッファロー」はなぜ家畜化しないのか?家畜化しようとしたのか?そうだとしたらなぜ家畜に出来なかったのかが、述べられています。 私は、人類の歴史をあえてシンプルに捉えるとすれば「勝つか負けるか」だと思っています。そしてなぜ「その文明・民族あるいは国家が勝ったのか?負けたのか?」に1つの答えを用意してくれたのが、この本でした。 アメリカの金融危機が全世界を同時に大不況に陥れた現代がたどってきた歴史は、「ヨーロッパ、特にアングロサクソン系の文明が他の文明を駆逐してきたことで起きた事象だと思いますが、これも、その根本的要因が、人種や民族などの人間という種の生物学的要因ではなく、地理的要因にあるということは、非常に興味深い。 それを象徴するかのように黒人のオバマ大統領が生まれたことも、非常に興味深く思いました。
「知識の蓄積の差」によって生じた格差
なぜ富める地域とそうでない地域があるのか。ある国では原子力で電気をおこし、暑い日には冷房をつけ、寒い日には暖房をつける。かたや、すべてのエネルギーを木材に依存し、農業さえしていない先住民が世界にはいる。この差はいったい何なのか? 彼らの知能が低かったのか? それとも環境なのか? ジャレド・ダイアモンドはこの本の中で、格差は「知識の蓄積の差」によって生じたとしている。この蓄積に影響を及ぼした因子は4種類:(1)栽培・家畜化可能の動植物の分布、(2)伝播・拡散が可能な文化、特に文字、(3)発明、競争を起こす人口、(4)東西へひろがる大陸。このひとつひとつをサポートする情報をエンターテイメント性高く書き下ろしている。  たとえば、文字のところ。世界ではたった2箇所しか独自に文字を発見していない。シュメールとマヤで、他の文字は借用だ。文字をもたない文化圏がある。彼らに文字がない理由は、地理的な障壁により伝わらなかったこと。文字を使用する商業、農業が発達していなかった。  では、現在話されている言語の分布をみてみよう・・・オーストラリアには言語がないが、彼らの文化というのは・・・というように、サポートする情報にまたサポートする情報をもってくるので、自然と内容が深くなっていく。  ひとつの主題に対して、ぶれずにこのボリュームを書き上げる知識にただただ脱帽。

深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫)

[ 文庫 ]
深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫)

・沢木 耕太郎
【新潮社】
発売日: 1994-04
参考価格: 420 円(税込)
販売価格: 420 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 189円〜
深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫)
沢木 耕太郎
カスタマー平均評価:  4.5
今では辿ることが難しくなったシルクロードのバスの旅
旅に危険はつきものですが、政治情勢が不安定な国の旅は現在では難しくなりました。この「深夜特急」の第4作は、情報の少ない国々の魅力がダイレクトに伝わってきました。たとえそれが30年前の姿であったにせよ、バックパッカーにとって本書はバイブルのような存在でしょうから。 インドのアムリトサルからパキスタンのラホール、そしてラワール・ピンディーへ向かう長距離バスの荒っぽい運転は日本では考えられない凄まじさでした。理解を超える状態を体験するから旅の醍醐味を味わえるのでしょうが。 アフガニスタンへの旅も今では大変難しいルートになっています。ペシャワールからカイバル峠を越えてカブールそしてカンダハル、実に魅力的なルートですし、30年前の治安の良さを感じました。 カブールのアベズ・ホテルでの客引きの体験を通して、若者の生き方の違いを明確に示したわけで、生きることと旅の本質的な違いも浮き彫りにしたように感じました。 有名な建築家の磯崎新氏と彫刻家の宮脇愛子さんとの出会いもまた旅の触れ合いと人情の温かさを感じます。イランのテヘランでの街の魅力は、魅力的にかつ具体的に描かれています。「イランの京都」のイスファハンでのモスクの情景と祈りのシーンは印象的でした。挿入されているモハメッド・アリとジョージ・フォアマンの「世紀の一戦」をテレビ見たというシーンは、共有できる思い出でした。 イスファハンのバザールの老人との間で繰り広げられる時計売買のやり取りで感じる筆者の優しさと思いやりが、この長旅を筆者と一緒にたどる読者にとって清涼剤となっていることでしょう。
イスラムの国々に行ってみたい
 著者はバスに乗ってパキスタンからアフガニスタンそしてイランへと旅を続けます。 イスラム圏の国々は現在アメリカと敵対していて、そのアメリカと同盟関係にある日本にとってはこれらの国々はどちらかというと危険で怪しげなイメージがあります。 でも、時計売りのオジサンとか、客引きをさせるホテルの若造とか、バスに乗ってきた親切な役人とか、登場人物は皆個性的で魅力的です。 この本を読むと大寺院でコーランの朗誦を聞いたり、露天でカバブを食べ歩きたい気分になります。
蒼味を帯びた風
このシルクロード編を読んでいると、文中でも使われてる蒼味を帯びた風がスーッと吹いてく るようなそんな感じを受ける。最初の方の勢いというものが薄れていき、著者自身の内面描写 にスポットが当たる部分も多い。だが迷い迷う姿には誠実さがあるような気がした。 ここでは乗り合いのバスがメインで淡々と進む所があるので、ある種起伏に欠けるが、それで も一台のバスの中に多国籍の放浪者達が集まる画は想像しただけで何か面白いし、バスの窓か ら時折覗く景色に非常に心が揺れるね。淡々としてるが、そこここに微妙に違う色があって 感慨深いね。 最初の香港編から物乞いはずーっと出てきたが、ここで登場したロッテルダムの男という青年 が、ほぼ限りなく文無しに近いのに、それでも物乞いの子供たちに自分の金をわけてやる姿に は感動したし考えさせられたね。著者もそこで衝撃を受けて、ある意味解放されて自由に なったと書いてるが、ほんとあげるのが良いとか悪いとかの理屈じゃないのね。生きるのも 生きれるのも理屈じゃないと、、、。 ここから旅も冬に突入するのかも、蒼味を帯びた風が吹いたとき、それがどこから吹いてるの かと前に進めるか、その冷たさに震えて立ちすくむ、もしくは終わってしまう、そうゆう放浪 の旅独特の転機を垣間見た気がした。
バスの旅の始まり
この巻から本格的なバスの旅が始まります。 今までの滞在型の旅から移動を中心とした旅に変わったように感じました。 パキスタン、アフガニスタン、イランと移動して行きますが、特に今は行くことすら難しいアフガニスタンの部分は興味深く読めました。 また、それぞれの国の雰囲気の違いが伝わってきました。
ちょっと違ったシルクロード
シルクロードというと司馬遼太郎などが描いた草原の風景が 目に浮かんだが、内容は違っていた。もっと埃っぽい風景が 描かれている。現在ではこの様な旅ができない危険な場所だが 人間性にあふれていた時代もあったのだと改めて現在の悲惨な 状況にこころ苦しくなる。

深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫)

[ 文庫 ]
深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫)

・沢木 耕太郎
【新潮社】
発売日: 1994-05
参考価格: 460 円(税込)
販売価格: 460 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 74円〜
深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫)
沢木 耕太郎
カスタマー平均評価:  4.5
旅の終わりとは・・・
沢木耕太郎がたどった旅の完結編です。アジアからヨーロッパまで、彼の放浪の旅にずっと付き合ってきました。ラストに向けて何らかの大団円を期待していた向きにはあてが外れた感じを受けますが、旅が人生に似ていると言われている以上、あのラストのコメントも当然ながら受け止められるものでした。読者に半ば投げかけたような言葉であるからこそ、読後の感じ取り方もまた多岐にわたると思います。 旅の途中で出会った人々との触れ合いも本書の魅力です。最終巻でも人々との関わりが語られています。旅での経験が外国の人に魅力的に映るわけですから、その足跡と得たことは大きな価値を持っています。 26歳の自身の行動を少し客観的に眺めて記している40歳を超えた筆者が傍らに寄り添っているようにも感じました。時折、20代の青年にしては、思索的でどこか観念的な部分が見え隠れして、実際の旅の行動とその筆運びに微妙な距離感を感じながら読んできました。 その違和感の行き着くところがラストのメッセージなのかも知れません。実際の旅には必ず終りがあり、それを受け入れることで一応の旅の完結を見るわけですが、ノンフィクションの形態をとった青春物語は、必ずしも現実的な旅の終わりを欲してはいないわけで、旅情とある種の距離感をもった終りのコメントはリンクしているように感じました。 多くのバックパッカーの愛読書であり、したくても出来ない自由な放浪の旅は発売以来多くの読者を得てきました。人生に閉塞感を感じ、何らかの打破を考えている人にはとても有用な書籍となることでしょう。 エヴァー・グリーンの輝きをもった書として次の世代に読み継がれる本の一つに位置づけられると思います。
わかっていることは、わからないということだけ。
スペインのマドリードで昼は市を、夜は居酒屋をうろつく中で沢木さんは段々、無の感情に 蝕まれていきます。そこで懊悩してる時に、思い出したのがタイで会った夫妻に言われたこの 言葉で、そこに答えを見つけようとする、、、僕はこの深夜特急を最初から読んで、ずーっと 思っていたが、この人は何でこんなに真面目、いや誠実なんだろうと。。表面的な無鉄砲な ユニークさはあるが、内面は誠実そのもの、常識人だし、大人びてるし、保守的だし、確かに 育った世代もあるかもしれないが、この人は誠実そのものだと思う。 そう考えて振り返ると、深夜特急が何故こんなに面白いと思ったとき、この内面の深さは 結構あるんじゃないかなぁとね。普通(普通の26才、まぁまだ青年だよ)の人にだったら きっと、もっと表面的、センス的な所、フィーリング的な所が大事だろうし、もしくはもっと 単純か、逆に理屈っぽいかのどっちかだろう。つまり沢木さんが見たその国や街、あるいは 市場や広場、とりわけ人々への内面へ内面への観察力や、もしくはそれが一番大事とする 精神があるからこの本は面白いんだろう。 そしてそうゆう人柄が行き着く先々で縁を作るんじゃないかとね。 だから結局、このいつでも誠実に考え抜いてる人が出した結論が最後、あのような結論じゃ ないのかな。多分、旅に終わりはないなんてキザな発想じゃなく、そこに道があれば、 考える事、悩むことはいくらでも増えるし、否応なしに対応しなきゃいけない事柄がいくら でも出てくるその過程、その過程を楽しむもんなんだろう旅も人生も。 それにしても途中からは自分も旅をしてるような気分になってましたよ(笑)。贅沢な時間 でした。
ワレ到着セズ
言わずと知れたバックパッカーのバイブル。 香港からトルコまでの面白さにはさほど争いは無いと思う。 しかし、この6巻で冒険物語を締めくくるのに相応しい 壮大なラストを期待した読者は少々拍子抜けするかもしれない。 私も最初は疑問であったが、その意味を知ったとき、 この小説は全く期待を裏切っていないどころか更なる可能性を示唆して フェードアウトしているということに気付いた。 つまり、こういうことである。 サグレスにて旅の終わりを決意した『私』は 目的地と思っていたロンドンの中央郵便局に到着するが、 それは単なる勘違いで、最初から目的地なんて存在しなかった。 そこで再び考えを改めるのである。 『だったら、どこで旅を終えてもいいじゃないか』 そして、気の向くままにアイスランドへと行くのだ(多分)。 『ワレ到着セズ』とは『旅に終わり(目的地)などない』という これほどまでにシンプルなメッセージを強く発しているのである。 バイブルの名に恥じない、これ以外は考えられないほどの最高のラストだと思う。
長旅の終わり
イタリア、モナコ、フランス、スペイン、ポルトガル、再びフランス、そして最終目的地のイギリスとヨーロッパを旅しています。 最終目的地が近いのに、旅の終わりを決断できず、なかなかそこへ行くことができない心境というものが伝わってきます。 ポルトガルで旅の終わりを決断した後もパリで数週間過ごすということもあり、気の長いたびであったと感じました。 自分もそのような旅に出たくなりました。
旅は自由なものであると教えてくれる旅行記
26歳の沢木青年(筆者)が香港からロンドンまでをバスで旅した、すでにクラシックに分類されるのではないかと思われるベストセラー旅行記。旅の計画もガイドブックも持たず、一年以上かけてただひたすら偶然と気分に任せて旅をするスタイルは、時間単価の高い短期旅行しかしてこなかった私には、こういう楽しみ方もあるのかと逆に新鮮であった。危険を恐れて逃げてしまえば、安全である反面、その向こうにあるかもしれない貴重な経験をする機会を失ってしまうという姿勢が旅全体を通して貫かれていて、現地の人々との出会いを大きな包容力を持って楽しんでいる点はとても共感できる。なぜもっと能動的に目的を持って旅をしないんだろうかと首を傾げつつも、逆に受動的であることによって、現地のあるがままの生活や文化を極限まで吸収して味わうことができるのかなと妙に納得させられる。全6巻あるが、旅の光景が湧きやすい文章なので、すらすら読めてしまうだろう。

忘れてしまった高校の世界史を復習する本

[ 単行本 ]
忘れてしまった高校の世界史を復習する本

・祝田 秀全
【中経出版】
発売日: 2003-08
参考価格: 1,470 円(税込)
販売価格: 1,470 円(税込)
 Amazonポイント: 14 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,100円〜
忘れてしまった高校の世界史を復習する本
祝田 秀全
カスタマー平均評価:  4
流れが身に付く
世界史だなんて、二十数年前に習ったきり消化不良のままで置き去りにしてきていたが、ある日ふと世界史が分からなければ世の中がわからないんじゃないかという思いが心の中をよぎりアマゾンで検索してよさそうなのを探して購入したのがこの一冊。 正直とても良かった。なにより、世界史の教科書では、念仏のようにしか見えなかった歴史が、すっと一筋の流れになってアタマの中に入ってきた。 最初からこういう本を読んでいれば世界史に対する苦手意識はかなり軽減されていくのではないか? この本を読んだ後、もっと詳しく世界史の事を知りたいという欲求がふつふつと沸いてきて、今、詳説世界史研究を買おうかどうしようか迷っているところである。 あれほどできなかった世界史の世界に何か、どっぷりとハマって行きそうな予感がする。
なかなか..
世界史がとにかく苦手で流れをつかみたいと思い、本を読みました。しかし一冊にまとめられているため、説明が足りないと感じる部分が多かったように感じます。そのためなかなか頭に入りませんでした。私の知識不足&理解力不足が原因かもしれませんが、世界史が全くダメな方にとっては少々分かりにくいと感じるかもしれません。
良書
内容は教科書の文体をくずし、いろいろな雑学も加えながら歴史事項を 解説していくという感じです。 社会人や大学生のかたの教養を身につけるために書かれた本ですが 大学受験生にも教科書の精読に入る前に読んでおくと、そのあとの 教科書精読がとてもスムーズに進みます。 著書は代々木ゼミナールの東大世界史担当のことあってか世界史既習者にも 驚くような事実が書いてあり、大変面白いです。 世界史が今まで嫌いでずっと敬遠していた人にはぜひ読んでもらいたいです。
流れをつかむには最高!
この本はあくまで受験参考書を目的にして作られたのではない。タイトルどおり「10年前、20年前に習った世界史の復習」を目的にして作られたので、受験参考書としてはちょっと使いづらい。ただ、縦の流れ、横の流れともにわかりやすく出来上がっているので、「教科書がわかりづらい」といった時にまずこの本を読んでから細かいところにまで突っ込んで勉強するのは効果的だと思う。「流れの理解」だけならすばらしい本だと思う。 世界史を楽しく勉強したい人にはオススメ!
復習に役立つ
最近、このようなタイプの本多いですよね。どれも、タイトルはすばらし いことを書いてるのですが、そんなに簡単にはいかないのが現実でしょ う。しかし、本書はタイトルにあるように「復習」として読むなら、とて も充実していると思います。 本書は、世界史の流れを概観でき、折に触れ、豆知識なども載っていま す。語り口調で、すらすら読めると思います。そして、本書で「復習」す ることで以前学んだ知識がよみがえってくるかもしれません。 歴史は、知識があっても意味は無く、時代を動かす背景を理解してこそ意 味があると思います。受験勉強で暗記ばっかりしただけでは、世界史は真 に理解しているとはいえないでしょう。しかし、本書でもって今ある知識 に花が咲くかもしれません。そうなることを期待しつつ、本書を推薦しま す。 因みに、本書は著者の大学での講義に教科書として使われているようで す。個人的に、祝田先生の世界史は歴史のダイナミックさを教えていただ き、とても素敵な先生だと思います。 又、同種類の本として「早わかり世界史」もお勧めです。

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 更新日 2009年5月10日(日)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク

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