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詩歌

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田辺聖子の人生あまから川柳 (集英社新書) 神曲 天国篇 (河出文庫 タ 2-3) わたしと小鳥とすずと―金子みすゞ童謡集 新編宮沢賢治詩集 (新潮文庫) 図説 地図とあらすじでわかる!万葉集 (青春新書INTELLIGENCE) 英詩訳・百人一首香り立つやまとごころ (集英社新書 485F) 大きなやかんは沸くのに時間がかかるから すこやかにおだやかにしなやかに ファウスト〈第一部〉 (岩波文庫) 男児 志を立つ―実践漢詩五十撰
田辺聖子の人生あまから川柳 (.. 神曲 天国篇 (河出文庫 タ .. わたしと小鳥とすずと―金子みす.. 新編宮沢賢治詩集 (新潮文庫) 図説 地図とあらすじでわかる!.. 英詩訳・百人一首香り立つやまと.. 大きなやかんは沸くのに時間がか.. すこやかにおだやかにしなやかに ファウスト〈第一部〉 (岩波文.. 男児 志を立つ―実践漢詩五十撰

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田辺聖子の人生あまから川柳 (集英社新書)

[ 新書 ]
田辺聖子の人生あまから川柳 (集英社新書)

・田辺 聖子
【集英社】
発売日: 2008-12
参考価格: 714 円(税込)
販売価格: 714 円(税込)
( 通常2〜5週間以内に発送 )
中古価格: 1,074円〜
田辺聖子の人生あまから川柳 (集英社新書)
田辺 聖子
カスタマー平均評価:  5
温かい家庭のためにこんな川柳はいかが
川柳百句の勘所を示して、人生を楽しく過ごす方法を教えてくれる。 このご恩は忘れませんと寄りつかず(大田佳凡)…大概は、忘れないから寄り付けない。恩を受けたところは、やつぱり敷居がたかいのである。 かしこい事をすぐに言いたくなる阿呆(亀山恭太)…りこうぶってすぐ口に出す人に突きつけたい句。川柳で示せば,喧嘩にもならないのではないかと筆者は言う。 大日本天気晴朗無一文(川上三太郎)…これぐらい格の大きい句はなかなかできない。ユーモアがあって、しかも声調が整っている。結句の「無一文」がでんぐりがえしの効果を放っている。 出世せぬ男と添うた玉子酒(薮内千代子)…昔の人情物の小説を読むみたいに、温かい庶民の夫婦の家庭的味がある好句。

神曲 天国篇 (河出文庫 タ 2-3)

[ 文庫 ]
神曲 天国篇 (河出文庫 タ 2-3)

・ダンテ
【河出書房新社】
発売日: 2009-04-03
参考価格: 998 円(税込)
販売価格: 998 円(税込)
( 通常2〜5週間以内に発送 )
神曲 天国篇 (河出文庫 タ 2-3)
ダンテ
カスタマー平均評価:  5
ユニークな神学的議論が面白い
『天国篇』は『地獄篇』『煉獄篇』とは趣が非常に違う。まず、天国といっても、地球を出発して、月、水星、金星、太陽、火星、木星、土星と宇宙旅行をするのである。そして、さらに外側の恒星天を越えて、その先に「至高天」なるものがあり、そこに聖母マリア、アダム、イヴ、ペテロ、アウグスティヌスなどがいる。プトレマイオスの天動説モデルに、聖書の神話を接ぎ木した奇妙な混合物といえる。選ばれた「聖人」やそのランク付けもかなり恣意的だ。「ビュリダンのロバ」の話も出てくる自由意志論など、神学的な議論が中心だが、ダンテもなかなか苦労している。天国では、肉体を持たない魂だけが存在することになっているので、登場人物は「光明=炎」と呼ばれる光の塊りになっている。だが、それでは姿かたちがはっきりしないので、聖なる魂たちは、「私は、・・・だ」と名乗ったり、「慈愛に満ちた眼差し」「清らかな瞳」「美しい声音」「愛に輝く」などと抽象的に描かれる。とりわけ面白いのは、肉体を持たない魂たちは、肉体の具体的な形態を見たいという願いをもっていることだ。「彼らの<アーメン>という声の中には、死んだ体をいま一度見たいという願いが強く現れていた」(第14歌、p184)。またダンテは、キリスト以前の人々はそもそもキリスト教徒たりえないのだから、どんな善人も自動的に天国から締め出されるのは不公平だという疑問をもっていた(p259)。だがこの疑問は、結局は明確に答えられない。平川訳は、最後の祈りの詩を上田敏訳を転用するなど、工夫がこらされている。
天国よいとこ一度はおいで?
 地獄篇、煉獄篇ときて、ついにダンテは久遠の女性ベアトリーチェとともに天国へ! といいたいところだが、この天国がなかなか大変な代物、何しろ全部で10もある!!!。  月光天、水星天、金星天、太陽天、火星天、木星天、土星天、恒星天、原動天、至高天、以上の10の天国ときた。  わざわざ冒頭記載に注意があるように「地獄篇」「煉獄篇」と比べてこの「天国篇」は、メチャ難しい。最後の最後まで楽はさせてくれんわい。  本文は難しいが、平川先生の注釈がなかなか興味深い。これさえ読んでおけばいいとさえ思ってしまう。実際、本文は、我々日本人が理解するのは、まずもって無理。  一昔前の日本では、「天国よいとこ一度はおいで、酒は美味いし姉ちゃんは綺麗だ」と言われていたものだが、神曲の世界では、というよりはキリスト教の世界では、神様に会えるまでなかなか大変だ。日本では、八百万の神があちこちにいるので、これほど楽な事はない。つくづく思う。日本人で、よかった、よかった。  <ところで、巻頭のベアトリーチェの表情、ふっくらぽっちゃりで現役の頃のキャンディーズ・スーちゃんみたい。>

わたしと小鳥とすずと―金子みすゞ童謡集

[ 単行本 ]
わたしと小鳥とすずと―金子みすゞ童謡集

・金子 みすゞ
【JULA出版局】
発売日: 1984-08
参考価格: 1,260 円(税込)
販売価格: 1,260 円(税込)
 Amazonポイント: 12 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 147円〜
わたしと小鳥とすずと―金子みすゞ童謡集
金子 みすゞ
カスタマー平均評価:  5
ことばの優しさを感じます
NHK教育テレビ「にほんごであそぼ」でKONISHIKIが子供たちと歌う表題作が気になって読みました。 童謡詩なので読んでいてリズムが良かったです。 内容も女性らしい優しい感じのものが多く、言葉がとても洗練されているように思いました。 解説では著者の生い立ちに触れながら西條八十さんに見出だされ、わかい詩人や読者のあこがれの星になるまでが書かれています。 26歳の若さで命を絶ってしまったその人生にも興味を持ちました。 他にも金子みすゞさんの詩集はたくさん刊行されていますが、本作は字が大きめで読みやすく平仮名に変えてある部分も多いので詩の柔らかさが伝わってきます。 装丁もキレイなのでオススメです♪
いのちの根源から来た優しさ
金子みすずさんの詩は優しいです。 その優しさが、何か生命いのちの根源的なところから来ているような気がします このようなこころの深いところに届いた本をいくつか紹介したいと思います。 おそらにはてはあるの? (単行本) 詩集 念ずれば花ひらく (単行本) にんげんだもの (単行本) クリスマスのプレゼントでもいいし、何の記念日でなくても読んで喜んでいただけたら嬉しいです。
いのちの深さを
 金子みすずさんの詩はいつも深いものを感じます。宇宙の深さや人間のいのちの深さを感じます。そして、すべての生きものに対する みすずさんのやさしいこころを感じます。
生きている心、言葉
若いみすずの心には 子どものようないたずら心も 母のようなおおらかで温かい心もあったのでしょう。 リズミカルでやさしい言葉が、「生きたみすず」となって こちらに伝わってくるようです。 私は、「しょうじ」という作品が好きです。 自分の幼いころを思い出しました。
懐かしくも切ない詩
 作者の感性、目線、どれをとっても驚かされます。ある時は蜂の目線から、ある時は宇宙の目線から、魚の目線から、子供の目線から。彼女の感性は、あらゆるところに及んでいるようです。彼女の不幸な境遇と、彼女の創作はつながっていたのかもしれませんが、むしろ感じさせずに光の方を向いているように思います。光ばかりでは光のありがたさが分からず、闇があるから光が分かる。そんな当たり前だけど、忘れていた何だか懐かしい母の腕の中を感じるような詩です。

新編宮沢賢治詩集 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
新編宮沢賢治詩集 (新潮文庫)

・宮沢 賢治 ・天沢 退二郎
【新潮社】
発売日: 1991-07
参考価格: 540 円(税込)
販売価格: 540 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
新編宮沢賢治詩集 (新潮文庫)
宮沢 賢治
天沢 退二郎
カスタマー平均評価:  5
宇宙に、命に、愛につながる書
 賢治の詩初めて読んだのは高校教科書の「永訣の朝」でした。かなしさの中にも何か透明なうつくしいものがありました。この詩によって私は初めて、宇宙、命、愛 といった何か根源的なものを感じたような気がします。初めてこころの深いところにつながる書に出会ったと思います。以後、そのような本にまた出会うことがありました。「にあんちゃん」もその一つでした。
すきとおった景色を、幻燈のスクリーンに映したような詩がいっぱい
 賢治の眼に映った岩手の自然の風景を、ささっとスケッチして掴まえてきたような詩がいっぱい。青白い光を放ちながらぺかぺかと明滅する鉱石の間を、しゅうふっふと息を吐きながら、岩手軽便鉄道が走っていたり。海のように光る山から、ホウと声を立てながら風が走ってきたり。すきとおった景色が、幻燈機が映し出すスクリーンを流れていく・・・・・・。そんな気がして、不思議にいい心持ちになりました。  また、賢治のすぐ下の妹、とし子(宮澤トシ。1898-1922)の死に立ち会った賢治の深い悲しみを、妹に呼びかけるように歌ったいくつかの詩に、胸がぐっと詰りましたね。「永訣の朝」「松の針」「無声慟哭」の三つの詩。  それから、「早春独白」の中、次の詩句がいいなあ。くらくらっときました。 ≪ ・・・・・・雨はすきとおってまっすぐに降り  雪はしづかに舞ひおりる  妖しい春のみぞれです・・・・・・ ≫  さて、一等賞のメダルはどの詩にあげよう。「眼にて云ふ」、これに決めました。こんなにもすきとおって美しい詩も、そうはないでしょう。おしまいの三行の言葉が、ことのほか、綺麗です。余談ですが、この「眼にて云ふ」と「生徒諸君に寄せる」の中にある詩句が、伊坂幸太郎『魔王』の物語で、かなり印象深い使われ方をしています。興味をお持ちになった方は、『魔王』もぜひ!
天性の詩人
 宮沢賢治というと 「銀河鉄道の夜」「風の又三郎」といった童話で有名だが 彼の詩集を読むと 彼はなにより まず詩人であったことがよく分かる。

 詩は「言葉を煌めかせる瞬間芸」というのが 小生の下世話な定義だが 宮沢の操る日本語は 彼独自の世界を瞬時に造り上げる 誠に呪文のような魔力に満ちている。宮沢の詩は 草野心平が掘り起こしたことが有名であるが 確かに 草野の資質と宮沢の資質が どこかで響き合っているのも聞き分けられる。宮沢賢治は法華経で有名であり 彼の詩にも その影響が色濃く それに目が行き勝ちであるが 彼の表現は そういう思想を離れたはるか上空で 煌めいている。それは 宮沢賢治自身も意識しなかった 天性の詩人の魂によるものではないか。

 そんな風に思っている。
初めて賢治の詩を触れるのに最適
宮澤賢治自体が好き嫌いはっきり判れると思う。
難しい表現、科学的専門用語など、よく分からないうちでは理解し難いかもしれない。
(しかし最後に注解が書いてあるので大丈夫だとは思う)

初めて読む人に背景で知っていて欲しいのは、
・先立ってしまった妹とし子への深い愛情。
・法華経を篤く信仰していたこと。

・自己犠牲の精神、賢治は農民になりたかったこと。
ここらを少し頭の片隅に入れて読むと内容を理解しやすく善いと思う。

多分誰だって一度は挫折や悲しみ、苦しみを味わう筈だ。其の時賢治を誰より身近に感じられる一冊である。
最後は熱に浮かされながら書いた、あの有名すぎる『雨ニモマケズ』も収録されている。

あとは『春と修羅』の序文の一部に

 ここまでたもちつゞけられた
 かげとひかりのひとくさりづつ
 そのとほりの心象スケッチです

と、ある。この一文が読了後にただ痛く切ない静謐な叫びだけの文ではなく、
この詩集には春の芽生えのようなあたたかいものも存在していたのだと感じさせてくれる。
バイブルとして手元におきたい一冊
 危篤の父を見守る病室で、幾度もこの本を読み、幾度涙したか。

 本書は現代に生きる人々にも、十二分に賢治の世界にふれられるように、ひらがなの使い方もわかりやすく、難しい漢字にもルビをつけ、読みやすい形となっている。

 梅原猛は彼を日本を代表する宗教家と位置づけている。

 「無声慟哭」本書に収録されている一遍の詩の題名こそ、彼の苦悩する姿をよく表現している。
 宗教的な意思から立脚し、人々の為に生きることを覚悟した自分が、妹の死というある意味利己的な現象に立ち向かったときに、彼は自らへの愚直さゆえに、妹の奇跡を祈ることが出来なかった。

 彼は多くの人々の為に涙する為に、彼の最も近い存在であり、最も彼をよく理解した妹の死を涙することが出来なかったのだ。
 
 彼の純粋なそしてひたむきな、ある意味宗教的な願いは、この詩集を読むことによってその多くを理解できるだろう。


図説 地図とあらすじでわかる!万葉集 (青春新書INTELLIGENCE)

[ 新書 ]
図説 地図とあらすじでわかる!万葉集 (青春新書INTELLIGENCE)

【青春出版社】
発売日: 2009-04-02
参考価格: 977 円(税込)
販売価格: 977 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 796円〜
図説 地図とあらすじでわかる!万葉集 (青春新書INTELLIGENCE)
 
カスタマー平均評価:   0

英詩訳・百人一首香り立つやまとごころ (集英社新書 485F)

[ 新書 ]
英詩訳・百人一首香り立つやまとごころ (集英社新書 485F)

・マックミラン・ピーター
【集英社】
発売日: 2009-03-17
参考価格: 756 円(税込)
販売価格: 756 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 646円〜
英詩訳・百人一首香り立つやまとごころ (集英社新書 485F)
マックミラン・ピーター
カスタマー平均評価:  4.5
NHKテレビの日本紹介の延長で
NHKテレビで、Jブンガク、トラッドジャパンなど、日本を英語で紹介するのが流行りのようです。 それではと、本書を購入することに決めました。 作者は、アイルランドの方で、日本に長らく住んでいて、 日本の文化が染み付いているとのこと。 日本的な発想で、英語で表現しようとされたらしい。 英語は得意ではないので、作品の価値はわからないが、 英語の勉強によいかもしれないと思い購入しました。 NHKテレビで、Jブンガク、トラッドジャパンなど、日本を英語で紹介するのが流行りのようです。 それではと、本書を購入することに決めました。 タイピング入力して、英語の持ち味を確かめられるか挑戦してみます。 解説文を読んで、疑問な点は3つです。 1つめは、へんなカタカナ語で、絵のための詩について語っている。 百人一首は、詩のための絵が大事なので、逆ではないかと思った。 2つめは、子供の教育についてである。 百人一首は、かるたとして教育しているのであって、文法を教育しない。 涼宮ハルヒの物語に出てくるように、鶴屋さんと、上の句と下の句を読みあうというように、 上の句と下の句を分けて、読んで、かるたをとることを教えるのが先です。 つまり、音を楽しみ、次に絵をたのしみ、最後に意味に到達することがある。 最後に、上記の風習から、必ずしも、意味をとることが大事ではなく、 上の句と下の句に分けることが大事であることが抜けている。 英語の翻訳はよいとのことなので、一度、上の句と下の句に分けてみます。
温故知新。和歌の英訳の限界と新しい可能性に気付かせてくれる。
五・七・五・七・七のたった31音の定型詩、和歌。短音節語彙の豊かさという日本語の特徴と掛言葉などの修辞技巧をフル活用することで字義どおり以外の解釈(double meaning)を可能にするとともに、音韻と余韻を味わうことが出来る究極の詩(うた)。和歌は日本語でしか味わえない部分があり、翻訳には限界があります。(この辺りの翻訳の苦労話は"日本語版のための序論"で詳説されています)しかし、本著者は和歌に込められた意味を汲み取って、定型に捉われず、しかし英詩として端的かつ平易に表現することに成功しています。 例えば「花の色はうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに」(小野小町)は次のような抒情詩として生まれ変わっています。 A life in vain. My looks, talents faded like these cherry blossoms paling in the endless rains that I gaze out upon, alone. (この"...upon, alone"が醸し出す余韻が なんとも心地良いです) また日本語特有の音韻の面白さは表記法の工夫で醸し出そうというアプローチも面白いです。(「足引の山鳥の尾の...」(柿本人麻呂)の"長々しさ"を印刷のレイアウトで表現) また「...逢坂の関」(蝉丸)の訳も表記法と押韻の工夫で実際に人が行き来する躍動感が表現されています。こうして英語を通して和歌を愉しみ、日本の詩歌の美しさ・面白さを再発見できます。まさに「温故知新」の一冊です。 本編で日本語・英語の語彙解説などは殆どないため、"万人向けでない"という意味で★4つに止めましたが、個人的には★5つです。(なお原著はこちらです)

大きなやかんは沸くのに時間がかかるから

[ 単行本 ]
大きなやかんは沸くのに時間がかかるから

・野崎 美夫
【講談社】
発売日: 2006-06-21
参考価格: 840 円(税込)
販売価格: 840 円(税込)
 Amazonポイント: 8 pt
( 通常2〜4週間以内に発送 )
中古価格: 400円〜
大きなやかんは沸くのに時間がかかるから
野崎 美夫
カスタマー平均評価:  5
励ましてもらったみたい
ひとりでいる事も、色々と考えてしまう事も別にいいんだと思った。 闘うということは、勝つことではなく負けないこと・・・ 自分にはとても心に響きました。 格闘詩人ってなんだろう?って思いましたが、読んで闘うってそうゆう事なんだって納得しました。 読んで題名も理解できました。
フォントがホントにかわいいし、詩にぴったり
広告ビジネスという戦いの場で、日々悪戦苦闘してきた 格闘詩人・野崎美夫さんから毎日届けられるメルマガが 一冊の本になりました。 「大きなやかん」「最低」「誰も見ていない」がお気に入りです。 死に関する詩には、あまり共感できませんが、 一つ一つ読んでいくと、心が温かくなります。 これから寒くなるシーズンにオススメの一冊です。
心の薬
癒されます。もう一回頑張ろう!と元気が出てきます。 どの詩もイイですが、特に“おやすみ”と“夜明け前”が好きです。 落ち込んだとき、モチベーションが下がったときなど、何度も読み返しています! これはオススメです!!
余計なやさしさがない
いえいえ。やさしいのですよ。 でも、あまりにもストレートに心を打たれたというか。 だけど、それって、 大事なことだと思うんですよ。 いらないやさしさばかり述べてる、 自己啓発系のよくわかんない本がいっぱいある中で、 こういう本は、ガツンと響きました。 何て言うのかな、自分の毎日の中で、 考えたり、悩んだりしてることが、 絶対でてくるんですよ、詩の中に。 それをやさしい言葉なんだけど、 核心をずばっとつくって感じ。 やさしいんだけど、やさしくない。 装丁は可愛いんだけど、 中身は、きちんとした人生哲学書です。 しかも安い!
あったかい気持ちになります。
ちっぽけな自分に、空まわりしている自分に、 悔し涙が出てきたら、これを読みます。 なんだぁ・・・なかなかがんばっていて、カワイイやつじゃないか! って、また笑っていられます。 精神論的な本は、押し付けられているようで、 ムリに前向きにさせられるような感じがして嫌いですが、 格闘詩は、自然にココロになじみます。 野崎さんのココロから出てきた言葉だからですね。きっと。

すこやかにおだやかにしなやかに

[ 単行本 ]
すこやかにおだやかにしなやかに

・谷川 俊太郎
【佼成出版社】
発売日: 2006-01
参考価格: 1,050 円(税込)
販売価格: 1,050 円(税込)
 Amazonポイント: 10 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 950円〜
すこやかにおだやかにしなやかに
谷川 俊太郎
カスタマー平均評価:  5
ぜひ読んでみて欲しい一冊
色々な世代の、いろいろな悩みやストレスのある方にぜひ読んでみていただきたい一冊です。 私は「おだやかに」がとても心に残りました。自分を落ち着かせたいときや、考えが纏まらない時に読みたくなる本です。
生きるとは
生きるとは・・・谷川さんの詩を読むと生きるとは何なのか? 考えさせられますね。 生命の力ずよさ、 歯がゆかさ、刹那さ、尊さ 誰もが望む、「すこやかに おだやかに しなやかに」 そう生きたい。
優しい言葉、素直な願い、あたりまえのこと
 なんて、当たり前の事を当たり前の言葉で書いているのだろう!  なんて、読みやすい詩集なんだろう! 何のひねりも無い、優しい平易な言葉でつづられた詩集。平仮名で書かれた題名、全ての漢字に読み仮名がつけられた詩、詩と詩の間にはさまれた、美しい写真。手のひらよりも少し大きい持ちやすい本。小学生にも読めるような内容。誰にでもわかる、実感できる詩。  詩人は「目に見えないエネルギーが ときにみずからを人間の言葉で語る」と、あとがきに添えている。私たちはそのエネルギーを受けて、この題名のように「すこやかに おだやかに しなやかに」生きていきたい。切実に思う。
こんな人になりたいですね。
「すこやかにおだやかにしなやかに」こんな人間になれたらいいなあと憧れて買って読んでみました。なれそうです!なりたいです!もしかしたらなれるかもしれません!先はながいですがね。きれいな言葉や文章を読むと気持ちもきれいになれそうな気がしてくる本です。
谷川俊太郎さんにはいつも共感出来る何かを感じております!
某生命保険のCMでも現在取り上げられている谷川俊太郎さん。言わずと知れた日本を代表する詩人です。 僕は20代の時に「2000億光年の孤独」という詩を読み圧倒された思い出があります。 当時の谷川さんの感覚は宇宙のどこからか自身の命が発生してたまたま日本というこの国に存在している、だから違和感がある…このような表現が多かったと感じております。 当時は「芝生」という詩がとても好きでした。 さて、たまたま本屋に行きましたら当該著書に巡り会いました。実に20年という歳月を経て。しかし谷川俊太郎さんは「今、ここ」という現実を意識しながら常に明日を見ている、希望に満ちた明日を見続けている…そう感じました。心強い詩です。一読をお薦めします。

ファウスト〈第一部〉 (岩波文庫)

[ 文庫 ]
ファウスト〈第一部〉 (岩波文庫)

・ゲーテ
【岩波書店】
発売日: 1958-01
参考価格: 693 円(税込)
販売価格: 693 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 177円〜
ファウスト〈第一部〉 (岩波文庫)
ゲーテ
Goethe
カスタマー平均評価:  5
私は目もくらむほどの体験に身をゆだねたいのだ
・元々ドイツに伝わるファウスト伝説をもとに書かれた作品。ファウストという名の錬金術師と占星家が実在したらしい。同一人物との説あり。この件は、本書の約40ページに及ぶ詳しい解説にも書かれている。 ・ゲーテが若い頃から書き始めたライフワークで、最終的には人生経験豊富な老人ならではの視点も入った、練りに練られた傑作である。構成美の一方、人間の醜悪な部分の描写もある。さらに生命力溢れる民衆の楽しみに通じた点がにじみ出ており、作品の深さと広さを感じる。「隠し砦の三悪人」など、黒澤明のいくつかの映画を思い起こさせる。 (付記1)ロックバンドThe Policeの名曲“Wrapped Around Your Finger”の歌詞に、メフィストフェレスの名が出てくる。 (付記2)1938年に毒殺されたブルーズマンのRobert Johnsonには、ギターの上達のために悪魔に魂を売ったとの伝説がある。米国の黒人と共通するとは(キリスト教の影響があるにしても)、何か悪魔には人類共通の思い入れがあるのだろうか?
旧版 森 林太郎 (翻訳) はいずこへ
ファウスト 第1部 (1) 岩波文庫 緑 6-1
ゲーテ (著), 森 林太郎 (翻訳) ISBN: 4003100611 ; 1 巻

だと思っていたら、翻訳が違うのですね。森 林太郎 というは あの文豪、鴎外です。がっかりしていたが、ちくま文庫の森鴎外全集に入っていました。
もし、旧版の岩波文庫で読みたかった人はこちらをお勧めします。
新潮その他、翻訳者は異なりますのでお好きな本を。個人的に、手塚治虫のファウスト(朝日文庫)も好きです。
さすがゲーテさすがファウスト
やはりゲーテは言葉の美しさからしてなんかすごいですね。本当にその素晴らしさを語れといわれるとむずかしんだけど 感覚に訴えるっていうか言葉の美しさってこう言う感じなのかなと初めて思った作品ですね。想像してもきれいだし何よりセリフに臭さがないといったらいいか作品の雰囲気の中で自然と適切な言葉が出てきていると言うか・・・やっぱり説明すると難しいけど・・・

そして何よりもその発想力と構想力 (何かいまのSFにも十分通用するようなところありますよね) やっぱり悪魔と魂の契約をするという筋が何よりも魅力的(?) 手塚治虫がすきだったというのも納得。

あとできれば本によって訳のうまいへた、注釈とか、話の分かりやすさ結構違ったりしますので自分で少し見てみて選ぶのをお勧めします。
上演不可能の脚本に何故ゲーテが取り組んだのか
それ自身が既に降霊術の呪文のような、深遠で謎めいた長い前口上。そして現れるのは老博士の書斎。脚本という形式を取る事で、私達はゲーテ自身のト書きを通し場面をヴィジュアルに思い浮かべる事ができる。魔法陣の中と外の駆け引き、メフィストフェーレスの自在な変身など、言葉にされると多分救いようもなく陳腐な表現になってしまうだろう。だから、この戯曲が上演可能か不可能かは本質的な問題ではない。動員しうる全ての想像力を刺激して訴えかけてくる、ヴァーチャルな総合芸術。文豪をして数十年の歳月を要した超大作に、あなたはどの様に打たれるか?また、シューベルトやリスト、マーラー、手塚治虫などの、この作品に触発された創作に手を伸ばしてみるのも面白い体験かも知れない。
永遠を見た悪魔
心理学者で有名なユング博士が大のお気に入りだったゲーテの「ファウスト」であるが、一部にこの書物は、オカルティズムとも関連が深いと言われることがある。

しかしながら、それを読解できるのは非常に稀なことであり、殆どの人はそのような読み方をできないという評を、哲学・心理学・宗教学・オカルトなどの各書籍で見つけることができる。

さて、この書物はゲーテのライフワークであったことは確かであろう。
彼の青年の頃から書き初め、死の直前まで書き進められた、その最初と最期に深い意味がある。

よく言われることであるが、ファウストもメフィストフェレスも同様にゲーテの分身であるということである。

若き神学者であり哲学者のファウスト博士は、この冒頭で眼前に偉大な何かを見つつ、それと決別せねばならない。
「もう神も悪魔も恐くはないが、私には生きる楽しみが無くなってしまったのだ。」と言い、毒杯を仰ごうとする彼は、青春があまりにも早く過ぎ去ったと嘆くツァラトゥストラを彷彿させる。

実は彼はこの決別に絶望しつつも、悪魔と契約し没落することで生命の素晴らしさを再び探求する旅に、今出かけるところなのだ。
生命を謳歌し満喫する為に、彼は悪魔と同属とならざるを得ない。それもまた絶望である。

さらには彼は、若い娘に神について説教され、それを悪魔に揶揄される。

「神についての専門家が、逆に説教されてしまいましたね。」という言葉には、一体何が隠されているのだろうか。

この作品は、少なくとも二重の読み方ができる。
簡単にファンタジーを楽しむか、それとも永遠を見たゆえに悪魔と契約しなければならない神学者の姿を見るかである。


男児 志を立つ―実践漢詩五十撰

[ 単行本 ]
男児 志を立つ―実践漢詩五十撰

・越智 直正
【致知出版社】
発売日: 2009-04
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越智 直正
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 更新日 2009年5月10日(日)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク

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