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歴史・時代小説

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楊家将〈上〉 (PHP文庫)

[ 文庫 ]
楊家将〈上〉 (PHP文庫)

・北方 謙三
【PHP研究所】
発売日: 2006-07-04
参考価格: 680 円(税込)
販売価格: 680 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
楊家将〈上〉 (PHP文庫)
北方 謙三
カスタマー平均評価:  4.5
楊家
北方三国志を読破し衝撃を受けたので次は水滸伝を…と思った時に,水滸伝より少し昔の話で楊家将というものがあると聞き,本作を購入。買って間違いありませんでした。三国志と違い本作の知識は全くなく,登場人物なんて一人も知らなかったので心配でしたが,そんなこと関係ありませんでした。本当に面白い。非常に読みやすく感動します。特に戦争のシーンはハラハラドキドキ…まるで自分が戦場にいるかのような錯覚に陥ります。それくらい素晴らしい描写で執筆されてます。上下巻ありますがすぐに読破しました。本当最高でした。北方ファンはもちろん,歴史に興味ある方や何か文庫読みたいけど何読もうか…と悩んでる方は是非手に取って読んでみてください!
心に染み入る漢たちの生き様
 水滸伝、陽令伝など中国の宗王朝の前後の北方氏の小説は抜群に面白い。ぐいぐい引っ張っぱって一気に読ませる文書力は私の好きな大沢在昌氏と双璧だとおもいます。  陽家という北漢の軍閥の一族が家の存続と誇りをかけて宗と遼と間で立ち回る様は痛快であると同時に私たちに深い感動を与えてくれます。無敵の陽業が宗の思惑に振り回されながらも、家族と家の存続をかけてさまざまな敵を打ち倒し、困難を克服してゆきますが、最後には壮絶な結末が・・・・。  北方氏の描き出す人間は善悪という軸ではなく、すべてが自らの存在をかけてぎりぎりのところで生きていることが私たちを夢中にする理由でしょうか?
「男はこう生きねば!」と雄々しい気持ちにさせられる小説
日本では全く知られていない「楊家将」だが、中国では「三国志」「水滸伝」と並び民衆から絶大な人気を博している物語。ただ原典(楊家将演義)の出来がイマイチなため、中国では文学というより京劇の人気演目と位置づけられている。 さてこの“北方版”楊家将。宋の軍人として戦いに散った楊業一族を主役に据えた以外はほぼ原典から逸脱、その点では張飛を妻帯させるなどした北方版「三国志」同様、掟破りの北方ワールドが炸裂している。という訳で、本作を読んだだけで中国人と「楊家将」を論じたりすると、話が噛み合わないから要注意。 絶対的に頼れる武将の父親と個性豊かな七人の息子、一族を取り巻く一癖も二癖もある武官・文官、さらには敵国の武将に至るまで全てのキャラがしっかりと立っており、「そうだ、男はこう生きねば」と雄々しい気持ちにさせられてしまう小説だ。
人間ドラマとしても楽しめます。
楊家の武将(楊業とその息子達)の戦いが描かれた物語。 読み始めるとすぐに夢中になり、あっという間に 読み終わってしまいました。 戦闘シーンの臨場感ももちろんですが、 楊業とその息子七人だけでなく登場人物それぞれに 個性があり、人間ドラマとしても楽しめます。 本書の途中から強力な敵将(ライバル)が登場し、 ますます面白くなってきます。 下巻ではどういう戦いになるのか?など、 上巻を読むと、急いで下巻を読みたくなるのは必至です。
報われない軍人だが、誇りに殉ずる姿に感動
「水滸伝」の時代から百年くらい昔。  再び中国が群雄割拠の時代になっていた時代の終わり頃、中国には、北の巨大国家・遼、中原を支配する宋、そしてその間に挟まれた北漢の三つの国がありました。この中で一番小さく、二大国に挟まれていたのが北漢で、その中で国の独立を守るために最強の軍隊を養っていたのが将軍の楊業ひきいる楊家軍でした。  楊家軍は父である楊業を筆頭に七人の息子たちがそれぞれ一軍を率いる武将となり、圧倒的な戦闘力を誇り、その強さは全土を見渡しても匹敵するものがないとまで言われていました。しかし、力のありすぎる事が北漢の宮廷の反発と猜疑心を生み、いつも戦闘では厳しいところにまわされ、平時の扱いもいいものではありませんでした。いつか力を帝に向けるのではないかという恐れからの扱いでした。しかし、それでも楊業は一武人として軍人は戦をするだけで政治に口を挟まないことをよしとして命じられた戦いだけをもくもくとこなしていました。  その彼らに転機をもたらしたのは、宋の帝の親征でした。国防のために、圧倒的に少ない陣容で彼らに正面からぶつかりながら補給が受けられず援軍もこない楊家軍。ここに目をつけた宋の帝がからめ手でせめてきます。これに乗ってしまった北漢の帝はついに自らの切り札である楊業の首を取ることを決意、罠で楊業を追い込みます。ことここにいたって、楊家軍は北漢に残ることを断念。宋に帰順します。これにより戦況は一転。北漢は宋に滅亡させられます。  しかし、これは宋と遼の激しい戦いの始まりに過ぎなかったのです。。  ということで、楊業とその息子達の激しい戦いを描いた楊家将。  これ、中国では三国志や水滸伝と並んで、「水戸黄門」くらい誰でも知っている英雄物語らしいのですが、自分にとっては初めて知る物語でした。一族全員が武将として達人の域で個人戦や用兵戦までやってしまうという無茶苦茶さ。でも、それがある程度史実だというからさすがに中国は広いというしかありません。その彼らが、外様としてついた宋の文官や武官の対立に巻き込まれながらも、今度は遼との戦闘で前面に立つのですから、さらに激しい戦いにならないわけはありません。あとは読んでのお楽しみですが、とにかく熱い物語です。

ぼんくら〈下〉 (講談社文庫)

[ 文庫 ]
ぼんくら〈下〉 (講談社文庫)

・宮部 みゆき
【講談社】
発売日: 2004-04
参考価格: 620 円(税込)
販売価格: 620 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
ぼんくら〈下〉 (講談社文庫)
宮部 みゆき
カスタマー平均評価:  4.5
なんだかさみしい
鉄瓶長屋から次々と店子が姿を消していく本当の理由は―― 下巻は、ほぼ解決編、といった感じでした。 上巻ではそれほど活躍の場がなかった弓之助などもたくさん登場し、それなりに面白いのですが…謎解きとしては、あまりに意外性がないかなあ、という気がします。 上巻でいい味を出していた人情話が、とってつけたようになってしまっているのも残念。 謎が解けたところでなにがよくなるわけでもなく…リアリティがある、とも言えるのかもしれませんが、上巻の雰囲気があたたかかっただけに、なんだかさみしい気がしました。
たのしかったー
時代ものはあまり手が伸びなかったのですが、宮部さんは好きだったので、いいかなーと軽い気持ちで読み始めたのですが、はまりました。というよりやられました。(^^ゞ それぞれのキャラクターが活字の中から映像で浮かんでしまうくらいで、実在しないけど会って見たくなるようないい味のでた人ばかりでした。 できれば、この人物でシリーズ化して欲しいなと少し思ってしまいした。
素晴らしい時代小説
作者の才能に脱帽です。 現代劇、SF、コメディー、どれもこれも面白い。 なのに時代劇が一番?と思ってしまう。それくらい面白い。 「霊験お初」シリーズを買いに書店に行き、「ぼんくら」というインパクトある題名に引っ張られていっしょに購入。 「お初」を読む前に一気に上下巻読んでしまった。 ただただ作者の才能に脱帽です。
面白かったー
昨日上巻を読んで面白かったので、今日下巻をいっき読みしてしまった。全ての謎がすっきりー!いやあ、弓之助かわいいし、頭がいいし、よかったな。宮部さんの作品は、出てくる登場人物がすごく克明に描かれてて楽しい。彼もまた別の作品で登場したりするのかな?
まさか!の展開に頁をめくる手が止まりません!
〈上〉からの続きから始まります。「長い影」は題名の通りかなりボリュームのあるお話ですが、恐らく次々に読み進めてしまうこと請け合いです。ミステリ部分の解答はやや意外な形で訪れますが、そこに行くまでの人物の動きが各自にものすごいエネルギーを持っているかのようです。思わすこちらの気分ものぼりつめつつお話に幕がおりるような気分を覚えました。いやあ、宮部みゆきはほんとに天才ですね!活字でここまで人を興奮させるなんて。

日暮らし〈中〉 (講談社文庫)

[ 文庫 ]
日暮らし〈中〉 (講談社文庫)

・宮部 みゆき
【講談社】
発売日: 2008-11-14
参考価格: 580 円(税込)
販売価格: 580 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 83円〜
日暮らし〈中〉 (講談社文庫)
宮部 みゆき
カスタマー平均評価:   0

ひょうたん (光文社時代小説文庫)

[ 文庫 ]
ひょうたん (光文社時代小説文庫)

・宇江佐 真理
【光文社】
発売日: 2009-03-12
参考価格: 580 円(税込)
販売価格: 580 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 249円〜
ひょうたん (光文社時代小説文庫)
宇江佐 真理
カスタマー平均評価:  4
やっぱり人が好き
火曜日に買って帰りの電車から読み始め 木曜日の帰りで読み終えました。 通勤時しか本を読まないのですが 宇江佐真理さんの作品はスイスイと進んで行きます。 短編が6編。古道具屋の夫婦が軸になっています。 近所、親子、兄弟との係わり合いが現代では考えられないようだと思いつつ 日本人の根底にはこんな豊かな心情が隠れているんだろうなぁと 仕事や人付き合いで 付かれた心がホッとさせられるそんな思いで読みました。 各編にでてくる美味しそうなお菜。今度作ってみようかなんて思ったりもしました。 最終編で思わず目に薄涙がにじむ出来事が。 やっぱり人が好きでいられそうです。

世に棲む日日〈2〉 (文春文庫)

[ 文庫 ]
世に棲む日日〈2〉 (文春文庫)

・司馬 遼太郎
【文藝春秋】
発売日: 2003-03
参考価格: 580 円(税込)
販売価格: 580 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 190円〜
世に棲む日日〈2〉 (文春文庫)
司馬 遼太郎
カスタマー平均評価:  4.5
吉田松陰と高杉晋作の師弟関係の濃密さが今一つよく伝わらない憾みはあるが・・・
松陰が落命し(169頁)、以後高杉晋作の出番となる一巻。様々な登場人物のパーソナリティーも含め、読む者の眼前に彼らを浮かばせる描写力や人間分析力は、やはりさすが。 政治史的な背景に関する指摘、就中(1)嘉永6(1853)年のペリー来航による「侮幕」(139頁)ムードの発生がいわば全てのトリガーとなり倒幕へと繋がっていったことや(2)攘夷論のあの高まりは、事の当否を超えた倒幕の「理論付け」如何の問題であったこと(「開国=常識」ではなく、実現不可能な「攘夷=狂気」が革命エネルギー放出のための口実として必要であったこと(269頁、294頁))、(3)開港(開市場)による利益は、一大名による私権政府に過ぎない徳川幕府が独占する構図であったこと(269頁、303頁)などの視点は、大変勉強になった。 この他、よく云われる革命家群像の類型化(予言者→行動家→処理家、162頁)の議論もためになる。
航海遠略策
 吉田松陰と高杉晋作の邂逅。
 松陰が死罪となる。
 高杉晋作が「倒幕」を志す。
といったことが描かれています。

 中で語られている長井雅楽の航海遠略策を読み、
「この時代でもここまで見通せる人物がいたのだ」
と驚きました。
 この策の正当性が時代に受け入れられなかったのがとても悔しいです。
松陰から晋作へ伝えられる志し
第二巻にて、松陰の死というかたちで、主人公が晋作へと移り変わります・・・。
幕末というと、坂本竜馬や新撰組といった面々が、とかく取り上げられがちですが、この動乱期に大きな仕事を成し遂げたのは、やはり長州藩出身の志士達ではないでしょうか?
彼等の多くは、明治維新を迎える前に、その命を散らして逝きます。

歴史の大きな節目に立ち合えなかった、真の歴史の立て役者・・・。
そんな長州の若き志士達の物語りをぜひとも多くの人に読んでもらいたいです。


三国志〈10の巻〉帝座の星 (ハルキ文庫―時代小説文庫)

[ 文庫 ]
三国志〈10の巻〉帝座の星 (ハルキ文庫―時代小説文庫)

・北方 謙三
【角川春樹事務所】
発売日: 2002-03
参考価格: 600 円(税込)
販売価格: 600 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 287円〜
三国志〈10の巻〉帝座の星 (ハルキ文庫―時代小説文庫)
北方 謙三
カスタマー平均評価:  4.5
王覇論議は無用
13巻は長かった。1度挫折していたんだが、くやしいのでもう一度挑戦した。後半、飽きてきてどうでもよくなったが、辛抱強く最後まで読み切った。 これが「三国志」じゃなきゃすばらしい作品なんだろうなあって思う。あくまでも北方さんの「三国志」なんだ。 いいところをあげればきりがないほどたくさんある。まず、戦闘シーンの臨場感・躍動感がすごい。呂布が率いる黒い騎馬集団の表現などは圧巻だ。また、心理描写もリアリティたっぷりで、さらに男気に感じさせられて涙ぐむところもあった。特に、キャラクターが死を迎える時の内的な独白がよかった。 しかし、それもくりかえされると冗長な感じが否めないのと、王覇思想に関心があるのか、そこら辺の議論がうっとうしかった。中国は覇道の国、日本は王道の国、革命を繰り返した民族と万世一系の民族では思考の根っこが違うはず。漢王室の血が400年を経て特殊なものとなり、1000年を過ぎれば神になる的な発想自体が日本的で、この小説にはそぐわない気がする。この議論は日本の皇室のものだからだ。 吉川さんの三国志には遠く及ばない気がする。
張飛、暗殺…!
 北方三国志の張飛は、豪胆だけれど、細やかなやさしさを見せる温かみのある漢でした。  作戦の失敗で落ち込み、自殺すると駄々をこねる孔明をなぐさめる張飛の姿は、他では見られないでしょう。  その張飛を毒牙にかけたのは、またしても呉。  ここまでくると、周瑜将軍の呪いではないのかと言いたくなります。自分の死を待ち構えるようにして、劉備と孔明に益州を奪われた周瑜の執念。  死してなお、ここまで蜀を苦しめるとは…。  一方、魏では乱世の奸雄曹操が病死します。  若い頃から蒼天の下、戦場を駆け回り、乱世の終息に生涯を費やしてきた曹操の死。  一つの時代が、ここに幕を閉じます。
意気消沈
個人的な感想では北方先生の本は多少ネガティブな所があるようで、そこはいい反応でもいいんじゃ・・・、みたいなトコでもわざわざマイナスの方向で表現されています。 人っていうのは良い事ばかりを言われてもピンとこないもので、逆に悪い事を言われると「何を」と頑張れたりタメになったりします。 やはり、北方先生もその延長上じゃないかなぁと思います。 もともと、そうなのでこの本を見終わったとき英雄の去り方が呆気ないと、思いました。(うじうじしてる死に方より、潔い方がいいですけどね^^) 関羽雲長の死を追うようにこの巻では次々と英雄が去っていきます。 それと同時に何か大切なものへの結束が固まっていき、通常では得られない物が得られたかと思います。 やはり、そこら辺は北方謙三です。物事の代価が素晴らしいと思いました。 でも、今までの様な感じで読むと何かが違います。 重い気持ちで味わった事のない涙が流れました。
曹操の死
北方謙三の三国志は、それぞれの国が平等に描かれており本当に面白いのだが、やっぱりこの巻の最も面白く、切ない場面は曹操の死だと思う。三国志は曹操と孔明の二人が主人公の話だと自分では認識しているが、私は曹操の方が好きである。その曹操がこの巻で死んでしまう。かといってこの後巻が面白くなくなるという話ではなく、たった四半世紀で中国の3分の2を取り、また戦争の勝率8割とも言われる人生の勝者的な存在である曹操が自分の死と向き合う様子には、本当に人生の意味を考えさせられる一冊である。 この一冊は曹操の良さを知る最もお勧めの一冊
散りゆく男たちの夢
 関羽の死後、夷陵へ出陣するところまでが書かれています。この巻で張飛が死ぬのですが、あまりに荒唐無稽な展開でちょっと残念。ですが北方氏の三国志は、男たちの生き様死に様を見事に描ききっていて、本当に飽きさせません。吉川版をはじめとして多くの三国志の物語では、中盤以降ただの国取り合戦になってしまい退屈してくるのですが、この作品では、各登場人物が愚直なまでに男の夢や志を追い求め、そして見事に散ってゆく。どんな戦で誰が活躍したかなどということより、どう生きたかということに重点が置かれているので、筋が分かっていてもドキドキハラハラしながら楽しめますし、泣けます。この作品で初めて三国志に触れたという人は幸せです。

ちんぷんかん

[ 単行本 ]
ちんぷんかん

・畠中 恵
【新潮社】
発売日: 2007-06
参考価格: 1,470 円(税込)
販売価格: 1,470 円(税込)
 Amazonポイント: 14 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 328円〜
ちんぷんかん
畠中 恵
カスタマー平均評価:  4.5
シリーズ最高傑作だと思う
シリーズを通して読んでる方ならこの作品が最高傑作だと思えるのではないでしょうか? 若だんなは三途の川まで行っちゃうし、おたえと藤兵衛の結婚にまつわる話も藤兵衛がかっこよくていいし、松之助の縁談話も面白い。 そしてなんと言っても最後の「はるがいくよ」では古い者が去らないと新しい者が出てこないという因果が悲しく表現されています。 何千年も生きられる妖は一見うらやましいけど、それだけ悲しい別れも味わうなんて・・・深くていい話です。 この本を買ったら、しゃばけから一気に読みなおして下さい。絶対泣けます。
ほんとに、いい・・・
しゃばけシリーズはどれもおもしろいが、とくに、 この本の最後の一編「はるがいくよ」は、絶品。 切なく美しい情景描写。読み終えて、なんともいえぬ余韻が心に残った。 ほんとに、いい。
切なく、少し上を見る。
一瞬の生にくる終わりを、もがいても止めることはできない。 初めてかもしれない、若だんなが人を見送ったこと。 一緒になって少し上を見ました。 鳴家はあい変わらず、というか前にもまして可愛い。本当にいてほしい。
切ない別れ。
今回は、しょっぱなからいきなり死にかける若だんな。 若だんなの瀕死騒動から始まった兄松の助の縁談を軸に、短編が描かれています。 身体の弱い若だんなは、いつも取り残されてしまう。 散りゆくサクラのように、あっという間に別れは訪れる。若だんなは別れの悲しさと、置いていくものの気持ちを知って。 今回は全体的にいくつか別れが示唆されて、切なくてきゅっとするおはなし達だった。 唯一若だんな目線じゃないお話、妖退治で登場した広徳寺の寛朝の弟子、秋英が主役の一編は、妖との算段勝負などもあり面白かったです♪二人のやりとりも良い感じなので、また出てきて欲しいと思いました☆
ますます加速!
シリーズ6作目、全体的に「せつなさ」が際立つ作品ばかりです。 若だんなは妖の血を引いているとは言え人間で、誰しも訪れる「死」はいつかは迎える。 しかし、長い年月を生きる妖達にとって「死」は人間ほど身近ではない。 限られた命が少しずつ消えて行くのを目の前で見ている若だんな。 それに対し、妖達が静かに、ある案を伝える様子は実に清閑。 読んでいる間、周りの音が聞こえなくなる程せつなく、静かな場面でした。 ですが、このシーンに「しゃばけ」シリーズの伝えたい部分が詰まっているように感じました。 毎回、器用に病にかかり、コミカルに描かれることの多いシーンがあってこそ、このシーンがより際立つものになり、心に突き刺さりました。 しゃばけシリーズはどこから読んでも大丈夫ですが、「はるがいくよ」を読むにあたっては、これまでの話を読んでからの方がより楽しめると思います。

翔ぶが如く〈9〉 (文春文庫)

[ 文庫 ]
翔ぶが如く〈9〉 (文春文庫)

・司馬 遼太郎
【文藝春秋】
発売日: 2002-06
参考価格: 610 円(税込)
販売価格: 610 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 410円〜
翔ぶが如く〈9〉 (文春文庫)
司馬 遼太郎
カスタマー平均評価:  4.5
激戦
田原坂の戦いを中心に薩摩軍が敗れていく様子が描かれてます。 薩摩士族の強さが目を引きます。 このエネルギーを違う方向に向けられなかったのかなと ちょっと惜しい気がしました。 相変わらず西郷さんは、すべてを丸投げしてますが、 切り株に頭を打った辺りから本当に別人になったのではなかろうか? っと憶測してしまいます。
田原坂の激闘
ドラマタイトルにもなった「田原坂」の激闘。今でも(といっても本書執筆当時の昭和50年代のことで、現在は不明)土を掘り返せば当時の弾がでるといい、しかも「行きあい弾」という、空中でお互いの弾がぶつかり合った弾すらあるというほどの激しい銃撃戦。 政府軍の圧倒的な物量の投入で、薩摩側の大将格では篠原国幹、永山弥一郎などが戦死。兵士たちも、司馬曰く「将師たちが無思考でいるために兵たちは…死ぬまで戦い続けなければならなかった」。そして野戦でも攻城戦でも劣勢となった薩摩軍は、これといった戦略もないまま、日向に落ちていきます。 とにかく戦闘シーンの描写が圧巻で、戦闘の激しさが伝わってきます。それだけに、戦闘が激しくなればなるほど、後世のわれわれにとっては、何のための戦争だったのか(そこまで戦う意味はなんだったのか)ということを思わざるを得ません。
現代の日本と重ね合わせてみて
 西南戦争は、いわば「時代の別れ目」に起こった日本最後の内戦。よく考えれば、時代の分かれ目には必ず大合戦が起こっている。「壇ノ浦」にしろ「関ヶ原」にしろ「大坂の陣」にしろ、とにかく時代の分かれ目には一大合戦は付き物と言っていい。  今の日本と重ね合わせて考えてみると、西郷や桐野の考え方は到底理解できない。つまり、今の日本には西郷や桐野は必要ないということになる。しかし、本当にそうだろうか。  確かに武士の慣習は悪い部分も多々ある。しかし、今の日本に欠けているものは、まさに「武士道精神」だ。  時代の移り変わり「西南戦争」を読み、今の日本に重ね合わせてみてほしい。そして、「いまの日本に欠けているものは何か」、「武士は本当に必要ないのか」、ということを考えてみてほしい。
翔ぶがごとく襲い、翔ぶがごとく退く
薩摩兵は「上代の隼人が翔ぶがごとく襲い、翔ぶがごとく退」き、果敢な戦闘を展開するが、徐々に、数で勝る政府軍に押し戻され、ついに鹿児島城裏の城山に逃げ込む。

薩摩軍の2将、桐野と篠原には全く作戦も戦術もなく、軍の指揮官というよりも1個のサムライであった。これでは物量がものをいう近代戦はでは到底勝てない。300年前の関が原でさえ、勝てなかったのではないだろうか。そういう人物を近くにおき将にした西郷に、人を見る眼は果たしてあったのだろうか。西南戦争は、戦争というより、無謀なサムライの一揆だったのだ、という印象を強く受ける。


翔ぶが如く〈4〉 (文春文庫)

[ 文庫 ]
翔ぶが如く〈4〉 (文春文庫)

・司馬 遼太郎
【文藝春秋】
発売日: 2002-03
参考価格: 610 円(税込)
販売価格: 610 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 187円〜
翔ぶが如く〈4〉 (文春文庫)
司馬 遼太郎
カスタマー平均評価:  4
西郷の私学校設立と大久保の専制化
旧参議の江藤新平がミイラ取りがミイラになる形で反乱を起こし失敗(佐賀の乱)。政敵であった大久保は、まだひ弱だった太政官政府の力を誇示するため、捕らえた江藤を簡単な裁判のみで死刑そしてさらし首にします。このあたりから大久保の専制化が際立っていきます(賛否はあるでしょうが、政体が未熟な状態では独裁的リーダーのほうが適していた、と私は思いますが)。 一方、鹿児島に帰った西郷や桐野は狩りや野良仕事をする隠遁生活に入りますが、血気盛んな士族たちを抑えきれず私学校(実態は軍事的な側面ももつ西郷党とでもいうべきもの)を設立します。後の西南戦争の芽がいよいよカタチになって現れた感じです。 本書後半では、日本史のなかであまりクローズアップされない征台の役のくだりに入ります。きっかけは琉球人が殺されたことによるのですが、征韓論を否定した政府がそのガス抜き?のために台湾に出兵する、といういわば暴挙に出ます。当時の欧米や清国などとの複雑なパワーバランスのなかでいったいどんな始末をつけるのか?そのあたりは次巻で詳しく語られることになります。
佐賀の乱から征台論まで
佐賀の乱から、私学校を興し、台湾に出兵するまでが描かれてます。 西郷が好きだとされる言葉、 「君子は器ならず」は、 形を定めない本物語の西郷像にぴったりだと思いました。 逆に形を求める大久保以下維新政府は、 士族の不満のはけ口として台湾出兵を決めます。 その過程で官僚主導の政治が確立されていく様子が興味深いです。
「佐賀の乱」と「征台論」第四巻
 第四巻で象徴的な出来事としては、「佐賀の乱」と「征台論」があげられます。  四巻を読んで感じたことは、時代を経ても人間の基礎は変わらないということ。  「佐賀が立ち上がれば薩摩も立ち上がるだろう」、という希望的観測だけで乱をおこし、結局負けた江藤新平。「征韓論」には反対したのになぜか「征台論」を提唱した大久保利通、西郷従道。この二つの事件を読んでいると、歴史の奥深さを知ると共に、「どんな時代でも人間の基礎は変わらないな」と思わされます。  四巻を読んで、「佐賀の乱」に興味を持った人は、同じく司馬遼太郎の「歳月」を読むことをお勧めします。第五巻以降もとても楽しみです。
佐賀の乱、台湾出兵、時代は過熱していく
明治6年10月に下野した西郷は鹿児島で隠遁生活を送っている。司法卿江藤新平も明け7年1月に佐賀に戻り、2月に反乱を起こす。大久保は、政府内の同情論を尻目に、江藤に対しさらし首という極刑をもって望む。同藩の黒田の殺人スキャンダルは揉み消したのに、である。

さらに西郷の征韓論を叩きつぶして半年もたたないうちに、台湾出兵を自ら主導した。このあたりはどうも、いきあたりばったりの観が否めない。やはり謎は多い。
この国のかたち その原型を探る
 全10巻にわたり、近代国家として産声を上げたばかりの明治維新期ニッポンの姿を、若き舵取り役の群像を通して描く巨編です。
 当時、国を動かしていたのは、いずれも30代から40代の人たち。
 幕末の血なまぐさい時代を経て、世界に伍する国をどう作ってゆくのか。権力の座にある者も、また現状に満足しない者も、文字通り血の滲むような模索を続けていた時代。小説は、緻密な歴史考証と、フィクショナルな叙述を、作者一流の筆致で繰り広げ、現代日本にまで受け継がれた様々な功罪を惜しげもなくさらして余りあります。
 


翔ぶが如く〈5〉 (文春文庫)

[ 文庫 ]
翔ぶが如く〈5〉 (文春文庫)

・司馬 遼太郎
【文藝春秋】
発売日: 2002-04
参考価格: 610 円(税込)
販売価格: 610 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 142円〜
翔ぶが如く〈5〉 (文春文庫)
司馬 遼太郎
カスタマー平均評価:  4.5
自由民権運動の萌芽と西南戦争のカンケイ
本巻前半は、征台の役の後始末をすべく、宰相みずから大国清国へ乗り込んだ大久保の交渉の様子が詳しく描かれます。国際ルールも知らず、宣戦布告もせずに戦闘開始したにも関わらず、国内の状況(不平士族の存在、まだ弱かった太政官政府の状況)から撤兵には賠償金が必要という信念?で無理押ししていきます。その正否は別にして、ぶれない信念、難局にぶつかってもあきらめない粘り強さ、外国の法律家の助けを借りて理論武装した準備の周到性、相手(清国)の出方に応じた駆け引きのうまさなど、大久保という政治家の資質がよく顕れていて読み応えがあります。 後半は、宮崎八郎という青年にスポットをあて、彼の目を通して、中江兆民がもちかえったルソーの思想をもとにした自由民権運動の萌芽を描いています。西郷を頂点とする薩摩の士族とは相容れない思想をもちながらも西南戦争に参加していく彼らの立ち位置に触れるくだりになっています。
事後処理
台湾出兵について外交的な事後処理を中心に描かれてます。 最終的には、驚異的な粘り腰で国家の体面を勝ち取る大久保。 その手腕に感服すると共に、こんな事態になってしまった展望の甘さも印象的です。 大久保の長所、短所が垣間見れる巻だと思います。 それにしても、なんとも「余談」が多い本だなというのも率直な感想です。 余談の合間に物語が挿入されている感じも受けました。
民権とは・・・
 第5巻の一番の出来事言えば、台湾出兵の事後処理のために北京に渡清した大久保が、賠償金50万両を勝ち獲るまでです。  大久保がどうやって交渉していくか、イギリス、アメリカ、ドイツなどのそれぞれの思惑などが読み取れるところはとても読み応えがあります。しかし、私が本巻で一番印象に残ったのは、ルソーの「自由民権論」が描かれている稿です。  この稿を読んでいるとこの時代に「民権」を導入することがいかに難しいかがわかります。そして、「現在の日本は民権が確立しているのか」と思いました。  歴史の深さを知ることができる「翔ぶが如く」もようやく半分です。第6巻もとても楽しみです。
迫真の「瀬戸際」外交
台湾出兵後の後始末を、大久保利通みずからが清国に渡って行う。50日に及んだという外交交渉が圧巻である。この時代、圧倒的に弱小であった日本が、超大国の清と堂々と渡りあう。大久保の胆力に舌を巻く。
大久保利通の粘り腰と伊藤博文の寝技
この巻では、大久保利通による台湾出兵(不満武士のガス抜き)の
戦後処理についてと帰国後の自由民権運動をはじめとする、政情不安
について書かれています。大久保は自分でまいた台湾出兵という種を、
自ら北京に赴き李鴻章と折衝し、刈り取ります。会議の席上、梃子で
も動かない大変な粘り腰をみせます。このシーンは、圧巻です。また、
帰国後に岩倉・大久保の元勲政治による政情不安を取り除くため、
伊藤博文が木戸を再び政界に戻す説得シーンも見所があります。伊
藤博文といえば、昔の1000円札の人としかイメージがありませ
んが、さすが紙幣になる人、それだけの行動と実績を残していまし
た。

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 更新日 2009年5月10日(日)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク

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