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経済・社会小説

アイテム一覧
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貸し込み 上 ザ・リコール 虚構大学 (光文社文庫) ビット・トレーダー 女子高生ちえの社長日記―これが、カイシャ!? 小説吉田学校〈第3部〉角福火山 (人物文庫) 起業前夜〈下〉 (講談社文庫) 非情銀行 銀行仕置人 (双葉文庫) 小説吉田学校〈第2部〉党人山脈 (人物文庫)
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貸し込み 上

[ 単行本 ]
貸し込み 上

・黒木 亮
【角川書店】
発売日: 2007-09-26
参考価格: 1,470 円(税込)
販売価格: 1,470 円(税込)
 Amazonポイント: 14 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 220円〜
貸し込み 上
黒木 亮
カスタマー平均評価:  4
黒木氏の著作としては微妙
本書は著者の作品としては異色の物で、所謂国際金融ものではなく、本人の実体験に基づく バブル期の邦銀の貸し込み事件を描いたもの。実体験が基になっているためか、主人公と 敵対する人たち(主人公の夫や、大淀銀行の人たち)が極めて悪し様に描かれており、 読後感があまり良くない。「トップ・レフト」「アジアの隼」の後、黒木氏の著作に パワーダウンを感じるのは私だけでしょうか? もう一点、黒木氏の著作、特に日本を舞台とした本書や「巨大投資銀行」にも感じた 事ですが、実際に登場人物が絡む組織名は仮名、それ以外の組織は実名と言うのは 違和感ありませんか?私はすごく違和感を感じました。
訴訟の実情を描ききる
弁護士や当事者の動きがリアルです。 弁護士、訴訟の描き方がリアルなのはよく分かるので、 きっと銀行内部の描き方も「リアル」なんだと思います。 そう思って読みました。 やはり黒木さんの小説は、何を描いても描ききっています。 下巻、まだ右近に対する反対尋問のところまでしか読んでいませんが、 裁判長が居眠り、おじさん弁護士の間抜けな反対尋問ぶりなどが 痛烈に描かれています。 面白い!
■銀行の体質がリアルに分かります。恐ろしいです■
・著者自身が実際に巻き込まれた事件を題材にしているせいかリアルです。  少しだけ読んだら寝ようと思っていたら一気に3時間で読んでしまいました。 ・旧三和銀行(=現UFJ銀行)の広報や法務部は本当にびっくりしたでしょうね。  濡れ衣を着せようとした単なる一平行員が、  まさかブレイク寸前の作家で なおかつ  マスコミをも使って正々堂々戦う猛者だったとは。非常に痛快です。 ・この著作から  バブル期にどれほど酷い融資が横行していたか、  巨大銀行という組織が如何にゴミ貯めと化しているか、  が鮮明に分かります。  (USで起きたサブプライム融資の現場も同じようなものだったのでしょう。   時代は過ぎて、国が違っても金融業のモラルに変わりは有りません。) ・また、日本の裁判制度の問題についても切り込まれています。 →非常に面白かったです。
業界を離れて
トップレフト、青い蜃気楼はとても読み応えのある本で、文章に勢いがあり、自分が吸い込まれてしまう感じがしました。しかし、金融の現場を離れて久しいためか、この作品は単なる推理小説の延長となってしまった気がします。金融のどろどろとした世界を表現するのにあまりにあっさりとしているのは残念でした。
小説としての面白みには欠ける
本書は著者の体験を下に書かれた小説ということで、かなり期待して読んだが、小説なのか実録なのかの境目が曖昧な中途半端な作品であった。 ストーリーは今はバブルの時代の某都銀が、重症の脳梗塞に倒れて知的判断能力のない女性に巨額の融資をしてその家族と裁判になっているケースにおいて、そのような融資を行った責任を退職して海外に在住している元行員(黒木氏がモデル)になすりつけたため、その元行員が家族と協力して銀行と裁判で争うというなかなか興味深いテーマだ。 知的判断能力のない女性を食い物にして、行員が借入契約書に代筆して無理やり借入を行わせたのみならず、その責任を退職者に押し付けたり、裁判でも平気で嘘の証言を繰り返す銀行の姿は、これが事実であるとしたら驚きを通り越して呆れるほかないモラルの低さである。 但し、本書の問題はそこにある。事実を基に書かれているがフィクションであるため、どこまでが事実でどこからが著者の創作であるのかわからないのである。裁判の状況が延々と描かれていたり、この銀行が金融庁検査で書類を隠したり、その後別な都銀に合併される後日談まで記述されているため、ほぼ事実のようにも思えてくるが、巻末にはフィクションと記載されている。 黒木氏の他の作品はどれもプロフェッショナルに生きる人間の生き様が描かれており楽しく読めたが、本書は個人的な恨みが強く現れているせいか、裁判の様子が延々と執拗に描かれており、小説としては面白くないし、銀行側の登場人物がモデルになった人が可愛そうなぐらいモラルが低い人間として描写されており読後感も悪かった。

ザ・リコール

[ 単行本 ]
ザ・リコール

・志摩 峻
【ダイヤモンド社】
発売日: 2006-09-29
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 1,680 円(税込)
 Amazonポイント: 16 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 562円〜
ザ・リコール ※一部大型商品を除く
志摩 峻
カスタマー平均評価:  4.5
一気に読ませる面白さ。でも…
同じ作者の「マネーロンダリング・ビジネス」が面白かったので、こちらも読んでみた。 話のテンポがよく、一気に読ませる面白さは評判通りだった。 ただ、釈然としない部分もある。 第一に巨大企業と闘う主人公が、自動車事故の当事者ではなく、その友人で損保会社の社員であるという点。 損保会社の社員がクビを賭けてまで闘うという動機が見当たらないし、伝わってもこない。 主人公が企業の内幕を描くための単なる狂言回しになっていて、感情移入ができない。 第二に自動車の欠陥メカニズムの解明が途中で放り出されている点。 話の前半では技術部が調査を進めているということだったが、結局その原因究明はいつの間にか立ち消えになってしまった。 リコール問題をテーマにする以上、欠陥車の真相究明を最後までして欲しかった。 第三に、問題の黒幕の所まで手が及ばなかったこと。 主人公は黒幕までは辿り着けず、サラリーマン的な着地は、非常に中途半端で読後感が良くない。 結局黒幕には髪の毛一本触れられず、かつ株で巨額の利益を得たという結果は、まるで悪を肯定しているかのような描き方だ。 実在する企業をモデルにして描いているということだったが、リコール隠しのために殺人までして、インサイダー取引で数十億円も儲けるなどという人がいるのか?疑問だ。 警察の捜査や証券取引委員会の監視もあるし、必ずどこかで足が付くだろう。 リアリティがないと思った。 最後には一つのサプライズが用意されているが、あまりにも唐突でSF的な結末だと思った。 ページ数の制限でもあるのか、突然の幕引きという印象がぬぐえない。 「マネーロンダリング・ビジネス」の方が内容も重厚で読み応えがあった。
コンプライアンスとは何か?
ダイヤモンド社の経済小説大賞はいつも注目しているが、今年の受賞作である「ザ・リコール」を読んだ。読み始めてすぐに、三菱自動車のリコール隠し事件をベースにしていることが分かる。車の構造上の欠陥が生じている蓋然性が高いにもかかわらず社会的評価の失墜と多大なコスト発生をためらってリコールを避けようとする自動車会社、自動車会社と共謀して保険料の支払いを抑えようとする損保会社、これらの不正を告発しようとする損保会社の社員の攻防を描いている。さらに、自動車会社、損保会社それぞれが大企業であり、この問題を奇貨として、社内における自らの影響力の拡大を狙うグループが暗躍するが、いかにもモラルの下がった組織にありそうな話で、描写になかなかのリアリティがある。きっと著者自身の損保会社における勤務経験が活きているのだろう。「コンプライアンス」という言葉が一般化して久しいが、この言葉がいったい何を意味し、組織の一員としてどのように行動すべきかということを正面から考えさせられる一冊。
一気に読破!
著者2作目にして大賞を受賞するだけあって、人物描写や話の展開、スピード感をはじめとする構成力に優れた作品だと思います。興味はありながらも、PL法やリコール問題についてその本質を理解することが困難であったが、非常に分かりやすく、好奇心をもって読みすすめることができました。世の中ってあんななのかしら?と新聞やニュースの見方が変わりそうです。 経済小説でありながら、主人公のカッコよさ(あんな独身いるかなぁ…)や社長の潔さが少しハードボイルド系な気もしました。 いずれにしても、必読の価値あり作品です。 次回作が楽しみです。
良い意味での物足りなさ
 読み始めたら止まらず一気に読んでしまいました。  当事者としての企業のほかに、いろいろな人の思惑が絡んでいてリコールの難しさを垣間見ることができました。  人物描写なども良くできていると思います。  前半と比べて、後半駆け足気味に話が進んでいくように感じられたので星四つです。  上下に分けてじっくり読ませて欲しくなる一冊です。
一気に読み上げました
最近、とみに多いリコール問題。素人にもリコール問題の影には数知れぬ経緯が隠されているだろうと理解出来ました。最後の樋野社長のいさぎ良さが印象的でした。

虚構大学 (光文社文庫)

[ 文庫 ]
虚構大学 (光文社文庫)

・清水 一行
【光文社】
発売日: 2006-01
参考価格: 650 円(税込)
販売価格: 650 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
虚構大学 (光文社文庫)
清水 一行
カスタマー平均評価:  5
苦労人事務長と傍若無人老天文学者の珍道中
学生紛争の後に京都にアカでもなく宗教色のない大学が必要だから、といって大学を作った話 やはり学長になる老天文学者の傍若無人っぷりが圧巻である また今までさんざん批判してきたのに開学に成功しそうになったらすり寄る人間もいたり そもそも苦難に満ちた手続きと周到な根回しがあって大学というのは成功するのであって 簡単に作れるようになったかといってじゃあその大学が長持ちするかというと その安易さが祟って少子化でgdgdな末路を迎えてしまうのである モデル云々はもはやいうまでもないのだが、虚構大学でググると面白いことにw
人間の欲望
本書は京都産業大学の創設について書かれたものです。主人公の千田は鳥取の倉吉北高校を創設した小野良介で、初代学長の天野は天文学者の荒木俊馬がモデルとなっています。京都産業大学は現在では多くの学生を抱える総合大学ですが、その大学の産みの苦しみが非常にリアルに描かれています。そして夢でしかなかった大学か形となって現われて来るに従って出てくる人間のエゴや欲望についても。 本書を読んだあと京都産業大学のHPをみて愕然としたのは、創設者「荒木俊馬」についての功績や人物紹介に多くのページが割かれていることです。しかしその中に小野良介という文字は全く出てきません。「虚構」という文字が示すように、本書によってはじめて京産大の本当の歴史が明るみに出たのではないでしょうか。
自由経済大学は。。。?
「社長の品格」を読んで、清水一行氏に嵌りました。 フィクションのようではあるが、どこかで実際にあったような。。。?と想像を膨らまして読んでしまいました。(元○○公社ですね。) 「虚構大学」も京都で、宗教系の大学でなく、上賀茂にある大学といえば・・・、○○産業大学か! 大学の設立にはこんな苦労があったのかと、本を読んでいくうちに現実とリンクしていくのは、この上なく面白い。やっぱ、清水一行氏は最高ですね。

ビット・トレーダー

[ 単行本 ]
ビット・トレーダー

・樹林 伸
【幻冬舎】
発売日: 2007-10
参考価格: 1,785 円(税込)
販売価格: 1,785 円(税込)
 Amazonポイント: 17 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
ビット・トレーダー ※一部大型商品を除く
樹林 伸
カスタマー平均評価:  4
分かりやすいキャラ設定とプロット
登場人物ひとりひとりの印象が薄いのと、ご都合主義的なところがあるが、エンタテイメントとしてはこの位の方がまとまり易いのだろう。追証の入金期限までに金策に走り回るさまは結構リアリティがあった。個人的には300万円で買われたウエイトレスの身に何があったかが一番気になる。
自己抑制
デイトレード中にSEXするというのは自己ポジションのトレーダーにはありえないですね。他人の金を預かるのも判断を狂わせ易いので絶対避けるべき事項です。マーケットスピードなどの画面は見たのでしょうが、自己ポジで裁量トレードはやったことがない作者ですね。日テレなどの番組には使えるでしょう。
この作品は面白いと同時に、とても勉強になった。
株を中途半端にしか知らない自分にとって、この作品は面白いと同時に、 とても勉強になった。 といっても、勉強になったのは株取引に関する一部の知識でしかないが・・・・ それでもデイトレーダと言われる面々がなぜ、コンピュータ画面から離れられなく なるのかはよく理解できた。 作品のイメージは、展開が速く意図的に細い糸でつないだ人物展開で、読者を ひきつける感じ。いかにも映像化を意識した展開で、作者などの背景から 100%映画化されると思うし、それを期待したい。
スピード感があり読後はスッキリ。
なんだかリアル。こういう物語があるってことは、こういう人も事象も形を変えて実際あるんだろうなぁと読みながら思う。取引のあたりの描写は特に。信用やってる人なら1度や2度は経験するものなのだろう。 やべ、追証だこれ、着金間に合うかな…みたいな。 物語としてはかなりスピード感があり一瞬で読みぬけられた。教訓はと言われたら難しいが、信用3階建て全力とかもう一生やってはいけないなと。
経済小説としては期待はずれ
注文してから1ヶ月ほどかかったが、かなり期待はずれだった。相場をモチーフにした経済小説を期待していたが、内容はハードボイルド風のサスペンス小説といったところか。電車事故が最後まで関わってきたり、インサイダー取引の空売りに影の仕掛け人がいたりしてそれなりに緻密な構成だとは思う。しかし現実のトレーダーは恐らくもっと地味で主人公のように華やかな生活はしていないと思う。また破滅に向かうようなスリルに溺れる取引もしていないだろう。その点でリアリティに欠ける気がする。余談だが、買春オヤジ、ロリコンオヤジ、援交オヤジと徹底してオヤジ像が醜く描かれているのが、オヤジの年齢の私としては気に入らない。

女子高生ちえの社長日記―これが、カイシャ!?

[ 単行本 ]
女子高生ちえの社長日記―これが、カイシャ!?

・甲斐莊 正晃
【プレジデント社】
発売日: 2007-06-22
参考価格: 1,200 円(税込)
販売価格: 1,200 円(税込)
 Amazonポイント: 12 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 141円〜
女子高生ちえの社長日記―これが、カイシャ!?
甲斐莊 正晃
AKIRA
カスタマー平均評価:  4.5
わかりやすい
減価償却、OME、QCD、JIT、ISO、POS、インナーブランディングなどの言葉をわかりやすく解説してくれています。ストーリー仕立てで話が進んでいくので読みやすくてよかったです。
困ったら社訓に戻る
業務改革・ブランド構築が専門のコンサルタントによる、経営の仕組みの 紹介本です。 困ったら社訓に戻る、立ち返る。忘れがちになりますが、この視点が大事 であることを改めて思い出させてくれます。 ほか、  在庫管理:ちょうどいい在庫月数  商品開発:消費者の声を聞きに行く  顧客開拓:新しいお客様は簡単には見つからない などの視点が物語で出てきます。的を得たところですね。 あいにくバリューチェーンの基盤部分(経営管理等)はあまり出てきませんが プロセス部分を易しい言葉で全体を見たい場合に良い本ですね。
わかりやすい
こういうビジネス系の本を読むのは初めてでしたが、すんなり読めました。 製造業の会社の中の人間関係や役職、部門、ビジネスで使われる言葉、などがよくわかります。 女子高生の話し言葉がおかしくて面白いです。 ネコのワンタが難しい言葉を可愛く解説してくれて、気がついたら勉強になってる! という感じでした。 とっても読みやすくて分かりやすいので私のようなビジネス本を読んだことがない人、 これから就活する学生さんには良いかなーと思いました。
わかりやすい
製造業の会社の仕組みを分かり訳す解説した本。 中高生向きだが、会社の仕組みと社会との関わりを 理解するにはいい。 ただ、台詞に違和感があり、著者はわざと若者言葉を 使おうとしているのだろうが、ヘタな萌え小説を 読んでいるような感じがする。 この辺り、まだまだ小説家としてのスキル不足は 否めない。 せっかく表紙や挿絵がかわいいのだから、文章も もっと研究していただきたかった。
まさに会社の入門編
来年から企業で働くにあたって、色々と本を読み漁っている中で 辿りついたこの本ですが、なかなか読ませる内容で面白かったです。 他の方も述べられているように、表紙だけ見た時は 「これ萌えタンとかと同じような感じかな・・・」と若干引いた感じで 見てたんですが、中身の濃い稀有な本です。減価償却などと言う言葉も 日経ではよく出てきますが、その言葉の意味がいまいち分かっていなかった 自分にとって初めて「ああなるほど」と納得できる内容でした。 設定が中小製造業の社長というだけあって、中身は生産管理に関する物が 多く載っていますがそれ以外の会社の大まかな流れを掴むにしても かなり良い本だと思います。 ただ一つだけ言わせて頂きたいのですが、主人公の言葉遣いで両親の事を 「父殿、母殿」と言っていて正直これはないだろと感じました(笑)

小説吉田学校〈第3部〉角福火山 (人物文庫)

[ 文庫 ]
小説吉田学校〈第3部〉角福火山 (人物文庫)

・戸川 猪佐武
【学陽書房】
発売日: 2000-11
参考価格: 756 円(税込)
販売価格: 756 円(税込)
( 通常2〜4週間以内に発送 )
中古価格: 118円〜
小説吉田学校〈第3部〉角福火山 (人物文庫)
戸川 猪佐武
カスタマー平均評価:  4
角福戦争の始まり
佐藤四選と田中角栄 vs 福田赳夫の総裁選、田中内閣成立がこの巻のメイン。田中 内閣の業績として日中国交回復も、ちょっとだけだけと書かれている。 主人公は田中角栄で、敵役として佐藤栄作はかなり傲慢に、そして福田は官僚メン タリティに毒された甘ちゃんという描き方をしている。他の作品でも戸川氏は佐藤 栄作をボロクソに書いていたので、まぁこういう描き方になるんだろうなぁ。 他に、渡部恒三氏や小沢一郎氏がこの巻から登場する。 佐藤政権末期において閣僚の失言や失態が続くが、佐藤元首相は担当閣僚の罷免 (つまりトカゲの尻尾きり)で対処した。安倍元首相が問題閣僚をかばったのもこ のことが念頭にあったのかな。また、この頃の派閥間の抗争を読むと、今とは隔世 の感があると改めて感じる。

起業前夜〈下〉 (講談社文庫)

[ 文庫 ]
起業前夜〈下〉 (講談社文庫)

・高任 和夫
【講談社】
発売日: 2005-12
参考価格: 620 円(税込)
販売価格: 620 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
起業前夜〈下〉 (講談社文庫)
高任 和夫
カスタマー平均評価:  4
タイトルとは異なるスリリングな展開
タイトルだけ見て、あるサラリーマンが起業を志すストーリーを思い浮かべたが、全く違った。部下から大変慕われるエリートサラリーマンが40を過ぎ出向をすることが決まる。様々な会社の矛盾点に気がつき、(下)では会長に直訴するような物語展開だ。スとーリーの中で主人公の妻の役割が大きかったように思う。

非情銀行

[ 単行本 ]
非情銀行

・江上 剛
【新潮社】
発売日: 2002-03
参考価格: 1,785 円(税込)
販売価格:
中古価格: 1円〜
非情銀行
江上 剛
カスタマー平均評価:  3
いろいろと批判はあるが
本書が空想物語でリアリティがないという批判は
もっともなのだが、問題の所在(やみ社会とのしがらみによる制約、
合併の不効率)については正鵠を
得ているように思える。2004年の夏以来の業界の動きや
金融庁の活動を見ていると、本書のようなシナリオとは
違う、現実的なかたちで、状況が発展しているように思える。
経済小説ではなく企業小説 あるいはただの総会屋もの
元MOF担もし、同期のトップを走っていた親友岡村の疲れ果てた姿。
書き出しは結構期待させるものがあった。

ところが、中盤からは、大物総会屋九鬼の存在感が大きくなりすぎ、彼と結託して銀行合併を進め自ら社内の権力を握ろうとする悪役中村取締役と、正義感に燃える主人公との戦いという単純な構図になってしまった。

殺伐として、共感や楽しみがあまり感じられない。

それにしても大銀行のトップは、こんなにもだらしなく情けないものか。
これが大銀行の内情かと思うと未来は暗い・・・
最初からストーリーに引き込まれる。悪玉と善玉がはっきりした登場人物の設定や、ややこなれていない文章が散見されるといった嫌いはあるが、銀行の内情を絡めたストーリーは最後まで読ませる。
ただ正直言うとやや感情移入できない部分があったのも事実。

最初から最後まで銀行内部の話で終始している。人間性に欠けた非情なリストラを進め、資本の効率化を進める悪玉の“常務”を打倒することで結末を迎えるのであるが、そうした銀行の合理化というのは外の社会から見ると歓迎すべき事柄だったのかもしれない。

確かに、この役員は大物総会屋という闇勢力と結託していたということで指弾されるべき存在だが、一方で時折描写される銀行による貸し渋り・貸し剥がしといった実情については作中、何の解決もない。

主人公は「もっとお客さんのことを考える銀行に回帰するべき」と主張はするが、一方で、融資の中身ではなく役員の意向ばかりを気にする審査部長やセクハラを平然と行う上司、目標の達成のために貸し剥がしをすすめていく営業店の支店長や課長は依然として残っているのである。

銀行の組織的・体質的な問題について主人公たちは非力だ。現に作品のラストで主人公たち行動メンバー4人のうち、2人は銀行を去っていく・・・。
著者は元都市銀行幹部。描写される銀行の内情はリアリティがある。引き込まれるストーリー展開など、高杉良の銀行小説よりは読みやすい。
おぼっちゃまの戯れ事
「起死回生」を読む前に作者のデビュー作を見ておこう
という理由で読みました。同業者(銀行屋さん)への受けは良いらしいが
我々一般会社員からすると銀行といえどもたかが日本のいち企業でしかなく
そこにエリートだとか政財界、右翼の大物だとか大げさに騒ぎすぎ。
闇金融、消費者金融、無担保貸し出し屋のほうがよっぽど知的で思慮深く

非情で現代のエリートですよ。
温室育ちのおぼっちゃま達のおはなし、こんなのって、そういう人たちだけで
すごいすごいって楽しんで下さい。
現実社会はもっと厳しく過酷ですよね、みなさん。
まるで金融腐食列島
金融小説としては一応読み応えあるものの、金融腐食列島などを読んだあとでは、やや新鮮味に欠けるか?内容は読みやすく一気に読破できます。銀行でのリストラの進め方が印象的でした。著者は銀行マンと聞いていますが、実際にこれに近い方法でリストラが行なわれたのか?と考えると恐ろしくなります。


銀行仕置人 (双葉文庫)

[ 文庫 ]
銀行仕置人 (双葉文庫)

・池井戸 潤
【双葉社】
発売日: 2008-01-10
参考価格: 670 円(税込)
販売価格: 670 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
銀行仕置人 (双葉文庫)
池井戸 潤
カスタマー平均評価:  4
銀行取引のトラブルは現実的なストーリー。
本書「銀行仕置人」は単行本で読んだが、今年に文庫出版されたのでこちらにレビューを出すことにする。本書は主役が関東シティ銀行本店営業第三部の次長の黒部一石。与信判断のミスを問われた格好で閑職の人事部付に異動させられ、そこから行内の巨悪に闘いを挑むという非常に面白い物語だ。池井戸潤氏の作品はとにかく登場人物が多い。私は読む時にいつも名前や肩書と組織をメモしている。本書も営業第三部取引の東京デジタル通信グループ、五反田支店の柏田薬品、渋谷支店の創像、青山支店の山本金融研究所、難波支店の新田エレクトロン、新横浜支店のカトウ、それに加え企画部、人事部、各営業店の行員が登場して話がどんどん展開していくので、本当にワクワクしながら読める。全ての奥底には銀行常務の立花鉄夫と、東京デジタル通信社長の阿木武光の腐れ縁と共謀がベースにあり、その企みを黒部次長が暴いて白日の下に曝すという痛快ドラマだ。その物語の中で、いかがわしい役員案件融資に対し不本意な採択意見の稟議書作成に悩む担当次長、支店長の貸し剥がし指示に悩む若手担当者、目先の手数料稼ぎノルマに悩む若手投信販売責任者、貸し渋りの結果が一括返済と取引先からの逆選別をくらって焦る融資課長等々、日頃の行員の悩みと焦りが多く登場する。顧客の事情を無視して己の都合を振り回す行員になるか、銀行の論理か顧客の論理か、銀行員の前に一人の人間として対処できるか、倫理と利益と相反したらどちらを取るか、支店長の常軌を逸したプレッシャーに部下はどうするか、斯様な行内のどこでも見られる行員エレジーを十分に描いている作品は池井戸潤氏ならではである。
窓際バンカーの復讐譚
 都市銀行本部営業第三部次長の黒部一石が主人公。本心では賛成できない500億円の融資を、部長命令で肯定的な稟議書作成し実行したところ、相手企業が破綻して巨額の損失を銀行に負わせることとなった。その結果、総務部付に左遷。名簿整理という単純労務作業を与えられ、飼い殺しの日々を過ごす。しかし、500億円融資の裏取引、役員派閥と企業との癒着の構図を知り、総務部長の後押しを受けながら、完全と立ち向かって行く物語。  基本的にはハードボイルドのスタイルだが、全編を通じて暗い雰囲気が漂う。出向いて行くそれぞれの支店で問題を解決し、悪徳支店長をギャフンと言わせても、爽快感がない。結末でハッピーエンドを迎えても、カタルシスが得られない。主人公の人物造詣も深みがなく、感情移入できない。もう少し主人公の人物像を掘り下げて描いた方が良かったと思う。  悪党の手口はなるほど思わせるものがある。特に終盤に登場する闇金融の手口は凄い。池井戸氏の他の作品と比べると多少落ちる。

小説吉田学校〈第2部〉党人山脈 (人物文庫)

[ 文庫 ]
小説吉田学校〈第2部〉党人山脈 (人物文庫)

・戸川 猪佐武
【学陽書房】
発売日: 2000-10
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
( 通常2〜4週間以内に発送 )
中古価格: 129円〜
小説吉田学校〈第2部〉党人山脈 (人物文庫)
戸川 猪佐武
カスタマー平均評価:  4.5
河野一郎大活躍
この巻が主に扱うのは鳩山内閣。ここでの大きなトピックは、日ソ国交回復と自民党の成立。 何といっても、日ソ漁業交渉と日ソ国交回復における河野一郎の八面六臂の活躍と、重光葵の敵役ぶ りが一番光るし、ここが読みどころ。また、鳩山政権樹立の最大の功労者、三木武吉の死もこの巻での 出来事。 鳩山政権の後は、 ・金権の走りでもあり、伝説的にまでなった石橋湛山 vs 岸信介の総裁選 ・安保改定と岸内閣の退陣、続く池田内閣の成立まで ・ちょっと時間がとんで、池田三選へ到る経緯と、佐藤内閣の成立まで ・河野一郎の死 を描いている。
河野一郎の手腕
鳩山政権時代に最も輝いていた実力者といえば三木武吉という人がいるがやはり河野一郎だと思う。日ソ漁業交渉妥結に向けての外交戦略やフルシチョフが決定権を持っていると判断し意気投合するという嗅覚など目を引くものが多々ある。それと副総理・外務大臣としてポスト鳩山を目指し日ソ交渉反対から一転、妥結しようとするも失敗した重光葵の悲劇など様々なドラマがあった。
河野一郎は偉かった!
第1部から順当に読み進んできて、最終巻まで突っ走ったが、やはりこの巻の河野一郎が、鳩山内閣農相として、日ソ国交回復・漁業交渉で単身ソ連に渡り、言葉もわからない中、手探りでロシア官僚風交渉術と戦う姿がもっとも泥臭くて、格好良かった。日本にも官僚主義・無責任主義・拝金主義がはびこりこういう気骨を発揮する人材も、又そのチャンスもなくなったことが残念と思える。洋平、太郎が悪いのではなく時代が悪いと思いたいものだが。
それにしても佐藤栄作は冴えない。

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 更新日 2009年5月10日(日)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク

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