売れている日本文学作品をAmazon売上ランキングで紹介します!

日本文学☆ランキング

1,500円以上で送料無料! ※一部大型商品を除く     カートをみる |  ヘルプ
文芸作品
歴史・時代小説
経済・社会小説
エッセー・随筆
ミステリー・サスペンス・ハードボイルド SF・ホラー・ファンタジー ロマンス 詩歌 全集・選書 評論・文学研究 伝記・人物評伝 文学賞受賞作家
サブカテゴリ
    文学・評論
   詩歌
   詩論
   詩集
   外国詩
   漢詩
   和歌・俳諧
   歌集
   句集
   季語・歳時記
   詩歌 全般



特集
   山本一力
   司馬遼太郎

◇このサイトはAmazon.co.jpと連携しています。ショッピングカートはAmazonのものを利用しています。
◇販売事業者はAmazonとなりますが、商品選定等についてのお問い合わせがありましたら、フッターにありますメールリンクからご連絡下さい。



**お店のPR**
<相互リンク>
AmazonMall0
AmazonMall2
AmazonMall3
AmazonMall4
AmazonMall5
AmazonMall6
AmazonMall7
AmazonMall8
TomatoChips
MensWathch
LadysWatch
ShopResort
PremMarket
PremShop
SavePrice
限定ミッキー腕時計
オイルキャンドル
OMEGA格安
海外ブランド財布格安
グッチ格安
ブルガリ格安
プラダ格安
コーチ格安
お祝いに胡蝶蘭
逸品堂Mens支店
逸品道Ladys支店
羽根布団10点
羽根布団8点
AkiraZon
AmazonMall001
AmazonMall002
AmazonMall003
AyaZon
声優Zon
USBjunky
PC_LIFE
あかちゃんのおもちゃ
エレキギター
電車のおもちゃ
浄水器屋
何でも収納屋
電動工具屋
ラジコン屋
はんこ屋
防災防犯屋
サイエンス屋
ミニカー屋
ケース売り屋
G-SHOCK堂
kinsen.com
usb.kinsen.com
SavePrice

AmazonMall012
AmazonMall013
AmazonMall014
AmazonMall015
AmazonMall016
AmazonMall017
AmazonMall018
オススメ腕時計
オススメ羽根布団
オススメ!ミッキーマウス腕時計
オススメMP3プレーヤー
オススメ美容器具








 

詩歌

アイテム一覧
31 32 33 34 35 36 37 38 39 40
中原中也詩集 (新潮文庫) 西行 (新潮文庫) マザー・グース (1) (講談社文庫) 今はじめる人のための俳句歳時記 (角川文庫) 万葉集 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス) 猪木詩集「馬鹿になれ」 子どもたちの遺言 グレープフルーツ・ジュース (講談社文庫) 考える短歌―作る手ほどき、読む技術 (新潮新書) 漢詩入門 (岩波ジュニア新書)
中原中也詩集 (新潮文庫) 西行 (新潮文庫) マザー・グース (1) (講談.. 今はじめる人のための俳句歳時記.. 万葉集 (角川ソフィア文庫―ビ.. 猪木詩集「馬鹿になれ」 子どもたちの遺言 グレープフルーツ・ジュース (.. 考える短歌―作る手ほどき、読む.. 漢詩入門 (岩波ジュニア新書)

  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14 
4 / 50


中原中也詩集 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
中原中也詩集 (新潮文庫)

・中原 中也 ・吉田 ヒロオ
【新潮社】
発売日: 2000-03
参考価格: 500 円(税込)
販売価格: 500 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 345円〜
中原中也詩集 (新潮文庫)
中原 中也
吉田 ヒロオ
カスタマー平均評価:  5
人生がちょっと変わった
子供心を失わない素直な人だ。 毎日ふっと思いつくのに生活のためにふりはらってしまうような事をちゃんと思い返して詩にしてる。 私は、もうそんなこと考えたってしょうがないと諦めてたのに。でもそうゆう生活って自分がよくわかんなくて余計に辛かった。 これを読んでやっぱり私もまた子供の頃みたいに生きようてゆうか気持ちだけでもそうしようと思えた。 この人は金持ちの子。だからこんなに詩を書けたのか。でもかんけいなく感動する。 やっぱ世の中に必要な人だ。
狂おしさと、愛おしさと。
中原中也の詩に出会ったのは高校一年の時でした。当初から独特のリズム感、詩が持つ世界の空気感に惹きつけられていました。高校二年の時、教科書に載っていながら授業で取り扱わなかったのをきっかけに購入、有名な詩以外にも魅力的な詩ばかりで買ってよかったと素直に思いました。哀切な響きと、それを包み込むような言葉の柔らかさと温かさ。またそれとは違って、悲しみに胸が締め上げられるような攻撃的なものまで、本当に感動しました。
やばいです。
高校時代にこの詩集を読んだときには、あまり好きになれなかった。 でも、浪人しているときにもう一度読んだら、胸が締め付けられるようだった。 心になにか暗いものを抱えてる人が読むとヤバイ詩ばかりです。
生まれながらの詩人
中原中也の詩は独特です。 難しい言葉も表現もありません。 しかし読むたびに新しい発見をする、そんな詩です。 中也は生まれながらの詩人です。 彼にしか作れないリズムや言葉があります。 彼にしか見えない幻の世界もあります。 それらが実に、真実味を帯びた情景描写を生み出すのです。 もし誰かが中也の詩の特徴を活かして詩を書いたとしましょう。 たとえそれがどんなに素晴らしい詩だとしても、 その詩は中也のそれの模倣であるとしか映らないでしょう。 それほどまでに中也の詩は特徴的なのです。 一度読めば分かるはずです。 自らに訪れる感情を残酷なまでに細かく分析し、 その緊張感を、そのままに叩き込んだ彼の詩は、 70年以上経った今も、読まれるたびに進化しているのです。
若き才能
無論、ダダイズムに関して異論などを唱える気をおこさせない。また、ノスタルジア。当時の若者の中で秀でていたことが青臭さとともに胸に沁みいる詩ばかりである。また、詩に関していちいち解釈をする形式ではない為、自分の心で素直に感じることができる一冊である。中也の詩はやはりいい。

西行 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
西行 (新潮文庫)

・白洲 正子
【新潮社】
発売日: 1996-05
参考価格: 500 円(税込)
販売価格: 500 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 158円〜
西行 (新潮文庫)
白洲 正子
カスタマー平均評価:  4.5
桜の頃になると読みたくなる
 桜の頃になると、この本が読みたくなる。西行のことを中心に描いているが、和歌の話になれば、どうしても他の作り手との違いに言及せざるをえなくなるので、読者は自然と他の歌人の作品にも触れることになる。何となく霞のかかった気候にこの本を読むと、平安の昔にタイムスリップしたような感覚に襲われる。  また、西行は通史の裏舞台にも顔を出しているので、無味乾燥な教科書の登場人物たちが西行との接触を通じて見事に生き生きとしてくる。西行が偉いのではなく、著者の描き方が秀逸だからかもしれない。  
西行を読み解く
 1988年に出た単行本の文庫化。  『芸術新潮』に連載されたもの。  西行について、いろんな角度から切り込み、著者独自の見解を示してくれる。歌の解釈はどう、桜との関係は、世俗への執着はといった感じで自由に語られており、面白い。そのバッサリした物言いに、白洲正子ファンは狂喜するであろう。  ただ、どの本もそうなのだが、白洲さん独特のフィルターがかかっているのである。本書で見えるのも、白洲正子の目を通した「西行」なのであって、それはかならずしも真実の姿ではないように思う。  白洲正子のことは良く分かるが、西行について知りたい人には不向きな一冊と思う。
西行の人となりが、生き生きと立ち上がってくる
 平安時代の末に生きた西行(1118-1190)の人となりが、桜を詠んだ歌をはじめ、西行の歌を澄み切った眼差しと心で味わう著者の眼力によって、生き生きと立ち上がってくる一冊。  思い込んだらひた向きな、ほとんど命懸けとも言いたい憧れと熱情、憑かれた心をもって、桜の花の素晴らしさを歌に詠み続けた西行。謎めいているところにもまた関心を誘われる彼の生き方、その人物像に共感し、彼の歌から目をそらさずに活写していく著者の文章。心にしみてくる、味わい深い興趣。実に魅力的でしたね。  章のタイトルを書き抜いておきましょう。「空になる心」からはじまり、「重代の勇士」「あこぎの浦」「法金剛院にて」「嵯峨のあたり」「花の寺」「吉野山へ」「大峯修行」「熊野詣」「鴫立沢」「みちのくの旅」「江口の里」「町石道を往く」「高野往来」「讃岐の院」「讃岐の旅」「讃岐の庵室」「二見の浦にて」「富士の煙」を経て、終章の「虚空の如くなる心」へと至る、西行を訪ねる伝記・紀行文。西行の桜の名歌、絶唱の数々と相俟って、西行その人の生き生きとした人間味に触れ得た思いがしました。  本書に紹介されていた西行の歌のなかでは、格別、次の三つの歌に心惹かれました。   春風の花を散らすと見る夢は さめても胸のさわぐなりけり    津の国の難波の春は夢なれや 蘆の枯葉に風渡るなり     風になびく富士の煙(けぶり)の空に消えて ゆくへも知らぬわが思ひかな
interview with saigyou
白州正子が西行の足跡をたどって書いた西行論。 西行を「数奇者」としての視線から描いていて、出家人、宗教者としてはとらえていません。そもそもはじめから白州氏は「数奇者」でなければ、興味はわかず、本書の存在自体がなかったかもしれません。 かといって、「歌論」ばかりではなく、西行に歌をよませた当時の政治背景などにも、言及しておられ、総合的にすばらしく完成度のたかい西行論になっています。 また、白州氏自身の歌を感じ取る感受性と、幅広くかつ深い理解が伺え、白州氏の「数奇者」の程度も相当のものだとおもいました。 すごく勉強になりました。西行自身はもちろんのこと、和歌に興味がある方、平安時代から鎌倉にかけての歴史に興味がある方、読んでみてください。 とても読み応えがあり、白州氏に感謝したいぐらい勉強になります。 「一句ひねりたくなる」気分になってしまいました。
和歌のこころ
 うーん、西行がこれほどの桜狂いとは、、。桜を愛し愛し抜いた西行。日本人の桜好きは西行の影響だといわれても納得。西行にとって和歌を詠むことは、お経をあげると同じであるという。なるほど、、。
 仮の姿、現世(うつしよ)、平安時代の日本人は、諸行無常の理をよく知っていた。本当は空なる森羅万象が、いま目の前に芸術的にあるという事実。仏教ではこれを「真空妙有」という。
 西行の和歌に込められた「空になる心」「虚空の如くなる心」は、この「真空妙有」の悟りであったことが、白洲正子氏の筆を通して浮かび上がっていた。とにかく理屈ぬきで、この本を読んでわたしは日本が大好きになった。日本は素晴らしい国だ、、歴史と伝統と現代が重層的に存在する幽玄の国なのだ、、、。

マザー・グース (1) (講談社文庫)

[ 文庫 ]
マザー・グース (1) (講談社文庫)

【講談社】
発売日: 1981-07
参考価格: 390 円(税込)
販売価格: 390 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
マザー・グース (1) (講談社文庫)
 
カスタマー平均評価:  4.5
さすが谷川
日本語訳・可愛らしい挿絵がとても読みやすくて好感が持てました。 特に深い解説も入っていないのでサクサク読めます。 また、英語が巻末に載っているのがスバラシイ!比較できてとても勉強になりました。 思い切って1?4まで買ったのですが、マザー・グースを読みたい方には全てお勧めです。
やはり谷川訳が最高!
色々な翻訳がなされてきたマザーグースだが、やっぱり、谷川俊太郎訳が凄い。敢えて韻律を捨てる思い切りの良さや、日本語のリズム感が秀逸で、彼の訳を読んだ後では他の翻訳はちょっと読めない。

しかしどうせならば、文庫ではなくハードカバーで読んで欲しい、という気持ちもある。やっぱり、版元が違うからイラストも使えなかったのかな、と思うが、とても残念。その分、☆ひとつマイナスさせてもらった。

ちなみに、もう絶版になってしまっているようだが、谷川訳のCDもいい。本人朗読による『フェル先生』などは、もう最高。彼のマザーグースが日本の児童文学に与えた影響は、とても大きいだろう。とにかく、翻訳モノにはまれにみるほどの完成度で、オリジナルと言っていいほどに素晴らしい。子供にはぜひとも読ませたい。


今はじめる人のための俳句歳時記 (角川文庫)

[ 文庫 ]
今はじめる人のための俳句歳時記 (角川文庫)

【角川書店】
発売日: 2003-12
参考価格: 780 円(税込)
販売価格: 780 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 609円〜
今はじめる人のための俳句歳時記 (角川文庫)
 
カスタマー平均評価:  5
値段よし、内容ぎっしり、コンパクト
 値段の割りにかなり厚みがあって、一通り載っています。 また、それを使用した句も、例として5つほどずつ載っていて、満足できるものなっています。  はじめて歳時記を買う人は、これがおすすめだと思います。
日本の季節
季節ごとの季語が、解説と例句とともに並んでいます。季語は、日常語とは若干違いますが、なじみのものばかりです。季語も動物や植物、行事、天候などジャンル毎に分かれていて、よく整理されています。それぞれ、3−5句ぐらい例句が載せられています。季節とともに読むのも風流だと思います。これから俳句を作ろうとする人に、便利なハンドブックにもなると思います。また、俳句を作らない人も季節の移ろいを探し、感じる手助けになると思います。俳句ワールドへ入っていく初心者向けのいい本だと思います。「なめくじら」などの俳句独特の語感がたまりません。

万葉集 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)

[ 文庫 ]
万葉集 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)

【角川書店】
発売日: 2001-11
参考価格: 620 円(税込)
販売価格: 620 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 415円〜
万葉集 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)
 
カスタマー平均評価:  5
古典を文庫で読める喜び
文庫は、安価で持ち運びが楽で、通勤や旅行の時に読めるのでうれしい。 万葉集は、5回や10回読んだだけで、内容が分かるほど、平易ではない。 そのため、100回、200回読むためにも、文庫本がよい。 角川のソフィア文庫は、日本の宝だと思う。
千三百年の古(いにしへ)より流れ来たる、益荒男ぶりの歌の調べに親しむ
 七世紀前半から八世紀半ばまで、約百三十年間にわたる歌、四千五百首あまりを収めた『万葉集』。現存最古の歌集の中から約百四十首を選び、その意味、歌の技巧、時代背景や人間関係などを解説した一冊。  『万葉集』ならではの、大らかな益荒男(ますらお)ぶりの歌の味わい。昔も今も、人間の真ん中を貫いている思いはたいして変わっていないんだなあと、そこに共感を覚えました。  たとえば、山上憶良(やまのうえのおくら)の次の歌。子を持つ親のこの気持ちは、昔も今もこれからも、人類ある限り、ずーっと変わらないものでしょう。  <銀(しろがね)も 金(くがね)も玉(たま)も 何せむに まされる宝 子にしかめやも>  銀も金も宝玉も一体何になろう、これねまさる宝はといえば、子以上の宝があろうか、ありはしない。  リズムに乗って流れくだる調べが素敵な一首、志貴皇子(しきのみこ)の次の歌もいいですねぇ。滝津瀬のたぎる音とともに、春が一気に到来する気分が歌にあふれているのが素晴らしい。  <石走(いはばし)る 垂水(たるみ)の上の さわらびの 萌え出(い)づる春に なりにけるかも>  岩の上を、飛沫(ひまつ)をあげて流れ落ちる滝のほとりに、さ蕨(わらび)がやわらかに芽吹いている、ああ、春が来たのだなあ。  坂口由美子の解説は、丁寧で分かりやすいもの。配慮の行き届いたものでしたが、欲を言えば、関連する詩歌を自由に、幅広く取り上げて、選んだ歌の本質がより見えるものであればよかったなと。大伴家持(おおとものやかもち)の歌に寄せた次のような見事な解説文を、もっと読んでみたかったです。  <うらうらに 照れる春日(はるひ)に ひばり上がり 心悲しも ひとりし思へば>  (解説文・前略)しかし、この歌の「悲しみ」はそういう現実をも包み込んでしまう。何かひどく近代的な感じがする。古くは室生犀星(むろう さいせい)が、「寂しき春」で、「したたり止まぬ日のひかり うつうつまはる水ぐるま・・・いまははや しんにさびしいぞ」と歌った、新しくは谷川俊太郎(たにかわ しゅんたろう)が「かなしみ」で、「あの青い空の波の音が聞(きこ)えるあたりに 何かとんでもないおとし物を 僕はしてきてしまったらしい」と歌った、人間存在それ自体のかなしみに通じるように思われる。(p.223)
わが妻はいたく恋ひらし飲む水に影さえ見えて世に忘られず
 「葉」は、「世」「代」の意味で、古今の多くの時代の歌を集め、万代までも伝われとの祝意をこめたとする説、万葉は多くの歌の例えで、多くの歌の集を意味するという説があります。  一貫した分類はなく、基本的には、雑歌(いろいろな歌)・相聞歌(恋歌)・挽歌(人の死を悲しむ歌)の3つに分けられます。あと、比喩歌、東歌、防人歌もあります。(タイトルのが防人歌です)  作者は天皇から庶民まで幅広くあります。地域も大和から九州まで全国。450年に渡って作歌されています。  天武・持統朝以後、律令制の樹立に伴い法典・史書・地誌の整備集成が進められます。「万葉集」もその一つ。大陸文化の影響で、文字意識に目覚めた知識人たちが、口承時代の歌謡を母体に和歌の創作を試み、それを集大成したのが「万葉集」です。 創作としての和歌が形式的にも内容的にも完成した最初の撰集ということができます。  私の父も大変好んで詠んでいました・・・
古今、人心かわらず・・
千数百年前の日本人の心情が迫ってきた。 特に、恋心、亡き人への想い、悲しみなどは、痛切であるが優しさに満ちている。 つまり感情がストレートで豊かなのだ。 好きな歌 「あしひきの 山のしづくに 妹待つと 我れ立ち濡れぬ 山のしづくに」  作: 大津皇子
手軽に楽しむ『万葉集』
『万葉集』の名歌140首を選んで解説しているこの本は「ビギナーズクラッシックス」の名の通り、『万葉集』入門書としてとても優れている本だと思います。歌と解説にはすべてルビが振ってあるので、声に出して読むとき、間違えずに読むことができます。また現代語訳は、くせがなく原文に添ったありわかりやすい訳となっています。コラムの欄は読み応えのある文章で、さまざまな事柄を解説してくれます。また要所要所の写真、イラストは当時の暮らしや社会背景などを視覚で理解するのに役立ちます。この本で『万葉集』に親しみ、さらには4500首全歌通読に挑戦するのもいいかもしれません。私はいつもバッグに入れておいてちょっとした空き時間に1首づつ読んでいます。

猪木詩集「馬鹿になれ」

[ 単行本 ]
猪木詩集「馬鹿になれ」

・アントニオ猪木
【角川書店】
発売日: 2000-10
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 1,575 円(税込)
 Amazonポイント: 15 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
猪木詩集「馬鹿になれ」 ※一部大型商品を除く
アントニオ猪木
カスタマー平均評価:  5
素直な言葉の数々
まるで大作家のような腰の据わりっぷり。 「そうか、君はもういないのか」(城山三郎 著)にも通じる 言葉の素直さを感じました。 あえて技を使わず、ただただ素直に綴る。 これって相当なキャリアがないとできない事だと思います。 凡庸な自分の心にも深く響く。 猪木が? とも思ったが、 何度も何度も読んで、今は「猪木だから書けるんだ」と思い至りました。 今よりはもうちょっと素直だった頃、 今よりはもう少しまっすぐだった少年の頃の気持ちを取り戻せました。
アントニオ猪木の魂の叫びである
たまにバラエティー番組に登場しては笑われる存在。 これが私が10代の頃に持っていた猪木氏への認識である。 20代を迎えてのある日。 パチスロ機の液晶に流れる猪木氏の詩を目にする。 そこからである、その認識が一転したのは。 この人は笑われるような存在ではなかった… この人は、 馬鹿になって本気で人生を生きてきた人であり、 道険しくとも笑いながら歩いてきた人であり、 坂道を頭を下げ下げ必死で歩いてきた人であり、 歩む一足一足で今に至る道を作り上げてきた人である。 それゆえ人より苦労し、涙し、数多く自分と向き合ってきたのだろう。 今では、この詩集に記された言葉を血肉に変え、今の社会的地位に至り、 「元気ですかーぁ!!」と皆に元気を与える猪木氏を尊敬している。 ベタかもしれないが「道」、「馬鹿になれ」、「歩け!」、「それでいい」 がたまらなく良かった。
手放しで、感動した!
アントニオ猪木、中学時代に愛知県体育館で試合を観て以来の「感動」です。 周りの人は「猪木??」って馬鹿にしますが、猪木は素晴らしい。 やはり苦労は人を育てますね。 「馬鹿になれ」って言われても、なかなかできることではありません。 でも、この詩集を読んで、何かやってやろうと思えるようになりました。 『ジョギングシューズの独り言』は深いです。
猪木さんの詩はロックです!
音も無い、ステージもない、ただ言葉だけの世界。
それなのに猪木さんの詩にはロック魂がある。ビートがある。魂の叫びがある。これはまさにロックだ。
この本はロックンロールポエムと呼ぶべき本だと私は思う。
シンプルで力強い。人間的美しさ
プロレスファンではないのですが、「馬鹿になれ」というタイトルに惹かれて読みました。

白いページに大きめの黒い印字、詩の内容と同じくすっきりとしたページが気持ちいいです。

各々の詩のトビラには、猪木さんの写真があります。
それがまた良い。

この力強そうな身体を持った大きな男が、このシンプルで力強く美しく、温かい(ときにはユーモラスな)詩を書いたのかと思うと、さらに感動します。

猪木さんのことはよく知りませんが、生きる姿勢が素晴らしいと思いました。
読むと励まされ、元気が出ます。


子どもたちの遺言

[ 大型本 ]
子どもたちの遺言

・谷川 俊太郎 ・田淵 章三
【佼成出版社】
発売日: 2009-01
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 1,575 円(税込)
 Amazonポイント: 15 pt
( 在庫あり。 )
子どもたちの遺言 ※一部大型商品を除く
谷川 俊太郎
田淵 章三
カスタマー平均評価:  5
0?20歳それぞれの子どもの気持ち
自分の娘よりも小さい子の詩は、まるで自分の娘が話しているかのようで 涙が出てしまいました。 でも自分の娘よりも大きい子の詩を読むと、いつの間にか忘れていた 子ども時代の自分自身を思い出します。 親の気持ちと子どもの頃の気持ち、両方を感じられる不思議な本です。 目次: 生まれたよ ぼく 平気 もう まだ? おしっこ 一人きり 幸せ 走る もどかしい自分 いや ゆれる きみと ありがとう

グレープフルーツ・ジュース (講談社文庫)

[ 文庫 ]
グレープフルーツ・ジュース (講談社文庫)

・オノ ヨーコ
【講談社】
発売日: 1998-04
参考価格: 680 円(税込)
販売価格: 680 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
グレープフルーツ・ジュース (講談社文庫)
オノ ヨーコ
カスタマー平均評価:  5
親父曰く「何故?あのヨーコが?…」
この本、ほかの人々のレビューで語り尽くされた感じなので、30年程前に俺の親父が夕食時、ボソッと言ったことを書き込んでおく「何故、あのヨーコが、ビートルズの低俗なチンピラなんかと…」当時、既にジョンのマニアであった高一の俺は、昭和一桁生まれの親父がその名を口にしたことに、又、世界中のビートルズ・マニアの多くが憂いている事と逆の言葉を発した事に「へェッ?!」と不用意な声を出してしまった。………親父は地方の大学で英文学の研究をしていたのだが、「その道では、“二人のヨーコ”のひとりとして日本人の女流英文詩人の草分け的存在なのだ」と語っていた。多分に洩れず俺は、ヨーコ・オノについて「ジョンにへばりついて、奇声を発したり、怪しげな事をやらかすクドイ顔のタレヂチおばさん」という認識だったのだが、その事を境に“ヨーコ・オノ”に対しニュートラルな捉えかたができる様になり、ビートルズの後期以降のヨーコをヒロインとする楽曲を楽しめるようになった。………しかし、当時、自分を含む多くのビートルズファンがこの本を手に入れていたなら…もっと彼女を敬意をもって受け入れる事が出来たに違いない。………『グレープフルーツ』のオリジナルは、掲載作品は多いが、写真もなく素っ気なく敷居が高いので、本書を誰でも楽しめるように編集、翻訳した、南風椎氏の功績は大きい。願わくばハードカバー版を復活させて欲しい!誰かにプレゼントしたい本のBest3の一つ!!本当に美しい内容だ!
素敵な時間
素敵な時間をもたらしてくれました。 かしこまって読み始めたものの、そこに身をゆだねてみると、 何か自分の中で変化が起こってくるような感覚。 手を差し伸べてくれるわけでも支えになってくれるわけでもないのだけど、 読みながら、いつもとは違うドアや自分自身へのドアをあけていくような快感。 素敵な本ですね。 私も捨てられてません。 自分でドアを見つけられるようになったら捨てられるかな、 と思いました。
次こそ燃やすぞ
 初読したとき、やっぱり燃やせなかった。  それ以来、本棚に置いては、何度か取り出して読んでみている本です。一つ一つのオノ・ヨーコの文章を、身体に染み入らせるように。  でも本当は、そういう読み方じゃいけない。  一つ一つ、本当に身体で読む本なのだろうな。   だから   今度読んだとき   最後まで進んだら   この本を燃やそう  心が透明になっていく本。  とても心地よい本。
風景、静物、生き物、そして波紋。
広島の現代美術館で、オノヨーコ展が開催された時に、売店で買いました。 すべて命令形で書かれた詩と、33人の写真家とのコラボ。 なぜ、命令形か? (彼女の作品を鑑賞して思ったんですが)それは受け手が作品にかかわることで変化する、なんらかの作用を感じ、行動に移す、意識に反映する、といった行為が、 作者によって期待されているからだと思います。 彼女の作品の多くは、それ自体で独立しているのではなく、受け手に、釘を打つ、スポンジにスポイトで水をたらす、迷路を歩く、といった行為を促すことでなりたっています。 川に石を投げた時の、波紋。そして投げられた石は、水の抵抗ではね、ゆがんだ軌道を描く。 いわば、「ハプニング」。 受け手はなんらかの作用を受け、感化され、それによって作品は違う意味を持ち、あらぬ方向に向かうのではないでしょうか。 だから、命令形。 あなたも想像してみてください。
美しいイメージと言葉の連なりに、惹き込まれてしまう。
想像力をかきたてられる著者の言葉に、美しく、時に幻想的な写真がつけられている本です。 正直なところ、私には、詩や写真を深く楽しむ傾向がありません。 オノ・ヨーコさんの持つ「前衛芸術家」という肩書きにだって、苦手意識しかわかないくらい。 でも、この本だけは、別でした。 たった数列の文字の連なりのはずの言葉には、 心の奥底をひっかかれたようなむずがゆさを感じましたし、 いつもなら味気ないと思うはずの白黒の写真には、 与えられたイメージを膨らませるような、時にはそれを否定されるような、不思議な感覚を得ました。 言葉も写真も、隅々までを眺めて、何度でも読み返したくなってしまう。 例えば雨の続くうっとおしい日、窓際でこの本を読んでみてください。 少し現実を忘れるような、なんだか不思議で心地よい別世界に飛べると思います。 お勧め!

考える短歌―作る手ほどき、読む技術 (新潮新書)

[ 新書 ]
考える短歌―作る手ほどき、読む技術 (新潮新書)

・俵 万智
【新潮社】
発売日: 2004-09
参考価格: 693 円(税込)
販売価格: 693 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 89円〜
考える短歌―作る手ほどき、読む技術 (新潮新書)
俵 万智
カスタマー平均評価:  4.5
大変具体的で参考になった短歌の本。
短歌を筆者が添削して、解説しているのだが、大変具体的で参考になった。 そうか、そういう所に観点をおいて、遂行したらいいのか、とか。 そういう構造になると、切れが悪いことが多いのね。とか。 なかなか習うこともないような、ある意味ノウハウを授けてもらっているように感じて。 とても楽しい読書だった。短歌作るだけじゃなくて、きちんと添削というか推敲してみようと思った。 短歌、特に作るのに興味がある人は、読んでみて損はないと思う。特に自分のように興味はあるが、まだ初心者にも達してないようなタイプには、とても参考になる。 読んでから、こうした筆者の添削が好きか嫌いかを判断しても遅くない。
言語感覚=ものを見る目
心の筋肉も固くなる!? 子どもの言葉がそのまま詩になるのは、心が限りなく柔軟だから。 いつも柔らかな心でいるために短歌を創ろう。 日常のささやかな感動を切り取って三十一文字で表す。 学生時代までは短歌のよさがわからなかった。 三十一文字定型という非常に限定された世界に不自由さを感じた。 でも、限られている中での表現はそれだけ集中度が高くなり言語感覚は研ぎ澄まされる。 「も」にするか「は」にするか。たった一文字で新鮮さも迫力も違ってくる。 本書は、短歌創作だけでなく、言語感覚を磨くための示唆に富んでいる。 言語感覚を磨くとは、日常の中でものの本質を見据え、捉える力でもある。
言葉っておもしろいですね。
何気なく浮かんでくるフレーズを並べただけでは、訴える力が弱いと言うことが、文法や名詞・形容詞を交えてわかりやすくまとめられています。
実際に投稿された短歌の一文字を変えるだけで、印象や意味がこんなに変わるんだとびっくりしました。
「人に伝えるために」ということを考えながら短歌を作りたくなる本ですね。
詩や歌を作るための「うらわざ」「技術」
 書店でタイトルと著者の名前に惹かれて手にした本書の帯には「一文字の力 表現のうらわざ 『言葉の技術』教えます」と大書されていました。詩や歌を作るための「うらわざ」や「技術」を正面切って取り上げた本は、かなり珍しいのではないかと思います。
 優れた歌人である著者は、短歌の添削という作業を通して「表現のうらわざ」「言葉の技術」を、分かりやすく提示してくれています。具体的には、助詞や副詞、形容詞を使うときの注意点や句切れや語順のことなど、まさに、「うらわざ」「技術」というに相応しいポイントが扱われています。
短歌を作りたくなる
 まず、目次そのものが、短歌を作るときのコツになっている。
一度、とにかく短歌を一首作ってみて、推こうの観点にするのもよい。
 各章は、実践編(一般投稿者の短歌を俵さんが添削)と鑑賞コースの二本立てになっている。
 具体例で、言葉の技術が示されるので、「うーん、確かに。」と唸ってしまう。
 また、この短歌の技術は、散文を書くときにも参考になる。

漢詩入門 (岩波ジュニア新書)

[ 新書 ]
漢詩入門 (岩波ジュニア新書)

・一海 知義
【岩波書店】
発売日: 1998-06
参考価格: 819 円(税込)
販売価格: 819 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 472円〜
漢詩入門 (岩波ジュニア新書)
一海 知義
カスタマー平均評価:  4.5
漢詩は理解できる
漢詩は難しい、読み方が判りませんでしたが、
漢詩の書き方、定めさえ捉えれば、私にも読める、
作れる・・・と思える本と役立ちますよ♪
簡にして要をえたすばらしい漢詩講義
 『詩経』から唐代の杜甫李白を経て日本の河上肇まで、各時代の代表的な漢詩を取りあげて、噛んで含めるように説明が加えられている。しかも、主語が(一般的には人間になる読みが施される)杜甫の「春望」第3・4句の主語は実は花鳥であるという洞見にも満ちている。文章もこの著者独特の平易で読みやすい文体。特に「漢詩についてのQ&A」は漢詩の基本知識をまとめた形で解説されていて、本当にわかりやすい。この部分だけでも読む価値は十分にある。

 書き下し文が歴史的仮名遣いではないので、現在の高校の漢詩授業とは違ってしまうのが残念だが、漢詩に興味がある人にはぴったりの好著である。ここに述べられている漢詩のリズムと意味の切れ目をふまえれば、自分で漢詩の意味をだいたいつかめるようになるのだから。同じ著者の『漢語の知識』が品切れ状態(一時的に復刊していたけれども)だが、ぜひとも復刊させてほしいと思う。若い人々が真の教養に出会える名著なのだから。
漢詩を理論的に理解する最適著。
 著者は「旧制「高校理科コース」に進学。いわゆる専門外。私は高校時代(もちろん新制)、漢文を習った。「韻をふむ」「対句」「絶句」・・・説明を聞いた。理解できなかった。私の理解力不足のせいにしてきた。でもこの本に出会ってから、考えが変わった。実は「そのときの高校の先生はこの意味を本当に理解していなかったのだ」ということが解った。私は、大学に進学して中国語を徹底的に学んだ。この本は最近出版されたが、中国語を学んだものにとっても、これは名著である。著者は専門外から中国文学の専門教授になられたため、如何にしたら門外漢に解り易く説くかをよく心得ている。また、理論的という、おそらく「詩」とは縁がない手法を用いて読者を引き込む。漢詩25編を解き明かして、もう一度分析しなおしている。岩波シリーズ「ジュニア新書」は、実は知ったかぶりを叩きのめすための「大人の新書」なのである。


  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14 
4 / 50



Copyright © 2009 日本文学☆ランキング. All rights reserved.    Program by 簡単アマゾンサイト作成ツール 4.1.2

 更新日 2009年5月10日(日)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク

inserted by FC2 system