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[ 文庫 ]
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オール・オブ・レギオスI 鋼殻のレギオスワールドガイド (富士見ファンタジア文庫)
・雨木 シュウスケ ・深遊
【富士見書房】
発売日: 2009-03-19
参考価格: 714 円(税込)
販売価格: 714 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 466円〜
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・雨木 シュウスケ ・深遊
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カスタマー平均評価: 4
パンフレット風 レギオスの世界を学園都市ツェルニのパンフレット風にまとめたガイドブックです。ガイドブックで明かされる新事実みたいなものはほとんどありませんが、舞台背景をまとまった状態で再確認するには良いかもしれません。また、各話のあらすじもあり、ドラマガ未読の方は文庫本収録以外にどんな短編があるかが分かります。このほか、原作者とイラストレーターとの対談があったり、天剣授受者の設定画とかが載ってたり、ファンなら買っておいて損はしない内容です。ちなみに、ツェルニのパンフレット風な内容のため、グレンダンや傭兵団のキャラクターについての解説は載ってません。
巻末には、以前ドラマガの付録でついてきた小説が後日談が加筆された上で収録されています。今まで何となく謎だった銃と弓の違いとかも説明されてます。
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[ 文庫 ]
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白洲次郎 占領を背負った男 下 (講談社文庫)
・北 康利
【講談社】
発売日: 2008-12-13
参考価格: 520 円(税込)
販売価格: 520 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 388円〜
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・北 康利
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カスタマー平均評価: 4.5
男の生き様(多くの日本人に読んでもらいたい本) 激動の時代を生きた白州次郎の後半生。通商産業省創設、只見川電源開発、そして吉田茂の特
使となり講和条約締結に貢献する。実に多くの仕事をした男である。小林秀雄をして我々は秀
才、彼は天才と言わしめた。この人の魅力は歯に衣着せぬ物言い、自分の信念を貫く精神、
不正を憎み自分のプリンシプルを通す姿勢にあるのだろうか?
この本を通して吉田茂も白州次郎も占領状態の回復を最優先に考えたのであって、決してアメ
リカに安全保障してもらいたいがためにサンフランシスコ講和条約を結んだのではないことが
良くわかる。
只見川の章で出てくる松永安左ェ門のー生きているうちに鬼と云はれても死んで仏となりて返さんー
凄まじい気概である。この時代まだまだたくさんのサムライがいたのだと思うと嬉しくなる。 激動の戦後日米関係構築に活躍した男のかっこよさ! 白洲次郎がそのエネルギーを存分に発揮して、日米講和条約、電力事業再編、通商産業省設立などその後の日本を形づくるシステムを構築していく姿が描かれる著者はこの白洲次郎という人物に心底ほれこんでいるのだろう。まさに男のダンディズムというか、白洲次郎のエピソードが紹介される。上巻のレビューでも指摘したが、ドラマの脚本を読んでいるようで情報量としては少ないと書いたが、著者のあとがきによると、当初は2倍の分量があり、それを削ってエッセンスをまとめたということである。削られたエピソードも知りたいと思った。巻末にたくさんの白洲次郎に関する参考文献が記されていた。もっと知りたい人はこれらを読めばよいということか。 白洲次郎を知ってますか もう、NHKでの放送されたドラマは第一話?第二話は終わってしまいましたが、8月に第三話が放送されます。このドラマの下敷きになっている本です。上下巻になっていますから、お気をつけて。私は以前から知っていた人物ですが、これぞ国を背負って立つ男。カントリー・ジェントルマンの称号に相応しい人物です。今の時代にこそ必要なリーダーたる人物です。
ぜひご一読を
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[ 単行本 ]
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成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝―世界一、億万長者を生んだ男 マクドナルド創業者 (PRESIDENT BOOKS)
・レイ・A. クロック ・ロバート アンダーソン ・野地 秩嘉 ・孫 正義 ・柳井 正
【プレジデント社】
発売日: 2007-01
参考価格: 1,500 円(税込)
販売価格: 1,500 円(税込)
Amazonポイント: 15 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 549円〜
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・レイ・A. クロック ・ロバート アンダーソン ・野地 秩嘉 ・孫 正義 ・柳井 正 ・Ray Albert Kroc ・Robert Anderson
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カスタマー平均評価: 4.5
柳井さんの言葉だけでも
マクドナルド王国を造った方の書いた本です。
テンポが良く300ページ以上の非常に厚い本ですが、すーーと読むことができます。
付録にレイ・ロックの金言、私はこう読むと柳井正さんが書いています。この付録だけでも、読む価値はあると思います。
「事業の成功を目指すならば、ビジネスにおけるすべての基本を遂行しなくてはいけない」
「仕事とは、その人の人生にとってハンバーガーの肉のような存在である。「仕事ばかりして遊ばなければ人間だめになる」という格言があるが、私はこれに同意しない」
両方ともまさしく金言です。
「24時間、仕事を考えて暮らしているのが経営者じゃないかな」と柳井さんは話しています。
仕事に悩んでいる方に是非読んで頂きたい一冊です。 「今このとき」を大切にしてパワフルに突き進む野心家 ファンチャイザーとしてのマクドナルドの創業者レイ=クロックの自伝です。
「未熟でいるうちは成長できる。成熟した途端、腐敗が始まる」が座右の銘で
「今このとき」を大切にしてパワフルに突き進む野心家としてが描かれています。
構想を練る方法はピンときませんでした、仕事の進め方には共感しました。
□構想を練る方法例
・競争相手のすべてを知りたければゴミ箱の中を調べればいい
□仕事の進め方
・職権というのは一番下のレベルにいる人の手にあるべき
また、「洞察力のある判断は、下す本人以外には独断的に映る」との指摘が面白い。
そして、気をつけたい。 人生は素晴らしい! マクドナルドファンの一人として、是非読んでみたいと思っていた本でした。この本には、アメリカという国柄、そしてアメリカ人的な考え方が汲み取れると思います。創始者の人生が色鮮やかであったということ、進むことを止めない、フロンティアスピリットを感じました。自分のこれからの人生を考えるきっかけになると思います。ビバ・マクドナルド! 不況なんて何でもないと思わせる本(また、付録が秀逸です) マクドナルド創業者レイ・クロックの自伝です。
とにかくひたすらマクドナルドの事業に対する情熱が全ての行にあふれています。
少しでも経営やビジネスというものに興味があれば、読んで損することはないと思います。
不況だから・・・と悲観的になっている人は是非読んでください。
自伝ですから、経営のノウハウを学ぶ用途としては向いていないかもしれません。ただ、一人の情熱的な起業家の人生を通して、成功するために大事な何かを感じることができるのではないかと思います。
この本には本編の自伝とは別に、「はじめに」「おわりに」「付録1?3」として、みなさんも書いているとおり、ユニクロの柳井さんやソフトバンクの孫さんの言葉や対談インタビューが掲載されています。その内容もかなり魅力的なものとなっていて、お得感が増しています。
それらを読めば、この本(もしくはレイ・クロックさんの存在そのもの)のパワーが、彼らや日本マクドナルドの藤田さんに多くの影響を与えていることがよく伝わってきます。
柳井氏が本書のエッセンスをまとめた文なんかも入ってますので、付録だけでも是非目を通してみてください!
2009年の一冊目はコレ。 2年前の出版ですか、意外に新しいですね、ことある書店においてありましたから眺めすぎたのかもしれませんw、しかし気になっていたが保留中の状態からついに終止符を打ちました。
まず感想を。構成といいますかレイ・クロック氏の自伝に仕上がっており人物からして面白くないわけないのですがそれでもおもしろかったです、彼がどのような視点を持っていたのか?時空を超えて教えをいただけることに毎度感動します。
さて本書、ここでは終わらず巻末に柳井氏と孫正義氏の対談が収録されておりその部分も一文見逃すことが出来ないくらいのメッセージが交わされておりとても刺激的でした。
たまたま年始に手に取りましたがこれからもたまに読み返したいなと感じました。
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[ 単行本 ]
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壊れた脳 生存する知
・山田 規畝子
【講談社】
発売日: 2004-02
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 1,680 円(税込)
Amazonポイント: 16 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 320円〜
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・山田 規畝子
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カスタマー平均評価: 5
右脳崩壊から回復への道のり
今話題の、『奇跡の脳』といっしょに読んでみると
また新たな発見があるかも・・・と、ひさしぶりに読み返してみた。
すでに多くのレビューで書かれている通り、
ある医師(著者)が、脳卒中になり、その体験から、
地道なリハビリ(この著者、すごいです!!! 感動します!!)
を通じて成長し直していく感動の物語。
『奇跡の脳』の著者は左脳が、本書の著者は右脳に障害を持った。
同じ脳卒中でも、もちろん、その障害の場所によって、
体に及ぼす影響もことなる。
そういう意味で、本書と、『奇跡の脳』の両方を読むのは
とても参考になるし、また、患者視点ではなく、医師からの視点という意味で、
『脳から見たリハビリ治療』も含めて3点セットで読むのが、個人的にはオススメ。
また、「バリアフリーとはなにか」という意味で、
お役所の方々にも、ぜひ読んでもらいたい一冊。
高次脳機能障害の人をサポートしていく立場として 主人が交通事故により脳出血をおこし現在も意識が混乱状態にあります。
今後、高次脳機能障害を持つ人として生活をしていかなくてはならないかもしれないと医師より言われており、はっきりとは決まっていないにせよ、どう心構えをしていけばよいのかわからないと思っているところに出会った本でした。
今の私にとってとても理解しやすく、今後どうサポートしていけばよいのかというものが
なんとなくわかった気がして、この本を読んだことで精神的にとても楽になりました。
もし同じような状況で悩まれている方がいらっしゃったら是非参考にされると良いと思います。 救いになりました。 1年前主人が脳梗塞で風呂場で倒れ、私が発見するまで6、7時間を経過、半身麻痺のほかに半側無視や時間の感覚が悪いなどさまざまな症状があり、情報を集める中、こちらでこの本を買い求めました。
リハビリの体験談は、本もホームページもたくさんありますが、当時は私も悲壮な精神状態で、主人より「運良く発見が早い、軽い」などと感じる症状の方の体験談は受け入れに抵抗があり、また当人の思い込みで病気に関して書いている部分も大なり小なりあるので、いまひとつ参考にできませんでした。
それに対し、本書は『お医者さん』がこういっているのだからきっとこうなんだよ、と、小さくても希望を持つきっかけをもらったり、ユーモアで乗り越えるのもありね、と勇気づけられるところもあったり、大変参考になりました。自分を責めたり、苦しい時期でしたが、この本からは本当に希望をもらいました。著者に感謝と、彼女の回復を心より願います。
とりあえず、この本にあるように2年を超えたらまた何か違っているかもと、少したのしみにしています。
やりたいことは、出来る体、脳のうちにやって行くことが必要 二度の脳卒中によって右脳の障害による麻痺、高次脳機能障害を発症した女性の手記だったけど、お涙頂戴の闘病物でなくユーモアがあって、こちらも元気にさせられる本だったと思います。一番思ったことは、やりたいことはやれる脳のうちにやっておけということです。著者も医師の仕事が病気により続けられなくなり、社会は障害者のことなんかお構いなしで、経済効率優先だなと思います。社会は高次脳機能障害の人なんて見ないようにして進んでいくところがあるから。
圧倒的に「存在する知」 「壊れた脳、存在する知」の方がタイトルとして適している。圧倒的な勢いで「存在している」著者の知。
脳出血を2度も3度も経験した女性医師(整形外科医)の書いた本である。すさまじい人生である。著者は高次脳機能障害を煩っている。高次脳機能障害は、所謂痴呆とは違う。まだ若い。30代である。子供が一人いる。高次脳機能障害になると、知能の低下はそれほど酷くないが、色々できないことが出てくる。まっすぐ歩けない。時計が読めない(見えているけど、それが何を意味するのか?わからない)図形は見えるが、それが何を意味しているのかわからない。点線が線とは認識できない。記憶ができない。数を数えられない。
でも暗くはない。病気を受け入れている。またいつ脳出血するかわからない、でも積極的に生きている。右脳が完全に死んで居るのだが、それをリハビリで克服しようとしている。鬱の症状も出てきている。でも前向きである。練習で何とかなると開き直っている。失敗してもいいと思っている。そしてリハビリで段々によくなっている。
いわゆる「心の本」は沢山読んできたが、読んで、落ち込むばかりで、いい本が無かった。この本は「心の本」ではないが、脳という臓器の回復には、よい本である。著者の前向きな態度を見習いたい。
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[ 文庫 ]
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白洲次郎 占領を背負った男 上 (講談社文庫)
・北 康利
【講談社】
発売日: 2008-12-12
参考価格: 520 円(税込)
販売価格: 520 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 159円〜
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・北 康利
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カスタマー平均評価: 4
ダンディ… ドラマを見て、そして文庫化を待って即購入。最も厳しい時期に自らの意志を貫いた心意気(ダンディズム)に小気味よさを感じました。はっきりと物が言える男はやっぱりかっこ良い。 聞き流すもよし 正直に言わせてもらうと、白洲次郎とは人間性において粗暴かつ短絡的で、行動においては好き勝手やっているだけのお坊ちゃまにしか見えなかった。
この小説において舞台が日本だということだけに重きを置かれる方以外は宮城谷昌光氏の「晏子」を読んで、それでもなお白洲次郎が優れている人物なのかどうか再検討していただきたい。
ただ、シニカルな人には向かないかもしれませんが。
晏子〈第1巻〉 (新潮文庫) GHQとの闘い。 白州次郎、その生い立ちから吉田茂の側近として憲法改正の時期にGHQとの激しい攻防をする
時期までが描かれている。この人物は痛快である。自らを顧みず国のために自分の信ずるとこ
ろを貫く。生き様が実に小気味いい。日本国憲法の成立過程のGHQ側との攻防の記述は手に汗
握る。この憲法を採用しない限り、天皇の身体の保障はできない。と脅したアメリカ側の陰湿
な手口は歴史の事実として日本人は正確に記憶しておくべきでしょう。
白州も後にこのように述べている、「この憲法は占領軍によって強制されたものであると明示
すべきであった。歴史上の事実を都合よくごまかしたところで何になる。後年そのごまかしが
事実と信じられるような時がくれば、それはほんとに一大事であると同時に重大な罪悪である
と考える。」
どう考えても戦後の日本の歴史教育は歪められていると思えます。そしてまた、昭和の歴史も
学校の授業できちんと教えられているとも思えないのは私だけでしょうか?
このような書物が広く読まれ、多くの日本人が歴史を正しく認識することの一助となればと考
えます。
テレビの脚本を読んだような読後感 白洲次郎のドラマが伊勢谷友介、中谷美紀のキャストで放映されていて面白かった。白洲本は前から何冊かでているのを知っていたし、白洲正子も日本文化の専門家と理解していたので、もっと白洲夫妻について知りたいと思い、ドラマの原作本ということで読んでみた。
読みやすいのだが、会話が多く話がどんどん進むので、ドラマの脚本を読んでいるよう。昭和史の本として期待しては情報量が少ないように思えた。内容では、マッカーサーとGHQが強引に日本憲法の素案を作り、日本政府の素案として発表するエピソードが印象的で、敗戦の厳しさと当時の人々が感じた無念さに共感した。 戦後の舞台裏にこんな日本人がいた 最近の白州次郎ブームのきっかけにもなっている書籍の文庫版です。白州次郎の出自と、英国への留学、終戦、GHQとの新憲法草案の交渉まで。
かなり熱心に関係者にインタビューし、各種資料を調査しているらしく、かなり中の人ではないと分からないようなことがかなり書かれています。
昭和の時代には、こういう男気のある人がいたんだというのが感慨深いです。
NHKのドラマスペシャルもおすすめ。
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[ 単行本 ]
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一勝九敗
・柳井 正
【新潮社】
発売日: 2003-11-15
参考価格: 1,029 円(税込)
販売価格: 1,029 円(税込)
Amazonポイント: 10 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 394円〜
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・柳井 正
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カスタマー平均評価: 4.5
社長著作で久々に何度も読みたいと思った本です 12月にカンブリア宮殿で本書を思いだし、数年ぶりに熟読しました。
改めて読みましたが、起業家・経営者の人や目指している人は必読の書だと思いますよ。
自分が勉強になったことは、以下の6点でした。
1)IPOを目指してからやりはじめたこと
2)会社のステージと人材・組織に対する考え
3)1000億の壁の突破のためにやったこと
4)マーケティング戦略(特に原宿開店)
5)日本企業観(企業の成長・存続を前提に会社に安住することが古きよきパラダイムであること)
6)英国の失敗レビュー
最後の「十戒」も面白いです。
社長自伝でもう一度読みたいと思える作品は少ないですが、本書は、今後も何年かに一度は読む価値あるなと思いました。 起業家十戒、経営者十戒だけでも価値があります。 起業家十戒、経営者十戒だけでも価値があります。
ユニクロの柳井さんが書いた、つぶれない会社を造るための本です。企業の
寿命は30年と言われています。
会社を新しく起業したかたは、30年経てば丁度引退してもいい年になりますが、
29年目に新入社員として入社してきた方はいい迷惑になります。
柳井さんの起業10戒、経営者10戒、経営理念を読むだけでも価値のある本です。
一勝九敗でもいいからつぶれない会社にする。
いい言葉ですね。 あなたは、保守的ですか? あなたは、
フリースをお持ちですか?
それは、
何色ですか?
じつは、
ユニクロは何種類も
戦略として
カラーをそろえる
そんな発想も・・・
この本は、
ファースト・クラスです!
ユニクロの成功・失敗の裏にある経営者の素顔 ファーストリテイリング代表の柳井正氏がユニクロの経営を行う中で何を考え、何を行ってきたのか綴った一冊。
父親が経営していた衣料品店を引き継いでユニクロを立ち上げた経緯から、その中での成功・失敗、どのような理念に基づいて経営を行ってきたのかなど、事細かに描かれている。これはユニクロの経営というよりも柳井氏の生き様を綴ったものではないだろうか。ユニクロが傾きかけても失敗の要因を分析し、的確な手を打つ。非常に真面目で判断力のある柳井氏だからこそユニクロを成功に導くことができたのだと思う。そんな人柄が文面にあらわれている。 究極的には自分しか信じていないのか? 感動した。バイブルとしたい。
この本を見れば経営学のエッセンスを
ほぼ学ぶことが出来るのではないか?というくらい。
歴史を学ぶことがどんな経営学より大事
と言うのも分かる気がします。
柳井さんには苦労がある。だからとても心に来る。
ベンチャーに行く・ベンチャーを作る人は必読。
好きな言葉をいくつか。
「商人から経営者にならなくてはならない」(IPOを目指す際に経営を勉強する際)
「僕の力だけでなく、専門経営者チームの時代へ」(玉塚さんや、澤田さんを入れて。)
「店舗からの気付きを本部へやり、すぐに改善。それによって、
売らされるのでなく、自分で売る感覚を日常化する。」(組織論)
「何も発言しないなら結構です。」(会議にて)
とっても満足。・・ただ、登場人物が自分しかいないあたりは
究極的には自分しか信じていないような感じがする。
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[ 単行本 ]
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論理で人をだます法
・ロバート・A・グーラ
【朝日新聞社】
発売日: 2006-02-07
参考価格: 1,470 円(税込)
販売価格: 1,470 円(税込)
Amazonポイント: 14 pt
( 通常2〜5週間以内に発送 )
中古価格: 1,270円〜
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・ロバート・A・グーラ
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カスタマー平均評価: 4
論理を知っておけるが・・・ 読んでいると日常にこういう論理展開をする人たちが目に浮かんできました。
また、自分も問題をこねくり回すだけの不毛な思考をしていることも理解できました。
論理的思考とはどういうものかを気付けるという意味で有用な本だと思います。
ただ、悪質に自分の正当性・主張を仕掛けてくる人に対して、
「それは間違っているよ」と指摘したところで
開き直ってごねて話が通じない場合が多いだろうと思われる。
結局、その人たちを説き伏せるには自分で経験をこなして、
冷静さを保ちつつ粘り強く立ち向かっていくしかない気もする。
また、「訳者あとがき」にあるようになんでもかんでも
論理的間違いを指摘することもないし、流すほうがいい場合もあります。
バランス感覚を保つのに時々は読み返して、原点に立ち戻ることもいいかも・・・。
類書として「訳者あとがき」にも紹介されている
「影響力の武器[第二版]」を併読されると
さらに詳しく知識を得られることでしょう。 論理で自分を守る法? 私が読んだ感じでは、だますというより、だまされないようにする法だと思った。まあ、論理の使い方は人それぞれですけど。あくまで、自分はそう思った。
先日、私のアパートに訪問販売員がきた。何かゴチャゴチャと、五月蠅く喋っている。私は帰ってほしかったので、単純に拒否の意思を表す。しかし、しつこく言い寄ってくるので、さっきから変な繋がりを見せる、所謂論理的に破綻した部分を突いてやった。奴は諦めて帰った。
この時に、論理的破綻部分を発見できたのは本書を読んだ後だからと、今、私は思う。
日常生活において、何事にもクールに対応したい方に向いた本である。積極的に論理的思考を使う方にはあまりお勧めしない。本書は所謂、守りの論理について記してあると思うから。強弁使いには本書は必要ないであろうが。
あぁ、それから、あくまでも私の生活スタイル(所謂普通の暇人)を基にしてますので、悪しからず。 バカが読めば良いと思う へ理屈を論理立てて
「へ理屈である」ことを
ひたすら立証する本。
なんか人の悪口ばかりを読んでいるというか
いかに人がバカであるかというのが
項目別に纏められてしまうと
なんか疲れてしまう。
得る物も特に無く
読み切るのが面倒くさかった。 初学者用詭弁辞典(論理面編) ありがちで初歩的な詭弁を広く浅く紹介・解説している本.心理面や政治面ではなく論理面の説明が中心となっている.なかなか面白い.けっして高度な内容じゃないんだけど網羅性がピカイチ.挿絵も秀逸.
この本で最も大切なのは第13章の<番外編>だと思う.ここで述べられていることは,論理の一貫性を大切にするにしてもダブルスタンダードを問題視するにしても大前提となる.要は「そもそも何のための議論か」を忘れるなと.このことを考えていれば,相手の発言の問題点を明解に把握できなくても,安易にだまされたり思考停止に陥ったりすることはほとんどなくなると思う.本書をざっと読んだ後でマスコミや政治家の言動を思い浮かべると色々と思うことがあるだろう.本書の個々の記述はそんなに丁寧なわけではなくって,説明の間違いや訳者に突っ込みを入れられていたりする部分が目立つ.だけど,本の立場が教科書的なものではなく「読んで自分で考えてね」的なものなので,このことは大きな問題ではない.
あと,いくら論理面を学んでも,嫌がらせや保身や気晴らしや世論操作が目的で議論の形をとる人を説得するときには全く効果はありません.話をしている本人に指摘しても逆ギレされるぐらいでしょう.誰の詭弁を分析するのか.分析内容を誰に説明するのか.対象となる人物は一般には一致しないのです.せっかく網羅性に優れているんだから、一章ぐらいはこの手の話(とくに対処法)に費してほしかった。 弁護士や検察官が使うテクニック この本を読んでいて、思い出すのが、映画やテレビの裁判物に出てくる弁護士や検察官が使う論理のテクニックだ。彼らの論理はちゃんと筋が通っていて、グーの根も出ないけど、その論理には何処か無理があるように感じていたのだが、何処に無理があるのか、間違っているのかよくわからなかった。この本は沢山の例を具体的に挙げて、何処がおかしいのかちゃんと解説してくれる。これまでは相手の論理がおかしいなあと思いながら、相手に反論できるだけの力がなかったが、この本を読んでかなり力が付いたように感じた。YESかNOかという単純な論理は危ないということがよくわかった。数字を使う論理も危ない。問題を単純化しすぎるのも危ない。
「環境問題」の本を数冊読んだが、その中での論理もちょっとおかしいなあと感じながら読んだ。もう一度読み直せば、今なら何処がおかしいのか、指摘できそうだ。
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[ 単行本 ]
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今日は死ぬのにもってこいの日
・ナンシー ウッド ・フランク ハウエル
【めるくまーる】
発売日: 1995-10
参考価格: 1,785 円(税込)
販売価格: 1,785 円(税込)
Amazonポイント: 17 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 545円〜
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・ナンシー ウッド ・フランク ハウエル ・Nancy Wood ・Frank Howell
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カスタマー平均評価: 5
運命と努力と 生きていく上では「どうしようもない運命を受け入れること」と、「努力する」ことの二つが必要です。技術力がない場合は前者の、そして豊富な技術力があれば後者の姿勢が卓越します。本書に記されたアメリカインディアンの古老の語りは前者の立場をとっています。後者の立場をとる侵入者たち(白人)とどっちが正しいのかという問いはさておき、アメリカインディアンの古老たちの言葉に、しばし忘れていた大切なこと(技術では変えることのできない人間の宿命)を思いだすのも悪くはありません。
死生観を象徴したタイトル タイトルで何を想像するだろう。生きる希望を失った人?それは全く反対で、この本に語られている人々はとても心の豊かな人ばかり。逆説的なタイトルに思えるが、逆説でもない。それはネイテイブ・アメリカン(インディアンではなくこう呼ぶべきだと思う)に独特な死生観からくるものだ。仏教の輪廻などにも通じるが、死を生の反対と考えるのではなく生の一部として考えているのではないだろうか。簡単な言葉で書かれているが、その意味を正確に理解するのは簡単なことではないと思う。文末には英語の原文も載っていて、内容は短いが、何度も読み返し、少しでも理解していきたい。 静かな時間 “詩を詠む”というのは、普通の文章を読むこととは違う。“詩”とは“詩(うた)”。音楽の様なもの。音楽は“理屈”で聴くものではない。思考を停め“感じる”もの。だから、ただ“感じて”いるときは心身は静かで、穏やか…。詩を詠むことは静かで良い。 人間はテクノロジーでは幸せにならない 著者は白人女性、数十年以上交流を持つニューメキシコ、タオスにすむアメリカインデイアンの人生観、社会観、歴史観などを美しい散文詩にしたもの。英文も掲載されており平易だが奥の深い英語の勉強にもなる。すべての詩に癒しの力が宿っている。タイトルの詩は「死ぬ瞬間」すべてが調和し安らかで自然と融合した理想の姿を表現している。太陽や自然、大地に感謝し生き方を変えない先住民達と、彼らの祖先の土地や自然を破壊し奪った白人達の独善とが対比されている。新しいもの、便利なもの、テクノロジーや物欲、権力欲、支配欲に振り回され、根本的な人間性の喪失に気がつかない白人達をあざわらうようだがそれは現代日本人にも向けられたメッセージだろう。 一家に一冊? 表情豊かな彼らを描いた絵と共に、自然を愛し敬いながら暮らす中実感として生まれた気持ちが、数々の言葉によって伝わってきます。
どなたかおっしゃってましたが、ぱっと開いた頁を毎日一箇所読む、という方法も大変良いと思いますし、また、完読後、何度読み返しても飽きずに、その時々に新しい思考を与えてくれる言葉たちです。
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[ 文庫 ]
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「少年A」この子を生んで……―父と母悔恨の手記 (文春文庫)
・「少年A」の父母
【文芸春秋】
発売日: 2001-07
参考価格: 540 円(税込)
販売価格: 540 円(税込)
( 通常2〜5週間以内に発送 )
中古価格: 1円〜
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・「少年A」の父母
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カスタマー平均評価: 3
当事者の手記の重さ 加害者の両親の手記。
我が子を信じたい親の視点での、出来事と感情の羅列。
分析や答えはない。
一見、幼少時の愛情と躾は普通。
一転、小学生時の異変の原因は不明。
問題は先天的なのか後天的なのか。情緒障害なら専門家の力で、
育児環境なら親の力で、この事件は回避できたのか?
この本では分からなくて、別の視点を知るべく、その後に
被害者遺族の手記から、冤罪説のサイトまで読むきっかけと
なった一冊。 精神鑑定書の通りか? この事件は、集団で暴行して被害者を殺すタイプの少年犯罪とはだいぶ異なっているように感じる。この精神鑑定をどう正確に読むのかはわからないが、少年は脳や精神の構造がやや逸脱していて、親の育て方の問題と相まって犯行に及んだということだろうか。
親の育て方のみに事件の原因を探ろうとすると、物足りない本だと感じるだろう。育て方がやや厳しく、少年が親の愛情を感じにくかったのかもしれないが、明らかにおかしい家庭環境だったとまではこの本からは読めないし、実際ごく普通の環境だったのかもしれない。親の道徳感覚も、それほど変だとはこの本からは読み取れない。
人間や動物には一般的に攻撃性が備わっており、それはある局面では生存に必要なものだ。しかし、使ってはいけないときに使うことは犯罪となる。攻撃性を制御することは絶対に必要で、それを育つ中でどこかで学ばねばならない。そのことが、核家族化した環境では難しい場合があるのかもしれない。動物虐待などの兆候を見逃さず、攻撃性と他者の痛みへの配慮のバランスをとるよう、厳しく適切な教育を行なう仕組みをどこかで作らなければならないだろう。 二冊を一冊として この本を先に読むか、土師氏の著作「淳」を先に読むかは、出会った順でよいだろう。猟奇殺人に興味のある者は、この本を先に読むに違いない。私がそうだったから。
それでもあえて言わせてもらえば、必ず土師氏の著作も読むべきだと思う。そうでなければいけないと思うからだ。そうでないと人として壊れるかもしれない。その意味で二冊を一冊と考える。それは私達がどう言い訳をしても、結局、興味本位の傍観者の垣根を越えられないからだ。だいたい関係者であったならば、それぞれの立場の著作しか読むことが出来ないだろうと思う。
この著作から何か教訓を得て、自分の子育てに参考にしようとは思わない方がよい。特殊な事例は、一般化できない。だから特殊といわれる。いずれにしても重たい著作だ。
真実を語っているとはとうてい思えない 子供は親の背中を見て育つもの。
これはオトナになった人ならうなずけると思う。
私も中学高校時代に嫌っていた父親そっくりのことをしている自分にある日気づき、愕然としたものです。
ですので、少年Aを産み育てた両親にすべての責任があります。
手記ではきれい事ばかりが述べられており、本当に反省しているか怪しいと感じざるを得ない。
ただ、それは世間一般人としての感想であり、真に反省と罪を償う相手は、加害者の遺族であることは間違いない。
こんな手記で賠償金を稼ごうとせず、本当のお詫びの気持ちを遺族に語ることこそが肝要だと思う。 全ての原因はここにある 卒論のテーマとして、この事件を扱う上で、この本を読みました。
そして、全ての原因はここにあると思いました。
息子の異常性に気付かない母親。
息子に遠慮をする父親。
と、本を通して感じました。
父親の手記はあまりにも、自分の息子のことを書いているようには見えないし、
母親にいたっては、自分の育て方は間違っていないと、強調。
特に、母親の言動は、本当に彼に悪い影響を与えていたと思います。
自分ではなく、他人を責める姿勢。
他人の目を、全く気にすることのない盲目さ。
脳や精神といった、医学的な面で研究されていますが、
私は、この本に全ての原因を見たと思います。
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[ 文庫 ]
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粗にして野だが卑ではない―石田礼助の生涯 (文春文庫)
・城山 三郎
【文藝春秋】
発売日: 1992-06
参考価格: 500 円(税込)
販売価格: 500 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
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・城山 三郎
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カスタマー平均評価: 4.5
「正々堂々の気骨!」 時代に置き去られ、今はなくなってしまったの? “エイブル able マン”できる男の本懐
正々堂々 fair & square
気概 spirit & 覚悟 preparedness
野心(分をこえた望み)ambition も私心 selfishness もない、
あるのは素心(偽りなく飾らない)mind と侠気(義侠心)chivalry
リーダーシップ:
○○でしかできないことだけをやり、決断をするが、実務はすべて□□以下に任せ(弁解はしない)、責任はとる
好んだのは座頭市、
水戸黄門は「印籠を持ち出して威張る(権威を振りかざす)ので×・・・嫌悪した」 ガッツ石松さんの座右の銘 「粗にして野だが卑ではない」??ガッツ石松さんが色紙に書いていた有名なコトバ。石田さんのような怖い人が、いまの日本には必要です。 卑(mean)でない生涯の実録 昨年(2007年)城山三郎氏が世を去られ、取り上げられることが多くなった。
以前学生時代、作者の本は数冊読んだが、本書は題名に惹かれ読んでみた。高齢になってから国鉄総裁を引き受け、自らを『ヤングソルジャー』と称した石田禮助。その人となりが、想像を喚起させてくれるエピソード、読みやすい文体で綴られている。
『粗にして野だが、卑ではない』
現在の日本の指導者で、「卑ではない」と己を言い切れる人がいるだろうか。否、日本国民に「卑でない」生き方をしている人がいるだろうか。藤原正彦の「国家の品格」や坂東眞理子の「女性の品格」が売れたということは、昨今は「粗にして野、しかも卑である」生き方がまかり通っている証であろう。強ければ「卑ではなく」いられようが、人間は弱いときに卑怯・狡猾になるものである。そして、いつも強くいられないのが人間なのであり、だから城山三郎は「卑ではない」生き方、気骨のあるいき方を通した石田禮助に惹かれ、その生涯を書きたかったのではないだろうか。
明治の人の気骨のある生き方を読み取れる良書。
粗にして野だが卑ではない この言葉が最近頭からは離れません。
時代を超えて若い自分にまで鮮烈に響いた言葉である。
今の時代が本当に必要としている偉人なのかもしれない。
当時の石田礼助のやり取りを想い描くと時折クスッと笑いがこみ上げる
まっすぐで裏表が無く意思のある姿勢に惹かれました。
是非一読をお勧めします。 自分らしく生きるということ 石田 礼助さんの一本筋の通った生き方。今の時代にこのような生き方が出来る人はなかなかいないと思う。『祖にして野だが卑ではない』という意味をこの本より痛感することが出来た。とっても素晴らしい生き方であると思った。この世の中・・・何が大切かを考えさせられる一冊です。
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