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詩歌

アイテム一覧
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後期万葉論 (中公文庫BIBLIO) 世界はうつくしいと 原色小倉百人一首―古典短歌の精髄をカラーで再現 (シグマベスト) 倚りかからず (ちくま文庫) 天国はつくるもの―天使と戦士に贈る詩 神曲〈3〉天国篇 (集英社文庫ヘリテージシリーズ) 短歌という爆弾―今すぐ歌人になりたいあなたのために リルケ詩集 (新潮文庫) 智恵子抄 (新潮文庫) 一人で始める短歌入門 (ちくま文庫)
後期万葉論 (中公文庫BIBL.. 世界はうつくしいと 原色小倉百人一首―古典短歌の精.. 倚りかからず (ちくま文庫) 天国はつくるもの―天使と戦士に.. 神曲〈3〉天国篇 (集英社文庫.. 短歌という爆弾―今すぐ歌人にな.. リルケ詩集 (新潮文庫) 智恵子抄 (新潮文庫) 一人で始める短歌入門 (ちくま..

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後期万葉論 (中公文庫BIBLIO)

[ 文庫 ]
後期万葉論 (中公文庫BIBLIO)

・白川 静
【中央公論新社】
発売日: 2002-11
参考価格: 1,100 円(税込)
販売価格: 1,100 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,977円〜
後期万葉論 (中公文庫BIBLIO)
白川 静
カスタマー平均評価:  5
万葉人の息吹を蘇らせる
 大陸文化が流入し、その影響が強まり、成熟しつつあった、著者の言うところの後期万葉時代の人々の社会や文化のありようを、血の通った形でよみがえらせた一冊である。  詳細で綿密な一首一首の解釈は、形式的な解釈を越えて、当時の人々の物の見方、考え方、生き方まで深く見通したものである。  当時の東アジア世界にあって、日本語の表記体系が確立しつつある時期の、我々の文化の、言ってみれば揺籃期の息吹を明らかにした意欲作といえる。しかしながら問題意識や文体は明瞭でたいへん読みやすい。
『初期万葉論』以来15年、待望の比較文学的論考
 大学退職後,「字書三部作完成」という超人的お仕事をしていたため後回しになっていたが、やっと「宿案の一つを果たした」と言われる本書。啓発されるところの多い中国文学者の万葉論である。  初期・後期の分期のしかたは、一般に行われている四期の分期と異なり、『万葉集』編纂者が意識したであろう「古と今」という分期の観念を尊重したとのことである。特に表記法に関するものは、著者の専門分野であり、注目してみたい。古代朝鮮語の表記法では、漢文を訓読するときは史読体、自国語を表記するときは誓記体、添読字を加える郷札体〈郷歌〉の三種あった。郷札体が万葉の常体、誓記体がその略体に当たる。このように、万葉表記の根源に至るまで実例を引きながら簡明に説明してくれている。  後期歌人は憶良、旅人、家持に代表される。まず、百済的教養のある憶良を渡来人とみて、表現の異質性を強調している。旅人の讃酒歌では陶淵明他多くの中国文学の影響があることを指摘している。家持の歌は巧拙がはげしいとみる。春愁三首のような傑作はあるが、万葉様式の枯渇を思わせる歌人とみなしている。  最後に、万葉の「比較文学の課題」としては、発想や詩句の類似という修辞的なものになりやすいが、その歴史的・類比的な意味での文学の比較研究に、より重点をおくべきだと、注文をつけている。例えば、万葉初期における創作詩の成立は、文学史的には大きな事実で、中国における五言詩の成立と併せて、比較文学史的課題をもつという(雅)

世界はうつくしいと

[ 単行本 ]
世界はうつくしいと

・長田 弘
【みすず書房】
発売日: 2009-04-24
参考価格: 1,890 円(税込)
販売価格: 1,890 円(税込)
 Amazonポイント: 18 pt
( 在庫あり。 )
世界はうつくしいと ※一部大型商品を除く
長田 弘
カスタマー平均評価:   0

原色小倉百人一首―古典短歌の精髄をカラーで再現 (シグマベスト)

[ 単行本 ]
原色小倉百人一首―古典短歌の精髄をカラーで再現 (シグマベスト)

・鈴木 日出男 ・依田 泰 ・山口 慎一
【文英堂】
発売日: 1997-11
参考価格: 560 円(税込)
販売価格: 560 円(税込)
 Amazonポイント: 5 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 36円〜
原色小倉百人一首―古典短歌の精髄をカラーで再現 (シグマベスト)
鈴木 日出男
依田 泰
山口 慎一
カスタマー平均評価:  5
すごすぎます。
内容は百人一首。 本なので実際のかるた形式ではありません。 中身がカラフル。 うたに関する写真などがある。 圧倒的なコストパフォーマンス。 この良心的な価格で、これ以上のものをつくることは到底不可能。 そう思うのは私だけではないはずです。即、購入しました。
写真集?
現在高校二年生です。
特に百人一首を勉強しようという気はなかったのですが、本屋でぶらぶらしトいる時にふと手に取って見たのがきっかけです。
中身を見た瞬間びっくりしました!
国語便覧のような(むしろそれより鮮明なくらいの)印刷でしかもそれが全ページ!
そして皆さんもおっしゃっていますが、何より美しい写真の数々です。
前述の通り、百人一首を勉強する気はなかったのですが、写真集を買うような気持ちで購入しました。
家に帰って熟読したところ、結果的に古文の勉強にかなり役立ちました。
古典の雰囲気や、その情景が現在の写真によって再現されていることによって古文を読む姿勢も変わりましたし、なにより解説が詳しくそして読みやすいので、和歌に限らず受験古文に十分通じる文法を勉強できました。

古文が好きになれない人、古文が暗号のように見えてしまう人(笑)などなど、そして受験生ではない大人の方にもぜひおすすめです。
この値段ですから写真だけでも十分買う価値があると思います。
安い!
学参なので、百人一首を「勉強」するのには最適だろう。
歌意、鑑賞、作者解説、語句・語法・表現の文法解説が、
けっこう詳しく書かれているので、勉強にはなるが、
先生方の著書なので勉強になるだけかもしれない。

有名(勉強に重要)な歌(20首)、
田子の浦〜、花の色〜、めぐりあひて〜、嘆けとて〜、
大江山〜 などには2ページを割き、
これらの歌の背景や歌人のことなどが分かりやすく書いてある。

学参ではあるが、この本の良い点は、
きれいな写真が豊富に使われていること。
天の橋立や東大寺の桜、富士山などの自然写真は美しく、
癒されながら、歌を鑑賞できる。
また、和歌に関連のある写真を用いることで、
イメージや創造力がより膨らむ。

古典を勉強するのにはとっても良いし、
この内容で、この値段はかなり安い。
百人一首の入門書としてはオススメの一冊である。
カバーを外しても…
カバーを外してみてびっくりしました。
私がこの本を見つけたのは参考書コーナー。
参考書の中でもこの値段はお安い方なので、多分普通の厚紙風だろうなと思ってめくりました。
するとなんと表紙と同じ絵が、カラーでそのまま丈夫にビニール加工(?)されていたのです。
これでなぜこんなに安いの!?とあわてて検索した次第です。
やはり評判が良いんですね。
中身はもみなさん書かれている通りもちろんきれいで素晴らしいです。
この値段でこれは間違いなく買う価値があります。
(素人目なので解釈のことなどはわからないのですが…)
ここでお勧めの田辺聖子さんの百人一首も買って読んでみたいと思います。
うっとり浸れます。
 他のレビュアーの方も言うように、とにかく写真が豊富で綺麗です。
 舞台になっている風景の写真あるいは作者像、「(しのぶ)もぢずり石」「網代」「御幸」「衣打つ」などの風物、「さねかづら」「さしも草」「むぐら」など草花の写真が、一首ごとに充分に添えられ、和歌の世界を想像するのに非常に役立っています。

 風景写真は特に美しく、天の橋立、宇治川、上賀茂神社の御手洗川など旅情をかきたてられます。

 作者紹介、作歌事情、時代背景の解説、文法的事項などは詳しすぎず、興醒めしない程度だと思います。

 「和泉式部、小式部は母娘で歌才に恵まれていたのだな」とか「中宮彰子のサロンはレベルが高いな」とか「この時後鳥羽院は承久の乱を予感していたのか?」などということも分かります。

 文法の解説は、技巧的にその歌のどこが素晴らしいのかが簡潔でいてよく説明されています。31文字の歌の中に、序詞、縁語、掛詞、本歌取など多くのテクニックが凝らされていることがよく分かり、まるで暗号が解読されるようでなるほどと思います。確かに、選ばれた百首なのだと実感します。

 気軽に楽しく百人一首の世界に浸れるこの内容でこの値段は安いと思います。


倚りかからず (ちくま文庫)

[ 文庫 ]
倚りかからず (ちくま文庫)

・茨木 のり子
【筑摩書房】
発売日: 2007-04
参考価格: 609 円(税込)
販売価格: 609 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 190円〜
倚りかからず (ちくま文庫)
茨木 のり子
カスタマー平均評価:  5
「淡々と生きていけ!」(本文から)
研ぎ澄まされた言葉が、不思議な間合いで連なり、 まるで文章のように、音声のように 意味深く重く語りかけてきます。 今日の私に最も響いたものは、「木は旅が好き」 根を張り、栄えるどんな木も、その種はどこからか運ばれてきたと言う 当たり前のことに。 旅、旅ですね。
ユーモアとチャーミングと凛とした言葉
この詩集の中で一番好きな詩は『ピカソのぎょろ目』です。 茨木さんが生前、バセドウ氏病だったことが書いてあり、 バセドウ氏病の私にとって親近感がわく詩でした。妙に納得してしまう仮説の詩。 美術史の専門家にピカソはバセドウ氏病だったんじゃないかと聞く 熱の入れっぷりにユーモアを感じて 同じ病気の私まで一緒に謎を解いて戦っているような気がして好きでした。 『倚りかからず 』に関しては是非、読んでみてください。 その力強い言葉と、その後の力の抜けようの落差が面白い詩だと思います。 そして、その言葉に感動します。 全体を通して思ったことは、チャーミングで素敵な方だと言うことです。 装丁も蝶が美しくてプレゼントにも喜ばれる一冊だと思います!おすすめです。
じぶんの足で立っていよう!
茨木さんの詩を読むと、いつも背筋がピンと伸びる思いがします。 真面目な言葉だけを並べているのではないのに、心は強く励まされているようです。 人はひとりでは生きていけないから、あるときは養ってもらったり、あるときは助けてもらったりする ものですが、精神的にはべたーっともたれかかることなくじぶんの足で立っていたいし、立っていて いいのだと思うことができました。 解説を書かれた山根さん同様に、私も茨木さんの「志」を受け継ぐ者でありたいと思いました。
たおやかな激情
暖衣飽食の時代をただよう今日の日本人に宛てた茨木さんの「白鳥の歌」。読む度に襟を正されるものを感ずる。中田英寿を詠んだ「球を蹴る人」と山根基世さんの解説文も佳品。座右に置いて何度も読み返したい一書です。
ユーモラスであり、また何となく心が和んでくる
 何事も、上手くいかないと人や思想や権威やら何でもいいからすがりたい思いにかられる。  しかしこの詩は、自分の目と耳、足と手があれば不自由なことは無いと語りかける。最後に「倚りかかるとすれば背もたれだけ」の締め括くりはユーモラスであり、また何となく心が和んでくる。

天国はつくるもの―天使と戦士に贈る詩

[ 単行本 ]
天国はつくるもの―天使と戦士に贈る詩

・てんつくマン
【クラブサンクチュアリ】
発売日: 2004-05
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 1,575 円(税込)
 Amazonポイント: 15 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 827円〜
天国はつくるもの―天使と戦士に贈る詩 ※一部大型商品を除く
てんつくマン
カスタマー平均評価:  5
てんつくマンの原点
 本書はてんつくマンに改名した原点だと思う。  特に、最近の活躍にはワクワク期待させて頂いている。  路上で6000万稼ぎ出す根性もすごいが、確実に彼は成長している。  その軌跡を追うにも大切な一冊である。
元気になれる本!
ことばのひとつひとつが、心に「スーッ」って
しみ込んで入ってくる感じ。

何度も読み返しました。

大好きな人にもプレゼントした、とっておきの一冊です。

この本に出会えたて本当に良かった!
元気が出ます!!
著者のてんつくマンに会ってからこの本を買いました。
なにより、彼の生き方がカッコイイと思う。
てんつくマンは、「死んでから天国に行ってもしょうがない。生きている今を天国にしちゃお〜」というスタンスで、路上詩人をして資金を集め、映画を作ちゃった人です。

単純明快で力強い言葉。
彼の言葉には感謝と励ましが溢れています。

最近元気が出ない・・という人にオススメ☆
自分に嘘をつくのをやめて、素直な気持ちに戻れるかも。
自分と向き合えた
てんつくさんと会ってから、この本を読みました。
会う前に読みたかった。そして書き下ろししてほしかったな。
これは自分宛だ、と思う部分が必ずあります。
私はそのページ度に、自分について考えて見ました。
今の自分を真面目に考えることができました。
優しい気持ちになれる!
「天使と戦士に贈る詩―天国はつくるもの」のリニューアルバージョン。

子供達の写真を見ているだけでも、何かが伝わってくるそんな本です。

元気のない時、落ち込んだ時などにきっと、優しさを与えてくれます。


神曲〈3〉天国篇 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)

[ 文庫 ]
神曲〈3〉天国篇 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)

・ダンテ アリギエーリ
【集英社】
発売日: 2003-01
参考価格: 1,000 円(税込)
販売価格: 1,000 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 405円〜
神曲〈3〉天国篇 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
ダンテ アリギエーリ
Dante Alighieri
カスタマー平均評価:  5
最終的な本です
あらゆるスピリチュアルな本をよみ瞑想や祈りを続け、それでも愛ってなに?神って何?とまだ自分が2つに分かれていたときに読み、ようやく自分がひとつになれた本でした。天国編は、私の場合ですが、涙がとまりませんでした。読みながら脳が天国の波動になりつつ意識を保つのが難しく、眠気との戦いの中感動して泣いてる状態です。内容は、あなたを造ったのは神です。あなたが愛してやまないベアトリーチェを造ったのも神です。そしてあなた方が出会ったのも神の計らいです。が極意かな。
二人のダンテ
 気付くと、ベアトリーチェに導かれたダンテは、天に引き上げられつつある。ダンテの時代は、神が星々をして地球の周囲をめぐらす時代である。地動説が常識の現代の読者として、彼らの前提に慣れるのが最も厳しい。が、そこは古今ほうきに乗って空を飛べる童心に返り、ダンテたちに付いて、星々を巡りながら至高天を目指す。

 そこでダンテは様々な聖者、君子らの霊と対話する。中でもトマス・アクィナスが語るエキセントリックで愛情溢れる清貧の実践者=アッシジの聖フランチェスコと弟子たちの話は印象的である。
 また、ダンテは多岐にわたる疑問を抱き、時に明確な回答を得、時に人知の及ぶところではないと諭される。例えば、彼の高祖父にあたる人物に、己の身の処し方を訊く17歌で、高祖父はダンテが味わう惨苦を予言しつつも、詩人として臆することなく大胆に表現せよと答える。一方、32歌で聖ベルナルドゥスは、選ばれた者たちが至高天に占める座の高下を訊ねられ、それは神の予定の玄義に属すると諭す。この他にもダンテは、自分が重力に反して昇天する理由や、異教徒が神の恩寵に与る可能性など興味深い疑問を呈するが、それは、ダンテ自身も疑問に思ったことなのか、あるいは17歌の高祖父の激励のように、予め答えを書くために用意した修辞的なものなのかは分からない。

 近代の先駆者とされるダンテは信仰を第一に謳い上げつつも、故郷フィレンツェを忘れることはできない。これまで、声高に怒りの形で表現されてきた故郷への愛が、ささやかに望郷の念として現れる25歌は、それが終生報われなかったことが知られているだけに、胸を締め付けられる。
 至高天でついに神の姿を見たダンテは、言葉に窮する。しかし、彼の願いの成満と共に、絶対的な充足感が得られる。
天国を巡る旅
詩人の代名詞ともなっているダンテによる長編小説の完結編。生きたまま地獄・煉獄を巡ってきたダンテ本人が本書でついに天国へと到達します。3篇の内では最も宗教的色彩が強く、表現も抽象化されている部分が多く、現代日本人には難解です。とはいえ、高校の世界史の教科書にさえ紹介されている史上屈指の名著です。一度は読んでおいて損はないと思います。


短歌という爆弾―今すぐ歌人になりたいあなたのために

[ 単行本(ソフトカバー) ]
短歌という爆弾―今すぐ歌人になりたいあなたのために

・穂村 弘
【小学館】
発売日: 2000-03
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 1,575 円(税込)
 Amazonポイント: 15 pt
( 通常2〜4週間以内に発送 )
中古価格: 499円〜
短歌という爆弾―今すぐ歌人になりたいあなたのために ※一部大型商品を除く
穂村 弘
カスタマー平均評価:  4.5
なぜか泣きそうになった短歌評論
短歌を定型意識、韻律感覚、語彙の選択、修辞力、歴史観、社会観を超えて、「実存の輝き」として捉えていく読みには、とても説得力を感じました。もちろん、その前提としての「定型意識・韻律感覚・語彙の選択・修辞・歴史観・社会観」からの短歌の分析も忘れていません。非常にリアルで肌触りがありました。確かに後半にかけて、情熱がほとばしるあまり、難解な言い回しも出てきますが、決して「語りたいこと」がないのに無理矢理に語っているような空回り感はありません。「語りたくて仕方ない」という感覚が伝わってきたので、私はこの一冊を読んで、よかったと思いました。 特に最終章「世界を覆す呪文を求めて」は、「世界の気味悪さ」を感じたことがある人なら、共感するところが大きいと思います。「世界の気味悪さ」から始まって、自己肯定していく過程を、圧倒的な語彙力で書ききっています。思わず私は涙ぐみました。
これもグレート
最近急速にほむらさん本を集めている私です。 短歌自体まったく鑑賞すらしていなかったのですが、とうとう手紙魔まみからこちらの本へ、そしてこの一冊がきっかけで 岩崎書店の短歌シリーズにも手を出してしまいました。 ほむらさんの短歌についての解説(主に第三章)は本当にわかりやすい。おもしろい。ショッキングな見出しで引っ張り、なるへそ!と思わされる考察・・。 正直短歌やエッセイよりもこの解説のほうが面白いのでは・・と感じました。最近は新聞の短歌欄も欠かさずチェックするようになり、これ以上インドアになってもこまるのですが・・まあいいや ネットで見ると、この本はわかりにくいとされる人も半分くらいいるのですね。門外漢の私が難なく読めたあたり、テクニックより心に重点をおいた本であること、またその「心」がきわめて世代に左右されるものではないか、場合によってはあの自意識過剰さの持分でわかりやすさが決まるのではないかという気がします。 また、第二章かな、猫又のメールのやり取りのあたりは同じだけど短歌はプロに聞けを読んだほうが充実してますね。 とにかく、教科書でしか見なかった短歌を新しい楽しみとして感じられることが素直にうれしい一冊です。 でも、表紙の絵はちょっと・・ふるいCGっぽいし微妙よ? 次は80年代少女マンガについてかたるほむらさん希望!
難解
帯に「短歌入門」とありますが、短歌入門書としては
かなり難解で、中級者、上級者向きではないかと思いました。
表現も抽象的で、わかりにくい部分があります。
穂村さんの短歌への情熱は伝わってくるのですが
例として挙げられる作品も、初心者が理解するには
高度で、じゃあ実際自分で短歌を作るにはどうしたら
いいかは、この本からはあまり学べないと思いました。
穂村弘の短歌への情熱がほとばしる一冊。
初心者には少し難解な部分はあるものの、
ぐいぐいと短歌の世界へ引き込んでくれる勢いがこの本にはある。

特に第三章「構造図」は素晴らしい。
現代を代表する、たくさんの作品が、
穂村弘の熱い視点で語られている。
尊敬してやまない早坂類の作品に、
最初に出会ったのはこの本だった。

いまではスター歌人となった穂村弘が、

どんな思いを抱き、短歌を書きはじめたのか、
その原点を知ることのできる本でもある。

わたしは、この本を読んだのをきっかけに、
空から降ってくるように短歌が書けるようになった。
そして、短歌は、わたしの救いになった。
「本気」で短歌に取り組みたいと思っている人には、
必読の短歌入門書と言っていいだろう。


リルケ詩集 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
リルケ詩集 (新潮文庫)

・リルケ
【新潮社】
発売日: 1963-02
参考価格: 420 円(税込)
販売価格: 420 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
リルケ詩集 (新潮文庫)
リルケ
Rainer Maria Rilke
カスタマー平均評価:  4
待て……この味わい………
本作は自分にとって、バイロンほどの熱狂や情熱、シェリーほどの美しさを感じ取れるものではありませんでした。 訳が直訳過ぎるのか、独特なのか、或いはリルケ自身がそういった文体を用いているのか、 自分には皆目判別がつきませんが、接続詞の前後の繋がりに理解し辛い箇所が多数見受けられる事や、 多用される倒置、変則的な節の区切り等、一見しただけでは非常に詩の内容が捉え辛いのです。 しかし。 『待て……この味わい………』 上記は本レビューのタイトルであり、 オルフォイスへのソネットに収録されている詩のタイトルであり、何より偽らざる自分の素直な読感でもあります。 冒頭で列挙した点を差し引いても惹き付けられた事は紛れも無い事実です。 あくまで形式的な詩、概念的な表現に囚われていた自分にとって本作は衝撃的でした。 なにせそこには、型に囚われない自由な表現、溢れんばかりの叙情が多分に含まれているのですから。
最晩年の作は、人類史上のある「到達点」を示している。
晩年、心の危機を乗り越えたリルケは、「オルフォイスへのソネット」を書く。これは詩人としての決意表明であって、本物の真剣さを獲得した彼は、聴衆に向かって呼びかける。「池に映ったもののすがたが、しばしば我らから消えようと、その姿をば忘れるな」。心で見た姿こそが、真の姿なのだ。水面が揺れると、映し出された像は歪み、波に呑まれる。それと同様に、心の状態が変化すると、心で捉えていたはずのものはたちまち見えなくなる。だが、忘れるな、「それ」はあるのだ。この戒めを、リルケ自身、堅く護りとおしたに違いない。最晩年の作は全く卓絶している。「背伸びをした巨人の夏は 既に感じている 老いた胡桃の樹の中で その青春の衝動を」「一晩中 ナイチンゲールは歌っている 彼らの感情の恍惚と それから 冷ややかな星に立ちまさる 彼らの優越とを」。これらを「擬人法」と読むのは単なる見当違いであろう。リルケは自然の内部に入り込んで歌っているので、どこまでが彼自身の感情で、どこまでが「自然」それ自体の感情なのか、区別できないほどだ。グルジェフの言う、客観的感情、これらの詩篇はまさにそれを達成しているのだ。本書もまた、万人にお奨めできる。(特に科学者は絶対に読まねばならない。)富士川英郎氏からの、そして新潮社とリルケからの、言葉の贈り物だ。
言葉の通じる親友のような。
丁寧な言葉の重なりを紐解いていく過程は、無条件に楽しく、 自分の心の奥底に潜む何かに触れ、開放されるような清涼感がある。 彼の詩は呟きなどではなく、それを読む誰か、即ち我々読者の視線に まっすぐぶつかって来る。 普遍的な強さを持ち、個々の内部で繰り広げられる伸びしろを持つ やわらかさがある。お買い得すぎました。
物思いを運ぶ風
この本の中には、文体の言いまわしは古いが、読む人の実存を揺らめかせ、 羽ばたかせる言葉の風がある。言葉と言葉のつなぎ目には ポジティブに不安を拭う風溜りがある。 途中、ふと目を上げると、 周囲から切り離されたかと憶えるほど 心地よくまどろむことができる本。 たゆたう時間を感じたい方へ。

智恵子抄 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
智恵子抄 (新潮文庫)

・高村 光太郎
【新潮社】
発売日: 2000
参考価格: 420 円(税込)
販売価格: 420 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
智恵子抄 (新潮文庫)
高村 光太郎
カスタマー平均評価:  5
若い人に読んでほしい
「あなたの愛は一切を無視して私をつつむ」『恋空』で泣いたと言う人に読んでもらいたい一冊ですね。これが本当の恋です。
互いにかけがえのない存在だったのでしょうね
「レモン甘いか酸っぱいか」と軽い調子で言って笑い合っていた高校時代には、『智恵子抄』の奥深さなんて まだまだわかりませんでした。 学校では教材としてしか習いませんし、夫婦の重みや愛しさを理解するには、それなりの歳月と経験が必要 だったと思います。 光太郎も智恵子も、互いに相手のことを愛し切ったのでしょう。 ただ、それを表現し切るだけの言葉を、光太郎が持っていたかどうかは不明です。 言葉が思いの丈すべてを表現でき得るものとは言い切れませんから、光太郎も詩を生み出すにあたっての 並々ならぬ苦労があったかと思います。 そうやって後世に残された『智恵子抄』…男女の深い情の通い合いを感じます。
愛のかたみ
自分が青臭い学生だった頃はこの本に酷く反発したものだ。 結局は死んでいった妻をネタにして詩集を出すなんてwと。 しかしそれから20年過ぎてこの詩集を読んでみると涙が出てくるのだ。 なぜだろう…。 たぶん、光太郎は誰かに智恵子を憶えていて欲しかったのだ。 子供もなく光太郎のみに生きていた智恵子には友人もいない―光太郎の為に 自ら切り捨てた―その智恵子が自分を愛した事実は自分しか憶えていない記憶だ。 誰かに、智恵子を憶えていて欲しかったから、光太郎はこの詩集を残したのだと思う。 今、高村智恵子の哀憐の人生の中でしか高村光太郎の人生は世間では語られない。 それもまた光太郎の願いだったと思える。
生きている智恵子という個人への愛、智恵子という要素への愛
高村光太郎の智恵子への思いがつらつらと書かれた、妙に長いラヴレターである。 凡人には耳を疑いたくなるような、穢れのない愛の言の葉の連続である。 光太郎は智恵子の生前は智恵子その人を愛していたが、 死後はどうも自分と世界とを結ぶ介在者を智恵子とみなすようになったらしい。 智恵子は光太郎の中で、人間と世界をつなぐ普遍的な要素になったらしい。 老いた光太郎は、智恵子という空気を通して世界を見、世界に触れるようになったらしい。 過去の思い出の美化もここに極まれり、と言った感じだが、小生もそんな人と巡り合いたいもの・・・。
真に精神的な愛
亡くなられた愛妻智恵子さんに光太郎氏が捧げた真なる愛の詩の数々。 精神分裂病で入院する智恵子さんに、「智恵子が亡くなれば私は生きていけない」とまで漏らしていた光太郎氏ですが、実際に智恵子さんが亡くなられた後は、しばらく創作意欲が無くなったものの、そこから「智恵子はその個的存在を失う事によって却て私にとっては普遍的存在となったのである」あるいは「あなたはまだいる其処にいる あなたは万物となって私に満ちる」として、肉体無くとも真にスピリチュアルな智恵子さんの愛を感じて立ち直り書かれた詩(『元素智恵子』など)が、特に素晴らしいです。 一人の異性に対して、これだけ真摯な愛を持続的に注ぎ込めるのは素晴らしいことだと思いました。 半分は自嘲で書きますが、私にもそのような女性が現れてほしいです。とても純粋で、藝術を愛好し、だからこそ病んでいる、そう、智恵子さんのような女性が……。

一人で始める短歌入門 (ちくま文庫)

[ 文庫 ]
一人で始める短歌入門 (ちくま文庫)

・枡野 浩一
【筑摩書房】
発売日: 2007-06
参考価格: 609 円(税込)
販売価格: 609 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 397円〜
一人で始める短歌入門 (ちくま文庫)
枡野 浩一
カスタマー平均評価:  4.5
あっさり、奥が深い!
なんとなく、短歌を知りたくなって、読んでみました。 枡野さんをはじめて知ったのですが 淡々とした文が本当に面白くて、 一人でふふっ…と笑いながら 一冊読んでしまった、、そんなかんじです。 ほかの本も読んでみたいな。
入門書として読んで、大正解。短歌っておもしろいとモチベーションあげてくれた。
とても読みやすい本で、短歌の世界が一気に身近になり、楽しめた。作ってみるかぁと思わせてくれるよい本だった。 例となる短歌と、筆者の解説が1ページ見開き。その文章量や、軽い口調のトーンも短歌初心者にはとっつきやすかった。 短歌の世界、大変おもしろい。入門書として読んで正解だった。短歌に興味のある人、日本語に興味のある人、お勧めします。
軽く読みすすめられる本。
短歌に関する書籍を探している時に見かけ何となく気になったので買ってみたがこれは正解だった。 600円弱する値段も内容に比べれば決して高くはない。著者による解説が良いのだ。 著者がCHINTAI主催の短歌コンテストの審査員を務めた関係で主に住宅や部屋、引越しにまつわる暮らしの歌ばかりが取り上げられているのだがどの歌も著者の包容力ある解説に照らし出されることでより強い光を放っている。つまり歌のもつ意味を読者の理解が及ぶところまで抉り出して教えてくれるのだ。 三十一文字しかない短歌にとり一字のもつ意味は大きいが著者の見る目はどんなささやかな表現であっても見逃さない。歌への理解と評価が高まるような解説が書ける著者の力量には唸らずにはいられない。 それはちょっと穿ちすぎなのでは・・とこちらが思ってしまうほど緻密で丁寧なのだ。 読後著者と短歌に対して興味が湧くこと請合いです。
すべての歌人が読むべき本
わたしは、 誰かにつよく、ものをすすめない。 そのひとの好みや感性に、 ぐいぐいとはいっていくのが、 ためらわれるから。 ただ、 『一人で始める短歌入門』 だけは、すべての歌人に読んでほしい。 短歌ってどんなものだろう、と 興味を持ち始めたひとから 岡井隆さんのように、 20冊以上もの歌集や、歌書を出されている ベテランの歌人まで。 短歌を知っているひとほど、 お手軽な短歌入門書ではないことがわかると思う。 (本に入りやすいような、イラストなどの工夫をみていると  いっけん、軽そうなイメージを受けるかもしれないが) この本には短歌の“まこと”が書いてある。 すくなくとも、その“まこと”への入り口が示されている。 断言できる。 根拠は……申し訳ないのだけれど、直感。 基本的に、枡野さんが提唱されている 「かんたん短歌」は口語・しゃべりことばだけれど 枡野さんは、文語・口語・英語、 さまざまな短歌があっていいという大前提のもとで さまざまな短歌のありかたを受け入れたうえで 「かんたん短歌」の活動をすすめられている。 枡野さんの短歌の世界を知っている方 ある程度のイメージを持たれている方は、 いちど著者のことを(いい意味で)忘れて この本を読んでいただきたい。
わたしにも短歌が詠めるかもしれない
この本は、短歌をつくってみたいと思った人が、いちばん最初に読むといい本です。 と、著者の桝野浩一がまえがきの先頭に書いている。 あくまで五七五七七なら短歌、 いつもの言葉づかいで詠む、 うそをついてでも面白くする。 マスノ流短歌ルールだという。 ?????? 住まいにまつわる短歌がやけに多いと思ったら CHINTAIの「いい部屋みっかっ短歌」コンテストから百首を選び、マスノが解説をしているからである。 圧倒的に若い人の短歌だ。 みんなうまいねぇ・・・ みずみずしい感性に嫉妬します。

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 更新日 2009年5月10日(日)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク

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