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経済・社会小説

アイテム一覧
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巨大投資銀行(下) (角川文庫.. 巨大投資銀行(上) (角川文庫.. 再生巨流 (新潮文庫) 暗愚なる覇者〈下巻〉―小説・巨.. 暗愚なる覇者〈上巻〉―小説・巨.. 異端の大義〈上〉 (新潮文庫) 青年社長〈上〉 (角川文庫) 小説 金融庁 (講談社文庫) 青い蜃気楼―小説エンロン (角.. 青年社長〈下〉 (角川文庫)

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巨大投資銀行(下) (角川文庫)

[ 文庫 ]
巨大投資銀行(下) (角川文庫)

・黒木 亮
【角川グループパブリッシング】
発売日: 2008-10-25
参考価格: 820 円(税込)
販売価格: 820 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 400円〜
巨大投資銀行(下) (角川文庫)
黒木 亮
カスタマー平均評価:  5
金融マンとは
上巻では3人のストーリーがほぼ均等に出てきたが、下巻では桂木メインで話は進んでいく。「そうだ!これが投資銀行のビジネスだ!」と上巻で再確認でき、モチベーションが上がったのだが、下巻では人間味溢れる暖かい気持ちにさせてくれ、上下では全く別の本だと感じた。下巻のテーマは「金融マンはどうあるべきか」だ。 今の若い人たちは金の良さだけで投資銀行を選ぶ傾向にある。新卒で大きな責任を与えられて日系よりも成長が早いことを理由にする人もいるが(もちろんこれは的を得ている)、昨今景気が悪くなった途端に世の中安定志向に走る具合が非常に残念だ。桂木は景気悪化による左遷にも耐え、モルスタで着々と成果を上げていく。それまで金のために仕事をしていた感があるが、興銀(本書では産銀と書かれている)常務にスカウトされてその考えが変わっていく。「今までの経験を日本に還元しなくては。」 この本を読んで、橘(トレーダー)がいいか、桂木(カバレッジ)がいいかはっきりと分かれるだろう。成功したときの金がいいのは前者だが、世の中を動かせるのは後者なのだ。本書を是非若い人たちに読んで欲しい。 最後まで読むと、みずほFGの汚い内部事情や"桂木英二"の"英二"がどういう意味を持っているか分かるところも楽しい。
素晴らしいが・・・
素晴らしい小説でした。減点主義でしか人を見ようとしない邦銀は日本の学校と全く同じで高校教師として感じるところが多々ありました。ただ、一つだけ減点をさせてもらえば、トラファルガー広場の説明で、イギリス艦隊がスペインの無敵艦隊を破ったことを記念して…とありましたが、トラファルガー広場はネルソン提督がナポレオンのフランス艦隊を破ったことを記念して造られたものです。あまりに初歩的なミスなので、少し残念でした。

巨大投資銀行(上) (角川文庫)

[ 文庫 ]
巨大投資銀行(上) (角川文庫)

・黒木 亮
【角川グループパブリッシング】
発売日: 2008-10-25
参考価格: 820 円(税込)
販売価格: 820 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 427円〜
巨大投資銀行(上) (角川文庫)
黒木 亮
カスタマー平均評価:  4.5
この本を読むとなぜ日本が駄目になってしまったのか良く分かる
この本を通じて、戦後日本がため込んだ富をいかに外資(特にアメリカ)へ抜かれて いったかが良く分かる。経済のテキストとして使えるだけでなく、人物描写も丁寧で 筆者の筆力に引き込まれます。 しいて不満を挙げるとすれば、会社名が実名・偽名入り混じっており(三菱UFJはそのまま、 三井住友は四井住之江、モルガンスタンレーはモルガンスペンサー、ソロモンブラザースは そのまま等々、あげればきりがない)、気にならない人は気にならないと思うのですが、 私はとても気になりました。もう一点は「トップレフト」「アジアの隼」等の著作と、主人 公(桂木)の人物像が似通っていること。まあ些細な点ではあるのですが。。。
へぇ?、投資銀行ってこういうところなのか
「“リーマンショック”は予見できたか!?」の帯文に惹かれて迷わず購入しました。 経済や金融の解説書は、サブプライム問題以降、巷に溢れていますが、 門外漢のビジネスマン(私)が理解を深めようと手にとっても、結構難解です。 この本は、そうした初心者にも、“投資銀行”を初めとする金融の世界を、 エンタテイメントとして楽しみながら理解させてくれます。 プロローグからカタカナ英語がやたら多くて、最初とまどいましたが、 これも主人公桂木が、ウォール街に邦銀を辞めて飛び込んだ時の心象風景を、 読者に疑似体験させる、筆者の計らいかなという気がします。 今では投資銀行は悪玉代表格ですが、本来の生まれが、事業を支える“白靴の貴公子”で あったことも、この本から知りました。 下巻まで一気に読みきってしまいましたが、エピローグに書かれた主人公桂木と“船長”の 会話に、筆者黒木氏の気持ちがにじみ出ているようで、感激しました。 サブプライム問題を勉強するなら、難しい経済書にあたるより、 まずこの本を一読されることをお勧めします。
これが投資銀行だ!
投資銀行の中身を忠実に表している本で、こんなにダイナミックで 面白い本は今までなかった。いつか読もうと思っていたものの最近 まで読まなかったのを本当に悔やんでいる。 ストーリーはバブル崩壊前の1984年からりそなHG誕生の2003年(下巻含む) までである。会社名もほぼ実名で出てくるリアルなストーリー。 バブル崩壊の様子も見ていて非常にスリリングだ。 本書のメイン登場人物はカバレッジ、トレーダー、セールスの投資銀行の メインビジネスに関わる3人だ。これを読めば投資銀行が何たるか、何を しているところなのかが分かり、まさにそこが本書のテーマでもある。 (今はこんな詐欺的ビジネスはしていないが…) 黒木亮は実際に投資銀行に勤務していたこともあり、描写が本当にリアル。 一気に読んでしまったし、下巻も心から楽しみにできる一冊。
感慨深いです
投資銀行が日本において力をつけていく1980年代後半以降に、新聞の1面を飾ったビッグディール、M&Aの裏側や、外からは窺い知れない裁定取引の内情など様々な事件が並行して書かれており、時代を振り返ることができます。人物描写や時代背景の説明なども優れているため、小説としても読者を惹きつけます。 日本の金融機関との仕事の仕方の違いや、監督官庁である金融庁の素人ぶりもリアルで考えさせられました。 しかしここに登場する投資銀行のほとんどは、すでに合併で名前がなくなるか昨今の金融危機で巨額の損失を出して救済される事態になっており感慨深いです。
投資銀行がわかる、でももっと厳しいところもある
投資銀行に務めて者としては少し古いんじゃないのというのが感想である。 それとまだ甘いつまり投資銀行で働くということはもっときつい部分もあります。 なので邦銀の描写も甘い部分があるのだろう。 しかしストーリーに引き込まれる著者の筆力はすばらしい。 この業界に詳しくない人には勉強にもなりますし。 何よりも、銀行で働く人間の行動パターンを知ることができるのでしょう。 そこにこそこの本の価値があると思います。

再生巨流 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
再生巨流 (新潮文庫)

・楡 周平
【新潮社】
発売日: 2007-11
参考価格: 780 円(税込)
販売価格: 780 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 178円〜
再生巨流 (新潮文庫)
楡 周平
カスタマー平均評価:  5
セールスドライバーなど
上司から借りて、二晩ぐらいで読みきってしまいました。 主人公と職種の同じ自分には勿論、営業職ではなくても日本で働いている方であれば必ず目にする業種業者が出てくるので、それらをイメージしながら読むとすごく分かりやすいと思います。 ウチの会社には吉野さんのような方が必要だと思いますが、人格維持を第一とし企業人になりきれぬ自分には物流システムや総合商社の内部を垣間見れた経済小説に留まりました。 しかし、吉野さんと蓬莱君の出会いぐらいからの鬼だるまの変容に引き込まれ、ワクワクしながら読み進めていけました。面白かったです!!
秀逸の企業小説!
久しぶりにとってもおもしろい、あたりの企業小説! 逆境に追い込まれたサラリーマンが、 斬新なアイデアを実現していくための、 企業内外の様々な交渉を描いていく、 実におもしろい内容で、あっという間に読み終えました! この著者の作品にしては、 ちょっと日本では現実離れした、 銃での殺し合いとかそういうのがなくて、 現実の日本の企業でも起こってもおかしくはない、 リアリティがあって、実に楽しく読めました。 おすすめの本です。
発想と己を見直すまたとない教科書
いやぁ、これは堪能した。 経済小説とあるが、単なるビジネス本ではないです。 というか、巷にあふれるビジネステキストやらはやりのMOT(もう古い?) 何ぞ読み開くくらいなら、この小説の方が何倍も勉強になる。 それも、楽しく、興奮し、ハラハラしながら読めるんだから、実に有益だ。 飛ぶ取り落とす勢いの主人公が、その鼻息の荒さが災いし閑職に飛ばされる。 ここらの悲哀は大変よくわかる。 やれる人間ほど、成果をかさに、知らず知らずのうちに傲慢になってしまう。 これは厳しく自戒させられた。 しかしのその逆境から、学び、また人を育て、人とともに作り上げる喜び を知る。 実に学ぶべきところが多い。 多くの特に若手サラリーマン、あるいはこれから社会に巣立つ学生等に、是非 読んでもらいたい。 更に、ビジネスと関係のない研究者等にも、「発想」がどういうふうに生まれ るのか。この作品では、極めて明確に示してくれる。 これは最近類書を見ない、素晴らしいエンターテインメンツな教科書だと思う。
再生巨流
巻末の解説をみると、「経済小説として最高傑作の領域に属する作品と断言してよいだろう。」とあります。本作品を友人の勧めで読みましたが、大変面白い本でした。流通企業を舞台に、登場人物が苦しみながらも熱意をもってアイデアを練り、新しいビジネスモデルを実現していくさまに、途中で胸が熱くなる思いでした。リアリティがあり、かつ無駄な描写がないのでスピーディに話が進みます。出張の移動時間を使って、ほぼ1日で読破しました。 経済小説と人間ドラマ、両方が味わえる良書だと思います。

暗愚なる覇者〈下巻〉―小説・巨大生保 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
暗愚なる覇者〈下巻〉―小説・巨大生保 (新潮文庫)

・高杉 良
【新潮社】
発売日: 2009-03-28
参考価格: 700 円(税込)
販売価格: 700 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 529円〜
暗愚なる覇者〈下巻〉―小説・巨大生保 (新潮文庫)
高杉 良
カスタマー平均評価:  4
組織でどう生きるか?組織をどう考えるか?
巨大企業ではなくとも組織にいれば、 そこでどう生きるのか?自分がどのような役割を担っていくのかを考えるときがあるだろう。 今回はあらためてそれを考えさせられた。 自分一人の力ではトップの舵取りまでは変えさせられないが、 何かをしなければともがく主人公。 その組織を見限るのは簡単だが、思う気持ちがあるからこそ、 焦り、怒り、落胆し、とさまざまな感情をぐっとこらえる必要がある。 生保業界の有様も興味深かったが、 組織で生きるとはどういうことか?を考えさせられる作品。

暗愚なる覇者〈上巻〉―小説・巨大生保 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
暗愚なる覇者〈上巻〉―小説・巨大生保 (新潮文庫)

・高杉 良
【新潮社】
発売日: 2009-03-28
参考価格: 700 円(税込)
販売価格: 700 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 314円〜
暗愚なる覇者〈上巻〉―小説・巨大生保 (新潮文庫)
高杉 良
カスタマー平均評価:  3
巨大企業の行く末
世界に誇る巨大生保。 優秀な社員が大勢いるが、トップ人事の影響で 少しずつ崩壊への道を進んでいく。 CMでよく目にする生保。 今はこんなんではないのかもしれないけど、 身近なようで以外に知らない世界を垣間見ることができる? 小説でありながらそんな楽しみ方もできるかも。
「腐蝕生保」改題
単行本は「腐蝕生保」のタイトルだった小説の文庫本版。 『小説巨大生保』とうたっているが権力闘争・出世争いなどが話の中心。モデル会社がみえみえで関係者情報も仕入れた上での執筆と思われるが、どこまで本当だか。こういう小説(ビジネス小説全般でなく権力争いがテーマのもの)は情報提供者側の視点に偏っている可能性もあるし。 ☆2つなのは、主人公が出世志向のつまんない奴で、いい子ぶってるけど結果的に現場を踏み台にするエリート君としか思えず、小説の魅力を大きく削いでいるから。 モデルとなった生保会社に特に興味がある人以外にはお勧めできない。
こんなのは一昔以上前の生保像
まあ、相変わらず架空契約作成だの、ノルマに潰されるだの、 色仕掛け女性管理職だの、作者はいつまでこんな幼稚な業界だ と思っているのだろうか? まあ、「面白おかしく」描写するのが小説家だろうが、 もっとビジネスの本道を描いて欲しいものだなぁ。
働くことの意味を考えさせられる
働く以上、会社の発展に繋がるような働き方が出来れば一番いい。 でも、会社の発展を考えて働くより、いかに上に行くか、社内政治的なことをメインに考えて働く方が結果的に上のポジションにいけることもある。そしてそのような考えを持つ人が増えると結果的に会社はダメになってゆく。そんな様子がありありと表現されている。 社内政治に長けた人々が権力を持ち、ピュアに会社のことを考えている人たちを駒のように使う!そんな構図が浮かび上がっている。日本を代表する生命保険会社を題材に見事に表現している。 権力&金か、ピュアに情熱的に働くか、果たしてどちらの方が幸せか、そんなことを考えさせられる一作だった。

異端の大義〈上〉 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
異端の大義〈上〉 (新潮文庫)

・楡 周平
【新潮社】
発売日: 2009-03-28
参考価格: 740 円(税込)
販売価格: 740 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 300円〜
異端の大義〈上〉 (新潮文庫)
楡 周平
カスタマー平均評価:   0

青年社長〈上〉 (角川文庫)

[ 文庫 ]
青年社長〈上〉 (角川文庫)

・高杉 良
【角川書店】
発売日: 2002-04
参考価格: 680 円(税込)
販売価格: 680 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
青年社長〈上〉 (角川文庫)
高杉 良
カスタマー平均評価:  4
感動した
夢に日付を という部分は、大いに同意できた。 今は、社会が悪いとか時代が悪い、会社が悪いなど、言い訳する奴が多すぎる。(自分もそうだが。。。) では、何か徹底的にやったのか?と言われると、答えられない自分がいる。 まず、1年後・5年後・10年後の自分を想像して、目標に近づく努力をしたい。
会社の立ち上げから数年間の苦労と成功談が描かれる
 和民社長渡辺美樹さんを主人公とした経済小説です。運営資金を貯蓄するため、佐川急便のドライバーを1年勤め、300万円の資金を貯蓄し会社を立ち上げる。(上)刊では主に会社の立ち上げから数年間の苦労と成功談が描かれる。  時には、大失敗をしながらも、渡辺社長の人柄にひかれ周りには人垣ができていく。また家族、社員、スタッフへの大きな愛情を感じた1冊だ。
小説としては面白いが、社長自身はまったく尊敬しない、出来ない
そもそも飲食産業が嫌いである。なぜなら働いている人が幸せでないから。トップだけ幸せな構造を持っている最底辺の産業である。 社長は凄いことをやったという風であるが、結局、親の後ろ盾でリスクを恐れずチャレンジ出来ただけ(何度も親に融資してもらっている)であって。ハングリー精神からくるベンチャーではない。
読みたいならまずは上巻だけを
他の方もお書きになられていましたが、美化されている部分もかなりあると思います。 学生時代の取り組みは、自分に照らし合わせてみて、なるほどこれは行動力があるなと思いました。 しかし、奥さんを口説く過程を筆頭にひどく独善的な場面もでてきます。 たとえば、渡辺社長は人に恵まれているなあ、これも本人に魅力があるからだろうと考えさせる節もありますが、スカウトをもちかけた学生時代の同輩に翻意されてしまうと、しょせんその程度の人間だった、と切り捨てるような言い草があるのも気にかかりました。 自分のビジネスも重要ですが、人にはそれぞれの人生や事情があるのですから、信頼し合った仲間にこんな言い方はないだろう、と思いました。 また、幼少のころ母親が死に、父親の会社が倒産し、起業前には佐川のSDと、いかにも苦労人という感じがします。 しかし、父親はその後働き再婚もしているようで、のちの渡辺社長が事業を拡大する際には1000万円出資しています。そもそも、なぜ渡辺社長は健在の父親と暮らさず、祖父母と暮らしていたのでしょう? また、渡辺社長自身も学生時代に組織の運営をしながら友人とキャンピングカーで日本一周旅行に出たり、ヨーロッパを周遊したりしていたようですが、旅行の金はどうやって捻出したのでしょう? 突っ込みどころのある美談が多い気がして、すんなり共感することはできませんでした。 小説というよりは渡辺社長の伝記という色が強いです。 ああ、こんな人なんだと知るにはよいかもしれませんが、小説としてはあまりお勧めはできません。
起業家とは?リーダーシップとは?
企業家のノンフィクションモノが好きなのと渡邉社長と歳が近いので読んでみた。 冒頭の佐川SDの描写に引きづり込まれて読みだした。 読んでいて思ったのは、何をやるにも目標を明確に立てそれに向けて邁進する事、 努力 行動を惜しまない事。 それと、本作に似た題材で、城山三郎氏著作の小説『外食王の飢え』を想起してしまった。 「外食王の飢え」の主人公モデルの江頭氏も明大出身(と言っても氏は卒論を破棄してして自ら中退となったが…) である事など共通項が多い。時代背景や小説の脚色の違いを差し引いても根底のある、 信念に則り困難を排除して突き進む姿勢はいつの時代も普遍である。 余談ながら、当方も以前外食の仕事に携わっていた経験があるので、 業界の裏事情も嫌と言うほど熟知している為。 ストーリー上必要無いと言えば無いが、本書のようなキレイ事ばかりでなく ダーティな部分、労働搾取の部分の描写が少ないのが不満であった。 当方が勤務していた会社も創業者の強烈なリーダ?シップの元、一代で上場を果たした会社であった。 上場前には、利益確保の為の残業手当のカット、店舗リストラ、 上場後は創業者利益を得た幹部社員の離脱等色々あったなと懐かしくも思ってしまった。

小説 金融庁 (講談社文庫)

[ 文庫 ]
小説 金融庁 (講談社文庫)

・江上 剛
【講談社】
発売日: 2008-11-14
参考価格: 750 円(税込)
販売価格: 750 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 306円〜
小説 金融庁 (講談社文庫)
江上 剛
カスタマー平均評価:  5
フィクションとはいえリアルです。
金融再生プログラムの仕上げとして、金融庁の検査チームが銀行の評価に対する特別検査に入る。 銀行側は膨大な不良債権の摘出による銀行壊滅を阻止すべく、専務の指揮の下で謀略画策する。 金融検査マニュアルに沿い、政治色抜きに原理主義で検査を徹底しようとする検査官。 行内派閥争いと過去の成功体験の延長線上で将来の頭取願望を抱き銀行存続に画策する経営者。 金融庁と銀行の攻防ストーリー。 銀行は自分をまもるために、金融庁に提出する融資先の資料を改竄を、 アメリカとの約束や顧客保護を目的に、 銀行の資産評価を厳密に行い、一気に垢を出そうとする金融庁側。 どちらも銀行をまもりたい気持があるのだが、 立場が異なると考え方やアクションが異なり、 展開の妙は、一気に読進ませるに十分な内容である。 小説とは関係ないが、 内部統制システムも、監査役も、 企業内が羊の集団ならば、無力であることを、この小説は暗示している。 企業とは、こういうモノかもしれない。 それにしても 第三産業銀+芙蓉銀+日本興産銀(=イナホ銀行) 住倉銀+桜花銀 朝日山銀+大和川銀 この物語の中心銀行は、旧大東(名古屋)と旧五輪(大阪)が合併した大東五輪銀行 最後に大東京銀+四菱銀と・・・。 フィクションとはいえです。
悪い奴ほどよく眠る
 江上さんの本は二冊目です。『円満退社』には正直ピンとこなかったのですが、これはおすすめです。  今作品は実際にあった、UFJの金融庁にたいする検査忌避の事件がもとになっています。ニュースだけではわからない事件の裏側を小説仕立てにしています。UFJは結局、三菱の傘下に入りましたよね。  あらすじは読んでもらうとして…  考えさせられたのは、公(おおやけ)と私(わたくし)と悪いのは誰だということです。  会社はどんなに大きくても一企業に過ぎません。なので、利潤追求を追求することはあたりまえ。自社の倒産を防ぐのもあたりまえです。ですが、巨大メガバンクともなれば当然、公共の福祉も考えた経営もしなくてはいけない。  仮に中小の企業やベンチャー企業に対する融資を銀行側から考えたとき(公のための銀行)、狙い打ちのような金融庁からの監査を考慮に入れると、絶対安全な相手としか取引したくないでしょう。ベンチャー企業への融資はまず無理ですよね。  平和相互銀行とイトマンの疑惑についてはまだ霧の中ですが、逮捕されたのは、キョエイチュウ氏だけです。この事件も逮捕されたのは、UFJの幹部だけです。バブルや失われた10年の責任をとって、旧大蔵省の幹部が逮捕されたとは聞いたことがありません。政治家もです。  ほんとに悪いのは、誰なのでしょうか?
あまりにリアルな。。。
金融業界に身を置いて、霞ヶ関に出入りせざるを得ない部門にいた方々が読むと、あまりのリアルさに仰天するはずです。特に、主人公の主任検査官と銀行経営陣、臨店検査先(この本では新宿支店)でのやり取りは、息を呑む思いで読まれた方もいらっしゃるのでは?もう一方で、都市銀行の中枢で色んな経験をされた著者の「思い」が、登場人物の口を借りてあちこちに散りばめられている気がしてなりません。著者が言いたいのは、一方的な利益追求の前に、銀行マンとして、場合によっては人としての「矜持」だったのではないでしょうか。いま、各企業が大汗で整備をしている(させられている?)内部統制システムも、企業内が羊の集団ならば、経営者の犯罪には無力であることを、この小説は暗示している部分が含まれており、実際にあった検査忌避を題材とした『キワモノ』ではなく、長く読まれていい上質の経済小説だと思います。
半分リアル、半分あり得ん
旧UFJ銀行の検査忌避がベースになった物語な訳だけど、半分は抜群にリアル、半分はあり得ん、って感じです。 この間読み終わった消失-金融腐食列島【完結編】?高杉良もそもそもは三和がベースだったので、ストーリー的にも登場人物的にもかぶる部分が多すぎで、しかも両作者共綿密な取材に基づきフィクションともノンフィクションとも言えない物語を作って行くので、「きっと本当にこういう人が居たんだろーなー」とか、「こんな事があったんだろーなー」と思って読んでみた。 ちなみに三和がやったとされている「緑化作戦」は今は旧東京三菱の「枯葉作戦」で駆逐されているとの噂は本当か・・・。 ■読んで欲しい人 ・金融庁の人 ・銀行の偉い人

青い蜃気楼―小説エンロン (角川文庫)

[ 文庫 ]
青い蜃気楼―小説エンロン (角川文庫)

・黒木 亮
【角川書店】
発売日: 2004-08
参考価格: 660 円(税込)
販売価格: 660 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 73円〜
青い蜃気楼―小説エンロン (角川文庫)
黒木 亮
カスタマー平均評価:  4.5
史上最大の詐欺事件から得るべき教訓
 エンロンは、1985年7月、天然ガス輸送パイプライン会社インターノースと天然ガス輸送パイプライン会社ヒューストン・ナチュラルガスの合併によって誕生した。設立当初のエンロンはテキサス州周辺の中小ガス生産業者から天然ガスを買い上げ、それをパイプラインで輸送するという、堅実ではあるが利鞘は薄い商売をやっていた。創業当時の株価は僅か6ドル前後だった。  しかしレーガノミクスによる規制緩和に伴い、エンロンは野心的な事業拡大策に乗り出していく。1989年にジェフリー・スキリングが「ガス銀行」のアイディアを創案し、天然ガスのトレーディングを北米と欧州で開始したのを境に株価は上昇に転じ、1992年には10ドルを突破。アメリカのITバブルの波に乗る形で発展を続け、1999年には37ドルに達した。同年11月にはエンロンオンラインが稼働、12月には『フォーチュン』誌で「働くのに最高の百社」の第24位(エネルギー業界では1位)に選ばれた。2000年1月21日には71ドル63セントまで上昇、同年2月には『フォーチュン』誌において5年連続で「米国で最も革新的な会社」に選ばれた。アナリストはエンロン株は最高の買い銘柄で、株価は97ドルまで行くと予想した。  エンロンは 2000年度の売り上げベースでは全米第7位に躍進し、アメリカを代表する大企業にまで成長した。だが、この年の12月2日、エンロンは連邦倒産法第11章適用を申請し、事実上倒産した。  アメリカの1地方ガス会社にすぎなかったエンロンは、如何にして世界にエネルギー革命をもたらしたのか。そして何故、突如破綻したのか? エンロンの栄光と転落の軌跡を克明に描き出した迫真のノンフィクション。今またサブプライム問題という「偽装」に揺れる世界経済にとって、「エンロン問題」は決して過去の出来事ではない。
そんなに昔のことではない。米国版ライブドア事件!(順序は逆だが)
 2001年11月29日に、エンロンは実質破綻した。  電気やガス事業といった伝統的な領域で、卸取引(トレーディング)といった新しいビジネススタイルを取るエネルギー企業のエンロンは規制緩和の波に乗って華々しく登場した革新型の企業という印象で、こういう企業には日本企業はかなわないだろうなという気がしていたが、実はその内実は、SPE(Supecial Purpose Entity)等のオフバランス化といった会計上の処理を駆使した金融工学企業で、会計技術を駆使して債務を隠し利益を大きく見せて成長企業を擬制したという内実が明かされる。  ストーリーはダイナミックでビジネス小説としては秀逸の部類にはいると考えてよい。投資事業組合を駆使したライブドア事件などと一脈通じるものもあり興味深い。 
職業倫理とプライド
アーサーアンダーセンのエンロン担当の会計士、社内弁護士、そしてエンロン社の幹部そのもの。そしてエンロンに融資している金融機関の担当者。 それぞれが目の前のことだけを考え、問題の先送りでしかない対応をとってしまった選択の行く末を小説という形をとることによって、読みやすく分かりやすく、興味深く示してくれています。 この出来事がほんのつい5,6年前のことととは全く不思議な気がします。 今もまだどこかに、「エンロン的」な会社が世界、日本にあるに違いないという気にさせられます。 情報を生でつかみ、分析することの大事さも実感できます。
崩壊の痕跡を描く
関係者の人柄や野心、利害関係者の動きなどを描きながら巨大企業エンロンの崩壊の軌跡を辿り、隅々まで及んだ影響の痕跡がアメリカの一企業の破綻では済まされなかったことを示している。日本の片田舎の企業が運用する年金の元本割れが描かれ、日本人にもただならない影響があったことを実感した。 極めて主観的な利益計上やブラックで複雑なストラクチャーの濫用で不正を重ね、年々業績を拡大するもののその不透明さはますます幹部の傲慢さを浮き彫りにしていく。巨大企業の崩壊が一部幹部の暴走だけで起こされたわけでなく、目の前の報酬におもねるように染まっていく監査法人、金融幹事会社など、チェックシステムが機能しなかった構造を紐解き、不正の土壌を掘り下げて記している。 2006年日本で公開されたエンロン崩壊のドキュメンタリー映画で、中心人物と関係者の生の声を聴き、起こるべくして起こったと苦々しい思いで鑑賞した。小説には描かれなかったエンロン社員のモラル低下の実態なども描かれているので小説と併せて見るとなお実情に迫ることができると思う。
自由化の功罪
規制緩和により真のメリットを享受するのは誰だろうか? 本来であればエンドユーザー(最終消費者)であるはずだが、同書においては電力自由化を進めるエンロン社が欺瞞と粉飾により同社トップマネジメントのみが利益を貪る姿を描いている。 チェック&バランスを司るはずの会計事務所は顧客でもあるエンロン社の依頼要請を断ることが出来ず欺瞞と粉飾を許していく。 改めて、ビジネス倫理について考えさせられる作品である。

青年社長〈下〉 (角川文庫)

[ 文庫 ]
青年社長〈下〉 (角川文庫)

・高杉 良
【角川書店】
発売日: 2002-04
参考価格: 680 円(税込)
販売価格: 680 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
青年社長〈下〉 (角川文庫)
高杉 良
カスタマー平均評価:  4.5
青年社長 下
 ついに幼少からの夢であった会社立上げに成功し、10億円規模のビジネスに成長させる。(下巻)では会社が成長し、ついには上場を果たすまでの物語が描かれる。  高杉良氏の徹底した取材力は見事だ。(下)巻では、上場の仕組み、また株式の移動など、難しいことを読者にも分かるように書いている。感動的な会社成長のエピソードを読むと共に経済の勉強にもなった。
やっぱり、、、
前編を読んでしまったので、まあ下巻も読んでみました。 やっぱりドン引きの連続。 特に創業以来の盟友であるK氏を「生臭い」とまで断罪してます。 このK氏、かぶらやフードサービスという会社を立ち上げているので、是非HPの社長挨拶を読んでみて下さい。(ワタミに対するアンチテーゼが呈されています) 周りの人間を虫の如く踏み潰しても何の痛痒も感じない(気が付いてないだけだと思いますが)この社長、上下通して読んでみて嫌いになっちゃいました。 但し彼はリーダーには向いてますね。それは認めますが、凡人はあまりこの本に影響されない方がいいと思います。でないと美辞麗句に踊らされる労働奴隷になってしまいますよ。
上巻のおもしろさが半減・・・実に残念
上巻が圧倒的におもしろいのに、下巻は急降下。 会社がどんどんでかくなり、 多少の問題じゃびくともしなくなったから、 話がつまらなく感じてしまうのかもしれないけど、 上巻の血肉湧き踊る大冒険がなりをひそめてしまうのは非常に残念。 ま、上巻読んだたらつきあいで下巻も最後まで読んだけど、 作者はワタミ社長本人じゃないんだから、 下巻も単に事実を時系列で追うだけじゃなく、 もっとドラマティックに描く工夫をしてほしかった。 上巻のおもしろさは残念ながらほとんど期待できません。
ワタミ力。
小説形式なので、渡邉氏が社会に認められ、 たくさんの人に支えられていく様子がよくわかった。 その他、 ・銀行とのやり取り、銀行の権限と強さ ・不動産屋とのやり取り、取得と解約の難しさ ・大企業との資本の論理、子会社化と株式について  大企業との上場前後のやり取り、信頼と確執 ・撤退の意思決定 ・人事、人材のこと。社員の罪と配置転換、降格と昇格。  引き抜きと流出、引き留め… ・信頼、信用、裏切りと救い。 タメになることが満載だった。 ぼんやりとした起業の初期のやり方がよくわかった。 業種と時代は異なるが、基本コンセプトは変わらないだろう。 事実に基づくノウハウと気づきは今後役に立つと思った。
"日付を入れた夢"成就へ
株式公開に向けて前進したかに見えたワタミ。 KEI太の伸び悩み、唐変木の業績悪化、日粉からの子会社化の圧力、社員の不正や飲酒事故、そして創業以来の仲間の退職と幾つもの苦難が押し寄せます。 しかし、国際証券の豊田氏との出会いをきっかけにして思いを更に強くし、長年の目標だった店頭公開を果たします。 大きな目標を達成するには、"日付を入れた夢"という計画に沿った周到な準備と周囲を取り巻く人間との理解や協力が必要だという人生訓とともに、苦難な時代に培った経営哲学が今のワタミの礎にあるような気がしました。

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 更新日 2009年5月10日(日)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク

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