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歴史・地理

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詳説世界史研究

[ 単行本 ]
詳説世界史研究

【山川出版社】
発売日: 2008-03
参考価格: 2,500 円(税込)
販売価格: 2,500 円(税込)
 Amazonポイント: 25 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 2,100円〜
詳説世界史研究 ※一部大型商品を除く
 
カスタマー平均評価:  5
一冊で世界史
歴史に興味がわいて図書館で本を探してみた。各国史の本は色々あり、時代を限定した歴史の本も多く置いてある。カラーの写真・図版入りのものもあれば、イラストやCGで当時を再現しているものまで、歴史に関する書籍はけっこうある。 で、当然一冊で世界史という本もあるだろう、高校の科目でもあり受験科目でもあるのだから需要もあるだろう。と思って探してみると、雑学用途の手短な本や「よくわかる?」式の本以外が見当たらない。本屋に行ってみても、やはり同様で、「一冊で世界史」、「カラーの図版入り」で「きちんと記述されている本」というのが、本書以外見つからない。受験参考書でさえもこの条件を満たしたものは見つからない(たいてい分冊になっている)。しかも2500円。 手元に置いておきたいため一冊で済むことは条件から外せない。「一冊で世界史」、「カラーの図版入り」で「きちんと記述されている本」、一ヶ月ぐらいこの条件を頭の片隅においてネットや本屋を見ていたが、本当にこの本以外には該当するものがないらしい。 いくつか拾い読みしてみて、近現代史なんかを読んでいると、100年程度昔のことというのは現在とそのまま地続きなのだとわかった(あるいは今まで歴史というものが全くわかっていなかった)。この3つの条件で世界史の本を探している方には、他に該当する本がないため、お薦めです。
大人になっても役立ちます
1冊でコンパクトに世界史がまとめられていて、カラーで非常に見やすいです。 スグに分かる世界史系の本が近年色々出ていますが、本書はそういうのとは完全に一線を画す王道、良書でしょう。 海外でビジネスをする時に、一般常識としてぱらぱらっと見ておくと、現地の人とのコミュニケーションがスムーズになって、結構役立ってます。。。 人物名とか歴史的出来事の名称がアルファベット表記もあるのも良いです。
大人が「なんだっけ」と思い出したいときの教科書
遙か昔に高校時代を過ごした私も,世界史の教科書は山川出版社の「詳説世界史」でした。 大学に受かると同時に教科書は捨て, 「つまらん暗記科目だった」という思い出だけが残りましたが, ここ数年,急激に,歴史を題材にした小説を面白いと感じるようになりました。 国内外を旅行し,名所を訪ねても,その歴史はどんなものであったかと思いを馳せるようになりました。 で,読書中や旅行中,あれ,これ世界史で勉強したなぁ,なんだっけ?と思うことが多くなり, 懐かしい山川出版社の世界史の教科書を再び手に取るに至りました。 これは教科書に準拠してコラムや写真,地図などを充実させたものであり, 本文部分は,懐かしくも無味乾燥な文章ですが,改めて読んでみれば, 時系列に沿って簡潔に歴史が説明されており,記憶喚起にもってこいです。 通読向きではないけれど,たとえば,浅田次郎氏の「蒼穹の昴」を読むのと平行して 清朝の興亡の部分を拾い読みしてみるとか,大人がそういう使い方をするのにも適した本だと思います。
革命未だ成らず
同出版社の世界史教科書の冒頭には「子供の時代」の話が掲載されている。自分の子供時代と比較させることで、世界の歴史の中の「現在の自分」を確認することは非常に意義深いことであろう。家庭に是非一冊。
言わずと知れた名著~
受験に使うには知識が詳しすぎますが、歴史背景など国公立二次にある論述問題には非常に使えます読み物としても使えますし、受験参考書としても意外に実用的な部分もあるのです。

アインシュタイン150の言葉

[ 単行本 ]
アインシュタイン150の言葉

【ディスカヴァー・トゥエンティワン】
発売日: 1997-03-31
参考価格: 1,260 円(税込)
販売価格: 1,260 円(税込)
 Amazonポイント: 12 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 13円〜
アインシュタイン150の言葉
 
カスタマー平均評価:  4.5
人間は宇宙の一部である
宇宙の尺度でみれば、本当にちっぽけな存在に過ぎない人類。 自分の欲望や周りの人間関係ばかりに目が行きがちな人類が、 満天に輝く星を見上げて、自分自身が真に偉大な存在である 宇宙の一部であることに心から喜びを感じられたら。。 自己からの解放を理想とするアインシュタインの思想は、 仏教の無所有、無執着にも通じる、とても深遠な概念だと思います。 科学が単なる知識にとどまらず、人生の質を高められることを示す 素晴らしい本だと思います。
人間アインシュタインの言葉
人間としてのアインシュタインの言葉です。 元気をもらえます。 ちょっと??な言葉もありますが、時間のあるときにぱらぱらと読むと 意外と含蓄のある言葉があったり。 天才といえども、普通の人のところもあるし、 妙に倫理的だったり。
彼は科学者であり詩人だった。
アインシュタインといえば1905年に発表した「ブラウン運動の法則」「光量子仮説」「特殊相対性理論」ですが、 彼の残した功績は科学的なものだけではなかった・・そのひとつが本書。 鋭い視点で世の中を見通していたことに驚きました。 ・いかなる問題も、それをつくりだした同じ意識によって解決することはできません。 ・手段は完全になったのに、肝心の目的がよくわからなくなったというのが、この時代の特徴と言えるでしょう。 ・ある偶然の出来事を維持しようとする不幸な試みを結婚という。 ・蝶はもぐらではない。でも、そのことを残念がる蝶はいないだろう。 ・すべての人は、目に見えない笛吹きの曲に合わせて踊っている。 どの言葉も非常に意味深いものになっております。
元気になれる
アインシュタインって、ウィットに富んでいて本当に面白いです。 でもそのユーモアの中には心に響く重みがあります。 何かあったときに、フッと心に浮かび背中を押してくれる。 そんな言葉で溢れていました。 いつも手元に置いておきたい本です。 お薦め☆
私にとって一番大切な本になりました
なんとなくオシャレな気がして買ったものの、誰かの言った言葉なんてたいして興味もなく、本棚に眠っていた本です。それが、恋愛や仕事で悩んでいたり、自分の次のステップが見えなくて困っている最近、買ってからずっと手にすることのなかったこの本がアドバイザーとなりました。「わたしは、先のことなど考えたことがありません。すぐに来てしまうのですから」は、お気に入りのひとつです。1000円ちょっとで自分の手元にアドバイザーがいると思えば、お安い投資ではないでしょうか。

こいしり

[ 単行本 ]
こいしり

・畠中 恵
【文藝春秋】
発売日: 2009-03-27
参考価格: 1,470 円(税込)
販売価格: 1,470 円(税込)
 Amazonポイント: 14 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 798円〜
こいしり
畠中 恵
カスタマー平均評価:  3
両国辺りの風情が伝わってきます。
『まんまこと』から、少し時間が空いたので、やや忘れていた部分もあり、読み進めて暫くの間はワールドに入れずにいたのですが、1話も読めばすっかり畠中ワールド。 「百物語の後」などは、しゃばけシリーズも書かれる作者らしい作品。 以前よりも更にデータを増やされているのでしょう、両国や神田あたりの当時の雰囲気が良く伝わます。 当時の風習や人々の暮らしの様子だけでも作品が楽しめるようになってきました。 麻之助のおゆうさんへの思い、このままお寿ずと縁組をしても良いの?と思わせる前作の終わりでしたが、今回の「せなかあわせ」では、良い夫婦となっていくようですね。
麻之助の想いが気になる一冊
『まんまこと』のシリーズ第2弾。舞台はお江戸。神田の町名主麻之助とそのお幼なじみ清十郎、吉五郎が今回は6つの問題を解決して行きます。 ★ 清十郎の父の過去の思い人探し(表題作こいしり)。三匹の仔猫が出て来たり(みけとらふに)。ちょっと怖い百物語に関するお話(百物語の後で)。1つのお守りに対して2人の落とし主が現れる(清十郎の問い)。遊び好きの清十郎に弟子が!(今日の先)。一枚の恋文をめぐるお話(せなかあわせ)。以上短編6話から構成されています。 ★全体を通していろんなストーリーが盛り込まれています。ただやはり気になってしまうのが…、麻之助とおゆうの過去の想い…。『まんまこと』の時とそれぞれの立場が異なって行く中で2人のこの想いは、どうまとまって行くのか…!? 日々起こるちょっとした神田の出来事解決ももちろん楽しみですが。この2人の関係が読者としては切なかったりしますね、
畠中氏らしい作品
『まんまこと』の続編。 あいかわらず主人公のお気楽者・麻之助はのらりくらりしていますが、町名主名代として人情味にあふれ、冴えた裁定も健在です。 女たらし清十郎と、堅物の吉五郎の幼馴染三人が集まって、今回もいろいろと事件の解決に挑みます。 そして前作から続きが気になるお寿ずとの縁談の行方、親しい人との別れ(ネタバレになるので詳しくはかけません)を経て、麻之助の胸に秘められ続けた想いはどのような方向に進むのか・・・。 『しゃばけ』シリーズも好きですが、こちらも畠中さんの代表的シリーズになること間違いなし!だと思います。

竜馬がゆく〈6〉 (文春文庫)

[ 文庫 ]
竜馬がゆく〈6〉 (文春文庫)

・司馬 遼太郎
【文藝春秋】
発売日: 1998-10
参考価格: 660 円(税込)
販売価格: 660 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 90円〜
竜馬がゆく〈6〉 (文春文庫)
司馬 遼太郎
カスタマー平均評価:  5
全てが竜馬を中心に動き出す
 時代がこの男を欲していたのだろうが、日本という国が間違いなく竜馬を中心にしてグルリと回った。歴史の教科書には簡単に「薩長同盟」と書いてあるだけの事だが、これを成すためにどれだけの苦労があったかがよくわかる。  そして徐々に幕末のその先を見据える男が現れだす。高杉はクーデターで新政権を確立するなり「もう俺の役は済んだ。人は艱難なときは一致団結できるが富貴はともには出来ん。きっと仲間割れが起こる。俺はそれより外国へ密航して武器を買い入れ対幕戦争を有利にする」当時としては斬新過ぎることを言ったり、竜馬自身も「革命がなっても亀山社中のものは政府の役人にはなるな。世界の貿易商社を目指すのだ」とも言う。  そんな中、苦労を共にしてきた池内蔵太ら数名が竜馬の指示で長崎から鹿児島へ向かう途中に沈没して死亡してしまう。この時の描写には思わずもらい泣きをしてしまう。「すべて天命である」と自らを躾け死をいちいち悲しむ事を嫌う竜馬も一人うずくまって涙を流す場面は心中察するに余りある。  それにつけても買ったばかりの船が一日で沈没したり作った海軍学校は取り壊されたりと竜馬の運はそれほど良いとも言えないのだが、それをばねに跳ね返し続ける彼の胆力に恐れ入る。  おりょうに「昔のような純情さがなくなってきたわ」といわれ「純情だけでは人間の乱は鎮められんからな。古来、英雄豪傑というのは老獪と純情の使い分けの上手い男を言うのだ」と竜馬に言わせる司馬遼太郎の歴史観も素晴らしい。
秘密、タイミング、そして感情・・・
坂本竜馬の物語、全8巻の6冊目である 6冊目の主題は、薩長同盟 水と油の薩摩と長州が 文字通り竜馬を介して 歩み寄っていく ゴールは遠く、障害は多い 秘密、タイミング、そして感情・・・ だが、竜馬は成し遂げていく 藩ではなく、日本のために 類まれなる剣の腕、垣根を越えた広い人脈 人を魅了してやまない性格、そして誰よりも高い志・・・ 同じ日本人として羨ましく、かつ、誇りに思う
国民的名作第6巻、薩長同盟なる!
これまでは「海軍ごっこ」のようなことをしてきた竜馬ですが、ようやく維新の表舞台に登場し、なくてはならないキープレイヤーになります。 薩長を結ぶことが倒幕につながると考えつくものの、両者はお互いを敵対視。そこでの竜馬のやり方は「利で説くこと」。幕府軍に攻められている長州には薩摩から軍艦を、京都で兵糧に困っている薩摩には長州から米を、そしてその仲立ちは竜馬が結成した日本最初の株式会社ともいえる亀山社中がとりもつ。三者三得の方法で、薩長の敵対心を和らげ、ついに同盟締結までこぎつけます。 お互い体裁を気にする薩摩・西郷と長州・桂の間を必死に駆け回る竜馬の活躍が中心の第6巻です。ちなみに、入浴中の妻おりょうが素っ裸で危機を知らせたという寺田屋騒動や日本初と紹介される霧島への新婚旅行など有名なエピソードも豊富に散りばめられています。
いよいよ話が終盤に近づいてきました。
ついに不可能といわれていた犬猿の仲の薩長の手を握らせた竜馬。 どんな優れた交渉術をもっていたのだろうか、とても気になるところ。 明治という新しい時代の幕開けもすぐそこまでという第6巻。 7、8巻の終盤が楽しみです。
竜馬がゆく 第六巻
 司馬遼太郎の名作『竜馬がゆく』の第六巻。遂に成った薩長の秘密同盟、その間を取り持った坂本竜馬一人の手によって維新の歴史が動かされていく。時期を同じく薩長連合を目論んだ土佐の英雄中岡慎太郎と共に、薩摩は西郷隆盛や大久保一蔵、長州は桂小五郎の繊細な心境を汲みながら、薩長をつないで行く竜馬の姿はまさに見事である。一度は同盟成立へ向けて薩摩を発った西郷も、時勢と世論に圧されて京都へ。怒った桂率いる長州を宥めつつ、再び舞台は京都。既に広まった志士坂本竜馬の上洛情報を知って、坂本竜馬の包囲網は大阪・兵庫にまで広がるが、そんな事に臆せず、大阪城代大久保一翁や新撰組藤堂の計らいの下、無事京都へ到着する。坂本竜馬の到着で、漸く西郷と桂が手を握った。

 前巻辺りまでには余談や後日談などやや冗長な表現が続く事もあり、この巻も決してそれらが少ない訳ではないが、多くは薩長同盟の性格を知る上で必要不可欠なものであったり、時に歴史の核心を突いた見解であったりして、話が途切れる様な歯切れの悪さは無い。又、この薩長同盟の記述は、現存する文書を現代語に書き換えた文章を利用している箇所が多く、竜馬の手による文も所々に見受けられて面白い。その点、やや薩長連合に関する文章が短めに終わってしまい、大きな山場にも関わらず今一つ胸躍らせる様な場面が少ないのだが、それは司馬遼太郎の粋な計らいと取る事にしよう。それが時代小説の性格でもあろうはずである。


竜馬がゆく〈2〉 (文春文庫)

[ 文庫 ]
竜馬がゆく〈2〉 (文春文庫)

・司馬 遼太郎
【文藝春秋】
発売日: 1998-09
参考価格: 660 円(税込)
販売価格: 660 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 144円〜
竜馬がゆく〈2〉 (文春文庫)
司馬 遼太郎
カスタマー平均評価:  4.5
やはり若者に読んでほしい
竜馬の幼馴染の武市半平太が藩を勤王化しようと行動し、吉田東洋暗殺を計画する。一方竜馬はまだ自分がどのような形で日本のために役立つかは定まらず、ただ武市のやり方には限界を感じ脱藩を決意する。 自分に活かすとすると、自分のやりたいことを見つけるには、やはり座していては何も見えてこないので、見聞を広めるために行動を起こすこと、たとえ一人であっても自らが正しいと思えば行動を起こすことなどがあるでしょうか。やはりこれからの未来を担う若者にも読んでほしい一冊。
国民的名作第2巻、竜馬脱藩・土佐から日本へ
江戸での剣術修行を終えて土佐に戻った竜馬。何かをしなければいけない、何かをなしたい、でも何をしていいか分からない、といった状態が続きますが、一方で、盟友・武市半平太は明確に尊王攘夷の考えをもって土佐藩をリードしようと画策します。しかし、竜馬は、土佐藩の旧弊、幕藩体制の限界を見抜き、視野を「世界のなかの日本」に求め、ついに脱藩します。 土佐藩の勤皇の志士たちの不幸は、ほとんどが藩政に関わることを許されない郷士で、そのことが薩長との違いでもあり、そのことが彼らの多くが非業の死をとげた背景でもある点です。本書ではこうした土佐藩の特殊性が随所に描かれますが、そのなかからでも竜馬や半平太、中岡慎太郎、岩崎弥太郎など人物を輩出したことに土佐の底力を感じます。
姉弟の絆の強さに、心惹かれる
坂本竜馬の物語、全8巻の2冊目である 2冊目が描くのは 江戸での残り少ない剣修行の日々から 土佐に戻り、考えた末脱藩するシーンまで 冒頭竜馬は、無二の友である武市半平太と、堅物の中岡慎太郎と酒を飲む 無用な一言で、竜馬と中岡が一発触発の事態となるが 素朴な思いと実直な行動で丸くおさめ 凡人にはとらえることができない 一人の魅力的な男を際立たせる 土佐までの旅は、やっかいな人物を抱えてしまい 追手と対峙したり 憧れの人と出会い、料亭で落ち合ったりする 若さゆえに巻き込まれてしまうその場面に 竜馬は竜馬らしくふるまおうと もがきあがいている 脱藩は自分だけでなく身内も巻き込む違法行為 自分、身内、友、将来との関係に、どうケリをつけるのか 離れていた竜馬の心と行動が やがて一つになっていく 風雲急を告げている 弟のために決意する姉の行動に、心打たれる 姉弟の絆の強さに、心惹かれる
猛進する武市 脱藩する竜馬
北辰一刀流千葉桶町道場塾頭にまでなった竜馬も土佐へ・・・普通は安穏と自分の道場を開き町の尊敬を集め、というのが成り上がりコースな訳だが竜馬の頭にそんなコースは細すぎた。 軟弱だと思い込んでいた公家の、平然と命を張った密書運びに巻き込まれた竜馬は「男とはあれだ」と目をむく。が、いまだ己の道が見えない。 かたや土佐藩きっての大物武市半平太は勤王党をつくり参政吉田東洋を暗殺するまでにいたる。幼馴染として歩んできた二人の道が徐々にずれ始める。 「現実的」という一点が竜馬の関心事だ。 武市の暗殺計画にも「それで何か変わると思ったら大間違いじゃ」と袖を分かつ。 この本が面白いのは後の明治政府で政治家としての顔しか私が知らなかった名士たち歴然とした武士としてそれぞれの藩に存在する妙を感じることが出来ることだ。 板垣退助が土佐藩はじまって以来の手に負えない喧嘩武士だったことも知らなかったし、後の日露戦争総司令官大山巌が弥助として登場してくるのも驚かされる。そう考えるとこの時代と言うのは本当に濃密過ぎるほどの時代だ。 竜馬脱藩 ようやく日本人として歩みだす。
脱藩
続く第二巻。主に故郷土佐での話が描かれています。 面白いのは、多くの人との出会いが描かれているところ。 四国行脚の旅に出て情勢を自分の目で確認する竜馬。時に剣を用いて、時に言葉を用いて人々の心を捉え、その人間の大きさに惹き付けられていく人々。有名無名関わらず、幕末に生きた多くの人々が竜馬の目を通して描かれています。 と、同時に激動の時代背景。『桜田門外の変』、『安政の大獄』といった歴史の世界が遠く土佐にいる竜馬の視点から見れます。「生涯、これほど血のわいた瞬間はない」とは桜田門外の変での竜馬の心境。 激動の時代がいよいよ始まる、そんな幕開けを感じさせる心高ぶる第二巻でした。 いよいよ竜馬も脱藩。 しかし、日本の未来を作った竜馬の脱藩の陰には悲しい犠牲があったことを知る切ない二巻の終わり。第三巻は果たしてどうなるのか、期待が高まりました。

深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール (新潮文庫)

[ 文庫 ]
深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール (新潮文庫)

・沢木 耕太郎
【新潮社】
発売日: 1994-03
参考価格: 420 円(税込)
販売価格: 420 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール (新潮文庫)
沢木 耕太郎
カスタマー平均評価:  4
旅は人と出会うために行く
オリジナルは1968年5月リリースの『深夜特急 第一便』。本書はその後半部分を文庫化したもので、1994年3月25日リリース。文庫化の巻末には俳優高倉健氏との『死に場所を見つける』と題する1984年1月に掲載された対談が加えられている。この対談が本編と並ぶくらいに面白くて、文庫版をこの部分だけでも手にとって読む意味はある。 第二巻は『マレー半島・シンガポール』である。ぼくは10年ほど前にマレーシアを夏休みに一週間かけて車で縦断した経験があるので、特に興味深かった。ぼくの印象に最も残ったマレーシアはこの本にも乗り合いタクシーの部分で出てくるが『スピード狂』である。国民総スピード狂ではないかと思うほど、恐ろしいスピードでかなり古い車が文字通り飛び回っていた。バスを乗り合いタクシーが追い抜くシーンはそれと重なってしまって思わず頷いてしまった。 ここまで読んでみて思うのは、旅というのは名跡を見歩くのが楽しいのではなくて、そこにいる人たちと触れ合うことにこそ楽しさがあるのだな、ということだ。特にシンガポールのあたりでそう思った。そしてただただ羨ましい。ホントに羨ましい。そういう本である。
マレー半島 香港・マカオとは一味違う旅の行方
沢木耕太郎の深夜特急シリーズは、バックパッカーの永遠の愛読書と同時に、今なお青春の書の代表のようなものでもあります。 全てを投げ捨てて、気ままな一人旅をしたい、と思ってもままならぬ現実があるわけで、本書を読む人は、沢木の行動に自分の夢を託しているのかもしれません。忙しく生活に追われる現代人にとって精神の開放につながる書籍でしょう。前作の香港・マカオの熱を帯びた文章と比較すれば、少し冷静な沢木を発見します。 アジアでも微妙に国民性が違い、それは、タイ、マレーシア、シンガポールと下るに従ってそれぞれの違いがはっきりしてきます。安宿を探すあまり、ペナンの娼館に泊まり続けるエピソードが興味をひきます。ヒモの生き方の大変さもうかがい知れました。沢木は冒険野郎ですが、このように冷静に人間の優しさ、悲しさを感じ取るという感性の豊かさが読者に心地よいのです。人との関わりを避けるように日本を離れながら、旅人は異国の旅先で人との関わりを持たざるを得ませんし、持つことを欲します。旅の醍醐味と真髄がここに出ているようです。 その昔、本書で描かれたペナン、クアラルンプール、シンガポールを旅行したことがあります。本書を読むとそれがいかに表面的なツアーだったかと思い起こしています。 沢木のような旅は、人々の間に入り込み、同じ食べ物を食べ、生活を一緒にすることで、深くその土地に根付き、その個性を浮かび上がらせます。それゆえ、同じ国でありながら全く違う印象を感じ取りました。 対談の高倉健との「死に場所を見つける」も面白く読みました。寡黙な人というイメージの高倉健が沢木と意気投合して様々な旅について語る話は本編とは別の意味で興味を惹きました。
娼婦達と野郎ども。
香港を出発して、マレー半島を下ってシンガポール向かう第2巻です。 なんといっても娼婦の館での件が面白すぎました(笑)。なんか陽気で和気あいあいとしてる 雰囲気が伝わってきて思わずニンマリ。娼婦にたかるヒモの若者達なんてギャグにしか思えな いが世界は広いもんだ(笑)。 前回から亘って、同じアジア圏でも色々と差異もあり読んでて面白いですね。何か旅先で 出会う人々をみてると、やっぱ日本人って真面目なんだよなぁ?と感じます。まぁそのぶん つまんないのかもしれないけどね。 人物描写もいいんだけど、食べ物の描写がいいな?。僕なんか普段食べたか食べないかわか らないぐらい、食べることにこだわりも執着もない人だが、これ読んでると不思議なことに 無性に食い意地がはってきます(笑)。なんかどれもこれも美味しそうに思えてくる。 あと巻末についてる対談は高倉健さんとです。「死に場所を見つける」なんてヤバイぐらい カッコいいタイトルだが、内容も渋くて勉強になりました。オススメです。
曜日の感覚がなくなるなんてイイね
 私達はどこか別の世界に連れて行ってくれることを期待して本を読むことが多いです。この本は、ページをめくればいとも簡単に夜行列車の旅をしたり売春婦の館に泊まったりできてしまいます。  バンコクやシンガポールなどの都市は魅力が少なかったようですが、その分、多くの人とふれあい多くの人の親切を受けます。白人や黒人と違って黄色い肌のアジア人同士だとどっかで分かり合えるような気がします。
マレー半島縦断鉄道の旅
前巻は香港・マカオの滞在型の旅でしたが、今回はマレー半島を移動しながらの旅行記となっています。 バンコクからスタートしてシンガポールまで途中いろんなところに立ち寄りながら長い時間をかけての旅となっています。 移動には鈍行の列車を使っており、現地の様子が伝わってきます。 いろんな場所を移動しながら、旅の技術が向上していっている様子が分かります。 特に面白かったのが、筆者が「そろそろ次の街へ移動する時期だ」と感じる瞬間です。 この感覚をマレー半島で見につけたことが、この後の旅をいい方向に導いたのではないかと思いました。

竜馬がゆく〈3〉 (文春文庫)

[ 文庫 ]
竜馬がゆく〈3〉 (文春文庫)

・司馬 遼太郎
【文藝春秋】
発売日: 1998-09
参考価格: 660 円(税込)
販売価格: 660 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 291円〜
竜馬がゆく〈3〉 (文春文庫)
司馬 遼太郎
カスタマー平均評価:  5
国民的名作第3巻、竜馬・人生の転機
土佐藩の旧弊を見限り脱藩したものの、何かをなすべきとは感じながら何をなすべきか分からない竜馬についに人生の重大な転機をもたらす出会いがあります。 千葉道場の重太郎がにわか志士になって斬ろうとして一緒に訪ねた勝海舟。竜馬はその場で勝の弟子になってしまいます。このあたりのくだりは、「英雄は英雄を知る」というか、勝と竜馬の人物眼がいかに優れていたかということと、この二人を出会わせてくれた歴史のあや(もし出会わなかったら、もしくは出会う時期が違ったら間違いなく歴史は変わっていたはず)を感じさせて、わくわくして読みました。 勝と出会った竜馬は、世の中が「尊王(倒幕)=攘夷、佐幕=開国」という図式でこりかたまったなかで、外国のいいところ(軍艦)をとりいれて倒幕を果たす、という独自の思想にたどりつきます。 一方で、もうひとつ大事な出会い。後に妻となるおりょうも登場します。出会いかたも劇的で、竜馬らしいエピソードになっています。
人生観の確立は、竜馬を多弁な男に変えた
坂本竜馬の物語、全8巻の3冊目である 3冊目が描くのは 脱藩して「志士」になったはいいが、何から始めたらよいか途方にくれている竜馬が 数々の人と出会うことで、次第に自分のやるべき目的と手段を見つけていくところ 特に影響を与えたのは、勝海舟 船と世界の魅力を伝え、竜馬のくすぶっていた想いに火をつける 藩というレベルから、日本というレベルで物を考える男に、竜馬を仕立て上げてしまう 人生観の確立は、竜馬を多弁な男に変えた 語る、語る、語る、語る まるで、剣を忘れてしまったかのようだ 安心していい 女性に対しては、いままでの竜馬だ 特に、伴侶となる おりゅうにプロポーズするシーンには 微笑を禁じえない
勝海舟
この3巻の幕開けは岩崎弥太郎が飾る。後に三菱帝国を築き上げていく男だ。 が、彼の若い頃は悲惨と言わざるをえない貧困暮らし。それを時代が拾い上げた。 竜馬以外で倒幕後の算盤勘定をしていたのは彼だけではあるまいか・・・ 大名行列を見て「こんな愚劣なことをしていて喜んでいるようでは幕府も潰れるぞ」と直感したのは彼が一番早かったのではないか・・・と本書にある。異質の男だ。 人斬り以蔵を使い暗殺に躍起になる武市とその限界を見つつ勝海舟との出会いでわが道をハッキリと認識する竜馬。 「議論などはよほど重要なことでないかぎりしてはならぬと自分に言い聞かせている。議論に勝ったところで相手の名誉を奪うだけである」という一文には我が身を振りかえざるをなくもなる。 元々船好きの竜馬が勝に見込まれ己の道を猛進し始める。 勝と作る私塾の海軍学校を作るため松平春獄に金を借りにいくくだりが痛快だ。 「金くらいは集めてやる」という気概がたまらない。なにせただの浪人が殿様に金を無心に行くのだ。「世に生を得るは事を成すにあり」という竜馬の座右の銘が登場する。「たとえ目的が成就できなくてもその目的への道中で死ぬべきだ。生死は自然現象だからこれを計算に入れてはいけない。」う?んその通りですな。 そしておりょうの登場。竜馬を彩る女性も面白いがなかでもおりょうは面白く、竜馬はまずはともあれ面食いだというのが共感できて嬉しい。
勝海舟そして、おりょう
読む速度が俄然速くなった第三巻。 重要な出会いが二つ。 一つは勝海舟と。竜馬と同じく器の大きい勝海舟。その勝海舟をして面白い奴と言われる竜馬、その二人のやりとりはとにかく面白く、また彼との出会いで竜馬の夢が大きく大きく膨らんでいきます。「人間好きな道によって、世界を切り開いていく」そんな言葉を残した竜馬が出会った、勝海舟と船への夢。それが一つ。 そして、もう一つは、最も重要な人、おりょうと。 その出会いは、意外な出会い、意外な展開。でも竜馬らしい。寺田屋で働き始めたおりょうとの今後の展開も興味深い! この二つの出会いが目玉になっている三巻。しかし、より印象的なのは「人きり以蔵」こと岡田以蔵とのやり取りや武市半平太との決別。 そして、寺田屋騒動。 『維新の陽は、やがてこういう連中の屍の向こうに昇るのであろう』とは、作者の言葉。 さて、四巻。どう時代が動くのか・・・。
やっと竜馬始動!
他の幕末関連の司馬作品に比べると、日常生活のほのぼのとした描写も多く、時間がゆっくりで3巻でもまだ主人公が29歳です。 2巻では竜馬の脱藩以外は大きな動きはなく、1巻の延長のようなものでしたが、この巻では攘夷か佐幕かという世論から攘夷派=尊王 開国派=佐幕といった政治思想にもなっていく経緯も書かれていて、薩摩藩 長州藩 土佐藩のそれぞれの人格 歴史 現在の政治状況 重要人物や維新後はどのような余生を過ごしたかも書かれていてかなり濃い内容になっています。 竜馬が脱藩したことによって自由に様々な人物と場所を行き来することができるようになった為、人物や出来事もついていくのが大変(笑)でしたが、作者が随所に同じような説明を丁寧に解説してくれているので読んでいくうちにこの人物はこの藩でこんな性格とかわかってきます。 1巻からの竜馬の成長や立場の変化はもちろんですが、同じ土佐出身の藩も手がつけられない無頼漢で牢獄に何回も葬られていた岩崎弥太郎が明治には商社・三菱商事を設立することになること、竜馬とは対極ではあったが親友であった美丈夫で文武両道な武市半平太が、朝廷工作を急ぐあまり、邪魔な幕府の重要人物を次々に暗殺し、政治改革というより暗殺の黒幕者になりはててしまい、竜馬とはもはや同志ではなくなったこと等、竜馬の周りにいた人物の思想 状況の変化も描かれています。 乱世であるゆえに、安定した収入・仕事・結婚することができなくても、強い意志・精神力、タイミングを見て行動すること、きちんとした対人関係を築くことで、自分が気づかないうちに自分自身が変わることができる。自分が変わると人間関係も変化し、環境も変わる。私も現在と将来を悲観するのではなく、自分改革して人生を切り開いていかなきゃ!という気持ちにさせられた3巻です。

世界遺産検定公式基礎ガイド 2009年版 (世界遺産検定)

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世界遺産検定公式基礎ガイド 2009年版 (世界遺産検定)

・NPO法人 世界遺産アカデミー ・世界遺産検定事務局
【毎日コミュニケーションズ】
発売日: 2009-02-28
参考価格: 2,625 円(税込)
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世界遺産検定公式基礎ガイド 2009年版 (世界遺産検定) ※一部大型商品を除く
NPO法人 世界遺産アカデミー
世界遺産検定事務局
カスタマー平均評価:   0

竜馬がゆく〈4〉 (文春文庫)

[ 文庫 ]
竜馬がゆく〈4〉 (文春文庫)

・司馬 遼太郎
【文藝春秋】
発売日: 1998-09
参考価格: 660 円(税込)
販売価格: 660 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 108円〜
竜馬がゆく〈4〉 (文春文庫)
司馬 遼太郎
カスタマー平均評価:  4.5
国民的名作第4巻、浪士海軍誕生
勝海舟の支援を受けて神戸の海軍塾で志士たちを集める竜馬。時勢がくるのを待ちつつ、軍艦を手に入れようと幕府要人や諸国大名などと知己を得ます。一方、幕末の世は一気に血生臭さを帯び、京都では新撰組が勤皇の志士たちを取り締まり始めます。そして長州のクーデター失敗と佐幕派の復権。土佐藩でも藩父山内容堂が帰国し勤皇派(というか倒幕派)を粛清、竜馬の盟友・武市半平太も切腹を言い渡されます。 いよいよ竜馬の活躍の舞台も海上に移り、幕末の風雲も吹き荒れ始めますが、千葉道場さな子との恋がその緊迫感を多少なりとも和らげてくれる第4巻です。
海から日本を眺め始める
坂本竜馬の物語、全8巻の4冊目である 4冊目が描くのは 勝海舟とともに、海軍塾を開き、船を浮かべる場面 念願であった自分の船を手に入れ、文字通り海から日本を眺め始める 凄惨な話が一つ 袂を分かった武市半平太とその仲間が、切腹に追いやられる 信念を貫き、死でさえも、その表現の一つとした武士たちが  時代の変わり目で消えていく 竜馬は、死を、かわしていく 生きながらえるためではない 大望を果たすために、である 新撰組とすれ違うシーンがいい 人ではなく、時代と戦っている竜馬に 土方や沖田が翻弄されている
竜馬飛躍の前と盟友武市の死
それにしてもこの時代の志士達は尋常な神経ではやっていけない。 真剣で斬られる局面を幾度も切り抜けてきたものだけが幕末後の明治という世を見ることが出来た。 竜馬も例外でなく結局は斬られてしまうのだが、それまでに何度斬りすてにされそうになったか、両手でも足りないほどだ。 そりゃ胆力もつくわな。 土佐では、京都での長州失脚すなわち勤王派の勢力ダウンという時勢に変わった瞬間、山内容堂による土佐勤王党の弾圧が始まる。 そして竜馬の盟友、武市半平太は切腹させられる。 観念的な思想にもとづいて動いた武市と、現実的視点のみで動く竜馬との差が結局ここまでひらいてしまった恰好になる。 その点勝海舟という幕僚と竜馬は恐ろしいほどの共通点があった。耳を信じず己の目で見たものから思考する。 4巻でも思わずほろりと来る場面がたくさんあるが中でも、法螺と馬鹿にされても軍艦を手に入れるといい続けた竜馬がやっと本当に軍艦を一隻手にしたときの描写は笑いながら泣かせられる。陸奥とのやりとりも漫才のようで面白い。 「俺には仕事があって、生死などはない」は素晴らしい一言。 司馬さんの竜馬評も楽しい。 「竜馬ほどおしゃれな男はまずすくない。ただおしゃれの才能が皆無なだけで、その気分は満々とあるのである」思わず声をあげて笑ってしまった。
新撰組登場!
「あの男は斬れませんよ。」 とは新撰組の沖田総司が土方歳三に言った言葉。 竜馬が新撰組と狭い露地で対面した時のこと。 「死なぬような生き方をしたい」と言った竜馬を、時代が必要としていることを感じたひとコマでした。 まるでマジックのように一日で長州が京から追われ、いよいよきな臭さが漂い始めた第四巻。 幕末へ。 読み応えがあった。 「天が血の犠牲を求めている」と、竜馬。 その犠牲になった竜馬の親友、武市半平太。 彼が生き続けていた明治を見てみたかったと思った。 そしてこの巻の特徴は、作者司馬遼太郎さんの私的意見が随所に見られるところ。 武士とは。切腹とは。そして明治維新とは。 とかく、読み応えがあった。
竜馬の恋。
お田鶴さま、さな子、おりょうと三人の女性を意識する竜馬。 武士の世界ではこのように何人も好きかもしれないと思うこと自体珍しかっただろう。 たとえ一瞬思ったとしても、武士たるもの・・・という姿勢になるだろうが、これもまた竜馬らしいエピソードだと微笑ましく感じた。 恋の行方も気になるところだが、メインストーリーの幕末の変動の時期、長州、薩摩の立場が情勢とともに変化していく。 この目まぐるしく変化する中で竜馬がどのような活躍をしていくのか5巻も楽しみです。

図説 地図とあらすじでわかる!古事記と日本書紀 (青春新書INTELLIGENCE)

[ 新書 ]
図説 地図とあらすじでわかる!古事記と日本書紀 (青春新書INTELLIGENCE)

【青春出版社】
発売日: 2009-01-07
参考価格: 977 円(税込)
販売価格: 977 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 698円〜
図説 地図とあらすじでわかる!古事記と日本書紀 (青春新書INTELLIGENCE)
 
カスタマー平均評価:  4
日本人なら知っておきたい、古事記と日本書紀
前半は古事記、後半が日本書紀という構成です。地図や系図や写真が豊富で、コンパクトながら良くまとまっています。特に、いろいろな人物の関係がわかる系図は理解に役立ちました。 人物名については、前者がカタカナで、後者が漢字で表記されていて、その理由も最初に述べられています。また、単にあらすじの概要を述べるだけでなく、適時解説や該当する記載事項についての研究者の説を紹介してあります。 稲羽の素兎やヤマタノオロチ、大化の改新や白村江の戦い、といった日本人ならほとんどの人が知っている伝説や事件も登場します。 本書にも言及があるように、特に日本書紀の記述については一部でいろいろな批判もあるようですが、古事記と日本書紀がなければ日本の古代の姿はもっとおぼろげな形でしか伝わっていなかった筈です。ただ、それぞれ大著なので、このように簡単に読めるダイジェスト版の存在はありがたい。日本国の国家遺産としての「記紀」の重要性を改めて認識しました。
ちょっと違うかな?
古事記、日本書紀のストーリー展開をまとめて、図になっているので取っつきやすいです。 ただ、説の一つを断定して言い切っていたり、ちょっと違うかな、知ってる、教えられていることと異なるなと思うところも出てきて違和感を感じます。 上代文学専門の先生が作者とのことですので、神道学とは若干異なるところがあります。
記紀初心者、挫折組にお奨め
僕はこれまで古事記も日本書紀も何度か挑戦したのですが、古事記は何とか読 み切れましたが、日本書紀は読破した事がありません。 なのでこの二書は、僕の中で好きではあるんだけど、読み切れない書物という 扱いになっています。 そこで、この易しい本を手に取ってみました。 この本は「そこまで簡単にするの?」と思うほど易しく、これまで記紀で挫折 してきた人でも間違いなく読み切れると思います。 もちろん200頁程度の本な上、図表を多用していますので、記紀の全てが分かる とはとても言えませんが、「これだけ分かり易い本で、ここまで理解できるのな ら上々だな。」と思える程は理解できるので、良い本と言えると思います。 構成は、前半100頁程度が古事記、後半が日本書紀で、似た内容だからと混ぜた りはしていません。また、記紀の違いにもしっかり言及してあり、好印象です。 図は、書のほぼ半分が図表と言えるほどで、分かり易さを大変助けてくれていま す。 という事で、記紀初心者、または記紀挫折組の方にお奨めの本です。記紀を易し く、深く知る事ができると思いますよ。
ハンディな入門書
古事記と日本書紀の図説入りの入門書。おのおの記述の流れに従ってトピックス的な話題を簡潔な章立てで説明。ハンディな整理本として好適。

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 更新日 2009年5月10日(日)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク

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