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経済・社会小説

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バイアウト~ハゲタカ2~上 (講談社BIZ)

[ 単行本 ]
バイアウト~ハゲタカ2~上 (講談社BIZ)

・真山 仁
【講談社】
発売日: 2006-04-21
参考価格: 1,785 円(税込)
販売価格: 1,785 円(税込)
 Amazonポイント: 17 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 374円〜
バイアウト~ハゲタカ2~上 (講談社BIZ) ※一部大型商品を除く
真山 仁
カスタマー平均評価:  4.5
途中でやめられない
「ハゲタカ」の続編。 鷲津の本領が発揮される面白さは前作よりダイナミックではある。 芝野との対立軸が今回は大きな敵を前にしてあらたなポジションに変化していく。 前作で登場した食えない輩も登場してさらにスケールアップした展開は、買収の規模もその戦略も前作を上回る設定となった。 鷲津には思いがけない展開が用意され、スリリングで面白い。 だが、前作にあったジャージーなセンチメンタリズムが無く、アランの死も唐突な印象があり、その設定が果たして生かされているのかどうかは疑問だ。 企業戦士とその実態を描くことにかけてはたんなる経済小説にしないうまさがあっていいのだが、鷲津のプライベート、特にミカドホテルの貴子が登場するとたちまち鷲津の魅力が失われるようでならない。 重箱の隅をつつくようなことを書いたが、一気に読ませる面白い小説であるのは間違いが無い。
「やられたー!」
「ハゲタカ」の続編ですが、ストーリーの込み入り方とトラップがきいています。 特に下巻はすごい。これを金融経済小説としてみると、いささか荒唐無稽に思えるかも しれませんが、スパイ物、国際サスペンス物として読めば、相当な出来でした。 実は徹夜してしまいました。鷲津が仕掛けるトラップ、そして鷲津さえもひっかかるある人物の手口。 これは、いくら鷲津のためとは言え、ここまでやるか、というくらいでした。 そして相手の罠に対抗していく鷲津のやり口には本当に驚嘆です。 特に交渉場面がすごい。著者は本当にどこまで取材しているのか、と感心しました。 営業マンや交渉が仕事の皆様、変なハウツー本を読むより有益です。 フリーマントルの小説を初めて読んだ時のような気持ちです。 「やられたー!」です。
まだハゲタカを読んでいませんが・・・
NHKのドラマの原作とのことで読みました。 「ハゲタカ」の続編らしいですが、また「ハゲタカ」は読んでいません。 読んでいなくても問題なく読めた気がしてます。(前作を読むとまた違う 感想かもしれませんが・・・) とにかく、一気に読みました。 実際の企業の買収というものは、やはり魑魅魍魎の世界なのでしょうか。 庶民の私には見ることの世界ですが、このような小説を読むと、頭の中で 違う世界が広がってきます。
『ハゲタカ』2
『ハゲタカ』を読んで面白かった人には間違いなく楽しめる内容だと思います。実際楽しくいっきに読みました。内容の密度・話の展開は文句なし。でも五つ星でなく四つ星なのは、上巻の話の充実度・展開密度が前作『ハゲタカ』とほぼほぼ変わりないように思えるから・・・。これはこれでストーリーとしては優秀ですが、『ハゲタカ』を読んだ読者からするともう少し展開にサプライズがあってもよかったように思います。『ハゲタカ』と同じ上下巻にしたのがちょっと惜しまれます。
ハゲタカの続編と知らなかったが、大興奮!
 日本を救う理想のハゲタカならぬゴールデンイーグルが、銭の力で人助けを行なった『ハゲタカ』に引き続き、またも前作の登場人物と対峙し、日本支配層として君臨してきた巨大な闇に立ち向かう。  上では伏線が殆どだが、期待を裏切らない面白さで読者に迫る。

異端の大義〈下〉 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
異端の大義〈下〉 (新潮文庫)

・楡 周平
【新潮社】
発売日: 2009-03-28
参考価格: 700 円(税込)
販売価格:
異端の大義〈下〉 (新潮文庫)
楡 周平
カスタマー平均評価:   0

非情銀行 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
非情銀行 (新潮文庫)

・江上 剛
【新潮社】
発売日: 2004-04
参考価格: 740 円(税込)
販売価格: 740 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 150円〜
非情銀行 (新潮文庫)
江上 剛
カスタマー平均評価:  4.5
巨大銀行の内部告発
バブル崩壊後行われた日本版金融ビッグバンの一環として都市銀行同士の合併が行われました。多くの公的融資も導入され、銀行は生き返ったかにみえましたが、未だに法人税を支払える銀行がないように本当の意味での不良債権の一掃と銀行の自立は行われていないません。そんな大手行の合併が多く行われた数年前の銀行を舞台にした小説です。著者はみずほ銀行出身者であるだけに合併の逸話や巨大銀行ならではの裏話やリストラ策等は実話を織り交ぜているのかなと感じます。もし本書で行われたようなリストラ策が実際に行われていたとしたら、大変恐ろしいことです。最初から最後までスピード感があり非常に楽しい小説ですが、なんとなくストーリーがわかってしまう展開が多少マイナス。その分星は4つにしました。
衝撃のデビュー作
発売当時は覆面作家として素性を明らかにされていなかった作品です。 銀行や金融に詳しくない読者でも、わかりやすい文章で自然と世界観に引き込まれます。 勧善懲悪の設定ゆえにラストは胸のすくような爽快感があります。 著者が銀行員として持っていた「誇り」「信念」がダイレクトに伝わってくるまさに入魂の一作。 衝撃のデビュー作の名の通り、江上ワールドを体験するにはまずこの一冊からお勧めしたい作品。
これが大銀行の内情かと思うと未来は暗い・・・
最初からストーリーに引き込まれる。描写される銀行の内情はリアリティがある。
ただ正直言うとやや感情移入できない部分があったのも事実。

最初から最後まで銀行内部の話で終始している。人間性に欠けた非情なリストラを進め、資本の効率化を進める悪玉の「常務」を打倒することで結末を迎えるのであるが、そのような銀行の合理化というのは銀行の外の世界から見ると本来、歓迎すべき事柄だったのかもしれない。

確かに、この役員は大物総会屋という闇勢力と結託していたということで指弾されるべき存在だが、一方で時折描写される銀行による貸し渋り・貸し剥がしといった実情については作中、何の解決もない。

主人公は「もっとお客さんのことを考える銀行に回帰するべき」と主張はするが、一方で、融資の中身ではなく役員の意向ばかりを気にする審査部長やセクハラを平然と行う上司、目標の達成のために貸し剥がしをすすめていく営業店の支店長や課長は依然として残っているのである。

銀行の組織的・体質的な問題について主人公たちは非力だ。現に作品のラストで主人公たち行動メンバー4人のうち、2人は銀行を去っていく・・・。
悪玉と善玉がはっきりした登場人物の設定や、ややこなれていない文章が散見されるといった嫌いはあるが、銀行の内情を絡めたストーリーは最後まで読ませる。


バイアウト~ハゲタカ2~下 (講談社BIZ)

[ 単行本 ]
バイアウト~ハゲタカ2~下 (講談社BIZ)

・真山 仁
【講談社】
発売日: 2006-04-21
参考価格: 1,785 円(税込)
販売価格: 1,785 円(税込)
 Amazonポイント: 17 pt
( 一時的に在庫切れですが、商品が入荷次第配送します。配送予定日がわかり次第Eメールにてお知らせします。商品の代金は発送時に請求いたします。 )
バイアウト~ハゲタカ2~下 (講談社BIZ) ※一部大型商品を除く
真山 仁
カスタマー平均評価:  4.5
はよう続編書いて、お願いだから!
くだくだ言いません。徹夜して読み終えました。 早く続編を書いてください。 待ちきれません。 お願いします。 もし2年も3年も待たされるのなら、版元の○○社をバイアウトしまっせ。 というくらい楽しませてもらいました。
バイアウト
文句なく、面白い。次作を期待させるラストシーンも、余韻があっていい。ただ、バイアウトの購入を予定している方は、文庫本のハゲタカ2が、バイアウトの文庫版であることにご注意。私は、テレビを見た勢いで、ハゲタカ2とバイアウト両方買ってしまい、返品手続きの面倒臭さを経験しました。文庫版のハゲタカ2がリーズナブルです。
まだ、謎が残ります。
上下巻ともに、一気に読んでしまいました。 実際の経済ニュースで納得いかないことも多いため、 この本のラストはご都合主義かもしれませんが、 すっきりしていて良かったです。 ただ、アランは何故死んだのかが、いまだ謎。 更なる続編があるのでしょうか。
『ハゲタカ』2
上巻に比べ、話の展開がちょっとご都合過ぎるように感じられます。登場人物の感情変化が理解できないというか...。ともすれば帳尻あわせの展開と言われてもしかたが無い内容が随所にみられます。でも上下巻通してのメインの話は大変充実した内容で読んで損はない作品だと思います。『ハゲタカ』から読み続けて本書上下巻を読んでで感じたのは、「『マトリックス』?」。作者本人が意識してのことかどうかは定かではないですが...。
上での期待を裏切らないが、上回るものでもない
 主人公の企業買収劇は、別舞台へと進むのだが、上巻で作った伏線をことごとく小さくまとめてしまう形で終結させてしまっている点に不満が残った。  読ませる力が劣っているわけではないので、それなりに興奮もさせるのに、と残念に思う。

起死回生 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
起死回生 (新潮文庫)

・江上 剛
【新潮社】
発売日: 2005-03
参考価格: 740 円(税込)
販売価格: 740 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 492円〜
起死回生 (新潮文庫)
江上 剛
カスタマー平均評価:  5
組織と人間
非情銀行で覆面作家としてデビューした著者が、 銀行を退職し、出版と同時に覆面を脱ぎ、作家として歩みだした渾身の作品。 臼井、若木、矢野、古川の主要登場人物の個性が際立っており、 その命名にも著者の仕掛けが込められている。 「組織の為」「人間の為」それぞれに生きる主人公の姿を通し、 何の為に生きるかを読者に問う作品。 登場人物が語る言葉の数々は、デビュー作の「非情銀行」に比べ、 『組織と人間』というテーマについて著者の主張が よりダイレクトに読者に訴えかけてきているように感じる。 決して単純な勧善懲悪の話ではなく、誰もが悪玉にも善玉にもなりうる危うさが描かれている。 組織に生きる社会人には教訓となる刺激を沢山味わえる作品。
人間くさいドラマとしての金融
 元々銀行員であった著者が書いた小説だ。  ある意味で 素直な「勧善懲悪」であり 水戸黄門以来の日本人の好きなタイプの話である。但し冒頭の通り 実際に金融界を泳いできた著者が書き上げるだけに細部の迫力は相当なものである。  著者自身が 銀行改革に立ち上がり 志半ばにして銀行を去ったと思われる方だ。そんな方が描き出す銀行マンの姿は 著者の理想が籠められているのだと思う。しかし 中々「理想」は現実にならないのも 「現実」である。  そう考えると かように素敵な銀行マンというのも 実際には 中々居ないのだろうなという気もちょっとした次第だ。  金融という人間の生業もドラマに満ちている。古くは シェイクスピアの「ベニスの商人」も 要は貸付契約の細部に拘る経済小説だった。日本でも「金色夜叉」から始まり 今も 山崎豊子の「華麗なる人々」がテレビドラマ化されているわけだ。  それほどに 金融というのは「人間くさい」ドラマを生むということなのだと思う。その意味で 本書も その好例なのだと思った次第。
ノンフィクションのよう
フィクションですが、多分ノンフィクションに近いのではと思います。 読んでみると、実際の現実の問題として同じようなことがあるのかと思うと怖いとすら思います。働くものとして理想と現実の狭間でのジレンマや、上司に逆らえない辛さ、また出世なども含めた自己保身など、様々な思いが複雑に絡みあい、銀行内部の不祥事だけでなく、人間の心理にも迫った小説でもあります。読んでいて苦しいとさえ感じましたが、日本の現実問題なのかと思うと、実際に小説と同じような体験をしている人もいるでしょうから、何ともいえない気持ちにもなりました。でも、最後は気持ちよく終えたので良かったです。主人公のように、正義感を持って仕事に取り組めるのは大変勇気と気力のいることだと、つくづく考えさせられました。
現代の経済社会の闇と、未来への希望を感じさせる大傑作!
本当に感動しました。ラストの展開は、涙を浮かべて読んでいました。大手都銀で支店長を務めた著者が、実際の体験を基に書いているとのこと。それだけのことはある。本当にリアルでしたから。「不良債権の回収の裏では、中小企業はこういう立場に立たされていたのか」「銀行マンの陥りがちな自己保身ってこういうものか」「会社再建のプロセスってこういうものか」などなど、現在の銀行をめぐる世界が垣間見れ、勉強にもなりました。私は、銀行というのは、世の中の血液である「お金」を、将来性のある企業に流す、心臓の役割だと思っています。そのためには、今までのように、単に、不動産価値を担保にするだけではなくて、企業の中身を見て、価値のある企業を見出し、応援するという姿勢を持つべきだと思います。この小説は、社会に貢献する銀行の「あるべき姿」「未来像」を考える材料にもなります。特に銀行関係者の方は、是非お読み下さい。この小説を読んで、「やる気」が出てくる銀行マンが大勢いてほしいと、心から願います。本当に感動しました!
銀行の進むべく道を描く金融小説
銀行員と銀行OBの3人の男が、中堅アパレル企業ニューヨーク社の再生を目指し奔走する様を描く。
若木が出向するニューヨーク社は、本業こそ順調だがバブル時代の過大投資が経営上の重荷となり取引銀行の貸し剥がしの対象となっている。
臼井は現役時代、役員指示により後に不良化していった情実案件を多く扱い、いまは建設会社に副社長として出向中。
銀行の審査部門に身を置く古川は前任の支店長時代に本部の指示のままに貸し剥がしを強行し、企業をつぶしてきたという自責の思いを捨てきれない。
貸しはがしの実態、合併を果たし図体は大きくなったものの、進むべき方向を示せない銀行トップ、本来の使命を忘れ、問題先送りと自己保全のみに狂奔するモラルダウンした銀行の現場などを活写する。
回収するだけで未来を示せない銀行ではダメだ、銀行の使命は企業との共存であり、いまこそ企業の再生に全力を傾けるべきという主張が全編を貫く。
プロットは単純、勧善懲悪な展開ではあるが、余計なものを殺ぎ落とした組み立ては悪くはない。銀行出身の著者だけあって銀行の内情の描写は説得力がある。
メガバンク、銀行再編、貸し渋り、貸し剥がし、債権回収、外資参入と瑕疵担保責任、会社再生法、金融庁検査、自己資本、債権放棄といった今日的な金融界の様様なキーワードが巧みにストーリー内にちりばめられており、外部からはわからない実際の銀行の事情を垣間見ることができると同時に、その実態に暗然となるのも事実。
本書に登場したような志と気骨をもった銀行マンが主流になることを切に望む。

エネルギー(上)

[ 単行本 ]
エネルギー(上)

・黒木 亮
【日経BP社】
発売日: 2008-08-28
参考価格: 1,890 円(税込)
販売価格: 1,890 円(税込)
 Amazonポイント: 18 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,040円〜
エネルギー(上) ※一部大型商品を除く
黒木 亮
カスタマー平均評価:  4
エネルギービジネスを通して描く21世紀
著者の小説は、「巨大投資銀行」に続き2作目。率直に言うと、後半はどこまで理解出来たか、自信がない(笑)。「巨大投資銀行」は、金融の世界を通じて、バブル前夜から、その崩壊までの時代を描いたもので、すでに「歴史」になった時代のことだったからなのか、スムーズに読めたのに較べると、今作はエネルギー問題そのものの見通しの難しさからか、エネルギービジネスのスキュームの複雑さからなのか、今現在のことだからなのか…、とにかく後半は難解に感じてしまった。下巻の3分の1を、苦手な数学の授業を受けているような気分で、とにかくも読み切ることができたのは、やはり作品の持つ力ゆえだろうか。私のように金融、経済にあまり詳しくない方は、「巨大投資銀行」を読んでからの方が、分かりやすいと思う。少なくとも、下巻の3分の1位までは、物語を楽しめるはずである。
よく取材されてます
小説自体のストーリー性は並だと思いますが、描写の仕方が素晴らしいというかリアリティーが感じられてすごいです。商社とかトレーディングに興味ある人には面白いと思います。
湾岸戦争後から話が始まります。
この作家の小説は、「トップ・レフト」以来注目していました。 ほかの方も書かれていますが、この「エネルギー」と言う小説は、ち密な取材に基づいた事実を基にした小説です。 新聞、テレビのニュースでは伝えられていなかった舞台裏が書かれておりとても興味深く読むことができました。 金融関係の説明もあり、楽しみながら勉強もできると言うこの作家の小説の良い特徴がとても出ています。 ただ、説明に図が用いられたらもっと簡単にわかりやすく読めるのにとも思いました。 その点、残念でした。 (最も、分からなかったところは目を通すだけでも楽しめますが・・・) 途中、間延びしている感じもありましたが、トータルで見るとお勧めな小説です。 (下巻の最後に用語説明集が付いています。)
すさまじい取材・分析の成果物
エネルギー源価格が高騰し各国がその囲い込みに走る中でタイムリーなテーマであるが、本書では原油、天然ガスをめぐる投機の動き、イランやサハリンにおける開発の動きなどが政治的な動きを含めてこれでもかというくらいに緻密に述べられており、ほぼノンフィクションといってもよいくらいの内容。新聞などで報じられている表面的な事実の裏で、エネルギー源をめぐって国際的にこんな動きになっていたんだということがよく理解できた。ただ、構図が分かってますます我が国のエネルギー安全保障の脆弱性に危機感を持ってしまった。内ゲバに興じている場合ではない。
リアリティあるビジネス小説です
著者の小説には、他の経済小説にはないリアリティがあり、その緻密さにはいつも感心させられます。エネルギー業界のことはよく分かりませんが、それでも読んでいるうちにその世界に引き込まれてしまいました。

不撓不屈〈下〉 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
不撓不屈〈下〉 (新潮文庫)

・高杉 良
【新潮社】
発売日: 2006-01
参考価格: 500 円(税込)
販売価格: 500 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
不撓不屈〈下〉 (新潮文庫)
高杉 良
カスタマー平均評価:  5
TKCの政治化は許されるのか?
裁判中でも多額の投資をしてTKCのシステムを作っていくのがすごい あとドイツ哲学とかを引用した格調高い演説もすごい その反面で政治権力を利用した活動などは隣接業種からすればどうなんだろうか その意味で提灯本との違いを見いだせなかったのは残念としかいえない
税とは国家なり
 という至言があったが、その国家に敢然と戦いを挑んだ一介の税理士の物語である。主人公の飯塚氏は実在の人物で、税務職員の退職後の利権である税理士業に民間人として携わり、経費の算定法で税務署と争うこととなり、それが原因で税務署に睨まれ、数々のいやがらせを受ける。「そんな、バカな」と思うだろうが、某税務課長の面子をつぶした、というような理由が、税務査察に?がっていくこの業界の閉鎖性・前近代性である。腐敗しているのは、高級官僚だけではないのである。税理士・司法書士・社労士といった士業は、下級公務員(失礼)の利権の温床なのである。  そんな世界に、主人公は単身法律を武器として、文字どおり不撓不屈の精神で立ち向かい、国家を相手に勝利をおさめるのである。  この方のすごいところは、単に税の経理の問題ではなく、その不撓不屈の精神で、税務を社会的な公正さの追求手段にまで高めていくことである。このような人物が実在することは、国家というモンスターに、ややもすると絡め取られそうになるわれわれの日常にとっての福音でもある。

会計課長 団達也が行く! 物語で学ぶ会計と経営 (NB Online book)

[ 単行本(ソフトカバー) ]
会計課長 団達也が行く! 物語で学ぶ会計と経営 (NB Online book)

・林 總
【日経BP社】
発売日: 2008-09-25
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 1,680 円(税込)
 Amazonポイント: 16 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 800円〜
会計課長 団達也が行く! 物語で学ぶ会計と経営 (NB Online book) ※一部大型商品を除く
林 總
カスタマー平均評価:  3
ある程度の会計知識が必要です。
実地棚卸や仕掛品評価の部分は、実務経験が無いと理解しずらいと思います。その反面、経理で飯を食っている人間には、参考になります。物語の展開は単純なので、小説としての楽しみは少ないですね。
「学ぶ」ための小説
ずいぶんと低い評価ばかりが並んでいますが、納得できません。 私はこの本は管理会計のテキストとして素晴らしい教材だと思っています。 今まで自学で会計の勉強をしてきましたが、 どうしても会計は「数字上の動きだけ」という感覚がぬぐえませんでした。 しかし、この本を通じて、 リアルな世界を生きる社会人たちがどのように会計を利用するのかという、 教科書上の「知識」と実社会との繋がりをハッキリ認識することができました。 これは他の本ではなかなか得られない感覚です。 小説として楽しみたい人や、 会計を全く知らずに、入門のつもりで読む人には、 よく分からない、物足りないものになるかもしれません。 ですが、会計をある程度学んでいて、 それでも会計ってものが掴めない、という人には、 会計を使える「スキル」に昇華するための最適な教材だと思います。
会計課長、団達也。
物語は、帰国した団 達也が恩師である宇佐美の命を受け、 ジェピーに入社するところから始まります。 ジェピーは東京、丸の内に本社を置く会社で、生産工場として 愛知工場を持つ会社です。 会計課長として赴任した団には、経理部長の斑目(まだらめ)や 専務の間中という、会社を牛耳る連中との戦いが待っていました。 この物語では、団が経理部の細谷真里と協力し、隠された経理の 不正を暴いていきます。 しかし斑目や間中の策略で愛知工場に団は左遷されてしまい、 そこでは工場生産ラインでの「仕掛品」というマジックが 待ちうけており、帳簿上だけでは解けないからくりに団は.. 途中の過程では、ジェピーの資金繰り予定表にはじまり、 損益計算書、加工計算書といった計算書が挿入されており、 ジェピーという会社の経理マンになったつもりで、経理部と 工場での加工費計算という両面からジェピー内部に潜む、 数字の魔術を考えながら読み進むのも面白いかもしれません。 熱血会計小説という一風変わったカテゴリーの作品ですが、 2時間ドラマのつくりのように、怪しい登場人物とその裏にある 粉飾決済と会社のっとりという悪巧みが散りばめられ、経理、 会計に関係の方には、ある意味、娯楽作品として楽しめそうです。 但し、「小説」という意味では荒削りな部分もありますので、 会計とはなにか?を「物語」という切り口で提示した作品と お考え頂いた方が良いかも。
本当にこの本売れてるの?
最初の1ページ目で読むのがいやになる。主人公の優秀さをアピールしたいがための数々の小道具にうんざり。しかし、取引先の社長が、ぜひ読んでみたら、とのことだったからしかたなしに読む。描写は稚拙で作者がせめて、チャンドラーかハメットでも、あるいはそれ以外の小説でも読んでいればもう少しましな文章が作れたのではないかと思う。設定もプロの割にはかなりいい加減。ドラマ仕立てにして会計や監査の仕組みを説明したいのはわかるが、それにしては盛り上がりも何もない。優秀な主人公に対して作者の表現力の無さが伝わってくる。何で、この手の本が売れているんだろう。年末年始にかけて読むんだったらバルザックの方がお勧め。
面白くない。退屈。
最初の数ページは面白いかな?と期待を胸に読み勧めましたが、主人公がジェピーという会社に入社してからがまったく面白くない。 登場人物もなんとなく平凡な感じがして、読んでいても夢がなさ過ぎて悲しくなります。 少しジャンルは違いますが橘玲氏のマネーロンダリングと比べたからでしょうか? ほんとつまんなかった。途中すっ飛ばしてしまった。

不撓不屈〈上〉 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
不撓不屈〈上〉 (新潮文庫)

・高杉 良
【新潮社】
発売日: 2006-01
参考価格: 500 円(税込)
販売価格: 500 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
不撓不屈〈上〉 (新潮文庫)
高杉 良
カスタマー平均評価:  4
攘夷派
作者には巨大なTKCが腐敗しないようにその後の歴史も是非追跡していただきたい。 立志伝・偉人伝はともすれば自己陶酔・排他主義へと容易に転化する。 わたしは32歳だが高杉氏は幕末の尊王攘夷派にみえる。 むしろ氏の天敵である竹中・小泉氏の方に未来を感じる。 昭和はすでに終わったのである。「平成」も早くおしまいにして未来がきてほしいと思う。 (皇太子は天皇にならないで欲しい)
会計士と政治
すんごく感動はできるんだけれどもだな・・・ 税務当局がいくらDQNだからって当人だって政治家を使っているわけで 正義を貫くためには恐るべき精神力の上に政治家とのつながりも必要なんだ、と 政治権力と官僚の権力が対立していたことで解決された事件ともいえる 筋を通すためには政治の力も必要、というところなんだろうな 大物政治家の賛同が得られたのはむろん当人の生き様が共感を呼んだからなんだが
日本人離れ?
実は、直前に「燃ゆるとき」をよんでこちらを読んだので、 よけいに際立ったのかもしれませんが、日本人離れしていますね。 とうぜん、いい意味でですけども。 ただ、疑問のあるところは、みんなの前でコテンパンにするのでなく 場所を変えて話し合えば、いいのにナーと素直に思うのは、 私だけでしょうか? しかし、基本の正義を貫く姿勢は大切ですし、こうゆう人の おかげで日本が良くなってきたことは良くわかりました。
かっこよすぎない?
映画も観ました。 時代背景が、現代とは大きく異なる点で比べようもない(想像しにくい)ことを割り引いても、やや美化しすぎて描かれている。 (TKCに気をつかっての表現ともとれるが) その意味で、団塊の世代向け? とはいえ、国家に挑んでいく姿勢については心打たれるものがある。 今の時代にはなくなったかもしれない気骨。 これを失ってはいけないと感じた。
「自利利他」
会計人の端くれとして、主人公飯塚毅氏に対し、頭が下がるばかりである。 裁判での証人として「一円の取り過ぎた税金もなからしめ、一円の取り足らずもなからしめよ」を基本方針としているというところがある。実際は、グレーな部分は、否認されるのが嫌だから、過剰に対応してしまう。とても、主人公のようには出来ない。 そうした会計上の話ではない生き方においても、「自利利他」(社会のために精進努力の生活に徹することが、自利すなわち本当の喜びであり幸福なのだ)という生き方はとても出来ない。 物語の中心にある「飯塚事件」と言うものを、今まで全く知らなかった。確かに、子供の頃なので仕方が無いかも知れないが、でも、会計に身をおくものとしては恥ずかしい限りだった。この先輩の努力があってこそ、今の法に基づいた租税主義があることを考えると頭が下がるばかりである。 この小説は、文庫本にするにあたって、大幅に加筆されたと言うことであるが、幼少の時代、裁判、TKCと大きく三つの部分からなる飯塚毅の一生であるが、ドイツからはるばるやってきたハインツ・ゼビガー氏の弔辞がすべてを言い尽くしているだろう。 見事な一生と言うほかは無い。

空飛ぶタイヤ

[ 単行本 ]
空飛ぶタイヤ

・池井戸 潤
【実業之日本社】
発売日: 2006-09-15
参考価格: 1,995 円(税込)
販売価格: 1,995 円(税込)
 Amazonポイント: 19 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,198円〜
空飛ぶタイヤ ※一部大型商品を除く
池井戸 潤
カスタマー平均評価:  4.5
コンプライアンス教育の教材として使用したい
上場企業で働く者のひとりとして、赤松社長というよりは、沢田課長に感情移入しながら 読んでしまった。ホープGほどではないにしろ、他では通用しないような組織の論理は、 多かれ少なかれ、どのような企業にも存在する。幸いにも、今までのサラリーマン人生の 中で社内の不正を目にしたり耳にしたことはないが、自分だったらどうしただろう、世間 を欺かずに、毅然とした態度を取ることができるだろうか、と自問自答しながら読んだ。 現在、多くの企業でコンプライアンスに関する教育がなされていると思うが、恐らくは、 どれも表面的なものなのではないだろうか。人材育成を担当する身としては、この本こそ、 「もしも自分ならどうするか」と考える格好の材料になりえるのではないかと考えている。 様々な組織で働く登場人物たちの苦悩を読み進めるうちに、あっという間に時間は流れた。 特に、中盤以降はページを開くたびに涙があふれてきた。一人でも多くのサラリーマンに、 真の意味で「組織を守る」とはどういうことが考えてほしい、と自戒も込めて思った。
気持ちいい、痛快な小説でした!
思いっきり某大手企業のネタを題材にした内容ですが、メインテーマ以外にもモンスターペアレント?的なネタもあり、大いに楽しめました! 赤松社長の苦難に一緒になって悔しい思いをしながらも、後半以降の事件が解決してくにあたっては気持ちいい!の一言です。 社会っていやだな?と思いつつ、実際の社会でもやっぱり正義が正しいんじゃないかなと思いました。 とにかくいい話です。是非読んでみてください。
事故に対する各々の立場でのリアルなやりとり
リアリティがあっておもしろかった。実際に事故を起こしてしまった中小企業に対して銀行や取引先がとる態度や、原因を追究しようとする運送会社に対して大手自動車会社がとる態度もリアルだったし、事故を起こした運送会社、大手自動車会社、銀行それぞれの立場から思惑や苦労が表現されていて、1つの事故を様々な角度から検証していくのが見事だった。また、事件の容疑者扱いされた運送会社社長の家族を巡るやりとり、特に小学校のPTA総会について、直接PTAとは関係ないのに事故を起こした責任をとってPTA会長を辞めさせようと追い込むほかの親たちとの攻防も見応えがあった。
実在の事件をモチーフにした経済小説
走行中の大型トレーラーから突然外れたタイヤが、主婦と幼い子ども を死傷させる。自動車会社の悪質なリコール隠しを白日のもとにさらし、 自らの潔白を証明するため、赤松運送の社長赤松は、ホープ自動車との 絶望的な闘いに身を投じる―。 もろに実在の事件をモチーフにした小説です。赤松を中心に、彼を見限る 社員と信じる社員、被害者の夫の慟哭、隠蔽に奔走する自動車会社の社員 と誇れる会社を取り戻そうとする社員、メインバンクの思惑、巨悪を追う マスコミと、様々な立場の人間を重層的に描くことに力点が置かれています。 そのせいか、経済小説特有の小難しさはなく、とても読みやすい本でした。 モデルとなった自動車会社は未だに再生計画の途上にあり、事件の傷は とても深いようです。また、脱輪事故を起こした運送会社はその後どう なったんでしょうか?本書を読まなければ、その運送会社に思いを馳せる ことも無かったと思います。 また、犯罪者と容疑者は決してイコールではないという当たり前のことに 改めて気付かさた本でした。
自問自答させて貰える一冊
今日図書館で借りてきて、夕食後夢中で貪り読み切った一冊。 爽やかな青空の表紙の本書で一見芸能人のエッセイ本と言った様子だが、 内容は三菱自動車トラックのタイヤ脱輪で通行中の主婦が犠牲になった リコール隠し問題を題材にした社会派小説。 主人公は、事故を起こした運送会社の社長。 事故原因を整備不良と各方面から決め付けられ、 得意先から取引を切られ、銀行の貸し剥がしに遭い、 家族・子供も学校でイジメに遭うなど、社会的制裁を受けながら、 自分の会社の整備を信じ大メーカーに立ち向かい続ける姿に心を打たれる。 明日も早いのにこんな夜中まで、ついつい読みきってしまったのは、 大メーカー三菱自動車(本文中ではホープ自動車)の酷い対応に対する怒り。 自己の保身と社内政治しか考えていない組織ピラミッド。 最終的には、内部告発も有り、社長はじめ役員から品質保証担当まで 複数のメンバーが業務上過失致死で逮捕された。 人の振り見て我がふり直せとは言うが、ふと自分の仕事に置き換えると、 問題は近いところにも有るものだと思う。 コンプライアンスと声高に叫ばれ続けて、しばらく経つ。 然しながら、実際に日々の業務上の判断は間違っていないか? そんな自問自答をしたくなる一冊。ぜひ社会の歯車の一員として読んでほしい。 間違いなく☆5つ

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 更新日 2009年5月10日(日)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク

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