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評論・文学研究

アイテム一覧
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ブリジンガー 炎に誓う絆 下 (ドラゴンライダー 3) 赤いリボンの殺意 イヴ&ローク20 (ヴィレッジブックス) 「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻) アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア) モモ (岩波少年文庫(127)) ユリイカ2009年3月号 特集=諸星大二郎 ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上 ユリイカ2009年4月臨時増刊号 総特集=坂本龍一 SKMT ミレニアム2 上 火と戯れる女 ミレニアム2 下 火と戯れる女
ブリジンガー 炎に誓う絆 下 .. 赤いリボンの殺意 イヴ&ローク.. 「ハリー・ポッターと死の秘宝」.. アルケミスト―夢を旅した少年 .. モモ (岩波少年文庫(127).. ユリイカ2009年3月号 特集.. ミレニアム1 ドラゴン・タトゥ.. ユリイカ2009年4月臨時増刊.. ミレニアム2 上 火と戯れる女 ミレニアム2 下 火と戯れる女

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ブリジンガー 炎に誓う絆 下 (ドラゴンライダー 3)

[ 単行本 ]
ブリジンガー 炎に誓う絆 下 (ドラゴンライダー 3)

・クリストファー パオリーニ
【ヴィレッジブックス】
発売日: 2009-03-21
参考価格: 1,995 円(税込)
販売価格: 1,995 円(税込)
 Amazonポイント: 19 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,350円〜
ブリジンガー 炎に誓う絆 下 (ドラゴンライダー 3) ※一部大型商品を除く
クリストファー パオリーニ
カスタマー平均評価:  3.5
なかなか
物語に意外な面白い設定が加わり次作が少し楽しみになります。 展開も少し速くなっています。 相変わらずまどろっこしい印象はありますが、上巻よりは楽しめます。
商品の説明は読まないほうがいいかも...
表紙をめくったカバーのところに、内容の紹介があります。(Amazonの商品の説明と同内容です。)楽しみたいなら、読んじゃだめですー。うっかり読んでしまうと、先の楽しみが...私は思わず読んでしまいました...ぐすん。なるべく、ネタばれしないように説明すると... エラゴンとサフィラは、それぞれの任務を果たすため、分かれて行動することになる。エラゴンは、ヴァーデンよりの人物をドワーフの王につけるためにファーザン・ドゥアーへ行き、サフィラは、エラゴンがヴァーデン軍から離れたことを敵に悟られないために残った。ヘルグラインドからの帰り道に一時離れたことがある程度で、これまでずっと一緒にいた二人は、お互いの存在が感じられないことで落ち着かない。エラゴンの従兄弟、ローランも、平和な未来を目指して、ヴァーデン軍での立場を意識しながら動き始める。敵となった赤き竜ソーンとその騎士に勝つことはできるのか?そして帝国を打ち負かすことはできるのか!?エラゴンとサフィラの闘いは続いていく... という感じです。 エラゴンは、自分だけの力では、ガルバトリックスとの闘いに勝てないことを強く意識し、再度師のもとを訪れます。赤き竜ソーンの騎士と戦い、自分の魔法の力にも、剣にも不足を強く覚えるエラゴンですが、求めるものは得られるのでしょうか?ついでに、自分の素性についても、いろいろ思うところがあるわけですが、その辺りについても、いろいろ秘密が明かされることになります。「ちょっと都合よすぎじゃないのー」と思わないでもないのですが、対帝国戦に必要なものはほぼそろったという感じにもなりましたし、四作目できれいに終わってくれることを願って、星4つです。

赤いリボンの殺意 イヴ&ローク20 (ヴィレッジブックス)

[ 文庫 ]
赤いリボンの殺意 イヴ&ローク20 (ヴィレッジブックス)

・J・D・ロブ
【ヴィレッジブックス】
発売日: 2009-04-20
参考価格: 903 円(税込)
販売価格: 903 円(税込)
( 在庫あり。 )
赤いリボンの殺意 イヴ&ローク20 (ヴィレッジブックス)
J・D・ロブ
カスタマー平均評価:   0

「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)

[ 単行本 ]
「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)

・J. K. ローリング
【静山社】
発売日: 2008-07-23
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 3,990 円(税込)
 Amazonポイント: 39 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 2,877円〜
「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻) ※一部大型商品を除く
J. K. ローリング
カスタマー平均評価:  4.5
良いお話でした
第7作目で最後の話となりましたが、いろいろな伏線がきちんと解決していて安心しました。 自分的に残念な結果になった話の内容もありましたが、とってもおもしろかったです!!
ハリーは自分で探しそして実行することに決めたのだ
終わってしまった。 本作は多くのことを語っている。 自分にとっての使命は何か。 その答えは人に与えられるものではなく自分で発見していくものである。 そして腹に落として納得して決心して実行するのだ。 正義感だけで命をおとせるわけがない。 あの人と自分は惹きあっている それは17年前に出会ったときに運命付けられているのだ。 といった具合でハリーが大人になり、あの人と対決していくストーリーである。 途中の逃亡にも似たキャンプ生活は冗長で長く、変化に乏しい。 また、表現もまわりくどく、読者に気づかせるためとはいえ、共感を 得にくい。 今までのシリーズからいつも気になるポイントは相変わらずであるが、 ハリーが自身の使命を探求していく過程と対決は読ませるものがあった。 最終回にふさわしいできばえである。 ただ一番人間らしく、そして共感できたキャラクターは結局スネイプだったりする。
大人でも楽しめる
冒頭からクライマックスの雰囲気があり飽きさせません。 子供だけではなく大人も楽しめます。 これまで各巻にちりばめられた伏線が解けていく様をみると、 その構想力に脱帽です。 ただ、できればこれまでのシリーズを復習してからの方が いいんだろうなと感じました。 せっかくの伏線や目的もすっかり抜け落ちてますから。 最初ついていけず思わずネットで調べてしまいました。 この手の物語は、登場人物について立ち位置を白黒はっきりつけたがりますが、 その中にあって、最後まで灰色のプリンスの彼がとてもいい味出してます。 この内容を映画にすると、2時間では足りないのではっといらぬ心配もしてしまいました。
ティッシュなしには読めません
すごくよかったです。 とても感動するところが多く、ティッシュをたくさん使いました? でもその分戦闘シーンや修羅場もいっぱい つねにドキドキ・ハラハラ・涙 な物語です。 今回一番胸が締め付けられたのが 第33章と34章 今まで憎まれてきた人の壮絶な人生と一途な愛。 壮大な計画に気づき、自分の人生の終わりに向かって歩いていく人。 とにかく涙、涙、涙でした... もう本当に壮大で壮絶なファンタジーです。 10年前から考えられていたんですもんね? すばらしいですよね! ただひとつ気になったのは、 みなさんがおっしゃったように文がいまいち理解しずらくって... 何回も繰り返し読んで理解したところも多々ありました。 私は原書とダブルで読んだんですけど、 私の英語力じゃちょっとつらかったので、 関連本を購入しちゃいました?^^ 兎に角、この本は歴史上の超大作だと思います(笑) ハリー・ポッターの伝説をもっともっと語り継ぎます! あ。ローリングさんに19年後、だけでなく19年間も書いてほしかったな... プロポーズの言葉とか。結婚式とか。知りたかったです。
むつかしいなぁ(@_@)
児童書向けのはずだけど、ハッキリ言って大人の僕は3回読み返して(前の巻を含む)ようやく理解できた。・・・たぶん。 むつかしい、でも面白い。ワクワク・ドキドキは間違いなくできたので満足している(*^_^*) ハッピーエンドの形は色々あることを、改めて感じた。

アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)

[ 文庫 ]
アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)

・パウロ コエーリョ
【角川書店】
発売日: 1997-02
参考価格: 580 円(税込)
販売価格: 580 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 45円〜
アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)
パウロ コエーリョ
Paulo Coelho
カスタマー平均評価:  4.5
全ての事象には前兆があるのか
結構有名どころですが、 僕が読んだのは高校生のときでした、いろいろ考えさせられた言葉もあります。全ての事象には前兆があるというもので、哲学の要素が含まれますね、捉え方によっては宗教的だなと感じられるかもしれません。しかし、ストーリ的にはかなりセンスいいと思います。 高校生だった僕にはちょっと物語的要素が強く感じられましたが、ある種の宗教的パワーとかは人が強く念じれば実現が可能なのかもしれません。 それは只の自己暗示で人間の無意識下において実行されうる現象かもしれないということは、可能性として否定できません。
読んで損はないレベルかな
世界各国で高い評価を得ている理由は分からないではないけど、主人公のサンチャゴの夢が、経済的な富(宝)を得ることである点に違和感を感じる。そんな俗っぽい夢ではなくて、純粋で尊い夢を追い求めてくれたら、もっと共感ができたのになあ。読んでいて、そのことが常に頭にこびりついてしまって、素直に感動できなかった。 その他、文化的・宗教的な知識がなかったからか、すんなりと入ってこない部分もあった。 でも、読んで損はない本だと思う。 サンチャゴとファティマとの恋を描いたところは好きだな。
自己啓発に役立つと聞いて読んでみましたが
 私は自己啓発系の本だと聞き、この小説を買い求めました。  内容としては、自己啓発というよりもファンタジーの割合が多いですね。でも本物の錬金術師(アルケミスト)が出てくるような内容ながらも、ディティールがしっかりしていて奥深さが感じられます。いかにも1世紀前のスペインの山奥だとか、砂漠の静けさ・・・などをイメージさせる文筆はさすがだと思いました。価値感の違い、などが特に聞いています。  ファンタジー寄りではありますが、自己啓発の部分が(直訳と間違えかねられない、すらすらとは読めない文章も)あるからこそ神秘的になっていて、切っても切り離せないと思いました。  たまにはこんな人生の知恵、深い気持ちを味わってみるのも、自己啓発としては悪くない気がします。
悔いなく生きるために
生きることが「守られること」ではなく、「死と共に歩むこと」であった時代、私たちはたしかに私たち自身の人生のあるじだったのだ。
自分の運命を生きる
学生時代に読んで以来大好きなこの本を、10年ぶりに読んだ。大好きだったのに内容を忘れてしまっていたけれども、この本の通り「自分の心の声を聞いて」「自分の運命を生き」てこられたことを確認した。それは、この本のメッセージが心の奥に深く突き刺さっていたからだと実感した。前兆を信じて、これからも生きて行こうと思いました。これからも一番好きな本です。

モモ (岩波少年文庫(127))

[ 文庫 ]
モモ (岩波少年文庫(127))

・ミヒャエル・エンデ
【岩波書店】
発売日: 2005-06-16
参考価格: 840 円(税込)
販売価格: 840 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 539円〜
モモ (岩波少年文庫(127))
ミヒャエル・エンデ
カスタマー平均評価:  5
大人になると別の形で心にしみるかもね。
ある本を探して本屋さんをブラブラしていた際、 たまたまカートに置かれていたこの本を見つけました。 小学生のころに、面白い本と有名だったな。 そんなふうに思いながら、 目的の本も買わずに思わず衝動買いしてしまいました。 有名だっただけに話の内容はネタばれで、 小学生のころはスルーして読まなかったのもこの本です。 たまたま手に取って読みましたが、 うわさ通りの内容ですね。大満足です。 子供でも十分に内容理解できると思いますが、 大人になってから読むと、また違うものを感じられるのでは。 個人的には、「時間は心で感じるもの」という考え方に 一番グッときました。 読み終わって間もないうちに再び開き、 何度も読み返しています。 何回読みなおしても飽きないのが不思議で、嬉しいですね。 読むたびに心休まる一冊です。
児童文学ということで…
子どもでも楽しめると思いますが、 忙しい大人の方に読んでいただきたい物語です。 「忙しいのに本なんか読んでられるか!」 と思う人の方が考えさせられる事が多いのではないでしょうか。 残念なのは、 「児童文学」ということもあり、 平仮名が普通の本よりも多く、 少し読みにくいということです。 読んでいて、 テンポが出にくかったです。 「テンポが出にくい」と感じている、 自分自身の感覚自体を変える必要があるのかも知れませんが。 「時間」というものについて考えさせられる物語でした。 評価は、星4つです。
レヴューというより、雑感ですが、
 柄にもなく、美しい描写から紹介したい。  魔法の鏡はね、ひとりでのぞきこんだ人間から永遠のいのちをうばうだけなんだ。ふたりしてのぞけば、また死なないようになるんだよ。(中略)モモとジジはしずかにならんで、長いあいだじっと月を見つめました。こうして月を見ているかぎり、ふたりは永遠に死ぬことはないと、つよく感じていたのです。  寺山修司は書いた。とりはとりでも飛べないとりは、なぁんだ?――それは、ひとり、というとりだ、と。人は一人では飛べない、けれど、二人なら飛べる、寺山はそう考えていたのだろうか?   この本の巻末に、佐々木田鶴子という人が、エンデとの思い出を回想している。これによると、「エンデ自身は書物を通じて東洋に関心があった」らしい。とすれば、やはり、可能性はあるかもしれない、と私は考えた。  というのは、こういうことだ。私が注目したのは、エンデを異世界に連れていく役目を果たすのが、一匹のカメである、という点である。そして、その異世界は、〈時間〉と深く関わっている。異世界とカメと〈時間〉。三つを結びつけて浮かび上がってくるのは、日本の昔話、「浦島太郎」だ。つまり私は、エンデは、「浦島太郎」を意識しながら「モモ」を書いたのではないか、と考えたのである。  〈モモ〉という名前も気になる。ひょっとしたらエンデは、日本の昔話「桃太郎」から、〈モモ〉という名を思いついたのではないか。〈モモ〉が〈時間どろぼう〉たちをやっつける話として、物語「モモ」が読めるとすれば。――そんなわけ、ないか。  行き場を失った子供たちは、〈子供の家〉で、大人の言う〈役に立つ〉遊びをやらされる。子どもたちは、大人が教えなくても、空き箱の二つ三つがあれば、いつでも、冒険の航海に出ることができる。子供たちが自由に空想の翼をはばたかせるができる環境づくりこそが、子供たちにとっては、本当の意味で、〈役に立つ〉ことになるはずだ。どこを見渡しても同じ道路、同じ建物、同じ服、同じ考え、同じしゃべり方、同じ歩き方、なんだか、顔までそっくりに見えてくる。そんなの、いやじゃありませんか。エンデに、そう言われているような気がした。  引用はしないが、ラストの描写が、とても、美しい。ぜひ、手にとってご確認のほどを。  附記。この本の冒頭に、アイルランドに伝わる歌が載っている。私の勝手なイメージでは、アイルランドと言えば、ケルト信仰が思い浮かぶ。あるいは、エンデは、ケルト信仰も意識していたかもしれない。
「残業依存症」から立ち直った、今の読後感
何人かの方が書いているのと同じように 子どもの頃は、誤解からずっと敬遠してました。 優等生の読書感想文御用達っぽかったし、 その感想からは、スローライフ的説教臭さも感じたし… 体調悪化と、我が子の出産に先立って、残業まみれの生活から足を洗い (このご時世、かなりの勇気が必要でしたが) ちょっぴりできた心のゆとりに、好きだった読書を再開した矢先、 文庫化にともない訳が新しくなったと知って読みました… …本当に良いタイミングで出会いました。 子ども向けのファンタジーではありますが 私にとってはファンタジーとは思えないリアルさを感じました。 エンデすごいです。 もちろん、現実の社会にはモモのような 自分の代わりに、灰色の男たちから時間を取り返してくれる人はいません。 そこで、自分にとっての「人生の価値」を決め、せまり来る「時間どろぼう」と 実際に戦うのは自分自身なわけですが。 自分に科せられた仕事が1日に100だとしたら 「1日に120済ませれば、あとがラクになる」などと、誰もが一度は考えるはず。 でも現実には、翌日にもやっぱり仕事は100あって 永遠にラクにはならずに一生を終えてしまうんじゃないでしょうか…? 100の仕事を一生懸命やって、早めにその日の仕事を終える。 残りの時間は自分や家族のためにつかう。 それが実践できれば、この本の本当の面白さが味わえると思います。 大人こそ、ぜひ。
小学生ではじめて読み
モモをはじめて読んだ小学5年生の時、これ以上無いほどのスリルを味わいました。まだ難しい本は読めない年頃でしたが、特に行き詰まることなくすらすらと読め、話の内容も掴みやすいものでした。細い糸がはったような緊迫感を強く感じ手に汗が浮かぶほど胸が高鳴ったのをよく覚えています。中学生になってからまた読んだときにはまた違った見方が出来ました。風刺された現代の流れや畳み掛けるような文、こまやかで美しい独特の世界観、無色でさびしい町の描写……どれも他とは違う素晴らしさに新たな発見など。いくつになっても楽しめる作品ではないでしょうか。

ユリイカ2009年3月号 特集=諸星大二郎

[ ムック ]
ユリイカ2009年3月号 特集=諸星大二郎

【青土社】
発売日: 2009-02-27
参考価格: 1,300 円(税込)
販売価格: 1,300 円(税込)
 Amazonポイント: 13 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,100円〜
ユリイカ2009年3月号 特集=諸星大二郎
 
カスタマー平均評価:  4
インタビューと初期作品に惹かれて・・・
『ユリイカ』初の諸星大二郎特集号。 深遠なる世界を描く諸星先生の特集だけあって なかなか読み応えのある内容です。 幻の初期作品『硬貨を入れてからボタンを押して下さい』が秀逸です。 手描きの迫力に満ちた描線のこの作品は 今の時代でも充分通用する力作です(ちなみに身近な諸星ファン数名に 読ませたところ、一様に「さすが・・!」という反応が帰ってきました)。 またインタビューも「もうちょっとつっこんで欲しい・・」という不満は残るとはいえ、 先生の創作の舞台裏、デビュー当時のお話など、ファンには嬉しい内容です。 その他『諸星大二郎 西遊妖猿伝の世界』という幻のムックの編集にあたった 竹熊健太郎さんの述懐(手塚先生、星野之宣先生との鼎談の逸話は面白い!)や 厳谷國士さんの『諸星大二郎の反ユートピア』、石岡良治さんの『マッドメン』解題、 高橋明彦さんの『諸星大二郎の太極』などが強く印象に残りました。 『感情のある風景』を取り上げてくれた春日武彦さんにも感謝です。 表紙は悟空と羅刹女ですが、これも魅力的で(羅刹女のマントの紅色が綺麗!) 装丁のセンスの良さが光っています。 永年のファンなら、今までの作品を振り返ってじっくりと楽しむことができるでしょうし、 若い読者にとっては、作品解題を通じて諸星ワールドを俯瞰できる格好の入門書だと思います。

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上

[ 単行本(ソフトカバー) ]
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上

・スティーグ・ラーソン
【早川書房】
発売日: 2008-12-11
参考価格: 1,700 円(税込)
販売価格: 1,700 円(税込)
 Amazonポイント: 17 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,100円〜
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上 ※一部大型商品を除く
スティーグ・ラーソン
カスタマー平均評価:  5
スゴイですね!
 冒頭の流れは暗かった。だから途中で読むのをやめようと思いました。  ところがそこからストーリーに急に奥行きが出て来て広がっていく。あれよあれよという間に読み切ってしまいました。  スゴイですね。とても新人と思えない面白さ!ただ、ストーリー5で完結の予定が3で終了、著者の突然死によるものです。もったいないです。  下巻は今日からスタート、結末に期待大です。
人物名覚える事苦手でも大丈夫
自分は小説で人物名を覚えるのがとても苦手なので、はじめの人物紹介ページの人物のあまりの多さに、「あ、これはもうダメかも」と思いましたがそんなことは関係なくなるぐらい入り込めます。 もちろん、人物紹介+家計図のページには何度も戻って確認はしましたが、それよりも作者の人物像の作り上げですんなり入ってきます。 人名覚えるの苦手な人はそれなりにいるかと思いますが、その点は大丈夫ですよ。
とても良い本です
最初スェーデンの地名や人名になれるのに苦労しましたが、すぐに物語に入り込みました。他のかたは、後半部分のテンポの良さを支持しているようですね。確かに。 上巻では様々な伏線がしかれていきます。私はこの部分がとても興味深く読めました。この部分がないと、アメリカン・ミステリーという感じになってしまうと思います。はじめにたくさんの人物が出てくるわけで(家系図のすごさと言ったら)、この性格を描き出すことに成功しています。 またページ数がずいぶん残っている段階で、主犯(ネタバレになるのであえて主犯といいますが)分かるのですが、その後も飽きさせずに読ませるところが実力を感じさせます。でも最後は切なくなります。
第一級の「娯楽小説」、でもちゃんとキャラが立ってる。
冒頭の登場人物紹介のページを見て思わずビビる。 なにせ50名近くの名前がずらり。 おまけに物語の中心となるヴァンゲル家の1800年代から現代に至るまでの複雑な家系図。 読むのが億劫になりかけましたが最初の50P位で心配は杞憂だと確信しました。それほど、本書はリーダビリティが高い。 実際のところ物語が大きく動き出すのは主人公であるジャーナリストのミカエルがもう一人の主人公、凄腕の調査員リスベットと出会ってからなのですが、それは上巻のほぼラスト。 それまでは特に大きな見せ場があるわけでもないのですが、この二人を含めて登場人物達が陰影に富んでいて意外なほどドンドンと物語に引き込まれてゆきます。 40年前に小さな島で起きた少女失踪事件の謎に挑むミカエルとリスベットの前に大企業ヴァンゲルグループの一族をめぐる暗い歴史とそれよりも遙かにおぞましい深い闇が現われてきます。 物語の後半は急テンポでミステリとサスペンスの度合がヒートアップして加速度的に面白くなってゆきますので心づもりが必要かと。 おそらくアメリカ型のエンターティメントだとこのミステリとサスペンスをもっと強調するのでしょうが本書の場合それだけでは終わらないのが最大の魅力でしょう。 二人の主人公の関係、特にリスベットのミカエルへの心象が細かな心の揺れを含めて描かれていて大きな読ませ所となっております。 それと雑誌「ミレニアム」のジャーナリズムとしての役割を通じた闘いが「ミステリとサスペンス」の物語が終わった後に意外なほどのボリュームで描かれているのですが、この部分だけでも十分面白いあたりがユニークでありおみごとな点だと思いました。 グローバル経済時代の企業のモラルの危うさに警鐘を鳴らす側面もあって本当なら「詰め込み過ぎ」で消化不良を起こしてもおかしくないはずなのに読んでいて全く破綻を感じない見事なエンターティメント小説です。
これは本当に面白い
新聞の書評で激賞されていたのに惹かれて購入したが、ここまで一気読みした本は久し振りというぐらい予想を大きく超える面白い作品であった。 本書の面白さはまずミステリーとして一級品だという点だ。ストーリーは月刊経済誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエルが、30年以上に起きた失踪事件の調査を請け負うところから始まるが、大昔の事件でこれ以上新しい事実は出てこないであろうというところから、思いもよらぬ手がかりが見つかり、思いもよらぬ事実が徐々に明らかになっていく過程がたまらなく面白い。 そして登場人物が皆魅力的だ。ミカエルの恋人兼月刊誌『ミレニアム』の共同経営者は魅力的だし、仕事を依頼する大企業グループの前会長ヘンリック・ヴァンゲルを始めとする、ヴァンゲル一族はどれも一癖も二癖もある人間揃い。そして何と言ってもタイトルの「ドラゴン・タトゥーの女」リスベットの個性的なキャラクターと生き様は強烈で、彼女とミカエルとの関係はこの物語のもう一つの軸になっている。 本書の面白さはこれだけではない。著者はスウェーデン人の男性で、舞台もスウェーデンだが、北欧の平和的な福祉国家というイメージの裏側に、多数の女性が男性から性的な暴力を受けている事実が赤裸々に描かれている。本書には女性がこうむっている理不尽な暴力に対する著者の憤りが溢れており、それが単なるミステリーを超えた緊張感を生み出している。 本書はミレニアム3部作の第一作ということだが、以上のような様々な要素が盛り込まれた巨編であり、この作品だけで面白さを堪能できた。これだけ面白い作品の第2作の「火と戯れる女」がどのような展開を見せるのか、期待と若干の不安で一杯だ。

ユリイカ2009年4月臨時増刊号 総特集=坂本龍一 SKMT

[ 単行本 ]
ユリイカ2009年4月臨時増刊号 総特集=坂本龍一 SKMT

【青土社】
発売日: 2009-04-13
参考価格: 1,300 円(税込)
販売価格: 1,300 円(税込)
 Amazonポイント: 13 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 998円〜
ユリイカ2009年4月臨時増刊号 総特集=坂本龍一 SKMT
 
カスタマー平均評価:  5
本で 坂本龍一を「聴く」ということ
 音楽家である坂本龍一を 活字で「聴く」本とも言うべきか。  本書を読む限り 坂本とはきわめてフットワークの軽い芸術家であることを強く感じる。音楽に限らず、学生運動、政治、哲学、IT、メディア論、環境問題など、その時々の「旬な話題」には必ず首を突っ込んでいる気がする。  ミーハーと言ってしまうことも出来るかもしれない。但し 坂本の場合 その「首の突っ込む時期」が 周りより半歩から一歩早いところに 彼のエッジ性が見てとれる。ミーハーを「流行に 後から ついていく人」と仮に定義したとすると 坂本の「早さ」はミーハーとは言わないとも思う。それは紛れもなく才能である。  そんな坂本だけに 本書で坂本が語る事、坂本について語られる事の ジャンルは多彩であり振幅も激しい。その 「多彩な振幅」は ある意味で 音楽的である。本書で坂本を「聴ける」としたら そんな振幅に音楽を感じる事だと思う。

ミレニアム2 上 火と戯れる女

[ 単行本(ソフトカバー) ]
ミレニアム2 上 火と戯れる女

・スティーグ・ラーソン
【早川書房】
発売日: 2009-04-02
参考価格: 1,700 円(税込)
販売価格: 1,700 円(税込)
 Amazonポイント: 17 pt
( 通常2〜5週間以内に発送 )
中古価格: 1,300円〜
ミレニアム2 上 火と戯れる女 ※一部大型商品を除く
スティーグ・ラーソン
カスタマー平均評価:  5
前口上はいらない
オリジナルは2006年リリース。邦訳リリースは2009年4月15日。今は亡きスティーグ・ラーソンの『ミレニアム』第二作。第一作の『ドラゴン・タトゥーの女』を既読の人でこれを手に取らない人は、まずいないだろう。本作は『主役』リスベット・サランデル中心にストーリーが展開する。正に、リスベット・サランデルの魅力満載となっている。 ただ、ちょっと気に入らないのは前半の90ページくらいまで前作の説明みたいな部分が多くを占めていて、なかなか本作のストーリーに突入してくれない。もうこの作品を読む人は前作の内容は空で言えるくらい把握しているのだから前口上はいらないよ、と言いたくなってしまう。ただストーリーが展開し始めるとスピードが付いてきて、どんどん進む。すばらしい。 読んでいてもう一つ思うのは、ラーソン自身の雑誌編集の経験が随所に息づいていて、それがより一層作品を光り輝かせている。正に、ミカエル・ブルムクヴィストは彼自身なのだろう。 ハッキングを使ってのミカエルとリスベットの会話のシーンが一番シビれた。第三作、『爆破された空中楼閣』が待ちきれない。
読まないと損!!
「今世紀最大のミステリ」と帯に書かれているが、偽りなし。 ダグ・スヴェンソンがミレニアムに人身売買・強制売春に関するルポルタージュにを持ち込み、出版間近になったところで事件が発生する。第二部ではリスベット・サランデルを中心に物語が進んでいくのだが、前作で登場したミカエル・ブルムクヴィストを含むミレニアムの人たちやリスベットの後見人ニルス・エリック・ビュルマン、ミルトンセキュリティーの社長ドラガン・アルマンスキーなども再登場している。第一作であれだけの強烈な人物が登場したにも関わらず、今回もさらに強烈な人物が登場する。まず、金髪の巨人。彼はリスベットの拉致を指揮する男。次に、犯罪組織の黒幕ザラ。彼は人身売買・強制売春の調査で何度も名前が出てくるもののいくら調べても正体がつかめない謎の人物。 第二部で明らかにされるリスベットの過去には衝撃を受けてしまう。彼女が背負わされた運命のせいでどれだけ子供の頃から闘ってきたのか考えるだけで苦しくなる。下巻の最後では本当に衝撃のシーンが待っている。第三部は7月に刊行予定となっているが、これが著者スティーグ・ラーソン最後の物語になってしまうのがとても残念。それだけにこの物語を読まないと損である。

ミレニアム2 下 火と戯れる女

[ 単行本(ソフトカバー) ]
ミレニアム2 下 火と戯れる女

・スティーグ・ラーソン
【早川書房】
発売日: 2009-04-02
参考価格: 1,700 円(税込)
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( 通常2〜5週間以内に発送 )
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ミレニアム2 下 火と戯れる女 ※一部大型商品を除く
スティーグ・ラーソン
カスタマー平均評価:  5
『2』の方がより傑作
オリジナルは2006年リリース。邦訳リリースは2009年4月15日。今は亡きスティーグ・ラーソンの『ミレニアム』第二作。第一作の『ドラゴン・タトゥーの女』を既読の人でこれを手に取らない人は、まずいないだろう。本作は『主役』リスベット・サランデル中心にストーリーが展開する。正に、リスベット・サランデルの魅力満載となっている。 この下巻になるとストーリーの展開は正に『ジェット・コースター』で、読み終わるまではとても眠れない面白さだ。リスベット・サランデルの映像記憶能力ではないが、筆者は『映像写実能力』が極めて高い。まるで映画を観ているように読んでいる気がした。一般的に『2』の場合『1』を再構成して、続きを作る場合が多いがこの作品の場合既に『1?3』を俯瞰したカタチで作られているな、と思った。 トマス・ハリスより怖くて、ジェフリー・ディーヴァーよりジェット・コースター。この『2』は映画化された『1』をも凌駕する大傑作だ、とぼくは確信した。

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 更新日 2009年5月10日(日)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク

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