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機動戦士ガンダムUC (7) 黒いユニコーン (角川コミックスエース) ハリー・ポッターと謎のプリンス ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下巻2冊セット (6) 名探偵の呪縛 (講談社文庫) 秘密 (文春文庫) 悪意 (講談社文庫) スカイ・イクリプス―Sky Eclipse (中公文庫) 本人 vol.09 英雄の書 下 英雄の書 上 秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)
機動戦士ガンダムUC (7) .. ハリー・ポッターと謎のプリンス.. 名探偵の呪縛 (講談社文庫) 秘密 (文春文庫) 悪意 (講談社文庫) スカイ・イクリプス―Sky E.. 本人 vol.09 英雄の書 下 英雄の書 上 秋期限定栗きんとん事件〈上〉 ..

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機動戦士ガンダムUC (7) 黒いユニコーン (角川コミックスエース)

[ コミック ]
機動戦士ガンダムUC (7) 黒いユニコーン (角川コミックスエース)

・福井 晴敏
【角川グループパブリッシング】
発売日: 2008-12-24
参考価格: 693 円(税込)
販売価格: 693 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 440円〜
機動戦士ガンダムUC (7) 黒いユニコーン (角川コミックスエース)
福井 晴敏
カスタマー平均評価:  4.5
風雲急を告げる第7巻
 第6巻の分を取り戻すようなスピード展開。戦闘場面も恋の修羅場もひっからまって、一段落するまで進む。ブライト司令の古狸さ加減が頼もしい。  カプールとかザク1とかドワッジとか、既存のMS名が出てくると、それだけでイメージが浮かび、混成部隊の奇妙さや必死さが想像できてしまう。これって特殊な世界だなあ、と思った。やはりガンダムは既に一つの文化である。作品の雰囲気は、全体的にゼータ・ガンダムの世界観に近づいてきた感じだ。  今作で超人的に大活躍するのはジンネマン。おっさんすごすぎます。
8にも期待
バンシィとの交戦からわずかな時間で沸き起こる再びの戦乱。かつてのガンダムのパイロットがそうであったように戦いの渦に翻弄されるバナージを筆頭に、箱の存在によって歪まされていく登場人物たちの運命。亡霊と呼ばれる兵士やモビルスーツ、一年戦争の英雄たちの登場も物語を引き立てている。 4月発売の8にも期待したい。
決定的な意味を持つ、それぞれの再会と別れ
Z、ZZを経て逆襲のシェアに至るガンダムの世界観を自身ノべライズ化を手がけたターンAと違う形で総括し、資本主義が崩壊しつつある現代に自身の思想を投げかけ読者に主人公バナージと同様に考えそして行動を促す福井氏のガンダムユニコーン 本巻では起承転結の最終章、つまり最後の決着が描かれるであろう宇宙へ首都ダカールでのテロ後の戦いを経てバナージ達が戻るまでが、数々の屍と4人の運命的な再開と別れを持って描かれます 多分にZ、ZZ、逆襲のシェアのシーンが再起されますが、それは原作者富野氏への敬意の表れと同時に、本小説がそれらの世界観・思想を引き継ぎ、更に発展・昇華させるものであるという著者の意思表示でもあるのでしょう 資本主義の崩壊は始まり、我々は新しい時代を自身、バナージやミネバと同様に切り開かねばならない時代に生きています。そして、著者はブライトがバナージから想起された想い(以下抜粋)を使って読者に自ら考え行動するよう働きかけます。本書は日本という国が今という時に必要とした広い世代と階層に向けた簡易ながら深みのある思想書ではないでしょうか? 「ひとりは無力でも、個人の意思の連なりが世界を闇の淵から引き戻すことだってある」 「複数の思惑が絡み合い、がんじがらめになった事態を突破し得るのは、調和という人が持つ可能性の力のみ」
クライマックスに向けて一気に加速
早いもので、もう七巻である。いつも単行本の終盤は大きな見せ場をつくってくれるが、今回も超弩級の展開が待っていた。二機のユニコーンの対決、ミネバの決意、ビスト家の光と闇、ジンネマンとマリーダの絆・・・。そしてラストには想像すら出来なかった二つの艦の邂逅があり、ユニコーンはさらなる覚醒を見せる。ファーストファンは宇宙世紀の新たなる歴史を目の当たりにする。物語は佳境に入りつつあり、今後はバナージ・ユニコーン対フロンタル・シナンジュの対決が本格化していくのだろう。この後の巻でも、今まで以上の盛り上がりを見せてくれること間違いなし。福井晴敏ほどの人が全霊を注いでガンダムを書くと、こうも素晴らしいものができあがるのか。当然今後も期待するが、もう一つ、ガンダム生誕30周年作品はぜひユニコーンの映像化をお願いしたい。
ガンダム・ノスタルジー
前巻から一変、怒涛のスピードで物語が展開します。 前巻の鬱屈から一気に覚醒したバナージの大活躍の戦闘シーンは 秀逸で、今後のフル・フロンタルとの決戦が楽しみです。 ブライトが権謀術を駆使するシーンや、ベルトーチカとの会話は 登場人物達のみならず、読んでいる読者にも時代を感じ、ノスタルジーを抱かせます。 富野ガンダムに魅せられた少年時代を過ごし、2児の父となった今でも ガンダムのアイテムには相変わらず胸躍らせてしまう私には最高の小説です。 近年のアニメシリーズには全く興味なかったのですが、 このガンダムUCは久しぶりに少年時代に回帰できる作品です。 さてリディはどーなってしまうのか? フロンタルは何者なのか? バナージ、ジンネマン、ブライト、ネエル・アーガマは果たして? そもそも箱とは? クライマックスに向けて物語はどんどん加速していきます!

ハリー・ポッターと謎のプリンス ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下巻2冊セット (6)

[ 単行本 ]
ハリー・ポッターと謎のプリンス ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下巻2冊セット (6)

・J. K. ローリング
【静山社】
発売日: 2006-05-17
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 3,990 円(税込)
 Amazonポイント: 39 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,390円〜
ハリー・ポッターと謎のプリンス ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下巻2冊セット (6) ※一部大型商品を除く
J. K. ローリング
J. K. Rowling
カスタマー平均評価:  4.5
ハリーの勇気と知性
この巻は魔法省大臣がコーネリウス・ファッジからルーファス・スクリムジョールに交代したことの説明から始まる。前巻までにおいて、ファッジはヴォルデモート卿復活の警告を無視し、ハリーやダンブルドア校長と対立を続けた。その魔法大臣の交代により、いよいよ魔法省とダンブルドア率いる不死鳥の騎士団が団結してヴォルデモート卿に対抗すると思わせる展開である。 しかし、現実は違った。スクリムジョールは戦うポーズを示すためにハリーを利用しようとしているだけであった。それを見破ったハリーは毅然として協力を拒否する。表向き人間は変わったとしても、組織の体質が変わるものではないことを示している。 私は購入したマンション・アルス東陽町301号室が不利益事実(隣地建て替えなど)を隠して騙し売りされたものであることを知り、東急リバブル(販売代理)及び東急不動産(売主)に抗議した。その際の特徴は担当者がコロコロ変わることであった。中には社会人としてのマナーもどうかと思われる担当者もいた。 そのため、新しい担当者に期待する気持ちも皆無ではなかった。しかし、金太郎飴の如く不誠実な体質は変わらなかった。その経験があるため、過去を水に流して協力を求める魔法省大臣の依頼を拒絶するハリーは痛快である。 翻って日本の政治に目を向けると、総理大臣の就任時は支持率が上がるという奇妙な現象が続いている。一体、何に期待しているのだろうか。日本の有権者にもハリーの勇気と知性を学んで欲しいものである。
ヴォルデモートの過去に迫る
最終巻の一歩手前。 ヴォルデモート卿の復活が公にされ、世界の状況はますます暗くなりますが、 この巻では、ハリーの物語は学校内に戻り、たんたんと進んでいきます。 薬学の授業でハリーがハーマイオニーを押さえて一番になるなど、楽しみどころもあります。 ダンブルドアからの個人教授など、ダンブルドアと行動を共にすることが多くなり、 結末に向けて謎が解き明かされようとしていきますが、、、 6巻でも謎はすべて解かれることなく大事な人が命を失う事に。 7巻でどう決着がつくのか、最終巻への期待がとまりません。
謎と旅立ちの巻。謎のプリンスも活躍。
ハリーがハーマイオニーよりも魔法薬学で良い点数を取る、って信じられる? ハリーが闇の魔術に手を染める、って信じられる? こんな事が起きるのも、時間を超えた書物の仕業。 大きな悲しみを乗り越えて、ハリー達はどこに向かうのでしょう。 著者ローリング女史が紙とペンの力を信じて描き出した魔法の世界。 愛と勇気と夢が伝わる半純血のプリンスの巻き。 はらはら、どきどきと、次回への期待をしっかり読ませてくれます。 謎のプリンスというのも良いタイトル。 読み直すも良し、映画を見るも良し、最終巻となる英語本に手をのばすも良し。 おおいに楽しませてくれるハリポタワールド、最高です。
謎のプリンスというタイトルもよいですね。
日本語のタイトル、いいですね。こういう訳のセンスが、全体を飽きさせない翻訳の源だと思います。 毎回、謎を残して終わる筋書きと、登場人物の性格をうまく表している表現。 私は、翻訳でハリーポッターのファンになっています。
Just testing
This is a testing. Please ignore this review. Thanks

名探偵の呪縛 (講談社文庫)

[ 文庫 ]
名探偵の呪縛 (講談社文庫)

・東野 圭吾
【講談社】
発売日: 1996-10
参考価格: 600 円(税込)
販売価格: 600 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 186円〜
名探偵の呪縛 (講談社文庫)
東野 圭吾
カスタマー平均評価:  3.5
込められた、東野氏の「本格小説」への思い
『名探偵の掟』同様、「名探偵:天下一」と「大河原警部」が登場するお話です。 ただ、『名探偵の掟』では語り手は大河原警部でしたが、こちらでは名探偵:天下一が主役です。 文庫はこちらが先に出たようですが、作品自体は『名探偵の掟』→『名探偵の呪縛』の順番に出ています。 私も他の方同様、『名探偵の掟』を読んだ後、こちらを読むことをお勧めします。 なぜなら、『名探偵の掟』を読み、天下一のキャラクターをある程度頭の中で作り上げておいた方が理解が速くなる個所がいくつかありましたし、「壁紙家殺人事件」「斜面館殺人事件」という名前を聞いた時、『名探偵の掟』を読んでその内容と解決に至るプロセスを知っていないと、深く楽しめないというのがあるからです。 また、一応、天下一が数々の事件を解決する流れとなっていますが、ここで本当に東野氏が書きたかったのは、東野氏自身の「本格小説」に対する思いであると感じました。 この作品は、特に269ページ以降が読み応えがあります。 特に269?270ページの天下一の思考は、そのまま東野氏自身の執筆に対する思いであるように思え、こちらにせまってくるものがありました。 東野氏自身、ただ「突拍子もないトリックで読者を驚かせる」だけでなく、推理小説界全体や自分の執筆に関して、深く思いをめぐらしているのだなと、それまで「単なる流行の作家」ととらえていた自分の考え方を、ちょっと反省したくなりました。
初心に帰るための一冊
東野作品初心者の私が『名探偵の掟』の次に読んだのがこの作品です。 『名探偵の掟』とは違いコメディー要素はありません。 この作品に笑いを求めてはいけないと思います。 また、本格的なミステリー要素も求めてはいけません。 『名探偵の呪縛』は、作者の「本格推理小説」に対する思いが強く込められた作品になっています。 作者自身の思いが述べられている最後のページでは、胸が熱くなりました。 この作品は「初心に帰るための一冊」といっても良いのではないでしょうか。 読者の方もいろいろと考えさせられる作品です。
不思議な感覚
本作は、著者が架空の街に紛れ込んだ上に、 天下一探偵という役割を与えられます。 そして、密室殺人を始め、トリッキーな事件の数々を解決していきます。 キーワードは「本格推理」であり、 架空の街にはかかる概念が存在しないとされていることから、 天下一青年の推理は驚きをもって受け止められます。 さらに、事件の被害者たちが接してしまったタブーとは何なのか? この辺りは「薔薇の名前」を彷彿とさせます。
名探偵の掟の次に読み、数年後に再読しましょう
この作品単体で当たり・ハズレを評価するのは間違いだと思います。 「名探偵の掟」で近年の本格推理への中傷と皮肉、そして本作品でその本格推理への熱い思いを書いているといってもいいのではないでしょうか? 要するに、ミステリーファンといいながら、深く考えずに読み進み「やっぱりこいつが犯人だったか」と、実は当たってもいないくせに言い当てたつもりで読んでる読者に対する失望と叱咤激励が含まれてる気がします。 この本を読む前に一通り東野圭吾作品に限らず色々な本格推理小説を読んでから読むと、東野圭吾の推理小説に対する熱さが伝わってくる作品だと思います。
WHO  DONE  IT  ?
〈天下一〉シリーズ2作目。 図書館を訪れた作家の「私」は、いつの間にか 別世界に迷い込み、探偵・天下一になっていた。 しかもそこは、「本格推理」という概念が 存在しない街だという…。 前作『名探偵の掟』は、その愛ゆえに、著者が 「本格推理」のお約束をネタにした 自虐的パロディ集でした。 (その実、「本格推理」初心者にとっては、  最もわかりやすい入門書でもある、  という側面も持っていましたが) 本作は、著者の「本格推理」に対する 「信仰告白」ともいえるのではないでしょうか。 やや感傷的ではあるものの、 その思い入れの深さに胸をつかれます。 また、作中で起こる個々の事件とは別の次元で、 本作自体が〈フーダニット〉(=犯人探し)的趣向 となっています。 察しのいい方は、あらすじを読むだけで わかってしまうかもしれませんが、 誰が「犯人」で、「被害者」とは誰のことなのか、 推理しながら読み進めてみてください。 本書は、「本格推理」という要素を除いても、 〈喪失と再生〉の物語として読むことができ、 一種の教養小説にもなっています。 人は、決して同じ場所にとどまることはできず、 変化していかざるを得ない存在です。 しかし、失っていったものもまた、 紛れもなく〈今の自分〉の一部であるのです。

秘密 (文春文庫)

[ 文庫 ]
秘密 (文春文庫)

・東野 圭吾
【文藝春秋】
発売日: 2001-05
参考価格: 700 円(税込)
販売価格: 700 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 100円〜
秘密 (文春文庫)
東野 圭吾
カスタマー平均評価:  4
本当に後味が悪い作品でした。
 東野圭吾さんの本をはじめて読みましたが読んで後悔しています。途中まではよかったのですが...最後にあんな残酷な終わり方はして欲しくなかった。私も静美さんの意見と全く同じです。ありえないことですが仮に小説のようなことがあって、体が変わっても直子は直子であって藻奈美ではない。元々気持ちは夫婦なのだから父娘になろうというところに無理があるのです。後半で直子が平介を騙して?藻奈美になりきったのは平介を思っての行動と作者はいいたかったのかもしれませんが、そうは思えません。平介と二人の秘密である結婚指輪をぬいぐるみから取り出し平介もよく知っている時計屋さん?に加工をお願いするなんて事したら平介にバレバレじゃないですか!本当に平介のことを考えているのであれば絶対に平介にバレないようにしなければ無駄に平介を苦しめるだけです。それに今は一生独身を通す女性も多いのだから藻奈美(直子)もこんなややこやしい状況で無理に他人と結婚する必要はなかったのではないと思います。直子のとった行動は人を思いやっての行動のように見えますがとても残酷で、女性の私でも絶対に同調できません。直子は平介には自分のことをいい思い出と共に思い続けてほしいから本当のことを言わなかったのではないのでしょうか?人にはたとえようのない苦しみを残しておいて、自分の幸せを考えてしまうとても勝手な人間だと思います。いっそのこと直子が”私はあなたの娘の体になってしまったので、残念ながらあなたとはこれ以上夫婦でいられません。私達の将来を考えるとこのままでいてもしかたがないので、私は藻奈美として生きていきます。ですから(気持ちの上で)別れてください”とはっきり言ったほうがよっぽどすっきりする。そうすれば平介ももっと早く直子をあきらめることができたでしょう。だいたい藻奈美ちゃんの魂はどうなっちゃったんですか?藻奈美ちゃんだって人格があったでしょう?誰(平介と直子以外の人)にも藻奈美の魂の”死”すら気づかれず、可哀想じゃないですか。  それでも直子が平介との結婚指輪を作り直して新しい結婚のための指輪にしたのは直子が今でも平介を愛していて魂は平介の妻であるとの表れなんだ。」とか「実は最初から直子の魂が藻奈美の体に移ったのではなく、小説の途中で直子が話していたように本当は二重人格だったとか」...さらには「一時的に直子の例が藻奈美に憑依していただけで、本当の藻奈美の魂が帰ってきていたとか」...少しでも後味をよくするように自分なりの解釈をしてみましたが、それでもこの後味の悪さは拭えません。  できれば東野さんに直子が結婚後やはり平介のことが忘れられずに戻ってきたとか、やっぱり藻奈美が一時的に二重人格なだかえだったとか続きを書いてもらいたいくらいです。本当に後味の悪い小説でした。初めて読んだ東野さんの小説がこんなのだったからもう他のものは読みたくありません。しばらくいやーな気分が続きそうです。でも感情移入しすぎですね。さっさとブックオフにこの本売りにいきます。
後味悪すぎ。
この秘密は東野圭吾の傑作の一つとよく言われますが、残念ながらそうは思えない。東野作品をいくつか読まれてる方は理解されると思うが、この作品や容疑者Xの献身、さらに白夜行と傑作と謳われる作品は何故か後味が極めて悪く、身勝手な登場人物の行動が物語の結末になってる気がする。直子って本当に子供のことを思って行動していたのだろうか? 最初は娘の(精神的な意味での)死を嘆いていたのかもしれないが、この結末からすると、人生リセットできてラッキー(笑)とか考えていたようにも思える。平助が疑念のあまり過剰で陰湿な行動に出たあたりから「早く、この男からおさらばしなきゃ」と思ったとも考えられてしまう。どうも、最近はそういう人間的に利己的で嫌らしい欲望まで世間では「愛」と呼んでも差し支えないらしい。東野さんはストーリーテナーとしては面白いし、読ませる力はあるけど、人間の嫌らしさばかりが目立った作品が多く、読後に何かが残ったってことは余りないよね。そういう意味じゃ一度読んだらブックオフ行きが一番多い作家さんじゃないかと・・。
救いがない
東野圭吾の名前は知っていても作品を読んだ事はなかった。多くの原作がテレビドラマや映画化されている作家だとは知っていたけど、読まず嫌いでいた。アマゾンでのレビューを読んでみて、どんなもんかと買ってみた。 幾人かの方も書いておられるが、こんなに読み進めるのが苦しい小説は初めて読んだかもしれない。男だからか、平介の目線になってしまい、高校生あたりの下りは胸が締め付けられるようで、苦しくてしかたなかった。ラストに明らかになる「秘密」。 なんとも形容し難い気持ちになる。とても感動なんて出来ない。唖然、呆然。一晩泣き続けた直子がとった、時間をかけて藻奈美と直子をすり替えていく過程は直子にしてみれば、自分を完全に殺さなければならないと思えば、それはとてつもなく辛いことなのかとも思う。 けれど、自分の妻が、いくら姿形は娘とは言え、他人と結婚し、それを父として送り出すなんて、こんな残酷な最後に絶句した。時計屋の店主が言わなければ知らずに済んだ事かもしれない。けれど、、、 「もう一人の分だ」そう言ったあと、泣き崩れる平介に僕はかける言葉が見つからない。平介にも、直子にも、どこにも救いがないと、やりきれなさばかりが胸を突き上げる。藻奈美はこんな風になってしまった自分の人生を、両親をどんな思いで見つめているんだろう。こんなにも虚脱感が読後に襲う小説、僕は人には薦められない。
余り深くない
ドストエフスキーの悪霊を読んだあとだけに、読み易くて、読み物として楽しめた。ただ、ラストは想定の範囲内だし、主人公に感情移入しつつ読んだつもりだが、全体的に深い物は感じない。感動された方も多いようだし、若い世代や、娯楽として読書をされる方にはお薦めできる。中年男の私にとっては、別に読まなくても良かったというのが正直なところ。
どちらともいい難い
前半の描写では事故で娘を亡くしたことへの悲壮感が全く伝わってこず、あまつさえ魂が入れ替わっていることを楽しむ余裕さえ感じられ、まるで何かのコントを見ているような気分になった。 子どもを亡くした両親の心の傷はこんなもんじゃ済まないだろうと。 この作品には親にとっての子どもという存在を軽く書きすぎているような箇所が時折見られる。 しかし直子が高校に進学してからの先輩の件や、ラストに至るまでの胸が張り裂けそうになる展開は一級品でそれだけでも十分楽しめた。 手放しでは褒め難いし、嫌悪してしまう人がいるのも理解できるが、私はこれを読めてよかったと思う。

悪意 (講談社文庫)

[ 文庫 ]
悪意 (講談社文庫)

・東野 圭吾
【講談社】
発売日: 2001-01
参考価格: 660 円(税込)
販売価格: 660 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 90円〜
悪意 (講談社文庫)
東野 圭吾
カスタマー平均評価:  4
悪意に理由はない
人間の心の奥底に潜む理由なき"悪意"― その、一種の執念とも言えるものをここまで徹底的に突き詰めた東野さんに感服。 手法も斬新で、犯人の手記と加賀刑事の記録、独白、回想・・と、それぞれの側から交互に語られていく。 なので、前半で早くも犯人が分かってしまって、まさか後半全部使って種明かし?と、一瞬興ざめしたのもつかの間。 物語はそこから二転三転し、最後には「やれれた!」と叫んでしまった。 ものすごくダークだが、数ある東野作品の中でも個人的に上位にランクインする1冊。
内容と読後感
がかなり気持ち悪い。そして動機が、おそらく意図的にスッキリしないように描かれてるため私には受け入れられなかった。
最後までグイグイ引っ張る
本作は、ある人気作家の殺人事件を巡り、 被疑者となった友人と彼を追及する刑事との回顧を交互に配置して、 鮮やかなアリバイ崩しや、それをはるかに上回る事件の背景、 さらにタイトルともなった大小の悪意、 そして、本件の動機ともなった底知れぬ悪意を描き出すものです。 早い段階で犯人は明らかになるものの、 一見単純とも思えた事件の背景と動機とが二転三転していきます。 ちなみに、本件に描かれた細かい設定はすべて意味を持っています。 よもや、本件がこれほどの拡がりを持つとは…。 思わず、真相を追う加賀刑事と同じ感想を抱かされました。 また、真相につき、加賀刑事も思い当たる節のある、 大きな社会問題についての問題提起が織り込まれているのも秀逸だと思います。 決して後味は良くありませんが、一読に値する作品です。
す、すごい小説・・・
手記のみで事件が進んでいき、 しかもその内容が真実とは限らない・・・。 とっても斬新な描き方で東野圭吾すげー! と思わずにはいられませんでした。 どんでん返しも1回のみではありません。 繰り返し読みたくなる小説もそんなにないですが、 これは間違いなくもう1回読みたくなります。 伏線につぐ伏線の数々!ほんとに東野圭吾スゴイです。 読んでる途中でも何度となく読み返しました。 犯人の悪意もほんとに陰湿で そのためにここまでするか!?と言いたくなります。 伏線好きならぜひ。
加賀恭一郎シリーズ
東野圭吾の大得意であるミスリードを最大限に生かした作品かと思います。 最初から最後まで騙され続けました。 まさかこんな所で著者の術中にハマっていたのか!!?という感じです。 発端の殺人事件は割とあっけなく解決してしまうのですが、それこそがこの物語の序章だったとは終盤に入ってやっと分かりました。 その捕まった犯人が決して語らない「殺人の動機」。 この作品は、 人が殺人を犯す動機はなんなのか? この事に焦点を当てて加賀刑事が推理していく事で進んでいきます。 あらすじの説明をもう少ししたいと思ったのですが・・・難しいですね。特にこの作品は。 とにかく、東野圭吾の読者の意表をつく作風が好きな人は読んでみましょう!! とんでもない結末に驚くことかと思います。

スカイ・イクリプス―Sky Eclipse (中公文庫)

[ 文庫 ]
スカイ・イクリプス―Sky Eclipse (中公文庫)

・森 博嗣
【中央公論新社】
発売日: 2009-02
参考価格: 580 円(税込)
販売価格: 580 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 521円〜
スカイ・イクリプス―Sky Eclipse (中公文庫)
森 博嗣
カスタマー平均評価:  5
機体の揚力
何の予備知識もなしに書店で「スカイ・クロラ」を手にとって以来のファンです。雲海の上を飛びながらキャノピー越しに外を見ているかのような独特の感覚は、本書でも健在でした。あいかわらず予備知識なしに買っちゃう人なので、途中まで読み進んだ後で短編集であることに気がついたのですが、特に違和感もなく読み進めることができました。あえて注文をつけるとすれば空中戦のシーンがもう少し欲しかったかな。

本人 vol.09

[ 単行本 ]
本人 vol.09

・ひろゆき 堀江貴文 宮藤官九郎 中川翔子 峯田和伸 北村道子 安永知澄 Chim↑Pom 岩井志麻子 小明 井口昇 吉田豪 中村うさぎ 海猫沢めろん
【太田出版】
発売日: 2009-03-10
参考価格: 998 円(税込)
販売価格: 998 円(税込)
 Amazonポイント: 9 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 599円〜
本人 vol.09
ひろゆき 堀江貴文 宮藤官九郎 中川翔子 峯田和伸 北村道子 安永知澄 Chim↑Pom 岩井志麻子 小明 井口昇 吉田豪 中村うさぎ 海猫沢めろん
新井英樹 東村アキコ 青山景 皆川猿時 管野旋 天谷すみれ
カスタマー平均評価:  3.5
相手の中身を 通して対話する
「2ちゃんねる」や「ニコニコ動画」を作った ひろゆき氏へのインタビュー ビビらず回避するスタンスの彼は、 システムを構築するのが好きだと言う。 以下、全部ひろゆき流での思考法 * 頭のイイ人 悪い人 * 深入りしない人間関係 * 一般的な解釈とは違う、自由について * 仮説の立て方 人や現象を分析するのが好きな人は、 興味を持って読めます。 スタイリスト、北村道子さんへのインタビューは、不愉快。 第一印象として凄くも偉くもないのに偉そうで。 それとも、インタビュアーがよほど非礼で非道かったんだろうか・・・ 矛盾した批判がお小言のように続く。 北村道子さんは、熱く、本気で対話をしたいのに、 受け手が捉えきれないまま、進んでしまう。 ↓続きはコチラ http://johnjohn.jp/blog/jb/mkt/archives/2009/04/honnin-vol09-hiroyuki.php 「忙しい人のための楽習塾」 利益を上げる読書術とは? http://johnjohn.jp/blog/jb/mkt/
山崎邦正の狂気
本人より本人に詳しい吉田豪によるインタビュー。 TEAM-0の東京進出や解散における秘話満載。 しかしなによりも、山崎の狂気に対する感覚が鋭い。 解散し、一人になってしまった山崎が求めた狂気。 全てを失い、なにも出来ないからこそ、 なんでもやってやるという結論に行き着く。 結局、自分は普通であることに気付いたようだが、 狂気を求める動作に、ある種の怖さを感じた。 山崎邦正はアホで売っていると思っていたが、 意外なほどに彼の言葉には語彙が豊富。 心理学の勉強もしているらしい。 芸人は馬鹿ではできないというが、 この世界で20年出続けている凄まじさを感じさせられた。 他にもひろゆきインタビューはボリューム満載。結構読み疲れます。
個人的な感想
作家陣の作品のクオリティは置いておくとして特に今回、目に付いたのが堀江貴文や岩井志麻子の読み切り。そして宮藤官九郎、峯田和伸(銀杏BOYS)の連載終了。うーん…なんかヤバくないか?本人。編集後記では新連載や連載終了の唐突な変動はマンネリ化を防ぐためと書かれているが、文芸誌を今まで手に取ったことのないバカ大学生である私はそれで大丈夫なのかと言いたくなるくらい不安でいっぱいだ。なんか私が創刊号を買った時のhon-ninの魅力って文芸誌で見かけないようなメンツの作品が読めるということだったわけだが、今の本人は文芸誌で見かけるメンツが揃いつつある(と思う。そんなことないんだったら申し訳ない)。真っ先に読んだのは山崎邦正のインタビューだもんなぁ…。
自分強姦殺人事件
中村うさぎの連載、恐ろしい! 全巻読み返しました。
ひろゆき、語りまくり
他にはホリエモンの記事としょこたんのマンガが良かった。

英雄の書 下

[ 単行本 ]
英雄の書 下

・宮部 みゆき
【毎日新聞社】
発売日: 2009-02-14
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 1,680 円(税込)
 Amazonポイント: 16 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 989円〜
英雄の書 下 ※一部大型商品を除く
宮部 みゆき
カスタマー平均評価:  3
期待していただけに…
主人公・ユーリが小学生というのは、どうにも無理過ぎました。 オルキャストは、子供でなくてはならない。 兄が中学生だから、彼女は小学生にしなくてはならなかったとしても、やっぱり小学生じゃないですよね…。 作品の序章が長すぎて、なかなか物語に入っていけない。 世界観を描くためにページを使い過ぎたのでは…? 新聞の連載だったせいか、全体の配分が悪かったように感じます。 最初にページを割き過ぎた割に、尻つぼみに終わってしまったような…。 ブレイブ・ストーリーでも感じたのですが、物語の山の一つでもある戦闘シーンの描写が宮部さんは、あまりお上手じゃないかも…。 兄を追いやった中学生たちや、先生達に対する憤りは伝わるのですが、結局、犯してしまった罪が重すぎて救いがなかった。 ご自身が紡ぐ人である宮部さん、ファンは期待しております。 期待していただけに、ちょっと中途半端でザンネンでした。
物語としては出来上がりであるが・・・
 物語としては出来上がったようですが、ハッピーエンドではないので、読み終えた今はかなり複雑な気持ちです。展開がすばやく進む部分もあるので、もう少し膨らませて3冊くらいにした方が、個人的には良かったです、ハッピーエンドを含めて。  宮部氏の著作のラストシーンはこんなパターンが多いような気がします。後味の悪い方が印象に残るということなのでしょうか?
宮部みゆきの物語観、世界観に触れる
物語が映像として頭にどんどん描かれていくので、まるて映画を観ているかの様。 作者のゲーム好きが現われているせいなのか、本書を読んでいる最中、 過去に親しんだゲームのBGMが脳内を駆け回ったりもしました。 ストーリーの本流は、少女が行方不明の兄を探すために異世界を旅する、というもの。 ファンタジー小説です。 その旅の最中で仲間と出会い、困難のぶつかり、希望と絶望を体験する。 そうして少女は一つの成長をする。 ファンタジーの要素がこれでもか、というくらいふんだんに盛り込まれています。 少年を主人公にしたブレイブストーリ?と似た路線をたどりながら、 少女を主人公に配したことにより、まったく別のストーリーが成立しています。 小説版ブレイブストーリ?ほど、主人公が絶望的な体験をするわけではないので、 割合と明るい気持ちを保ったまま、一気読みができます。 15歳前後の主人公を描くのが多かった宮部みゆきが、 15歳前後の兄をもった小学生の少女を主人公にしたという意味でも、 新鮮な一冊。 宮部みゆきの世界観、物語感を垣間見ることもできます。
全体的に悪い印象はないのですが…
ここで出てくる冒険の結末としては、単なるファンタジーでなく、「いじめ」「10代の犯罪」という、現実問題も絡ませている小説と考えると、あのような結末で納得がいきますし、全体的に私は悪い印象は持っていません。 ただ上巻に比べ、やや評価を落としているのは、下巻に入り、「灰の男」(アッシュ)の領域(リージョン)に入り込んだあたりで、さまざまな事柄が入り組み過ぎて解釈に非常に手間取りページをめくる手が滞ってしまったことが挙げられます。 また、結末に向かうにあたり、「先が気になってしょうがない」というよりは、「思わせぶりな言動で、結末を先延ばしにしている印象」があったのも事実。 そして最後は確かに続編が出てきそうな終わり方であり、正直、アジュと再会してほしいと思うのもあるのですが、これで続編を書いてしまったら、この話は永遠に終わらないような気もしますので、ここで終わらせておいた方がいいのかもしれませんね。
うまく評価できません。
すべて読み終えてみると、厳しく評価した上巻の方が、 まだ面白かったかも。 ”友里子の冒険”がメインになるあまり、 現実世界で兄が起こした殺傷事件がうやむやになり、 これでいいの?!と思ってしまいました。 最後の最後に関しては、 続編を匂わせているような気がするのですが、 わたしとしては、「英雄の書」はこれで終わらせてほしい。 宮部作品を長いこと読んでいますが、 ここまで疑問ばかりが残った作品もなかったかと。 あとがきの作者の思い入れとは反比例した感想です。

英雄の書 上

[ 単行本 ]
英雄の書 上

・宮部 みゆき
【毎日新聞社】
発売日: 2009-02-14
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 1,680 円(税込)
 Amazonポイント: 16 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 950円〜
英雄の書 上 ※一部大型商品を除く
宮部 みゆき
カスタマー平均評価:  3.5
ロードオブザリング?
 宮部みゆきは「私の好きな作家ベスト10」からはずれたことのない作家です。今まで彼女の作品を途中で投げ出したことはなかったのですが、これがその初めての本となりました。  「ロード・オブ・ザ・リング」と「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」を足して2で割ってぬるま湯で10倍くらいに薄めた感じです。残念っ!
感情移入しづらい冒険小説
宮部みゆきの新作。著者の作品は必ず読んでいますが、著者の構築する 世界観の緻密さには、いつも感心させられます。 主人公は小5の少女、兄を助ける為に冒険に旅立ちます。ストーリーが どんどん展開し、楽しく読み進んでいけるエンターテイメント小説と なっています。イメージがどんどん広がる細かな記述もあいかわらず。 加えて、本著では、著者が愛する”物語”に対する敬意、愛情が心地 良いです。 但し、主人公にはなんとなく感情移入ができず。自分とは年が離れ過ぎ ているからか(『ICO』や『ブレイブ・ストーリー』は大丈夫だったのに)、 あまりに主人公が理性的だからか。。。 個人差があるとは思いますが、僕としては、ちょっとだけ消化不良な 感触が残るファンタジーです。
まんねり物語
宮部作品の典型的ストーリー、子供が主人公のアドベンチャー作品。主人公ユーリの兄の死体は一体どこに?つじつまの合わない箇所が多すぎ。しかもエンディングは次回作を示唆している。やり過ぎ感が多々ある。これまで、ほとんどの宮部作品は読み尽くしてるが、そろそろ飽きた。宮部さんを知ったばかりの人向け作品。「タンスの扉を開けると・・その先は・・」と」どっかにあったような、ベタな始まりに慣れてる人は、この作品が良いかも。
設定が理解できない
無名の地の設定が甘いような気がする。 何もかも無、名前無きモノなのではないのか? キャラ設定も甘いような気がする。 物語、紡がれたモノが「善悪」を生み出す? 善悪の区別すら物語が決める? う?ん、ついていけない・・・ 物語にこだわるのなら、もっと言葉(言霊)のような 設定が必要なような気がする。 本当はもっと長い物語にするつもりだったのでは?
またひとつの宮部みゆきワールド
難解だった。それは、「模倣犯」のような、一見関係のない登場人物が最後には見事にひとつのつながりとなるようなものでもなく、「ブレイブストーリー」のような冒険物とも違っていた。江戸人情の世界を描いた時代物の世界でももちろん無い。宮部みゆきの創造力とは、いったいどこに源泉があるのだろう。 主人公は、小学生と人間がつむぎだした数々の本。そこに、みゆきワールドが広がる。根気のある人にはお勧めの書だ。

秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)

[ 文庫 ]
秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)

・米澤 穂信
【東京創元社】
発売日: 2009-02
参考価格: 609 円(税込)
販売価格: 609 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 525円〜
秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)
米澤 穂信
カスタマー平均評価:  4
タイトルとカバーイラストは
いいと思う。でも、やはり読んでていらいらする。 小市民という言葉が、やたらしつこく不愉快に響く。 主人公が周りの人を見下しているようにしか思えなくて。このシリーズは1作目から読んだはずだが、これほどはイラつかなかった気がする。 小市民を装って生きているけどほんとは小市民になりきれないぼく、というのは、それこそものすごく小市民的な発想だよ、と主人公に言ってあげたくなるのだが。
小鳩くんと小佐内さんの恋人
小市民を目指す、なぞとき好きの小鳩くんと 復讐好きの小佐内さん。 つきあっているフリをしていた二人だけど その関係は解消された。 そして二人はそれぞれ恋人ができ、 小市民らしい生活を送っていた。 けれど小佐内さんの恋人というのが 相次ぐ放火事件に執着し、 それを学校新聞に書きたいという瓜野で。。 事件は放火といっても小規模なものですが 次第にエスカレートしていきます。 学校新聞に情熱を燃やす瓜野は、それを追いますが その陰に小佐内さんを見つけた小鳩くんは。。というお話ですが ミステリー以上に驚かされたのは、二人が別々にいること。 前回のラストでわかっていたはずなんですが、うーん。 改めて別々に恋人とかできちゃうと、なんか違和感。 お話の語り手も、多くを瓜野がしめていて その目から語られる人物像もいつもとは違い、おもしろかったです。 堂島君を守旧派か臆病者、とは。。。 そんな印象をくつがえす学校側と堂島君のやりとりは爽快。 でもそろそろ、小鳩くんと小佐内さんの活躍が見たいです。
予想外の展開でしたが楽しかったです
 待ちに待った小市民シリーズの最新刊です。  「春季限定いちごタルト事件」「夏季限定トロピカルパフェ事件」から続くこのシリーズは、高校一年生の二人、小鳩常悟朗と小佐内ゆきの二人が、さまざまな事件を一般の人には目立たないようにさりげなく解き明かしていくというもので、二人の偽装ぶりとキャラクターが魅力的でした。天才的な謎解き能力をもつ小鳩、彼に勝るとも劣らない知力と復讐への暗い欲望をうちに秘めつつも外見はまるで中学生のような小佐内ゆき。どちらも実によく計算されたキャラクターで、特に小佐内ゆきの甘いスイーツへの偏愛と数々の仕込みは超絶的に破壊力がありました。  その二人の関係が激変、緊迫した状態となった前作から、はや幾年。  ファンや関係者は非常にやきもきしていたわけですが、ようやく続きが出ました。しかも、上下二巻組です。  早速前作のラストから二人の関係はどうなったのかと興味しんしんで読み始めたら、なんという驚愕の展開か、二人はきれいさっぱりと別れて、それぞれがそれぞれに新しい彼氏・彼女を作るではありませんか。小鳩は「ジョーって呼んでいい?」なんて言ってくる可愛い系の女の子に告白されるだけならまだしも小佐内さんのことをモノローグでは「嘘つき女」と表現しています。一方、小佐内さんは小佐内さんで年下からの告白に「わたし、はっきりした男の子って好きよ」なんて言って相変わらずのスイーツデートをしております。  その新しい彼氏であるところ年下の男の子の瓜生くんが追いかけている、市内連続放火事件(といっても最初はボヤくらいの話ですが徐々にエスカレートしていく)よりも二人の青春模様に気を取られていると、さすがは米澤先生。少しずつネタを仕込んでおられます。気がついてみれば、その関係すらも何かのネタではないのかというような何かが裏で動き始めます。上下巻ということで、全貌は明らかにされませんが、二人は結局その能力を使う事を余儀なくされるようです。果たして事件の真相は? 二人の恋愛は? 本当に恋愛として進んで行くのかそれとも、、、、。  幸せなことに、これで下巻がいつ発売かわからないとその凶悪な引きに怒りを覚えるところでしたが、来月には下巻が読めるようなので、とても下巻が楽しみです。予想を裏切る展開でしたが、とても面白かったです。
期待を裏切らない内容でした
 ついに出た『小市民』シリーズ第三作目。今まで小鳩君による一人称(そうでない部分もありましたが)で進行されてきましたが今回はもう一人、新キャラの瓜野君という語り手が増えます。  あの夏休みが終わり、二学期。小鳩常悟朗は一枚のメモを受け取った。内容は呼び出し。差出人はクラスメートの仲丸十希子。その用件は――  新聞部では問題が起きていた。一年生の瓜野高彦は学外のネタを学校新聞に載せたいと考えていたが、部長である堂島健吾に反対されていた。彼にはいいところを見せたい相手がいる。その相手の名は小山内ゆき。瓜野君は小山内さんにいいところを見せることが出来るのか?!  目次を見ると章題に季節が入ってます。最初は『秋期限定?』だから物語の舞台は最初から最後までずっと秋で、これは何かの比喩表現かと思いました。  違いました。  今回一気に時間が進みます。  その長い間の小鳩君と小山内さん、そしてその周囲の人々がどう動くのかを楽しみ、そしてどんな結末を迎えるのかと下巻の内容を想像する。こんな贅沢な楽しみが出来る作品はそうないかと思います。しかも下巻の発売が3月11日。そんなに待つことなく続きが読めるというのも嬉しいです。  シリーズ一作目の『春期?』からずっと小鳩君と小山内さんはセットで動いていたので、彼らが「普通」の人から見るとどう映るのか、あまり気にしてませんでした。今作は小鳩君の推理癖だとか、小山内さんのスーイツ好きが変に浮いています。それがなんか新鮮。彼らがどうして『小市民』を目指そうと思ったのか少し、分かった気がします。
下巻が待ち遠しい
小市民シリーズもとうとう『秋』まで刊行されることになった 小市民シリーズ既刊の作品を未読の方はやはり『春期限定いちごタルト事件』から読むことを薦める 登場人物たちに惹かれたならば、おもしろさが倍増する 肝心の内容だが上巻では謎と謎解きが少ないように感じた 下巻においしいところが詰まっているとのことなので下巻に期待しよう 上下あわせて一冊だ それにしても、小佐内ゆきは魅力的過ぎる

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 更新日 2009年5月10日(日)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク

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