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[ 単行本 ]
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ジェネラル・ルージュの伝説 海堂尊ワールドのすべて
・海堂尊
【宝島社】
発売日: 2009-02-20
参考価格: 1,260 円(税込)
販売価格: 1,260 円(税込)
Amazonポイント: 12 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 900円〜
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・海堂尊
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カスタマー平均評価: 4.5
海堂作品を再読したくなります 映画公開に合わせた企画本だとわかってても買ってしまうファンの悲しい性。そういった作品にはハズレが多い・・・とみんな覚悟して買いますよね。
でもこの本は買って良かったです。
何よりもジェネラルこと速水の研修医時代の伝説を読めるだけでも一読の価値があります。
また、巻末の人間関係相関図を見ていると、これを片手にバチスタシリーズを再読したくなること間違いなしです。
この作品を最初に読んでからバチスタを読んでも全く問題ありません。文句なくお薦めです。
ただ、著者の歴史についてだけはここまで活字にする必要があるのか?と思うので★4つで。
外科医・速水の世界観が広がります 「ジェネラル・ルージュの凱旋」での主人公の外科医・速水がとても魅力的だったので、
彼が、「ジェネラル・ルージュ」と呼ばれるきっかけになった事件も詳しく知りたくなって
本作も読んでみることにしました。
前半はもう少し分量がほしかったものの、上下巻を合わせた総合的なストーリーとしては
満足でした。
ただし、この本の後半は、コアな海堂作品ファン向けか。
海堂作品は、作品のリンクが多くなせれていますが、それらを体系的にまとめています。
全部の作品の完成度が高ければ、これらの解説の意味は大きいと思いますが、
私的には作品の出来不出来がマチマチに思えるため、あまり乗れませんでした。
外科医・速水ファンの私は前半は★5で、後半は★3。
なので、平均を取って★4つとさせてもらいました。 あると便利な一冊 海堂さんの作品は登場人物が多い事もあり、殆どと言っていいほど何かしらの作品とリンクしている。 読んでいて『ああ!』と気づく度、ほんのり嬉しい気持ちになる。 その人間関係及び作品の関連を図解で載せているので、わかりやすく確認して読める本でした。 欲を言えば、書き下ろし小説にもっと力を入れて欲しかったです。 海棠ワールド炸裂! ジェネラル・ルージュこと速水医師を主人公とする小説が半分であと半分は海棠尊氏のこれまでの作品群のガイドブックになっている。人物関係図が年代に応じて3つ用意されている上に各小説の登場人物の索引一覧やら海棠氏ご自身の年普まである。読んでいて楽しかった。ご本人の弁とは別に、結構綿密にキャラクターの設定がされているのが興味深かった。この本を読むと、ジェネラル・ルージュこと速水医師が海棠氏の実像に最も近いのではと考えてしまう。海棠先生の作品のファンにはたまらない一冊でしょう。海棠ワールドが炸裂! 勢いがあって面白いけれど 中身を読む前からわかっている。映画公開にぶつけて出来た企画本だと。小説が半分であとはブックガイド的な内容なら、ハードカバーで出さずに半分の値段で雑誌にすればいいのに。そんなことを思いながら読み始めたけれど…面白かった。企画本らしく勢いがあって、ふつう書かないだろという内容がてんこ盛りだ。本の前半は『ジェネラル・ルージュの凱旋』の中にあった、速水先生が「ジェネラル・ルージュ」と呼ばれるきっかけになった事件の詳細。後半は海堂先生直筆の自身の年譜と、「海堂尊」としての年譜と自著解説。出版業界や医学界の一端と創作の秘密が惜しげもなく披露されている。あとのことは知ったこっちゃないという猛進ぶりが楽しいので1200円は高くなかった。編集さんがつくった付録の海堂ワールドの人物相関や年譜はすごく良くできていて、バチスタシリーズその他を読むのに役立ちそうだが、力作なのに本編が飛ばしているので目立たない。日頃の苦労がしのばれる。
「ジェネラル・ルージュの伝説」は後付の話としては悪くなかった。自著解説の中で著者自らネタを割っているように、全ての話が同一空間の同じ人物で構成されているので、わずかな文章でも既読者は背景を思い浮かべながら読むことができる。ただ、デパート火災のきっかけになるタバコがあまりに無造作に都合よく投げ捨てられるので、たとえお話の中だけにしろ火災の被害者たちに申し訳なくなってしまった。『ジーン・ワルツ』でも、受精卵を作るという生殖医療の現場にギャンブルを持ち込んだのはどうかなと思う。物語を書く時の海堂先生は、屋上のタンクの上で昼寝をしている人みたいだ。
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[ 文庫 ]
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昼下がりの密会 (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション ウ6-3)
・トレイシー・アン・ウォレン
【二見書房】
発売日: 2009-04-20
参考価格: 1,000 円(税込)
販売価格: 1,000 円(税込)
( 在庫あり。 )
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・トレイシー・アン・ウォレン
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カスタマー平均評価: 5
愛と誤解が交差する濃厚ストーリー 未亡人のヒロインが弟の借金を返済するために、資本家のヒーローと愛人契約を結ぶところから始まるストーリー。
彼女にとって屈辱的ともいえる愛人契約ですが、亡き前夫との間では得られなかった快楽の世界を初めて知ることに。
それにともない二人は徐々に身体だけでなく心も互いの虜になっていきます。
しかし、幸せなときは長くは続きません。原因は試練だったり誤解だったりとさまざま。
愛と誤解と憎しみがたっぷりと含まれている濃厚なお話でした。
前半は二人の情事がほとんど。後半は前半の甘々が嘘だったかのような切ない展開になります。この転落ぶりに目が離せなくなって一気読みでした。
濃いストーリー展開がお好きな方はぜひお手にとってみてください。
この作品は「ミストレス・シリーズ」と呼ばれるシリーズの第一作目らしく、今後も楽しみ!
しかし、このシリーズの第二作目が出る前に同作者の「トラップ・シリーズ」の第三作目、完結編をぜひ出版してほしいです。
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[ 文庫 ]
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日本文学史序説〈上〉 (ちくま学芸文庫)
・加藤 周一
【筑摩書房】
発売日: 1999-04
参考価格: 1,470 円(税込)
販売価格: 1,470 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,380円〜
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・加藤 周一
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カスタマー平均評価: 5
日本文化通史 単なる狭義の「文学」ではなく、文学を中心に、宗教、思想、絵画、彫刻などにも及ぶ日本文化通史である。にも拘らず極端に長くもなく、文庫本で上下2巻というのも、苦なく通読可能な範囲だ。大きな流れを損なわず、過不足なくディテールを展開する。個々の書物のさわり・核心を掴んでしっかり紹介してくれているが、常に流れの中での描写なので、俗にある「ダイジェスト版」の唐突感はまったくない。随分勉強させてもらった、という感じだ。各国語に翻訳されているのもうなずける。哲学理論を構えて、「対決」姿勢を示す批評が流行っているが、それは凄くスリリングで良いけれど、このような、忌憚のないところで楽しんで読める書物も欲しい。しかもレヴェルは高いのである。と言うわけで、良いことずくめのようだが、不満もある。現代に近づくにつれ、特に戦後になると、一体作家の評価はどうなってるんだ、と呆れかえるような評価が続出する。大体、朝日・岩波系の「知識人」には点が無闇に甘い。 高校生にすすめたい日本思想史 本書は単なる文学史というよりも優れた日本思想史です。日本人がどのような歴史的状況の中でどのような思想を紡ぎ出してきたのか、文庫二冊で概観でき、充実した読後感が得られること請け合い。国語の参考書としてのみならず、入試で日本文化史、とくに論述問題を出す大学を受ける高校生におすすめです。 鎌倉時代は優れた思想が綺羅星の如く現れた。 私は著者の全集で読みました。日本文学史の授業で習った作品は随筆や小説が多かったが、この本により、非論理的であると考えられてきた日本語は使う側によって十分論理的になることが例証された。 特に注目すべき点は、鎌倉時代の僧たちの著作である。著者の言うとおり、この時代の仏教者たちの著作は深い思索と宗教実践によって得られた経験を思想体系にまとめている。しかしこれらの優れた作品は中等教育では教えられていない。残念である。 印象的なのは、第二次世界大戦中国家主義思想に利用されてしまった日蓮である。彼は初めて仏教は国のためにあるのではなく、国が仏法のためにあるべきだと主張したそうである点は興味深い。つまり国家が中心なのではなく仏法が中心なのである。彼は今までになく、釈迦の教えに忠実であり、社会的にも実践していった点は学校の国語でも社会科の時間でも習うことができなかった。 このような点からも本書は一読する価値があり、古典への導入となる良書である。 自然科学的方法による日本思想文化史序説 日本文学史を自然科学的思考法により解析した日本思想文化史序説。時空的比較に特徴があり、日本の土着思想が外来思想との対比で論じられ、仏教と儒教と神道はしばしば引き合いに出され、菅原道真のシナ語の詩文と紀貫之のかなを利用した叙情詩が比較される。下巻では、宮沢賢治が柿本人麿に比較される。上巻は元禄文化まで。
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[ ムック ]
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ユリイカ2009年1月号 特集=米原万里
【青土社】
発売日: 2008-12-27
参考価格: 1,300 円(税込)
販売価格: 1,300 円(税込)
Amazonポイント: 13 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 3,210円〜
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カスタマー平均評価: 5
彼女は決して忘れ去られることはない 2006年、惜しまれながらこの世を去った米原万里さんの特集号。
まずこの特集で目を惹くのは、少女時代からの米原さんのアルバムでしょう。
御両親、妹さんとともにチェコに滞在中の写真、多感で聡明そうな学生時代から、
華やかで美しい通訳時代のスナップなど、どれも貴重な写真ばかりです。
田丸公美子さん、徳永晴美さんといった友人たちのお人柄を伝える文章、
妹ユリさんの回想(学生時代の米原さんの詩が収められています)、
沼田充義さんとのロシア文学をめぐる白熱の対談、
どれも面白いのですが、私が一番、感銘をうけたのは佐藤優さんの回想でした。
今日本の言論界で大活躍中の佐藤さんが「外務省のラスプーチン」として逮捕される寸前、
米原さんがどれほど心を砕いて彼を支えようとしたか、そして出獄した彼を励まそうとしたか、
米原さんの人間性を如実にあらわしたエピソードに強い感動を覚えました。
しなやかな知性と強靭な精神力、タフな行動力、そして弱い者への温かさ、
どれをとっても傑出した女性だったと思わざるを得ません。
日本や世界が大きな転機に立たされている今、米原さんの不在は寂しいかぎりです。
彼女のファンなら、必読の特集号だと思いました。
死して尚... 「ユリイカ」なんて買うの、何十年ぶりだろう? 確か前回は、フランク・ザッパ特集号だった...
雑誌の個人特集号は、吉本隆明のを時々買うが、目当ては、未発表の文章、最新のインタビュー、書誌年譜のたぐい。まかりまちがっても、赤の他人の「○○論」なんかは読まない。
しかし、米原万里の特集ともなれば別だ。
全然未知の文筆家の芸の無い文章でも、「米原万里」を語っているというだけで、自然と目は行を追ってしまう。共通の友人の思い出話を聞いているみたいな、不思議な既視感におそわれる。
その中でも格別なのは、やはり「特別な友情」(by亀山郁夫)で結ばれた佐藤優と「師匠」こと徳永晴美の文章だ。
師匠は、彼を巡るおもしろおかしい話の多くが、実は米原の「想作」であることを明かしてくれる。
そして、米原の「子供」の一人である佐藤優は、彼の出生にまつわる秘密を打ち明ける。米原は、彼の第二作を散々酷評したが(「うちのめされるようなすごい本」所載)、あれは母親の愛の鞭だったのだろう。佐藤は、葬儀の時、米原の遺体にすがって泣き崩れたというから、最後まで友情は続いていたようだ。
かれは、米原の晩年の自民党批判の文章について、「お父様が第一の読者になっていた」ということを再び論じている。これは亀山郁夫との対談(新書「ロシア闇と魂の国家」)でも述べていて、私ははっとさせられた。
...死して尚、生者たちを鞭打ち、こんなにもすばらしい雑誌特集を組ませるなんて、米原万里という人はやはり凄い。惚れ直した。 米原万理に打ちのめされた! 神様はどうしてこんな人を天国に召されたのでしょう。
一冊丸ごと米原万理さんを囲む人々のホットなそして貴重な
声の数々です。
ご自身も闘病生活をされている偉大な科学者多田富雄先生の涙なしには
読めない文章。
今では優れた文筆業、論客として大活躍されている佐藤優さん
の打ち明け話には思わず鳥肌が立ちました。
そして万理さんが佐藤さんに電話をする姿を想像してまたまた涙。
読み終わってしばし呆然。こんな米原万理の世界を凝縮したすばらしい本を作ってくれたユリイカや執筆者、関係者に感謝いたします。
2月25日現在、カテゴリーランキング(文学、評論、人文誌部門)で
堂々の1位に! 沢山の人が米原万理を愛しているけれど悲しんでいる数字の多さに思えます。
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[ 文庫 ]
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レインボーズ・エンド上 (創元SF文庫)
・ヴァーナー・ヴィンジ
【東京創元社】
発売日: 2009-04-05
参考価格: 987 円(税込)
販売価格: 987 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 500円〜
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・ヴァーナー・ヴィンジ
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カスタマー平均評価: 4
アリスにウサギ? アリスとウサギが登場します。
となったら、ルイス・キャロルということに
なりそうですが、キャロルはキャロルでも実は・・・・・
(下巻で作者自身が種明かしをしていますので、
ここでは、これ以上のことを書くことは控えます。)
それはそれとして、ヴァーナー・ヴィンジはあいかわらず、
ネットの雰囲気を描写するのがうまいですね。
登場する小道具にもすぐに使ってみたいと思うような
リアルさがあります。
近未来を除いてみたいとお思いの方にお勧めできるSFだと
思いました。
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[ 文庫 ]
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ベストセラー小説の書き方 (朝日文庫)
・ディーン・R. クーンツ
【朝日新聞社】
発売日: 1996-07
参考価格: 756 円(税込)
販売価格: 756 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 308円〜
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・ディーン・R. クーンツ ・Dean R. Koontz
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カスタマー平均評価: 4
読む側の視点が広がる 小説家は小説を書くときにどのようなことを気をつけるべきか を教えてくれる指南書。
プロットをきちんと取り、流行に流されずに自分が書きたいものを書く といった基本的なことから、
読者が覚めてしまわないように気をつけるポイントまで 自身の作品を例に出しながら解説している。
やや発想がアメリカ的だなーと思う部分もあったが、おおむねは参考になった。
所々で著者の小説に対する誠実さが伝わってくる。
おそらく小説家を志している人にはとっては、参考にはなるかもしれないが、新しい発見はないのではないかと思います。
むしろ読む側が、小説家はどんなことを考えて書いているのかを知るための本。
この本に書かれていることを踏まえながら、小説を読むと面白いです。
なぜこの小説は面白いのか、逆になぜ読みづらいのか。
その理由が見えてくるかもしれません。 多数の人に読まれなければ意味がない 多くの人に読まれてこそ、小説。そう考える作者が、では、そのためにはどう書けばよいのか、手の内を具体的に披露してくれている本。
困難に遭遇した主人公が、事態解決のためあれこれ努力するが、その努力がさらに状況を悪くする。傷ついた主人公は、その状況から何かを学び取り、なすべき行動を実行に移す。成功もすれば、失敗もするが、成功する場合の方が多い。なぜなら、読者がハッピーエンドを好む傾向があるから。
これが古典的プロットのパターンということだが、言われてみれば、なるほど、自分がこれまで面白いと思った小説も、ほとんどこのパターンのように思われる。
プロットをつかむために、奇妙でおもしろいことばの組み合わせを考える「タイトル探しのゲーム」や、物語の入り口を次々に書いてみる手法など、実践的な方法にもあふれている。
自分でも小説を書いてみたいけれど、何をどう書くかわからない、という方には一読をおすすめする。 読み手の心構え クーンツ氏の著作は、読んでいない。
この本を読もうと思ったのは、そもそも小説とは何か?
当たり前のように本屋や図書館に陳列され、
子供のころから、慣れ親しんできた小説について、
普段の読む側の立場ではなく、書く側の視点を知りたく、
本書を手に取った。
氏は、一貫して読む者の立場に立った書き方を説く。
冒頭の数ページが勝負とは、なるほどである。
その他の方法論なども概要を頭におぼろげながら、
詰め込んで、今時の小説を読んでみようと思う。
オーソドックスな作りであると思うか、なっていないと
思うか?
いずれにしても、読み手としての心構えができたような
気がする。
小説の書き方のハウツー本としては、これ一冊でよいかも とりあえず、売れる小説を書くという単純明快な目的の遂行のために要点をまとめた一冊。『売れない小説なんて意味がない』という単純明快な論拠のもとで展開される各章の要点はおそらく日本の売れっ子作家が書くハウツー本よりも役立つ。小説の書き方の本ではあるが、エンタメに特化していることから脚本の展開を学ぶのにも使えると思う。 娯楽なのに「けだかい」。 クーンツの言わんとすることに大賛成。娯楽作家なのに芸術家で職人で「けだかい」。それでいて、赤裸々に「生活する」ことも書いている。サンプルは娯楽小説(自身の)が豊富に掲載されており、具体的で、わかりやすく、説得力がある。さらに、エンターテインメント職人が書いているから面白く、本を置かずに一気に読める。また米国Creative Writingの流れをくむような練習も、パソコンの前で実際にやってみたくなる。おもしろそうなのだ。
私が彼を好きなのは、言っていることが「けだかく」て、このような気持ちで書かれた小説は、娯楽だろうが何だろうが、人生の時間を使って「読む価値がある」と思うからだ。
◆SFやミステリーやファンタジーなどの「ジャンル小説家」を目指すのではなく、ジャンルを超えた「小説家」をめざせ(より多くの人に読まれる、より高度な作品を)。
というのは、本気でSFやミステリー作家をめざしている人を軽蔑しているわけでなく、そのジャンルの人にも丁寧にアドバイスをしている。
◆小説家の経験とは「読んで読んで読みまくり」「書いて書いて書きまくる」ことに尽きる。というのは説得力がある。「マンガを読んで小説を書こう」というのよりも、ずっと説得力があり、効率も良いだろう。
この本は役に立ち、小説家としての「けだかさ」を備え、同時に小説家で生活していくことにも焦点を当てた、具体的な例が満載されている。エンターテインメント小説を真剣に目指す全ての人に勧められる。
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[ 単行本 ]
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アミ 小さな宇宙人
・エンリケ バリオス
【徳間書店】
発売日: 2000-12
参考価格: 1,365 円(税込)
販売価格: 1,365 円(税込)
Amazonポイント: 13 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 436円〜
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・エンリケ バリオス ・Enrique Barrios ・さくら ももこ
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カスタマー平均評価: 4.5
本の形をした天使 この本が一人でも多くの子供たち、そして大人の人たちの前に現れますように。
そしてアミに、つまり本当の愛に触れ、それが自分の中にもあることに気付き、
それを大きく育てていけますように。
本の中には、たくさんの心に残る言葉が出てきます。
「まだ起きていない先のことをあれこれ気に病むのでなく、いま起きていること にあたることのほうが賢明なことだよ」
「ただ、自分じしんと競争して自分じしんにうち勝つべきなんだよ。他人と競争するのではなくてね。進んだ文明世界には、そういった同胞との競争はまったく存在しない」
「そうだよ。みな、すべて愛なんだ。すべてが神なんだよ....」
この本を通してアミに会い、このすばらしい、私たちがたった今いる宇宙の構造を思うたび、心が洗われる気がします。 愛の哲学をまずここから 愛の哲学を誰でも読みやすくしてくれている本。
もし、人生を歩いていて、たまたま出会った宇宙人が世界や宇宙の何もかもを無償で教えてくれたら、どんなに素敵なんだろうか。 子どもに語りかけるようにやさしく。
理解というものについて。人は、言葉だけで教えられるんじゃなく。出会いの人生のなかで、様々な媒介を通じて色んなことを学び、どれだけ遠回りしていても苦労を重ねてもきっと行きつくところは皆同じところで。
これを旅だとか、道だとか。
人間の小っぽけな頭のなかで、自分に理解できたことだけを片付けていきますね。時間のかけ具合は人さまざまです。そして行き着くところが、愛。感情ではなく、存在としての愛の話。科学・物質は見えない愛には勝てない。そんな捉え方で。
まさに『宇宙人』に出会った本みたいに。やさしく教えてくれる。
愛、真理愛を抵抗なく受け入れられる方向きかもですね。3部作らしいので、まずは読み始めてみるといいかもです。
もどってきたアミ―小さな宇宙人
アミ3度めの約束―愛はすべてをこえて
アミ小さな宇宙人 (徳間文庫)
もどってきたアミ―小さな宇宙人 (徳間文庫)
アミ 3度めの約束―愛はすべてをこえて (徳間文庫)
アミ 小さな宇宙人―アダムスキー マイヤーをしのぐUFO体験 (超知ライブラリー)
戻ってきたアミ小さな宇宙人―惑星へ、魂の恋人を求めて……… (〈超知〉ライブラリー)
アミが来た
理想的な共産主義を優しく解説した童話的思想書 とても面白いお話で2時間もあれば一冊読めてしまいます。
宇宙人と地球人の出会いから始まる物語ですが、宇宙人が地球人に対して自分達が住む高度な理想郷の仕組みをひたすら啓蒙していく。
話の節々に強い思想的、宗教的ニュアンスが混入しておりバイアスも少なくありません。
個人的に民族・共同体主義の思想を持つ私ですが、この本に描かれている進歩的な世界観は不快ではありませんでした。
現実的な論理性には欠けるもの、自然人の今後の進化によって実現しゆるとても興味深い世界、そして逆説的に現在の共産・社会主義の過ちも指摘している点なども説得力の裏づけになります。
イラストはちびまるこちゃんでお馴染みのさくらももこさんが担当していますが、雰囲気にぴったりだと思いました。
童話を通じたスピリチュアル本 物語を通じて地球の未来を考える。幅広い年齢層に向けたメッセージ本。
この本が多くの国で大勢の人に支持されている理由は大勢の人が、
この本に書かれているような平和で楽しい未来を望んでいるからだと思います。
未来を変えるのは今自分が何を考え何をするか。
今自分にできることは優しくなること。そんな気持ちにさせてくれる本でした。 みんなが理解したら地球が変わる 最近話題のアセンションのことや全ての難しい話がわかり易く伝わりやすく書かれてると思います。宇宙のしくみについてのお勧は足立育郎さん著「波動の法則」、にんげんの生まれ変わりについては飯田史彦さんの著書など参考になると思います。これから自分よければ、自分の家族よければ、自分の国よければの、我良しの資本主義はなくなり新しい世の中が実現していく為にも、皆さん一人ひとりが気付きこの物語で書かれてる様な「愛」のある行動で素晴らしい未来つくっていけばこの物語が現実としてあたり前の世の中になるかもですね。わたしもふくめ、みんなの意識と行動にかかってます。素敵な未来が楽しみです
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[ 文庫 ]
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大聖堂 (中) (SB文庫)
・ケン・フォレット
【ソフトバンク クリエイティブ】
発売日: 2005-12-17
参考価格: 890 円(税込)
販売価格: 890 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 470円〜
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・ケン・フォレット
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カスタマー平均評価: 5
人々の苦悩が分かる作品 大聖堂(上)から続く内容が気になったので読んでみたらやはり上手くまとまっている印象を受けた。全員が全員幸運になるのではなく、ひたすら悪い奴もいればひたすら良い面と悪い面がはっきりと分かれた人物も多くいる。こうした宗教歴史に関しての小説は信教との結びつきが強いイギリスならではの作品というのも納得がいった。前回とは話の中心になる人物が異なってきているが、それぞれが違う生い立ちから同じ出来事に対しての心情変化が比較できるのが何よりも面白い。それがこの物語の奥深さを感じさせる大きな要因なのだろう。下巻の展開が楽しみである。
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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みうらじゅん対談集 正論。
・みうらじゅん
【コアマガジン】
発売日: 2009-02-23
参考価格: 1,890 円(税込)
販売価格: 1,890 円(税込)
Amazonポイント: 18 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,442円〜
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・みうらじゅん
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カスタマー平均評価: 5
面白い! 下ネタやロック、映画、仏教といったオブラートにくるまれた正論の対談が読めます。面白い! 革新的対談集。 みうら先生の最新作と聞いて早速購入してみました。人選のラインナップも多岐に渡っており、久本雅美から人間椅子の和嶋慎治まで!こんなドープな対談集は『正論』くらいではないでしょうか。特に久本雅美の回は下ネタ全開で、現在おかれている状況上、決してテレビではみせれない姿が垣間みれます。最後の吉田豪さんとのあとがきでの、『不安タスティック』は、今の世相をズバリ言い当てているものだと痛感しております。言霊の如く並ぶ名言の数々に、かつてない感動を憶えてます!ホント凄い!対談相手がしゃべらなくていいことまでドンドン発言しちゃう感じ、これはみうらさんの力があってのこそだと思います。おかげで自分用以外にも何冊か買って、部活の友達にも配っちゃう始末です(笑)。どんどん世に広まってほしいと感じさせる名著ですね。 BUBKAで読めなかった久本雅美に注目!! BUBKAの連載の時には字が小さくてスルーしがちだったんですが、本になってみると読みやすいですね。「この人、こんな事言ってたんだ」とか。
今までのイメージを覆した発言も多いので、出てくるゲストに好きな人がいれば購入する事をお勧めします。
特に清水ミチコの「私はサブカルじゃない主張」がよかったです。
この本に出てくるような「サブカル」にカテゴライズされる人々って、考えている事が
「人にどう見られるかを気にしてばかりのいわゆるサブカル好き」と違って
ストレート(それが逆に天の邪鬼?)なんですよね。
リリーフランキーが「南の島にいればサブカルがいらない」と言ったり、
全体的に「サブカルもういいよ」発言が多く、
“サブカル界の巨匠・みうらじゅん”が心の葛藤を自ら見せつけているのかもしれないと思いました。
BUBKAの連載の時には登場しなかった久本雅美は某思想の影響か、
最近は「いい人」な部分ばかり強調されて、なんだかなーと思っていましたが、
改めて「芸人さん」だと感じさせてくれた対談だったのがよかったです。 おもしろかったです! 時には真面目な、時には下品な対談集。ふとした会話の中に人生のセイロンが散りばめられています。みうらじゅんのファン以外の人に是非読んでもらいたい作品です。 奇跡の一冊 脳内天国 新装版
ガロ出身者やイカ天出身者?西城秀樹さん、久本雅美さんまで、強烈すぎるラインナップ! そして一度読み始めると止められない面白さ。
この本は、みうらじゅんさんでないと引き出すことが出来ない、本音と正論がびっしり詰まった奇跡の一冊だと思います。こんな対談集、初めてです!
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[ 文庫 ]
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レインボーズ・エンド下 (創元SF文庫)
・ヴァーナー・ヴィンジ
【東京創元社】
発売日: 2009-04-05
参考価格: 987 円(税込)
販売価格: 987 円(税込)
( 在庫あり。 )
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・ヴァーナー・ヴィンジ
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カスタマー平均評価: 0
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