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SF・ホラー・ファンタジー

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臓物大展覧会 (角川ホラー文庫) 化物語(下) (講談社BOX) レタス・フライ (講談社文庫) 同級生 (講談社文庫) 日暮らし〈下〉 (講談社文庫) レイトン教授とさまよえる城 (GAGAGA) 僕僕先生 (新潮文庫) 精霊の守り人 (新潮文庫) あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF) 天空の蜂 (講談社文庫)
臓物大展覧会 (角川ホラー文庫.. 化物語(下) (講談社BOX) レタス・フライ (講談社文庫) 同級生 (講談社文庫) 日暮らし〈下〉 (講談社文庫) レイトン教授とさまよえる城 (.. 僕僕先生 (新潮文庫) 精霊の守り人 (新潮文庫) あなたの人生の物語 (ハヤカワ.. 天空の蜂 (講談社文庫)

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臓物大展覧会 (角川ホラー文庫)

[ 文庫 ]
臓物大展覧会 (角川ホラー文庫)

・小林 泰三
【角川グループパブリッシング】
発売日: 2009-03-25
参考価格: 700 円(税込)
販売価格: 700 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 350円〜
臓物大展覧会 (角川ホラー文庫)
小林 泰三
カスタマー平均評価:  3
臓物?
表紙・題名は非常に怪しいですが、中身は小林泰三らしい短編です。 「透明女」「ホロ」「少女、あるいは自動人形」「攫われて」「釣り人」「SRP」「十番星」「造られしもの」「悪魔の不在証明」の9つの話+「プロローグ」「エピローグ」と盛り沢山です。 どの話も読みやすく、小林さんらしいです。 「小林泰三さんの作品を読んだことがないが興味はある」と言う人にもオススメできます。 ホラーと言うよりは「SF」チックでどこか謎めいていて、最後まで読んだ人を楽しませてくれます。 「臓物とか苦手だし・・・」「なんかグロテスクそう」と思っている方、大丈夫です。ほとんど臓物は関係ないです(多少はアレですが)。 「プロローグ」を読むと主人公(読者)はある町で「臓物大展覧会」へ行きます。そこで臓物に関する物語が幕を開け・・・ と言う感じですが、短編自体は臓物がメインではないですし、普通に面白いです。 一度書店で手にとって見てはいかがでしょうか?個人的にオススメです。
内容はそこまでグロだけと言うわけでもないです。
一番、読み応えがあるのはやはり 書き下ろしの『透明女』と『悪魔の不在証明』でしょうか。 透明女での描写は相変わらず凄まじいです。 あと『SRP』の(ああいう)ノリは個人的に大好きですね。
臓物の物語??
「展示されている臓物は一つ一つ己の物語を持っているという。彷徨い人はこの怪しげな「臓物の物語」をきこうとするが…。」 との説明と表紙から、今回は臓器をテーマにしているんだなと期待して購入した。 プロローグもおどろおどろした感じで「・・・九つの臓物を集め、目の前の机に並べた。さあ、臓物の話を聞いてみよ・・・」  さて第一話はどの臓器がテーマなのか、とドキドキしながら読み始めたが・・・あれ?? なんか違うぞ???  嫌な予感を胸に読み進めていくが・・・やはりどの話も特に臓物に焦点を当てているわけではない。 どこが臓物の物語なのか?? 玩具修理者を髣髴させる人体損壊作業もあり、それぞれの話はそれなりに楽しめるのだが、臓物の物語を楽しみにしていただけに失望感が大きく残った。 この本はあくまでも既刊の短編を寄せ集めた短編集であり、決して臓物が主人公ではないことを知った上で購入いただきたい。
やや買い辛い表紙ですが
しつこいくらいのグロ、ユーモアと狂気がうまくミックスされた いつも通りの小林泰三作品ですので、安心してお読み下さい。 今回は、結末の解釈が複数存在する作品が若干ありそうです。 その点ややモヤモヤはありますが、持ち味のひとつでもあり、 気になるほどではないと思います。 全体的にキャラクター造形が豊かで、各編ごとにテイストも違う ため、飽きずに読めます。但し、一部のグロ描写は少々きつめ。 しかしながら、タイトルと表紙から受ける印象ほどきつくはない ので、それだけで敬遠されぬよう。

化物語(下) (講談社BOX)

[ 単行本(ソフトカバー) ]
化物語(下) (講談社BOX)

・西尾 維新
【講談社】
発売日: 2006-12-04
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 1,575 円(税込)
 Amazonポイント: 15 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,080円〜
化物語(下) (講談社BOX) ※一部大型商品を除く
西尾 維新
VOFAN
カスタマー平均評価:  4.5
関西の人だからって訳じゃないだろうけどさ
キャラの掛け合いが面白すぎる!声に出して笑った小説はこのシリーズが最初だと思う。 西尾さんのセンスが光りすぎているのが目をつぶっていても瞼を通してまぶしいくらい。 とまあ、とても笑えるのだけれど結構長め。 けれど、面白い会話だなーって思って読んでたら数十ページ進んでて驚いた事もあるぐらいすんなり読めちゃいます。 西尾さんの本のなかで数少ない明るく楽しい話。
最終巻にも期待!
西尾維新の最高傑作その2です。 上巻同様、登場人物は魅力的で、ストーリーもギャグも抜群に面白い。切ない部分もまた良く、キャラが本当に生きているという感覚を味わうことができます。 続きをもっと読みたい!と思わせるところで物語は終わりますが、それもまた良し。だらだらと続いてつまらなくなってしまう小説が多い中で、この作品は見事に最良の時点で終了しています。 「刀語」終了後に書かれるという「こよみヴァンプ」も、西尾氏の力を考えれば、決して蛇足にはならないでしょう。期待大です。
面白い!
怪異に関わってしまったことで、その後も何かと怪異に関わったり、自分から首を突っ込んでいく高校生、阿良々木暦。自分を救ってくれた忍野メメの依頼により、寂れた神社を訪れた暦と神原は、暦の妹の同級生、千石撫子とすれ違う。その後、彼女を見かけた暦は、彼女が何らかの怪異に巻き込まれていると気づき...「なでこスネイク」。暦の恩人であり、やはり怪異に巻き込まれたことのあるクラスメイトで委員長の羽川翼。彼女には、その怪異の時の記憶はない。そして、彼女をだんだんと強い頭痛が襲うようになっており...「つばさキャット」の2本です。 上巻を読んで面白いと思った人なら、間違いなく続けて読んでるでしょう!というぐらい、面白いです。主人公、暦と、怪異と怪異に関わる女の子たちのお話ですが、暦と彼女たちの会話が面白い!ちょっとギャルゲーのような気分になりますが、趣味でここまで書いてしまう西尾さんってすごい!
西尾作品の入り口にピッタリ
この化物語は主人公・阿良々木暦のモノロ?グという形で綴られていますが、ヒロインとの掛け合いが抜群に面白く、暦の性格もそこそこライトなので非常に読みやすかったですね。 続けて読んだ「きみとぼくの壊れた世界」も綴りかたは同じなのに、主人公の性格がかなり重かったため、ちょっと読みづらかったんです。 先に化物語を読んだのはラッキーだったと思います。「西尾維新の他の作品も読んでみたい」と思わせられましたから。逆だったら少し躊躇してたかも。 上下巻通して非常に楽しく読ませていただきました。
全てのキャラが生きている
全てのキャラが好きになってしまいました。 主人公の阿良々木暦と他のキャラとの会話が面白い。 ついつい笑ってしまいます。 暦と忍の間には何があったかや、暦の絵は最後まで書かれていませんが、それが西尾さんらしくて、いいと思いました。 読む人の創造力を沸き立ててくれます。

レタス・フライ (講談社文庫)

[ 文庫 ]
レタス・フライ (講談社文庫)

・森 博嗣
【講談社】
発売日: 2009-03-13
参考価格: 610 円(税込)
販売価格: 610 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 200円〜
レタス・フライ (講談社文庫)
森 博嗣
カスタマー平均評価:  2
前半はいいのだが後半が・・・
森ファンとしては買わずにいられないと思いましたが、ちょっとガッカリしました。 短編集なので深みはないのは仕方ないのですが、前半の「刀之津診療所の怪」等作品はなかなかよかったのですが、後半のショート&ショートはさすがに意味不明。相当頭の切れる方にはオススメかもしれませんが、僕には読みこなせませんでした。 ちなみに、新書より新作が1編増えて、このご時世に610円は決して高くないと思います。
何故!
何故に講談社ノベルス版より一編だけ追加しているのか不明。それも実質的に三十頁弱でノベルス版を、所有している人はどうすれば良いのだ?更に言えば後書きも前書きも無い、著者本人の解説や近況報告、対談の様な物まで無いときている。立ち読み等は小売店に大変失礼極まりない!しかも、税込み六百十円也では、高すぎるであろう。単刊で新規のみの短編集を著すのならば、納得が出来るが此はもう詐欺に近い!

同級生 (講談社文庫)

[ 文庫 ]
同級生 (講談社文庫)

・東野 圭吾
【講談社】
発売日: 1996-08
参考価格: 700 円(税込)
販売価格: 700 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 43円〜
同級生 (講談社文庫)
東野 圭吾
カスタマー平均評価:  4
序章と本編がつながらないかとおもいきや・・・
 序章で書かれていたことが、ほとんど本編と関連性がなく不思議に思っていた。  しかし、読み進めていくうちに序所にわかっていき、最後には「なるほど、こういうことだったのか」と唸ってしまった。    関連性のない話を並べて、これとこれは関連性が全くないと思わせておいきながら、最後にはちゃんとつながっているというのは、東野作品にはよく見られる。  このような作品を読むと、「この手のミステリー小説を書かせたら東野圭吾の右に出るものはいないだろう」と毎回思わされる(もっともミステリは東野圭吾以外ほとんど読んだことがないのだが)。  本作品はミステリとしてもとても面白いのだが、それ以上に「社会性」を取り入れているところが凄い。  「社会派作品」と呼べる作品は、「天空の蜂」「さまよう刃」などあるが、これらは「ミステリー小説」の要素はそんなに強くない。  しかし、本作品はミステリー小説の中にさりげなく、絶妙に含まれている。  これには「素晴らしい」という言葉以外浮かんでこない感じだ。  最近はよく東野作品が映像化されている。  それを見て東野圭吾に興味を持った人には是非読んでもらいたい。
最後のハッピーエンドはどうかなって思うけどね
野球部マネージャーの女子高生の事故死。それも妊娠して。 その死後に父親と名乗る野球部キャプテンである主人公。 勇気ある告白は相手を思いやる気持ちと自分自身への言い訳 と正当化の為。 生活指導の女教師の死というミステリーとしての要素がある にはあるが、それよりも主人公が誰にも本当のことを明かさず (明かせず)に展開される心情の機微とその背景が気になって 読み進んだ感じである。 いずれにしても高校生が繰り広げる物語に青臭さを感じながら 懐かしく読めた作品だ。
東野流・青春ミステリー
県立の名門高校を舞台にした本格学園推理。 事故死した"恋人"が妊娠していた― 彼女への自分の気持ちは果たして本当の愛情だったのか?その真偽に思い悩む「俺」西原荘一は、 彼女の死の真相を暴くべく、学園を相手に奮起する。 自分のことを思いながら死んでいった彼女への"償い"のつもりだが、それによって救いたいのは他でもない自分自身? 深く読むと、あの名作『手紙』に繋がるようなテーマが根底にあるように感じた。 学園に対して真っ向から立ち向かっていく主人公の描き方がなかなか魅力的で、 これがただの「正義」だとか、高校生ならではの若さとか青さとか、 そういうものでは済まされないところがやっぱり東野圭吾。 明かされない「俺」の心の内、それを振り切るように戦う姿、読みながらぐいぐい引き込まれていった。 青春ミステリーらしく、読後感も非常に清々しくてよかった。
題名の深さ。
読後は、正直「微妙。。」と思いましたが、よくよく思い返してみると深い作品だなと感じました。 ネタバレになってしますのであまり詳しくはいえませんが、とりあえず青春時代の心の悩み、葛藤などがうまく書かれています。トリックなどは正直二の次って感じですね。 そしてなによりこの本では「同級生」という題名を味わってください^^
心理描写>トリック
本作は、文武両道を標榜する名門高校における2つの死に関わった男子学生の葛藤と、 その死を巡る真相の究明とを描くものです。 著者自身本作はターニングポイントであると述べておられるのですが、 おそらく私が思うに、軽妙な推理小説から、 登場人物のリアルな心理描写を踏まえつつミステリーを展開する、 という路線への第一歩だったのではと推測します。 たしかに、主人公荘一の揺れ動く内面の描写は読み応えがあります。 恋人の死を巡り、果たして俺は本当に彼女を愛していたのか、 愛していたとしたらどのように振舞うのが、彼女の鎮魂につながるのか、といった悩み。 難病を抱える妹への想いや、父親への青臭い怒り。 野球部員や一般のクラスメイトへの濃淡のある友情、 学校や教師の欺瞞に対する憤りやクールな言動…。 警察の捜査に対する知識や推理の確かさは高校生とは思えない(笑)ものの、 このような充実した心理描写が、本書の価値を高めていると思います。

日暮らし〈下〉 (講談社文庫)

[ 文庫 ]
日暮らし〈下〉 (講談社文庫)

・宮部 みゆき
【講談社】
発売日: 2008-11-14
参考価格: 580 円(税込)
販売価格: 580 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 120円〜
日暮らし〈下〉 (講談社文庫)
宮部 みゆき
カスタマー平均評価:   0

レイトン教授とさまよえる城 (GAGAGA)

[ 単行本 ]
レイトン教授とさまよえる城 (GAGAGA)

・柳原 慧
【小学館】
発売日: 2008-12-19
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 1,575 円(税込)
 Amazonポイント: 15 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 938円〜
レイトン教授とさまよえる城 (GAGAGA) ※一部大型商品を除く
柳原 慧
カスタマー平均評価:  4
違和感、不親切アリ
最初の謎解きでいきなり印刷では伝達不可能なナゾをかけてきます。 ナゾの回答が物語のキーになっておらず、 巻末の回答に付属している補足説明を読まなければ次の展開が意味不明になります。 できればナゾにするのは印刷で対応可能な範囲で、 それ以上の部分はナゾに回答したあとにレイトン教授あたりから補足説明がほしかったです。 時代設定やキャラクターの性格描写などでいささかDS版と差があります。 ゲーム版ではルートマスター(二階建てバス)が街を走っている時代にもかかわらず (ルートマスターは1959年、昭和34年に生産開始) この小説版では馬車が街を走っています。 自分の中では比較的現代の時代観で想像してたので 違和感があふれまくりました。 もともとのゲーム版もそれほど時代を感じさせないつくりですが 小説版はちょっとずれ過ぎな感があります。 世界観に引き込むためにもこの辺は調整がほしかったです。 それとも公式でそんなに前の話になっていたんでしょうか? 追記(2009/4/5) ちょっとネタバレかもしれませんが、敵がマザー3のポーキーとキャラ被りしまくってます。 どうにかならなかったのだろうか
早く次回作を
ゲームに負けず面白い。読み始めたら止まらない。レイトン教授とルークの声が聞こえてきそうで、自分も登場人物のひとりになった気分です。次回作が待ち遠しい!
購入して良かったです!!
3部作のゲームプレイでレイトン教授にどっぷりハマり、半ばその勢いでこちらを予約購入しました。正直、新聞や小説など文字の多い読み物はとても苦手(むしろ嫌い)なので、最後まで読み終えないと思っていましたが、物語の世界観がほぼゲームと変わらず、イメージを崩すことなく読むことが出来たのでその心配はご無用でした。時折合間にはいるナゾは物語と連動していたので違和感なく楽しめました。ナゾの数は少ない印象ですが、それがかえってストレスなく読めたことの一因だと思います。ただ普段から本をたくさん読まれている方やナゾをたくさん解きたい方には物足りなさを感じるかも知れません…。見た目などは値段だけあり、重量感も適度にあるしっかりとした作りの本に感じました。今、購入を検討されているレイトン先生ファンだけど活字が苦手で不安に思ってる方にもオススメの一冊だと思います!

僕僕先生 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
僕僕先生 (新潮文庫)

・仁木 英之
【新潮社】
発売日: 2009-03-28
参考価格: 540 円(税込)
販売価格: 540 円(税込)
( 通常2〜5週間以内に発送 )
中古価格: 199円〜
僕僕先生 (新潮文庫)
仁木 英之
カスタマー平均評価:  4.5
面白い
親の財産に寄りかかり、日々何もせずに暮らす王弁。 イマドキのニートな青年が 父親の命により、近くの山に暮らすという仙人に 供物を携え会いに行く。 そこで出会った仙人は、皆が想像するような仙人ではなく、 美少女だった。 どうしても仙人というとひげを蓄えた老人をイメージするけれど、 この作品の中での仙人は美少女。 もちろんイメージどおりの姿に変わることもできるけれど 何だか美少女のままの方が親近感湧くなぁ?。 その仙人僕僕と王弁が旅に出かけ 様々な経験をしながら 王弁が一人の青年として大きく成長していく様が 描かれている。 一種の成長物語といってもいいのかな。 ただそこに王弁の僕僕に対する恋愛感情なんかが 入り込んでくるので ところどころユーモラスで思わず微笑んでしまう場面も。 しかし、何千年も生きている仙人に恋するなんて・・・。 しかも見かけが美少女なんだから仕方がないとはいえね?。 まぁ、王弁の純情さが妙に新鮮でした。 中国唐代を舞台にしているので とっつきにくいかな、と思い なかなか手が出せませんでしたが 意外と面白い。 歴史的なこともさらりと説明がされてるので 中国史を知らなくても何となく読めてしまいます。 続きが非常に気になる作品でした。
面白かったです!
僕僕先生の正体がちょっと不思議で、ぐいぐい話にひきずられて一気に読んじゃいました! で結局最後まで先生の正体はよく分からないんだけど、まだまだ続きがあるようなんで、文庫になるのを楽しみに待ってます。 先生とのロマンスはこの先あるんでしょうか…そこも楽しみです。読みやすいしおすすめ!
心のオアシスをポッケに♪
文庫本、出るのを待ちに待っていました♪ 私たちの生まれるずっと前にきっと彼らは存在した!  そう信じてしまえるほど生活に密着した空気感がここにある。 僕僕先生と王弁によって繰り広げられる歴史・冒険・淡い恋心…。 それらが私のポケットに入ってこれまで以上の想像と妄想の世界に浸ってしまえる、この感覚! あらゆることがスピーディに過ぎ去っていく現代だからこそ、必要な心のオアシス。きっと手に入ります♪これぞファンタジーの王道!!
唐代、人間と仙人のファンタジーとロマンス。
お金持ちの息子・王弁は、毎日をぐうたら過ごしていた。 そんな息子を苦々しく思いつつ、愛してやまない俗物な父は、 長寿を得るため、仙人に知己を得ようと、息子を使いにやる。 しかし王弁が出会った仙人は、辛辣な美少女・僕僕で。。 中国唐代を舞台にした、ファンタジー&ロマンス。 「日本ファンタジーノベル大賞」受賞作。 不思議なお話でした。 ファンタジーだと思っていましたが、そこにロマンスもくみこまれていたり、 かと思えば実在の皇帝(玄宗)などが登場し、史実的雰囲気を醸し出したり。 登場人物も、王弁は父親に毒づいたり、美少女の僕僕に心ときめかせたり 普通の青年かと思えば、不思議な現象をおおらかに受け止めたりしますし、 僕僕先生は、冷たいかと思えば甘えてきたり、…謎です。 不思議も危険もいっぱいの冒険話でもあるのですが はらはらどきどきというよりは、 ほのぼのとした雰囲気に全体がまとまっているのも不思議でした。
心地よく読める本 お勧め
 どこから褒めればいいのか迷うんですけれど、とにかく読むのが楽しかった一冊です。  畠中恵さんの「しゃばけ」とか、ああいう感じの基本おおらかな主人公が出てくるのんびり暖かい感じの一冊なんですが、舞台が中国で、仙人たちが登場するということで余計に浮世離れした、あくせくしない長閑な春の気配のようなものが全編から溢れていて、読んでいるだけで春の陽当たりのいい公園の芝生で寝そべっているかのような心持ちになりました。  あくまでまっすぐでストレートな王弁青年と、僕僕先生という仙人との旅物語は、素直に面白かったです。混沌のエピソードなどけっこう仙界冒険物語的な部分もあるんだけれど、基本なんだか気恥ずかしくなるくらいの青春まっさかりの主人公の気持ちが伝わってくるお話でした。  いや、本当にいいですよ、これ。  中身はさておくにしても、文体がいいです。空気のように流れる文体といいましょうか、押し付けがましいところがまったくなくて、本当にさらりさらりと春風のように流れて行く文章が読んでいてとても気持ちよかったです。さらりさらりとのどごしが良くてぽかぽかと身体が芯から暖まってくるような杏露酒のような感じです。  このシリーズはこのあとも、「薄妃の恋」「胡蝶の失くし物」と続くようです。大変文庫化が楽しみなシリーズです。

精霊の守り人 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
精霊の守り人 (新潮文庫)

・上橋 菜穂子
【新潮社】
発売日: 2007-03
参考価格: 580 円(税込)
販売価格: 580 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
精霊の守り人 (新潮文庫)
上橋 菜穂子
カスタマー平均評価:  4.5
ずっと心に残るファンタジーです
1年くらい前に、本屋さんで前のほうに並べられていて、 オススメっぽいので買ってみました。 ファンタジーなのに、なんでこんなにしっかりしてるんでしょう。 すごく、現実味があるというか、この物語の世界を身近に感じるんですよね。 もともとファンタジーやSFが好きな私ですが、最近は遠ざかっていました。 子供向けのものが多いので・・・ これは大人が読んでも楽しめる、貴重なシリーズです。 読んで結構経ちますが、時々ふっと思い出したりします。 またこんなファンタジー読みたいなぁって思ってレビュー書いてみました。
あのアニメを生んだという意味では評価
アニメがとても素敵だったので原作もと手に取ってみたのですが…正直に申し上げまして、『拙い』と感じてしまいました。文章力自体が疑問です。アニメは良かったのですが。
児童文学と侮る勿れ
これはまさに「大人のためのファンタジー」である。 西洋ファンタジーの亜流ではなく、1から異世界を構築しているところが素晴らしい。国家体制、社会風俗、景観風土などが実にリアルで、情景描写も緻密だ。特に、新ヨゴ皇国の建国神話による事実の歪曲、先住民ヤクーの宗教観・伝承が語る真実、ヤクーの祭祀である夏至祭りに隠された真の意味など、文化人類学者ならではの着想が冴える。勝者=侵略者の「正史」と「文明」が、先住民の口伝えの知恵によって相対化されていく流れは非常にスリリングである。 バルサとチャグムの逃避行も、緊迫感があって面白い。〈狩人〉とのバトル・シーンも含め、ファンタジーにありがちな超人的な魔力・呪術によって安易な解決を図るのではなく、バルサたちの的確な判断力と巧妙な駆け引きで危機を切り抜けていくという形で話が展開していくので、読んでいて小気味良い。追う側である帝・聖導士の政治的思惑も詳細に描き込まれていて、本書が「現実逃避文学」でないことを改めて感じさせる。 本書はプロットのみならず心理描写も憎いほどに上手い。前述のように、各々の思惑が交錯する部分も丁寧に描かれているし、映画『グロリア』を想起させるバルサ・チャグムの交情も忘れがたい。朴訥なタンダ、したたかなトロガイなどの脇役も魅力的に造形されている。ラストも見事。
アニメよりもスキです
最初にNHKのアニメを数話見て、娘と物語に引き込まれてしまい、毎週のアニメなんて待ってられないということで、本を購入しました。 読み始めたら止まらなくなってしまい、あっという間に娘も私も読み終えてしまいました。 バルサとチャグムの情愛や絆がとても暖かく、また脇役の面々もとってもいい味出しています。 アニメ版も全て見ましたが、アニメはとても綺麗でとても良くできていたと思いますが、私は原作のほうが最後の戦いのシーンなど緊張感があって面白かったと思います。 ファンタジーを通勤電車で読むのは恥ずかしいなぁ、と思っていましたが、カバーもかけず堂々と「精霊の守り人」を呼んでいるサラリーマンのおじさんを見かけたとき、なんか嬉しい気がしました。同じように共感できる大人にめぐり合えたような気分でした。 あなたも上橋先生の虜になること間違いなしです!!
哲学ですね
 この作品にはヒーローは出て来ません。それは人間だからです!色々な思いや欲があってその想いに囚われてしまう人間もいれば、強く優しい人間もいます。しかし最初から強く優しくなんてなれないのです。その人間の生きてきた途中で辛かったり悲しい事があったから強い人間になれるのです。中には逆に、仕返しのような人生を送る人も居ますが。 だから主人公は不死身ではありません。闘う術で生きてきたただの女の人なんです。

あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF)

[ 文庫 ]
あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF)

・テッド チャン
【早川書房】
発売日: 2003-09
参考価格: 987 円(税込)
販売価格: 987 円(税込)
( 通常2〜5週間以内に発送 )
中古価格: 299円〜
あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF)
テッド チャン
Ted Chiang
カスタマー平均評価:  4
アイデアに光るものがあるが、小説として展開がヘタクソ
SF・ファンタジー短編集。 ブに100円であったので買った。 100円の価値は充分にあります。 モチーフとしては言語学・数学SFが多く、 テーマとしては人類進化SFが多い。 形而上学の問題に科学で切り込む姿勢は、 イーガンに似ているし、 イーガン同様、冷静に考えるとギャグの世界である。 SFは宇宙人や超能力や神や心といった存在しないものをネタにしてもいいのだが、 架空論理の切れが表題作以外は弱い。 一個目の短編はただのファンタジーと言うか、 小学生でも考え付く不思議な話で激しく脱力したw アイデアに少し光るものがあるが、 料理の仕方がヘタクソな作品が目立つ。 全作平均値以上と解説では言っているが、 平均値以上なのは表題作だけだと思う。 数学ネタも数学の面白さを訴えるのには成功してない。 0で割れば1=2も証明出来るという有名なネタは出てくるが、 0ネタなら、0を掛ければ何でも0になる以外に、 0回掛ければ1になる (10の2乗は100 10の1乗は10 10の0乗は1 10のマイナス1乗は0.1) 10のマイナス2乗は0.01) とか、2乗して0になる0以外の数=超数 の話題も出して欲しかった。 数学の話題も出るが小学生でも理解出来るネタばかりなので、 数学嫌いでも恐れる必要はありません。 数学SFとしては、 四色問題の反例をでっち上げたマーチン・ガードナーより芸がない 簡単な文学寄りの作品ばかりなので、 単純なメタファーに感動出来る人は感動して下さい。 SF初心者に勧めるのに良いと解説者は言っているが、 こんなもん勧めんでも、 アシモフやクラークの短編集を素直に勧めればいいと思う。
短編の名手
タイトルが気になって読んでみたら、グングン引き込まれた。 凄い作家を見逃していた。 さりげなく、凄いことを描いている。 じっくり考えさせる内容を何気なく書いているところが凄い。 目が話せない作家の一人になった。
アイディア、感情、物語
SFが苦手な私でもすごく楽しめました。 1アイディアを、冗長に引き延ばさず短編でまとめるので、飽きずに読めます。 友人が「とにかくまずは表題作だけでも絶対読め。」と凄く薦めてきたのですが、 このアドバイスが良かったです。 ですので表題作の紹介を。 語り手は言語学者。軍から異星人の言語体系の調査チームに招かれます。 相手の言葉を知る、というのは単純に林檎→appleと、置き換えの言葉を覚える、 ということではありません。 考え方も違えば、文法のあり方も変わってくるのです。 語り手は、異星人の言語を調査する中で、逆に異星人の考え方も獲得していく。 そしてその見方で自分の人生を見ていくと…。 上記のようなSFとしてのアイディアが、 痛みと喜びの伴う「物語」として構築されていくところが見事。 また、この作品、「物語り方」がまた秀逸。 語り手が「あなた」へ語りかける段落と、通常の段落とが交互に進んでいきます。 この「あなた」は、語り手の娘を差すのですが、 ブライツライトビッグシティを持ち出すまでもなく、 「あなた」という呼びかけが連呼されると、(物語の枠外の)読み手の方にも、 呼びかけられているかのような奇妙な感覚がわき起こります。 そして呼びかけておいては、すっと別の段落に切り替わる。 だから読み手は語り手に引き込まれ、「何?」と、どんどん物語にのめり込む。 これだけでもうまいなあと最初は思っていたのです。 でも、この作品に関しては、単純にそれだけではなく、 読み進めていく中で、こういう語り口、構成それ自体が、 作者の上記アイディアの表現でもあるのだ、という事に気付かされます。 それに気付いたときはぞくぞくするほど興奮しました。 良質のSFというのは 「今自分が知っていると思っている世界の有り様は当たり前の物ではない」 ということに気付かさせてくれるのだなあと、 SFというジャンル自体への苦手意識も和らげてくれた作品です。
SFってなんだ?
アニメのタイトルに使われてたんで読んでみたんですが、SFなんてほとんど読んだことのない私にはものすごく新鮮でした。 文体は論文みたいで硬い感じがするんですがそのへんが逆にいい感じで意外とラクに読み進めました。SFというジャンルに興味がもてるいい本です。
レムとチャン。
 テッド・チャンは極度に寡作な作家で、邦訳どころか本国でも単行本は一冊しか刊行されていない。その著者がSF者にどれほど評価されているかは、本書の解説に詳しく、また数々の賞を受賞していることからも一目瞭然なので、ここでは記さない。  表題作「あなたの人生の物語」、それから「地獄とは神の不在なり」からは特に強い印象を受けた。そして、巨人スタニスワフ・レムの作品を読んだときに似た読後感をあじわった。長編と短編の違いはあるが、レムと同様SFとかミステリ、ファンタジィといったジャンル小説を超越した思索の果てとしての物語である。  「あなたの人生の物語」のエイリアン、それから「地獄とは神の不在なり」の神は、レムの『ソラリス』や『天の声』と同様に全く理解の及ばない存在としてえがかれる。レムは作品でファーストコンタクトの不可能性を示し、本書においては著者が、理解できえない存在と出会って以降に人がどう変わっていくか、ということを考察し、描いている。そうした人々に注がれる著者の視線は……極端に冷徹である。まるで著者自身が神やエイリアンであるかのように。しかし、そこがいいのだ。読者は著者との差に愕然としながらも、思索の世界に引きずり込まれるだろう。  チャンはレムと同様の次元、哲学SFの極北にあると断言できる。

天空の蜂 (講談社文庫)

[ 文庫 ]
天空の蜂 (講談社文庫)

・東野 圭吾
【講談社】
発売日: 1998-11
参考価格: 880 円(税込)
販売価格: 880 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 100円〜
天空の蜂 (講談社文庫)
東野 圭吾
カスタマー平均評価:  4
読みごたえのある力作
本作は、原発を標的としたテロ事件を巡る半日を緊迫感を伴って描き出す力作です。 自衛隊に納入予定であった最新鋭ヘリコプターが奪取され、敦賀の高速増殖炉へと向かう。 「天空の蜂」を名乗るテロリストの素性は?目的は?背景は? また、あまりに大胆かつ緻密な本計画は、どのようにして実現したのか? 刻々と高速増殖炉破壊の危機が増す中、 著者は綿密な取材に基づき、諸機関の対応から日本の原子力政策まで、 リアルかつ詳細に描き出していきます。 この点は、確かに物語のスピーディな展開を妨げているものの、 情報小説や問題提起という観点からは、誠実かつ信頼感にあふれています。 また、中盤の救出作戦などは、純粋にエンターテイメントとして、 ページをめくる手が止まらない見事な筆致です。 我々「沈黙する群衆」を一刺しするという、耳の痛い問題提起を伴っているものの、 じっくりと腰を据えて楽しめる娯楽大作としてお薦めです。映画化は無理なのでしょうか?
映像化はされないだろうなぁ
執筆されたから12年たって読んでも、違和感のない作品でした。それだけ国の姿勢などが変わっていないということですね。 賛成派、反対派がそれぞれどのように意見を出しているのか、その矛盾点、原発の仕事をしている人たちの現状など単純な問題ではないということを記述してあるので、興味がない人、知らなかった人も意見を偏らされることなく読めると思います。 登場人物が多すぎる点、原発やヘリに関する説明やラストで犯人が投げかけた言葉の意味が、万人に理解できるか疑問が残る点で☆1つマイナス。 それは小説の限界なので仕方ないのでここは映像化といきたいところですが、政治的問題と絡んでくるので実際難しいでしょうね。
男性向き?
東野作品にしては読破するのに時間がかかった1冊。 原因は、科学的、専門的描写の多さと、登場人物の多さでしょうか? 「原発」というテーマに沿って、東野氏お得意の工学系要素をふんだんに盛り込んでドラマは進んでいきますが、その分心理描写が少なく、感情移入しにくいです。 ヘリに残された子供を救出する場面は、息を呑みましたが、そのあとは緊迫感も薄れました。 好き嫌いのはっきり分かれる本だと思います。
便利な生活は二酸化炭素という毒を持つ
「ある朝、航空機工場より1機の新型ヘリが飛び立ち消えた。そしてそのヘリを見に来てた子供もいなくなった。事件発生後、暫くして航空関係者、その子の親のところに犯人から脅迫状が届いた。日本全ての原子力発電所を停止せよ。そうしなければ新陽原子力発電所の真上で待機させているヘリを落とす。同時にヘリの中にいる子供も死ぬことになる。」  序盤は、悪くないのですが、話が面白くなりませんでした。理由を箇条書きにする。@話が単純だったこと。上記のあらすじでほぼ網羅しております。A犯人の動機が薄い。話が長すぎて覚えてないし、存在感がない。B登場人物が多すぎる。  この小説では、犯人の要求に応じるため、一部の原子力発電所を停止させ、その為に政府は国民に対し電気の使用を控えるように呼びかける。工場等も止めるほどの徹底振りだった。これは、世界各国が今行っている地球温暖化防止対策の京都議定書みたいだ。日本は2008から2012年までに1990年比で、CO2を6%削減することになっている。しかし実態は、2005年度で7.8%増加し、2010年の見通しとして、2%オーバーとなっている。便利な生活は二酸化炭素という毒を持っている。それがわかっていながらやめられないのは、我々大人が痛い目にあわないからだ。今の子供たちに住みにくい地球、エネルギー資源の枯渇という負の遺産をもたらしていいのだろうか。ヘリの中の子供を救うために、各々出来ることをやろうじゃないか。
考えさせられる。
盗まれた巨大ヘリが原子力発電所の上でとまった。 犯人の要求は全ての原発をとめること。 要求が飲まれない場合はヘリが原発を直撃することに。 原発の安全性は?国は要求を呑むのか? 最初から最後までの緊迫した空気が非常に面白かった。 最後までどうなるかわからない展開。 犯人は分かるけど動機が最後までわからなく、 続きが気になって一気に読んでしまいました。 今まで原発なんて身近になかったので 生活の一部として考えていなかったけれど 実はとても重要な役割を果たしていることを知った。 放射能が漏れたらどうなるかなどの危険性はもちろん、 それ以上に原発の存在がどう人々の心理を左右するか。 原発の近くに住む人の心理。 犯人を追う刑事の原発に対する心理。 原発で働く人の心理。 一部始終をカメラを通して知る多くの国民の心理。 どれも丁寧に書かれていて、 正しい答えは一つではないのだなと実感した。 読んでいて考えさせられる一冊でした。

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 更新日 2009年5月10日(日)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク

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