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[ 単行本 ]
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仕事は楽しいかね?
・デイル ドーテン
【きこ書房】
発売日: 2001-12
参考価格: 1,365 円(税込)
販売価格: 1,365 円(税込)
Amazonポイント: 13 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 199円〜
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・デイル ドーテン ・Dale Dauten
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カスタマー平均評価: 4.5
超自己啓発 超自己啓発といった感じ。
世の中には、小さいリスクで何度でも挑戦できる分野がある。そういう分野で人とは違うこと、昨日の自分とは違うことをやり続ければいい作品を作り上げることができるだろう。
大きな目標を小さなステップに分けて達成していく、というのが従来の成功法則だと思う。しかし本書の主張はまるで違う。とりあえず興味のあることを始める。目標が変わってもかまわない、寧ろ変化を期待しながら試行錯誤を続けることをよしとする。
人はいつか死ぬ。その中で何かを達成したいとは誰もが思う。だからこそ興味のあることをやる。そして、先人と同じ方法で同じ作品を作りたいと思う人間などいない。もちろん、先人と同じ水準にとどまっているなら成功はない。だからこそ試行錯誤を続ける。その結果、まったく新しいものができあがる。これは生きがいそのもだ。
本書を読んだら「ちょっとした工夫で人より効率よく仕事ができる」とか「ラクに儲ける」というようなテクニックには魅力を感じなくなる。自分なりの思考錯誤を続けることで、自分の作品を作り出すことこそ、楽しいし達成感があるものだと思った。 自己啓発の本を読みすぎた人に 自分の夢とかなりたい物まで、「?でなければならない」とか「?しなければならない」とか「?だったらいいなぁ」というような気持ちで自分の夢やしたい事、欲しいものを考えたりしていた私には一読以上の価値はありました。
いろいろ自己啓発の本を自分に言い聞かせるように読んできて、少し凝り固まってきた私の脳みそを柔らかくしてくれました。他の自己啓発の本がこの本より劣っているとはいいません、むしろ自己啓発の本をたくさん読んできたけど、少し何かが足りないと思った人が、この本をサプリメントとして読むのにふさわしいと思います。そうすると、今まで読んだ自己啓発の本を読み返したり、思い出した時に、新たな知見を与えてくれると個人的には思います。
私にとっての新たな知見というと、例えば一週間の計画を立てる時、私の場合は、数時間空白の時間を持たせて「想定外の問題」が発生したらそれに対処する時間として割り当てたりしていました。この度、その呼び方を変える事にしました。「想定外の問題」から「大きなチャンス」へと。そうすると、「想定外の問題」に対応する時間が、「大きなチャンス」に対応する時間にかわります。
この事をこの本は私に気づかせてくれました。 新しいものがウケる, ということは分かるが, 人は誰しも新しい物好きの傾向があると思う.
新しいものには, 誰でもある程度興奮する.
ただ, 問題なのは, 新しいものを「誰かが」持ってきてくれることを
期待しすぎる, ということだ.
テレビにしても, 他のメディアにしても.
この本では「新しいもの」をどのように自分で見つけ出し,
見つけ出すことを継続するか, ということがテーマになっている.
うーん. 実際に役に立つかは疑問がのこる.
仕事の真実をついているのかもしれないが,
成功者の成功談をパッチワークにしただけという感じもする.
きっと本当に新しいことは, 人の一生の間で, そんなに起こらないのではと思う.
(そのような考えを捨てることをこの本はいっているのだが).
この本でも自分のチャンスに対する「貧乏性」を払拭することはできませんでした.
一応目を通す価値はあるのではないかということで, 星4つです.
乗りやすい人なら, ポジティブに読めるでしょう. 人生が楽しくなる! 「明日は今日と違う自分になる」
この本を読んだのは何年も前で、特にこの言葉を意識してませんでしたが、自分が成長するのにいいと思ったことはすぐに実行して来ました。
そうしてるうちに楽しく、だんだんと幸せになって来ました。
目標を立てるマンネリの人生より楽しいことを次々試せばいい。
読んでほっとする本です。 独創性とチャレンジ精神 少し抽象的な表現が多いですが良書です。
世の中に失敗なんてない。何度も成功するまでTRYすればよい。たとえそのとき負けても人生に影響を与えるような重大な取り返しがつかない失敗なんてほとんどない。だったら何度も試行する人がトク!!!
会社で働く姿勢を変えさせてくれた大切な1冊です。
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[ 単行本 ]
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f植物園の巣穴
・梨木 香歩
【朝日新聞出版】
発売日: 2009-05-07
参考価格: 1,470 円(税込)
販売価格: 1,470 円(税込)
Amazonポイント: 14 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,200円〜
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・梨木 香歩
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カスタマー平均評価: 3.5
記憶の地層を巡る物語 梨木さんの作品の中では、「家守奇譚」と「沼地のある森を抜けて」に近い印象。なので、「西の魔女が死んだ」のように、あたたかく爽やかな読後感を期待すると少し驚くかも知れないですね。日本古来の神々や四季折々の動植物が不思議な存在感を放っている点では「家守?」ですが、本質的なテーマは「沼地?」に近い、というか同じ?な印象を受けました。いずれも個々の人間と、それに関わる周囲との時間的なつながりと、その中で浮かび上がる人間の悲喜こもごもや優しさ、時にはおどろおどろしさが表現されています。「沼地?」が一族が蓄積してきた歴史やルーツの中に個を位置付けていたのに対し、こちらでは個が生活する上での周囲との関わりの時間の集積に目が向けられている印象です。…という感じで私は受け取りました。梨木さんの現在地を象徴するような様々なエッセンスがちりばめられているので、読み手次第で多様な受け取り方が出来る気がします。深淵なテーマをあからさまに重くならないように表現できる梨木さんは素晴らしいですよね?。ただ、この作品については、少し文章がテクニカルに過ぎる感があることと、個人的には「りかさん」のような奇妙さと爽やかさの案配が好みということもあり、星4つ。 夢うつつのラビリンス 明治三十年代くらいかなあ、この作品の雰囲気は。f植物園の椋(むく)の巨木のうろの中に落ちてしまった男の、夢ともうつつともつかない体験を記した話です。あっ と思ったときにはつるりとすべって夢の中に落っこちて、奇妙な人たちが行き来する迷宮世界を右往左往していたみたいな、「私」の不思議な体験が綴られていくんですね。本書をひもといて、すぐに異界に魂を持っていかれて、主人公の目を通してラビリンスの夢世界を巡っている。行方も知れぬそういう思いに誘われました。
著者の『家守綺譚』の物語と繋がっているかなあと、ちょっと期待していたんですけどね。話の時代設定は近い気がしましたが、これはこれで、『家守綺譚』とは別の独立した話かなあと。まあ、摩訶不思議な世界同士、どこかで繋がっているかもしれませんけれど。
そうそう、語り手の「私」が歯痛で、奇妙な歯医者で治療する場面が何度か出てきます。前世が犬で、時々、犬の姿のまま出没する「家内」が助手をしている歯医者。<下の左奥歯に、大きなうろが出来ていて・・・・・・。これが深い。><痛い痛い、浸みる、沁みる――そのまま脳内をかき回されるような――(後略)>といった文章がありますので、歯医者の待合室で読むのは避けたほうが無難でしょう(笑)
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[ 単行本 ]
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ハリー・ポッターと謎のプリンス ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下巻2冊セット (6)
・J. K. ローリング
【静山社】
発売日: 2006-05-17
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 3,990 円(税込)
Amazonポイント: 39 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,390円〜
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・J. K. ローリング ・J. K. Rowling
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カスタマー平均評価: 4.5
ハリーの勇気と知性 この巻は魔法省大臣がコーネリウス・ファッジからルーファス・スクリムジョールに交代したことの説明から始まる。前巻までにおいて、ファッジはヴォルデモート卿復活の警告を無視し、ハリーやダンブルドア校長と対立を続けた。その魔法大臣の交代により、いよいよ魔法省とダンブルドア率いる不死鳥の騎士団が団結してヴォルデモート卿に対抗すると思わせる展開である。
しかし、現実は違った。スクリムジョールは戦うポーズを示すためにハリーを利用しようとしているだけであった。それを見破ったハリーは毅然として協力を拒否する。表向き人間は変わったとしても、組織の体質が変わるものではないことを示している。
私は購入したマンション・アルス東陽町301号室が不利益事実(隣地建て替えなど)を隠して騙し売りされたものであることを知り、東急リバブル(販売代理)及び東急不動産(売主)に抗議した。その際の特徴は担当者がコロコロ変わることであった。中には社会人としてのマナーもどうかと思われる担当者もいた。
そのため、新しい担当者に期待する気持ちも皆無ではなかった。しかし、金太郎飴の如く不誠実な体質は変わらなかった。その経験があるため、過去を水に流して協力を求める魔法省大臣の依頼を拒絶するハリーは痛快である。
翻って日本の政治に目を向けると、総理大臣の就任時は支持率が上がるという奇妙な現象が続いている。一体、何に期待しているのだろうか。日本の有権者にもハリーの勇気と知性を学んで欲しいものである。
ヴォルデモートの過去に迫る 最終巻の一歩手前。
ヴォルデモート卿の復活が公にされ、世界の状況はますます暗くなりますが、
この巻では、ハリーの物語は学校内に戻り、たんたんと進んでいきます。
薬学の授業でハリーがハーマイオニーを押さえて一番になるなど、楽しみどころもあります。
ダンブルドアからの個人教授など、ダンブルドアと行動を共にすることが多くなり、
結末に向けて謎が解き明かされようとしていきますが、、、
6巻でも謎はすべて解かれることなく大事な人が命を失う事に。
7巻でどう決着がつくのか、最終巻への期待がとまりません。 謎と旅立ちの巻。謎のプリンスも活躍。 ハリーがハーマイオニーよりも魔法薬学で良い点数を取る、って信じられる?
ハリーが闇の魔術に手を染める、って信じられる?
こんな事が起きるのも、時間を超えた書物の仕業。
大きな悲しみを乗り越えて、ハリー達はどこに向かうのでしょう。
著者ローリング女史が紙とペンの力を信じて描き出した魔法の世界。
愛と勇気と夢が伝わる半純血のプリンスの巻き。
はらはら、どきどきと、次回への期待をしっかり読ませてくれます。
謎のプリンスというのも良いタイトル。
読み直すも良し、映画を見るも良し、最終巻となる英語本に手をのばすも良し。
おおいに楽しませてくれるハリポタワールド、最高です。 謎のプリンスというタイトルもよいですね。 日本語のタイトル、いいですね。こういう訳のセンスが、全体を飽きさせない翻訳の源だと思います。
毎回、謎を残して終わる筋書きと、登場人物の性格をうまく表している表現。
私は、翻訳でハリーポッターのファンになっています。
Just testing This is a testing. Please ignore this review. Thanks
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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チーズはどこへ消えた?
・スペンサー ジョンソン
【扶桑社】
発売日: 2000-11
参考価格: 880 円(税込)
販売価格: 880 円(税込)
Amazonポイント: 8 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
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・スペンサー ジョンソン ・Spencer Johnson
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カスタマー平均評価: 3.5
はぁ? この本が言いたいことを1行でまとめると、「変化を恐れず、すぐ行動に移せ。」だそうです。 大それた例え話に新興宗教めいた文章の羅列。だらだらと続くわりに主張していることが曖昧で、説得力もまるで無い。この手の薄っちい米産ビジネス書もどきは、どうも自分は受け付けないみたいだ。 気軽に読める 環境は日々変化する。ではその変化にどう対応すればいいのか?
その答えをこの短い物語を通じて説く。
小学生向けの童話と言ってもいいような単純な話の中に、さまざまなエッセンスが詰め込まれている。
どのような自己啓発書にも書かれている「環境のせいにするのではなく、自分自身の内面を変える」という考え方。
物語形式で30分程度で気軽に読めるので、硬い自己啓発書が苦手な人にもおすすめ。 CHANGE 変わることは誰でも出来る。
問題はいつ変わるかだ。
今の状況に満足している中で変えることは恐く、相当なパワーもいる。
変化を予期し、変化に順応することの重要さをこの本では書いている。
アメリカが変わるタイミングは今なのだろうか・・・
よく出来た大人向けの寓話 古典的な寓話と比べると、より時代に即しているし、より実践的。
他の啓発本と比べても、平易で短く、読者を選ばない。
本編の前後に解説があるが、変化についていけない鈍い人にとっては、まわりくどく説明してあげないとわからない、という親切心からなのだろう。 チーズがないままでいるより迷路に出て探したほうが安全だ 2匹のねずみと2人の小人がチーズを捜し求める物語。
ものすごくシンプルな話ではあるが、
自己啓発本として非常にまとまっている。
・行動しないことには何もはじまらない。
・遅れをとったとしても、何もしないよりいい。
・変化に対応し、すぐに行動し、その行動を楽しむ。
具体的に何をしたらいいと教えてくれるような本ではないが
この本からとても大切なことが学べる。学ぶだけでなく
あとは実行することが何より重要!!!
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[ ハードカバー ]
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小説・秒速5センチメートル (ダ・ヴィンチブックス)
・新海誠
【メディアファクトリー】
発売日: 2007-11-14
参考価格: 1,365 円(税込)
販売価格: 1,365 円(税込)
Amazonポイント: 13 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 950円〜
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・新海誠
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カスタマー平均評価: 4.5
そのままじゃないところがイイ 新海さんの秒速5センチメートル・・・映像も話もすごかったですが、小説版は話が少し変わっていて、ひとつの作品で何度も良さがわかって得した気分です。
値段も手頃ですし買ってみては アニメーション版の補足に まず、 相手のことが好きで好きで仕方がないにも関わらず、うっすらと、
この人とは一緒になれないと感じた瞬間の切なさや、その一方でそれを認めたくないという想い。
時として酷な結果を突き付ける時間や運命の描き方が秀逸で、読後は切なさで胸が
締め付けられるような感覚に陥った。
小説版においては、アニメーション版ではあまり触れられていなかった、中学生になった
遠野貴樹が篠原明里に会いに栃木に向かう際、埼京線の中での、長野から東京に引っ越して
来た時の思い出とのオーバーラップや、澄田花苗と姉とのやり取り。大学進学のために再度上京した
遠野貴樹が東京でどう生きてきたかなどといったバックグラウンドやディテールが描写されており、
アニメーション版と小説版とで相互補完されている仕組みになっている。
また、自分自身の勝手な想いであることは百も承知だが、自身の遠い学生時代に、
好きだった女の子とは片想いのまま終わり、この物語のように仲むつまじく様々な思い出を
共有したことは無かったけど、街で学生服姿の男女のカップルを見るたびに、これから先、
いかなる結果を迎えようと、彼等にとってこの瞬間が一生の宝物になるよう願わずには
いられなくなりました。 アニメの内容を補足するための小説のようですね。 購入したのは、BSで放送していたアニメを見て興味が涌いたのがきっかけでした。
小説単体としては、アニメ版を補足するための小説としての評価しか出来ないと思います。
一方、アニメの方は小説に例えると、少し難解な文化小説のようで、受け手に語彙力や、想像力が要求されます。
当方の大衆化された脳には、一度見ただけでは作者の真意が理解できなかったのですが、
小説を読みながら、何度も見直すことで、作者の伝えたいことが見えてくるような、奥深い作品になっています。
ぜひ、アニメ版と小説版を併せて見ることをおすすめいたします。
映像とセットでひとつ 普段アニメーションは殆ど見ないんですが、動画サイトにてこの作品を知り先に映像を拝見しました。何かはっきりしない所が有り原作を購入。そこで全てが繋がりました。本の感想ですが、所謂感動物の映画や小説に比べると涙がボロボロ流れるとまでは行きませんでしたが、物語の一番最後(本文終了後)に2人の手紙の内容が記されているんですが、そこは言葉が出ませんでした。このグッとくる終わり方は大変素晴しかった。映画ペイフォワード以来ですね。映像を見た方は是非原作も読んでから全ての評価を出して欲しいと感じました。 小説と映画は少し異なる 映画「秒速5センチメートル」の小説版です。
映画がとても素晴らしかったので購入しました。
ただひとつ不満な点は、私はこの映画を好きな理由は内容的にあまり多くを語らず、観た人それぞれが感じたままで作品が終わっていく感がとても好きなので、こうも小説で背景を詳しく書かれてしまうと映画で感じた印象が壊されたような気がして、少し残念だったことです。
タイトル通り私は映画は映画、小説は小説と基本同じ作品であるけれど映画と小説では少し違った観点から捉えてますよ的に思うようにしています。
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[ 文庫 ]
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パズル・パレス 上 (角川文庫)
・ダン・ブラウン
【角川グループパブリッシング】
発売日: 2009-03-25
参考価格: 660 円(税込)
販売価格: 660 円(税込)
( 通常4〜5日以内に発送 )
中古価格: 400円〜
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・ダン・ブラウン
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カスタマー平均評価: 3
デビュー作品だけあって・・・ ダ・ビンチコードで日本に一大旋風を起こした、ダン ブラウンの作家デビュー作です。
デビュー作は色々肩に力が入り、読者を楽しませるより自分の知識や力量をみせようとしてしまうもの。それを考慮して点を甘くしても★2つでした。
日本が主題の一部ですが、日本を理解していないと想像させる記述を見ると、他の国もどこまで理解して書かれてるのか心配になります。純粋な日本人ならそれらしい名前を付けて欲しい。技術的には10年前に書かれた事を考えると驚くほど先を見越してるとは思いますが、今読むと不正確な記述や針小棒大な記述に萎えます。私がコンピュータ関係の技術者だからという事でもないでしょう。
途中に出てくる「ミューテーション型」というのは、ウィルスが感染するたびに自分を暗号化することで見つかりにくくする事です。昔はコピープロテクトのプログラムに使われたりもしていました。
登場人物が少ないだけに、半分を少し超えたところで全貌が読めて退屈になりました。
私の評価は、次の順です。
ダビンチコード > デセプションポイント >> 天使と悪魔 >>> パズル・パレス ダンブラウンの展開はここから始まった 暗号解読、言葉遊びといった、今後の作品につながっていくスタートラインの本であろう。
荒削りではあるが、どんどん引き込まれている展開。
中盤からは、早く次が読みたいと強く思うようになり、あっという間に読んでしまった。
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[ 単行本 ]
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第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい (翻訳)
・M・グラッドウェル
【光文社】
発売日: 2006-02-23
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 1,575 円(税込)
Amazonポイント: 15 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 817円〜
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・M・グラッドウェル
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カスタマー平均評価: 4
「ああ納得」と思わせる内容。 面白く読んだ。
万国共通のカンをテーマに書かれた本は説得力があり、納得させられる。
読了後に改めて我が身を省みると、当たっている部分が多く驚いた。
自分の野生のカンを大切にしたい。
後半に日本人が登場してきたのがチョト嬉しかった。
お勧めできる本です。 読んで、直感のすごさを納得しました。 第一印象って重要だと思っていたけど、それを様々な事例をもって説明し、また逆に第一印象の危うさも教えてくれる本。ポイントを要約すると、○適格な状況を輪切りにし、直感によって判断することにより、多くの情報やシミュレーションに勝る適格な判断が下せること。○但し、人には無意識な先入観等をそれぞれ持っており、特に斬新なものの場合には、一般の人は判断を誤る場合があるので注意が必要。ってことかな。現場の人の判断っていうのは、本部によるシミュレーションに勝るものがあり、何かの組織において、全体のルール・方向性は明確に確立するとして、後は現場の人の判断(「最初の2秒」の「なんとなく」が正しいってこと)に任せスピーディに行うほうが、上手くいくっていうのは、なるほどなって思った。 ちょっと中途半端な印象の本だった。 感性や、一瞬の判断の正確性というものに興味があったので、この本を読んでみた。
事例も豊富で、読み物として面白いことは面白いし、参考にはなったのだが、ぐーっと引き込まれるような楽しい読書はできなかった。
学術的な裏づけをつきつめる本でもなく、読み物としてすごく面白い本でもなく。ちょっと中途半端な印象の本だった。 内容は素晴らしいが翻訳が残念 友人の紹介で読んでみた。
人が直感で把握できる力についての考察が様々にひかれており、
踏み込んでいく内容自体については非常に興味深かった。
特に、ひとつのことに長けた場合、その直感力(本文での「輪切り」)が
真に迫ること、また、人がひとつに集中した場合に他の情報を切り離していく
システムについて挙げた具体例が参考になった。
ただ、まとまりを欠いて読みにくい文章自体だったと思える上に、
それを練らずに直訳に近い形で翻訳してしまっていること、
また、無理につけてしまった感のタイトルとサブタイトルは頂けない。
特に、「第1感」という造語自体はまだ読者に伝わるとしても、
「最初の2秒の何となくが正しい」は明らかに内容と乖離している。
本文では経験を積んだ者の最初の2秒の力を描いているのに対し、
明らかに「誰であっても」最初の2秒が正しいと思わせてしまう。
内容が素晴らしいだけに、翻訳がジャーナリズム専門の翻訳エージェントと
その弟子であることが要因のひとつなのだと思う。
この情報に長けた監修者を一人置くことで、更に良い本になったと思う。 少ない情報で判断することを説明 毎日高ストレス下で瞬時の判断を迫られている身としては物足りなかったです。 著者は「第1感」を多くの人に知ってもらい、利用されることを望んでいます。 第1感とは次の2つを合わせた力です。・少しの情報だけで本質をつかむ力・理由は分からないが、そうなることを感じる力例えば、15分の夫婦ゲンカのビデオを見ればその後別れるかどうか判断できる学者、サービストスが上がった瞬間にダブルフォルトを見抜くテニスコーチが具体例として登場します。 とても素敵な力なのですが、第1感は誤ることもあります。ですからそれを防ぎ、向上させるための方法が書かれています。豊富な取材と資料に基づいた(著者はもともと記者)具体例の多い読みやすい本です。しかし次の点で私にとっては「実用レベル」とは言えません・第1感のメカニズムに触れていない・経験以外の向上させかたが書いてない・瞬間的判断の際の思い込みの除去の方法についての記述が少ない
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[ ハードカバー ]
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ゴールデンスランバー
・伊坂 幸太郎
【新潮社】
発売日: 2007-11-29
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 1,680 円(税込)
Amazonポイント: 16 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 800円〜
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・伊坂 幸太郎
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カスタマー平均評価: 4
ただの逃走劇で終わってしまっては… 最後まで読んだ感想としては、
謎が謎のまま解明されず、釈然としないまま終わりました。
2010年に映画化されるそうです、
監督はアヒルと鴨のコインロッカーの映画の人なので期待しています。
が、しかし、自分はこのゴールデンスランバーのご都合主義な展開が
どうも好きになれません。
学生時代の友人が主人公を助けるのはいいと思いますが、
?かもしれないという理由で行動するのが理解できない。
主人公が、昔、空き地に置いてあった車が今は動くかもしれないから行ってみよう。
主人公の元カノが、昔、空き地に置いてあった車を主人公が使うかもしれないから、
バッテリーを交換しに行こう。
もう10年以上も経過しているのにそんなことを思うんですか?
動くかどうかも分らない車を空き地まで取りに行くのか、
主人公が来るかどうかもわからないのにバッテリーを持っていく元カノ…。
伊坂幸太郎の作品では時々、奇跡的な偶然が度々、発生するので突っ込む気も起きません。
あと、連続殺人犯のキルオ君もなぜか主人公を助けていて
それも偶然だそうです。
他にも偶然が多いので探してみると面白いかもしれません。 う?ん 伊坂作品を読むのは初。
濡れ衣を着せられた一般市民の逃走劇。
オチがいまいち。ラストに向かって緊張感ある伏線回収、構成力でいよいよラストって時に
えっ?となってしまった。
結局、解明されない謎も多々あった。
しかし、リアルに考えたらあのオチが妥当なのかもしれない。
歯がゆさが残る作品だった。
人間の最大の武器は習慣と信頼だ ケネディー大統領暗殺をモチーフに、杜の都仙台で起きた首相暗殺の濡れ衣を着せられた男の3日間の逃亡生活を描く。
まじめだけのただの宅配ドライバーがなぜ、会社を辞め泣かればいけなかったのか、なぜハローワークで女に声をかけられたのか。
組織的陰謀の中で、男の逃亡を助ける人々の気持ちが昔の記憶のように心に沁みる
情報監視社会の巨悪 ありえない暗殺事件とありえない逃走劇をめぐるエンターテイメント小説。微妙に現実と違うパラレル日本が舞台だから。ビートルズとケネディ暗殺事件を背景に、警句めいたセリフがちりばめられた、構成力に優れた作品だった。ただ、連続刺殺犯とか両足ギプスのうさんくさい男とか、背景のはっきりしない登場人物がちょいちょいいて、気になった。伊坂幸太郎の作品は、人によって好き嫌いがあるような気がする。 誤字のない「リアル鬼ごっこ」 タイトルは一口で言っちゃうと、ということであり、さすがにあれよりはずっと読めます。読書に特別なものを求めなければ十分な本です。
伊坂幸太郎作品はよく映画っぽいと言われますが、個人的にはむしろテレビゲーム的なものを強く感じました。
凄まじいご都合主義も、ゲームシナリオとして考えるとそれほど違和感はないのです。車のバッテリーのくだりなど、ゲームのザッピングシステムそのもの。追跡者に人間味も彼らなりの事情も描かれないのも、彼らがバイオハザードのゾンビの役だからです。
某ライターの正体の明かし方があからさま過ぎるのも、ゲームの話って大体こんなもんです。あれでも読み返して気づく、言われて気づくくらいの人がメインターゲットなんです。
読むのが無駄ととめる程でもない、何かが残る本でもない、ちょっとレビューに困る本。
お金と時間に余裕のある方はどうぞ。
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[ 単行本 ]
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恋文の技術
・森見 登美彦
【ポプラ社】
発売日: 2009-03
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格:
中古価格: 1,070円〜
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・森見 登美彦
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カスタマー平均評価: 4
稀に見る実験的駄作 面白いことをやりたいという著者の姿勢は買うが
見事なまでに独りよがりな作品
延々と文通のみで進行する本文にげんなりする
ツボにはまれば面白いんだろうけど人を選ぶ
これって小説か?
四畳半神話体系、夜は短し等、京大生が桃色のキャンパスライフをどうだらこうだら
という作品を著者自身が厭きてしまったのだろうか?
上記の作品でファンになった方にはお薦めできません。
兎に角面白い。 ほのぼのとした感じです。手紙という形の内容と文体ですが、読み易いものでした。よく笑いました。 文通・・・なつかしい響きです 最後までずーっと書簡の形式です。往復書簡の形ではなく、あくまで主人公が書いた一方的な手紙のみという独特なもの。
片方側の手紙しか読めないのに、出てくる人たちの人間関係や個性が鮮やかに読み取れるからすごい。
読み進めるごとに各エピソードがどんどんつながり、起こった出来事の全貌が見えてきて、
まるでパズルがきれいに埋まっていくようで気持ちが良いです。
今の日本からはなくなったと思われる“文通”を題材とするところも、古き良き懐かしチックな香りのする森見ワールドにピッタリ!
私の大好きな“パンツ総番長”の話題が出てきたり、森見ワールドを愛する人には嬉しい小ネタもたくさん散りばめられています。
阿呆ばっかで、どっかヘンで、・・・森見さんのこのゆる?いバカバカしさがいいんですよねぇ。
実は私もかつては文通ガールでした。
10代の頃は雑誌の文通コーナーに載ってる人に手紙を出したりしたもんですよ。
毎日郵便受けをのぞいて、いつ届くかいつ届くかと手紙を待つという行為は今のメールとはまったく違って、もどかしくも本当にワクワクするものだったなぁ
あのころを思い出して、もう一度知らない誰かと文通してみたい気持ちがよみがえってくる作品でした。
先が読めちゃったなあ。。。 「夜は短し歩けよ乙女」の、奇想天外なストーリーテリングと、
抱腹絶倒の面白さにハマり、新刊楽しみにしていました。
「手紙のみ」という形式である以上、奇想天外なストーリーに
なりえないことはハナから承知。
そして、この「一方からの手紙のみ」なのに、相手の人間の
性格や状況までわかってしまうところ、さすが森見氏!
うまいなあ、とうなりながら読み、随所にクスリと笑いながら読み、、、
と、途中までは楽しく森見ワールドを堪能していたのですが、
半分行かないうちに、先が読めてきちゃったんですよね。
広がりがないというか、展開も笑いも、繰り返しに感じられてきて。
うーん、、、森見ワールドにハマり、その中で遊ぶことに喜びを
感じられる人だけが最後まで楽しめる本でしょうね。
他の人=フツーの人は、私と同じようになるんじゃないかと思います。 新参者が失礼いたします。 ワタクシ「夜は短し?」→「四畳半?」で
本書を読んだ森見ワールド新参者です。
文通武者修行で書かれた書簡という形式で描かれる本作。
文通といいつつも相手からの返信は出てこないで
主人公が書いた手紙の内容からその直前に来た返信を想像する。
そして同時にいろんな人と文通しているので
自分におこった一つの出来事を誰にどう書くのか。
どのタイミングでどんな手紙を書いていたのか。
主人公の書く手紙を読みすすめる事で送った先で
何が起こっているのかが徐々に明らかになっていき
バラバラのエピソードが複雑に絡みあっていく。
時間軸の作り方から各エピソードのつながりまで実に見事な展開。
そして響きだけでも笑えてしまう森見先生の語感は素晴らしいと思います。
そして馬鹿馬鹿しい。森見先生大好きです。
ワタクシまだ3作しか読んでいませんが森見先生の他の作品を
読んでから本書を読んだ方が面白さが倍増する作品だと思います。
未読の作品を読み進めつつ新作をお待ちしております。
オモチロイ新作に出会えますように。なむなむ。
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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ザ・ゴール 2 ― 思考プロセス
・エリヤフ ゴールドラット
【ダイヤモンド社】
発売日: 2002-02-23
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 1,680 円(税込)
Amazonポイント: 16 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 346円〜
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・エリヤフ ゴールドラット
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カスタマー平均評価: 4
ちょっと調子が良すぎるかも 閉鎖寸前の工場を建て直した前巻の10年後、アレックスは副社長になっていた。日本でいう常務みたいなもんだろうか。今度は担当している不採算部門3つ全てを売却してキャッシュを得るということが役員会で決定されてしまう。結局、昔の仲間とともにTOCを使ってそれぞれを立て直し、島耕作状態になるのだが、、、、。
TOCの考えを全面に小説に取り入れ、説明図がいくつか入っているので、ザ・ゴールよりは読みやすい。また、子供達の問題にも同じ理論を使って解決させることで、TOCが様々な意志決定プロセスに利用できることを示している。
TOCについては、全体最適の問題解決入門(著:岸良裕司)を先にナナメ読みしておくことをお薦めする。理論全般については、こちらの本のほうがとっても分かりやすい。 「雲」を晴らせ! 前作『ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か(ダイヤモンド社)』の主人公アレックスが副社長にまで出世した後の物語。工場長だった前作では,工場内の「ボトルネック」を探すという生産管理的で具体的な内容だったため,多くの製造業従事者にとって膝を打つような場面が多々あったが,本作では主人公の立場が変わったため,より経営者サイドでの(悪く言えば)抽象的なストーリー展開となっている。また,ワークブック的な要素も強い反面,(読者の手を動かせるためにわざとそうしているようにも感じるが)文章での説明がほとんどであるため,ノート等に実際にツリーを書く作業が欠かせない。星1つ(☆)マイナスしたのは,前作で(男から見れば)面倒くさい妻だったジュリーが,本作では端々で内助の功を見せつけるという変身ぶりに若干違和感を覚えたことと,前作よりも周りを固める上司達が好意的過ぎる(アレックスの実績があればそれも当然なのかもしれないが)きらいがあるため,鼻を明かすようなドラマチックさに欠ける場面があったこと。結末自体も後半読み進めるにつれて,何となく予想していたとおりの展開。 たくさん作るための魔法とたくさん売るための魔法・・・ 製造現場で強力なカイゼンツールであるTOCをマーケティングに適用した一冊です。
生産性をリソースの極限まで引き出したあとは、ボトルネックとなる市場をいかに攻略するかが鍵であり、そのヒントが隠されております。
『ザ・ゴール』の愛読者だけでなく、ロジカル・シンキングを始めたい人におすすめの一冊です。
読みにくい 内容はともかく、翻訳のかんけいからか読みにくいです。ストーリー仕立てだから無駄な話しも多い。 TOCを思考プロセスに展開した良書 TOCの考えを思考プロセスに展開しています。
前作にも仄見えていましたが、
ここでまとまったということでしょうか。
たしかに日本のQCや改善活動では似たものがありますが、
それをこういう形で表現し、さらに新たなフレームワークもあるので
感服いたしました。
でも、ちょと長い?
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