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[ 単行本 ]
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坂村真民一日一言―人生の詩、一念の言葉
・坂村 真民
【致知出版社】
発売日: 2006-12
参考価格: 1,200 円(税込)
販売価格: 1,200 円(税込)
Amazonポイント: 12 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 719円〜
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・坂村 真民
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カスタマー平均評価: 5
生きてる事さえ有り難い事 この本を購入してから1年半近く経ちます。毎朝その日の言葉を読みます。ときに涙した言葉『かなしみはいつも』をまた今年も読みました。人間それぞれ皆背負う物が有ります。ですが、本書から、自分は生かされている事を学んで今までの人生を振り返ってみると、私は前を向いて歩いていなかった事に気がつきました。感謝の気持ちだけではダメで、自分を知って自分を信じて前を向いて生きていく事も必要なんですね。そして強い信念を持つ大切さに気がつきました。 全ての人に読んでいただきたい1冊 念ずれば花ひらく
で有名な、坂村真民さん。
一つ一つの詩、一つ一つの言葉が心の奥深くまで響きます。
これからの生き方を考えたい方
心を浄化させたい方に、お勧めの1冊です。
といいますか、全ての方に読んでいただきたい1冊です。 どこを見ても胸が痛いです 毎日一句ずつ読める形式になっていて、
一日季節を感じながら、
一言一言、人生においての重い言葉をなげかけられます。
手軽でありながら、重量感のある良書だと思います。
「共感」というよりは、「怠惰の指摘」といった感じでしょうか。。。
ビジネスを志すのであれば、
坂村真民翁の詩に、
是非一度は触れて頂きたいと思います。 書道をされる方にもお薦めです 坂村真民さんの詩は、私が「近代詩文書」というジャンルで書道展に出品する際、師匠に薦められたのがきっかけで、その世界に引き込まれました。県立図書館にあった真民さんの7冊の全集をはじめとしてその他、すべてに目を通しました。全部そろえるのは、大変なので、一冊だけ購入しようかなと思い選んだのが、この詩集です。坂村真民さんの詩の世界を知るには、全部の著書に目を通すにこしたことはありませんが、このハンディサイズの小さな本だけでも、真民さんの力強い言葉に圧倒されること間違いなしです。また、書道をされている方にも、書道展の出品作品の詩文としても適当な長さのものも多くあり、お薦めです。 一遍智真 好きな詩の一つを紹介したいと思います。
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一遍智真
捨て果てて
捨て果てて
ただひたすら六字の名号を
火のように吐いて
一処不住の
捨身一途の
彼の狂気が
わたしをひきつける
六十万人決定往生の (けつじょうおうじょう)
発願に燃えながら
踊り歩いた
あの稜々たる旅姿が
いまのわたしをかりたてる
芭蕉の旅姿もよかったにちがいないが
一遍の旅姿は念仏のきびしさとともに
夜明けの雲のようにわたしを魅了する
痩手合掌
破衣跣の彼の姿に
わたしはあたまをさげて
ひれ伏す
*********
六十万人は次の4つの頭文字(六字名号一遍法 十界依正一遍体 万行離念一遍証 人中上々妙好華)
この詩に語られた姿が一遍上人だったのだと思い知らされます。
別府の海岸に「上人ヶ浜」というのがあります。50年前、
しょうにんがはまー しょうにんがはまー と路面電車の車掌さんが言っていたのを思い出します。(そこは一遍上人が到着されたところといいます。)
この詩について語りたくはあるのですが、すごいなあと言う以外に言葉がありません。
いくつか本を紹介したいと思います。
おそらにはてはあるの? (単行本)
わたしと小鳥とすずと―金子みすゞ童謡集 (単行本)
にんげんだもの (単行本)
どの本も感動がありました。
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[ 文庫 ]
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新訂 新訓・万葉集〈上〉 (岩波文庫)
【岩波書店】
発売日: 1954-09
参考価格: 987 円(税込)
販売価格: 987 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 81円〜
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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完訳 カンタベリー物語〈上〉 (岩波文庫)
・チョーサー
【岩波書店】
発売日: 1995-01
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 64円〜
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・チョーサー ・Geoffrey Chaucer
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カスタマー平均評価: 4
カンタベリーの語り部に共通する心情 『カンタベリー物語』は、さまざまな人たちが一緒に巡礼する中、各人が順番に物語をする。身分の高い人から低い人までいて、順々に語るのだが、とくに身分の高い人たちの物語には、決まって垣間見えるものがある。
敬虔な信仰と高貴な血筋を持つ女性(コンスタンツ)が船が難破したため異国に迷い込んでしまう。
また、
事情によりある男(アルシーテ)はその高貴な元の姿を隠して貧しい者になりすまして、城の従者として二年ほど暮らす。
だが彼らは、その生まれながらに持つ高貴さゆえに、異郷の地であろうと元の身分を隠そうと、相応の地位へと昇ることになる。
難破や恋の病により(原因はなんであれ)、彼らはいったんその身分が剥奪されるが、また元の位置へと帰っていく。これがカンタベリー物語のうち、
身分高い人たちが話す物語の基本構成となっている。
そこには、現状の地位を喪失するのではないかという不安、そして自分たちの地位は生まれながらの不変のものであることを、物語の形を借りて論証することで不安を解消しようとする意図が浮かび上がってくるように思う。当時の身分高い人々に共通した感情がそこにはあったのではなかろうか。
以上『カンタベリー物語』を、一面から見た場合の一所感にすぎないが、現代イギリス人の思考の原型、当時の歴史的背景、面白い生活史、ささいだが不思議な発想など、掘り起こしたくなる遺跡がたくさん埋もれていると期待している。遠い異国の遠い昔の物語と疎遠に思われず、多くの方々が書の考古学者になって『カンタベリー物語』から楽しい遺跡を発掘されんことを祈る。 中世の暮らしを知る資料。 チョーサーの生きた14世紀は、騎士道、修道院、ペストの時代。 かわるがわるに話をするメンバーは、騎士、修道尼、粉屋と様々で、マザーグースの数え歌"Tinker,Tailor,Soldier,Sailor"(鋳かけや、仕立てや、兵隊、水兵、金持ち、貧乏人、乞食に、どろぼう)を彷彿とさせます。騎士道に関する話ではローマ神話がしばしば引用されるが、神々の定義は今知るローマ神話と異なる部分もあります。 月と狩の処女神ダイアナは、冥王ハデスの妻、あるいはプラトンの孫娘などと呼びかけられているのがその例。 デメテルあるいはペルフェフォネとの混同のようです。 女性に誘いをかけに行く若い男性が「つくばね草を舌の下に入れて」なんて風俗も登場します。 つくばね草は、葉っぱを見紛う緑色の花を咲かせる野草です。 良い香りがするとは聞きませんから、何かのおまじないでしょうか? 興の乗り始めたところでぶつりと終わっている話もあり、巻末の解説でチョーサーの死により完結を見なかったと知りました。 話自体を楽しむ、というよりは中世の暮らしを知るための資料。 騎士道ものの映画を好きな方は楽しめそうです。 註が詳しい チョーサーの有名な名作『カンタベリー物語』の翻訳。 さまざまな原書や現代英語訳、辞典などを参考に、文法的に正確な、 それでいて文章としても自然で、また原文の雰囲気をたいせつにした訳を 目指した好著。 また、註がたいへん詳しく、巻末の註を参照しながら本文を読み進めるだけ でも、『カンタベリー物語』についての講義を受けたのに匹敵するくらい さまざまな知識が得られ、とても勉強になる。 本書には、General Prologue及び、「騎士の物語」「粉屋の話」「家扶の 話」「料理人の話」「弁護士の物語」を収録しているほか、作者Chaucer自身 についての解説も付されている。 さまざまな階級の人々が語る多様なジャンルの物語が楽しめるオムニバス形式 の作品。
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[ 文庫 ]
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今日という日は贈りもの (角川文庫)
・ナンシー ウッド ・フランク ハウエル
【角川書店】
発売日: 2007-04
参考価格: 620 円(税込)
販売価格: 620 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 271円〜
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・ナンシー ウッド ・フランク ハウエル ・Nancy Wood ・Frank Howell
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カスタマー平均評価: 5
ナンシー・ウッドの手軽な入門書
「今日は死ぬにはもってこいの日」のネイティブアメリカン、ナンシー・ウッドの詩が
文庫で読める。
彼らの基本的な考えは自然崇拝である。
どこかギスギスしたこんな時代にこそ、読んでほしい1冊だ。
あくまで謙虚に、自然に、そして毅然と……
そういうネイティブアメリカンの死生観、人生観が伝わってくる。
今、この時代にこそ求められているもの 傲慢、饒舌、俗悪に満たされている現代・・・今こそ、人間としての尊厳をただひたすら求めるとき・・・新訳聖書のパウロの手紙には「常に喜べ、絶えず祈れ、すべてのことを感謝せよ」とあります。『ゆるぎない信仰・絶望の中から湧き上がってくる望み・見返りをけっして望まない愛』
この本を読んで、そんな言葉を思い出しました。
謙虚な気高く、けなげに、ひたむきに・・・・謙虚に立ち戻る気持ちにさせられた一冊でした。
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[ 単行本 ]
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青春とは
・新井 満
【講談社】
発売日: 2005-03-24
参考価格: 1,050 円(税込)
販売価格: 1,050 円(税込)
Amazonポイント: 10 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 71円〜
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・新井 満
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カスタマー平均評価: 5
youthの新訳 私は、青春とはなにかの定義付けに興味はない。
しかし、新井満がyouthの意訳を平易な言葉で、原文の意味合いをほとんど変えずに膨らませているのには興味を覚えた。
私は以前行ったユースホステルの談話室に新井満訳の「青春とは」が
貼られているのを読んで感動した。
その場で手帳に書き留めて持ち歩いていたほどだ。
詩など、論理のかけらもないただの感傷をあおる文字の羅列と考えていた私ですら、
「青春とは」の詩には、一読しただけでは済まされない何かを感じた。
青春について深く考えてみたことのある人に本書の一読をお薦めしたい。
偉大な人々からのメッセージに耳を傾ける 新井満の「青春とは」の朗読を何度も聴きながら、自分自身に言い聞かせている。
「年を重ねただけで人は老いない 夢をうしなったときはじめて老いる」
2005年11月9日・NHKラジオ第1「わくわくラジオ」の「ときめきインタビュー」のゲスト・新井満さんの「埋もれた詩に光をあてる」で、山田敦子アナウンサーとのお話で、この「青春とは」を初めて聴いた。
スポーツクラブで出会った70代の企業の会長たちから、この「青春とは」を思い出している。
彼らは、柔道や野球の世界で青春時代に活躍され、今でも体を鍛えておられる。
ユーモアがある会話にも、とっても学ばせて頂いています。
「青春とは」の原作者サムエル・ウルマンと、この詩を座右の銘にしたダグラス・マッカーサー元帥の二人の生涯が、84年だったことに不思議な共通点が印象的だった。
素晴らしい功績を残した人物たちに、なぜか?84年間の生涯が多い。
ニュートン、ベンジャミン・フランクリン、エジソン、岡本太郎など…
彼らは、いきいきと人生を生きてきた。
これは、「84才の不思議」の世界なのだ。
この本を、CDブックで再出版されることを、僕は心から願っています。
新井満さんの『千の風になって CDブック』のようにね。 青春とは・・・・・ 臆病な二十歳がいる既にして老人。
勇気ある六十歳がいる青春のまっただなか。
中高一貫して暗く、大学受験に失敗し、浪人生となり、がんばろうという意欲も起こらず、友達も無く、彼女も無く、夢も無く、なにもかも怖く嫌だった日々。この本に出会うまで、僕はこの詩の通り既にして「老人」でした。そして今はなんとかして「青春まっただなかの青年」になろうと頑張っています。
新井満さんの「新訳(意訳)」非常に現代の全ての人の心に響いています! 〜サミュエル・ウルマンの「青春とは…」というと、私のような中年に差し掛かった年代では、必ず「先人」がこの文章を引用して、例えば研修時に、あるいは営業マン・ウーマンに向けて「人生は、気持ちの持ち方が大切でああり、希望を持って実現に向けて頑張ろう!」と、よく教わったものです。 今回の新井さんの「意訳」版、私は非常に「新たな熱意を持って」〜〜読みました。そのため、10代から20代の、「芽のある」とこちらサイドで勝手に決めた若い方々に贈呈して読んでもらいました。皆、活き活きと、前向きに「感想」を述べてくれました。 マッカーサー元帥の愛読書、だったという話など、今の若い世代には通じない部分もあるでしょうが、時代を超えてこの本が伝えてくるメッセージは「普遍」で「人生で一番大〜〜切」なものではないか…このように感じた次第です。手に取り、お子さん、周りの方々に薦めていただきたい本ですね。〜 これでいいのだ! 若者と呼ばれる年代を過ぎて、人に「自分はまだ若者に負けない位の情熱を持っている」と言う様な話をすると、決まって多くの人は軽蔑の眼差しを向けて来る。多くの人々の間には、その年代に相応しい言動・行動等の何の根拠も無い相対的固定観念の様なものが存在している様に感じる。事実同窓会等で同時代を生きた友人達に会うと、大多数が現実社会の中で揉まれ・苦しみ生気を失っている様に思える。彼等(彼女等)には、もう青春と呼べる情熱や感動は無いのだろうか? と思っている処に遭遇した「青春とは」と言う本。 帯の部分に書かれている「歳を重ねただけで人は老いない 夢を失ったときはじめて老いる」の文に共鳴した。夢だけでは無い、感動する心・滾る様な情熱も含まれる。先日、桐野夏生氏の「魂萌え」のレビューの最後に「老いは誰にでも訪れるもの、その時周りに左右される事無くより自分らしく生きたいものです」と書かせて頂きましたが、死に直面する瞬間まで自分らしく老いを感じさせない生き方をしたいと改めて思いました。
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[ 文庫 ]
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マザー・グース 4 (4) (講談社文庫 た 5-4)
【講談社】
発売日: 1981-10
参考価格: 440 円(税込)
販売価格: 440 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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深呼吸の必要
・長田 弘
【晶文社】
発売日: 1984-01
参考価格: 1,890 円(税込)
販売価格: 1,890 円(税込)
Amazonポイント: 18 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 520円〜
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・長田 弘
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カスタマー平均評価: 5
たしかに、あのとき、かもしれない。 この詩集に出会ったのは、かれこれ20年ほど前だったか。当時、マガジンハウスから出ていた「鳩よ!」という文芸雑誌で、これまた当時アイドルだった斉藤由貴によって紹介されていた。
たまたま図書館で目につき何気なく手に取った雑誌。また斉藤由貴にも興味はなかった。
が、その詩にいきなり、ぐっ!と引きつけられた。
すぐさま購入した。しかも、全編、奇跡的と言っていいほどの「珠玉」だった。
詩を敬遠する人は、その大げさな表現に辟易するとこともあると思うが、これは平易な言葉で綴られている。そして、だれもが思い当たるような「何気ない1シーン」から、記憶の細い糸をたぐらせる。
あまりによかったので、何冊か人に押しつけた。そのたびにまた買った。そんな記憶も懐かしい。
ほんとうに名作ですよ。不朽の、という表現を付け足したいくらい。 大人になりたかった子供のときの自分に出会える詩 あのときかも知れない。一番最初にこの詩を読んだのは、森瑤子さんの小説”秋の日のヴィオロンのため息の”に引用されていたためです。それまで詩なんて縁のないものと思っていました。この詩は、私たちが子供から大人になったのはいつだったのか、子供の頃の記憶をよみがえらせてくれます。そして早く大人になりたいと思っていた子供の頃が懐かしく、大人になってしまったことがなんだか少し寂しく切なくなってくるのです。 秋の日の・・・の主人公も言っていますが、自分が思っていて言葉に出来ないことを優しい言葉で正確に言い表してくれています。 いつのまにか、この詩風景に自分が入り込み、子供になって、大人たちを眺める自分に気がつきます。 心の水平線を静かに眺めたい日に。 タイトルに惹かれて何気なく手にしたこの詩集が私と長田氏を引き合わせてくれた初めの一冊だった。
一頁一頁をゆっくり手繰り寄せてゆくと文字通り言葉を深呼吸するが如くするりと心のささくれに染み入り、帳簿が綺麗になっていくのを感じた。
以来、ほんの少し 立ち止まってみたい時、ただ緩やかに呼吸を繰り返したい時に決まってこの詩集を開く。 そう、心の水平線を眺めるようにして。
戻ることの出来ない「遠く」へ来てしまった大人達に、深呼吸を必要とするすべての人に、是非ともお薦めしたい。
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[ 単行本 ]
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美しい暦のことば
・山下 景子
【インデックスコミュニケーションズ】
発売日: 2006-04
参考価格: 1,260 円(税込)
販売価格: 1,260 円(税込)
Amazonポイント: 12 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 501円〜
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・山下 景子
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カスタマー平均評価: 4.5
季節を楽しめる 読みやすいです。
デザインも、可愛い。
季節の移ろいを楽しんだ昔の人の気持ちがなんとなく分かります。
四季を感じる心について書かれている感じです。
季節の植物についても沢山触れてあり、
自分も季節が楽しめるようになりました。
そしてカナが振ってあるのがなんとも嬉しいです。
啓蟄、これを読むまで口に出せませんでした(笑
ただ日付が、旧暦なので何日ごろ、としかなく
何月何日と書きようがないのでしょうが
この本だけではいつなのか分かりません。
最近のカレンダーには書かれていないものも多く、
たとえば2008年なら何月何日とか、
そういった付録があってもいいのになと思って星4つにしました。
身近に感じる季節の優しさ 旧暦のことばに惹かれるも どうもしっくりこなかったのが
この本を読みはじめて 身近に感じられるようになりました。
季節のことばが 具体的な情景を交えながら
軽やかに説明されていることに 親しみを覚えるのでしょうか。
お散歩の途中 ちょっと佇み 季節を楽しめる機会が増えるかもしれません。
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[ 単行本 ]
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明るいほうへ―金子みすず童謡集 (JULAの童謡集シリーズ)
・金子 みすゞ
【JULA出版局】
発売日: 1995-03
参考価格: 1,260 円(税込)
販売価格: 1,260 円(税込)
Amazonポイント: 12 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 153円〜
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・金子 みすゞ
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カスタマー平均評価: 4.5
良いなあ・・・ 青本(私と鳥と鈴と)を買って、感動のあまりこちらも買いました。青本の方が、有名作品が多いかもしれません。この詩を読むと、「私もこんな風に物を見ることが出来たら良いなあ・・・」と思う反面、「切ないかもなあ・・・」とも思います。多少鈍感な方がこの世の中は生きやすいかもしれません。透明感のある、優しい作品群です。こんな才能がしばらく埋もれていたなんて信じられません。この当時は当たり前の感性だったのでしょうか?だとしたら現代は感性がかなり退化して来たから、この様な詩が新鮮に思えるのでしょうか。
屁理屈はさておき、ただただ懐かしく暖かく切ない詩集です。
子供が出来たら必ず読んで聞かせます。 やさしい本 みすゞさんの書かれた詩は、読んでいて、とてもやさしい気持ちになれます♪♪ とても、表現が豊で、何度も読み返すたびに新たな感動が得られます! 「かたばみ」が一番印象的 小林一茶のように、弱き存在への愛情。松尾芭蕉のように、自然や宇宙を感じさせる視点。すべての詩の中で、「かたばみ」が一番印象的な詩でした。 秋は穏やかに時が過ぎます 今まで時間に追い立てられ、自分を追い込み、気がついたら心の病気にかかっていました。 そんなすさんだ心に静かでありつつも、人の心の奥が見え隠れする金子みすゞの言葉。 少し時間ができた時に読むと世界観が変わるそんな1冊です。 かわいい本 みすゞさんの詩を初めて購入したのが、この本でした。 表紙がかわいいいでしょ。で、中身の詩もすごくかわいくて、切ないんです。 挿絵と詩がとてもいいんですよ。是非見てみてください。
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[ 文庫 ]
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ハリール・ジブラーンの詩 (角川文庫)
・神谷 美恵子
【角川書店】
発売日: 2003-09
参考価格: 460 円(税込)
販売価格: 460 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 314円〜
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・神谷 美恵子
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カスタマー平均評価: 3
原作者の詩を味わいたかったのですが・・・ 原作の日本語訳であると書いてあったので読みました。けれど、他の方も指摘されているように訳者の色(元になる詩をだいぶ省略もしている)に覆われていて、原作を味わいたいと思って読み始めた私にとっては、苛立ちしか残りませんでした。
癒されます その独特の世界の捉え方の感銘を受けた。
信仰と重ねあわされた詩であるが、僕でも理解できる。
きっと多くの人がハリール・ジブラーンの詩を読むことによって癒されたのであろう。 哲学書ではなく、価値ある深い詩集のひとつです。 本書と英訳(The Prophet)を持っています。ほかの方の指摘のとおり、神谷美恵子さんの色が濃くでているように感じるかもしれません。ですが、これは単なる詩集の訳ではなく、各詩のあとに神谷氏がをつけた「ハリール・ジブラーンの詩」というタイトルの著作だ(神谷氏は訳者でもあり著者でもある)からです。訳が曲がっているわけではなく、詩の部分を読んで心に残るメッセージは確実にジブラーンのもので、神谷氏の著作にはでてこない味わいです。各詩のあとに簡単に続く解説は確実に神谷氏のものですから、その部分を混同しなければ意訳どころか二粒の味わいがあるかと思います。 癒し系の本として読むべき。「詩集」ではない。 癒し系の本としてのこの本の価値については他の人の評価に譲る。
詩集、詩の資料的価値について考える。
結論。ポエトリー(詩)に興味を持つ者には無用の本である。
「おお地球よ」と始まった段階で、人間の真実に深く切り込む言葉を期待していた者(私のことですが)は、ドン引きした。
これは、原作者の罪ではない。
訳語に、手あかの着いた言葉ばかりが選ばれていることが原因である。
原著は(アラブの詩の文化から推量して)口述筆記の可能性も高いが、近代の作だから初出が朗唱なのか文字(印刷物)なのかはわからない。
訳者が、朗唱的文体の再現に務めたことは見て取れるが、言葉の選択が安易すぎる。
「おお」などという呼びかけを、この訳書がはじめて世に出た1980年代後半に誰が使っていただろう。
極端な話、感嘆詞は省略した方が感慨に重みが出る場合だってあるのだ。
別に日常語にする必要は無い。しかし、「おお」ときたら誰だって「古くさい」と思う、「古典的」だと思う、そうではないか?
ジブラーンは、19世紀から20世紀を生きた詩人だ。
その作品の約に古典語は、果たしてふさわしいのかどうか?
また重訳が少なからず含まれることも、この本の資料的価値を低めている。
原著と正面から向き合った詩人の訳書の出現を強く望みたい。 詩人と訳者の最高の組み合わせ。 『うつわの歌』(みすず書房)所蔵の「ハリール・ジブラーンの詩」が文庫化された。16篇の詩が、神谷さん自身の思うところを添えて訳されている。詩人の言葉にも、訳者の言葉にも、とてつもなく深く大きなものを感じる。宇宙、神、いやもっと大きな……。身を正して、静かに向い合いたい本。加賀乙彦解説。
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