売れている本をAmazon売上ランキングで紹介します!

売れてる本☆ランキング

1,500円以上で送料無料! ※一部大型商品を除く     カートをみる |  ヘルプ
新書・文庫
エンターテイメント
ノンフィクション
文学
タレント写真集 実用 暮らし・健康 人文・思想 社会・政治 歴史・地理 ビジネス・経済 コンピュータ
サブカテゴリ
    ジャンル別
   歴史・地理
   歴史学
   日本史
   東洋史
   世界史
   考古学
   歴史読み物
   歴史時代小説・伝記
   地理・地域研究
   地図
   参考図書・白書
   歴史・地理 全般
   歴史全般



特集
   山本一力
   司馬遼太郎
   東野 圭吾

◇このサイトはAmazon.co.jpと連携しています。ショッピングカートはAmazonのものを利用しています。
◇販売事業者はAmazonとなりますが、商品選定等についてのお問い合わせがありましたら、フッターにありますメールリンクからご連絡下さい。



**お店のPR**
<相互リンク>
AmazonMall0
AmazonMall2
AmazonMall3
AmazonMall4
AmazonMall5
AmazonMall6
AmazonMall7
AmazonMall8
TomatoChips
MensWathch
LadysWatch
ShopResort
PremMarket
PremShop
SavePrice
限定ミッキー腕時計
オイルキャンドル
OMEGA格安
海外ブランド財布格安
グッチ格安
ブルガリ格安
プラダ格安
コーチ格安
お祝いに胡蝶蘭
逸品堂Mens支店
逸品道Ladys支店
羽根布団10点
羽根布団8点
AkiraZon
AmazonMall001
AmazonMall002
AmazonMall003
AyaZon
声優Zon
USBjunky
PC_LIFE
あかちゃんのおもちゃ
エレキギター
電車のおもちゃ
浄水器屋
何でも収納屋
電動工具屋
ラジコン屋
はんこ屋
防災防犯屋
サイエンス屋
ミニカー屋
ケース売り屋
G-SHOCK堂
kinsen.com
usb.kinsen.com
SavePrice

AmazonMall012
AmazonMall013
AmazonMall014
AmazonMall015
AmazonMall016
AmazonMall017
AmazonMall018
オススメ腕時計
オススメ羽根布団
オススメ!ミッキーマウス腕時計
オススメMP3プレーヤー
オススメ美容器具








 

歴史・地理

アイテム一覧
101 102 103 104 105 106 107 108 109 110
燃えよ剣〈下〉 (新潮文庫) そうだったのか!現代史 (集英社文庫) 天皇はなぜ生き残ったか (新潮新書) NEW石川日本史B講義の実況中継(4) 近現代     実況中継シリーズ なるほど知図帳世界〈2009〉 閉された言語空間―占領軍の検閲と戦後日本 (文春文庫) ムハマド・ユヌス自伝―貧困なき世界をめざす銀行家 大空のサムライ〈上〉死闘の果てに悔いなし (講談社プラスアルファ文庫) 武士の娘 (ちくま文庫) 昭和史 〈戦後篇〉 1945-1989
燃えよ剣〈下〉 (新潮文庫) そうだったのか!現代史 (集英.. 天皇はなぜ生き残ったか (新潮.. NEW石川日本史B講義の実況中.. なるほど知図帳世界〈2009〉 閉された言語空間―占領軍の検閲.. ムハマド・ユヌス自伝―貧困なき.. 大空のサムライ〈上〉死闘の果て.. 武士の娘 (ちくま文庫) 昭和史 〈戦後篇〉 1945-..

  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21 
11 / 100


燃えよ剣〈下〉 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
燃えよ剣〈下〉 (新潮文庫)

・司馬 遼太郎
【新潮社】
発売日: 1972-06
参考価格: 780 円(税込)
販売価格: 780 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
燃えよ剣〈下〉 (新潮文庫)
司馬 遼太郎
カスタマー平均評価:  5
傑作です
読み終わったら、すっかり幕府側の人間になっていました・・。 北へ北へと、死に場所を求めて行くような後半。 腹心ともいえる仲間を次から次へと戦地から遠ざけていく“彼”の姿に涙です。
シノビリカ何処で見ても蝦夷の月
史実がどうこう言うやつは読まなくてよい。小説の中の土方歳三でもいいではないか。日ごろ何か物足りなく感じている人、何をしても熱くなれない人、人生どうしようか悩んでいる人、とにかく読んでみるべき。前に進み続け、最後まで戦った新撰組副長土方歳三の熱い熱い生き様を見よ。
ハードカバーのみにあるあとがきもオススメ。
この作品がどんな傑作であるかは他の方のレビューを読んでください。老若男女学歴問わず面白く読める傑作です。中学生女子でも読めました。それから15年経過した今も面白く読んでいます。 ところで文庫版は陳舜臣さんの解説が載っています。こちらはこちらでしみじみ味わい深いのですが、私的にはハードカバー版にある司馬氏のあとがきを是非読んでいただきたい! 素晴らしいあとがきです。この作品を読んでよかった、司馬遼太郎に出会い、同時代人で良かったと思えるもの。 関東に住む私は、20歳の頃、あとがきの通りに浅川にとげのついた葉を摘みに行きました。その当時、ちゃんと生えていました。 文庫は手軽さが良いですね。作品を読むには文庫が楽です。もし、作品がとても気に入ったら、是非ハードカバーも探してみてください。
なるほど、会社で役に立ちます!
読んだきっかけは、なんで歴史小説を読むことが会社のなかで役に立つのか?という疑問からでした。よく経営者の方が歴史小説を読んで学びを得る、という話をしているので。。。 結果はなるほど!でした。 ひとつの会社組織がひとつの部隊に置き換えられ、ひとつの役職がひとつの部隊の位とぴったり一致しました。 物語は、時代の境目となる幕末を新選組の策士(喧嘩師)であった土方を通して描く。彼が武州という片田舎の一剣客であった青年期から、世間を震え上がらせた新選組副長にまで上り詰め、戊辰戦争で敗走しながらも最後まで戦場に身をおいた物語である。 リーダー像、組織の中での役割、組織の中での地位を高める方法、時勢を捉えることで大きく活躍できる、信念、などをこの本から学びました。 以下に、下巻からのみですが、目にとまったキーワードを列挙します。 『悩まざる姿をつねにわれわれ幕下に見せ、幕下を仰いで泰山のごとき思いをさせるのが、大将だ。』 『男の一生というものは』『美しさを作るためのものだ、自分の。そう信じている』 鳥羽伏見の戦いのとき、慶喜不在の幕府軍をみて、大坂夏の陣を思い出しながら、土方が考えたこと。大将がでれば、士卒はふるい、倍の力をだすものである。 土方流の軍学。喧嘩をする時はかならず地形偵察をし、地図を作ってからやった。…諜報その他によって得た敵の配置を克明に書き入れてある。だが敵情は変化する、喧嘩する前には忘れ、とらわれない。 市会議員程度の器で政治に関わりすぎる近藤への反発を覚えているところでの一節:政治家がもつ必須用件は、哲学を持っていること、世界史的な動向の中で物事を判断できる感覚。 榎本との会話で、近藤局長を思い出しながらの一節:総帥には、途方もない楽天家という資質の人がつとまるのかもしれない。
利益だけを求めるよりも
下巻では時代の波に取り込まれながら踊らされる近藤勇。そして内部の粛正。一人、また一人と減っていく隊士たち。最後まで筋を通そうとする土方歳三の姿が描かれる。 士族ではないが、最後の最後まで戦い抜きもっとも“士(さむらい)”らしい生き方をした土方歳三に清冽な印象を覚える。 男の美学がここにあると思います。

そうだったのか!現代史 (集英社文庫)

[ 文庫 ]
そうだったのか!現代史 (集英社文庫)

・池上 彰
【集英社】
発売日: 2007-03
参考価格: 760 円(税込)
販売価格: 760 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 394円〜
そうだったのか!現代史 (集英社文庫)
池上 彰
カスタマー平均評価:  5
まさに「そうだったのか」
 現代史がよくわかります。  特に共産主義権の話は、そのときには鉄や竹のカーテンに 覆われていて、後日わかった話が多いので、大変ためになります。  また、時代背景がわかったことによって「そうだったのか」とおもうような 歴史的事実も多いです。  大変わかりやすく書かれています。
池上版「知ってるつもり?!」(戦後の現代史)のような面白さ。
昔、日テレ系で「知ってるつもり?!」という歴史教養番組(司会・関口宏)があり、歴史の面白さ・奥深さを学んだ記憶があります。本シリーズ(「そうだったのか!現代史」「そうだったのか!現代史<パート2>」「そうだったのか!日本現代史 」)を通して読むと、これは池上版「知ってるつもり?!」という印象を受けたのでした。あの番組のように、歴史的事実が平易に、深く、面白く語られています。 「知ってるつもり?!」では独裁者(ヒトラー、スターリン、ポル・ポト...)の共通点について議論した回もあり、何故かくも歴史は繰り返すのだろうと思ったのですが、本書(3冊)を読み通すと「歴史は(姿形を変えて)繰り返されるものなのだ」と再認識した次第です。一つ一つの歴史的事実が頭の中で繋がって理解できます。複眼的思考を養うためにも、本書のように歴史を学び検証することは重要ですね。 本書は戦後の歴史のみを扱っていますが、戦前の歴史については「池上彰の20世紀を見にいく(DVDブック)」が出ています(シリーズ化を望みます!)。
まさにタイトル通り”そうだったのか”と思いながら読み進みました
第二次世界大戦が終わり、東西冷戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争、キューバ危機、ベルリンの壁崩壊、...と歴史が続いていましたが、キーワードは知っていても「何でそうなったのか」、「結局どうなったのか」などがわからなかったりしていました。(私自身、それだけニュースを見ていなかったということにもなりますが...) 本書は、まさに「そうだったのか」の連続で、無知な私の現代史のページを塗り変えてくれました。NHK「週刊こどもニュース」のお父さん役を務めていた池上氏がわかりやすい文章で書いてくれています。 本書にて、「そうだったのか」を味わってください。
素晴らしい。こんな本を書ける人、そう何人もいないだろう。
高校で世界史を選択しなかった。大人になって、現在欧州に暮らしているせいもあり、世界史を知らないことを悔やむことが多かった。これまでも何冊か世界史現代史の本を読んだが、身にならなかった。世界史現代史というのは対象範囲があまりにも広すぎて今更足を突っ込むのは無理なのかと思っていた。違った。いい本に巡り合ってないだけだった。 要点がまとまっているが、浅く広くではない。教科書的な記述にならず裏話的なことも多く興味はつかせない。つながっていくのだ。それだけの深さがある、つながらせる深さが。 知識って、またそれをうまく文章にして多くの人の教養を高められるなんて、素晴らしいなぁと思わせられる。
おもしろくて勉強になる。世界を知るのに最適な入門書。
世界中のニュースが情報技術の向上により、普段から耳目に入るようになっていますが、そのニュースの背後には事件に至るまでの歴史があります。国際感覚を身につける必要がある現代で「知らないもん」「習ってないもん」ではすまされない現代史の基礎知識を分かりやすく解説している現代史の入門書。 日本人が外国人と話すときに躊躇する理由として考えられるのは、「言葉が通じない(恥ずかしい)」ということ以上に「相手が何を考えてるのか分からない」ということがあるんじゃないかと思います。 つまり宗教的・文化的観念や、その国およびその国との歴史を知らないから、何も話せなくなってしまうように思います。 中学・高校ともに、近代史(世界史)を習った記憶が非常に薄いんですが、こういったことは現代の社会人の常識として知っておかないといけないことではないかと思うので、近代史(世界史)を知りたい人にはオススメの一冊。(・・・っていうか、このくらいのことを学校で教えて欲しかった・・・。) 「えっ!?」と思ったトコは沢山あるけれど、その中でも数字が気になったことを下にメモ。  ・ナチスによるユダヤ人犠牲者:600万人(ヨーロッパ全体)  ・ベトナム戦争での死亡者数:200万人  ・スターリン時代のソ連(KGB)により連行された人:少なくとも800万人(1200?1500万人とも言われる)  ・毛沢東による文化大革命で処刑された人:50万人  ・毛沢東による大躍進政策で餓死した人:2000万人  ・ポル・ポト政権時代(カンボジア)の知識人抹殺政策の犠牲者:300万人  ・山口県の人口:148万人1147人(2008年5月末)  

天皇はなぜ生き残ったか (新潮新書)

[ 新書 ]
天皇はなぜ生き残ったか (新潮新書)

・本郷 和人
【新潮社】
発売日: 2009-04
参考価格: 756 円(税込)
販売価格: 756 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 600円〜
天皇はなぜ生き残ったか (新潮新書)
本郷 和人
カスタマー平均評価:  4
天皇を考察する重要な1冊ではないかと
 面白かったのは紙数の関係で最後の方で簡単ではあったが、日本ではなじみの“戦国三傑”の一人、織田信長と天皇の関係について述べた箇所で、織田信長が政治的な見地から朝廷に財政的な援助をしてくれたおかげで、やっと昔日の体面を整え復活することができたことから天皇(=朝廷)は信長が望めば何でも(将軍だろうと大臣だろうと)適えようと必死になっていたぐらいだから、天皇が「覇者」織田信長以上の存在であるわけがなく、今谷明氏の説(織田信長は結局天皇を屈服させることができなかった)を「夢想」と斬っているのは痛快だった。  政治体制で見た場合弱体化する一方の天皇が時代に翻弄され危機に陥りながらも(実際戦国時代は何時消滅してもおかしくなかった)現在まで存続できたのは―島国という限定された“小世界”という条件も大きかったと私は思いますが―やはり奇跡なのでないかと。  天皇制を語る場合、明治の近代天皇制があまりにも強烈なものがあるため現在でも不毛なイデオロギー論争になり易く、その意味でこの本はできるだけ多くの人に読んでもらい議論し更に深い考察が世に出で欲しいです。
看板に偽りアリ?
一定の期間をおいて帯に過剰な煽り文句がつく「天皇制論」本が出るけど本書もその一つ。帯には「歴史観が覆る 新・天皇論」とのことだけど、気合が入っているのはその帯と編集者に煽られたのか、妙に攻撃的な文句の多い前書きくらいでそれ以外は至って普通の内容でした。 煽り文句ほど目新しい発見はないけど、結構サクサク読めました。そもそもこの種の天皇空虚論は「尊王主義は異端系江戸朱子学の派生」という理論しかり、バルトの「表徴の帝国」(の誤解された解釈)しかり過去に手を替え品を替えいろいろあったわけで”新味”を強調しすぎるような過剰な煽り文句は却って書物の価値を落とす。 それ以外に、疑問点もなきにしもあらずで、「情念ではなく論理を。実証的で科学的な論理を」と著者が前書きで声を大にしてぶつ「方法論」について。今時、マルクス系の学者でもこういうことを臆面もなく言える人はそんなにいないと思うけど…。学問、まして過去の人間世界を探る歴史という学問で”情念を排した実証的で科学的な態度”って一体どんな態度なんだろうか?浅学な自分だけどこの疑問にちゃんと答えてくれたた人は過去にいないと思う。 本書もそうだけど、むしろこういうことを言う人に限って情念ドロドロな内容の本になることが多いのはなんでなんだろうか?
無視される天皇、再発見される天皇
本書は東京大学准教授であり、中世史を専門とする著者が 律令体制が揺らぎ始めた平安末期を起点に 時代の推移とともに、天皇の地位にどのような変化が生じたのかを 実証的かつ論理的に論じる意欲作。 律令などの文言や抽象的な概念を重視せず 日記や行政文書などから伝わる実体を元に議論を展開するので、 専門的な内容ながらも理解が容易にできます。 また、権門体制論や「後醍醐=異形の天皇」論など著名な先行理論を バッサバッサと論破していくのも見所。 権門体制論などに乗り切れなかった方は必読です。 個人的に興味深かったのは、 6章で語られる九条道家の治世や皇統の並立― ほとんど勉強してない時代だったので、 時間のあるときに、論文等を読んでみようと思いました。 位階や行政文書に関する記述にページを割きすぎたためか 室町後半以降の記述が駆け足だったり 参考文献などが上げられていないことは残念に感じましたが 知的興奮に満ちた本書。 迷信や感情に流されることなく 論理的に歴史を見つめたい方に強くおススメです。
「歴史観が覆る」という帯は、ちょっと大げさ?
中世・近世において、天皇は、権力を武士に奪われたが、 権威としては残ったという説は間違っている。 ただ、文化・情報の体現者として、かろうじて生き残った。 様々なものを喪い、剥ぎ取られ、最後に残ったものが、 本質であるとするならば、文化・情報の体現者というのが、 天皇制の本質である。 著者の主張を要約すると、上記のとおりとなると思います。 読んでいて、結構、楽しめました。 ただ、新書という制約ゆえか、不満な点もあります。 一つは、最後には、文化・情報の体現者としてだけの存在となった 天皇が、実際には、どのような活動をしていたのかの説明が足りないこと。 もう一つは、その状態から復権したこととの関連で、文化・情報の体現者と いう立場の社会的位置づけ、復権が必然であったのか、偶然にすぎなかったのかの 分析が足りないように思えることです。 激しい浮き沈みを経験しながら、滅びない、粘り強い復元力を有していることが、 他国の王制と比較した場合の天皇制の特徴であると思います。 天皇は、中世・近世において、権力ばかりではなく、権威も喪っていた、 文化・情報の体現者としてのみかろうじて生き延びたという説明だけでは、 満足できません。 ただ、この著者の今後の活躍に期待したい気はしました。

NEW石川日本史B講義の実況中継(4) 近現代     実況中継シリーズ

[ 単行本 ]
NEW石川日本史B講義の実況中継(4) 近現代 実況中継シリーズ

・石川 晶康
【語学春秋社】
発売日: 2001-05
参考価格: 1,260 円(税込)
販売価格: 1,260 円(税込)
 Amazonポイント: 12 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 529円〜
NEW石川日本史B講義の実況中継(4) 近現代     実況中継シリーズ
石川 晶康
カスタマー平均評価:  5
量は多いですが…
確かに量が多くて全部やりきるのは大変ですが、解説が非常に詳しく、日本史が好きな人には非常に良い本だと思います。 日本史には流れがあり、この本はそういった流れの解説が詳しいので物事を関連させて記憶するのが得意な人はしっかり読むだけで相当覚えられます(漢字の書き取り等の練習は必要ですが)。 日本史が嫌い、関連付けて記憶するのは苦手という人は量が量なので向かないかもしれません。
日本史参考書No.1
 本書は,解説形式の日本史Bの参考書です。受験にも学校でのテスト対策にも使用できます。日本史Bの参考書の中ではNo.1です。  まず説明が分かりやすく,歴史の流れに乗って理解していけます。文体も講義の形で書かれていますので,非常にスムーズに記憶に入ってきます。本当の講義のように,前回の講義の復習までしっかり入っています。  暗記ポイントも要点を突いており,受験生にとって注意が必要なポイントがしっかり押さえられています。  自分の生徒にこの本を薦める前に,本当に役に立つかをチェックしたのですが,驚いたことに,最近の入試問題でも本書の内容が本当にそのまま出題されており,仮に載っていなかったとしても,それは「超難問」,本番では「捨てても合格ラインに乗れる」,あるいは「類推するしかない」系統に属する問題でした。  本書を終えれば,ほぼ全ての大学には対応できます。一部,特殊な傾向の大学でも,これをしっかりやっておけば,あとはその大学専用の対策をすることで間に合うでしょう。2次で長文記述を課す難関国公立大では,一部記述の対策が必要になるかもしれませんが,その土台の部分は本書で固められます。  高1?2年にも,受験生にも,学習者に応えてくれる,素晴らしい本です。
日本史の「流れ」はこれで決まり
河合塾の有名日本史講師、石川晶康氏の講義をそのままの形でまとめた参考書。 受験範囲での日本史の勉強は一般的に全体の流れを把握する「流れ」の勉強、 そして用語や細かい知識を定着させる「暗記」の勉強が基本だ。 この本はその「流れ」の勉強においては現在存在する日本史の参考書の中でも 最も有効な参考書の中の一冊である。 この本は「実況中継」の名の通り、文体が全て話し言葉になっており、 歴史的な出来事を一つ解説するにも その背景や結果、全体を通しての一連の流れなどを 詳しく解説しているため非常に理解しやすい。 これを何度も通読し、自分流のまとめサブノートを作成すれば「流れ」は完璧。 後は一問一答などの参考書で「暗記」部分を固めれば 受験でも良い結果を残せるだろう。
評価
まず書いておきたい点は4つ ・この参考書を選んだら教科書やその他諸々の参考書は一切必要無い ・サブノートに空欄だけでなくサンプルにもあるようにしっかり関連事項を追記をする ・年表整理のため定期的にCDを聞く ・ただ猛然と講義を読むだけでなく書いて覚えるという作業をする この4点を守らないと教科書をメインに勉強をしている受験生にはまず負けると断言できる。 なにせ1?4巻(人によっては5巻まで)でおよそ教科書の倍の2倍もいいところの 1000ページ以上に及ぶわけだから選んだからには相当な覚悟が必要である。 この本を信じて根気良く使い続ければ教科書組にはまず負けないといっていいくらいの 得点力にはなる。あとは直前期に過去問演習をすればいい。
東大受験には詳しすぎる
CDが付いていてとてもお得な本。 ただ、内容がかなり細かなところまで付いており、東大をはじめとする基本的な事項ですむ受験問題には不要な部分が多い。 ただ、それを自覚した上で、楽しく聴くなら、いい本だしCDだ。

なるほど知図帳世界〈2009〉

[ 大型本 ]
なるほど知図帳世界〈2009〉

【昭文社】
発売日: 2008-12-01
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 1,680 円(税込)
 Amazonポイント: 16 pt
( 在庫あり。 )
なるほど知図帳世界〈2009〉 ※一部大型商品を除く
 
カスタマー平均評価:  5
見やすくて情報量も多くて良いです。付録もGood。
このジャンルの地図帳を毎年買い続けていますが、本書はその中でも非常に良い品質だと思います。 例えば毎ページにクイズがあったり、地図の様々な表記法法について説明があったり、各トピックに対してリンク先地図ページを表示していたり、別冊付録として世界の国々の基本情報を掲載していたり、と、さすがマップル地図の会社だけあって、かゆいところに手が届く感じが非常に良いと思います。これだけの情報をこんな安価で母国語で手に入れられる、という事はとても幸せな事だと思います。
価格以上の情報量
世界の国々に興味があって買ってみたら、現在の世界情勢から観光情報まで様々な情報が写真付きで掲載されており、思った以上に面白かった。価格以上の情報量だと思います。私のように世界について知りたい人でも、世界の地図が欲しい人でも損は無いでしょう。

閉された言語空間―占領軍の検閲と戦後日本 (文春文庫)

[ 文庫 ]
閉された言語空間―占領軍の検閲と戦後日本 (文春文庫)

・江藤 淳
【文藝春秋】
発売日: 1994-01-10
参考価格: 612 円(税込)
販売価格: 612 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 484円〜
閉された言語空間―占領軍の検閲と戦後日本 (文春文庫)
江藤 淳
カスタマー平均評価:  4.5
現在まで続く米国検閲システムの驚異
米国の対日検閲と情報操作の準備のプロセスとその実施について著者が米国の一次史料の事実から詳細に描き出した力作。米国がかかげる報道の自由、ポツダム宣言での同様の記述、検閲と情報操作の隠蔽、抱いた日本への恐怖心とその反動で強力に行われた思想と伝統文化の破壊プロセスの事実がわかります。戦後の日本史を正しくおさえるには必読の書です。良識ある先生ならこれを歴史の授業でやるべきだ。
「ジャーナリスト」は二度死ぬ
この本は、アメリカがいかに「検閲」を行い、戦争に勝利し、日本を「占領」したかを描いた本です。 「軍国主義」の日本より、「自由の国」アメリカの「検閲」の方が、はるかに「厳格」に行われた、ということが分かり、興味深いと思います。 それに加えて、「メディア」の問題も明らかになります。新聞や雑誌は、紙面では「知る権利」「反権力」を売り物にしますが、実際は「自己保身」のために占領軍に「迎合」したことが明らかにされます。 そうであるかぎり、これからも「メディア」は「検閲」で出来た「言語空間」を守ろうとすると思います。 なぜなら、この「言語空間」が崩れると「メディア」の「罪(戦前、軍部に「迎合」した罪と戦後、占領軍に「迎合」した罪の「二重の罪」)」が暴かれるからです。 「メディア」の歴史観は「東京裁判史観」ではなく「占領軍迎合史観」と言った方が理解しやすいのではないでしょうか。
GHQによる戦後日本の戦争贖罪植付け教育とマスコミの自己検閲
  所謂戦後教育を受けた方に知ってほしい内容が詰まっています。 本書は、眼に見えない形で行われた戦後日本の思想教育を記した名書 です。GHQは戦後、日本人に戦争贖罪意識を植付けるために検閲を周 到に準備し実行しました。自虐史観の日本国憲法に始まり、学校教科書 からはアメリカを悪くいう文言が消え、NHKドラマには必ず暗黒の戦時 中の場面が現わるなど。優等生のマスコミは検閲をクリアすべく自己検 閲を始め、日本の独立が確保された後でもその検閲の習慣が残り、あま つさえ増殖していったのだと。現在日本の精神的荒廃に繋がったのだと 分析します。保守論客江藤氏の早過ぎた死が今更ながら悔やまれます。
歴史は、勝者によって書き換えられる。
 戦後GHQによって実施された民間検閲の実態を、アメリカでの資料調査に寄って明らかにしています。 僕は、 この本を読むまで、検閲はすでに過去のことと思ってましたが、そうではなく現在もその影響下にあることが明ら かです。  本書は、2部構成で、検閲の準備段階と如何に実施したのかに分けられてます。 戦争の初期段階から占領下で の検閲が準備されていたこと。 過去の大戦を通じてプロパガンダと検閲の技術を向上させておりそれが現在にも 到っていること、占領下で、民間情報教育局(CI&E)の所謂「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」と 民間検閲支隊(CCD)の検閲が一体となって日本の歴史・文化への信頼を崩壊させようと執拗に実施されて、検閲終了後 も自壊し続ける様に仕組まれていた。 「太平洋戦争」と言う言葉も戦後GHQが作りだした言葉とは知りませんで した。  反日マスコミの芽もこの頃に作られたことが明らかです。 日本人必読の本です。
江藤淳氏の至純の心。魂の叫び。
 江藤氏ファンに言いたい。敢えてこの本に関係ないかもしれないが、しかし根源では繋がっているのではないか?  病苦が理由とされる彼の自刃…本当の理由は「諫死」…俗化を極め、眼を覆いたくなる事件が頻発する昨今、この状況が来るだろう事を予感して、世を諌める理由で自決したのではないのか?つまりは、太宰、三島と同じ理由から、戦後社会への警告から死んだのでは?

ムハマド・ユヌス自伝―貧困なき世界をめざす銀行家

[ 単行本 ]
ムハマド・ユヌス自伝―貧困なき世界をめざす銀行家

・ムハマド ユヌス ・アラン ジョリ
【早川書房】
発売日: 1998-10
参考価格: 2,100 円(税込)
販売価格: 2,100 円(税込)
 Amazonポイント: 21 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,640円〜
ムハマド・ユヌス自伝―貧困なき世界をめざす銀行家 ※一部大型商品を除く
ムハマド ユヌス
アラン ジョリ
Muhammad Yunus
Alan Jolis
カスタマー平均評価:  5
貧困のメカニズムを理解する
「世界には食料が溢れているのに、なぜ貧困がなくらならないのか」 ずいぶん前から気になっていた、こんな単純な疑問に答えてくれる人(本)に 出会いました。 この本を通じ、ムハマド・ユヌスの事業を知ることで、貧困は物理的な食料不足 によるものではなく、貧しい人たちを搾取する人の利己心と、それに隷属する 貧しい人たちの自信の喪失によるものだという、問題の本質を理解することが できます。 ユヌス教授とグラミン銀行の努力は、人を信じる力(クレジット)を事業化し、 貧しい人々が人生に対する自信を取り戻すための具体的な手段を提供する作業 だったのだと思います。 グラミンの最大の商品は、「人を信じること」。人を信じるということに これほどのパワーが宿されていると知ることは、素晴らしい経験です。
強く推薦できる、素晴らしい本。働く人、これから働く人、みんなに読んで欲しい。
ノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス氏の自伝。 問題解決を常に考え、現場で闘うというのはどういう事か、非常にクリヤーに見せてくれる。 解決すべき課題・難題も山積みなのので、読んでいて、とてもスリリングな気持ちになれる。 350P二段組という手ごわい文量なのだが、先が気になって一気に読み進めてしまう。 グラミン銀行の成功を追体験し、とても気持ちよく読書を終わることもできる。 氏の貧困撲滅に対する一見実現不可能に思えるような非常に大きなゴール設定とビジョンが、刺激的でもあった。 これから仕事を探す人、今働いている人、みんなに読んでもらいたい素晴らしい本だった。
静かなる情熱の人
バングラデシュが独立を果たした1971年、「国づくり」の理想に燃えて在米のベンガル人留学生たちは争って帰国した。すでにアメリカ人の妻を迎え、米国永住権を取得していたムハマド・ユヌス博士もその一人である。しかし、帰国してチッタゴン大学の経済学部長となった博士が見たものは、戦争で荒廃した祖国と飢饉に苦しむ農民の姿であった。祖国の絶望的な貧困を目にして、博士は自分が大学で教えている『経済学』というものが一体何なのか、悩む。アメリカで身につけた華麗な経済学の大系が急速に色褪せて見えたことだろう。そして徒手空拳、「貧しい人々に元手を貸す」というマイクロクレジット事業を創建するのである。 アメリカで約束されていた学者としての将来を捨て、チッタゴン大学学部長としての安楽な生活を捨て、そしてアメリカ人の妻とも別れるという犠牲を払って。ユヌス博士は偉大なる情熱の人である。 それほどの激しく強い情熱を裡に秘めながら、日常のユヌス博士は実に静かな紳士である。評者は博士が福岡アジア文化賞を受賞されたときに接する機会を得たが、常にやさしい微笑みを絶やさず、穏やかな話し方をする人であった。ただ博士の双眸の深くて強い輝きが、知性と情熱の深さを語っていたように思う。
貧困の世界がわかります
2006年ノーベル平和賞受賞のムハマド・ユヌスの自伝です。 普通の銀行とは違う「グラミン銀行」、世界各地に広まっている、「マイクロクレジット」がどういうものか解ります。 また、ムハマド・ユヌスがこれから何をしていきたいのかも書かれています。 本書は、貧困な世界を知り悲観するのではなく、貧困をなくすための秘訣がわかりやすく書かれています。 本書で、貧困の悲惨さを再認識しました。 その貧困の世界で、「グラミン銀行」「マイクロクレジット」がいかに役にたったのか、普通では考えられない仕組みなのに、何故成功したのかが良くわかりました。 また、今までの実績だけでなく、今後の活動内容も書かれており、これからが期待です。 ムハマド・ユヌスは第一線で活躍しており、「貧困なき世界」を目指しています。 「グラミン銀行」「マイクロクレジット」が成功したのと同様に、「貧困なき世界」が終焉すると思います。 《私は、貧困のない世界というのは、あらゆる人が生活に最低限必要なも のを自分で手に入れる能力を持つ世の中を意味するのだと考えている。 そんな世界では、飢えて死んだり、栄養失調に悩まされる人は誰もいな いはずだ。これは世界の指導者たちが何十年もの間唱え続けている目標 だが、これまで、それを実現するための手段が論じられることは決してな かった。》
お勧めです
著者は、本年度ノーベル平和賞の受賞が決まりました。 グラミン銀行に対しても賞が贈られるそうです。 簡単なことですが、平和を考えるための第一歩として、現実に行われている実践から 学ぶことには大きな意義があると思います。 昨今の状況とも合わせて、何が平和なのかを教えてくれる本だと思います。

大空のサムライ〈上〉死闘の果てに悔いなし (講談社プラスアルファ文庫)

[ 文庫 ]
大空のサムライ〈上〉死闘の果てに悔いなし (講談社プラスアルファ文庫)

・坂井 三郎
【講談社】
発売日: 2001-04
参考価格: 924 円(税込)
販売価格: 924 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 450円〜
大空のサムライ〈上〉死闘の果てに悔いなし (講談社プラスアルファ文庫)
坂井 三郎
カスタマー平均評価:  5
今まで読まなかった後悔
評判は聞いていたが、自慢話を読もうとは思わなかったので手にする事がなかったが、今は何故もっと早く読まなかったのかと後悔している。 自分の与えられた仕事にたいする責任感と努力すべき姿勢、訓練の方法や指導の要領から、その結果までがここに解説されている。 これは戦記ではない。
後世に伝えなければいけない偉大なる手記
数多く存在した撃墜王の中でも、激戦を勝ち抜き終戦を迎え、自身の戦争体験をありのままに赤裸々に綴った坂井氏の手記は、世界中で愛読されている他に類を見ないほどの貴重な戦争記録だと思います。 先の大戦に関しては賛否両論、沢山の異なる意見があると思います。 ですが、実際に祖国日本を守る為、たった一つしかない命を投げ打ってこの国を守ろうとした人達の本音や心の葛藤を知ることにより、平和な時代を生きている私達にできる事がおのずと見えてくるような気がします。 坂井氏は「生き残ってしまった自分の使命」、「散って行った戦友の代わりに俺が書き残す」と自らの使命感により本書を著したとあります。 形式や方法は異なれど、あの大戦について私達も次の世代にしっかりと語り継いでいかなければならない気がします。 そして、人生の困難に道を憚れて前に進めない時や、情熱を失いかけた時、再び本書を手に取る事によって、諦めずに生きる勇気が湧いてくる、そういう力を持った一冊です。
samurai
この本は戦記というジャンルを飛び越えてもまさに「名作」だと思う。ただ単に戦闘機の性能や空戦の体験だけではなく、戦友との悪ふざけやら思い出、そして坂井氏自身の精神などもこと細やかに書かれているのでより臨場感があふれている。戦記はちょっと・・・という人にも是非読んでもらいたい。戦争の大局での勝敗に関係なくひとりひとりの兵士がいかに命がけで戦ったかがよくわかるはずだ。 ご存知かもしれないが、これは世界各地で出版されているそうだ。戦後連合国だった国の人はこの本を読んで、日本人は非情だという戦時中のイメージが無くなったとか。
読む人を勇気づける偉大なるサムライの回顧録
坂井三郎氏、サムライ。この偉大な軍人の書いた本に救われました。 たまたま、仕事で行き詰まり精神的にかなり辛いときに手にしました。 戦時中とは違い、会社での命のやりとりではない場面ですが、 現代には現代の、その人にはその人なりの悩みや葛藤があると思います。 そんなときに読んだので、115ページの文章に目が吸い込まれました。 「まず事故(ピンチ)に直面したとき、第一になにをなすべきか。  それは何をさておいても、落ち着くことである。<しまった、しまった>と、  過去を恨み、自分の不運を嘆き、心を乱す考えを起こすことは、  この時点においては、マイナス以外のなにものでもない。  まず落ち着いて処置方法を考え、もっとも良いと思った方法を、  迷わず断行することである。」 これは、坂井三郎氏(サムライ)が念願の単独飛行につく際に 教官にピンチに見舞われた際の心構えとして教え込まれたことです。 サムライは、深呼吸を3回することで、気を落ち着けたそうです。 生理学的にみても、深呼吸は硬直した筋肉、収縮した血管に有効。 私も本当にタイムリーにこの本を読んでいて良かったと思いました。 サムライの置かれた境遇とは比べようもありませんが、 この本に勇気づけられ、自分なりに苦しいと思うことにも立ち向かう 勇気をいただきました。
決してあきらめないということ。
 勝ち戦で生き残る事は簡単だ。でも坂井三郎は負け戦で生き残った。しかも撃墜王として。撃墜王になるには常に最前線にいなければできない技だ。中国大陸、台湾、ラバウル・ラエ、硫黄島。ガダルカナルでは遂に負傷してしまう。一旦は戦地を離れるも右目の視力だけで硫黄島へ。ここでは15機の敵機に囲まれながら生き抜いた。強運の持ち主。  そして戦後、多くの本を出筆する。どれも戦史としてだけではなく戦いや隊員、そして自分への描写が優れていること。これを読むと戦争だけではなく、私には普段こうして生き抜く事の教科書にもなった。  「坂井三郎中尉、海軍航空隊を退隊されます。総員見送りの位置につけ。帽振れ、帽振れ。」

武士の娘 (ちくま文庫)

[ 文庫 ]
武士の娘 (ちくま文庫)

・杉本 鉞子
【筑摩書房】
発売日: 1994-01
参考価格: 998 円(税込)
販売価格: 998 円(税込)
( 在庫あり。 )
武士の娘 (ちくま文庫)
杉本 鉞子
カスタマー平均評価:  4
日本人の精神の気高さを表した本
 この本は、アメリカに渡った長岡藩の家老の娘、というような宣伝文句で報じられていたので興味を持って買った。  この本の著者の難しい名前、鉞子とは、エツコと読むらしい。大体そのようなことも著者の旧姓が何であったかもこの物語を語るには枝葉末節のことと著者が考えているようで、詳しいことは書かれていない。それを表すかのように、この文章全体が無駄を省いた、まことに格調高い文語体形式で書かれていて、このことからも著者の並々ならぬ教養と精神のあり方がうかがい知れるのであった。古きよき時代の為政者の家族の生活や考え方が、初めから終わりまで、凛として一本筋の通った考え方に貫かれて書かれている。  これもこの本の訳者の後書きに書いてあるだけなのであるが、どうやら原本は英語で書かれており、それを訳者が著者のお宅に伺いながら一つ一つ丁寧に日本語に訳していったもののようだ。  更に感心するのは、アメリカにわたってからの彼我の考え方に対する著者の見方である。決していたずらに批評するのではなく、習慣の違いは違いとして認めながらその底に通じる人間愛や思いやりを見つけて、アメリカ人であれ日本人であれ、変わらないものがあるのだと考えるバランスのよさと理解に満ちた考え方に並々ならぬ著者の人間性を感じたものである。これは頭のよさというよりも、人間の心の深さと捉えたほうがよいのだろうと思う。  その後著者や娘さんは日本に戻ってこられたと、この本にそれをほのめかすようなことが書かれていたが、今その御子孫達はどうされているのだろう、太平洋戦争のときなど、著者はどんな思いで居られたのだろうなどと想像すると、興味深いものがある。
今の日本人
まずは表題にひかれて読みました。・・・の娘。当時であれば当然の自己認識であったと思われます。欧米社会の個人認識の社会に対しては先ずは個人のパーソナリテイーよりは・・の帰属意識が先ずは先に出るのでしょう。今の日本であれば反対に非常に懐かしく、安心感のある自己認識です。個人主体の欧米社会で武士の娘としての自己認識から感じたこと、考えた事などは 決して当時の日本の女性が従属的なだけの存在で無かったことが想像出来ます。 ・・・の者である自己認識を持つことはいまの私達に従順と従属だけをもたらすのではなく 誇りと規律と調和をもたらすのかもしれません。
勇気と日本人としての誇りを再確認
世界名作童話などでアメリカやイギリス、カナダなどを舞台にした
少女のお話が一杯ある中、日本人の女の子の話はないなあと思って
いました。そんな時、この本を読みやっと出会った!!と感じました。

現代の私達からは過去の日本は既に知らない世界であり、アメリカ
文化のほうが身近に感じるという不思議な時代になりました。

だからこそこの本の面白さがわかるようになってきたと思います。

原作はアメリカでアメリカ人に向けて英語で書いたものです。日本語
で日本人向けに翻訳しなおして発表されたこの本は世界大戦になろう
とする鬼畜米英のムードが高まる中でした。

そんなことを考えながら読んでみるのも面白いと思います。
忠義と勇気
「住むところは何処であろうとも、女も男も、武士の生涯には何の変わりもありますまい。御主に対する忠義と御主を守る勇気だけです。」
旧長岡藩の元家老の娘として明治維新後に生まれ、武士の娘として育てられた著者が、十代の若さで顔も知らない相手に嫁ぐために渡米する前夜、祖母から贈られる言葉です。
「御主」を例えば「愛する者」または「自分の信念」に置き換えれば、これは見事に人間の生き方の理想ではないでしょうか。
実体験として語られる上級武士の家の仕来り、婦女子の教育が興味深く、そこで培われた「芯」を持ちながら、新世界にも柔軟に対応していく著者の人間性に頭が下がります。
当時とは比べものにならない便利な世の中に暮らし、「自由」を当然のこととして誰に憚ることなく自己主張できる現代で、真に忠義と勇気を捧げる対象を持たない自分を恥じ入るばかりです。


昭和史 〈戦後篇〉 1945-1989

[ 単行本 ]
昭和史 〈戦後篇〉 1945-1989

・半藤 一利
【平凡社】
発売日: 2006-04-11
参考価格: 1,890 円(税込)
販売価格: 1,890 円(税込)
 Amazonポイント: 18 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,200円〜
昭和史 〈戦後篇〉 1945-1989 ※一部大型商品を除く
半藤 一利
カスタマー平均評価:  4.5
学校で日本の戦後の歴史を学んでいないはずである多くの方に必読の一冊
昭和史の大家である半藤氏が、話し言葉で語る講義録であるので、読みやすくボリュームを意識させずに一気に読み通すことができる本である。今の学校での学習カリキュラムからすると、現実には殆ど学校で学ぶことがない多くの人に日本の昭和戦後史のテキストとして是非読んでいただきたい本である。 また、昭和の始めに生まれた半藤氏にとって、昭和の戦後は同時代人として生きてきた時代である。堅苦しい学術的な内容ではなく、戦後の新聞や週刊誌や月刊誌に書かれてきたような内容を「生き証人」として述べている。そのため、ある事件が起きたとき、世間の反応はどうだったのかといった息遣いまで伝わってくるのが本書の大きな魅力である。 当時の人にとっては常識だったはずの事件の背景や舞台裏のエピソードも多く盛り込まれていて、読者は「なるほど、そうだったのか!」と思わず手を打つことも多かろう。 私自身の場合、一つ例をあげると、「赤い手袋」と俊足で一斉を風靡した巨人軍の柴田勲宅の 前の住人で、政界の大物だった広川弘禅の名がある時期から政治史から突然消えてしまっていることが長い間、謎であった。しかし、吉田茂と鳩山一郎の対立という戦後史の大きな流れの中で半藤氏の語りにより広川氏の人物像、失脚のいきさつが細かく述べられており。長年の謎が氷解し、のどのつまりが取れたような気持ちになった。 このようなことも当時の人達は新聞などで当然知っていたことだろうが、そのことが起きた後に生まれた私にはなかなか知るすべはないものである。 「憲法改正の問題」、「皇室のあり方」など、日本とそこに住む日本人が抱えている潜在的な大きな問題を考える上でも、本書は多くのヒントを与えてくれるはずである。
昭和20年代の空気がわかる
 終戦直後の「アプレゲール」の時代から、「講和条約」「安保改定」「高度経済成長」「昭和元禄」へと向かう戦後の昭和史の流れが、有名人物のエピソードを中心にして著者が自身の体験を語る「オーラルヒストリー」の形式も加味した、読みやすい文体で綴られている。  本書の特徴は、現在の日本人があまり知らない昭和20年代の記述が大きな割合を占めている事だ。また前作に比べると、著者の信条や好き嫌いがよりザックバランに出ていて(小泉政権へのイヤミが飛び出したり)ちょっとどうかと思う箇所もあるが、学校では教えてくれない我々の同時代史を楽しく学ぶことができた。
前作が力が入っていた
戦前の方に力がはいっていたと思う分、戦後編は若干あっさり。 昭和史の大家である半藤氏の作品はどれも内容の密度は高いが戦後については分析が甘いといわざるを得ない。
日本人が知らねばならない慰安婦問題
この問題が他の戦争関連の問題と大きく違う点は、70年代まで一切問題視されなかったということである。日本の反日学者や韓国の学者ですら「戦場で商売していた売春婦」として問題にしなかった。「政府・軍による強制連行」の話が出て初めて問題化し、韓国にも伝わったのである。慰安婦運動は、89年に大分の運動家が韓国で元慰安婦を探したのが全ての始まりである。この時会った毎日新聞の下川記者は「原告を探すという発想には正直驚いた」と語っている。この後、朝日新聞の「政府・軍による強制連行」の大宣伝の影響もあり、日韓の国際問題に発展していくことになる。
戦後の昭和史の決定版
1945年までを綴った前著を読んだとあらば、本書は必読です。厚みはありますが、講義風で読みやすいものです。表題では1989年までとありますが、実際には1972年の沖縄返還までとなっています(それ以降はまだ歴史になっていない、ということ)。それにしても、日本とは、日本人とは、いろいろと考えさせられる本でした。20代前後の、これからの日本を作っていく若い方々に、特にお薦めできる本ですね。

  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21 
11 / 100



Copyright © 2009 売れてる本☆ランキング. All rights reserved.    Program by 簡単アマゾンサイト作成ツール 4.1.2

 更新日 2009年5月10日(日)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク

inserted by FC2 system