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アイテム一覧
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西の魔女が死んだ (新潮文庫)

[ 文庫 ]
西の魔女が死んだ (新潮文庫)

・梨木 香歩
【新潮社】
発売日: 2001-07
参考価格: 420 円(税込)
販売価格: 420 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
西の魔女が死んだ (新潮文庫)
梨木 香歩
カスタマー平均評価:  4.5
自分で考えて自分で決める
主人公のまいちゃんと 「西の魔女」こと母方のおばあちゃんとの 心の交流を描いた物語。 中学生になってまもない頃、 あることがきっかけで学校へ行けなくなった主人公は、 田舎でスローライフな暮らしをしている英国人のおばあちゃんのもとで、 しばらくの間一緒に過ごすことになります。 ワイルドストロベリーのジャムを作り、 毎朝産みたての鶏の卵を取りに行き、 庭で育てているハーブをちぎって料理を作る。 シーツやタオルを綺麗にたたんで収納する。 毎日きちんとベッドメイクをして、食事を摂って、 早寝早起きをする。 そんな生活=魔女修行をするうちに、 朝食も食べられず、早起きすらもできなかったまいちゃんは、 自分の意思で自らの生活を変えていけるようになります。 このお話での【魔女修行】とは、 その人が持つ素質を伸ばし、アンテナの張り方を覚えること。 自分で考えて自分で決めるということ。 簡単そうに見えて簡単ではないけれど、 難しそうに思えても決して難しいことではないことを 日々積み重ねていくこと。 やがてまいちゃんは、両親との日常に戻って行きます。 ふとしたことから抱えてしまった おばあちゃんとのわだかまりを溶かしきれないまま***。 そしてそのまま再び顔をあわせることもなく おばあちゃんは亡くなってしまいますが、 彼女の魂は最期に、まいちゃんの心を救いました。 清々しくあたたかい空気が流れている作品です。
愛される喜び
庭園やジャム作りなどの、日本じゃないような美しい情景描写。 その世界にいつのまにか入りこんでしまう。 ラストは号泣という感じではないけど、 じんわり泣けた。 誰かに愛される喜びを感じられる本。
シロクマも居たい場所を選べばいい
ナチュラルに、英国人の祖母と、クォーターの孫の夏休みの生活という感じで楽しんで読めました。 スピリチュアルな生活をしているお祖母さんの素朴な魔法修行に、魔女修行も人間修業なんだなと妙な納得感はありました。 お母さんと、お父さんの現代人的な感覚も、嫌らしい感じに描いていないのが好感が持てました。 お母さんと、お祖母さんが、過去に衝突していて完全には和解していない感じも、嫌に感じませんでした。 普通こういうドロドロした感じになりそうなところをさらりと書くところがうまいなぁと思います。 途中でまいがつぶやくように、おばあちゃんの思う方向に誘導されているように感じるところが若干気になりました。 そんなことも感じさせないような、もっと泰然として俗世を超越したような存在と描いた方がお父さん、お母さんの印象と対比がくっきりしてもっと印象に残ったのかなと思います。 もっと話の印象をくっきりさせてもよかったのにという意味で3点です。 ラストシーンは綺麗で気がきいていて好きです。
内容が薄い
映画化もされてということで手に取ったこの本。 いわゆる「おばあちゃん文学」の一つであると思います。 過去から現在へ連綿と続く精神・魂の継承、 生とは何ぞや、死とはなんぞやということを考えさせられる一冊だと思います。 草花など綿密な取材と知識の下に書き上げられたことがひしひしと伝わってきますが、 いかんせん、おばあちゃんの話の内容が薄っぺらい。 言われることは至極当然のことがほとんどで、 (もちろん、日常では忘れ去られているというテーマからずれることなく仕上がってはいますが) 「亀の甲より年の功」という感じがいまいち出ていません。 おそらく、おばあちゃんがイギリス出身の異国人であるというところも影響しているでしょう。 収録されている「渡りの一日」も、魂の継承というテーマからずれている気がしていまいち読後感がありません。 「おばあちゃん文学」というジャンルにくくるのであれば、幸田文さんがお書きになられた 「きもの」の方がずっと奥が深く、内容があるとおもいます。 「顔のしわに刻み込まれた人生経験」がにじみ出てくる一冊だと思います。
愛に溢れた…
不登校、孤独感、死に対する恐れ。 主人公まいの悩みは、年齢、性別あらゆる垣根を飛び越えて、 誰もが共感できるものではないでしょうか。 そしてそんなまいに贈られるおばあちゃんの深い愛。 この物語には、おばあちゃんの、そして作者の、愛が溢れています。 生きる歓び、幸せ、それを思い出させてくれる。そんな作品です。 読んで本当に良かった。

ミレニアム2 下 火と戯れる女

[ 単行本(ソフトカバー) ]
ミレニアム2 下 火と戯れる女

・スティーグ・ラーソン
【早川書房】
発売日: 2009-04-02
参考価格: 1,700 円(税込)
販売価格: 1,700 円(税込)
 Amazonポイント: 17 pt
( 通常2〜5週間以内に発送 )
中古価格: 1,280円〜
ミレニアム2 下 火と戯れる女 ※一部大型商品を除く
スティーグ・ラーソン
カスタマー平均評価:  5
『2』の方がより傑作
オリジナルは2006年リリース。邦訳リリースは2009年4月15日。今は亡きスティーグ・ラーソンの『ミレニアム』第二作。第一作の『ドラゴン・タトゥーの女』を既読の人でこれを手に取らない人は、まずいないだろう。本作は『主役』リスベット・サランデル中心にストーリーが展開する。正に、リスベット・サランデルの魅力満載となっている。 この下巻になるとストーリーの展開は正に『ジェット・コースター』で、読み終わるまではとても眠れない面白さだ。リスベット・サランデルの映像記憶能力ではないが、筆者は『映像写実能力』が極めて高い。まるで映画を観ているように読んでいる気がした。一般的に『2』の場合『1』を再構成して、続きを作る場合が多いがこの作品の場合既に『1?3』を俯瞰したカタチで作られているな、と思った。 トマス・ハリスより怖くて、ジェフリー・ディーヴァーよりジェット・コースター。この『2』は映画化された『1』をも凌駕する大傑作だ、とぼくは確信した。

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 下

[ 単行本(ソフトカバー) ]
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 下

・スティーグ・ラーソン
【早川書房】
発売日: 2008-12-11
参考価格: 1,700 円(税込)
販売価格: 1,700 円(税込)
 Amazonポイント: 17 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,197円〜
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 下 ※一部大型商品を除く
スティーグ・ラーソン
カスタマー平均評価:  5
スウェーデンの真の姿が見えた
オリジナルは2005年リリース。邦訳は2008年12月10日リリース。この邦訳、まずフランス語版から邦訳し、原書と照らし合わせて修正を加えるという方法で実施されたらしい。実にユニークだ。作者のスティーグ・ラーソンについてググッてみたが(この作品の中でも主人公の名探偵カッレくんが愛用のiBookでググる場面が出てきて笑った)、未だウイキペディア日本にも項目が現在無いようだ。これは意外。予想だが来年の今頃に大騒ぎになっているだろう。『ダ・ヴィンチ・コード』の時もそうだった。よくよく巻末など読んでみると、スティーグ・ラーソンは既に心臓発作で2004年11月に享年50才で亡くなってしまっているようだ。 ストーリーが実に映像的だ。そして面白い。どんどん惹き付けられる。面白い小説とはどんなものだろうかと、つらつら考えてみるとやはりそれはストーリーもさることながら、魅力的なキャラクタの創造に他ならない気がする。複数の魅力的なキャラクタが有機的・必然的に面白いストーリーを創り出してくれる、のだろう。 その点この小説に登場するリスベット・サランデルは完璧だ。 スウェーデンの真の姿をさらけ出し、コンピュータにもネットワークにもマネー・ロンダリングにも強く、タックス・フリーなケイマン諸島グッズも知り尽くしている。そういう作家が現れたことが嬉しい。
あらゆる要素が盛りこまれた、エンターテインメントの白眉
全世界で800万部以上を売り上げたという、スウェーデン発驚異の三部作の第一部。この第一部は、スカンジナヴィア推理作家協会が北欧5カ国で書かれたミステリー最優秀作に与える「ガラスの鍵」賞を受賞している。 大物実業家の暴露記事を書いて、名誉毀損で有罪となったジャーナリストのブルムクヴィストは、ある老富豪ヘンリックから奇妙な依頼を受ける。36年前に失踪して、殺されたかもしれない兄の孫娘の事件を解明して欲しいというのだ。スウェーデン中部の島を訪れた彼は、ヘンリックからの条件を受け入れ、調査を始める。 上巻は、三部作にも及ぶ大部の物語の冒頭となるだけに、おびただしい老富豪一族の歴史や、ブルムクヴィストともうひとりの主人公であるリスベットのそれぞれのエピソードなどがいささか冗長に進行してゆくが、下巻に入り、ブルムクヴィストとリスベットが出会うあたりから、一気にページターナーの様相を呈してくる。 そもそも、「事故により閉ざされ、大きな密室と化した孤島からの人物消失」「死者からの贈り物」「暗号解読」「1949年からの過去の謎の連続殺人」「見立て殺人」「富豪一族の歴史と闇と確執」「主人公の危機」「驚愕のサイコパス」と、謎解きミステリーとサスペンスの素材がてんこ盛りなのである。 彼らは、過去の資料を舐めるように洗い直し、些細な証拠から手がかりを見つけ、足を使って調査するというオーソドックスな捜査と併行して、最新のコンピュータ技術をも用いて真相に肉薄してゆく。 さらに、この物語は、なるほど著者ラーソンが雑誌ジャーナリズムの出身だけあって、ブルムクヴィストの声を借りて金儲け至上主義者を糾弾し、現代スウェーデンの翳の部分を指摘する社会派小説でもある。また愛と復讐の物語でもあり、狂気と血にまみれた歴史悲劇小説としての側面も持っている。 ともあれ本書は、あらゆる要素を盛りこんだエンターテインメントであり、その壮大なスケールは、第二部、第三部と進んでゆくことにより、読者の前に現れるのだろう。

永遠なる時の恋人 (二見文庫 ウ 7-2 ザ・ミステリ・コレクション)

[ 文庫 ]
永遠なる時の恋人 (二見文庫 ウ 7-2 ザ・ミステリ・コレクション)

・J. R. ウォード
【二見書房】
発売日: 2009-04-20
参考価格: 1,050 円(税込)
販売価格: 1,050 円(税込)
( 在庫あり。 )
永遠なる時の恋人 (二見文庫 ウ 7-2 ザ・ミステリ・コレクション)
J. R. ウォード
カスタマー平均評価:  5
泣きました!
前作が面白かったので待ってました!!って感じで発売日にいそいそと購入。 ちょうど旅に出るところだったので持って行きました。 新幹線の中にも関わらずうるうるしちゃったくらいです。 まず色男レイジの意外な素顔。心が痛いくらいの献身的、自己犠牲的愛情 「愛する」とはこういうことだ・・・と思いました。 「けもの」にもかわいいところがあったりして・・・・・。 パラノーマル好きにはたまらないシリーズですね!
思わず涙うるうる
前作を読んでから、ずっと発売を楽しみにしていました。その期待を裏切らず(むしろ期待以上に)どきどき、はらはら、胸がキュンとなる作品でした。レイジの一途な愛、メアリの弱さと強さ(フュアリーに「女傑」と評されるほどです。)、そして意外にかわいいレイジの背中の・・・と魅力満点の登場人物たちです。大満足の一冊でした。早く次回作が読みたい!!
甘く切なく
前作から3ヵ月。ブラックダガーが共同生活をしているところから始まります。ハリウッド俳優も真っ青のレイジは、女漁りが酷く、怒ると手がつけられない..これだけ聞くと、一見享楽的なやんちゃ坊主ですが、その実、呪いから身のうちに獣を飼い、やむにやまれぬ理由を抱えています。 そんなレイジが出会ったのが、メアリ。メアリの優しさや強さ、そして何よりその心を癒す声に、あっという間に惹かれていったレイジは、真っすぐにメアリに迫って行きます。 一方、平凡で、病を抱えるメアリは、どんな女性をも惹きつけるレイジが自分を口説いてくることが信じられません。 駆け引きもなく正直なレイジが、メアリに信頼してもらえず時に傷つきながらも、メアリを守り抜こうとする姿や、ブラックダガー兄弟団に巻き込まれて行きながらもその包容力で対していくメアリが切なくなります。このシリーズ、強面のヴァンパイアが実は相当に純粋で、正に「ナイト」だなと感じます。 あの恐ろしげなザディアスの内面も少し明らかにされ、次作への期待も大です。

プリンセス・トヨトミ

[ 単行本 ]
プリンセス・トヨトミ

・万城目 学
【文藝春秋】
発売日: 2009-02-26
参考価格: 1,650 円(税込)
販売価格: 1,650 円(税込)
 Amazonポイント: 16 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 890円〜
プリンセス・トヨトミ ※一部大型商品を除く
万城目 学
カスタマー平均評価:  4
やっちまったなぁ!
非常に面白くない。ホルモー、鹿男のわくわく、どきどき感がない。最初から連載の枚数が決まっていたためか、重要でない説明文が多く、リズムに乗れない。 全ての登場人物の心理描写が不足しているので感情移入不可能。 せっかくアイデアは面白いのに残念。タイトルから行けば、日本国と大阪国が戦争してプリンセスが活躍するようなストーリーの方が面白い。 この内容ならタイトルは「三匹の会計調査官」ですよ。次回作に期待します。
あまり、、
お友達から勧められました。 最後まで読みましたが、だいぶ現実離れしていて 途中でどうでもよくなってしまいました。 人はいろんな考えを持っていて、一筋縄でいかないもの。 20万人もいれば、同意しない人が千人くらいはいるだろうに。 動画サイトに投稿する人もたくさんいるはず。 松平は、群衆の前で貫いて欲しかった。
大阪国の人々=真田父子の生き方に通じるもの
本作品は万城目 学氏の前作『鴨川ホルモー』『鹿男あをによし』と比較すると、奇抜さや不可思議さのインパクトはそれほどないと思います。前作の舞台となった京都、奈良ファンタジーの大阪版という視点から読むとおそらく期待を裏切られるのではないでしょうか。 しかし、お上や権力を極端に嫌い、総じて庶民的な「大阪人的気質」がいったいどこに由来しているのか。 歴史上、豊臣方についた真田信繁(=真田幸村)が大坂冬の陣・夏の陣を通じて強大な勢力を誇る徳川家康を相手に、討死覚悟の上で武士道と義の精神を貫いて家康を追い詰めたことはよく知られていますが、本作中で国家権力や東京(江戸)を徳川方に、対する庶民性を軸とする大阪(大坂)を豊臣方に置き換えると、作者の意図するところが垣間見えてくるのではないかという気がします。 特に本作中で主人公父子の姓が「真田」など登場人物の名前の多くが戦国武将からとられており、史実の上で真田信繁(幸村)が父昌幸の精神を受け継いだように、作中「大阪国」の人々も父子の伝承を通じて豊臣家の末裔(ここでは王女)を守ることで、少なくとも精神の上では国家権力や東京中心主義に対峙して現代に至っているのではないかと…。そんな視点から読むと、大阪人気質そのものが万城目ワールド独特の歴史小説としてその中に取り込まれ、前作とはまた違った意味で面白さが感じられると思いました。なお、主人公の少年(少女?)が有する両性具有の設定については意味するところが今もよくわかりませんが。
荒唐無稽だが「大阪」らしい物語
荒唐無稽な話なのですが、「大阪」と言う土地柄を十分に生かしきった作品になっています。 実際、空堀商店街の人たち、もっと大きく言えば「大阪国」の人たちは、イメージ通りの「大阪人」です。 それだけこの話が「大阪」と言う町に密接に繋がっており、それ以外の町ではとてもこの物語はなりたたなかったでしょう。 テンポが今まで程良くないという批判もあるようですが、それだけ登場人物がしっかりと描かれており、短い段落で区切られた物語が、読む者をどんどんクライマックスへと追い込んできます。 最初から最後まで、大いに楽しめる作品でした。
読んでるそばから頭の中で勝手に映画化していました。
初めての万城目学の本。今話題の「鴨川ホルモー」を読む前に、新刊の「プリンセス・トヨトミ」を先に読んでしまいました。冒頭いきなり、東京駅を新大阪に向けて発車する新幹線の中の3人の検査官のキャラが強くて、思わず頭の中でキャスティング。副長の鬼の松平は、吹越満がいいと思ったけどやっぱり柳葉敏郎かも。めちゃくちゃ頭とスタイルのいい旭ゲーンズブールは土屋アンナにやってもらいたい。鳥居は、ドランクドラゴンの塚地しか思い浮かびません。そして、私の頭の中にはまだ映画化されてもいないこの作品の映像が鮮明に映し出されるのです。狭い路地をいくつも抱えた空堀商店街の片隅に建つレンガ色のレトロな長濱ビルも、毎朝、似合わないセーラー服姿の奇妙な男子(?)中学生が手を合わせる巳さんも、真っ赤にライトアップされた大阪城も、まるで映画を観ているように、目の前に浮かび上がって来ました。そして、終盤、こういう荒唐無稽な話は、なんだかな?とはぐらかされた気持ちがして読み終わることが多いのですが、この本には、大阪人の男と女について実に深い観察眼があり、なるほどな?。だからこの男の子の設定も、そういうことになってたのか?と伏線がつながり、すべて府に落ちてすっきりするのです。実際の映画化の話も近い将来ありそうですが、キャスティングがとても楽しみです。

春にして君を離れ (クリスティー文庫)

[ 文庫 ]
春にして君を離れ (クリスティー文庫)

・アガサ・クリスティー
【早川書房】
発売日: 2004-04-16
参考価格: 693 円(税込)
販売価格: 693 円(税込)
( 通常2〜5週間以内に発送 )
中古価格: 1,518円〜
春にして君を離れ (クリスティー文庫)
アガサ・クリスティー
カスタマー平均評価:  4.5
今までのアガサクリステイの最高傑作
アガサの推理小説はポアロも、ミス・マープルもそれ以外も読んできた私だが、この作品は「怖い」殺人事件があるわけでない。しかし、子育ての終わった3人の子の母が5日間、砂漠のど真ん中の駅の宿舎で足止めを受けた偶然のために、明らかになっていく「恐るべき家族の虚像」愛とは何か?恐るべき勘違いではないか?平穏無事と思っていた人生がリアルタイムで「全然平穏無事」でなかったことが明らかになる。気が付いた夫人はイギリスに帰って、どうするか?長女に会い、夫に会う。砂漠で気づいた自分か?元の自分か?どっちを選んだのか?その結果、妻はどうなり、夫はどうなるのか?家族は? 最後の最後までハラハラで読みました。 砂漠での半ば自殺未遂のような放浪までした妻の取った最後の態度とは? 世の古今東西を問わず、普遍的な問題だったと思う。 臨場感があって「怖い」、そして極めて現代的な問題を扱っている。読んだものすべてが、何らかの感想を「持たざるを得ない作品」であるところがすごい。 アガサをただの推理小説作家を思っていた私が浅はかだった。 この作品に引き込まれていくのは「そして誰もいなくなった」以上だ。 読めばわかると思う。表紙の絵もなかなかいいと思う。 アガサの最高傑作だと思う。「アクロイド殺し」よりすごい作品だ。出あえてよかった。
ミステリーではない怖さ
ポアロやマープルのシリーズをある程度読んだ後に手にした作品でした。 ミステリーじゃないので迷ったのですが、思わせぶりなタイトルに惹かれ。 最初は波がなく退屈そのもので「失敗したなぁ」と思ったのですが、 半分を過ぎるあたりからは一気読みでした。 身近な筈の家族が、実は深く恐ろしい葛藤と欺瞞を生む温床になるとは…。 人間なので熱しも冷めもしますが、 その残酷さを実に美しく完璧な形で読まされた、という感じです。 “彼”の最後の言葉――凍りつきます。
他人に重ねて読んだが、実は私のことなのかも知れない
毒親の話。毒親が自分を見つける話。ときいて  「それはさぞや胸がスカッとするだろう」 と読み始めました。 しかし、いやぁ、深い。 「親の価値観」を「あなたのため」だからと押し付けてくる親。 「ああ、いるよねー」「うちの親もこれあるある」と読んでいましたが …これは、自分のことなのかもしれない。 今はそうではないかもしれないけれども将来そうなるかもしれないのでは ないか?夫に、友人に、実はこんな迷惑をかけたりしてるのでは ないか? 深く自省することを「うつっぽい」と表現し、そういった 自分にとっては気持ちよくないテーマから逃げていたことを反省した。 今はこの小説をまだ受け止めることができた。 でも10年後、20年後、いつか「この主人公がどうしてみんなに憐れまれているのか わからないわ」と思うときが来るかもしれない。 その時、私は主人公と同じ状態になっているのだ。 自分の状態を判断するために、この本は本棚に入れておこう。 同じ本は2回読まないが、この本は何度も読みたい。いや、読みたくなくても 読まなくてはいけない、と思った。 子供はまだ小さいわ、とか 子供どころか独身ですけど?という あなたももしかして「友達から」クスっと笑われてることがあるのかも しれないですよ。怖い怖い話でした。
小説としてのひとつの完成形
本書の話を女性特有のものとして扱って欲しくはない。 男だって、来し方を振り返るときは多い。 でも、こういう振り返り方って、ちょっと欝っぽい。 もし自分がこういう風になったら病院いくかも。 怖い本だと、私は思う。 小説としてのひとつの完成形を見たような気がする。
押し付けの愛?
人を愛するということは その人の人生をも左右すること? 幸せの価値は人それぞれ。 あの人 気の毒だなーと思っても その人にとっては幸せだったりする。 相手に良かれと起こした行動も 疎まれきらわれたりする。 いつの時代も 難しい問題です。 考えさせられる 作品です。

アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)

[ 文庫 ]
アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)

・伊坂 幸太郎
【東京創元社】
発売日: 2006-12-21
参考価格: 680 円(税込)
販売価格: 680 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 140円〜
アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)
伊坂 幸太郎
カスタマー平均評価:  4
頑張る ポスト村上
だいぶ良くなりました。 ただ、これだけネタがあるなら、あと2倍は膨らませて欲しい。 コピーの域を脱していないと感じます。
読みやすい小説
2年前に起きたペット連続殺害事件 その事件を現在と2年前の二つの視点から 描いたミステリー小説 2年前と今という2つの視点のかわるがわる によりテンポよくストーリーが進んでいく そして、最後に意外な真実が・・・ 一日でサクッと読める小説でした。
構成は良いけれど・・・
友人に勧められ、初めて読んだ伊坂幸太郎作品。 この作品は、「2年前」と「現在」の2つの時間軸によって描かれています。 そのうち過去が現在に追いついて、時間軸が交わり、一本に統一されるのかと思いきや、ずっと「2年前」と「現在」の時間軸は平行したまま物語は進んでいきます。 最後まで読まないと、過去と現在の繋がりが見えてこないので、先が気になり、一気に読んでしまいました。 「2年前」の物語の登場人物と、「現在」の物語の登場人物は、共通している人もいれば、いなくなってしまった人も・・・。 その、過去と現在の繋がり=「2年前」の物語の登場人物が「現在」の物語でどう存在しているか、ということが、この作品のミステリーの核となっている部分であり、オチというわけです。 過去と現在がどう繋がっているのか察知させない、先の見えない謎めいた描き方は、物語の構成に面白さを感じさせてくれました。 ただ、私はこの作品を読みながら、ずっと違和感を感じていました。 というのは、ミステリー要素や構成力は別として、登場人物に全く感情移入ができず、そういった意味で作品を楽しむことができなかったからです。 「2年前」と「現在」に登場する人物の、そのほとんどが、あまりキャラが確立されてはおらず、ただ台詞が並べられているだけのような、上っ面しか見えないようなもどかしさがありました。 唯一特徴的なキャラである「麗子さん」も、彼女の言動に逐一、無表情だとか、無感情だとかという一言が添えられていて、彼女の描き方がわざとらしすぎて、上滑りな印象を受けました。 どのキャラクターにも現実味が感じられず、感情移入できないために、引き込まれるような面白さが足りなかったように思います。 とはいえ、構成自体は十分楽しめると思いますので、ミステリー好きの方には良い作品かもしれません。
ボブディラン!
大どんでん返しーDVDより本がおすすめ!最後よかった('―`)
初めての伊坂作品
しばらくぶりに本を読もうと思い、本屋へ行ってみました。 伊坂幸太郎は面白い、という評判は聞いていたし、それじゃ読んでみようかな、と軽い気持ちでこの本を手に取りました。 読み始めたら、しばらくぶりの読書なのに全然抵抗感なく、するすると読める。 二年前の出来事と現在の出来事が交差して、どんどん続きが読みたくなる。 面白い!!・・・とワクワクしながら久々の読書を楽しみました。 でも、後半はだいぶ先が読めてしまったのと、爽やかな文体に騙されそうになるけどけっこう後味が悪いのがちょっと残念。 あと、構成面で貫井さんの「慟哭」を思い出しました。 あれも最後辛かったなぁ・・・・。

同居生活 (ライムブックス リ 1-16)

[ 文庫 ]
同居生活 (ライムブックス リ 1-16)

・リサ・クレイパス
【原書房】
発売日: 2009-04-10
参考価格: 940 円(税込)
販売価格: 940 円(税込)
( 在庫あり。 )
同居生活 (ライムブックス リ 1-16)
リサ・クレイパス
カスタマー平均評価:  4
まあまあ・・・
正統派のロマンス小説です。 各キャラクターの設定が好みではなかったためか、 あまり感情移入できず、淡々と読み終わってしまった本でした…。 基本的にヒーローとヒロインの心理合戦が描かれていますが、 イギリスの貴族社会の因習でヒロインが苦悩するシーンが多く、 文化的に共感し辛いです。 前夫へのヒロインの想いも重要な要素ですが、 この前夫がさほど魅力的とも思われない…。 翻訳は上手で、違和感なく読めましが、 私には合わない作品でした。
ヒストリカル同居生活
ヒロインは子持ちの未亡人。愛する夫と死に別れ、彼のことが忘れられず三年経っても喪に服す貞淑な女性です。 夫の兄弟の家に住み、特に不自由もなく安穏とした日々を過ごす彼女ですが、久しぶりに出た舞踏会で荒々しい魅力を放つヒーローと出会います。 そして後日、なんと彼から住み込みの家庭教師になってマナーを教えてほしいと頼まれたヒロイン。 ヒーローは貧しい暮らしからその才覚によって財産を築いた大富豪。貴族社会に受け入られるよう洗練されたマナーを身につけたい・・・、というのは建前で、実は舞踏会でヒロインに一目惚れした彼は、家庭教師という役割で彼女との同居生活を画策したのです。 果たして彼らの同居生活はどんな展開を迎えるのか・・・、亡き夫の存在に悩まされる二人の心情が見所です。 作品全体としては落ち着いたムードの作品。悪人も出てこないので、命を狙われたり、誘拐されたりというドタバタはありません。 しかし落ち着いてるといっても決してダルさを感じたりはせず、むしろ二人の心理描写を読んでいると別の意味でドキドキさせられます。 最後にちょっぴり切なくて泣けるシーンもあったりするので、知らず知らずのうちに一気読みでした。 リサ・クレイパスならではの安定した面白さがあるので、購入しても失敗が少ない作品だと思います。

パズル・パレス 下 (角川文庫)

[ 文庫 ]
パズル・パレス 下 (角川文庫)

・ダン・ブラウン
【角川グループパブリッシング】
発売日: 2009-03-25
参考価格: 660 円(税込)
販売価格: 660 円(税込)
( 通常4〜5日以内に発送 )
パズル・パレス 下 (角川文庫)
ダン・ブラウン
カスタマー平均評価:  3.5
大どんでん返し
購入してから上下で約2週間程で読了。インターネット関連の言葉が出てきて分かにくかったりしますがそれを除いても面白いです。今迄、ダンブラウンの作品の天使と悪魔やダビンチコードを読んでみましたが途中で投げ出した過去があって今回どうかなと思いながら読みました。後半はアクション映画のように手に汗握る展開です。あと大どんでん返しもあります。じゃあ何故☆3つかというとタンカドに関しては納得できない部分があったので厳しく採点して☆3つです。
予言の書!!??
文庫化まで待った甲斐がありました。 前置きが長くなってしまったけれど、 国家の安全保障や個人のプライベートのブログまで、多岐に渡るありとあらゆる情報がネット上にある。 それを取り締まるのって、難しいんだろうなぁ。 もともとネットは軍事目的だったわけだから、「安全性」なんておかしな話だ。 ダン・ブラウンによる、処女作。 ダ・ヴィンチ・コードを読んだ人なら、どんでん返しはあるものの、すぐに察しがつくはず。 誰が本当に悪いやつかも、すぐに分かっちゃう。 推理力のない私でも、パス・キーは5分前に解明できたしね。 日本人が数人、登場します。 名前が微妙すぎて、全然分からないし。 それよか、いつの時代の話なんだろう? 最近(1990年代)?、それとも戦後すぐ…ではないのかな… 読み方が足りないせいか…

ラッシュライフ (新潮文庫)

[ 文庫 ]
ラッシュライフ (新潮文庫)

・伊坂 幸太郎
【新潮社】
発売日: 2005-04
参考価格: 660 円(税込)
販売価格: 660 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 198円〜
ラッシュライフ (新潮文庫)
伊坂 幸太郎
カスタマー平均評価:  4
今の時代の空気感
伊坂作品をはじめて読みました。 ストーリーもトリックも、時系列がだんだんつながっていくのも とても面白く、ページを夢中でめくっていたという感じです。 バラバラ殺人とか、登場人物がみんなそれぞれにエキセントリックだったりとかで 「ありえない話」なんだけれども、それぞれの台詞とか、考えていることは ありえない話ではなくてむしろ現実的で、それをそのものずばりではなくて 寓話的な話で現代の空気感を表現している気がして、やっぱり作家ってすごいなと 思いました(笑)話の中に「神」を登場させているのもすごく良かったです。 何がどう良かったのかはうまく説明できませんが・・・ 謎解きを楽しみながらときどき立ち止まって考えさせられました。 単なるミステリーではないと思うので、また読み返してみたい本です。
純粋に楽しめる人は読める
この物語は確かに「何がしたいのか」と言われれば明確な理由は無いのかもしれない。でもそれでいいと思う。伊坂幸太郎作品のはミステリー大好きな、厳しい人間にはオススメ出来ません。(というかミステリ好きは何にしても厳しい気がしますが…)何事も単に楽しめる人、伊坂作品にもっと触れてみようって方にオススメ。僕は傑作だと思います。
伊坂作品を初めて読む人にはちょっと難しいかも
私はこの本で伊坂作品3作目でした。 最初に読んだのが「アヒルと鴨のコインロッカー」だったので、 その時は彼独特の手法に「???」だったのですが、 この作品はそれをふまえてたからなのか、とても入り込みするすると読めてしまいました。 近い内に映画化されるという事なので、どんな風に映像になって現れるかが楽しみです。
そんなに…?
ラッシュライフ (新潮文庫) 「すっごく面白いから!」と勧められたものの… …すぐにトリックわかっちゃったんですけど。涙 むしろ、トリックがわからない人がわからない! あとはひたすら自分の推理の確認作業。。。 トリック抜きにしても、そこまで読み応えのある作品とは言えないような。 ミステリなのに説教臭さやカッコつけてる感じがあるところもあまり好きではないです。 伊坂氏の作品は、それが一種のウリだとも思うのですが、だんだん食傷気味というか…。 でも、ラストに救いがあるところは好感持てます。 てことで、☆2。
一人の物語⇔一つの人生
既に"新進気鋭"ではなく、有名人気作家の仲間入りをしたといえる伊坂幸太郎。 「ラッシュライフ」は単行本としては新潮社から2002年7月に、文庫としては新潮文庫で2005年4月に出版された。【著者ファンサイト『無重力ピエロ』より】 伊坂の作品は相互間リンクしていることで知られていますが、本書も例外ではありません。たとえば、本作品の登場人物の一人である黒澤は「重力ピエロ」で泉水に雇われる探偵として登場しますし、他にも高橋と彼が率いる宗教団体の事が他作品でも述べられていたり、河原崎の父親が話す「動物園のエンジン」(「フィッシュストーリー」に収録)の事など、いろいろなリンクが作品中に散りばめられていて、伊坂ファンになった人はこれを回収するのが楽しみの一つでしょう。 もちろん、それは伊坂の作品を数多く読んでからの楽しみであって、伊坂作品を初めて手に取る人からしてみれば、「ラッシュライフ」自体の面白さはどうなんだ!とか、先に他の伊坂作品を読んだ方がいいんじゃないか?という疑問があるのは当然だと思います。 結論から言いますと、「ラッシュライフ」単体でも十分楽しめる作品となっています。複数の登場人物の視点から語られる"だまし絵"(一方を見れば他方が見えなくなる)の如き寓話、ウィットに富んだ会話、清潔な倫理観…読後感は爽快そのものです。 一度読んだだけではもったいないです。寧ろ2度目に読んだときの楽しさが素晴らしい。複数視点だからって彼らが同じ時間軸にいるとは限りません。ストーリーの全体像を把握してから読めばきっと面白さは増すはず。ぜひ伊坂作品を手に取ったことの無い方はこの作品から読んでみてはいかがでしょうか。別に出版順に読んでいかずとも、作品自体の面白さは全く変わりません。気軽に、面白いと思ったものから読んでいけばいいのです。それが、娯楽というものです。

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 更新日 2009年5月10日(日)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク

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