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ミステリー・サスペンス・ハードボイルド

アイテム一覧
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螺鈿迷宮 上 (角川文庫) パノラマ島綺譚 (BEAM COMIX) 陽気なギャングの日常と襲撃 (ノン・ノベル) シャングリ・ラ 上 (角川文庫) 天使と悪魔(上) 白夜行 (集英社文庫) 螺鈿迷宮 下 (角川文庫) グラスホッパー (角川文庫) シャングリ・ラ 下 (角川文庫) 特殊防諜班 標的反撃 (講談社文庫)
螺鈿迷宮 上 (角川文庫) パノラマ島綺譚 (BEAM C.. 陽気なギャングの日常と襲撃 (.. シャングリ・ラ 上 (角川文庫.. 天使と悪魔(上) 白夜行 (集英社文庫) 螺鈿迷宮 下 (角川文庫) グラスホッパー (角川文庫) シャングリ・ラ 下 (角川文庫.. 特殊防諜班 標的反撃 (講談社..

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螺鈿迷宮 上 (角川文庫)

[ 文庫 ]
螺鈿迷宮 上 (角川文庫)

・海堂 尊
【角川グループパブリッシング】
発売日: 2008-11-22
参考価格: 500 円(税込)
販売価格: 500 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 71円〜
螺鈿迷宮 上 (角川文庫)
海堂 尊
カスタマー平均評価:  4
氷姫、登場
留年を重ねている無気力な医学生・大吉は 幼馴染の葉子の策略で、桜宮病院へ取材のため潜入することに。 病院、老人介護センター、ホスピス施設、宗教施設が一体になった 桜宮病院と双子・病院碧翠病院は、はじめ画期的な病院に見えた。 しかしなぜかやたらと死亡者が多く。。。 「チームバチスタの栄光」シリーズの番外編的お話。 時系列でいうと「ナイチンゲールの沈黙」「ジェネラル・ルージュの凱旋」の後。 特に「ナイチンゲールの沈黙」の登場人物とはかなり関わりが深く 名前だけ登場していた人物も、ここでは登場。 シリーズのメインキャラで考えると、 これまで話にだけ登場していた白鳥の部下・氷姫が登場。 医療問題としては、終末医療について詳しく描かれています。
チームバチスタとナイチンゲールをつなぐストーリー
終末期医療の問題に焦点を当てた小説。 白鳥・田口コンビが活躍するシリーズのスピンオフで、設定している時期としては、 『チームバチスタ』のあと、若干『ナイチンゲール』と平行した時期。 本編に比べると、著者の思いと言うか、主張がかなり色濃く反映されていて、 医療の問題について、小説を愉しみながらも頭に強烈な印象として残っている。 本編は、白鳥が出てくるまでのグダグダした感覚があまり好きではない。 (だからこそ、白鳥が出てきた後の爽快感が増大するのだが) 一方、この本は、主人公の天馬をはじめ、キャラクタが躍動的で、魅力的。 本編より一気に引きこまれて読んでしまった。
小説を通じて医療の実態を訴える
病理専門医である海堂氏が小説を通じて、医療の実態を訴えている。 本小説の中で書かれている終末期医療、死亡時医学検索といった儲からない医療は大学病院ではやりたがらず、地元のお妾病院に回しているという箇所は、おそらく現代医療の問題点であろう。 小説を通じて、医療の実態を垣間見ることができる。 物語としては、おなじみの「白鳥」が上巻から登場、バチスタ、ナイチンゲールでは名前しか登場していなかった「姫宮」も登場する。 下巻はこれから読むので、上巻のコメントはこれまで。
ミスドミノが活躍。
ジェネラルルージュで看護師見習いをした氷姫こと姫宮が登場。 ミスドミノらしさを全開。 一連のシリーズを読んでいるので、知っている人物が活躍(?)する様子は面白い。 読んでいない人からすると、きっと怪しくもあり変な人たちと見えるのだろうな。 バチスタシリーズの東城大学と同じ町の桜宮病院が今回の舞台。 壮大な一連のシリーズ。ストーリーの盛り上がりはいまいちだけど、シリーズのつながりで☆4つ。
語り手との相性
終末期医療を手掛ける碧翠院桜宮病院。黒い噂が絶えないこの病院の闇に東城大学医学部の落ちこぼれ学生・天馬と、厚労省コンビ(白鳥・姫宮)が迫る。「でんでん虫」と呼ばれる謎めいた館に棲む妖しげな経営者一族。銀髪の院長、美人双子女医、そして・・・ゴシック小説の雰囲気を漂わせるミステリーである。主人公にして語り手の天馬の成長物語の側面も併せもつ。 この物語、『バチスタ』のような痛快さを求めるかたにはおすすめしがたい。白鳥たちが出てくるのに、笑えない・・・(彼が出てくるとなれば、笑いを期待するではないか) 現役勤務医である著者がテーマ・作風の異なる作品をハイペースで執筆している仕事ぶりは認めるが・・・ 白鳥の存在感を活かすには、天馬くんの語りは物足りない。やはり田口(『バチスタ』シリーズで白鳥とペアを組む医師)の語りが一番しっくりくる。田口のフィルターを通してこそ、白鳥のおもしろさが活きてくるのだと思う。もっとも、このお話は白鳥のおかしさが主眼じゃないんですよ、と言われればそれはその通りなのだが。 このようにわたし自身は語り手・天馬との相性がいまひとつだったが、院長の一言一言の重みは胸に響いた。また海堂氏による「桜宮サーガ」の一作品として読んでおいて悪くないと思う。

パノラマ島綺譚 (BEAM COMIX)

[ コミック ]
パノラマ島綺譚 (BEAM COMIX)

・江戸川 乱歩 ・丸尾 末広
【エンターブレイン】
発売日: 2008-02-25
参考価格: 1,029 円(税込)
販売価格: 1,029 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 945円〜
パノラマ島綺譚 (BEAM COMIX)
江戸川 乱歩
丸尾 末広
カスタマー平均評価:  5
大乱歩の迷宮世界に遊ぶ至福のひとときを堪能
 大正から昭和初頭にかけての浪漫風景。パノラマの景色が誘う不思議な懐かしさ。そして、作家のユートピア願望が自由奔放、縦横無尽に展開される解放感。こうした妙味が混然一体となった怪奇・幻想小説の逸品に、丸尾末広が絵を付けたもの。絢爛たるイラストをちりばめてゆく漫画の趣が、原作の雰囲気とよく溶け合っていて、魅せられましたねぇ。  とりわけ、本書の中盤から後半にかけて。桃源郷への男の夢と憧れが、パノラマ島の人工楽園の色々な風物として結実していく、その辺りの絵的な表現が見事! ガラスのトンネルから眺める海底風景の幻想。中国の仙境の世界にも通じる大渓谷、大階段、大庭園の魔法。まさに、<我々の日常から乖離した別世界が 目も遥かにうち続く>光景の壮大さ、不可思議さ、懐かしさに、わくわくさせられました。  夜空を美しく彩るフィナーレまで、本書の冒頭に掲げられた乱歩の、<現世(うつしよ)は夢 夜の夢こそ真実(まこと)>の言葉が妖しく、豊かに息づいている一冊。
ただただ美しい
乱歩は大好きですが、正直丸尾末広は好きじゃなかったので買うのためらいました。というのも、氏のエロ・グロ・スカトロ描写が苦手で、うちに置くのもおぞましかったからです。けれどもあまりに美しい広告のイラストに乱歩とくれば黙ってはおれず、思わず買ってしまいました。感想は星の数にもあるとうり、素晴らしいの一言です。他の方も書いていらっしゃるように、後半のパノラマ島描写はひたすら圧巻で、モノクロ印刷を忘れるほどの鮮やかさです。心配していたエログロ描写も他の丸尾作品に比べると全く気にならず、すんなり読めました。乱歩の世界が見事に表現された一級品です。
パノラマ島…
私は小説を読まずに、こちらを読みました。人間の欲。汚らしい部分を隠さずさらけ出していて、正直目のやり場に困る場面が多い。電車では絶対に読めない(^_^;)けれど、その赤裸々が江戸川乱歩の伝えたいものなのかな…。江戸川氏の作品は最近読み始めたので偉そうなこと言えませんが、醜くくて美しいこの一言ですね('-^*)
丸尾末広・江戸川乱歩全集を
すべての江戸川乱歩作品を丸尾末広の手でコミックにして欲しいと、すぐさま思った。 + 丸尾末広の『パノラマ島綺譚』は、少年が出てこない。丸尾末広の少年世界が、大人な耽美な幻想世界に変貌している。猟奇が幻想になっている。幻想の作家としての丸尾末広がベールを脱いだ感じだ。 ++ 乱歩の世界は、狭いところから外を見て妄想する傾向がある。もちろんそれが良いのだ。屋根裏や、椅子の中から覗き込む世界だ。登場するパノラマは、模型の十二階のように、その狭い世界のもう一つ外の狭い世界、例えていえば見世物小屋の中にある。 丸尾末広の素晴らしさは、そのパノラマを現実世界に解き放ち、自らも密室から出て、宙に浮游して俯瞰していることだ。この幻想の視点は、今まで、幻想作家がなかなか持ち得なかったものだ。 素晴らしい。最高傑作のうちの一冊になるだろう。
カンペキデス!
「千代子よ眠れ!」確かこんなセリフは原作にはありません。 しかしこれを見た時、私は一気に主人公の人見広介に感情移入してしまいました。 よく見ると丸尾末広の肩書は「脚色作画」とあります。 丸尾末広は原作を完全に理解した上で脚色しています。 私はこの作品を読んで、原作を読んだ時と同じくらい、否、それ以上の読みごたえを感じました。 乱歩作品の映像作品(ドラマ・映画等)を見て失望された方は少なくないと思いますが、この作品はカンペキデス! 私はこの作品のオールカラー化を希望します。金額は問題にならないと思います。

陽気なギャングの日常と襲撃 (ノン・ノベル)

[ 新書 ]
陽気なギャングの日常と襲撃 (ノン・ノベル)

・伊坂 幸太郎
【祥伝社】
発売日: 2006-05
参考価格: 880 円(税込)
販売価格: 880 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 227円〜
陽気なギャングの日常と襲撃 (ノン・ノベル)
伊坂 幸太郎
カスタマー平均評価:  4
主人公4人以上にぼくは田中のファンだ
初出は月刊『小説NON』2004年5月号。リリースは2006年5月20日。『陽気なギャングが地球を回す』の続編。面白いのは、当初、4人のメンバーを毎回主人公を変えて、短編集を作ろうとしたのだが、4つ書いたところで違和感を覚えたとのことで、4つの短編を第1章にして長編にし直したところだろう。元の短編は大がかりな改修工事が施されている。 つまりこの4人のメンバーはやはり有機的に反応し合うから面白い、ということに作者自身が再認識したということなのだろう。それ以外にも伊坂ワールドの有名人がちょろちょろと顔を出すところが面白い。 作者は気付いているか分からないが、主人公4人以上にぼくは田中のファンだ。結構そういう人がいるかもしれない。
陽気なギャングの日常と襲撃
陽気なギャング第二作として前作よりも登場人物が増えて濃いものでした。物語の4つの話が1つになり始めたところからが見応えあったなと、、
日常だねえ
 『陽気なギャングが地球を回す』の続編。前作を読んでいると楽しいこと請け合いだが、本書から読み始めても何の問題もない。  どうなのだろうか。面白いのだろうか、この本。従来の伊坂作品からすると、文体やノリはいっしょだが、どこか核となるものが抜け落ちてしまっているような気がする。普通に面白い話だが、ただそれだけというような。  逆に、伊坂作品の読みにくい要素が抜けてしまったとも言える。そのため、最後まで気楽に読むことが出来た。うーん、どう評価したものか。
目的遂行途中の会話とユーモアがステキ。
大人の香り、真剣なときに起きるズッコケパターンがおもしろい。プロにも読めない不測事態に、滑りながらひとつの頂点にチャレンジしていく姿がすてき。また、その遂行過程で、客観的に自分たちがいる状況を判断し、共同作業を円滑にすすめる上でかかせないユーモアの会話がかっこいい。こんな4人と仕事をしてみたい。
もどってきました!!
映画みてガッカリしたすぐ後に読みました! 4人の日常が個々に丁寧に描かれていてそれが徐々に1つになっていく。。。 とっても読んでいて爽快でした。 前作を見ているから余計に内容がわかって面白さが増しますが これ単体で読んでもそれなりに面白いと思います。

シャングリ・ラ 上 (角川文庫)

[ 文庫 ]
シャングリ・ラ 上 (角川文庫)

・池上 永一
【角川グループパブリッシング】
発売日: 2008-10-25
参考価格: 780 円(税込)
販売価格: 780 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 257円〜
シャングリ・ラ 上 (角川文庫)
池上 永一
カスタマー平均評価:  3.5
ファンタジー
設定がありえないようで、あるかもしれないというところもあり、 要所要所するどいところをついているように思った。 漫画のような世界だけど、その世界観はとても広く面白い。
これは凄いですよ。
CO2が経済を支配する時代、如何にCO2を削減するかにマネーが流れ込む時代のお話。 映像を見ているかのように分かりやす文章構成、息もつかせぬスピード感と完成された世界観。 SF好きもビジネス物語好きも満足出来る。 脚本っぽいのかもしれないなー。でもそんなに説明文章では無いんだよなー。 「誰かアニメ化してくれ?」と思ったら既にテレビアニメ化の予定が決まっていたようです。 個人的には押井守かと思ったんだけどなー。 下巻が楽しみ。 ■読んで欲しい人 ・SF好きの人 ・ビジネス物語が好きな人 ・将来の環境行政に影響力のある人
良くも悪くもラノベ・・・
表紙の絵が気に入って買ってしまいましたが、中身は表紙の重厚さも何もないラノベです・・・。もう少しCO2についてうがった考え方のストーリーがあるのかとも思っていましたが、普通のラノベよろしく若干十代の子供が世界を変えるように活躍するストーリーで、性格付けもとても薄っぺらいです。そのくせ、キャラクターの重みを出すために非常に強い残虐性の描写もあります。(ブーメランで戦車切っている時点でそんなことしても意味がありません・・・。) 作者の琉球の話が凄く持ち上げられていますが、これを先に読んでしまって手が出せないでいます。
アドベンチャー小説と思うなよ
11月にはコミック本になり、新春からはTVアニメ化がスタートするという。 荒唐無稽ともいえる過剰な描写で、近未来の社会が劇画タッチで描かれている。 その意味で、若い人が読んで楽しめる小説である。 しかし、作者が想い描いた地球温暖化に伴う炭素経済社会と繰り広げられる マネーゲームならぬ「カーボンビジネスゲーム」の描写は、なかなかに秀逸であり、この点を見逃してはならない。 サブプライムローンの破綻に端を発し、世界中を席巻していたマネー(幻想)社会の崩壊が現実となったいま、3年前にすでにそのような社会の到来を予測していたかのような本書の持つ意味は、とても大きい。 登場人物たちが様々な形で巻き込まれるカーボンゲーム社会とそれを支える金融工学の魔力が、虚実織り交ぜて活写された近未来経済エンターテイメント小説といえよう。マネー漬けだった?大人たちが読んでも、近未来ドラマとして充分楽しめる。(後の祭りかもしれませんが、、、) 文庫本の作者あとがきに、ヘリコプターで東京上空を飛んだ時、密集する東京市街地の中にぽっかり空いた「皇居の緑」がひらめきの原点だったと述べている。 私自身、10数年前、バブル経済の頃、東京上空をヘリ体験したことがあるが、同じような印象をもった。 小説としての成熟度は著者の「テンペスト」が上だと思うが、シャングリ・ラに描かれた世界は、若者だけでなく、金に目がくらんだ?大人たちにもぜひ読んで欲しい。
息もつかせぬ、ノンストップ一大アクション絵巻
スカイパーフェクTV/ケーブルテレビで放送中のミステリー番組専門チャンネル「ミステリチャンネル」では毎年「闘うベストテン」を選出している。本書は’05年、そこで6人のミステリ評論家たちによって国内部門の第1位に輝いたマニアックな作品である。また「このミステリーがすごい!」の’05年国内編第16位にもランクインしている。 舞台は約100年後の熱帯となった東京。都心の気温を下げるために東京は世界最大の森林都市へと生まれ変わる。しかし地上は難民で溢れ、空中積層都市アトラスに居住できる者は僅かだった…。 かつて香港に実在した“九竜城”を彷彿とさせる「ドゥオモ」を本拠地とする、反政府ゲリラ“メタル・エイジ”の美しきティーンエイジャーの総統・國子、国際炭素経済をコンピューターで操る天才少女・香凜(かりん)、平安絵巻そのままに十二単を纏い、衣冠束帯の従者、女官をしたがえて牛車に乗る深窓の姫君・美邦(みくに)。彼女たちを中心にニューハーフや女医博士、政府軍の将校らが荒唐無稽なバトルを繰り広げる、息もつかせぬ一大アクション絵巻。 そして、東京には積層都市「アトラス計画」の元となった、古代までさかのぼる大地の秘密・“ヘキサグラム”が隠れていた。 とにかく、読んでいても次々に予想外の展開が炸裂する、ミステリーというよりはSFといった方がよい、文庫上・下巻、原稿用紙にして1600枚という大作である。 これはもう何も考えず、立ち止まらず、ただただページをめくってゆくしかないノンストップ・エンターテインメントである。

天使と悪魔(上)

[ 単行本 ]
天使と悪魔(上)

・ダン ブラウン ・越前 敏弥
【角川書店】
発売日: 2003-10-31
参考価格: 1,890 円(税込)
販売価格: 1,890 円(税込)
 Amazonポイント: 18 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 479円〜
天使と悪魔(上) ※一部大型商品を除く
ダン ブラウン
越前 敏弥
カスタマー平均評価:  4.5
イラスト付きの方が断然面白い
 反物質なるものが出て来るが、これはフィクションだろう。ただ、一般にはよく分からないバチカンの法王選挙「コンクラーベ」の様子がわかり興味深い。サスペンスはダ・ヴィンチ・コードに劣らないが、とても残忍なシーンが数カ所あり、クライマックスの場面も残酷で、後味が悪い。読後感はダ・ヴィンチ・コードより遙かに劣る。Special Illustrated Editionの方を読んだが、写真が豊富で、ローマを訪れたことのある読者には、Illustrated Editionの方が断然お勧め。 (呑気泡亭)
読み進め易くなかなかおもしろいが・・・
宗教象徴学者ラングドン・シリーズの第一作目。「ダヴィンチコード」の前編にあたります。 シリーズ2作目のダヴィンチコードがベストセラーになって、こちらも注目を浴びるようになりました。映画ももうすぐ公開されますが、はてさてダヴィンチコードほど注目を集めるかどうか? ダヴィンチコード同様、難解そうなテーマですが、歴史ミステリーとか好きな人ならさくさく読み勧められます。 なかなかおもしろかったんですが、内容に疑問も残ります。 スイス警護隊隊長からセルンのコーラーに連絡がいった経緯が不明。 その時点では反物質だと分かってないはずなのに、なぜセルンに連絡したのか? 反物質の容器にセルンのロゴでも記されていたのか? そのうち説明されるだろうと思ってたら最後まで謎のまま。 さてはそれがセルンから盗まれたものだと知ってる=黒幕か?と思ったが・・・ ラングドンもそこに言及しないし・・・ これ明らかに筆者のミスでは? 後、映画ではキリスト教団体への配慮からどうなるか分からないけど、勧善懲悪好きな自分としてはラストに不満が残る。悪事は悪事として公にして裁きにかけるべきだと思う。 2作目のダヴィンチコードのほうが読み物として完成されてる。
親の話は最後まで・・・
「ダヴィンチコード」のあとに読みましたが、先に書かれたのはこちらのほうです。両書の構成はまったく同じといってもいいのですが、それが邪魔にならずに一気読みできます。「ヤヌス」と名のる犯人探しはその名前から、あまりにも簡単に推理できますが、それでも面白さはそがれません。ハリウッド映画にするにはうってつけのというか、いかにもアメリカ人好みの作品です。  それにしても両作とも、育ての親の話を最後まで聞かずにとんでもない勘違いをする重要人物が出てきます。親の話しは最後まで聞いたほうがよいようです。
これはPocket Booksペーパーバック版のレビューです
 スイスの欧州原子核研究機構で研究者が惨殺される。彼の胸にはある文様が焼印されていた。研究機構の所長はアメリカからsymbologistのロバート・ラングレンを強引に呼び出し、事件の背後にはキリスト教によって迫害された歴史を持つ科学者の秘密結社Illuminatiが存在すると語る。そして結社は研究機構が開発した反物質を用いてテロ活動を行おうとしている。事件解決を目指してラングレンが向かったバチカンではおりしも新しい教皇を選ぶためのコンクラーベが開かれていた…。  以前読んだ同じDan Brown著の「Deception Point」とこの「Angels & Demons」には共通する要素があります。巨大な力をもった組織をめぐる壮大なミステリー、虚実ないまぜの細部と薀蓄にこだわった疑似科学、ほぼ24時間というわずかな時間に凝縮されたスピーディな物語展開、どんでん返しにつぐどんでん返し、そしてこれだけ小難しげに見える物語を問題なく理解させる平易な英語。569頁という大部の著作でありながら、一気呵成に読ませる筆力はさすがとしか言いようがありません。  荒唐無稽なエンターテインメント小説なのですが、それでもこの本がテーマとしている宗教と科学の長年に渡る相克については、考えさせられるものがあります。  このペーパーバックの378?383頁で、科学によって人類が見失ってしまった畏怖や畏敬の念といったものについて登場人物のひとりcamerlengoが独白していますが、熱心な宗教信者ではない私であっても、この彼の言葉には大きく胸ゆすぶられる思いをしました。  本書を興味深く読んだ人には渡辺正雄「科学者とキリスト教」(講談社ブルーバックス/1987年)がお勧めです。  ガリレオなど科学者がこの世界や宇宙の中に神の存在を感じ取る意図を持って研究を進めていたことがよく分かる書です。
“A hundred thousand miracles are happening every day” (Flower Drum Song)
Robert Langdon a Harvard symbologist is woken in the middle of the night by a phone call that is going to change his life. This phone call may also change our lives. Dan Brown weaves many story threads in to a tapestry of intrigue. The story takes place over a 24-hour period. A positive thing about this tale is that it is told in a linear fashion with very few flashbacks except when it is necessary for a back story. In this story he treats Robert Langdon’s character like Langdon is not aware of many, well known technical items and theories; this may be true of Robert Langdon, but Dan Brown also irritatingly treats us like we don't know these things! On the surface, we are treated to a “who did it” and “will we get there in time” story. However, we are also confronted with science versus religion. Is science and religion like oil and water or is science and religion just two of the facets of God?

白夜行 (集英社文庫)

[ 文庫 ]
白夜行 (集英社文庫)

・東野 圭吾
【集英社】
発売日: 2002-05
参考価格: 1,050 円(税込)
販売価格: 1,050 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 200円〜
白夜行 (集英社文庫)
東野 圭吾
カスタマー平均評価:  4.5
感情移入できる登場人物が居ない
東野さんの作品のほとんどですが、登場人物の外観に関する描写が少ないです。特に男性の。 この作品も、女性主人公、その友人、男性主人公の母や恋人、御曹司の恋人など、女性の外観描写は細かく、脳内での再生が容易なのですが、男性の描写がなくあいまいとした感じでした。 作品としては、すべての謎は解決されていません。2回読み直しましたが、複線は完全に回収されていません(例:男性主人公の偽名の由来、遅漏の原因、女性主人公の生き様の理由、何人途中で登場しなくなった中学時代の友人など)。ここらが消化不良。想像にお任せしますって感じかな? また多数の方が指摘しているように、男女の主人公の心理描写が皆無で、結局だれになりきって読めばよいのか分かりませんでした。この二人視点でのストーリーをいつか読みたいものです。
カメラの目線
3年ぐらい前に私は初めてこの小説を読みました。 レイプや性交、殺人の描写、救いの無い結末に「こんな小説もあるんだ」と衝撃を受けたのを覚えています。 (ちなみに、この作品が私の東野圭吾デビュー作品だったので、この人はなんて暗い話を書く人なんだと思いました) 高2になった今改めて読み返すと、東野さんはこの話には救いも共感する要素も用意していないのではないかと思いました。 ある出来事によって心のどこかが結果的に損なわれた男女を、第三者というフィルターを通したカメラで追っているだけなのでは? そして、何を感じるかは読者次第という事にしたかったのではないかと思います。個人的な意見ですが。 そんな感じで、堕ちる所まで堕ちたように見える雪穂がこの先どう生きるのか考えるとかなり怖いです。
「物語として」はとても面白いです
東野圭吾を代表する作品で、たしかにとても面白い小説です。 読んでみる価値は十分にあると思います。 ただし、一点気に受け入れられないところがあります。 それは人間の「気持ち」に関する部分です。 あまりにも非現実的すぎます。 この作品は、二人の少年少女が大人になる過程を描くものです。 しかし、人生においては様々な環境の変化や人間関係の変化が、 起こるのに、幼馴染の二人が、大人になるまでずっと密かに 関係を続けるというのがどうもしっくりきません。 多感な時期まで乗り越えてきているのであろうに、気持ちの 移り変わりがないなんて・・・。 まして、お互いに複雑な環境で育ってきて、ずっと裏で関係を 継続する・・・。 人間の気持ちなんて移り変わるというのは、皆さん自分自身が 一番良く分かっていると思います。 個人的な意見ですが、面白かったのはあくまで「物語として」です。
余韻がいつまでも残りました。
とにかく長いので、真ん中あたりでは、淡々と同じ書き方の短い話を繰り返さないで、ここらあたりから、がらっとテイストを変える工夫とかしてくれないのかな、なんて思ったりもしましたが、最後のほうで謎が解けるにしたがって、二人の男女のそれぞれの秘めた思いを想像してしまい、最後まで読んだときには、ずしーんと重い人生がのしかかってくるようでもありました。プツッと切れるような終わり方も、その人の生き様を表わしているかのようで、個人的には好きでした。薄暗がりの世界に行き、だれにも知られないまま共生する男と女、二人に関わったために次々と起る悲劇……。思う存分、堪能できました。オススメです。
無駄に長いだけの作品
東野ファンの友人から借りて読んだが、正直どこがいいのかわからない。 これだけの長さの小説を読んで疲れだけが残った。 東野作品を読むのはこれで三作目だが、前二作(秘密、容疑者X)は最後に落ちのようなものがあってそれなりに楽しめたが、この作品にはそれすらない。主人公の二人を取り巻くいろんな登場人物があらわれいろいろな出来事が起き、最後にはそれらがきっとあっと驚く結びつきを見せるのだろうと期待して読んでいただけについにそれらが何も語られずに終わったのには驚いた。 最後まで読んでつい私の口から洩れた言葉は「で?」だった。 消化不良の残る作品である。

螺鈿迷宮 下 (角川文庫)

[ 文庫 ]
螺鈿迷宮 下 (角川文庫)

・海堂 尊
【角川グループパブリッシング】
発売日: 2008-11-22
参考価格: 500 円(税込)
販売価格: 500 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 28円〜
螺鈿迷宮 下 (角川文庫)
海堂 尊
カスタマー平均評価:  3.5
どうしても許せない…
「バチスタ」で、テンポの良い語り口に魅力され、「ナイチンゲール」で、煙にまかれた様な感覚に首を傾げ、今回のこの作品で憤りを感じている。殺したいほど憎むのと、殺す事は明らかに違う。イジメで自殺した子供を持った親は、苛めた相手を残虐な殺し方で殺してそれでOKか。自殺に追いやった「苛めた相手」を責め、自殺してしまった子供をも責め、なによりも自殺させてしまった自分を責め、無限ループの中で何とか生きようともがいているのに。ただの殺人鬼家族を、主人公の相手を大きく見せる為だけに言葉で飾りたてる事が許せない。原罪という重い言葉をもっともらしく持ち出すなと思う。「人殺しはあんただけだ」と言ってやれ。作者は医者らしいがこの人の患者にだけはなりたくないと思った。
「チームバチスタの栄光」事件の爪痕
終末医療の最先端として注目を集めていた桜宮病院。 だが潜入取材を試みていた医大生・大吉は、 病院の死亡者の多さに驚いていた。 おどろおどろしい雰囲気でしたが、きっぱりミステリとしても 驚かされる展開でした。 「チームバチスタの栄光」のシリーズとしては 白鳥とその部下・氷姫が登場。 田口先生もちょっとだけ登場しています。 「チームバチスタ」事件の影響が深く事件にかかわったお話で 綺麗にまとめあげられた「チームバチスタ」事件の爪痕を考えさせられるお話でした。
チームバチスタとナイチンゲールをつなぐ物語
終末期医療の問題に焦点を当てた小説。 白鳥・田口コンビが活躍するシリーズのスピンオフで、設定している時期としては、 『チームバチスタ』のあと、若干『ナイチンゲール』と平行した時期。 本編に比べると、著者の思いと言うか、主張がかなり色濃く反映されていて、 医療の問題について、小説を愉しみながらも頭に強烈な印象として残っている。 本編は、白鳥が出てくるまでのグダグダした感覚があまり好きではない。 (だからこそ、白鳥が出てきた後の爽快感が増大するのだが) 一方、この本は、主人公の天馬をはじめ、キャラクタが躍動的で、魅力的。 本編より一気に引きこまれて読んでしまった。
AI(オートプシー・イメージング)導入に向けた光と影
著者(海堂氏)は、本書などの小説を通じてAI(オートプシー・イメージング)の導入を推進している。 しかし、現実には、AIの導入によって影の部分に光が当たり、困る組織や人がいて、導入は困難そうである。 どう困難そうかは、本書にて読み取って欲しい。
偽医者。
ロジカルモンスター白鳥が大活躍!? 皮膚科の医者として治療・診断をしてしまうのが恐ろしい。 しかも、これまで口先の喧嘩で負けたことがないのに、コテンパンに負けてしまうのも新鮮。 ただ、これまでの白鳥と少しキャラが違って感じてしまいました。 話し口調ももっと強烈で自分勝手だったのに、少しまともな役人にみえた。そこが残念。 これまでの一連のシリーズは、それぞれが別のストーリーなのに、どこかで絡み合っていたので、今回の話が今後どのようにつながっていくのか期待です。

グラスホッパー (角川文庫)

[ 文庫 ]
グラスホッパー (角川文庫)

・伊坂 幸太郎
【角川書店】
発売日: 2007-06
参考価格: 620 円(税込)
販売価格: 620 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 14円〜
グラスホッパー (角川文庫)
伊坂 幸太郎
カスタマー平均評価:  3.5
初めての伊坂作品
本作は、鈴木・鯨・蝉という3人のアウトロー、 ―鈴木は訳あって潜入し、あとの2人は生粋の「住民」として生きている―、 のエピソードが、次第に一つに収斂していく様子を描き、 その過程で、伏線とその回収、思わぬ展開などを織り交ぜ、最後にきれいに着地させる、 私には非常に技巧的に思えた作品でした。 描写も写実的、かつ上記のような物語の構造は、ちょっとしゃれた映画を思わせます。 また、表題の「グラスホッパー」は、おそらく、密集して凶暴化してしまうバッタに、 殺伐とした現代社会において、枠から外れてしまう人間を重ねているのでしょう。 ただし、私には、いずれの登場人物にも感情移入できなかったこと、 特に「鯨」氏のキャラクターやエピソードにどうもなじめなかったことから、 僭越ながら3点評価とさせていただきます…。
とてつもない・・・?
あまり道徳的な話ではありません。 命の尊厳とか、そういうことを考えたら、けっこう身も蓋もない話です。 一つの物語が、鈴木、鯨、蝉という三人の視点から交互に語られています。 結構強引な展開なのに、勢いがあるので引き込まれて一気に読んでしまいました。 善人が一人も出てこないという、ある意味潔い設定は、かえってすがすがしい印象すらあります。 でも、読書に癒しを求めるタイプの人には向かない本だと思いました。
軽快だが・・
軽快でスピード感溢れる文章。読んでいて快感ですが、芯に重いものがあります。楽しく読み終わった後で、作者のメッセージがしっかり伝わってきました。お勧めです。
内容が薄い。
伊坂幸太郎作品を初めて読んだが、作品に引き込まれるような感覚は無かった。 ストーリーよりも登場人物描写に力が入っている作品と感じたが、その登場人物達に魅力を感じない。『魅力』という単語を使うと私の趣向が大きく作用しているようだが『読ませる魅力』を感じない。要するに人物描写がうまくないと私は感じた。 たんたんと物語は進んでいき、なんとなく物語が終わる。 全体がぼんやりとしており、読み終わった後の感想を述べることが難しい。
能力者バトル
 2004年に出た単行本の文庫化。多少のの加筆・修正がなされているらしい。  本書は殺し合いの小説である。能力者バトルといっていいだろう。様々な「力」を持つ登場人物たちが死力を尽くして殺し合う。非常に現代的な小説であると感じた。  とはいえ、独創性は間違いないし、結末の意外性と清涼感もなかなかのもの。力のある作家だ。  暴力とか悪とかを正面から描ききり、しかも、どこか幻想的な雰囲気がある。不思議な小説であった。

シャングリ・ラ 下 (角川文庫)

[ 文庫 ]
シャングリ・ラ 下 (角川文庫)

・池上 永一
【角川グループパブリッシング】
発売日: 2008-10-25
参考価格: 780 円(税込)
販売価格: 780 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 420円〜
シャングリ・ラ 下 (角川文庫)
池上 永一
カスタマー平均評価:  3
どんどん。
上巻からどんどんありえなさがエスカレート。 漫画のような、から漫画のためのストーリーかと思うくらい 開き直ったストーリー。 解説の筒井氏も書いているように、「過剰」という言葉がぴったり。 前半(上巻)のストーリーが結構よく感じていただけに、 強引な後半が残念。
面白いことは面白いが...
上巻で広げた大風呂敷を納めるため、下巻はドタバタ劇のような展開。 面白いことは面白いし、アイディアも良いが、話に無理がある。 いっきに読んでああ面白かったという本を探しているなら、お勧め。
完全にマンガです。
下巻は完全にマンガ。 どんでん返し多すぎ。 でも着眼点は素晴らしい。 CO2の排出権が経済の中心って事なんだけどね。 ■読んで欲しい人 ・若い官僚の人 ・経済学者の人
息もつかせぬ、ノンストップ一大アクション絵巻
スカイパーフェクTV/ケーブルテレビで放送中のミステリー番組専門チャンネル「ミステリチャンネル」では毎年「闘うベストテン」を選出している。本書は’05年、そこで6人のミステリ評論家たちによって国内部門の第1位に輝いたマニアックな作品である。また「このミステリーがすごい!」の’05年国内編第16位にもランクインしている。 舞台は約100年後の熱帯となった東京。都心の気温を下げるために東京は世界最大の森林都市へと生まれ変わる。しかし地上は難民で溢れ、空中積層都市アトラスに居住できる者は僅かだった…。 かつて香港に実在した“九竜城”を彷彿とさせる「ドゥオモ」を本拠地とする、反政府ゲリラ“メタル・エイジ”の美しきティーンエイジャーの総統・國子、国際炭素経済をコンピューターで操る天才少女・香凜(かりん)、平安絵巻そのままに十二単を纏い、衣冠束帯の従者、女官をしたがえて牛車に乗る深窓の姫君・美邦(みくに)。彼女たちを中心にニューハーフや女医博士、政府軍の将校らが荒唐無稽なバトルを繰り広げる、息もつかせぬ一大アクション絵巻。 そして、東京には積層都市「アトラス計画」の元となった、古代までさかのぼる大地の秘密・“ヘキサグラム”が隠れていた。 とにかく、読んでいても次々に予想外の展開が炸裂する、ミステリーというよりはSFといった方がよい、文庫上・下巻、原稿用紙にして1600枚という大作である。 これはもう何も考えず、立ち止まらず、ただただページをめくってゆくしかないノンストップ・エンターテインメントである。

特殊防諜班 標的反撃 (講談社文庫)

[ 文庫 ]
特殊防諜班 標的反撃 (講談社文庫)

・今野 敏
【講談社】
発売日: 2009-04-15
参考価格: 630 円(税込)
販売価格: 630 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 580円〜
特殊防諜班 標的反撃 (講談社文庫)
今野 敏
カスタマー平均評価:   0

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 更新日 2009年5月10日(日)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク

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