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ノンフィクション

アイテム一覧
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さらばアメリカ 墜落遺体―御巣鷹山の日航機123便 (講談社プラスアルファ文庫) 現場で生まれた100のことば―日本の「ものづくり」を支える職人たちの心意気 世界がもし100人の村だったら 深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫) 深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫) ハーバード・ケネディスクールからのメッセージ 世界を変えてみたくなる留学 最後の授業 ぼくの命があるうちに DVD付き版 少年にわが子を殺された親たち (文春文庫) ムハマド・ユヌス自伝―貧困なき世界をめざす銀行家
さらばアメリカ 墜落遺体―御巣鷹山の日航機12.. 現場で生まれた100のことば―.. 世界がもし100人の村だったら 深夜特急〈4〉シルクロード (.. 深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロ.. ハーバード・ケネディスクールか.. 最後の授業 ぼくの命があるうち.. 少年にわが子を殺された親たち .. ムハマド・ユヌス自伝―貧困なき..

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さらばアメリカ

[ 単行本 ]
さらばアメリカ

・大前 研一
【小学館】
発売日: 2009-02-07
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 1,575 円(税込)
 Amazonポイント: 15 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 923円〜
さらばアメリカ ※一部大型商品を除く
大前 研一
カスタマー平均評価:  3.5
日本にいてはわからない国際情勢が学べる本
かなりアメリカ批判に偏った内容ですが、国際情勢の知識に乏しい 自分にはアメリカ vs 欧州/カナダ/豪州/中国等々、 普段日本のマスコミでは取り上げられることの無い各国間の関係を 知ることができ、興味深く読ませて頂きました。 また、オバマ大統領のようなニューリーダーが生まれた背景として、 9.11後にブッシュ前大統領によって実行されたイラクへの侵攻や 国連軽視の強圧的な外交姿勢などでアメリカが孤立していく中、 そのような国の状況に辟易した国民に待ち望まれていたからこそ 全く路線の違う大統領が選ばれたのだと感じました。 本の内容についてかなり異論を持たれている方もいるようなので、 これはあくまで大前氏の見解だという位置づけで米国を取り巻く国際情勢を 学ぶ入門書として読まれたら良いのではと思います。 本の内容の真偽については、これからもっと自分が勉強する必要があります。
誰が大統領になっても出版できるように作られた本
「1960年代に存在した、移民などの異邦人に対する受け入れ能力の高さこそがアメリカのよい点。イスラエルに加担する、経済的な無茶をする、軍事的な暴力がはなはだしい、などの結果として敵を多く作ってしまった事を忘れて一国主義になるとは何事っ!!特にブッシュは酷すぎ」 ようするにここまでが言いたい事。おそらくオバマ対クリントンをやらかしていた辺りから準備していたと思われる。で、オバマ・クリントン・マケインの誰が大統領になったとしても出版される予定だったのだろう。もちろん、マケインの場合、クリントンの場合ならばもっと説得力のある本になったのだろうが…オバマだったために弱点が少なくて、グダグダ。 この本には 1/20 の大統領就任演説に関するコメントが載っている。おそらくそこを書いて脱稿だったのだろう。 という事までも透けて見えてしまうぐらい、「列挙している内容」と「オバマ大統領を選出したアメリカ」との間にギャップがある。ちょっと企画倒れでしたね、この本は。 全体としては☆1つです。1960-70年代のアメリカの許容力に関する意見は深く同意するのと、こういう本を書く場合はどこをどう用意しているのか勉強になったので、☆を1つ追加してあります。 個人的には是非、マケインバージョン、クリントンバージョンも見てみたいですね。
変わってしまったのは大前さん自身では?
本作の帯に「著者初のアメリカ論」と銘打ってはおりますが、著者は過去散々いかに アメリカが優れていて日本が遅れている・劣っているかと言う論点で様々な主張をして きていたと思います。 それが、アメリカが失速すると手のひらを返したように「冷戦終結後(冷戦の終了は 1989年)、この国は変わってしまった」と嘆いている。冷戦終結後の20年間、アメリカを 見習えと言い続けてきた人の言葉とは思えません。 正直大前研一さんは好きだったので、この本は読むべきではなかったと、少々後悔しています。
アメリカべったりの大前氏が・・・
 アメリカに育てられた大前氏がここまでアメリカをこき下ろすとは・・・  しかしながら世界がアメリカを嫌っている・包囲しているという話は少し短絡的である。アメリカは今も昔も軍事大国であることには変わりない。世界はこのあたりは百も承知であると思うのだが・・・  もっと違った分析を期待していたので、少し大前氏も老け込んだのか?ヤキがまわったのか?と思いました。
知識の整理に最適!!
最近英語のメディアに積極的に触れるようにしているのだけれど、前提知識の不足によって聞き取れても深い考察ができないことが多かった。この本では現在の金融危機、オバマ政権と他国との関係がわかりやすく書かれていて、国際情勢にたいする理解を深めることができた。 アメリカに対して少し批判的すぎるきらいがある気がしたけれども、大きく的をはずしていると思われる記述もなかったし、知識を身につけるという点では、文句なしの一冊だと感じた。

墜落遺体―御巣鷹山の日航機123便 (講談社プラスアルファ文庫)

[ 文庫 ]
墜落遺体―御巣鷹山の日航機123便 (講談社プラスアルファ文庫)

・飯塚 訓
【講談社】
発売日: 2001-04
参考価格: 714 円(税込)
販売価格: 714 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
墜落遺体―御巣鷹山の日航機123便 (講談社プラスアルファ文庫)
飯塚 訓
カスタマー平均評価:  4.5
律儀な日本人の死との付き合い方
例え骨のかけら、肉片一つになってしまっても、かけがえのない愛する人の一部であった遺体を帰るべき所へ持ち帰り、惜別の念を伝えたい。あるいは、形見を手元に末永く置いておきたい。運悪く最悪の飛行機事故の犠牲になった人々を、遺族の元へきちんと返してあげたいという執念にかられた警察や医師、そして看護婦などの活動を記した壮絶なノンフィクションである。 一般的には日本人が宗教的な意味での強い信仰をもたないことに安心感を感じる自分なのだが、ここまで繊細に身元確認を誤らないように粘る人々の存在に、日本人の既存の宗教を越えた世界観を見る思いがする。遺族の遺体に対する対応を比べ、外国人のある意味ドライな死生観に拍子抜けする筆者の描写があるが、外国人の犠牲者が少数なことを考えれば、その部分を必ずしも一般化できるとは思わない。しかし、例え「指先一つ」の遺体でも遺族の元へ返すことが責務であると当然のように身を削りながら行動する筆者らの律儀さに、良くも悪くも日本を日本たらしめている文化を感じた。こういった、いたわりの心は、日本に生まれた人間としては、いつまでも忘れたくないものである。 凄惨な現場が容赦なく描かれるドキュメントだが、遺族の事を思えば涙なくして読むことが出来ないと同時に、一瞬を生きるということの大切さを感じさせてくれる作品だ。
こんな事があったのかと、、初めて知る悲しみ
内容は、事故現場にあたった人達の奮闘の記述ですが、 おそらく大半の人間にとっては一生涯、縁の無いような惨状なので、 当事者でもないとまず実感そのものが湧きにくいし、 まずは、「大変だったんだな…」という感想しかありません。 改めて、人間は臓器の袋なんだとも思いました。 当然、自分も乗っていれば凄まじい衝撃を身体に受け、 皮膚が裂けたりして臓器が飛び散っていたことでしょう。 それだけの悲惨なリアルが、冷静に記述されている本です。 こんな事故は二度と起こってはいけないし、 もう二度と起こる事もまず有り得ないでしょう… だからこそ、この惨状がある種の異質のようにも思え、 この事故で沢山の命が終わってしまったのに、 様々な異説があったり、絶対に認められない再調査、 未だに原因には疑問符がついてまわり… そういうのと合わせて、読後に空虚な気分にもなりました。 個人個人で、また立場や年齢によっても、 大小いろんな感想があると思います。 自分にとっては、この本は良くも悪くも実感が湧かないリアルでした。 でも悲しみは解りました。重い本です。 事件を知らない世代の人も、興味があったら読んでみて下さい。
何度読んでも涙が出ます。
事故当時、私は小学高学年で何か大変な事故が起きたんだな、ぐらいの印象しかありませんでした。 それでも、わずかな生存者の救出場面はいまだによく覚えています。 あんなにバラバラになった飛行機に乗っていながらよく助かったなと。 あの頃はまだ子供だったから、どこか他人事のような観点でしか見られなかった。 今、大人になって結婚をし、子供を産んで育てて 自分自身の大切な家族ができた今、改めてこの本を読んで衝撃を受けた。 あの時、自分とは無関係な世界で起きた事だと思っていた。 実際はこんなにも悲しく悲惨な事故だったとは、あの頃は解っていなかった。 突然大切な家族を奪われた遺族の、言葉にはならない悲しみや、 何とか遺体を家族の元に返してあげようと奮闘する警察や医療関係者の方々の努力、 凄まじい現場の中で回収作業に従事した方々の努力、 読むたびに、現場の方々に頭が下がります。そして 死の直前に書かれたメモを読んで、 どんなに無念だっただろうと思うと涙が溢れます。 子供の損傷遺体の描写も、何度読んでも胸がしめつけられ涙が止まりません。 こんな事故はもう二度と、あってはならない。
 混 沌 
初めて読むのに「前に読んだことある」と思う所が、何か所も出てきました。吉岡忍著『墜落の夏』と同じことが書いてあるのです。 誰が何を何から引用したのか、私にはわかりません。 この本も、どこまでが筆者の体験で、どの部分が引用なのか、さっぱりわかりません。筆者は、後世に残すべき重要な体験をしています。筆者が体験したことだけを書いて欲しかったと思いました。そして、どうしても引用する必要があるのなら、引用した箇所や出典を明らかにすべきです。 本書は、涙なくして読めないところがあります。 その部分は引用ではなく筆者の体験だったと、良い方に解釈して 星3つ。
涙なくして読めません
これは名本と言えるでしょう。評価は5つ星です。 事故当時私は大学生で、日本国内でジャンボ機が行方不明になるという異常事態と犠牲者520名という事態の重大さからこの事故が強く印象に残り、その後事故関係の本を多く読みました。世に多くの書が出されてますが、その中で一番印象に残った本です。 遺体の状況の壮絶さが文章でリアルに表現されてますが、著者の”真実を伝えたい”という気持ちが素直に通じてきて、グロテスクさはそれ程感じませんでした。 少年が父親の遺体と対面した際、泣くのを必死に我慢している状況や幼子の頭部に看護婦がやさしく言葉を掛けるシーンでは、涙で文字が読めませんでした。本来この手の書は決して読まない妻と母親も涙を流しながら読んでました。 読んだ後、必ず何かが心に残る書です。題名だけで判断せず、是非読んでみて下さい。

現場で生まれた100のことば―日本の「ものづくり」を支える職人たちの心意気

[ 単行本(ソフトカバー) ]
現場で生まれた100のことば―日本の「ものづくり」を支える職人たちの心意気

・小関 智弘
【早川書房】
発売日: 2008-11-21
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 1,575 円(税込)
 Amazonポイント: 15 pt
( 通常2〜4週間以内に発送 )
中古価格: 1,380円〜
現場で生まれた100のことば―日本の「ものづくり」を支える職人たちの心意気 ※一部大型商品を除く
小関 智弘
カスタマー平均評価:  5
ホンモノの「職人」たちは、強かでカッコいい
手と体でする仕事の知的さ、生活の哀歓。ホンモノたちの言葉が詰まった語録。 ぱらぱらめくっているうちに、ジーンと来たり、にやっと笑ったり。 「ものづくり」を支えた職人たちの言葉は、粋で強かでカッコいい。 著者が町工場の現場で長年働いてきただけに、ことばに重みを感じる。 「逃げ仕事をしない」、「昼間夢見てる」、「ホンモノの知は手や体を通して育つ」など、思わず膝をうつった。 自分も広い意味でものづくりに関わる仕事をしているので、思い当たることが多い。 ハウツー本にも見えるが、著者の解説も入り、とても奥深い内容となっている。 たけしとの対談も予想外に楽しめる。彼の職人に対する敬意を感じた。 旋盤を使った経験談、「お笑いの原価は実は高い」、溶接の技能の奥深さなどの話を面白く読んだ。 勉強本やら、他人を出し抜くためのハウツー本が流行っている中、地に足のついた豊かな世界があることを教えてくれる一冊だ。

世界がもし100人の村だったら

[ 単行本 ]
世界がもし100人の村だったら

・池田 香代子
【マガジンハウス】
発売日: 2001-12
参考価格: 880 円(税込)
販売価格: 880 円(税込)
 Amazonポイント: 8 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
世界がもし100人の村だったら
池田 香代子
カスタマー平均評価:  3.5
世界がもし100人の村だったら
このご時世だからこそ、みなさんにこの本を手に取って読んでもらいたいです自分がどんなけ幸せであるかがよくわかりますよ
学校の授業で活用しました
以前授業で子供たちにこの本を見せました。 教科書で世界の現状を伝えるよりも、この本を見せるほうが自分のこととして捕らえられているようでした。 「食糧危機」「戦争」など、どこか自分とは関係のないところで起こっていることではなく、自分も世界の一部なんだと考えるきっかけになったようです。 日本で生活していると、見えなくなっていることが、この本を通して見えてきた気がします。
実感が持てる「たとえ」の手法
実際に見ることができない「世界」の状況などを、こうして子供達でも実感できる「100」という数字や人数に置き換えているというてんで、大変画期的な本だとおもいます。 扱われている中身の善し悪しは、その時々の目的や場面、相手で議論すればよいとおもいます。 実感が持てない課題や問題のときにこのような方法でイメージを具体的にして共有するということができることが大事だと実感できる一冊です。
通りすがりのバイオ研究者
世界の人口を100人にしたことで、経済の地域格差等が格段に理解し易くなっている。 地球の環境問題が問題になっている現在、この本を読むなりきっかけはどうであれ、 もう一度、自分のことだけではなく、周りの人ひいては地球への思いやり、の 気持ちが大切なのではないかと改めて感じた。
考えさせられる
100人にすることで世界が抱えている問題を身近に感じることが出来る。 理屈ではなく、心に訴えてくる良書である。 ただし、冒頭に書かれている 私たちは貧しい人より恵まれている、だから今日に満足し、今を大切に感じることができ幸せでしょう、 というロジックは人を見下しているようでいただけない。

深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫)

[ 文庫 ]
深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫)

・沢木 耕太郎
【新潮社】
発売日: 1994-04
参考価格: 420 円(税込)
販売価格: 420 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 189円〜
深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫)
沢木 耕太郎
カスタマー平均評価:  4.5
今では辿ることが難しくなったシルクロードのバスの旅
旅に危険はつきものですが、政治情勢が不安定な国の旅は現在では難しくなりました。この「深夜特急」の第4作は、情報の少ない国々の魅力がダイレクトに伝わってきました。たとえそれが30年前の姿であったにせよ、バックパッカーにとって本書はバイブルのような存在でしょうから。 インドのアムリトサルからパキスタンのラホール、そしてラワール・ピンディーへ向かう長距離バスの荒っぽい運転は日本では考えられない凄まじさでした。理解を超える状態を体験するから旅の醍醐味を味わえるのでしょうが。 アフガニスタンへの旅も今では大変難しいルートになっています。ペシャワールからカイバル峠を越えてカブールそしてカンダハル、実に魅力的なルートですし、30年前の治安の良さを感じました。 カブールのアベズ・ホテルでの客引きの体験を通して、若者の生き方の違いを明確に示したわけで、生きることと旅の本質的な違いも浮き彫りにしたように感じました。 有名な建築家の磯崎新氏と彫刻家の宮脇愛子さんとの出会いもまた旅の触れ合いと人情の温かさを感じます。イランのテヘランでの街の魅力は、魅力的にかつ具体的に描かれています。「イランの京都」のイスファハンでのモスクの情景と祈りのシーンは印象的でした。挿入されているモハメッド・アリとジョージ・フォアマンの「世紀の一戦」をテレビ見たというシーンは、共有できる思い出でした。 イスファハンのバザールの老人との間で繰り広げられる時計売買のやり取りで感じる筆者の優しさと思いやりが、この長旅を筆者と一緒にたどる読者にとって清涼剤となっていることでしょう。
イスラムの国々に行ってみたい
 著者はバスに乗ってパキスタンからアフガニスタンそしてイランへと旅を続けます。 イスラム圏の国々は現在アメリカと敵対していて、そのアメリカと同盟関係にある日本にとってはこれらの国々はどちらかというと危険で怪しげなイメージがあります。 でも、時計売りのオジサンとか、客引きをさせるホテルの若造とか、バスに乗ってきた親切な役人とか、登場人物は皆個性的で魅力的です。 この本を読むと大寺院でコーランの朗誦を聞いたり、露天でカバブを食べ歩きたい気分になります。
蒼味を帯びた風
このシルクロード編を読んでいると、文中でも使われてる蒼味を帯びた風がスーッと吹いてく るようなそんな感じを受ける。最初の方の勢いというものが薄れていき、著者自身の内面描写 にスポットが当たる部分も多い。だが迷い迷う姿には誠実さがあるような気がした。 ここでは乗り合いのバスがメインで淡々と進む所があるので、ある種起伏に欠けるが、それで も一台のバスの中に多国籍の放浪者達が集まる画は想像しただけで何か面白いし、バスの窓か ら時折覗く景色に非常に心が揺れるね。淡々としてるが、そこここに微妙に違う色があって 感慨深いね。 最初の香港編から物乞いはずーっと出てきたが、ここで登場したロッテルダムの男という青年 が、ほぼ限りなく文無しに近いのに、それでも物乞いの子供たちに自分の金をわけてやる姿に は感動したし考えさせられたね。著者もそこで衝撃を受けて、ある意味解放されて自由に なったと書いてるが、ほんとあげるのが良いとか悪いとかの理屈じゃないのね。生きるのも 生きれるのも理屈じゃないと、、、。 ここから旅も冬に突入するのかも、蒼味を帯びた風が吹いたとき、それがどこから吹いてるの かと前に進めるか、その冷たさに震えて立ちすくむ、もしくは終わってしまう、そうゆう放浪 の旅独特の転機を垣間見た気がした。
バスの旅の始まり
この巻から本格的なバスの旅が始まります。 今までの滞在型の旅から移動を中心とした旅に変わったように感じました。 パキスタン、アフガニスタン、イランと移動して行きますが、特に今は行くことすら難しいアフガニスタンの部分は興味深く読めました。 また、それぞれの国の雰囲気の違いが伝わってきました。
ちょっと違ったシルクロード
シルクロードというと司馬遼太郎などが描いた草原の風景が 目に浮かんだが、内容は違っていた。もっと埃っぽい風景が 描かれている。現在ではこの様な旅ができない危険な場所だが 人間性にあふれていた時代もあったのだと改めて現在の悲惨な 状況にこころ苦しくなる。

深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫)

[ 文庫 ]
深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫)

・沢木 耕太郎
【新潮社】
発売日: 1994-05
参考価格: 460 円(税込)
販売価格: 460 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 74円〜
深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫)
沢木 耕太郎
カスタマー平均評価:  4.5
旅の終わりとは・・・
沢木耕太郎がたどった旅の完結編です。アジアからヨーロッパまで、彼の放浪の旅にずっと付き合ってきました。ラストに向けて何らかの大団円を期待していた向きにはあてが外れた感じを受けますが、旅が人生に似ていると言われている以上、あのラストのコメントも当然ながら受け止められるものでした。読者に半ば投げかけたような言葉であるからこそ、読後の感じ取り方もまた多岐にわたると思います。 旅の途中で出会った人々との触れ合いも本書の魅力です。最終巻でも人々との関わりが語られています。旅での経験が外国の人に魅力的に映るわけですから、その足跡と得たことは大きな価値を持っています。 26歳の自身の行動を少し客観的に眺めて記している40歳を超えた筆者が傍らに寄り添っているようにも感じました。時折、20代の青年にしては、思索的でどこか観念的な部分が見え隠れして、実際の旅の行動とその筆運びに微妙な距離感を感じながら読んできました。 その違和感の行き着くところがラストのメッセージなのかも知れません。実際の旅には必ず終りがあり、それを受け入れることで一応の旅の完結を見るわけですが、ノンフィクションの形態をとった青春物語は、必ずしも現実的な旅の終わりを欲してはいないわけで、旅情とある種の距離感をもった終りのコメントはリンクしているように感じました。 多くのバックパッカーの愛読書であり、したくても出来ない自由な放浪の旅は発売以来多くの読者を得てきました。人生に閉塞感を感じ、何らかの打破を考えている人にはとても有用な書籍となることでしょう。 エヴァー・グリーンの輝きをもった書として次の世代に読み継がれる本の一つに位置づけられると思います。
わかっていることは、わからないということだけ。
スペインのマドリードで昼は市を、夜は居酒屋をうろつく中で沢木さんは段々、無の感情に 蝕まれていきます。そこで懊悩してる時に、思い出したのがタイで会った夫妻に言われたこの 言葉で、そこに答えを見つけようとする、、、僕はこの深夜特急を最初から読んで、ずーっと 思っていたが、この人は何でこんなに真面目、いや誠実なんだろうと。。表面的な無鉄砲な ユニークさはあるが、内面は誠実そのもの、常識人だし、大人びてるし、保守的だし、確かに 育った世代もあるかもしれないが、この人は誠実そのものだと思う。 そう考えて振り返ると、深夜特急が何故こんなに面白いと思ったとき、この内面の深さは 結構あるんじゃないかなぁとね。普通(普通の26才、まぁまだ青年だよ)の人にだったら きっと、もっと表面的、センス的な所、フィーリング的な所が大事だろうし、もしくはもっと 単純か、逆に理屈っぽいかのどっちかだろう。つまり沢木さんが見たその国や街、あるいは 市場や広場、とりわけ人々への内面へ内面への観察力や、もしくはそれが一番大事とする 精神があるからこの本は面白いんだろう。 そしてそうゆう人柄が行き着く先々で縁を作るんじゃないかとね。 だから結局、このいつでも誠実に考え抜いてる人が出した結論が最後、あのような結論じゃ ないのかな。多分、旅に終わりはないなんてキザな発想じゃなく、そこに道があれば、 考える事、悩むことはいくらでも増えるし、否応なしに対応しなきゃいけない事柄がいくら でも出てくるその過程、その過程を楽しむもんなんだろう旅も人生も。 それにしても途中からは自分も旅をしてるような気分になってましたよ(笑)。贅沢な時間 でした。
ワレ到着セズ
言わずと知れたバックパッカーのバイブル。 香港からトルコまでの面白さにはさほど争いは無いと思う。 しかし、この6巻で冒険物語を締めくくるのに相応しい 壮大なラストを期待した読者は少々拍子抜けするかもしれない。 私も最初は疑問であったが、その意味を知ったとき、 この小説は全く期待を裏切っていないどころか更なる可能性を示唆して フェードアウトしているということに気付いた。 つまり、こういうことである。 サグレスにて旅の終わりを決意した『私』は 目的地と思っていたロンドンの中央郵便局に到着するが、 それは単なる勘違いで、最初から目的地なんて存在しなかった。 そこで再び考えを改めるのである。 『だったら、どこで旅を終えてもいいじゃないか』 そして、気の向くままにアイスランドへと行くのだ(多分)。 『ワレ到着セズ』とは『旅に終わり(目的地)などない』という これほどまでにシンプルなメッセージを強く発しているのである。 バイブルの名に恥じない、これ以外は考えられないほどの最高のラストだと思う。
長旅の終わり
イタリア、モナコ、フランス、スペイン、ポルトガル、再びフランス、そして最終目的地のイギリスとヨーロッパを旅しています。 最終目的地が近いのに、旅の終わりを決断できず、なかなかそこへ行くことができない心境というものが伝わってきます。 ポルトガルで旅の終わりを決断した後もパリで数週間過ごすということもあり、気の長いたびであったと感じました。 自分もそのような旅に出たくなりました。
旅は自由なものであると教えてくれる旅行記
26歳の沢木青年(筆者)が香港からロンドンまでをバスで旅した、すでにクラシックに分類されるのではないかと思われるベストセラー旅行記。旅の計画もガイドブックも持たず、一年以上かけてただひたすら偶然と気分に任せて旅をするスタイルは、時間単価の高い短期旅行しかしてこなかった私には、こういう楽しみ方もあるのかと逆に新鮮であった。危険を恐れて逃げてしまえば、安全である反面、その向こうにあるかもしれない貴重な経験をする機会を失ってしまうという姿勢が旅全体を通して貫かれていて、現地の人々との出会いを大きな包容力を持って楽しんでいる点はとても共感できる。なぜもっと能動的に目的を持って旅をしないんだろうかと首を傾げつつも、逆に受動的であることによって、現地のあるがままの生活や文化を極限まで吸収して味わうことができるのかなと妙に納得させられる。全6巻あるが、旅の光景が湧きやすい文章なので、すらすら読めてしまうだろう。

ハーバード・ケネディスクールからのメッセージ 世界を変えてみたくなる留学

[ 単行本(ソフトカバー) ]
ハーバード・ケネディスクールからのメッセージ 世界を変えてみたくなる留学

・池田 洋一郎
【英治出版】
発売日: 2009-01-24
参考価格: 1,995 円(税込)
販売価格: 1,995 円(税込)
 Amazonポイント: 19 pt
( 在庫あり。 )
ハーバード・ケネディスクールからのメッセージ 世界を変えてみたくなる留学 ※一部大型商品を除く
池田 洋一郎
カスタマー平均評価:  5
とてつもないエネルギー
エネルギーにあふれた著書である。その源は二つ。 一つは、著者自身である。 TOEIC450点から、忙しい仕事の合間を縫って英語等の勉強をし、留学を実現させ、 大学院で展開される授業や課外活動、インターン、ボランティアに果敢に飛び込み、 それぞれでかけがえのない経験を得る。 ハリケーンの被害にあい、今も絶望的な光景が残るニューオリーンズ、 ケニアにおける孤児とのふれあい、 インド農村部におけるマイクロファイナンスの実践、 社会企業家コモンインパクトとの修士論文執筆のためのコンサルティング、、、 どれも素晴らしい経験であり、本書は、これを著者の視点から追体験できる。 もちろん、著者自身が得た経験には及ばないが、それでも力を与えられる。 もう一つは、何より、ケネディスクール自体のエネルギー。 まず、ハイフェツ先生の、というリーダーシップ論の授業が強烈である。 権威とリーダーシップを分けないといけない、ということを教えるために、いきなり授業中、何もしなくなる。 コミュニケーションの大切さを教えるために、母国語でいきなりフレーズを朗読させる、等々、 ぶっ飛んだ方法の授業が展開される。 他にも、赤ちゃん用ベッドの事故、官民競争入札の手法、官民協働で再生するニューヨークの公園など、 様々な興味深いケースが、受講生達の熱い議論とともに、展開される。 豪華な顔触れのケネディスクールフォーラムも面白い。 本書は、非常にバランスのとれた視点で描かれており、著者の留学を、等身大で再体験できる。 留学に興味のある人、「公共」がいかに担われるべきかという問題に興味がある人は、 一読の価値があると思う。
官僚の奮起に期待したくなる本
本書は大きく分けて2部構成。 Part1は「ケネディスクール講義の実況中継」と銘打って、パブリック・プライベート・パートナーシップ、ソーシャル・マーケティング、リーダーシップ、ケネディスクール・フォーラムの4つの内容を紹介する。 Part2では「書を置き、世界へ出よう!」として、ニューオーリンズ復興ボランティア、インド農村部のマイクロファイナンスの挑戦、HIV/AIDS孤児たちの苦悩と希望、社会企業家との協働といった、留学中に経験した実体験から得られたことを紹介している。 個人的にはPart1の方が興味深かった。教える側から書かれた講義の実況中継は、それこそ数えきれないほどに存在しているけれど、学ぶ側から講義の実況中継を書いた書籍は珍しいと思う。そういった意味で新鮮だし、共に考えながら読むこともできる。 財務省のキャリア官僚は、こうした留学を様々な場所で経験しているはずだ。そして、皆それぞれに多くのことを学んで帰国し、行政に当たっているはずだ。 では、いずれ改革は成されるのだろうか!? 著者は「官民協働ネットワークCrossover21 」というものを立ち上げているそうなので、是非とも改革推進派としての活躍を期待したい。
信じたくなる官僚
確かにこれだけ政治不振が続くと、国に何かを頼ろうとか、政党に何か託そうとか、そんな気分に正直なりっこない。 私も基本的に何か公共のものに期待するよりも、民間のサービスレベルの高いものを利用したいと思ってしまう。(時には投資したくなってしまう) そんな中、財務省の池田さんがハーバード・ケネディスクールに留学する。 公共政策大学院ケネディスクールである。 政策社会主義から政策市場主義へ、今こそ変革の時期である。 理想はそうだけど、、、やはり日本じゃそうもうまくいかないよねえ、、と普通だと思ってしまいそうですが、池田さんみたいな官僚なら信じたくなります。 単なるケース・スタディだけでなく、フォーラムやフィールドワークなど充実ぶりはすごい。 その中でも一番気になったのがロナルド・ハイフェッツ教授のリーダーシップ論。 教授が沈黙してしまうんですよ。意図的に。 学生に人生の中で一番大切にしているフレーズを歌わせるんですよ。何度も。 「知恵への情熱」とは「問い続ける勇気」とのこと。 何事も、○○し続ることが大切だと理解している人にお薦めです。
勇気ある"官僚"
著者である池田さんが留学中に綴っていたgooブログをベースに"書き下ろした"留学記。 ケネディスクールの授業内容や著者自身が訪問した世界各地の情勢がリアルに描かれているなど、 いくつかポイントはあるが、そこは実は二の次。 池田洋一郎という"財務省若手官僚"のストレートな気持ちを知ることができるのが最大の魅力だと思う。 "官僚=悪"というイメージが少なからず根付いている日本社会において、 本書の存在に救われる人は多いのではないだろうか。 また一人、夢を応援したい人が増えた。
ハーバードケネディスクールの実況中継・追体験
”Ask what you can do for your country!” ジョン・F・ケネディ大統領の就任演説でのメッセージ。 「母国のために、自分に何ができるのかを問いたまえ」 このミッションの基、今も全世界から様々なバックボーンの 職業人達が集い切磋琢磨するケネディスクールの2年間。 そんな濃密な2年間を著者の池田 洋一郎さんがブログに綴って くれていたことに感謝。そして、出版してくれた英治出版に感謝。 私達は、ケネディスクールの授業、教授陣、池田さんと同級生達の気づき、 更には、著者が訪れたハリケーン「カトリーナ」の被災地ニューオリンズでの ボランティア、マイクロファイナンスが普及しているインド農村部、 HIV/AIDSに 蝕まれたアフリカ・ケニアの孤児院、スラム街での体験、気づきを追体験できる。 また、著者池田さんの熱き想い。この本の一番熱心な読者は自分自身であり、 この本を綴ることで再び、ケネディスクールに留学できている、この本は多くの 人々との共著だ。読者の皆さんと深く共有しお互いの新たな気づきと行動の きっかけになれたらすばらしいという熱き真摯な想いに心を揺さぶられた。 その他、池田さんが地方勤務(広島)の際に、書店で英会話の営業の方に 声をかけられてから英会話を実際にものにしていくお話、ケネディスクール名物 のロナルド・A・ハイフェッツ教授のリーダーシップの授業の実況中継、その時、 池田さんがどう感じたかも追体験ができて非常に興味深かった。(ハイフェッツ 氏の著作「最前線のリーダーシップ」「リーダーシップとは何か! 」も良書です) 人それぞれ様々な読み方感じ方があると思います。

最後の授業 ぼくの命があるうちに DVD付き版

[ ハードカバー ]
最後の授業 ぼくの命があるうちに DVD付き版

・ランディ パウシュ ・ジェフリー ザスロー
【ランダムハウス講談社】
発売日: 2008-06-19
参考価格: 2,310 円(税込)
販売価格: 2,194 円(税込)
 Amazonポイント: 21 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 500円〜
最後の授業 ぼくの命があるうちに DVD付き版 ※一部大型商品を除く
ランディ パウシュ
ジェフリー ザスロー
カスタマー平均評価:  4.5
生きるとは?
期ガンを宣告されたランディ・パウシュ氏、 そのことすらネタにしてポジティブな講義を決行 是非、ゆっくりできる時間を取って、一人で観てほしい。  ↓続きはこちら http://johnjohn.jp/blog/jb/mkt/archives/2008/07/post-198.php 「忙しい人のための楽習塾」 利益を上げる読書術とは? http://johnjohn.jp/blog/jb/mkt/
ランディ・パウシュは生きていた。
 本書には最後の授業のDVDが付いている。まだ観ていません。その前に本書を読むのが先だった。あるいはDVDと本書が同じないようだと思ったせいかもしれない。しかし内容は全く別物だった。本書の中でパウシャ氏は生きていた。活き活きと訴えかけてきた。それが私の心をヒットした。  DVDを早く観てみたいと思います。それよりもまず感動したことを伝えたくて・・・  まだ読んでない方、私みたいに出版されて半年以上経過してから読むことになるともったいないですよ。  
誤訳で台無し:修正版が今度出るらしい
日本語版を買う前に、原著を読みました。 話している内容は感動もので、素晴らしいのですが、 日本語版では誤訳がありまして、ショックを受けました。 特に、自分のお気に入りのエピソードのところで、twelve-yearsを20歳と訳しているところにはがっかりしました。 心温まるはずのエピソードが、日本語版だけを読むと「なんでそういう台詞になるんだ?」となってしまいます。 問い合わせたところ、翻訳を修正したものがまた出るそうです。 ですから、☆2つということにしました。
素晴しい人生だ
膵臓から肝臓へと転移したガンにより 医師から告げられた余命は「3ヶ月?6ヶ月」。 彼が選んだ最後の講義は『子供のころからの夢を本当に実現するために』 夢をかなえるために、レンガの壁がそこにあるのには理由がある。 僕たちの行く手を阻むためにあるのではない。 その壁の向こうにある「何か」を自分がどれほど真剣に望んでいるか、 証明するチャンスを与えているのだ。 余命幾ばくかの人間が選ぶ題材とはとても思えない内容だが、 彼は自分がガンになることで、 残りの人生を計算することが出来きることになった。 家族との接し方や記録の残し方、 残された人生を大切に過すことが出来るようになったと述べており 考えようによっては、このような形で 自己を残しておけた事は幸福だったのかもしれません。
親から子への遺言として残す本の意味を考えさせられた。
ずっと気になっていたのだが、TVでとりあげられたのをきっかけとしてとうとう本を読んでみることにした。TVを見ていたのは妻のほうで、その妻に薦められたというのもあって。 この本は、授業の内容だけではなく、エッセイ的に子どもに遺していきたい物事への取り組み方や、考え方を追加している。 筆者の仕事での気づきや経験も多く書かれていて、家族に対しての記述だけでなく、教授として生徒にどのように接するかという思想も語られている。 この本を読んでいるともちろんフォーカスは闘病であり、家族なんだが。 それでも、家族と仕事、両方に全力を尽くして取り組んでこその人生。 子どもたちに語りかけることがあり、何かが遺せる人生なのだなぁと思った。 読み終わったら、自分の最後の授業で、僕は子どもに何を語り掛けたいか、考えてしまった。

少年にわが子を殺された親たち (文春文庫)

[ 文庫 ]
少年にわが子を殺された親たち (文春文庫)

・黒沼 克史
【文藝春秋】
発売日: 2003-03
参考価格: 720 円(税込)
販売価格: 720 円(税込)
( 通常2〜5週間以内に発送 )
中古価格: 297円〜
少年にわが子を殺された親たち (文春文庫)
黒沼 克史
カスタマー平均評価:  5
少年犯罪被害者のそばにありて
「少年の健全育成・更生のための法律」の前に、自分たちの犯した罪に対する「社会的に真っ当な」な罰を受けなかった加害者少年たちへの怒りは、犯罪の被害者遺族の方々にとり、やりきれない、救いのない、言葉にできない重い感情をもたらすものだろう。そして本来語られることもなかったのではないか。この本では、そういった方々の心情を綴るとともに、被害者・被害者家族・遺族に対しマスコミはどう関わっていくべきかについても触れられている。ゆえに、他の方のレビューにあるとおり、被害者家族・遺族の方々のために奔走し、親身になってこられたのであろう。自身の疑問や書いたことに対し、自身で答えを見出そうとした。行間からもその姿勢がうかがえる。 加害少年は、法の解釈からすれば「更生」し、人生を全うすることができる。しかしその「更生」ですら、本来なら許されるべきものなのだろうか? 死して償えとは当事者でない私には言えないが、せめてその保護者くらい反省しろよ、真向からその責任を認め、刑法で罪を償えないならそれなりの反省をもって償う方法を模索しろよ、せめて墓前で手を合わせろよ、そう憤るほど肉迫した感情をもった内容であった。 加害少年の保護者ですら贖罪しない、あるいは贖罪しないですむ方法を「弁護士」から学び、責任を逃れようとする。少年に刑法でも民法でも罪を問えないなら、せめて保護者にその責任を負わせる法律を作るのはどうだろうか? そこまで考えさせられた。 最後に、被害者やそのご遺族の無念の思いを社会へ伝え、被害者・ご遺族の気持ちのそばでジャーナリストとしても一個の人間としても真摯に向き合ってこられた筆者に、深い尊敬の念を持つとともに、哀悼する。
せめて、この本と黒沼君の事を忘れないでいて欲しい。
 著者の黒沼君は、昨年癌のため、病死しました。一生懸命、被害者の遺族の話・相談を聞いて、本人が癌で命を落とす直前まで、適切なアドバイスをしていたし、場合によっては数時間にも及ぶ相談に乗ったりしていました。彼は元々身体が丈夫では無くて、腰の骨がすべる病気や、頚椎のヘルニアに悩まされながら、必死に活動してたのだから、「もっと相談時間を制限し、場合によっては費用を貰ってもいいじゃないか」と言ったのに、そんな事の出来る人じゃ無かったのです。遺族から頼りにされ、どこにも頼めない書類を作ったり、全部自分の中に問題を抱え込んだりして。結局この本を書くための取材費や、執筆中の生活費が全部借金となって残ってしまい、返却するために無茶苦茶な方法で仕事をし、自分の命を落としてしまいました。黒沼君が病気になってから、各方面でカンパ等が行われ、皆が彼の為に動いてくれたのが、せめてもの救いです。お礼を申し上げます。
著者への哀悼を込めて
まさに、衝撃の一冊です。 私のように、悲惨な事件が起こるたびに、 「事件の背景にはきっと何かあったに違いない」と、 どちらかというと加害者目線で事件を見がちな人にこそ、 ぜひ読んでほしいと願います。 事件がいかに悲惨だったかという点以上に、 家族が、その後いかに悲惨な状況に追い込まれていくのか、 という点に力点が置かれているのが本書の特徴です。 筆舌に尽くしがたいというのは、 まさにこういう状況なのではないかと思わされます。 著書の黒沼氏は、去年、49歳の若さで病死しましたが、 彼の残したこの一冊は、 少年法を根底から問い直す一冊として、長く残ると確信します。
二重の苦しみ
タイトルどおり、少年法の庇護の下に守られた少年加害者と、被害者の遺族であるはずなのに二重の苦しみを負わされた家族について、丁寧な描写で書かれている。
少年だけでなく、最近起こる犯罪の中で「心神喪失状態」に守られてしまう加害者もいる。世相を反映して、これからもっと薬物による犯罪などは増えてくるだろう。
世論の高まりに押されるように法が改正される現状には不満があるが、それでもこの本のように真実をとりあげ、被害者の声を聞くことから一歩が始まっていくのだろう。
地味であるが、大切な本だと思う。
実録、遺族達の戦い
我が子をリンチで殺された遺族に対し、少年達の嘘、地元住民、警察、「少年健全育成」を掲げる法律などあらゆる障害が立ちふさがる

真実を知らされる事無く終わる捜査、刑事裁判
真相を明らかにしようと民事裁判に持ちこむ遺族に様々な問題や圧力が…

「殴ってる事が非常に楽しく、口や鼻から出ている血を見ると、楽しくて楽しくてしょうがなかった」という少年達の無反省な態度にも何もできない遺族の怒り

加害者少年の人権が叫ばれ、遺族の泣き寝入りさせられるという非常な現実がこの本には書かれているように思います。少年法や遺族の権利を考えるためにもよい本だと思います。


ムハマド・ユヌス自伝―貧困なき世界をめざす銀行家

[ 単行本 ]
ムハマド・ユヌス自伝―貧困なき世界をめざす銀行家

・ムハマド ユヌス ・アラン ジョリ
【早川書房】
発売日: 1998-10
参考価格: 2,100 円(税込)
販売価格: 2,100 円(税込)
 Amazonポイント: 21 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,640円〜
ムハマド・ユヌス自伝―貧困なき世界をめざす銀行家 ※一部大型商品を除く
ムハマド ユヌス
アラン ジョリ
Muhammad Yunus
Alan Jolis
カスタマー平均評価:  5
貧困のメカニズムを理解する
「世界には食料が溢れているのに、なぜ貧困がなくらならないのか」 ずいぶん前から気になっていた、こんな単純な疑問に答えてくれる人(本)に 出会いました。 この本を通じ、ムハマド・ユヌスの事業を知ることで、貧困は物理的な食料不足 によるものではなく、貧しい人たちを搾取する人の利己心と、それに隷属する 貧しい人たちの自信の喪失によるものだという、問題の本質を理解することが できます。 ユヌス教授とグラミン銀行の努力は、人を信じる力(クレジット)を事業化し、 貧しい人々が人生に対する自信を取り戻すための具体的な手段を提供する作業 だったのだと思います。 グラミンの最大の商品は、「人を信じること」。人を信じるということに これほどのパワーが宿されていると知ることは、素晴らしい経験です。
強く推薦できる、素晴らしい本。働く人、これから働く人、みんなに読んで欲しい。
ノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス氏の自伝。 問題解決を常に考え、現場で闘うというのはどういう事か、非常にクリヤーに見せてくれる。 解決すべき課題・難題も山積みなのので、読んでいて、とてもスリリングな気持ちになれる。 350P二段組という手ごわい文量なのだが、先が気になって一気に読み進めてしまう。 グラミン銀行の成功を追体験し、とても気持ちよく読書を終わることもできる。 氏の貧困撲滅に対する一見実現不可能に思えるような非常に大きなゴール設定とビジョンが、刺激的でもあった。 これから仕事を探す人、今働いている人、みんなに読んでもらいたい素晴らしい本だった。
静かなる情熱の人
バングラデシュが独立を果たした1971年、「国づくり」の理想に燃えて在米のベンガル人留学生たちは争って帰国した。すでにアメリカ人の妻を迎え、米国永住権を取得していたムハマド・ユヌス博士もその一人である。しかし、帰国してチッタゴン大学の経済学部長となった博士が見たものは、戦争で荒廃した祖国と飢饉に苦しむ農民の姿であった。祖国の絶望的な貧困を目にして、博士は自分が大学で教えている『経済学』というものが一体何なのか、悩む。アメリカで身につけた華麗な経済学の大系が急速に色褪せて見えたことだろう。そして徒手空拳、「貧しい人々に元手を貸す」というマイクロクレジット事業を創建するのである。 アメリカで約束されていた学者としての将来を捨て、チッタゴン大学学部長としての安楽な生活を捨て、そしてアメリカ人の妻とも別れるという犠牲を払って。ユヌス博士は偉大なる情熱の人である。 それほどの激しく強い情熱を裡に秘めながら、日常のユヌス博士は実に静かな紳士である。評者は博士が福岡アジア文化賞を受賞されたときに接する機会を得たが、常にやさしい微笑みを絶やさず、穏やかな話し方をする人であった。ただ博士の双眸の深くて強い輝きが、知性と情熱の深さを語っていたように思う。
貧困の世界がわかります
2006年ノーベル平和賞受賞のムハマド・ユヌスの自伝です。 普通の銀行とは違う「グラミン銀行」、世界各地に広まっている、「マイクロクレジット」がどういうものか解ります。 また、ムハマド・ユヌスがこれから何をしていきたいのかも書かれています。 本書は、貧困な世界を知り悲観するのではなく、貧困をなくすための秘訣がわかりやすく書かれています。 本書で、貧困の悲惨さを再認識しました。 その貧困の世界で、「グラミン銀行」「マイクロクレジット」がいかに役にたったのか、普通では考えられない仕組みなのに、何故成功したのかが良くわかりました。 また、今までの実績だけでなく、今後の活動内容も書かれており、これからが期待です。 ムハマド・ユヌスは第一線で活躍しており、「貧困なき世界」を目指しています。 「グラミン銀行」「マイクロクレジット」が成功したのと同様に、「貧困なき世界」が終焉すると思います。 《私は、貧困のない世界というのは、あらゆる人が生活に最低限必要なも のを自分で手に入れる能力を持つ世の中を意味するのだと考えている。 そんな世界では、飢えて死んだり、栄養失調に悩まされる人は誰もいな いはずだ。これは世界の指導者たちが何十年もの間唱え続けている目標 だが、これまで、それを実現するための手段が論じられることは決してな かった。》
お勧めです
著者は、本年度ノーベル平和賞の受賞が決まりました。 グラミン銀行に対しても賞が贈られるそうです。 簡単なことですが、平和を考えるための第一歩として、現実に行われている実践から 学ぶことには大きな意義があると思います。 昨今の状況とも合わせて、何が平和なのかを教えてくれる本だと思います。

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 更新日 2009年5月10日(日)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク

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